JPH03218655A - スペーサテープおよびその製造方法 - Google Patents

スペーサテープおよびその製造方法

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JPH03218655A
JPH03218655A JP7834290A JP7834290A JPH03218655A JP H03218655 A JPH03218655 A JP H03218655A JP 7834290 A JP7834290 A JP 7834290A JP 7834290 A JP7834290 A JP 7834290A JP H03218655 A JPH03218655 A JP H03218655A
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博 武井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスペーサテープ、特にはICなどの電子部品の
樹脂封止に使用されるテープ・オートメイテッド・ボン
ディング用に有用とされるスペーサテープおよびその製
造方法に関するものである。
(従来の技術) ICなどの電子部品の樹脂封止は耐熱性樹脂フィルムま
たはクロステープからなるテープ・オートメイテッド・
ボンディング(以下TABと略記する)用テープの上に
ICなどを載せて搬送しながらこれにボッティング樹脂
を被覆し、この樹脂を加熱硬化させるという方法で行な
われているが、この樹脂封正についてはTABテープ上
のIC、ボッティング樹脂、リード線等の接触をさけて
、これを保護するために樹脂フィルムの長子方向の両端
部をエンボス加工したり、樹脂フィルムの両端部に等間
隔に穴をあけてここにピンを出したりしたものをスペー
サテープとして用いてT,ABテープを積層し、複数個
のICなどを同時にボッティング樹脂で被覆し、TAB
テープと共にスペーサテープをリール状に巻き取り、乾
燥機中で樹脂を硬化させてTAB製品を製造するという
方法が行なわれている。
(発明が解決しよとする課題) しかし、このスペーサテープを用いる場合にはこれを繰
り返し使用していると、スペーサテーブが繰り返.しの
応力変化、加熱によって変形するために当初はスペーサ
テープの存在によって正常に保持されていたTABテー
プ上のICなどの電子部品が、スペーサテープの変形に
よって各部位に接触するようになり、ボッティング樹脂
を変形させるという不利が生じ、TABテープにも応力
がかかるためにトラブルが発生するという欠点があり、
これにはまたボッティング樹脂をキュアするときに発生
するガスによってTABテープ上に載置されている電子
部品などが変色されるという異常が発生するという問題
点もある。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような不利を解決することのできるスペー
サテープに関するものであり、これは連続した耐熱性樹
脂フィルムまたはクロステープの長手方向の両端部上下
面に帯状のシリコーンゴムを貼り合わせてなることを特
徴とするものであり、これはまたこの帯状のシリコーン
ゴムをその上面および/または下面に、好ましくは長手
方向に対しほぼ直角に凸部または凹部を施してなるもの
とすることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは繰り返しの使用によっても変形
しないスペーサテープの取得について種々検討した結果
、TAB用テープを積層するために使用するスペーサテ
ープとしてシリコーンゴムを耐熱性樹脂フィルム又はク
ロステープの長手力向の両端部上下面に帯状に貼り合わ
せたものを使用すればシリコーンゴムが耐熱性、耐寒性
のすぐれたものであるのでボッティング樹脂を硬化させ
るための150℃程度の繰り返しの加熱によってもこれ
が変質したり変形しないこと、シリコーンゴムは圧縮永
久歪特性がすぐれているので長期間使用しても変形しな
いこと、またシリコーンゴムは屈曲性があるためにリー
ル状に巻ぎとることが可能であり、耐薬品性もすぐれて
いるのでこれをTAB製造におけるスベーサとして使用
したときにTAB製造の信頼性が向上するということを
見出すと共に、ここに使用する帯状のシリコーンゴムを
その上面および/または下面に、好ましくはその長手方
向に対しほぼ直角に凸部または凹部を施したものとすれ
ばボッティング樹脂の硬化時に発生するガスをこの凹凸
部で形成されるすき間から系外に排出させることができ
るので、電子部品の変色などの事故発生を防止すること
ができることを確認し、このスペーサテープの構造及び
その製造方法についての研究を行って本発明を完成させ
た。
以下にこれをさらに詳述する。
(作用) 本発明のスベーサーテープは耐熱性樹脂フィルムまたは
クロステープの長子方向の両端部上下面に帯状のシリコ
ーンゴムを貼り合わせてなる、特にTAB用スペーサテ
ープに関するものである。
