JPH10154779A - 放熱部品およびその製造方法 - Google Patents

放熱部品およびその製造方法

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JPH10154779A
JPH10154779A JP32619496A JP32619496A JPH10154779A JP H10154779 A JPH10154779 A JP H10154779A JP 32619496 A JP32619496 A JP 32619496A JP 32619496 A JP32619496 A JP 32619496A JP H10154779 A JPH10154779 A JP H10154779A
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JP
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heat
parts
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silicone gel
gel layer
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JP32619496A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sekiba
一広 関場
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 放熱部品を発熱部品に圧着させる際に、気泡
を挟み込むことなく圧着させることができるようにし、
さらには、発熱部品からの取り外しを容易に、また再利
用を可能にする。 【解決手段】 熱伝導性シリコーンゲル層2が放熱部材
1に一体化しており、このゲル層を介して発熱部品に圧
着させる放熱部品において、ゲル層の発熱部品に接触す
る面を非圧着状態では凸曲面状とし、また接触面にシリ
コーンゴム皮膜が形成されるようにする。製造にあたっ
ては、放熱部材に熱伝導性シリコーンゲル組成物を硬化
させて一体化する際に、この組成物を剥離性成形用型に
より成形する。成形用型の表面には、ケイ素原子結合水
素原子および/またはケイ素原子結合アルケニル基を一
分子中に少なくとも3個有するオルガノポリシロキサン
を塗布するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱部品およびそ
の製造方法に関し、詳しくは、放熱部品を発熱部品に圧
着させる際に、気泡を挟み込むことなく、作業性よく圧
着させることができ、さらには、発熱部品からの取り外
しが容易で、再利用可能である放熱部品、およびこのよ
うな放熱部品を効率よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに代表される情報処理機器
に用いられているIC、LSI、CPU、パワートラン
ジスタ等の電子部品やカラー画像装置であるプラズマデ
ィスプレイ等の発熱部品は、動作時に発熱し、誤動作や
破損の恐れがあり、この熱を効率よく放熱するために放
熱部品を取り付けることが必要である。この放熱部材と
してはアルミニウム、銅等の熱伝導率のよい金属が使用
されているが、このような放熱部材は発熱部品との密着
性が十分でないために、これを熱伝導性シリコーンゲル
のシートを介して圧着させることが提案されており(特
開平2−196453号公報、および特開平4−177
865号公報参照)、さらには、この熱伝導性シリコー
ンゲルのシートが一体化している放熱部品を利用するこ
とも提案されている(特開昭58−101498号公
報、および特開平4−329697号公報参照)。
【0003】しかし、プラズマディスプレイ等の大きな
発熱部品に、熱伝導性シリコーンゲル層が一体化してい
る放熱部品を圧着させようとすると、これらの界面に気
泡を挟み込んだりして、効率よく放熱できないという問
題があり、気泡を挟み込まないように圧着させることは
困難であった。さらに、このような放熱部品を発熱部品
に圧着した後には、この放熱部品の固定位置の修正、発
熱部品の補修による放熱部品の取り外しが困難であった
り、また、取り外しの際に、この熱伝導性シリコーンゲ
ル層が破損しやすく、取り外した放熱部品を再利用する
ことができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記課
題について鋭意検討した結果、本発明に到達した。すな
わち、本発明の目的は、放熱部品を発熱部品に圧着させ
る際に、気泡を挟み込むことなく、作業性よく圧着させ
ることができ、さらには、発熱部品からの取り外しが容
易であり、再利用可能である放熱部品、およびこのよう
な放熱部品を効率よく製造する方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の放熱部品は、
熱伝導性シリコーンゲル層が放熱部材に一体化してお
り、このゲル層を介して発熱部品に圧着させる放熱部品
であって、このゲル層の発熱部品に接触する面が非圧着
状態で凸曲面状であることを特徴とする。また、請求項
