JPH09226550A - アンチロックブレーキ装置 - Google Patents

アンチロックブレーキ装置

Info

Publication number
JPH09226550A
JPH09226550A JP4320696A JP4320696A JPH09226550A JP H09226550 A JPH09226550 A JP H09226550A JP 4320696 A JP4320696 A JP 4320696A JP 4320696 A JP4320696 A JP 4320696A JP H09226550 A JPH09226550 A JP H09226550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
brake
antilock
reservoir
antilock brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4320696A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Miyake
勝也 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP4320696A priority Critical patent/JPH09226550A/ja
Publication of JPH09226550A publication Critical patent/JPH09226550A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁弁、リザーバ、補助電子制御装置、さらに
車輪の回転を利用して駆動できる液圧ポンプを一まとめ
にしたユニットを形成し、このユニットを車軸支持部材
としてのナックルに取り付けることにより、音や振動の
少ない小型、軽量のアンチロックブレーキ装置を提供す
る。 【解決手段】電磁弁21、22、液圧ポンプ23、リザ
ーバ24、補助電子制御装置30からなるアンチロック
ブレーキユニット30を構成し、該アンチロックブレー
キユニット30を車軸4を支持するナックル1に取り付
けるとともに、アンチロックユニット内に配置した液圧
ポンプ23を車軸4に設けたカム26により駆動させる
べく構成したことを特徴とするアンチロックブレーキ装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のアンチロッ
クブレーキ装置に関するものであり、より詳細には、ア
ンチロック制御を実行する電磁弁、リザーバ、補助電子
制御装置、さらに車輪の回転を利用して駆動できる液圧
ポンプを一まとめにしたユニットを形成し、このユニッ
トを車輪を支持するナックルに取り付けたアンチロック
ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から良く知られているアンチロック
ブレーキ装置は、通常、エンジンルーム内に、電動ポン
プ、制御弁、リザーバ等を配置し、これらをエンジンル
ーム内に配置した電子制御装置によりコントロールし、
ブレーキ作動時に発生する車輪のロック現象を解消して
いた。しかし、このようなアンチロックブレーキ装置
は、電動ポンプ、制御弁、リザーバ等をエンジンルーム
内に配置するスペースと、さらには各機器を接続する複
雑な配管が必要となり、エンジンルーム内の機器配置設
計の際に大きな障害となっている。また、エンジンルー
ム内に配置した電動ポンプ駆動用モータの作動音や振動
が、車体を伝わって室内にまで進入し、運転者に不快感
を与えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような不都合を
解消するために、アンチロックブレーキ装置用の電動ポ
ンプ、制御弁、リザーバ等をブレーキキャリパ内に収納
し、アンチロックブレーキ装置の小型、軽量化を図ろう
とする提案がなされている(特開昭61−205542
号)。この装置は、車輪の軸に同軸的に連結されたディ
スクの表面近傍に設けられ、油圧源から供給されるブレ
ーキ油圧により作動するホイールシリンダと、このホイ
ールシリンダに取り付けられる上記ディスクの表面に摺
接するパッドと、ブレーキ油を保持可能なリザーバと、
ブレーキ油を油圧源へ還流させ、上記ディスクの回転に
よって駆動される油圧ポンプと、上記油圧源、ホイール
シリンダ、リザーバおよび油圧ポンプの間を接続する通
路の途中に設けられてこれらの間におけるブレーキ油の
流路を切換制御する制御弁とをキャリパ内に組み込んだ
ことを特徴としており、これによって、電動ポンプ、制
御弁、リザーバ等をエンジンルーム内に配置する必要性
を無くし、またアンチロックブレーキシステムの構成を
簡単化、かつ小型化している。
【0004】しかしながら、上記装置では、ブレーキキ
ャリパ内に、液圧ポンプ、制御弁、リザーバ等を組付け
る必要があるため、キャリパそのものが大きくなりす
ぎ、実用的ではなく、また、ブレーキキャリパ内には、
前述の各機器の他に、ブレーキパッドを作動するピスト
ン等も配置されるため、ブレーキキャリパの構造が複雑
になりすぎるという不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、液
圧ポンプ、制御弁、リザーバさらに補助電子装置を組み
込んだアンチロックブレーキユニットを構成し、このユ
ニットを車輪を支持するナックルに着脱可能に取り付け
ることができるようにするとともに、このブレーキユニ
ット内の液圧ポンプをハブシャフト(車軸)に設けたカ
ムにより駆動できるようにしたアンチロックブレーキ装
置を提案し上記諸問題を解決することを目的とする。本
装置によれば、アンチロックブレーキユニットを、ナッ
クルの適宜箇所に取り付けるだけで、簡単にアンチロッ
クブレーキ装置を構成できるとともに、液圧ポンプを駆
動するモータも不要となり、モータから発生する音や振
動対策が要らなくなる。また、アンチロックブレーキユ
ニット側の外観形状を工夫することにより、従来のナッ
クルを基本的にその儘使用することができ、費用の面で
も有利である。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、電
