JP2003176158A - ガラス材間への液状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラス材同士の接着方法並びに車両用ドアミラー装置のガラス構造体の製造方法 - Google Patents
ガラス材間への液状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラス材同士の接着方法並びに車両用ドアミラー装置のガラス構造体の製造方法Info
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Abstract
材間の封止及びガラス材同士の接着を確実に行うことが
できるガラス材間への液状接着剤の充填方法及び液状接
着剤を用いたガラス材同士の接着方法並びに車両用ドア
ミラー装置のガラス構造体の製造方法を得る。 【解決手段】 まず一方のガラス板12の接着面12A
に所定量の液状接着剤16が塗布され(図1(A))、
次に他方のガラス板14が貼り合わされる(図1
(B))。次に、ホットプレート18に載置され加熱さ
れる(図1(C))。これにより、液状接着剤16の粘
度が低下し、表面張力によって広がり終端部分16Aが
盛り上がるまで液状接着剤16が充填される(図1
(D))。最後に加熱されて液状接着剤16が硬化され
る(図1(E))。従って、非接着面(意匠面)12B
を保護するための保護シートを廃止でき、液状接着剤1
6の使用量も削減される。
Description
他方のガラス材との間に液状接着剤を充填することによ
り両者の間を封止しかつ両者を接着するガラス材間への
液状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラス材
同士の接着方法並びに車両用ドアミラー装置のガラス構
造体の製造方法に関する。
剤を充填し、これにより当該二枚のガラス板同士を接着
すると共に当該二枚のガラス板間の防水シールを行う技
術が知られている。以下、その一例を図面を用いて説明
する。
最初に、一方のガラス板100の非接着面100A及び
他方のガラス板102の非接着面102Aに、剥離可能
な保護シート104、106をそれぞれ貼着しておく。
なお、この例では、一方のガラス板100の非接着面1
00Aがガラス構造体の意匠面とされる。次に、一方の
ガラス板100の接着面100Bに液状接着剤108を
過剰に(多めに)塗布する。次に、他方のガラス板10
2の接着面102Bを一方のガラス板100の接着面1
00B側に貼り合わせる。次に、二枚のガラス板10
0、102の板厚方向から外力を加え、液状接着剤10
8をはみ出させる。そして最後に、液状接着剤108が
硬化する前に、はみ出した液状接着剤108の雫108
Aを拭き取る。
来の方法による場合、以下に列挙する問題が生じる。
108Aが一方のガラス板100の非接着面(意匠面)
100Aに付着するのを避けるため、予め一方のガラス
板100の非接着面100Aに保護シート104を貼着
する必要がある。なお、使用目的によっては、前掲の例
の如く、他方のガラス板102の非接着面102Aにつ
いても、保護シート106を貼着しておく必要がある。
このため、部品点数が増加すると共に組付工数も増加す
る。
108Aが硬化する前にこれを拭き取ってしまわない
と、意匠面たる非接着面100Aの保護シート104を
剥せなくなる。このため、液状接着剤108の拭取り作
業を要領良く行わなければならず、それができなかった
ときには製品全体が無駄になる場合もある。
に、下側の保護シート104)には液状接着剤108が
付着するため、再使用することはできず、使い捨てにせ
ざるを得ない。従って、保護シート104、106の使
用枚数が増加する。
108を過剰に塗布し、外力をかけて意図的に液状接着
剤108をはみ出させる必要があるため、液状接着剤1
08の消費量が増える。
終的には製品のコストアップに繋がる事項である。
ことなく、低コストで、ガラス材間の封止及びガラス材
同士の接着を確実に行うことができるガラス材間への液
状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラス材同
士の接着方法並びに車両用ドアミラー装置のガラス構造
体の製造方法を得ることが目的である。
