JPH09220930A - ドアサイドビーム - Google Patents

ドアサイドビーム

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Publication number
JPH09220930A
JPH09220930A JP5258196A JP5258196A JPH09220930A JP H09220930 A JPH09220930 A JP H09220930A JP 5258196 A JP5258196 A JP 5258196A JP 5258196 A JP5258196 A JP 5258196A JP H09220930 A JPH09220930 A JP H09220930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door side
door
side beam
semi
cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP5258196A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hiraga
義雄 平賀
Kazunobu Haishi
一信 羽石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
Priority to JP5258196A priority Critical patent/JPH09220930A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料取りを少なくし軽量化を図るとともに、
端部取付部における必要な剛性を確保することができる
ドアサイドビームを安価に供する。 【解決手段】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
架設されるドアサイドビームにおいて、ドアサイドビー
ム本体1を円筒状鋼管とし、同鋼管の両端部を半円筒状
に切り欠き、同両端半円筒部1a,1bの開口面1as,
1bsが外力の作用する方向に対して略平行になるような
姿勢でドア側への取付けブラケット2,3に溶接される
ドアサイドビーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアの補強
部材であるドアサイドビームに関する。
【0002】
【従来の技術】通常ドアサイドビーム本体は、軽量でか
つ大きな剛性を得られる鋼管が用いられ、この鋼管をド
ア内部に架設するために、鋼管の端部にはブラケットが
設けられ、同ブラケットを介してドア内板などに固着さ
れる。
【0003】このドアサイドビームのビーム本体は、一
本の長尺の鋼管から所定長さに順次切断されて切り出さ
れるが、鋼管の軸方向に直角に切断すると材料取りを多
く必要とし、重量も嵩むので、切断する両側のビームの
端部が互いに重なるように鋼管を斜めに切断し、材料取
りを少なくし、軽量化を図った例が特開平7−1445
35号公報等に記載されている。
【0004】図7および図8に同公報記載の例を示す。
図8に示すようにドアサイドビーム01の両端01a,01b
が斜めに切断されて先細になっており、切り口の開口は
両端とも同じ方向を向いており、同方向がドアの外方向
となる姿勢で両側のブラケット02,03に溶接されてい
る。
【0005】ブラケット02,03は、ドアサイドビーム01
の両端01a,01bが溶接される基部から先端に向かって
展開した形状をしており、基部の取付部分は円筒状に凹
部が形成されて、ドアサイドビーム01の両端01a,01b
の切り口の背面が該凹部内周面に接して溶接される。前
後のブラケット02,03は、鉛直姿勢でドア内板に固着さ
れ、ドアサイドビーム01がドア内部に架設される。
【0006】上記のようにドアサイドビーム01は、両端
が斜めに切断されているので、所定長さのドアサイドビ
ーム01を鋼管から切り取っていく場合、切断部で端部が
重畳される分材料取りを少なくすることができ、経済的
であるとともに軽量化が図れる。
【0007】しかしドアサイドビーム01は、ブラケット
02,03を介して支持される端部が斜めに切断されて、先
端にいくほど剛性が低下しており、したがって曲げ応力
を受けた場合、切り口部が先に座屈して、その後ビーム
本体部が座屈するので、エネルギー吸収が緩やかでエネ
ルギーの吸収量が多くなるとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし該ドアサイドビ
ーム01は、材料取りを少なくして所定長さのものを得よ
うとすると、斜めに切断する傾斜をより小さくする必要
があり、益々端部の断面積は小さくなり強度が低下す
る。そこでブラケット02,03による支持面積を大きくし
て強度を確保しようとすると、ブラケット02,03が大き
くなって重量が増し、組付け性も悪くなる。
【0009】さらにそのブラケット02,03への取付け部
である斜めに切断された端部は、切り口が外力F(図8
