JPH09225949A - ヘッドレストの製造方法および同製造装置 - Google Patents
ヘッドレストの製造方法および同製造装置Info
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- JPH09225949A JPH09225949A JP8033403A JP3340396A JPH09225949A JP H09225949 A JPH09225949 A JP H09225949A JP 8033403 A JP8033403 A JP 8033403A JP 3340396 A JP3340396 A JP 3340396A JP H09225949 A JPH09225949 A JP H09225949A
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- JP
- Japan
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- stay
- holding member
- headrest
- stay holding
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステー部材の基端部にバリが形成されるの
を、簡単な構成で効果的に防止するとともに、ステー設
置孔に設けられた弾性体からなるステー抱持部材の損傷
等を効果的に防止する。 【解決手段】 成形型6に設けられたステー設置孔8に
弾性体からなるステー抱持部材10を設置し、このステ
ー抱持部材10と上記ステー設置孔8との間に隙間Sを
設けた状態で、ステー抱持部材10を第1係止部材11
と第2係止部材12により上下から挟持して係止すると
ともに、上記ステー抱持部材10の挿通孔13にステー
部材9を圧入して抱持させることにより、上記ステー抱
持部材10および第1係止部材11によってステー部材
9の基端部をシールした上記成形型6のキャビティ7内
に成形材料を充填してヘッドレスト本体18と上記ステ
ー部材9とを一体にインサート成形するヘッドドレスの
製造方法および同製造装置。
を、簡単な構成で効果的に防止するとともに、ステー設
置孔に設けられた弾性体からなるステー抱持部材の損傷
等を効果的に防止する。 【解決手段】 成形型6に設けられたステー設置孔8に
弾性体からなるステー抱持部材10を設置し、このステ
ー抱持部材10と上記ステー設置孔8との間に隙間Sを
設けた状態で、ステー抱持部材10を第1係止部材11
と第2係止部材12により上下から挟持して係止すると
ともに、上記ステー抱持部材10の挿通孔13にステー
部材9を圧入して抱持させることにより、上記ステー抱
持部材10および第1係止部材11によってステー部材
9の基端部をシールした上記成形型6のキャビティ7内
に成形材料を充填してヘッドレスト本体18と上記ステ
ー部材9とを一体にインサート成形するヘッドドレスの
製造方法および同製造装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡合成樹脂材か
らなるヘッドレスト本体に、金属パイプ等の剛体からな
るステー部材を一体にインサート成形することによって
形成される自動車のヘッドレストの製造方法および同製
造装置に関するものである。
らなるヘッドレスト本体に、金属パイプ等の剛体からな
るステー部材を一体にインサート成形することによって
形成される自動車のヘッドレストの製造方法および同製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−170861号
公報に示されるように、第1型および第2型の合着面に
ステー部材を保持させてこのステー部材と一体にヘッド
レスト本体を成形する成形型において、上記第1型およ
び第2型の合着面におけるステー部材の保持位置にそれ
ぞれカラー部材を固着し、上記第1型のカラー部材にス
テー部材を装着し、このカラー部材とステー部材との間
にパッキング材を充填して固化させることにより第1型
のステーシール部を形成し、次いで上記ステーシール部
が形成された第1型に上記ステー部材とともに上記第2
型を合着し、上記第1型のステーシール部とステー部材
および第2型のカラー部材との間にパッキング材を充填
して固化させることにより第2型のステーシール部を形
成するようにしたヘッドレスト成形型のステーシール部
の成形方法が知られている。
公報に示されるように、第1型および第2型の合着面に
ステー部材を保持させてこのステー部材と一体にヘッド
レスト本体を成形する成形型において、上記第1型およ
び第2型の合着面におけるステー部材の保持位置にそれ
ぞれカラー部材を固着し、上記第1型のカラー部材にス
テー部材を装着し、このカラー部材とステー部材との間
にパッキング材を充填して固化させることにより第1型
のステーシール部を形成し、次いで上記ステーシール部
が形成された第1型に上記ステー部材とともに上記第2
型を合着し、上記第1型のステーシール部とステー部材
および第2型のカラー部材との間にパッキング材を充填
して固化させることにより第2型のステーシール部を形
成するようにしたヘッドレスト成形型のステーシール部
の成形方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように第1型お