磁弁、液圧ポンプを有するアンチロックブレーキユニッ
トを構成し、該アンチロックブレーキユニットを車軸支
持部材に取付けることを特徴とするアンチロックブレー
キ装置である。
【0007】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態
を説明する。図1は本発明の実施形態に係るアンチロッ
クブレーキ装置を非駆動車輪側のナックルに取り付けた
状態の模式断面図である。図において、1は車軸支持部
材としてのナックルであり、このナックル1にはベアリ
ング2を介してアクスルハブ3が回転自在に支持されて
おり、さらにアクスルハブ3の中心にはハブシャフト
(車軸)4が取り付けられている。アクスルハブ3には
ブレーキディスク5が取り付けられ、ブレーキディスク
5にはブレーキキャリパ6が配置されている。上記構成
は従来周知のものである。
【0008】ナックル1には後述する構成からなるアン
チロックブレーキユニットが適宜固定手段により固定さ
れており、このアンチロックブレーキユニット7とブレ
ーキキャリパ6との間にはブレーキ液をキャリパ内のシ
リンダ27に供給する管路8が接続され、また、アンチ
ロックブレーキユニット7は管路8aを介してマスタシ
リンダMに接続されている。
【0009】図2を参照してアンチロックブレーキユニ
ット7の構成を説明すると、前記ユニットは、ホールド
バルブ21、ディケイバルブ22、液圧ポンプ23、リ
ザーバ24を備えた制御油圧回路と、前記ホールドバル
ブ21、ディケイバルブバルブ22の開閉を制御する補
助電子制御装置(サブECU)30および速度センサ3
1を備えている。ホールドバルブ21はマスタシリンダ
Mと接続されているとともに、ホールドバルブ21とデ
ィケイバルブ22との間の管路は、ブレーキキャリパ内
のシリンダ27と接続されている。
【0010】プランジャ型液圧ポンプ23の吸入ポート
はディケイバルブ22とリザーバ24との間の流路に接
続されており、また、液圧ポンプ23の吐出ポートは、
マスタシリンダMとホールドバルブ21の間の流路に接
続されている。液圧ポンプ23は、アクスルハブ3に設
けたハブシャフト4に形成したカム26によってピスト
ンを往復動させて油圧を発生する構造となっており、本
装置の場合にはアンチロック制御時は常時液圧ポンプは
駆動状態となっている(アンチロック非制御時は空回り
状態となっている)。なお、プランジャ型液圧ポンプの
基本的な構造は周知であるため、詳細な説明は省略す
る。
【0011】速度センサ31は、図1に示すようにアク
スルハブに設けたハブシャフト4の回転を検出できる構
成となっており、種々の構造のものを採用することがで
き、例えばハブシャフトに設けた凹凸を検知して回転数
を検出するもの等がある。補助電子制御装置30は図3
に示すように車両に設けた主電子制御装置(メインEC
U)と接続されており〔コンピュータエイディッドネッ
トワークシステム(CAN)〕、主電子制御装置の支援
を受けながら従来公知のアンチロック制御を実行する。
主電子制御装置には前記補助電子制御装置30とは別
に、Gセンサ、電源、ウォニングランプ等が接続されて
いる。前記構成からなるアンチロックブレーキユニット
7は図1に示す如く各車輪のナックルに適宜手段で固定
される。
【0012】以上のように構成された本アンチロックブ
レーキユニットの作動を説明する。制動中に、車輪のス
キッド検知されると、補助電子制御装置30は、車輪の
スキッド状態に応じてホールドバルブ21とディケイバ
ルブ22とを制御する。ブレーキ保持の信号が出力され
るとホールドバルブ21が閉じてマスターシリンダMと
シリンダ27との液路は遮断されシリンダ27のブレー
キ液圧は保持される。また、補助電子制御装置30から
ブレーキ緩め信号が出力されるとホールドバルブ21が
閉じてマスターシリンダMとシリンダ27との液路を遮
断すると同時にディケイバルブ22が開いてシリンダ2
7とリザーバ24との液路を連通しシリンダ27のブレ
ーキ液がリザーバ24に排出されブレーキはゆるめられ
る。
【0013】この時、リザーバ24に排出されたブレー
キ液は、ハブシャフト(車軸)に設けたカム26により
駆動される液圧ポンプ23により汲み上げられマスター
シリンダMに還流される。さらにブレーキ加圧信号が出
力されるとディケイバルブ22が閉じてシリンダ27と
リザーバ24との液路を遮断し、ホールドバルブ21が
開いてシリンダ27との液路を連通しリザーバ24内の
ブレーキ液を液圧ポンプ23からシリンダに供給し、ブ
レーキが再加圧される。そして、各シリンダの液圧制御
は各車輪の状態に応じてそれぞれ独立して行われる。
【0014】以上のように、本発明では、アンチロック
ブレーキユニットをナックルに取り付け、さらに液圧ポ
ンプ23を常時ハブシャフトにより作動できるようにし
たため、ポンプ駆動用の電動モータが不要となり、電動
モータによる音や騒音を低減できるとともにアンチロッ
クブレーキ装置を小型化することができる。なお、上記
実施の形態は、非駆動輪にアンチロックブレーキユニッ
トを設けた例について説明したが、駆動車輪側において
も、ナックルを貫通するドライブシャフトに液圧ポンプ
駆動用のカムを設け、このカムにより液圧ポンプを作動
するようにすれば、同様の構成を得ることができる。ま
た、アンチロックブレーキユニットはナックルを含む車
軸支持部材に取り付けることも可能であり、さらに、容
積可変型アンチロックブレーキ装置にも本発明を適用す
ることも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
液圧ポンプ、制御弁、リザーバさらに補助電子装置を組
み込んだアンチロックブレーキユニットを構成し、この
ユニットを車輪を支持する車軸支持部材としてのナック
ル等に着脱可能に取り付けることができるようにすると
ともに、このブレーキユニット内の液圧ポンプをハブに
設けたカムにより作動することができるようにしたた
め、アンチロックブレーキ装置の簡素化と小型化を図る
ことができる。また、液圧ポンプ駆動用のモータが不要
となるため、モータから発する音や振動がなくなり、室
内騒音の低減を図ることができる。さらにエンジンルー
ム内のスペースにゆとりができるため、エンジンルーム