に矢印で示す)の加わる方向に向いているので、荷重負
荷を切り口幅方向で受けるため断面係数が小さくなり、
元々剛性の低い処に益々曲げ応力に対する剛性が低下し
て、簡単に座屈してしまう欠点がある。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、材料取りを少なくし軽量化を
図るとともに、端部取付部における必要な剛性を確保す
ることができるドアサイドビームを安価に供する点にあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、車両のドア内部にドア幅
方向に指向して架設されるドアサイドビームにおいて、
ドアサイドビーム本体を円筒状鋼管とし、同鋼管の両端
部を半円筒状に切り欠き、同両端半円筒部の開口面が外
力の作用する方向に対して略平行になるような姿勢でド
ア側への取付けブラケットに溶接されるドアサイドビー
ムとした。
【0012】ドアサイドビーム本体の両端部が半円筒状
に切り欠かれているので、長尺の鋼管から複数本の所定
長さのドアサイドビーム本体を切り出す際に、隣合うド
アサイドビーム本体の端部が互いに重畳するように切断
することで、材料取りを少なくすることができるととも
に、軽量化を図ることができる。
【0013】ドアサイドビーム本体の両端部は半円筒状
に切り欠かれているので、軸方向に剛性は均等であり、
かつ両端半円筒部の開口面が外力の作用する方向に対し
て略平行になるような姿勢でドア側への取付けブラケッ
トに溶接されるので、荷重負荷方向に対して断面係数を
適当な大きさとして曲げ応力に対する必要な剛性を確保
することができる。
【0014】前記両端の半円筒部は、互いにその開口を
略反対向きとした請求項1記載のドアサイドビームとす
ることで、ドアサイドビーム本体がドア外側からの荷重
を受けた場合に両端に溶接されたブラケットに対して両
端が互いに反対方向に回動しようとして相殺されて一方
向への回動が阻止され、より高い係合強度が得られる。
【0015】前記ブラケットは、半円筒状凹部を形成し
た板部材であり、ドア側に略鉛直姿勢で取付けられ、同
ブラケットの凹部内面に前記ビーム両端の半円筒部の周
方向の半分または半分を若干越える部分と接して溶接さ
れる請求項1または2記載のドアサイドビームとするこ
とで、ビーム本体の両端のブラケットへの支持面積をい
くらかでも大きくして取付け強度を高めることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図6に図示し説明する。図1は、本ド
アサイドビーム1をドア外側から見た全体側面図であ
り、同図1においてII−II線,III −III 線,IV−IV線
に沿って截断した断面図を、図2,図3,図4に図示す
る。
【0017】ドアサイドビーム1の両端がブラケット
2,3に溶接されてドア内部に架設される。ドアサイド
ビーム1は、図5に示すように一本の長尺の鋼管から所
定長さで切り出されるもので、その両端部1a,1bは
半円筒状に切り欠かれ、隣合うドアサイドビーム1,1
の半円筒端部1a,1bは互いに重なり合うように切断
される。
【0018】一方の半円筒端部1aの切り口の開口面1
asと他方の半円筒端部1bの切り口の開口面1bsとは、
略反対に向いているが、互いに僅かに角度をもってい
る。鋼管を順次切断してドアサイドビーム1を切り出す
際に、切断する毎に鋼管を軸方向を中心に若干回動させ
るようにすることで、上記ドアサイドビーム1を簡単に
切り出すことができる。
【0019】このように隣合うドアサイドビーム1,1
の半円筒端部1a,1bは互いに重なり合うように切断
されて所定長さのドアサイドビーム1が切り出されるの
で、材料取りを少なくし、材料歩留りを向上させること
ができ経済的である。また所定長さのドアサイドビーム
1でも両端が半円筒状に切り欠かれた状態で軽量化が図
れる。
【0020】かかるドアサイドビーム1をドア内部に取
り付けるブラケット2は、図6に示すように、矩形板状
をしており、一部に半円筒状に凹出した凹部2aが形成
されている。ブラケット3も同様である。
【0021】このブラケット2,3を介してドアサイド
ビーム1が、ドア内部にドア幅方向に指向して架設され
る。ブラケット2,3は、ドア内部の前後に鉛直姿勢で
ドア内板等に取り付けられ、これに対してドアサイドビ
ーム1は、両端の半円筒端部1a,1bの開口面1as,
1bsがドア外側からの外力F(図2に矢印で示す)の作
用する方向に略平行で若干角度を持つような姿勢で、鉛
直姿勢のブラケット2,3の凹部2a,3aに嵌合し溶
接される。
【0022】そして両端の半円筒端部1a,1bの開口
面1as,1bsは、前記したように若干角度を有してお
り、図3および図4に示すように開口が僅かに外側に向
くように、ブラケット2,3の凹部2a,3a内面に半
円筒端部1a,1bの周方向の半分を僅かに越える外周
面と接して互いにスポット溶接される。したがってドア
サイドビーム1の両端のブラケット2,3への支持面積
を幾らかでも大きくして取付け強度を高めることができ