よび第2型からなる成形型のステー設置孔に取り付けら
れたカラー部材とステー部材との間に、パッキング材を
充填して固化させることによってステーシール部を形成
するように構成した場合には、上記成形型のキャビティ
内に成形材料を充填してヘッドレスト本体とステー部材
とをインサート成形する際に、上記ステー設置孔に成形
材料が漏出するのを上記ステーシール部によって阻止す
ることにより、ステー部材の基端部にバリが形成される
のを効果的に防止できるという利点を有する反面、上記
ステーシール部を形成する作業が煩雑であるとともに、
このステーシール部が早期に摩耗し、あるいは損傷し易
いという問題がある。
よび第2型からなる成形型のステー設置孔に取り付けら
れたカラー部材とステー部材との間に、パッキング材を
充填して固化させることによってステーシール部を形成
するように構成した場合には、上記成形型のキャビティ
内に成形材料を充填してヘッドレスト本体とステー部材
とをインサート成形する際に、上記ステー設置孔に成形
材料が漏出するのを上記ステーシール部によって阻止す
ることにより、ステー部材の基端部にバリが形成される
のを効果的に防止できるという利点を有する反面、上記
ステーシール部を形成する作業が煩雑であるとともに、
このステーシール部が早期に摩耗し、あるいは損傷し易
いという問題がある。
【0004】すなわち、ステーシール部を設けることに
よって上記成形材料の漏出を効果的に防止するために
は、上記ステーシール部をウレタンゴム等の弾性体によ
って形成するとともに、このステーシール部に形成され
るステー部材の挿通孔の直径をステー部材の外径よりも
0.2mm程度小さな値に設定し、上記挿通孔にステー
部材を圧入して挿通孔の周面にステー部材を密着させる
ように構成しなければならない。このため、上記ステー
部材をステーシール部に挿入する際等に、このステーシ
ール部が大きく変形してその外周面がカラー部材に強固
に圧接されるため、ステーシール部が大きな圧縮力を受
けて早期に摩耗し、あるいは損傷し易いという問題があ
る。
よって上記成形材料の漏出を効果的に防止するために
は、上記ステーシール部をウレタンゴム等の弾性体によ
って形成するとともに、このステーシール部に形成され
るステー部材の挿通孔の直径をステー部材の外径よりも
0.2mm程度小さな値に設定し、上記挿通孔にステー
部材を圧入して挿通孔の周面にステー部材を密着させる
ように構成しなければならない。このため、上記ステー
部材をステーシール部に挿入する際等に、このステーシ
ール部が大きく変形してその外周面がカラー部材に強固
に圧接されるため、ステーシール部が大きな圧縮力を受
けて早期に摩耗し、あるいは損傷し易いという問題があ
る。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、ステー
部材の基端部にバリが形成されるのを、簡単な構成で効
果的に防止するとともに、ステー設置孔に設けられた弾
性体からなるステー抱持部材の損傷等を効果的に防止す
ることができるヘッドレストの製造方法および同製造装
置を提供するものである。
部材の基端部にバリが形成されるのを、簡単な構成で効
果的に防止するとともに、ステー設置孔に設けられた弾
性体からなるステー抱持部材の損傷等を効果的に防止す
ることができるヘッドレストの製造方法および同製造装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
成形型に形成されたキャビティ内に成形材料を充填して
発泡させることにより、合成樹脂材からなるヘッドレス
ト本体を成形するとともに、このヘッドレスト本体に、
剛体からなるステー部材を一体にインサート成形するヘ
ッドレストの製造方法において、上記成形型に設けられ
たステー設置孔に弾性体からなるステー抱持部材を設置
し、このステー抱持部材の外周面と、上記ステー設置孔
の内周面との間に隙間を設けた状態で、第1係止部材と
第2係止部材によりステー抱持部材を上下から挟持して
その側方移動を許容した状態で係止するとともに、上記
ステー抱持部材に形成された挿通孔にステー部材を圧入
して抱持させることにより、上記ステー抱持部材および
第1係止部材によってステー部材の基端部をシールした
後、上記キャビティ内に成形材料を充填するように構成
したものである。
成形型に形成されたキャビティ内に成形材料を充填して
発泡させることにより、合成樹脂材からなるヘッドレス
ト本体を成形するとともに、このヘッドレスト本体に、
剛体からなるステー部材を一体にインサート成形するヘ
ッドレストの製造方法において、上記成形型に設けられ
たステー設置孔に弾性体からなるステー抱持部材を設置
し、このステー抱持部材の外周面と、上記ステー設置孔
の内周面との間に隙間を設けた状態で、第1係止部材と
第2係止部材によりステー抱持部材を上下から挟持して
その側方移動を許容した状態で係止するとともに、上記
ステー抱持部材に形成された挿通孔にステー部材を圧入
して抱持させることにより、上記ステー抱持部材および
第1係止部材によってステー部材の基端部をシールした
後、上記キャビティ内に成形材料を充填するように構成
したものである。
【0007】上記構成によれば、ヘッドレスト本体の成
形時に成形型のキャビティ内に充填された成形材料がス
テー設置孔側に漏出することがステー抱持部材および第
1係止部材によって阻止されるとともに、このステー抱