本発明のスペーサテープの基材となるフィルムまたはテ
ープはこれがTABテープの搬送及びボッティング樹脂
の硬化用に使用ざれるものであり、したがってTABテ
ープ上にICなどの電子部品を樹脂封止するために使用
されるボツテイング樹脂の硬化温度、時間などの硬化条
件の繰り返しに耐えること、また後記するシリコーンゴ
ムとの一体成形時におけるシリコーンゴムの加硫条件(
温度、時間)に耐えるものであることが必要とされるこ
とから、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテ
ルサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ボリスルフ
オン、ガラスクロステープなどのような耐熱性樹脂から
作られたフィルムまたはテープとされる。また、この基
材としてのフィルムテーブはこれがTABテープの搬送
用に使用されるものであることから幅が35〜70mm
で厚さが50〜250μmであり、長さは通常数10〜
300 mのものとすればよい。
本発明のスペーサテープはこの基材としてのフィルム、
テープの長手方向の両端部上下面に帯状のシリコーンゴ
ムを貼り合わせたものであるが、このシリコーンゴムは
一般式R,SiO4−aで示され、一丁− Rがメチル基、エチル基、プロビル基、ブチル基などの
アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、
フェニル基、トリル基などのアリール基、またはこの炭
素原子に結合している水素原子の一部または全部がハロ
ゲン原子、シアノ基で置換されているクロロメチル基、
3,3.3−トルフルオ口プロビル基、シアノエチル基
などから選択される同一または異種の、炭素数1〜lO
、好適には炭素数1〜8の非置換または置換1価炭化水
素基、aが1.98〜2.05の正数である本質的には
直鎮状のジオルガノボリシロキサンからなり、25℃で
測定した粘度が1.000,000 cS以上であるジ
オルガノポリシロキサン生ゴムをベースボリマーとし、
これに補強材充填剤としてのヒュームドシリカ、含水シ
リカなどを配合して実用強度を有するようにしたシリコ
ーンゴムコンパウンドを使用すればよいが、このジオル
ガノボリシロキサンはその有機基中に架橋に必要なビニ
ル基等のアルケニル基が含有されたものとすることがよ
い。
マタ、このシリコーンゴムコンパウンドは押出成形など
で帯状のテープとし、上記したTABテープ搬送用のフ
ィルム・テープの両端に貼着されるのであるが、このも
のはついで加硫硬化させる必要があるので、これには加
硫剤として例えばペンゾイルパーオキサイド、モノクロ
ルベンゾイルパーオキサイド、p−メチルベンゾイルバ
ーオキサイト、2.4−ジクロ口ペンゾイルパーオキサ
イド、t−プチルバーベンゾエート、ジクミルバーオキ
サイド、2.5−ビスー(t−プチルバーオキシ)−2
.5−ジメチルヘキサン、2.5一ビス(t−プチルバ
ーオキシ)−2.5−ジメチルヘキシンやジミリスチル
パーオキシカーボネート、ジシクロドデシルバーオキシ
ジカーボネート等のジカーボネート類、t−プチルモノ
バーオキシカーボネート類、下記式 CH, (但し、式中Rlは炭素数3〜lOの一価炭化水素基で
ある。) で示される化合物などの低温分解型の有機過酸化物の1
種または2種以上を、通常前記のジオルガノボリシロキ
サン100重量部に対して0.5〜5重量部添加するか
、あるいは上記したジオルガノポリシロキサンが分子中
にビニル基などのアルケニル基を含有するものである場
合には硬化剤として、分子中にけい素原子に結合してい
る水素原子(=Sil{)を少なくとも2個有するオル
ガノハイドロジエンポリシロキサン及び硬化触媒として
白金あるいは白金系化合物を添加してこの組成物を付加
反応で架橋させるようにすることができる。
このオルガノハイドロジエンボリシロキサンとしては例
えば一般式 R2bHeSi05互.(式中、R2は前
記したRと同様の炭素数1〜lOの置換または非置換の
1価の炭化水素基、b,cはそれぞれ正の数で、かつb
+cは1.0〜3.0を示す)で表わされる分子中に少
なくとも2個のけい素一水素結合を有するオルガノハイ
ドロジエンボリシロキサン(R2はメチル基、エチル基
、プロビル基、ブチル基などのアルキル基、フエニル基
、トリル基などのアリール基あるいは3,3.3−トリ
フルオロプロビル基であることが好ましい)が挙げられ
、この付加反応用硬化剤としてのオルガノハイドロジエ
ンボリシロキサンは前記したベースボリマーとしてのジ
オルガノボリシロキサン中のアルケニル基と反応するけ
い素一水素結合(=Si−H)を少なくとも2個含有す
るものとされるが、この重合度は300以下のものが好
ましい。またこのものは従来から知られている線状構造
、環状構造、分枝鎖状構造のいずれであってもよく、こ
の添加量は前記ジオルガノボリシロキサン中のアルケニ
ル基量(モル数)に対してその=Si−H結合がモル数
で50〜300%の範囲となる量とすればよい。
