JPH09227711A - 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いた型内発泡成形体 - Google Patents
難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いた型内発泡成形体Info
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Abstract
と略同等の発泡性能を示し、発泡粒子の気泡径が均一
で、発泡のバラツキやブロッキングの発生がなく、更に
成形性も良好で成形体の物性も難燃剤を加えない場合と
略同等であるという数々の優れた性能を示すポリオレフ
ィン系樹脂粒子及びれを用いて成形して得られる難燃性
のポリオレフィン系樹脂型内発泡成形体の提供。 【解決手段】 難燃剤を含有するポリオレフィン系樹脂
発泡粒子であって、該発泡粒子が、難燃剤として、下記
一般式で表される5価のフォスフェート化合物を1〜2
0重量%含有することを特徴とする難燃性ポリオレフィ
ン系樹脂発泡粒子、及び、ポリオレフィン系樹脂発泡粒
子が相互に融着されてなる型内発泡成形体であって、該
発泡粒子が難燃剤として、下記一般式で表される5価の
フォスフェート化合物を1〜20重量%含有することを
特徴とする型内発泡成形体である。 【化1】
Description
ィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いて成形して得られる
難燃性のポリオレフィン系樹脂型内発泡成形体に関する
ものである。詳細には、充分な難燃性を有し、難燃剤を
加えない場合と略同等の発泡性能を示し、発泡粒子の気
泡径が均一で、発泡のバラツキやブロッキングの発生が
なく、更に成形性も良好で成形体の物性も難燃剤を加え
ない場合と略同等であるという数々の優れた性能を示す
ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いて成形し
て得られる難燃性のポリオレフィン系樹脂型内発泡成形
体に関するものである。
樹脂発泡粒子で成形された型内発泡成形体は、断熱材、
構造部材、芯材として特に難燃性が要求される用途に有
用な難燃性のポリオレフィン系樹脂型内発泡成形体であ
る。
れるポリオレフィン系樹脂の発泡粒子及び該発泡粒子を
金型にて成形して得られる型内発泡成形体は、自由な形
状の発泡成形体が簡単に得られるとともに、発泡体の持
つ低い熱伝導率を利用して断熱材として、また高い衝撃
エネルギー吸収性能を生かして緩衝材として、更に軽量
性の特徴より各種芯材等広範囲な用途に使用されてい
る。
材樹脂の難燃性の指標である酸素指数が18以下と小さ
く燃えやすいため、自動車内装材に定められている試験
片を水平にして燃焼速度を測定するFMVSS302の
ようなごく限られた試験方法でしか難燃性材料として認
定される燃焼性を示さない。そのため、断熱材や保温材
等の高い難燃性が求められる用途にはこのままでは使用
できないという問題がある。
化する方法としては、基材樹脂に公知の難燃剤、例えば
ビス(アルキルエーテル)テトラブロモビスフェノール
A又は/及びビス(アルキルエーテル)テトラブロモビ
スフェノールS系等の、一般にポリオレフィン系樹脂で
使用されている難燃剤及び難燃助剤を樹脂中に存在させ
る方法が提案されている(特開平7−309967号公
報参照)。
難燃剤及び難燃助剤を含有する原料を用いると発泡性が
悪化し、発泡工程において発泡剤の必要量が増えたり、
発泡のバラツキやブロッキングが発生したり、気泡径の
分布が異常に広くなったり、粗大化したりして均一では
なく、そのままでは満足に成形できる発泡粒子が得られ
ない。一方、ブロッキングしている部分を篩等の手段で
除去して得られる発泡粒子を用いて成形を試みても、成
形体の融着が充分でなかったり、収縮が著しい物しか得
られないうえ、気泡径の分布の問題や気泡径が粗大化す
るといった問題は解決されず、物性の劣る成形体しか得
られないため、これまで難燃性のポリオレフィン系樹脂
発泡粒子及び該発泡粒子を金型にて成形して得られる型
内発泡成形体は実用化され得ていないのが現状である。
難燃剤を加えない場合と略同等の発泡性能を示し、発泡
粒子の気泡径が均一で、発泡のバラツキやブロッキング
の発生がなく、更に成形性も良好で、成形体の物性も難
燃剤を加えない場合と略同等であるという数々の優れた
性能を示すポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びれを用い
て成形して得られる難燃性のポリオレフィン系樹脂型内
発泡成形体を提供することを目的とする。
結果、以下の構成を採ることにより、上記目的を達成す
ることができた。すなわち、本発明は、難燃剤を含有す
るポリオレフィン系樹脂発泡粒子であって、該発泡粒子
が難燃剤として、下記一般式で表される5価のホスフェ
ート化合物を1〜20重量%含有することを特徴とする
難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子である。
ネオペンチル)ホスフェートであるのが好ましい。本発
明の第2は、ポリオレフィン系樹脂発泡粒子が相互に融