持部材の外周面と上記ステー設置孔の内周面との間に隙
間が設けられているため、ステー本体の成形後にステー
部材をステー抱持部材の挿通孔に挿入する際等に、ステ
ー抱持部材の挿通孔が拡開することが許容されることに
なる。
形時に成形型のキャビティ内に充填された成形材料がス
テー設置孔側に漏出することがステー抱持部材および第
1係止部材によって阻止されるとともに、このステー抱
持部材の外周面と上記ステー設置孔の内周面との間に隙
間が設けられているため、ステー本体の成形後にステー
部材をステー抱持部材の挿通孔に挿入する際等に、ステ
ー抱持部材の挿通孔が拡開することが許容されることに
なる。
【0008】請求項2に係る発明は、発泡合成樹脂材か
らなるヘッドレスト本体と、剛体からなるステー部材と
を一体にインサート成形するためのキャビティを構成す
る成形型を有し、この成形型にステー設置孔が設けられ
たヘッドレストの製造装置において、上記ステー設置孔
に、ヘッドレストのステー部材が圧入されて抱持される
挿通孔が形成された弾性体からなるステー抱持部材と、
このステー抱持部材の下端部を係止するとともに、ステ
ー部材の基端部をシールする第1係止部材と、上記ステ
ー抱持部材の上端部を係止する第2係止部材とを設け、
上記ステー抱持部材の外周面と、ステー設置孔の内周面
との間に、ステー抱持部材の側方移動を許容する隙間を
形成したものである。
らなるヘッドレスト本体と、剛体からなるステー部材と
を一体にインサート成形するためのキャビティを構成す
る成形型を有し、この成形型にステー設置孔が設けられ
たヘッドレストの製造装置において、上記ステー設置孔
に、ヘッドレストのステー部材が圧入されて抱持される
挿通孔が形成された弾性体からなるステー抱持部材と、
このステー抱持部材の下端部を係止するとともに、ステ
ー部材の基端部をシールする第1係止部材と、上記ステ
ー抱持部材の上端部を係止する第2係止部材とを設け、
上記ステー抱持部材の外周面と、ステー設置孔の内周面
との間に、ステー抱持部材の側方移動を許容する隙間を
形成したものである。
【0009】上記構成によれば、ステー抱持部材にステ
ー部材を抱持させた状態で成形型のキャビティ内に成形
材料が充填されることにより、ヘッドレスト本体とステ
ー部材とが一体にインサート成形されるとともに、この
ヘッドレスト本体の成形時に成形型のキャビティ内に充
填された成形材料がステー設置孔側に漏出することがス
テー抱持部材および第1係止部材によって阻止されこと
になる。そして、上記ステー抱持部材とステー設置孔と
の間に隙間が設けられているため、ステー本体の成形後
にステー部材をステー抱持部材の挿通孔に挿入する際等
に、ステー抱持部材が拡開することが許容されることに
なる。
ー部材を抱持させた状態で成形型のキャビティ内に成形
材料が充填されることにより、ヘッドレスト本体とステ
ー部材とが一体にインサート成形されるとともに、この
ヘッドレスト本体の成形時に成形型のキャビティ内に充
填された成形材料がステー設置孔側に漏出することがス
テー抱持部材および第1係止部材によって阻止されこと
になる。そして、上記ステー抱持部材とステー設置孔と
の間に隙間が設けられているため、ステー本体の成形後
にステー部材をステー抱持部材の挿通孔に挿入する際等
に、ステー抱持部材が拡開することが許容されることに
なる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
のヘッドレストの製造装置において、第1係止部材に、
ステー抱持部材の下端部を係止するフランジ部と、成形
型のステー設置孔に取り付けられる筒状部とを設け、こ
の筒状部の内周面と上記ステー抱持部材の外周面との間
に、ステー抱持部材の側方移動を許容する隙間を形成す
るとともに、上記筒状部の内周面に雌ねじ部を形成し、
かつこの雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を第2係止部材
の外周面に形成したものである。
のヘッドレストの製造装置において、第1係止部材に、
ステー抱持部材の下端部を係止するフランジ部と、成形
型のステー設置孔に取り付けられる筒状部とを設け、こ
の筒状部の内周面と上記ステー抱持部材の外周面との間
に、ステー抱持部材の側方移動を許容する隙間を形成す
るとともに、上記筒状部の内周面に雌ねじ部を形成し、
かつこの雌ねじ部に螺着される雄ねじ部を第2係止部材
の外周面に形成したものである。
【0011】上記構成によれば、第1係止部材のフラン
ジ部にステー抱持部材の下端部を係止した状態で、第1
係止部材の筒状部に第2係止部材を螺着することによ
り、上記ステー抱持部材の上端部が第2係止部材によっ
て係止されることになる。また、上記ステー抱持部材を
交換する際には、第2係止部材を回動操作して第1係止
部材から取外し、第1係止部材の上端部を開放すること
により、この第1係止部材の筒状部に対してステー抱持
部材が容易に着脱されることになる。
ジ部にステー抱持部材の下端部を係止した状態で、第1
係止部材の筒状部に第2係止部材を螺着することによ
り、上記ステー抱持部材の上端部が第2係止部材によっ
て係止されることになる。また、上記ステー抱持部材を
交換する際には、第2係止部材を回動操作して第1係止
部材から取外し、第1係止部材の上端部を開放すること
により、この第1係止部材の筒状部に対してステー抱持