又、この硬化触媒としては、例えば白金黒、アルミナ、
シリカなとの担体に固体白金を担持させたもの、塩化白
金酸、塩化白金酸とオレフィンまたはビニルシロキサン
との錯体、塩化白金酸のアルコール溶液などで例示され
る白金あるいは白金系化合物の付加反応用触媒とすれば
よく、この添加量は、前記ジオルガノボリシロキサンと
オルガノハイドロジエンボリシロキサンとの合計量に対
して0.5 〜500ppm,好ましくは2 〜200
ppmとすればよい。
なお、このスペーサテープはICなどの電子部品にボッ
テイング樹脂を被覆加工するときにTABテープと共に
巻き取られ、さらに再使用のために巻きもどされるが、
このときに数千Vの帯電を観測することがあるので、こ
の静電気対策として通常は体積抵抗率(ρ)が1014
Ω・Cm以上の電気絶a性であるシリコーンゴムにカー
ボンブラック、各種金属粉、金属酸化物などの導電性付
与剤を添加してその体積抵抗率を10’〜1010Ω・
cmにまで低下させて導電性組成物としておくことがよ
い。
このシリコーンゴムコンパウンドを使用した本発明のス
ペーサテープの製造は、前記した耐熱性樹脂フィルムま
たはクロステープを押出機のヘッドに同伴しながら未加
硫の前記したシリコーンゴムコンパウンドをフィルムま
たはクロステープの両端部上下面に幅約5mm、高さ約
1〜2mmの帯状に押出し、ついでこのシリコーンゴム
を熱空気加硫するために熱空気炉に通して加硫させれば
よい。この場合シリコーンゴムはフィルムまたはクロス
テープに接着させることが必要とされるがシリコーンゴ
ムは他の物質に接着させることが難かしいので、これに
は予じめフィルムまたはクロステープの両端部にプライ
マーを塗布しておくか、あるいは未加硫シリコーンゴム
の中に接着性付与剤を添加しておく必要がある。また、
このスペーサテープの製造はシリコーンゴムコンパウン
ドだけを押出機を用いて所定の寸法の帯状物として押出
成形し、加硫させたのち、耐熱性樹脂フィルムまたはク
ロステープの両端部上下面に室温硬化性の液状シリコー
ンゴム組成物などを接着剤として貼り合わせて接着する
ようにしてもよい。
なお、この帯状のシリコーンゴムは前記したようにポッ
ティング樹脂を硬化させたときに発生するガスを外部に
排出させるためにその表面に、好ましくは長手方向に対
してほぼ直角に凸部または凹部を設けたものとすること
がよいが、この凸部または凹部の形成は耐熱性樹脂フィ
ルムに帯状のシリコーンゴムを貼着したのち、シリコー
ンゴムが未加硫であるときにこれを凸部または凹部を有
するローラに挟んで凸部または凹部を設けたのち、上記
により硬化するようにすればよい。つぎにこわを添付の
図面にもとづいて説明する。第1図は本発明のスベーサ
ーテープの斜視図、第2図はその縦断面図を示したもの
である。第1図(a)は耐熱性樹脂フィルム1の長手方
向両端部上下面に平板状の帯状シリコーンゴム2を貼り
合わせたもの、78 1 図(b)はこの帯状シリコー
ンゴム2としてその上面にほぼ直角に凹部3を形成した
ものを貼り合わせたものを例示したものであり、第2図
(a)は第1図(a)に示した本発明のスベーサーテー
プのA−A線縦断面図、第2図(b)〜(e)は第1図
(b)に示されている凸部または凹部をもつもののB−
B線縦断面図で(b)は帯状シリコーンゴム2の上面に
凹部を形成したものを耐熱性樹脂フィルム1の上下に貼
り合わせたもの、(C)は帯状シリコーンゴム2の上面
に凹部を形成したものを耐熱性樹脂フィルム1の上面に
、下面に平板状の帯状シリコーンゴムを貼り合わせたも
の、(d)は帯状シリコーンゴムの上面に凸部を設けた
ものを耐熱性樹脂フィルムの上下面に貼り合わせたもの
、(e)は(d3図における下面の帯状シリコーンゴム
を平板状のものとしたものである。
また第3図は本発明のスペーサテープを使用したTAB
製造工程を示したもので、第3図(a)は第1図(a)
に示したスペーサテープを使用するもの、第3図(b)
は第1図(b)に示したスベーサテ−ブを使用したもの
の縦断面図を示したものであり、これによればシリコー
ンゴムが耐熱性、圧縮永久歪特性のすぐれたものである
のでTABテープの搬送、ポッティング樹脂の硬化のた
めの150℃以上の加熱にもシリコーンゴムは変形しな
いことから、このスペーサテープは長期間使用すること
ができるどう有利性が与えられるし、これはまたこの帯
状シリコーンゴムに凹部、凸部が設けられており、ボッ
ティング樹脂の硬化時に発生するガスが系外に容易に除
去されるので、このガスによって目的とする電子部品が
変色するという不利も防止することができるどう有利性
が与えられる。
(実施例) つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は重量部を
示したものである。
実施例1 シリコーンゴムコンバウンド・K E 164 U [
{H越化学工業■製商品名]100部にアセチレンブラ
ック[電気化学工業■製商品名] 18部、メチルハィ
ド口ジエンポリシロキサン1.4部、塩化白金酸を0.