着されてなる型内発泡成形体であって、該発泡粒子が難
燃剤として、下記一般式で表される5価のホスフェート
化合物を1〜20重量%含有することを特徴とする型内
発泡成形体である。
ネオペンチル)ホスフェートであるのが好ましい。
樹脂発泡粒子に含有される難燃剤は、上記した一般式で
表される難燃剤であればよいが、その中でトリス(トリ
ブロモネオペンチル)ホスフェート、トリス(ジブロモ
ネオペンチル)ホスフェート、トリス(トリブロモ−t
−ブチル)ホスフェート、トリス(ジブロモフェニル)
ホスフェート及びトリス(トリブロモフェニル)ホスフ
ェートが好ましい。特に好ましくは、トリス(トリブロ
モネオペンチル)ホスフェートである。
1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%含有され
る。難燃剤の量が少なすぎると、得られる発泡体の難燃
性の向上が小さく、逆に難燃剤の量が多すぎると、経済
的でないばかりか成形性や成形体の物性が低下する。ま
た、難燃性能を上げるために、難燃助剤を含有させるの
が、特には発泡粒子中、0.5〜10重量%含有させる
のが好ましい。これら難燃助剤としては、酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ソーダー、酸化アルミニウム、酸化チ
タン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ほう
酸バリウム、ほう酸ナトリウム等が挙げられ、特には三
酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモン
等の酸化アンチモン系が好ましく、中でも平均粒子径
0.02〜1μm程度の三酸化アンチモンが好ましい。
また、この酸化アンチモンはカップリング剤によって表
面処理され、樹脂への分散性が高められている物が特に
好ましい。
粒子の基材樹脂としては、例えば、ポリプロピレン単独
重合体、エチレン・プロピレンランダム共重合体、1−
ブテン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・1−
ブテン・プロピレンランダム共重合体、エチレン・プロ
ピレンブロック共重合体等のポリプロピレン系樹脂や、
高圧法低密度ポリエチレン、中・低圧法高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状超低密度ポリ
エチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・
アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー等のポリエ
チレン系樹脂などが使用される。
のエチレン・プロピレンランダム共重合体、1−ブテン
含量3〜20重量%の1−ブテン・プロピレンランダム
共重合体又は、エチレン含量0.5〜6重量%と1−ブ
テン含量3〜12重量%のエチレン・1−ブテン・プロ
ピレンランダム共重合体、及び炭素数4〜8のαオレフ
ィンと共重合した密度0.915〜0.935g/cm
3の直鎖状低密度ポリエチレン等が好ましい。また、本
発明においては、上記ポリオレフィン系樹脂を単独で用
いるほか、二種類以上の樹脂を混合して用いてもよい。
粒子は、まづ上記した難燃剤を基材樹脂に混練し、その
後細粒に加工することによって難燃剤を含有した樹脂粒
子を作成する。難燃剤の基材樹脂への混練は、特に限定
されるものではないが、例えば、ニーダー、バンバリー
ミキサー、ブレンダーロール、単軸押し出し機、二軸押
し出し機等が用いられる。混練した後、例えば押し出し
機にて混練した場合は、押し出し機先端の細孔ノズルを
有するダイよりストランド状に押し出した後、冷却固化
しカッターにより裁断し細粒ペレットを得る。
子及び揮発性発泡剤を入れ、樹脂粒子の軟化温度以上に
加熱するとともに、揮発性発泡剤を樹脂粒子に含浸させ
る。その後、密閉容器内の内容物を密閉容器より低圧の
雰囲気に放出することによって得られる。(例えば特公
昭49−2183号公報、同第56−1344号公報、
西ドイツ公開特許第1285722号公報、同第210
7683号公報等参照) 本発明の難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子に含有さ
れる揮発性発泡剤としては、プロパン、ブタン、ペンタ
ン、ヘプタン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどの
低級脂肪族炭化水素類やジクロロジフロロメタン、トリ
クロロモノフロロメタンなどのハロゲン化炭化水素や窒
素、空気等の無機ガスなどが単独又は2種類以上組み合
わせて用いられる。
る場合は、密閉容器中で軟化温度以上の樹脂粒子同士が
お互いに融着しないように撹拌できる設備が付備される
とともに、樹脂粒子の分散媒として水、アルコール類等
を用いる方が好ましい。更に、樹脂粒子を分散媒に均一
に分散させるために、酸化アルミニウム、第三リン酸カ
ルシウム、ピロリン酸マグネシウム、炭化亜鉛等の難水