部材が容易に着脱されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るヘッドレスト
の製造装置の実施形態を示している。このヘッドレスト
の製造装置は、図外の固定部材によって固定された固定
型1と、この固定型1の底部に設けられたヒンジ部材2
によって揺動自在に支持された可動型3と、上記固定型
1の上端部に設けられたヒンジ部材4によって揺動自在
に支持された上型5とからなる成形型6を有し、上記固
定型1、可動型3および上型5によってヘッドレスト本
体に対応したキャビティ7が構成されている。
の製造装置の実施形態を示している。このヘッドレスト
の製造装置は、図外の固定部材によって固定された固定
型1と、この固定型1の底部に設けられたヒンジ部材2
によって揺動自在に支持された可動型3と、上記固定型
1の上端部に設けられたヒンジ部材4によって揺動自在
に支持された上型5とからなる成形型6を有し、上記固
定型1、可動型3および上型5によってヘッドレスト本
体に対応したキャビティ7が構成されている。
【0013】上記上型5には、透孔からなるステー設置
孔8が形成され、このステー設置孔8には、金属製のパ
イプ材または棒体等の剛体からなるステー部材9を抱持
するステー抱持部材10と、このステー抱持部材10の
下端部を係止する第1係止部材11と、上記ステー抱持
部材10の上端部を係止する第2係止部材12とが設け
られている。また、上型5には左右一対のステー設置孔
8がヘッドレスト本体の幅方向に所定間隔をおいて配設
され、各ステー設置孔8にそれぞれステー部材9が設置
されるようになっている。
孔8が形成され、このステー設置孔8には、金属製のパ
イプ材または棒体等の剛体からなるステー部材9を抱持
するステー抱持部材10と、このステー抱持部材10の
下端部を係止する第1係止部材11と、上記ステー抱持
部材10の上端部を係止する第2係止部材12とが設け
られている。また、上型5には左右一対のステー設置孔
8がヘッドレスト本体の幅方向に所定間隔をおいて配設
され、各ステー設置孔8にそれぞれステー部材9が設置
されるようになっている。
【0014】上記ステー抱持部材10は、ステー部材9
の外径よりもやや小さい孔径を有する挿通孔13が形成
されたウレタンゴム等の弾性体からなり、上記挿通孔1
3にステー部材9が圧入されるように構成されている。
なお、上記ステー抱持部材10のショア硬さ(JIS
Z 2446−1981)は、50〜70程度に設定す
ることが望ましい。
の外径よりもやや小さい孔径を有する挿通孔13が形成
されたウレタンゴム等の弾性体からなり、上記挿通孔1
3にステー部材9が圧入されるように構成されている。
なお、上記ステー抱持部材10のショア硬さ(JIS
Z 2446−1981)は、50〜70程度に設定す
ることが望ましい。
【0015】上記第1係止部材11は、上型5のステー
設置孔8に嵌着されて取り付けられる筒状部15を有
し、この筒状部15の下端部には、内方に突出するフラ
ンジ部14が設けられている。そして、上記フランジ部
14の内径がステー部材9の外径よりもやや大きな値に
設定され、上記フランジ部14上にステー抱持部材10
が載置されてその下端部が上記フランジ部14によって
係止されることにより、この第1係止部材11のフラン
ジ部14と、上記ステー抱持部材10とによってステー
部材9の基端部がシールされるように構成されている。
設置孔8に嵌着されて取り付けられる筒状部15を有
し、この筒状部15の下端部には、内方に突出するフラ
ンジ部14が設けられている。そして、上記フランジ部
14の内径がステー部材9の外径よりもやや大きな値に
設定され、上記フランジ部14上にステー抱持部材10
が載置されてその下端部が上記フランジ部14によって
係止されることにより、この第1係止部材11のフラン
ジ部14と、上記ステー抱持部材10とによってステー
部材9の基端部がシールされるように構成されている。
【0016】上記筒状部15は、その内径が上記ステー
抱持部材10の外径よりも大きな値に設定されることに
より、このステー抱持部材10の外周面と、上記ステー
設置孔8および筒状部15の内周面との間に5mm程度
の隙間Sが形成され、この隙間Sの範囲内においてステ
ー抱持部材10の側方移動が許容されるようになってて
いる。また、上記筒状部15の内周面には、雌ねじ部1
6が形成されている。
抱持部材10の外径よりも大きな値に設定されることに
より、このステー抱持部材10の外周面と、上記ステー
設置孔8および筒状部15の内周面との間に5mm程度
の隙間Sが形成され、この隙間Sの範囲内においてステ
ー抱持部材10の側方移動が許容されるようになってて
いる。また、上記筒状部15の内周面には、雌ねじ部1
6が形成されている。
【0017】上記第2係止部材12は、中央にステー部
材9の外径よりも大きな孔径を有する開口部が形成され
たリング状体からなり、その外周面には上記筒状部15
の雌ねじ部16に螺着される雄ねじ部17が形成されて
いる。そして、上記第2係止部材11の雄ねじ部17が
第1係止部材11の雌ねじ部16に螺着され、上記第2
係止部材12の下面がステー抱持部材10に当接するこ
とにより、このステー抱持部材10を係止してその側方
移動を可能にした状態で支持している。
材9の外径よりも大きな孔径を有する開口部が形成され
たリング状体からなり、その外周面には上記筒状部15