係るガラス材間への液状接着剤の充填方法は、一方のガ
ラス材と他方のガラス材との間を封止しかつ両者を接着
すべく両者の間に液状接着剤を充填するガラス材間への
液状接着剤の充填方法であって、一方のガラス材の接着
面に、温度上昇に伴って粘度が低下する性質を有する液
状接着剤を所定量塗布する第1工程と、前記一方のガラ
ス材の接着剤塗布面側に他方のガラス材を貼り合わせる
第2工程と、貼り合わせ後のガラス材を加熱手段によっ
て加熱することにより液状接着剤の粘度を低下させ、当
該ガラス材の自重により当該液状接着剤を行き渡らせる
第3工程と、を有することを特徴としている。
の液状接着剤の充填方法は、請求項1記載の発明におい
て、前記第3工程における前記ガラス材の自重による前
記液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端末部において
当該液状接着剤が表面張力によって盛り上がるまで行わ
れる、ことを特徴としている。
用いたガラス材同士の接着方法は、一方のガラス材と他
方のガラス材との間に液状接着剤を充填することにより
両者の間を封止しかつ両者を接着する液状接着剤を用い
たガラス材同士の接着方法であって、一方のガラス材の
接着面に、温度上昇に伴って粘度が低下する性質を有す
る液状接着剤を所定量塗布する第1工程と、前記一方の
ガラス材の接着剤塗布面側に他方のガラス材を貼り合わ
せる第2工程と、貼り合わせ後のガラス材を加熱手段に
よって加熱することにより液状接着剤の粘度を低下さ
せ、当該ガラス材の自重により当該液状接着剤を行き渡
らせる第3工程と、前記貼り合わせ後のガラス材を加熱
又は冷却し、前記液状接着剤を硬化させる第4工程と、
を有することを特徴としている。
用いたガラス材同士の接着方法は、請求項3記載の発明
において、前記第3工程における前記ガラス材の自重に
よる前記液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端末部に
おいて当該接着剤が表面張力によって盛り上がるまで行
われる、ことを特徴としている。
ラー装置のガラス構造体の製造方法は、前記請求項3又
は前記請求項4に記載された液状接着剤を用いたガラス
材同士の接着方法を用いて、車両用ドアミラー装置のガ
ラス構造体を製造した、ことを特徴としている。
で、一方のガラス材の接着面に、温度上昇に伴って粘度
が低下する性質を有する液状接着剤が所定量塗布され
る。次に、第2工程で、一方のガラス材の接着剤塗布面
側に他方のガラス材が貼り合わされる。次に、第3工程
で、貼り合わせ後のガラス材が加熱手段によって加熱さ
れる。これにより、液状接着剤の粘度が低下する。そし
て、他方のガラス材の自重が液状接着剤に加わることに
よって、液状接着剤は双方のガラス材間を徐々に広がっ
ていき、最終的には双方のガラス材間の全面に行き渡
り、両者の間が封止された状態で、両者が接着される。
加熱手段で加熱して液状接着剤の粘度を低下させること
により、双方のガラス材間に液状接着剤を充填するた
め、液状接着剤の雫が当該ガラス材の端末部から零れて
ガラス材の非接着面(意匠面)に付着することはない。
従って、ガラス材の非接着面(意匠面)を保護シートで
保護する必要がなくなる。また、封止・接着用に供給さ
れた液状接着剤はすべて有効に活用されるため、液状接
着剤の消費量を抑えることができる。
請求項1記載の発明において、第3工程におけるガラス
材の自重による液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端
末部において当該液状接着剤が表面張力によって盛り上
がるまで行われるため、接着封止の効果を大きくするこ
とができる。
で、一方のガラス材の接着面に、温度上昇に伴って粘度
が低下する性質を有する液状接着剤が所定量塗布され
る。次に、第2工程で、一方のガラス材の接着剤塗布面
側に他方のガラス材が貼り合わされる。次に、第3工程
で、貼り合わせ後のガラス材が加熱手段によって加熱さ
れる。これにより、液状接着剤の粘度が低下する。そし
て、他方のガラス材の自重が液状接着剤に加わることに
よって、液状接着剤は双方のガラス材間を徐々に広がっ
ていき、最終的には双方のガラス材間の全面に行き渡
る。その後、第4工程で、貼り合わせ後のガラス材が加