2の放熱部品は、上記の放熱部品において、熱伝導性シ
リコーンゲル層の発熱部品に接触する面にシリコーンゴ
ム皮膜が形成されていることを特徴とする。また、請求
項3の放熱部品の製造方法は、放熱部材に熱伝導性シリ
コーンゲル組成物を硬化させて一体化する際に、この組
成物を剥離性成形用型により成形して硬化させることを
特徴とする。さらに、請求項4の放熱部品の製造方法
は、放熱部材に付加反応硬化型の熱伝導性シリコーンゲ
ル組成物を硬化させて一体化する際に、この組成物を、
表面にケイ素原子結合水素原子および/またはケイ素原
子結合アルケニル基を一分子中に少なくとも3個有する
オルガノポリシロキサンを塗布した剥離性成形用型によ
り成形して硬化させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】はじめに、請求項1の放熱部品を
詳細に説明する。この放熱部品を図面により説明する。
本発明の放熱部品は図1や図2に示されるように放熱部
材1と熱伝導性シリコーンゲル層2とが一体化している
構造を有するものである。図1は本発明の実施例の放熱
部品の斜視図であり、熱伝導性シリコーンゲル層2の発
熱部品に接触する面が、一点の最大厚さを有するなだら
かな曲面状、すなわち、略球面状であることを示してい
る。また、図2は本発明の他の放熱部品の斜視図であ
り、熱伝導性シリコーンゲル層2の発熱部品に接触する
面が、線状の最大厚さを有する曲面状、すなわち、この
最大厚さを有する線に対して直交する断面の、発熱部品
に接触する辺がなだらかな曲面状であることを示してい
る。図1で示されるような放熱部品を発熱部品に圧着す
る際には、この放熱部品の圧着方法は限定されないが、
図2で示されるような放熱部品を発熱部品に圧着する際
には、最大厚さを有する線に対して交差する方向から圧
着させることが必要であることから、この放熱部品に一
体化している熱伝導性シリコーンゲル層の発熱部品に接
触する面は、非圧着状態で略球面状であることが好まし
い。
【0007】この放熱部品において、この基材となる放
熱部材1は高熱伝導の素材であればよく、この素材とし
ては、金、銀、銅、チタン、ジュラルミン、鉄、アルミ
ニウム等の金属;さらには高熱伝導性の有機樹脂が例示
されるが、コスト、耐腐食性、加工性の点からアルミニ
ウムであることが好ましい。この放熱部材の形状として
は、平面状の放熱フィンを有するもの、溝を有する放熱
フィンを有するもの、枝状のフィンを有する放熱フィン
を有するもの、冷却液を通す機構を有するものが例示さ
れる。また、この放熱部材1と一体化している熱伝導性
シリコーンゲル層2としては、その熱伝導率が0.3〜
3.0W/m・Kの範囲内であることが好ましい。ま
た、この熱伝導性シリコーンゲル層2は、発熱部品にこ
れを圧着した際に、発熱部品の凹凸に十分密着すること
ができ、比較的小さい圧力により容易に変形することが
できることから、これを構成するシリコーンゲルのJI
SK 2207に規定される針入度が10〜200の範
囲内であることが好ましい。このような熱伝導性シリコ
ーンゲル層2を構成しているシリコーンゲルは、シリコ
ーンゲル組成物に酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の無機
化合物粉末や金、銀、銅、アルミニウム等の金属粉末を
多量に充填したものを硬化させて得られる。このシリコ
ーンゲル組成物の硬化機構は限定されず、付加反応硬化
型、縮合反応硬化型、ラジカル反応硬化型が例示され
る。このシリコーンゲル層の最大厚さとしては0.01
〜50mmの範囲内であることが実用的で好ましい。こ
の放熱部品において、放熱部材1と熱伝導性シリコーン
ゲル層2は一体化しているが、この一体化とは、このゲ
ル層2の密着性が発熱部品に対する密着性よりも放熱部
材1に対する密着性が強いものであったり、また、ゲル
層2が放熱部材1に接着していることを意味する。この
熱伝導性シリコーンゲル層2を放熱部材1に接着させる
ためには、この放熱部材1の表面を予めシランカップリ
ング剤等によりプライマー処理しておくことが好まし
い。
【0008】次に、請求項2の放熱部品を詳細に説明す
る。この放熱部品は請求項1の放熱部品と同様であり、
特に、熱伝導性シリコーンゲル層の発熱部品に接触する
面にシリコーンゴム皮膜が形成されていることを特徴と
する。このシリコーンゴム皮膜はこの熱伝導性シリコー
ンゲル層2が形成された後に、このゲル層2の表面に形
成されたものであってもよいが、好ましくは、このゲル
層2の形成と同時に形成されたものである。このような
放熱部品は、熱伝導性シリコーンゲル層2の発熱部品に
接触する面にシリコーンゴム皮膜を有しているので、こ
れを発熱部品に圧着した後、放熱部品の固定位置の修
正、発熱部品の補修による放熱部品の取り外し作業が容
易であり、また、この際に熱伝導性シリコーンゲル層2
の破断を生じにくいので、再度、この放熱部品を利用す
ることができるという利点がある。この熱伝導性シリコ
ーンゲル層2の表面に形成されているシリコーンゴム皮
膜の厚さは限定されないが、薄いことが好ましい。
【0009】続いて、請求項3の放熱部品の製造方法を
詳細に説明する。この製造方法は、放熱部材に熱伝導性
シリコーンゲル組成物を硬化させて一体化する際に、こ