1%含有するイソブロパノール溶液1.0部を添加した
ものを二木ロールで混練りして未加硫シリコーンゴムコ
ンバウンドを調製した。
他方、耐熱性樹脂フィルムとして幅35am、厚さ12
5μmで100m巻きのポリイミドフィルム・アビカル
[鐘ケ淵化学工業■製商品名]を準備し、その長手力向
両端部上下面に幅5mm分だけブライマー・X − 6
’5−196 [信越化学工業■製商品名]を塗布した
ついでこのブライマー処理をしたフィルムをクロスヘッ
ドタイプの40mmφ押出機の上方のニップルホルダー
に挿入し、これを同伴しながら上記したシリコーンゴム
コンパウンドを幅約5mm、高サ約2mII1で押出成
形してこれをフィルムの長手力向の両端部上下面に接着
させたのち、170℃に保持されている全長1mの熱空
気炉に線速lm/分のスピートを通過させて加硫し、こ
れを引取り用巻取り機にリール状に巻きとって第1図(
a)、第2図(a)に示したようなスペーサテープを製
造した。
上記条件で加硫したシリコーンゴム2の物性は硬さ(J
IS)80、引張り強さ60kg/cm2、伸び400
%、体積抵抗率IXIO5Ω・cmであり、このシリコ
ーンゴムはフィルムに充分よく接着していた。
つぎにこのスペーサテープをTABテープといっしょに
巻取って樹脂封止する電子部品の搬送や、この電子部品
のポッティング樹脂による被覆、樹脂の硬化に繰り退し
使用したところ、このものは耐熱性樹脂フィルムまたは
クロステープとシリコーンゴムの劣化、変形、はがれな
どの異常は全くなく、またスペーサテープとTABテー
プの巻きもどし時にも帯電を観測することはなかった。
実施例2 シリコーンゴムコンパウンド・K E 164 U [
{g越化学工業■製商品名コ100部にアセチレンブラ
ック[電気化学工業■製商品名] 18部、メチルハイ
ドロジエンポリシロキサン1.4部、塩化白金酸を0.