熱又は冷却され、液状接着剤が硬化される。その結果、
一方のガラス材と他方のガラス材との間が封止されると
共に両者が接着される。
記載の発明において、第3工程におけるガラス材の自重
による液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端末部にお
いて当該接着剤が表面張力によって盛り上がるまで行わ
れるため、接着封止の効果を大きくすることができる。
従って、必要最小限の液状接着剤で確実な接着を行うこ
とが可能となる。
請求項3又は請求項4に記載された液状接着剤を用いた
ガラス材同士の接着方法を用いて、車両用ドアミラー装
置のガラス構造体が製造される。従って、前述した保護
シートの廃止及び液状接着剤の消費量の削減等の作用・
効果が車両用ドアミラー装置の製造コストの削減という
効果として顕れる。
明に係るガラス材間への液状接着剤の充填方法及び液状
接着剤を用いたガラス材同士の接着方法並びに車両用ド
アミラー装置のガラス構造体の製造方法の一実施形態に
ついて説明する。
10の縦断面図が示されている。この図に示されるよう
に、ガラス構造体10は、互いに平行に配置された一方
のガラス板12及び他方のガラス板14と、これらのガ
ラス板12、14間に充填されかつ両者を接着している
液状接着剤16と、によって構成されている。なお、一
方のガラス板12が本発明における「一方のガラス材」
に相当し、他方のガラス板14が本発明における「他方
のガラス材」に相当する。また、前記液状接着剤16
は、加熱するにつれて粘度が低下し、その後も更に加熱
(加温)すると硬化していく性質を有している。
体10の場合、互いに対向する面が接着面12A、14
Aとなり、反対側の面が非接着面12B、14Bとな
る。そして、例えば一方のガラス板12の非接着面12
Bが、ガラス構造体10の意匠面として用いられるよう
になっている。
0の製造方法(並びに液状接着剤を用いたガラス材同士
の接着方法)について説明する。また、この説明を通し
て、本実施形態の作用並びに効果についても説明する。
一方のガラス板12の接着面12Aに、温度上昇に伴っ
て粘度が低下する性質を有する液状接着剤16が所定量
塗布される(第1工程)。なお、液状接着剤16の塗布
量(供給量)は、従来よりも少ない量である。
ガラス板12の接着剤塗布面側に他方のガラス板14が
貼り合わされる(第2工程)。なお、他方のガラス板1
4が液状接着剤16に載置されると、当該ガラス板14
の自重によって液状接着剤16が多少広がる(即ち、一
方のガラス板12の非接着面12Aに沿って多少潰れ
る)が、この時点では非加熱状態にあるため、液状接着
剤16の粘度は依然として高い状態にある。
わせ後のガラス板12、14を「加熱手段」としてのホ
ットプレート18の上に載せ、所定の温度(100℃以
下の温度で、例えば約80℃)で所定時間加熱する。な
お、本実施形態では、加熱手段としてホットプレート1
8を利用したが、これに限らず、恒温槽を利用してもよ
いし、種々の構成の加熱手段を採用することができる。
ると、液状接着剤16の粘度が低下して、流動性が増
す。この状態の液状接着剤16に他方のガラス板14の
自重が加わるため、図1(D)に示される如く、液状接
着剤16はガラス板12、14の接着面12A、14A
の全域に広く行き渡る。そして、この工程を、適切な管
理の下に、当該ガラス板12、14の端末部12C、1
4Cにおいて当該液状接着剤16が表面張力によって盛
り上がるまで行う。すなわち、液状接着剤16の広がり
終端部分16A(図1の(D)、図2参照)では、液状
接着剤16の表面張力が、液状接着剤16が広がろうと
する力に打ち勝ち、持ち堪えている状態にある。以上に
より、二枚のガラス板12、14間に液状接着剤16が
充填される(第3工程)。なお、液状接着剤16の広が
り速度は、ホットプレート18の加熱温度を管理するこ
とにより制御可能である。また、本実施形態のように、
製造工程において、他方の(透明)ガラス板14が上側
にくる場合には、液状接着剤16の充填状況(溶融・広
がり状況)を目視で確認することができるので、管理は
比較的容易である。
合わせ後のガラス板12、14をホットプレート18か
ら取外し、所定の場所で所定時間加熱(加温)する。或
いは、ホットプレート18上で温度を変える等してその