の雌ねじ部16に螺着される雄ねじ部17が形成されて
いる。そして、上記第2係止部材11の雄ねじ部17が
第1係止部材11の雌ねじ部16に螺着され、上記第2
係止部材12の下面がステー抱持部材10に当接するこ
とにより、このステー抱持部材10を係止してその側方
移動を可能にした状態で支持している。
【0018】上記構成の製造装置を使用してヘッドレス
トを成形するには、上型5のステー設置孔9内に第1係
止部材11を挿入して圧着または接着等の手段で固定す
るとともに、上記第1係止部材11の筒状部15内にス
テー抱持部材10を挿入した後、その上方に第2係止部
材12を設置し、第1係止部材11のフランジ部15と
第2係止部材12とによって上記ステー抱持部材10を
係止する。次いで、図2に示すように、ヒンジ部材2,
4を支点にして可動型3および上型5を揺動変位させる
ことにより成形型6を型開きした状態で、上記ステー抱
持部材10の挿通孔13内に上記ステー部材9を圧入し
て抱持させた後、図1に示すように、上記ヒンジ部材
2,4を支点にして成形型6の可動型3および上型5を
揺動変位させることにより成形型6を型閉じする。
トを成形するには、上型5のステー設置孔9内に第1係
止部材11を挿入して圧着または接着等の手段で固定す
るとともに、上記第1係止部材11の筒状部15内にス
テー抱持部材10を挿入した後、その上方に第2係止部
材12を設置し、第1係止部材11のフランジ部15と
第2係止部材12とによって上記ステー抱持部材10を
係止する。次いで、図2に示すように、ヒンジ部材2,
4を支点にして可動型3および上型5を揺動変位させる
ことにより成形型6を型開きした状態で、上記ステー抱
持部材10の挿通孔13内に上記ステー部材9を圧入し
て抱持させた後、図1に示すように、上記ヒンジ部材
2,4を支点にして成形型6の可動型3および上型5を
揺動変位させることにより成形型6を型閉じする。
【0019】その後、上記成形型6のキャビティ7内
に、溶融状態の発泡樹脂材からなる成形材料を充填して
発泡させることにより、図3に示すように、上記キャビ
ティ7に対応した形状を有するヘッドレスト本体18を
形成するとともに、このヘッドレスト本体18に上記ス
テー部材9を一体にインサート成形する。上記成形材料
の発泡時には、キャビティ7の上端部、つまりステー部
材9の基端部が上記ステー抱持部材10および第1係止
部材11のフランジ部14によってシールされているた
め、成形材料が上型5のステー設置孔8側に漏出するこ
とが阻止されることになる。
に、溶融状態の発泡樹脂材からなる成形材料を充填して
発泡させることにより、図3に示すように、上記キャビ
ティ7に対応した形状を有するヘッドレスト本体18を
形成するとともに、このヘッドレスト本体18に上記ス
テー部材9を一体にインサート成形する。上記成形材料
の発泡時には、キャビティ7の上端部、つまりステー部
材9の基端部が上記ステー抱持部材10および第1係止
部材11のフランジ部14によってシールされているた
め、成形材料が上型5のステー設置孔8側に漏出するこ
とが阻止されることになる。
【0020】そして、上記ヘッドレスト本体18の成形
後に、ヒンジ部材2,4を支点にして可動型3および上
型5を揺動変位させることにより成形型6のキャビティ
7を開放した後、図2の矢印に示すように、上記ステー
部材9をステー抱持部材10の挿通孔13から引き抜く
ことにより、ヘッドレスト本体18を成形型6から離型
させる。
後に、ヒンジ部材2,4を支点にして可動型3および上
型5を揺動変位させることにより成形型6のキャビティ
7を開放した後、図2の矢印に示すように、上記ステー
部材9をステー抱持部材10の挿通孔13から引き抜く
ことにより、ヘッドレスト本体18を成形型6から離型
させる。
【0021】上記のように成形型6の上型1に設けられ
たステー設置孔8に、ヘッドレストのステー部材9が圧
入される挿通孔13が形成された弾性体からなるステー
抱持部材10と、このステー抱持部材10の下端部を係
止するとともに、ステー部材9の基端部をシールする第
1係止部材11と、上記ステー抱持部材10の上端部を
係止する第2係止部材12とを設けたため、この第1,
第2係止部材11,12によって係止されたステー抱持
部材10の挿通孔13にステー部材9を圧入して抱持さ
せた状態で、上記成形型6のキャビティ7内に成形材料
を充填してヘッドレスト本体18を成形する際に、上記
成形材料がステー設置孔8側に漏出するのを上記ステー
抱持部材10および第1係止部材12によって確実に阻
止することができる。
たステー設置孔8に、ヘッドレストのステー部材9が圧
入される挿通孔13が形成された弾性体からなるステー
抱持部材10と、このステー抱持部材10の下端部を係
止するとともに、ステー部材9の基端部をシールする第
1係止部材11と、上記ステー抱持部材10の上端部を
係止する第2係止部材12とを設けたため、この第1,
第2係止部材11,12によって係止されたステー抱持
部材10の挿通孔13にステー部材9を圧入して抱持さ
せた状態で、上記成形型6のキャビティ7内に成形材料
を充填してヘッドレスト本体18を成形する際に、上記
成形材料がステー設置孔8側に漏出するのを上記ステー
抱持部材10および第1係止部材12によって確実に阻
止することができる。
【0022】したがって、上記ステー部材9の基端部に
