JPH09226369A - ドアサイドビーム - Google Patents

ドアサイドビーム

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JPH09226369A
JPH09226369A JP6029496A JP6029496A JPH09226369A JP H09226369 A JPH09226369 A JP H09226369A JP 6029496 A JP6029496 A JP 6029496A JP 6029496 A JP6029496 A JP 6029496A JP H09226369 A JPH09226369 A JP H09226369A
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JP
Japan
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door side
side beam
bracket
door
hole
Prior art date
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Application number
JP6029496A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hiraga
義雄 平賀
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
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Publication of JPH09226369A publication Critical patent/JPH09226369A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料取りを少なくし端部取付部における剛性
を損なうことなく、作業性および組付性の改善を図った
ドアサイドビームを供する。 【解決手段】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
両端がブラケットを介して固着されるドアサイドビーム
において、ドアサイドビーム1が円筒状鋼管からなり、
同ドアサイドビーム1の両端部1a,1bは切り口端面
が互いに同じ側を向くように斜めに切断され、ドア側へ
の取付けブラケット2,3は、板状の一辺にかかって略
半円筒状に凹部2bが凹出して形成され、かつ同凹部2
bの端壁2dに貫通孔2eが形成され、前記ドアサイド
ビーム1の両端部1a,1bがそれぞれブラケット2,
3の凹部2bに嵌合保持されるとともにその先端が前記
貫通孔2eに貫通されたドアサイドビーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアの補強
部材であるドアサイドビームに関する。
【0002】
【従来の技術】通常ドアサイドビームは、軽量でかつ大
きな剛性を得られる鋼管が用いられ、この鋼管をドア内
部に架設するために、鋼管の端部にはブラケットが設け
られ、同ブラケットを介してドア内板などに固着され
る。
【0003】このドアサイドビームは、一本の長尺の鋼
管から所定長さに順次切断されて切り出されるが、鋼管
の軸方向に直角に切断すると材料取りを多く必要とし、
重量も嵩むので、切断する両側のビームの端部が互いに
重なるように鋼管を斜めに切断し、材料取りを少なく
し、軽量化を図った例が特開平7−144535号公報
等に記載されている。
【0004】図9および図10に同公報記載の例を示す。
図10に示すようにドアサイドビーム01の両端01a,01b
が斜めに切断されて先細になっており、切り口の端面は
両端とも同じ側を向いており、同方向がドアの外方向と
なる姿勢で前後のブラケット02,03に溶接されている。
【0005】ブラケット02,03は、ドアサイドビーム01
の両端01a,01bが溶接される基部から先端に向かって
展開した形状をしており、基部の取付部分は半円筒状に
凹部02a,03aが形成されて、ドアサイドビーム01の両
端01a,01bの切り口の背面が該凹部内周面に接して溶
接される。前後のブラケット02,03は、鉛直姿勢でドア
内板に固着され、ドアサイドビーム01がドア内部に架設
される。
【0006】上記のようにドアサイドビーム01は、両端
が斜めに切断されているので、所定長さのドアサイドビ
ーム01を鋼管から切り取っていく場合、切断部で端部が
重畳される分材料取りを少なくすることができ、経済的
であるとともに軽量化が図れる。
【0007】しかしドアサイドビーム01は、ブラケット
02,03を介して支持される端部が斜めに切断されて、先
端にいくほど剛性が低下しており、したがってかかる端
部を支持するブラケット02,03は、所要の強度を得るた
めなるべくドアサイドビーム01との係合長を長くとる必
要がある。
【0008】ドアサイドビーム01の端部01a,01bが斜
めに切断され、鋭角に尖った先端まで延びていると、ブ
ラケット02,03の係合長は益々長く必要となりブラケッ
ト02,03は大型化するので、端部は尖頭を切り欠くよう
に切断されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって鋼管を切断
してドアサイドビーム01を切り出す場合、軸方向に対し
て斜めに切断する前後箇所を軸方向に直角に切り込みを
入れて尖頭を切り欠くよう切断する必要があり、切断作
業が単純でなくなり効率的でない。
【0010】また斜め切断面の前後箇所の軸方向に直角
の切り込みは、一方のドアサイドビーム01の尖頭の切欠