まま加熱し続ける。これにより、液状接着剤16が硬化
し、二枚のガラス板12、14間に液状接着剤16が充
填されると共に二枚のガラス板12、14同士が接着さ
れる(第4工程)。
6をホットプレート18で加熱し、貼り合わせ後のガラ
ス板12、14の端末部12C、14Cにおいて液状接
着剤16が表面張力によって盛り上がるようにして双方
のガラス板12、14間に液状接着剤16を充填するた
め、意匠面ぎりぎりのところまで充填でき、液状接着剤
16の雫が当該端末部12C、14Cから零れてガラス
板12の非接着面(意匠面)12Aに付着することはな
い。従って、ガラス板12の非接着面(意匠面)12A
を保護シートで保護する必要がなくなる。その結果、部
品点数及び組付工数を削減することができる。また、封
止・接着用に供給された液状接着剤16はすべて有効に
活用されるため、液状接着剤16の消費量を必要最小限
に抑えることができる。付言すると、本実施形態の場
合、従来の「外力で液状接着剤を充填する方法」に比べ
て、液状接着剤16の消費量は30%〜50%程度削減
される。
汚すことなく、低コストで、ガラス板12、14間の封
止及びガラス板12、14同士の接着を確実に行うこと
ができる。
接着剤を用いたガラス材同士の接着方法を自動車(車
両)用のエレクトロクロミック防眩ミラーに適用した例
である。以下に簡単に説明しておく。
体」としてのエレクトロクロミック防眩ミラー30は、
互いに平行に配置された「一方のガラス材」としての基
板ガラス32と「他方のガラス材」としての保護ガラス
34とを備えている。基板ガラス32の裏面側には、透
明導電膜36、エレクトロクロミック膜38、及び反射
導電膜40から成り、この順に積層されたエレクトロク
ロミック層41(広義には「導電体」として把握される
要素である)が配設されている。
た一対の電極44、46が取り付けられている。一方の
電極44は透明導電膜36に接続されており、他方の電
極46は反射導電膜40に接続されている。また、基板
ガラス32の非接着面32Aは意匠面として用いられて
いる。さらに、保護ガラス34の非接着面34Aには、
基板ガラス32の曇り除去用の面状のヒータ48が配設
されている。そして、基板ガラス32と保護ガラス34
との間には前述した液状接着剤16が充填されており、
これにより両者の間が封止されかつ両者が接着されてい
る。
を製造する際に、液状接着剤16を加熱して粘度を低下
させながら、全面に行き渡るようにし、かつそのときに
端末部において液状接着剤16が盛り上がるように適切
に温度管理すれば、液状接着剤16が基板ガラス32の
非接着面(意匠面)32Aに付着するのを防止すること
ができる。従って、従来と見栄えが変わらず、水、油等
の侵入を防止でき、保護シートの廃止によるコスト削減
効果、並びに、液状接着剤16の使用量削減効果が得ら
れ、ひいては、トータルコストの削減効果が得られる。
アミラー装置のガラス構造体の製造方法を用いて、エレ
クトロクロミック防眩ミラー30を製造する場合を挙げ
て説明したが、これに限らず、本発明に係るガラス材間
への液状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラ
ス材同士の接着方法並びに車両用ドアミラー装置のガラ
ス構造体の製造方法を、他の対象に適用してもよい。例
えば合わせガラス等に対して本発明を適用してもよい
し、更には自動車(車両)以外の用途に本発明を適用し
てもよい。適用時の観点としては、液状接着剤の充填に
よってガラス材間が封止される必要がある場合に、本発
明は好適である。
特性(温度上昇に伴って粘度が低下した後、加熱するこ
とにより硬化する性質)を有するものであればすべて適
用可能である。また、液状接着剤の性質が、所定温度ま
で加熱されると粘度が低下し、その後、常温放置による
空冷や冷却手段を使った冷却を行うことにより硬化する
というものであれば、液状接着剤を加熱して粘度を低下
させた後に当該液状接着剤を冷却するようにすればよ
い。
ラス板12、14を使ってガラス構造体10を構成した
が、三枚以上のガラス板を使ってガラス構造体が構成さ
れる場合に対しても本発明は適用可能である。その場合
の「一方のガラス材」、「他方のガラス材」の解釈は、
事例に応じてなされる。例えば、三枚構造のガラス構造