バリが形成されるのを簡単な構成で効果的に防止するこ
とができ、これによって成形後におけるバリ取り作業を
省略して成形作業を簡略化することができる。
バリが形成されるのを簡単な構成で効果的に防止するこ
とができ、これによって成形後におけるバリ取り作業を
省略して成形作業を簡略化することができる。
【0023】そして、上記ステー抱持部材10の外周面
と、ステー設置孔8の内周面との間に隙間Sを設けるこ
とにより、ステー抱持部材10の外周面を開放するとと
もに、このステー抱持部材10の側方移動を許容した状
態でステー抱持部材10を上記第1,第2係止部材1
1,12によって上下から挟持して係止するように構成
したため、ステー抱持部材10の挿通孔13にステー部
材9を圧入して抱持させる際等に、ステー抱持部材10
を大きく拡開させる荷重が作用した場合においても、ス
テー抱持部材10が早期に摩耗したり、損傷したりする
ことを効果的に防止することができる。
と、ステー設置孔8の内周面との間に隙間Sを設けるこ
とにより、ステー抱持部材10の外周面を開放するとと
もに、このステー抱持部材10の側方移動を許容した状
態でステー抱持部材10を上記第1,第2係止部材1
1,12によって上下から挟持して係止するように構成
したため、ステー抱持部材10の挿通孔13にステー部
材9を圧入して抱持させる際等に、ステー抱持部材10
を大きく拡開させる荷重が作用した場合においても、ス
テー抱持部材10が早期に摩耗したり、損傷したりする
ことを効果的に防止することができる。
【0024】すなわち、上記ステー抱持部材10の挿通
孔13の孔径は、ステー部材9の基端部を確実にシール
するように、上記ステー部材9の外径よりも小さな値に
設定されているため、従来例のようにステー抱持部材の
外周面を成形型に密着させてその側方移動を拘束するよ
うに構成した場合には、ステー部材をステー抱持部材の
挿通孔内に挿入する際に、このステー抱持部材に大きな
圧縮荷重が作用してステー抱持部材が早期に摩耗するこ
とが避けられない。
孔13の孔径は、ステー部材9の基端部を確実にシール
するように、上記ステー部材9の外径よりも小さな値に
設定されているため、従来例のようにステー抱持部材の
外周面を成形型に密着させてその側方移動を拘束するよ
うに構成した場合には、ステー部材をステー抱持部材の
挿通孔内に挿入する際に、このステー抱持部材に大きな
圧縮荷重が作用してステー抱持部材が早期に摩耗するこ
とが避けられない。
【0025】これに対して上記のように上記ステー抱持
部材10の外周面と、ステー設置孔8との間に上記隙間
Sを設けてステー抱持部材10の側方移動を許容するよ
うに構成した場合には、ステー部材9を上記挿通孔13
に圧入する際に、ステー抱持部材10を弾性変形させて
上記挿通孔13を容易に拡開させることができるため、
ステー抱持部材10に大きな圧縮荷重が作用するのを防
止することができる。
部材10の外周面と、ステー設置孔8との間に上記隙間
Sを設けてステー抱持部材10の側方移動を許容するよ
うに構成した場合には、ステー部材9を上記挿通孔13
に圧入する際に、ステー抱持部材10を弾性変形させて
上記挿通孔13を容易に拡開させることができるため、
ステー抱持部材10に大きな圧縮荷重が作用するのを防
止することができる。
【0026】また、上記実施形態に示すように、第1係
止部材11の下端部に設けられたフランジ部14の内径
をステー部材9外径よりも大きな値に設定する等によ
り、ステー部材9の側方移動を許容するように構成した
場合には、ヘッドレスト本体18の左右に設置される一
対のステー部材9の設置間隔と、成形型6の上型5に形
成された左右一対のステー設置孔8の設置間隔との間に
ずれがある場合においても、上記ステー部材9をステー
抱持部材10の挿通孔13に挿入する際等に、このステ
ー部材9およびステー抱持部材10を一体の状態で側方
に移動させることができる。したがって、上記ステー部
材9の挿入時等に、ステー抱持部材10に大きな圧縮荷
重が作用することを防止してステー抱持部材10の摩耗
および損傷を効果的に防止することができる。
止部材11の下端部に設けられたフランジ部14の内径
をステー部材9外径よりも大きな値に設定する等によ
り、ステー部材9の側方移動を許容するように構成した
場合には、ヘッドレスト本体18の左右に設置される一
対のステー部材9の設置間隔と、成形型6の上型5に形
成された左右一対のステー設置孔8の設置間隔との間に
ずれがある場合においても、上記ステー部材9をステー
抱持部材10の挿通孔13に挿入する際等に、このステ
ー部材9およびステー抱持部材10を一体の状態で側方
に移動させることができる。したがって、上記ステー部
材9の挿入時等に、ステー抱持部材10に大きな圧縮荷
重が作用することを防止してステー抱持部材10の摩耗
および損傷を効果的に防止することができる。
【0027】また、上記実施形態では、第1係止部材1
1に、ステー抱持部材10の下端部を係止するフランジ
部14と、成形型6のステー設置孔8に嵌着される等に
より取り付けられる筒状部15とを設け、この筒状部1
5の内周面と上記ステー抱持部材10の外周面との間に
所定の隙間Sを形成するとともに、上記筒状部15の内
周面に雌ねじ部16を形成し、かつ第2係止部材12の
外周面に上記雌ねじ部16にを螺着される雄ねじ部17
を形成したため、上記ステー抱持部材10をステー設置