きとなると同時に他方のドアサイドビーム01においては
斜め切断面に対して段差01cを形成することになる。し
たがってドアサイドビーム01に外力が働いたときに、段
差01cに応力が集中して強度を低下させることになる。
【0011】さらにドアサイドビーム01にブラケット0
2,03を組付ける際に相対的な位置ずれを生じやすく組
付性が良くない。本発明はかかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、材料取りを少なくし端部取付
部における剛性を損なうことなく、作業性および組付性
の改善を図ったドアサイドビームを供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、車両のドア内部にドア幅
方向に指向して両端がブラケットを介して固着されるド
アサイドビームにおいて、ドアサイドビームが円筒状鋼
管からなり、同ドアサイドビームの両端部は切り口端面
が互いに同じ側を向くように斜めに切断され、ドア側へ
の取付けブラケットは、板状の一辺にかかって略半円筒
状に凹部が凹出して形成され、かつ同凹部の端壁に貫通
孔が形成され、前記ドアサイドビームの両端部がそれぞ
れ前記ブラケットの凹部に嵌合保持されるとともにその
先端が前記貫通孔に貫通されたドアサイドビームとし
た。
【0013】鋼管からドアサイドビームを切り出す際
に、単純に軸方向に対して所定角度で斜めに切断すれば
よく切断作業が容易であり、ドアサイドビームにブラケ
ットを組付ける際は、ドアサイドビームの両端部がそれ
ぞれブラケットの半円筒状凹部に嵌合保持されるととも
にその先端がブラケットの半円筒状凹部の端壁の貫通孔
に貫通されるので、ドアサイドビームとブラケットの相
対的位置決めがし易く組付けが容易に行われる。
【0014】またドアサイドビームの両先細形状端部の
先端は、ブラケットの半円筒状凹部の端壁の貫通孔に貫
通されるので、ブラケットとの係合部を剛性の高い中央
寄りに位置させることができ、ブラケットを大きくする
ことなく取付部の必要な強度を確保することができる。
【0015】前記ブラケットの貫通孔を前記ドアサイド
ビームの外径より小さい幅長の所定形状とし、同貫通孔
に前記ドアサイドビームの端部が嵌合してドアサイドビ
ームとブラケットの相対的な位置決めがなされる請求項
1記載のドアサイドビームとすることで、ドアサイドビ
ームの端部を貫通孔に嵌合するだけでドアサイドビーム
とブラケットの相対的な位置決めが簡単になされるの
で、組付性に優れ作業効率の向上を図ることができる。
【0016】前記ブラケットの貫通孔に貫通された前記
ドアサイドビームの先端が前記ブラケットの端壁にカシ
メ付けられた請求項1または2記載のドアサイドビーム
とすることで、ドアサイドビームとブラケットの相対的
な位置決めが確実になされるとともに、ドアサイドビー
ムの尖った先端の突出を避けることができる。
【0017】前記カシメ付けられたドアサイドビームの
先端が前記ブラケットの端壁に溶接された請求項3記載
のドアサイドビームとすることで、ドアサイドビームと
ブラケットの相対的な位置ずれを完全に回避できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図8に図示し説明する。図1は、本ド
アサイドビーム1をドア外側から見た全体側面図であ
り、同図1においてII矢視図(上面図)を図2に、III
−III 線,IV−IV線に沿って截断した断面図を図3,図
4に図示する。
【0019】ドアサイドビーム1の両端がブラケット
2,3に取り付けられてドア内部に架設される。ドアサ
イドビーム1は、図5に示すように一本の長尺の鋼管か
ら所定長さで切り出されるもので、その両端部1a,1
bは軸方向に対して所定角度で斜めに切断され、隣合う
ドアサイドビーム1,1の端部1a,1bは互いに重な
り合うように切断される。
【0020】一本のドアサイドビーム1の両端部1a,
1bは、その切り口端面が同じ側を向いている。このよ
うにドアサイドビーム1を鋼管から切り出すのに、所定
長さで斜めに切断していけばよく、切断作業は極めて容
易である。
【0021】隣合うドアサイドビーム1,1の端部1
a,1bは互いに重なり合うように切断されて所定長さ
のドアサイドビーム1が切り出されるので、材料取りを
少なくし、材料歩留りを向上させることができ経済的で
ある。また所定長さのドアサイドビーム1でも両端が斜
めに切り欠かれた状態で軽量化が図れる。
【0022】かかるドアサイドビーム1をドア内部に取
り付けるブラケット2は、図6ないし図8に示すよう
に、矩形板状をしており、同矩形板部2aの一部にドア
サイドビーム1の外径に等しい内径で略半円筒状に凹出
して凹部2bが形成されており、同凹部2bは半円筒壁
2cとその端部の滑らかに傾斜した端壁2dとで構成さ
れ、他方の端部は矩形板の一辺に開口している。
【0023】そして前記凹部2bの端壁2dには、所定
形状の貫通孔2eが穿設されている。貫通孔2eは、端
壁2dのうちで矩形板部2aから離れ凹部2bの底に接
した位置に略長円形状に形成されており、貫通孔2eの
幅長Dは、ドアサイドビーム1の外径よりは小さい。な
お他方のブラケット3も同じ形状をしている。
【0024】かかるブラケット2をドアサイドビーム1
の端部1aに取り付けるに際し、ブラケット2の凹部2
bの開口に対してドアサイドビーム1の端部1aの切り
口端面を同じ側に向け、ブラケット2の凹部2b内面に
ドアサイドビーム1の端部1aの外周面を当接し軸方向
に摺動して先端を貫通孔2eに貫通させる。
【0025】貫通孔2eの幅長Dはドアサイドビーム1
の外径より小さいので、ドアサイドビーム1の先細形状