る。
【0023】こうしてドア内部にドア幅方向に指向して
架設されたドアサイドビーム1に、ドア外側から外力F
が加わると、その両端部において半円筒端部1a,1b
は軸方向に均等な剛性を保ち、かつ外力の荷重負荷の作
用する方向に対して両端の半円筒端部1a,1bの開口
面1as,1bsが略平行で断面係数が大きく、曲げ応力に
対し必要な剛性を確保することができる。
【0024】ドアサイドビーム1の両端部の半円筒端部
1a,1bは、その開口が略反対に向いているので、外
力Fが作用した場合、ブラケット2,3への溶接部分が
互いに反対方向に回動しようとして相殺され一方向への
回動が阻止され、より高い係合強度を保っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るドアサイドビーム
をドア外側から見た全体側面図である。
【図2】図1においてII−II線の沿って截断した断面図
である。
【図3】図1においてIII −III 線に沿って截断した断
面図である。
【図4】図1においてIV−IV線に沿って截断した断面図
である。
【図5】ドアサイドビーム本体の斜視図である。
【図6】ブラケットの斜視図である。
【図7】従来のドアサイドビームの全体側面図である。
【図8】図7においてVIII−VIII線に沿って截断した断
面図である。
【符号の説明】
1…ドアサイドビーム、2,3…ブラケット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
    架設されるドアサイドビームにおいて、 ドアサイドビーム本体を円筒状鋼管とし、 同鋼管の両端部を半円筒状に切り欠き、 同両端半円筒部の開口面が外力の作用する方向に対して
    略平行になるような姿勢でドア側への取付けブラケット
    に溶接されることを特徴とするドアサイドビーム。
  2. 【請求項2】 前記両端の半円筒部は、互いにその開口
    を略反対向きとしたことを特徴とする請求項1記載のド
    アサイドビーム。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットは、半円筒状凹部を形成
    した板部材であり、ドア側に略鉛直姿勢で取付けられ、 同ブラケットの凹部内面に前記ビーム両端の半円筒部の
    周方向の半分または半分を若干越える部分と接して溶接
    されることを特徴とする請求項1または2記載のドアサ
    イドビーム。
JP5258196A 1996-02-16 1996-02-16 ドアサイドビーム Pending JPH09220930A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5258196A JPH09220930A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 ドアサイドビーム

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JP5258196A JPH09220930A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 ドアサイドビーム

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Publication Number Publication Date
JPH09220930A true JPH09220930A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12918780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5258196A Pending JPH09220930A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 ドアサイドビーム

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JP (1) JPH09220930A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6227609B1 (en) 1998-09-16 2001-05-08 Cosma International Inc. Vehicle door reinforcing beam and method of making it

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6227609B1 (en) 1998-09-16 2001-05-08 Cosma International Inc. Vehicle door reinforcing beam and method of making it

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