1%含有するイソプロパノール溶液1.0部を添加した
ものを二本ロールで混縁りして未加硫シリコーンゴムコ
ンパウンドを調製した。
他方、耐熱性樹脂フィルムとして幅35mm、厚さ12
5μmで300m巻きのポリイミドフィルム・アビカル
[鐘ケ淵化学工業■製商品名]を準備し、その長手方向
両端部上下面に幅5mm分だけブライマー・X − 6
5−198 [信越化学工業■製商品名]を塗布した。
ついでこのプライマー処理をしたフィルムをクロスヘッ
ドタイプの4 0mmφ押出機の上方のニップルホルダ
ーに挿入し、これを同伴しながら上記したシリコーンゴ
ムコンパウンドを幅約5mm、上下面にそれぞれ高さ約
1.5mmで押出成形してこれをフィルムの長手方向の
両端部上下面に接着させたのち、未加硫状態で長手方向
に凸部を有するローラーに挟み込み、回転させて未加硫
のシリコーンゴムに凹部を設け、ついでこれを全長1m
の熱空気炉に200℃で線速1.5m/分のスピートを
通過ざせて加硫し、これを引取り用巻取り機にリール状
に巻きとって断面が第2図(b)に示したような形状を
もつスペーサテープを製造した。
つぎにこのスペーサテープをTBAテーブといっしょに
巻き取って樹脂封止する電子部品の搬送や、この電子部
品ののボッティング樹脂による被覆、樹脂の硬化に繰り
返し使用したところ、このものはたい耐熱性樹脂フイル
7ムまたはクロステープとシリコーンゴムの劣化、変形
、はがれなどの異常は全くなく、またスペーサテープと
TABテープノ巻きもどし時にも帯電を観測することは
なかったし、これを使用したときにはポッティング樹脂
の硬化時に発生するガスがシリコーンゴムに設けられた
凹部から外部に硬化的に除去されたので、このガスによ
って電子部品が変色するという事故を防止することがで
きた。
(発明の効果) 本発明はスペーサテープ、特にはTABテープの搬送及
びポッティング樹脂の硬化用に有用とされるスペーサテ
ープに関するもので、これは前記したように連続した耐
熱用樹脂フィルムまたはクロステープの長手方向の両端
部上下面に帯状のシリコーンゴムを貼り合わせてなるも
の、またこの帯状のシリコーンゴムがその上面および/
または下面に、好ましくは長手方向に対しほぼ直角に凸
部または凹部を施してなるものであるが、これによれば
このものをTABテープの搬送及びポッティング樹脂の
硬化用に使用したときにもl)シリコーンゴムが耐熱性
、耐寒性のすぐれたものであるのでポッテイング樹脂の
硬化のために、150℃以上の温度に繰り返し使用され
ても変形しない、2)シリコーンゴムが圧縮永久歪特性
のすぐれたものであるので長期間使用してもこれが変形
しない、3)シリコーンゴムテープは屈曲性があるので
リール状に巻ぎとることができ、耐薬品性もすぐれてい
るので、この方法で得られるTAB製品の信頼性が向上
されるという有利性が与えられ、このシリコーンゴムは
導電性付与剤を添加して体積抵抗率を101〜101°
Ω・cmの導電性のものとすればTAB工程におけるテ
ープ巻き戻しに発生する静電気障害を防止することがき
るという有利性も与えられ、さらにこの帯状シリコーン
ゴムを上記した4, ように凸部または凹部を有するものとすれば、電子部品
の封止に使用されるポッティング樹脂を硬化させるとき
に発生するガスをこの凸部または凹部から外部に効果的
に除去することができるので、電子部品がこのガスによ
って着色するという不利を完全に防止することができる
という有利性が与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスペーサテープの斜視図で第1図(a
)は平板状の帯状シリコーンゴムを用いたもの、第1図
(b)はその上面に凹郎3を形成させた帯状シリコーン
を用いたもの、第2図はこの縦断面図を示したもので、
第2図(a)は第1図(a)のスペーサテープのA−A
線縦断面図、第2図(b)〜(e)はNl図(b)のス
ペーサテープの各種形状のB−B線縦断面図、第3図は
本発明のスベーサーテープを使用したTAB製造工程の
縦断面図を示したもので、第3図(a)は第1図(a)
に示したスペーサテープを使用したもの、第3図Cb)
は第1図(b)に示したスベーサーテープを使用したも
のである。 1・・・耐熱性樹脂フィルム 2・・・シリコーンゴム 3・・・凹部または凸部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、耐熱性樹脂フィルムまたはクロステープの長手方向
    の両端部上下面に帯状のシリコーンゴムを貼り合わせて
    なることを特徴とするスペーサテープ。 2、帯状のシリコーンゴムがその上面および/または下
    面に、凸部または凹部を施したものである請求項1に記
    載したスペーサテープ。 3、押出成形機を用いて耐熱用樹脂フィルムまたはクロ
    ステープと未加硫シリコーンゴムを同伴しながら押出し
    、押出されたシリコーンゴムを熱空気で加硫することを
    特徴とする請求項1に記載のスペーサテープの製造方法
    。 4、シリコーンゴムの加硫成形品を耐熱樹脂フィルムあ
    るいはクロステープに接着剤を用いて貼り合わせてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペーサテープの製
    造方法。 5、耐熱樹脂フィルムまたはクロステープにプライマー
    を塗布するか、またはシリコーンゴムに接着助剤を添加
    してシリコーンゴムをフィルムまたはテープに接着させ
    る請求項3に記載のスペーサテープの製造方法。
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