性の無機物やポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール、メチルセルロース等の水溶性保護コロイドやドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンス
ルホン酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤を単独に
あるいは二種類以上を混合して用いるのが好ましい。
子を、密閉容器の一端より密閉容器より低圧の雰囲気に
放出させる際に、放出し易いように外部より無機ガスあ
るいは発泡剤を導入しながら密閉容器内圧力を保持する
こともできる。本発明においては、この様にして得られ
た発泡粒子を乾燥後、従来公知の方法で様々な形状の金
型を用いて成形体を成形する。例えば1)大気圧あるい
は減圧下の凹凸一対の金型よりなるキャビティー内へ発
泡粒子を充填した後金型キャビティー体積を5〜70%
に減ずるよう圧縮し、次いでスチーム等の熱媒をキャビ
ティー内に導入し加熱融着させる圧縮成型法(例えば特
公昭46−38359号公報記載の方法)。
無機ガスを単独にあるいは複数混合して処理し発泡粒子
の二次発泡力を高め、続いてその二次発泡力を保持しな
がら大気圧あるいは減圧下の金型キャビティーに充填し
た後、熱媒をキャビティー内に導入し加熱融着させる加
圧熟成法(例えば特公昭51−22951号公報記載の
方法)。
金型キャビティーに、該キャビティー内圧力と同等以上
の圧力にて加圧し体積を収縮した発泡粒子を、充填中の
キャビティー内圧力を保持しながら充填した後、熱媒を
キャビティー内に導入し加熱融着させる圧縮充填法(例
えば特公平4−46217号公報記載の方法)。
気圧あるいは減圧下の凹凸一対の金型よりなるキャビテ
ィー内へ発泡粒子を充填し、次いでスチーム等の熱媒を
キャビティー内に導入し加熱融着させる常圧充填法(例
えば特公平6−49795号公報記載の方法)。等いず
れの方法でもよく、更に上記の組み合わせによっても成
形できる(例えば特公平6−22919号公報記載の方
法)。
脂型内発泡成形体は、優れた難燃性を示すとともに発泡
粒子相互の融着が良好で成形体の収縮もない優れた難燃
性ポリオレフィン系樹脂型内発泡成形体である。以下、
実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明は以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、例中
の部およひび%は重量基準である。
共重合体100部にトリス(トリブロモネオペンチル)
ホスフェート5部をタンブラーにてミキシング後65m
mφの単軸押し出し機(L/D=32)で混練し、続い
て2mmφのダイオリフィスよりストランド状に押し出
した。押し出されたストランドを水槽を通して冷却後、
3mm長さにカッターにてカッティングし重量1.3m
gの難燃剤入りの樹脂粒子を得た。
チレン・プロピレンランダム共重合樹脂粒子100部、
水250部、粒径0.3〜0.5μmの第三リン酸カル
シウム1.0部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.007部を仕込み(充填率62%)、次いで撹拌
下でブタン20部を密閉容器内へ供給した。内容物を入
れた密閉容器中を一時間かけて133℃まで昇温し更に
同温度で30分間保持した。その後、密閉容器の底部に
ある放出孔の弁を開くとともに外部より密閉容器内の気
相部へ窒素ガスを導入し、容器内の圧力を保持しながら
を内容物を大気圧下へ放出し発泡粒子を得た。
ン・プロピレンランダム共重合体発泡粒子は、嵩密度2
8kg/m3 、気泡径150μmの略均一であり、また
発泡粒子同士のブロッキングもなく、更には、発泡にバ
ラツキもなく略均一に発泡していた。尚、気泡径、ブロ
ッキングの発生及び発泡のバラツキは以下の基準で評価
した。
各粒子をレーザーにて略半分に切断する。ゲージ付きの
顕微鏡で粒子の切断面の気泡径を、粒子1粒当たり10
点測定し、平均して気泡径とする。 ブロッキングの発生:目開き5.66mmの篩にかけた
際に、その篩上に発泡粒子同士が強固に融着した状態の
発泡体が残る場合をブロッキングありとし、全く篩上に
残らないものをブロッキングなしとした。ブロッキング
ありの場合の量は、(篩上の重量/サンプリング重量)
×100(%)で求めた。
いを通過する発泡粒子の割合で評価した。 ○:0.5%未満であり、略均一な発泡である。 △:0.5〜2.0%であり、多少発泡にバラツキあ
り。 ×:2.0%を超え、発泡にバラツキが大きい。
分をほぼ完全に乾燥させ、続いて3.0kg/cm2G
の圧縮空気にて加圧し発泡粒子を収縮させた後、2.5
kg/cm2Gの圧縮空気にて加圧した雰囲気下にある
スチーム孔を有するアルミニウム製金型よりなるキャビ
ティー内へ充填し、更に3.0kg/cm2Gのスチー
ムを導入し発泡粒子同志を加熱融着させた。次に、水冷
25秒後金型面圧が0.5kg/cm2Gになるまで2
8秒の放冷を行い、金型を開いて成形体を取り出した。
kg/m3で、縦200mm、横300mm、厚み25
mmであり、金型に対する寸法収縮率は1.5%で、得
られた成形体に25mm厚みの方向にナイフにて約5m