孔8に支持させる際に、第2係止部材12の螺着位置を
調節することにより、上記ステー抱持部材10を第1,
第2係止部材11,12により上下から挟持して適正状
態で係止することができる。
1に、ステー抱持部材10の下端部を係止するフランジ
部14と、成形型6のステー設置孔8に嵌着される等に
より取り付けられる筒状部15とを設け、この筒状部1
5の内周面と上記ステー抱持部材10の外周面との間に
所定の隙間Sを形成するとともに、上記筒状部15の内
周面に雌ねじ部16を形成し、かつ第2係止部材12の
外周面に上記雌ねじ部16にを螺着される雄ねじ部17
を形成したため、上記ステー抱持部材10をステー設置
孔8に支持させる際に、第2係止部材12の螺着位置を
調節することにより、上記ステー抱持部材10を第1,
第2係止部材11,12により上下から挟持して適正状
態で係止することができる。
【0028】さらに、上記ステー抱持部材10が摩耗
し、あるいは劣化した場合等において、このステー抱持
部材10を交換する際には、上記第2係止部材12を回
動操作して第1係止部材11の筒状部15から取り外
し、この筒状部15の上端部を開放することにより、こ
の筒状部15に対してステー抱持部材10を容易に着脱
することができる。
し、あるいは劣化した場合等において、このステー抱持
部材10を交換する際には、上記第2係止部材12を回
動操作して第1係止部材11の筒状部15から取り外
し、この筒状部15の上端部を開放することにより、こ
の筒状部15に対してステー抱持部材10を容易に着脱
することができる。
【0029】なお、上記ステー抱持部材10の着脱作業
を容易に行い得るようにするため、その上面等に回動操
作用の工具を係合するための凹孔または突部等を形成す
ることが望ましい。
を容易に行い得るようにするため、その上面等に回動操
作用の工具を係合するための凹孔または突部等を形成す
ることが望ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2に係
る発明は、成形型に設けられたステー設置孔に弾性体か
らなるステー抱持部材を設置し、このステー抱持部材と
上記ステー設置孔との間に隙間を設けた状態で、ステー
抱持部材を第1係止部材と第2係止部材により上下から
挟持してステー抱持部材の側方移動を許容した状態で係
止するとともに、上記ステー抱持部材に形成された挿通
孔にステー部材を圧入して抱持させることにより、上記
ステー抱持部材および第1係止部材によってステー部材
の基端部をシールした状態で、上記キャビティ内に成形
材料を充填してヘッドレスト本体と上記ステー部材とを
一体にインサート成形するように構成したため、上記ス
テー部材の基端部にバリが形成されるのを効果的に防止
することができるとともに、上記ステー抱持部材の摩耗
および損傷を効果的に防止できるという利点がある。
る発明は、成形型に設けられたステー設置孔に弾性体か
らなるステー抱持部材を設置し、このステー抱持部材と
上記ステー設置孔との間に隙間を設けた状態で、ステー
抱持部材を第1係止部材と第2係止部材により上下から
挟持してステー抱持部材の側方移動を許容した状態で係
止するとともに、上記ステー抱持部材に形成された挿通
孔にステー部材を圧入して抱持させることにより、上記
ステー抱持部材および第1係止部材によってステー部材
の基端部をシールした状態で、上記キャビティ内に成形
材料を充填してヘッドレスト本体と上記ステー部材とを
一体にインサート成形するように構成したため、上記ス
テー部材の基端部にバリが形成されるのを効果的に防止
することができるとともに、上記ステー抱持部材の摩耗
および損傷を効果的に防止できるという利点がある。
【0031】また、請求項3に係る発明は、第1係止部
材に、ステー抱持部材の下端部を係止するフランジ部
と、成形型のステー設置孔に取り付けられる筒状部とを
設け、この筒状部の内周面と上記ステー抱持部材の外周
面との間に隙間を形成するとともに、上記筒状部の内周
面に雌ねじ部を形成し、かつこの雌ねじ部に第2係止部
材を螺着するように構成したため、ステー抱持部材を第
1,第2係止部材により上下から挟持して適正状態で係
止することができるとともに、上記ステー抱持部材の交
換作業を容易に行うことができる。
材に、ステー抱持部材の下端部を係止するフランジ部
と、成形型のステー設置孔に取り付けられる筒状部とを
設け、この筒状部の内周面と上記ステー抱持部材の外周
面との間に隙間を形成するとともに、上記筒状部の内周
面に雌ねじ部を形成し、かつこの雌ねじ部に第2係止部
材を螺着するように構成したため、ステー抱持部材を第
1,第2係止部材により上下から挟持して適正状態で係
止することができるとともに、上記ステー抱持部材の交
換作業を容易に行うことができる。
【図1】本発明に係るヘッドレストの製造装置の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】成形型の開放状態を示す断面図である。
【図3】成形型のキャビティ内に成形材料を充填した状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
6 成形型 7 キャビティ 8 ステー設置孔 9 ステー部材 10 ステー抱持部材 11 第1係止部材 12 第2係止部材 13 挿通孔 14 フランジ部 15 筒状部 16 雌ねじ部 17 雄ねじ部 18 ヘッドレスト本体 S 隙間