内への各機器の配置設計が容易になる。ブレーキ系統の
配管も簡素化でき、組み立て作業も容易となる、等々の
優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るブレーキ制御装置の
模式断面図である。
【図2】アンチロックブレーキユニット内の配管説明図
である。
【図3】補助電子制御装置と主電子制御装置との関係説
明図である。
【符号の説明】
1 ナックル 2 ベアリング 3 ハブ 4 ハブシャフト 5 ブレーキディスク 7 アンチロックブレーキユニット 21 ホールドバルブ 22 ディケイバルブ 23 液圧ポンプ 24 リザーバ 26 カム 27 シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁弁21、22、液圧ポンプ23を有す
    るアンチロックブレーキユニット30を構成し、該アン
    チロックブレーキユニット30を車軸支持部材に取付け
    たことを特徴とするアンチロックブレーキ装置。
  2. 【請求項2】液圧ポンプ23は、車軸に設けたカム26
    により駆動されるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のアンチロックブレーキ装置。
  3. 【請求項3】前記アンチロックブレーキユニット30
    は、前記電磁弁21、22を制御する電子制御装置30
    を有することを特徴とする請求項1に記載のアンチロッ
    クブレーキ装置。
JP4320696A 1996-02-29 1996-02-29 アンチロックブレーキ装置 Withdrawn JPH09226550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4320696A JPH09226550A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 アンチロックブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4320696A JPH09226550A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 アンチロックブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09226550A true JPH09226550A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12657456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4320696A Withdrawn JPH09226550A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 アンチロックブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09226550A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122784A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Akebono Brake Ind Co Ltd 車載用半導体センサにおける内部メモリのデータ書き換わり防止方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007122784A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Akebono Brake Ind Co Ltd 車載用半導体センサにおける内部メモリのデータ書き換わり防止方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6328388B1 (en) Brake actuation unit
JP2009542513A (ja) 車両の駆動部の駆動のための電子液圧制御系
JPS61175159A (ja) スリツプ制御付きブレーキシステム
JP4852207B2 (ja) 液圧ブレーキ装置
JPH1035453A (ja) 自動車用制動液圧制御装置
JP2005507345A5 (ja)
JPH08133059A (ja) 車両用制動力制御装置
JPH09226550A (ja) アンチロックブレーキ装置
JP3663639B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御アクチュエータ
JP2001328515A (ja) 車両用液圧ブレーキシステムの制御方法
JP2001301594A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2001310718A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP4446209B2 (ja) 車両用制動力制御装置
JP4576012B2 (ja) ブレーキ装置
JPH06263017A (ja) 制動力制御装置
JP4819359B2 (ja) 電気油圧式ブレーキ装置およびその監視方法
JP3875360B2 (ja) 車両用制動力及びヨーモーメント制御装置
JPH1081223A (ja) ブレーキ制御装置
JPH021174Y2 (ja)
KR20140094920A (ko) 엔진 동력을 이용한 안티록 브레이크 시스템
JP2001301597A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH07315192A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JPH021173Y2 (ja)
JPH07315190A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2000272494A (ja) 車両用制動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506