mの深さで200mmの長さにわたって切り込みを入れ
た後、成形体を二つ割にしたときの融着率90%の良好
な発泡成形体であった。尚、金型寸法収縮率は以下の通
りに評価した。
を結ぶ寸法と、得られた成形品の同寸法を測定し、金型
に対する寸法変化の割合を求めて寸法収縮率を計算し、
下記基準で評価した。 ○:寸法収縮率が2%未満。 △:寸法収縮率が2〜3%。 ×:寸法収縮率が3%を超える。
mm×10mmの試験片を作成し、燃焼性を鉄道車両用
材料の燃焼試験(鉄道第81号)に従って、下記基準で
評価したところ、難燃性に区分される測定結果であっ
た。また、別に50mm×50mm×20mmの試験片
を作成し、JISK 6767に準じて圧縮試験を実施
して、圧縮強度を測定したところ、50%圧縮時の応力
が4.2kg/cm2と良好であった。
に着火し、燃料が燃え尽きるまで放置した試験片の略中
央部に、貫通穴を生じさせた後の残炎、残じんの状況を
観察し下記基準で評価した。 難燃性:残炎、残じんともになし。 緩燃性:残炎が30秒程度あり、かつ残じんが60秒以
下である。 燃焼性:残炎が30秒程度あり、かつ残じんが60秒を
越える。
形条件を表1に示す通りに変更した以外は実施例1と同
様に行って、評価した。尚、比較例4、5及び7はブロ
ッキングした部分を篩分けして取り除いた後成形した。
に変更し、実施例1の通りに発泡粒子を製造した後、圧
縮空気2kg/cm2Gで24時間加圧熟成することに
よって粒子の内圧が0.8kg/cm2Gになるように
内圧を付与した後、実施例1と同様に成形し、評価を行
った。
物は以下のものを使用した。 化合物1:トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェ
ート 化合物2:ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)
テトラブロモビスフェノールA 化合物3:トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシ
アヌレート 化合物4:ヘキサブロモシクロドデカン 化合物5:ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)
テトラブロモビスフェノールS 化合物6:トリス(トリブロモ−t−ブチル)ホスフェ
ート
泡粒子は、発泡工程において発泡剤の必要量が増えた
り、発泡のバラツキやブロッキングが発生したり、気泡
径が異常に広く分布したり粗大したりすることが無く、
充分な難燃性を有し、又それを用いて成形を行った際に
は、良好な成形性を示すうえに、出来上がりの成形体の
物性も充分な実用上有益な難燃性ポリオレフィン系樹脂
発泡成形体である。
Claims (4)
- 【請求項1】 難燃剤を含有するポリオレフィン系樹脂
発泡粒子であって、該発泡粒子が、難燃剤として下記一
般式で表される5価のホスフェート化合物を1〜20重
量%含有することを特徴とする難燃性ポリオレフィン系
樹脂発泡粒子。 【化1】 - 【請求項2】 該難燃剤が、トリス(トリブロモネオペ
ンチル)ホスフェートであることを特徴とする、請求項
1記載の難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子。 - 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂発泡粒子が相互に
融着されてなる型内発泡成形体であって、該発泡粒子が
難燃剤として、下記一般式で表される5価のホスフェー
ト化合物を1〜20重量%含有することを特徴とする型
内発泡成形体。 【化2】 - 【請求項4】 該難燃剤が、トリス(トリブロモネオペ
ンチル)ホスフェートであることを特徴とする、請求項
3記載の型内発泡成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3479296A JP3504055B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いた型内発泡成形体 |
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JP3479296A JP3504055B2 (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡粒子及びそれを用いた型内発泡成形体 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09227711A true JPH09227711A (ja) | 1997-09-02 |
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ID=12424127
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- 1996-02-22 JP JP3479296A patent/JP3504055B2/ja not_active Expired - Fee Related
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