の組成物を剥離性成形用型により成形して硬化させるこ
とを特徴とする。この放熱部材は前記と同様である。ま
た、熱伝導性シリコーンゲル組成物は、硬化して、熱伝
導率が0.3〜3.0W/m・Kの範囲内であるシリコ
ーゲルを形成するものであることが好ましく、また、J
IS K 2207に規定される針入度が10〜200
の範囲内であるシリコーンゲルを形成するものであるこ
とが好ましい。このような熱伝導性シリコーンゲル組成
物は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の無機化合物粉末
や金、銀、銅、アルミニウム等の金属粉末を多量に充填
しているものであり、その硬化機構としては、付加反応
硬化型、縮合反応硬化型、ラジカル反応硬化型が例示さ
れる。また、剥離性成形用型としては、シリコーンゲル
に対して剥離性を有する基材を有するものであり、この
剥離性基材としては、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂であることが好ましい。この製造方
法において、熱伝導性シリコーンゲル組成物を硬化させ
る方法としては、例えば、付加反応硬化型もしくはラジ
カル反応硬化型の組成物を硬化させる際には、加熱する
ことが好ましい。
【0010】最後に、請求項4の放熱部品の製造方法を
詳細に説明する。この製造方法は、請求項3の製造方法
において、熱伝導性シリコーンゲル組成物として付加反
応硬化型のものを用い、剥離性成形用型の内面に一分子
中に、ケイ素原子結合水素原子および/またはアルケニ
ル基を少なくとも3個有するオルガノポリシロキサンを
塗布して硬化させることを特徴とする。このようなオル
ガノポリシロキサンを剥離性成形用型に塗布する際、こ
の塗布量は限定されないが、型内に薄膜状となるような
量であればよい。これは、このようなオルガノポリシロ
キサンが均一に塗布されなかった場合には、熱伝導性シ
リコーンゲル層の表面に部分的にシリコーンゴム皮膜が
形成されたりして、発熱部品に対する密着力がばらつ
き、放熱部品を取り外す際に、このゲル層が破断する恐
れがあるためであり、また、塗布量が多すぎると、この
ゲル層の表面に未硬化部分が生じたり、このゲル層の表
面に形成されたシリコーンゴム皮膜の機械的強度が部分
的にばらつくためである。
【0011】このようなオルガノポリシロキサンを成形
用型に塗布する方法としては、噴霧、ハケ塗り、紙やス
ポンジにしみ込ませて塗布する方法が例示され、この
際、このようなオルガノポリシロキサンをそのまま塗布
しても良く、また、このようなオルガノポリシロキサン
をトルエン、キシレン、ヘキサン、オクタン、アセト
ン、メチルエチルケトン等の有機溶剤で希釈して塗布し
ても良い。
【0012】
【実施例】本発明の放熱部品およびその製造方法を実施
例により詳細に説明する。なお、この放熱部品の発熱部
品への密着性を評価するために、この発熱部品の代わり
に透明なガラス板を用い、気泡の挟み込みをガラス板の
裏側から観察した。
【0013】[実施例1]表面にフッ素樹脂層を形成し
た凹球面状の剥離性成形用型に、均一になるまで混合し
た後、脱泡した付加反応硬化型の熱伝導性シリコーンゲ
ル組成物(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
製の商品名:SE4445CV A&B)を静かに注い
だ。次に、この組成物に接触する面にシランカップリン
グ剤(同社製の商品名:SH6040)を噴霧した後、
200℃のオーブンで10分間加熱してプライマー処理
した、長さ300mm、幅600mm、厚さ3mmのア
ルミニウム板を放熱部材として、この組成物との界面に
気泡を生じないように接触させた。この剥離性成形用型
とアルミニウム板を10kgf/cm2の加圧下で、1
20℃、15分間加熱して熱伝導性シリコーンゲル組成
物を硬化させて、中央部の厚さが3mmであり、端部の
厚さが2mmである球面状の熱伝導性シリコーンゲル
(JIS K 2207に規定される針入度=55)層
を有する、図1で示される放熱部品を作成した。
【0014】次に、この放熱部品を長さ300mm、幅
600mm、厚さ3mmの透明なガラス板に圧着させた
ところ、気泡を挟み込むことなく、作業性良く圧着させ
ることができた。しかし、ガラス板からこの放熱部品を
取り外そうとする際に、ゲル層の一部が破断して、これ
を再利用することができなかった。
【0015】[実施例2]表面にフッ素樹脂層を形成し
た凹球面状の剥離性成形用型に、粘度が50センチポイ
ズである分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合
体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.8重量%)
を0.005g/10cm2となるように均一に塗布し
た。次に、この成形用型に、均一になるまで混合した
後、脱泡した付加反応硬化型の熱伝導性シリコーンゲル
組成物(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製
の商品名:SE4445CV A&B)を静かに注い
だ。そして、この組成物に接触する面にシランカップリ