の先端は貫通孔2eを貫通するとともに、貫通孔2eを
通る先端部の幅長がDとなったところで停止し嵌合す
る。したがってドアサイドビーム1とブラケット2との
相対的な位置決めが簡単にかつ確実になされる。
【0026】こうしてドアサイドビーム1の端部1aに
ブラケット2が組付けられた後、ブラケット2の端壁2
dの貫通孔2eを貫通した先端を端壁2dにカシメ付
け、両者をスポット溶接する。 こうしてドアサイドビ
ーム1とブラケット2との相対的な位置ずれを完全に回
避して、さらにドアサイドビーム1の端部1aとブラケ
ット2の半円筒壁2cとをスポット溶接する。ドアサイ
ドビーム1の他方の端部1bとブラケット3との取り付
けも同様になされる。
【0027】ブラケット2,3は、ドア内部の前後に鉛
直姿勢でドア内板等に取り付けられ、したがってドアサ
イドビーム1は両端1a,1bの切り口端面をドア外側
に向けた姿勢となり、ドア外側からの外力Fは図2に矢
印で示す方向に作用する。
【0028】以上のようにドアサイドビーム1とブラケ
ット2,3との組付性は極めて良く、作業効率の向上を
図ることができる。またドアサイドビーム1の両先細形
状端部1a,1bの先端は、ブラケット2,3の端壁の
貫通孔に貫通されるので、ドアサイドビーム1のブラケ
ット2,3との係合部を剛性の高い中央寄りに位置させ
ることができ、ブラケット2,3を大きくすることなく
取付部の必要な強度を容易に確保することができる。
【0029】ドアサイドビーム1の両端部1a,1bの
尖った先端は、ブラケット2,3の端壁にかしめ付けら
れるので、不用心に尖ったものを突出させることを避け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るドアサイドビーム
をドア外側から見た全体側面図である。
【図2】同上面図である。
【図3】図1において III−III 線に沿って截断した断
面図である。
【図4】図1においてIV−IV線に沿って截断した断面図
である。
【図5】ドアサイドビームの斜視図である。
【図6】ブラケットの側面図である。
【図7】同正面図である。
【図8】同上面図である。
【図9】従来のドアサイドビームの全体側面図である。
【図10】図9においてX−X線に沿って截断した断面
図である。
【符号の説明】
1…ドアサイドビーム、2,3…ブラケット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
    両端がブラケットを介して固着されるドアサイドビーム
    において、 ドアサイドビームが円筒状鋼管からなり、 同ドアサイドビームの両端部は切り口端面が互いに同じ
    側を向くように斜めに切断され、 ドア側への取付けブラケットは、板状の一辺にかかって
    略半円筒状に凹部が凹出して形成され、かつ同凹部の端
    壁に貫通孔が形成され、 前記ドアサイドビームの両端部がそれぞれ前記ブラケッ
    トの凹部に嵌合保持されるとともにその先端が前記貫通
    孔に貫通されたことを特徴とするドアサイドビーム。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットの貫通孔を前記ドアサイ
    ドビームの外径より小さい幅長の所定形状とし、 同貫通孔に前記ドアサイドビームの端部が嵌合してドア
    サイドビームとブラケットの相対的な位置決めがなされ
    ることを特徴とする請求項1記載のドアサイドビーム。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットの貫通孔に貫通された前
    記ドアサイドビームの先端が前記ブラケットの端壁にカ
    シメ付けられたことを特徴とする請求項1または2記載
    のドアサイドビーム。
  4. 【請求項4】 前記カシメ付けられたドアサイドビーム
    の先端が前記ブラケットの端壁に溶接されたことを特徴
    とする請求項3記載のドアサイドビーム。
JP6029496A 1996-02-23 1996-02-23 ドアサイドビーム Pending JPH09226369A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127747A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金製ドアビーム及びその製造方法
US7399021B2 (en) 2005-12-27 2008-07-15 Honda Motor Co., Ltd. Press-molded door beam for a vehicle, having a longitudinal groove part protruding at the beam end

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127747A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金製ドアビーム及びその製造方法
JP4693221B2 (ja) * 2000-10-20 2011-06-01 株式会社神戸製鋼所 アルミニウム合金製ドアビーム及びその製造方法
US7399021B2 (en) 2005-12-27 2008-07-15 Honda Motor Co., Ltd. Press-molded door beam for a vehicle, having a longitudinal groove part protruding at the beam end

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