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 21/055 B60R 21/055 B // B29K 105:04 105:20 B29L 31:58
Claims (3)
- 【請求項1】 成形型に形成されたキャビティ内に成形
材料を充填して発泡させることにより、合成樹脂材から
なるヘッドレスト本体を成形するとともに、このヘッド
レスト本体に、剛体からなるステー部材を一体にインサ
ート成形するヘッドレストの製造方法において、上記成
形型に設けられたステー設置孔に弾性体からなるステー
抱持部材を設置し、このステー抱持部材の外周面と、上
記ステー設置孔の内周面との間に隙間を設けた状態で、
第1係止部材と第2係止部材によりステー抱持部材を上
下から挟持してその側方移動を許容した状態で係止する
とともに、上記ステー抱持部材に形成された挿通孔にス
テー部材を圧入して抱持させることにより、上記ステー
抱持部材および第1係止部材によってステー部材の基端
部をシールした後、上記キャビティ内に成形材料を充填
するように構成したことを特徴とするヘッドレストの製
造方法。 - 【請求項2】 発泡合成樹脂材からなるヘッドレスト本
体と、剛体からなるステー部材とを一体にインサート成
形するためのキャビティを構成する成形型を有し、この
成形型にステー設置孔が設けられたヘッドレストの製造
装置において、上記ステー設置孔に、ヘッドレストのス
テー部材が圧入されて抱持される挿通孔が形成された弾
性体からなるステー抱持部材と、このステー抱持部材の
下端部を係止するとともに、ステー部材の基端部をシー
ルする第1係止部材と、上記ステー抱持部材の上端部を
係止する第2係止部材とを設け、上記ステー抱持部材の
外周面と、ステー設置孔の内周面との間に、ステー抱持
部材の側方移動を許容する隙間を形成したことを特徴と
するヘッドレストの製造装置。 - 【請求項3】 第1係止部材に、ステー抱持部材の下端
部を係止するフランジ部と、成形型のステー設置孔に取
り付けられる筒状部とを設け、この筒状部の内周面と上
記ステー抱持部材の外周面との間に、ステー抱持部材の
側方移動を許容する隙間を形成するとともに、上記筒状
部の内周面に雌ねじ部を形成し、かつこの雌ねじ部に螺
着される雄ねじ部を第2係止部材の外周面に形成したこ
とを特徴とする請求項2記載のヘッドレストの製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8033403A JPH09225949A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ヘッドレストの製造方法および同製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8033403A JPH09225949A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ヘッドレストの製造方法および同製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09225949A true JPH09225949A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12385640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8033403A Pending JPH09225949A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | ヘッドレストの製造方法および同製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09225949A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008155470A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Inoac Corp | ヘッドレスト用のクッションパッド及びその成形方法並びに成形型 |
KR20180119662A (ko) * | 2016-03-31 | 2018-11-02 | 베바스토 에스이 | 자동차용 플레이트-형상 피삭재의 기계가공 디바이스 및 방법 |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP8033403A patent/JPH09225949A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008155470A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Inoac Corp | ヘッドレスト用のクッションパッド及びその成形方法並びに成形型 |
KR20180119662A (ko) * | 2016-03-31 | 2018-11-02 | 베바스토 에스이 | 자동차용 플레이트-형상 피삭재의 기계가공 디바이스 및 방법 |
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