ング剤(同社製の商品名:SH6040)を噴霧した
後、200℃のオーブンで10分間加熱してプライマー
処理した、長さ300mm、幅600mm、厚さ3mm
のアルミニウム板を放熱部材として、この組成物との界
面に気泡を生じないように接触させた。この剥離性成形
用型とアルミニウム板を10kgf/cm2の加圧下
で、120℃、15分間加熱して熱伝導性シリコーンゲ
ル組成物を硬化させて、表面に極薄いシリコーンゴム皮
膜を有する、中央部の厚さが3mmであり、端部の厚さ
が2mmである球面状の熱伝導性シリコーンゲル(JI
S K 2207に規定される針入度=55)層を有す
る、図1で示される放熱部品を作成した。
【0016】次に、この放熱部品を長さ300mm、幅
600mm、厚さ3mmの透明なガラス板に圧着させた
ところ、気泡を挟み込むことなく、作業性良く圧着させ
ることができた。次に、ガラス板からこの放熱部品を取
り外したが、ゲル層の破断を生じることなく取り外すこ
とができ、また、これを再びガラス板に気泡を挟み込む
ことなく圧着させることができた。
【0017】[比較例1]表面にフッ素樹脂層を形成し
た平面状の成形用型に、均一になるまで混合した後、脱
泡した付加反応硬化型の熱伝導性シリコーンゲル組成物
(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製の商品
名:SE4445CV A&B)を静かに注いだ。次
に、この組成物に接触する面にシランカップリング剤
(同社製の商品名:SH6040)を噴霧した後、20
0℃のオーブンで10分間加熱してプライマー処理し
た、長さ300mm、幅600mm、厚さ3mmのアル
ミニウム板を放熱部材として、この組成物との界面に気
泡を生じないように接触させた。この成形用型とアルミ
ニウム板を10kgf/cm2の加圧下で、120℃、
15分間加熱して熱伝導性シリコーンゲル組成物を硬化
させて、厚さ3mmの平面状の熱伝導性シリコーンゲル
(JIS K 2207に規定される針入度=55)層
を有する、図3で示される放熱部品を作成した。
【0018】次に、この放熱部品を長さ300mm、幅
600mm、厚さ3mmの透明なガラス板に圧着させた
ところ、所々に気泡を挟み込んでおり、気泡を挟み込ま
ないように圧着させることは不可能であった。また、ガ
ラス板からこの放熱部品を取り外そうとする際に、ゲル
層の一部が破断して、これを再利用することができなか
った。
【0019】
【発明の効果】請求項1の放熱部品は、これを発熱部品
に圧着させる際に、気泡を挟み込むことなく、速やかに
圧着することができ、発熱部品からの熱を効率よく放熱
することができるという特徴があり、請求項3の製造方
法は、このような放熱部品を効率よく製造することがで
きるという特徴がある。また、請求項2の放熱部品は、
これを発熱部品に圧着させる際に、気泡を挟む込むこと
なく、速やかに圧着することができ、発熱部品からの熱
を効率よく放熱することができ、さらに、放熱部品の固
定位置の修正、発熱部品の補修による放熱部品の取り外
し作業が容易で、取り外し後に再利用が可能であるとい
う特徴があり、請求項4の製造方法は、このような放熱
部品を効率よく製造することができるという特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1で作成した放熱部品の斜視
図である。
【図2】 本発明の他の放熱部品の斜視図である。
【図3】 比較例1で作成した従来の放熱部品の斜視図
である。
【符号の説明】
1 放熱部材 2 熱伝導性シリコーンゲル層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性シリコーンゲル層が放熱部材に
    一体化しており、このゲル層を介して発熱部品に圧着さ
    せる放熱部品において、このゲル層の発熱部品に接触す
    る面が非圧着状態で凸曲面状であることを特徴とする放
    熱部品。
  2. 【請求項2】 熱伝導性シリコーンゲル層の発熱部品に
    接触する面が非圧着状態で略球面状であることを特徴と
    する、請求項1記載の放熱部品。
  3. 【請求項3】 熱伝導性シリコーンゲル層の発熱部品に
    接触する面にシリコーンゴム皮膜が形成されていること
    を特徴とする、請求項1記載の放熱部品。
  4. 【請求項4】 放熱部材に熱伝導性シリコーンゲル組成
    物を硬化させて一体化する際に、この組成物を剥離性成
    形用型により成形して硬化させることを特徴とする、請
    求項1記載の放熱部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 放熱部材に付加反応硬化型の熱伝導性シ
    リコーンゲル組成物を硬化させて一体化する際に、この
    組成物を、表面にケイ素原子結合水素原子および/また
    はケイ素原子結合アルケニル基を一分子中に少なくとも
    3個有するオルガノポリシロキサンを塗布した剥離性成
    形用型により成形して硬化させることを特徴とする、請
    求項3記載の放熱部品の製造方法。
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