体であれば、下側のガラス材の接着面に液状接着材を塗
布する工程が第1工程となり、その上に中間のガラス材
を貼り合わせる(載せる)工程が第2工程となり、再び
中間のガラス材の接着面(上面)に液状接着剤を塗布す
る工程が第1工程となり、その上に上側のガラズ材を貼
り合わせる(載せる)工程が第2工程となる。つまり、
第1工程と第2工程とが交互に繰り返されるものとして
解釈すればよく、その後に、第3工程が行われるに過ぎ
ない。請求項の記載において、〜第1工程と、〜第2工
程と、〜第3工程と、(〜第4工程と、)「を有する」
と記載しているのも、そのためである。
項4のいずれかに記載の本発明に係るガラス材間への液
状接着剤の充填方法及び液状接着剤を用いたガラス材同
士の接着方法は、貼り合わせ後のガラス材を加熱手段に
よって加熱することにより液状接着剤の粘度を低下さ
せ、当該ガラス材の自重により当該液状接着剤を行き渡
らせるようにしたので、意匠面を汚すことなく、低コス
トで、ガラス材間の封止及びガラス材同士の接着を確実
に行うことができるという優れた効果を有する。
ドアミラー装置のガラス構造体の製造方法は、請求項3
又は請求項4に記載された接着方法を用いて車両用ドア
ミラー装置のガラス構造体を製造することとしたので、
車両用ドアミラー装置の大幅なコスト削減を図ることが
できるという優れた効果を有する。
す製造工程図(並びに液状接着剤を用いたガラス材同士
の接着方法を示す接着工程図)である。
ス構造体の概略構造を示す縦断面図である。
レクトロクロミック防眩ミラーに適用した例を示す全体
構成図である。
説明するためのガラス構造体の概略縦断面図である。
造体) 32 基板ガラス(一方のガラス板) 32A 非接着面 34 保護ガラス(他方のガラス板) 34A 非接着面
Claims (5)
- 【請求項1】 一方のガラス材と他方のガラス材との間
を封止しかつ両者を接着すべく両者の間に液状接着剤を
充填するガラス材間への液状接着剤の充填方法であっ
て、 一方のガラス材の接着面に、温度上昇に伴って粘度が低
下する性質を有する液状接着剤を所定量塗布する第1工
程と、 前記一方のガラス材の接着剤塗布面側に他方のガラス材
を貼り合わせる第2工程と、 貼り合わせ後のガラス材を加熱手段によって加熱するこ
とにより液状接着剤の粘度を低下させ、当該ガラス材の
自重により当該液状接着剤を行き渡らせる第3工程と、 を有することを特徴とするガラス材間への液状接着剤の
充填方法。 - 【請求項2】 前記第3工程における前記ガラス材の自
重による前記液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端末
部において当該液状接着剤が表面張力によって盛り上が
るまで行われる、 ことを特徴とする請求項1記載のガラス材間への液状接
着剤の充填方法。 - 【請求項3】 一方のガラス材と他方のガラス材との間
に液状接着剤を充填することにより両者の間を封止しか
つ両者を接着する液状接着剤を用いたガラス材同士の接
着方法であって、 一方のガラス材の接着面に、温度上昇に伴って粘度が低
下する性質を有する液状接着剤を所定量塗布する第1工
程と、 前記一方のガラス材の接着剤塗布面側に他方のガラス材
を貼り合わせる第2工程と、 貼り合わせ後のガラス材を加熱手段によって加熱するこ
とにより液状接着剤の粘度を低下させ、当該ガラス材の
自重により当該液状接着剤を行き渡らせる第3工程と、 前記貼り合わせ後のガラス材を加熱又は冷却し、前記液
状接着剤を硬化させる第4工程と、 を有することを特徴とする液状接着剤を用いたガラス材
同士の接着方法。 - 【請求項4】 前記第3工程における前記ガラス材の自
重による前記液状接着剤の充填は、当該ガラス材の端末
部において当該接着剤が表面張力によって盛り上がるま
で行われる、 ことを特徴とする請求項3記載の液状接着剤を用いたガ
ラス材同士の接着方法。 - 【請求項5】 前記請求項3又は前記請求項4に記載さ
れた液状接着剤を用いたガラス材同士の接着方法を用い
て、車両用ドアミラー装置のガラス構造体を製造した、 ことを特徴とする車両用ドアミラー装置のガラス構造体
の製造方法。
Priority Applications (1)
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