JP4136181B2 - ウエビング巻取装置用プリテンショナー - Google Patents

ウエビング巻取装置用プリテンショナー Download PDF

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    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衝突等による車両の緊急時にウエビングを強制的に巻取軸に巻き取ることによりウエビングの緩みを除去するウエビング巻取装置用プリテンショナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ウエビング巻取装置においては、衝突等による車両の緊急時にウエビングを強制的に巻取軸に巻き取ることによりウエビングの緩みを除去するプリテンショナーを備えたものがある。
【0003】
このようなプリテンショナーのうち、例えば、図8に示すような、いわゆるラック&ピニオン方式のものを備えたウエビング巻取装置100では、ウエビング106を巻き取る巻取軸108にピニオン104が連結されており、ピニオン104は巻取軸108と常に一体に回転する。また、ピニオン104の近傍にはシリンダ102が設けられており、シリンダ102内には車両の緊急時にガスが供給される。
【0004】
シリンダ102内にはピストン110が移動可能に設けられ、ピストン110は車両の緊急時にガスの圧力により図8の矢印Bの方向へ移動する。このピストン110の上面にはラック112が一体に設けられており、ラック112がピストン110と共に移動することでピニオン104に歯合してピニオン104をウエビング106を巻き取る方向(図8の矢印Aの方向)へ回転させる。これにより、車両の緊急時には巻取軸108にウエビング106が巻き取られ、ウエビング106の緩みが除去される。
【0005】
また、ピストン110の側面には切削加工によりシール保持溝114が形成されており、シール保持溝114にはゴム製のOリング116が装着されている。このOリング116がピストン110とシリンダ102の内壁118の間をシールすることにより、ピストン110とシリンダ102の間の気密性が高められている。さらに、ピストン110にはガス抜き孔120が形成されており、ガス抜き孔120はピストン110の底面から上面を貫通している。これにより、プリテンショナー作動の際に、ガス抜き孔120を通してピストン110の底面側から上面側へガスが抜け、シリンダ102内におけるガス圧の極度の上昇が防止されている。
【0006】
しかしながら、このようなウエビング巻取装置100では、シール保持溝114及びガス抜き孔120を形成するピストン110の加工には手間が掛かり、このため、コストアップになる。
【0007】
さらに、シール保持溝114にOリング116を拡径して装着しなければならないため組付けが困難になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、ピストンの加工を容易にしてコストを低減でき、さらに、組付けを容易にできるウエビング巻取装置用プリテンショナーを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両の緊急時にガス発生剤の燃焼により発生したガスが供給されるシリンダと、前記シリンダ内に移動可能に設けられ、前記ガスの圧力によって前記シリンダ内を移動することにより前記巻取軸を前記ウエビングを巻き取る方向へ回転させるピストンと、弾性を有し、かつ略円筒状とされ、前記ピストンの底面に当接して設けられ、前記ガスの圧力によって前記ピストンの底面に押圧されることにより拡径されて前記ピストンと前記シリンダ内壁との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材に、前記シール部材の上壁部及び側壁部に共に連続し、前記ピストンの底面側から上面側へ前記ガスを流出させる隙間部を形成した、ことを特徴としている
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、車両の緊急時には、シリンダにガスが供給され、ガスの圧力によりピストンが移動する。ピストンが移動すると、巻取軸がウエビングを巻き取る方向へ回転して巻取軸にウエビングが巻き取られ、これにより、ウエビングの緩みが除去される。ここで、ピストンがガスの圧力により移動する際には、弾性を有しかつ略円筒状のシール部材がガスの圧力によってピストンの底面に押圧されることにより拡径され、シール部材の側壁部がシリンダ内壁へ押圧される。これにより、シール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールし、ピストンとシリンダとの間の気密性が高められる。
【0011】
このように、請求項1に記載の発明では、ピストンの底面にシール部材を当接させるのみでシール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストンに形成する必要がなく、したがって、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
さらに、プリテンショナー作動の際に、シール部材の隙間部を通してピストンの底面側から上面側へガスが流出するため、シリンダ内におけるガスの圧力の極度の上昇が防止される。このため、従来のガス抜き孔をピストンに形成する必要がなく、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
また、シール部材は略円筒状とされると共に、シール部材に隙間部を形成したため、ガスの圧力によってシール部材が一層拡径し易くなり、これにより、シリンダ内壁との間のシール性を一層向上できる。
請求項2に記載の発明は、ウエビングを巻き取る巻取軸と、車両の緊急時にガス発生剤の燃焼により発生したガスが供給されるシリンダと、前記シリンダ内に移動可能に設けられ、前記ガスの圧力によって前記シリンダ内を移動することにより前記巻取軸を前記ウエビングを巻き取る方向へ回転させるピストンと、弾性を有し、かつ略円筒状とされ、前記ピストンの底面に当接して設けられ、前記ガスの圧力によって前記ピストンの底面に押圧されることにより拡径されて前記ピストンと前記シリンダ内壁との間をシールするシール部材と、を備え、前記シール部材を、融点が前記ガス発生剤の着火温度以下の材料で構成した、ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、車両の緊急時には、シリンダにガスが供給され、ガスの圧力によりピストンが移動する。ピストンが移動すると、巻取軸がウエビングを巻き取る方向へ回転して巻取軸にウエビングが巻き取られ、これにより、ウエビングの緩みが除去される。ここで、ピストンがガスの圧力により移動する際には、弾性を有しかつ略円筒状のシール部材がガスの圧力によってピストンの底面に押圧されることにより拡径され、シール部材の側壁部がシリンダ内壁へ押圧される。これにより、シール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールし、ピストンとシリンダとの間の気密性が高められる。
このように、請求項2に記載の発明では、ピストンの底面にシール部材を当接させるのみでシール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストンに形成する必要がなく、したがって、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
さらに、シール部材を融点がガス発生剤の着火温度以下の材料で構成したため、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際に、シール部材が部分的に軟化(液状化)してピストンの底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ内におけるガスの圧力が極度に上昇することを防止でき、したがって、シリンダ、ラック及びピニオン等の必要強度設定を小さくしても、これらが損傷することなく部品の飛散を防止することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のウエビング巻取装置用プリテンショナーにおいて、前記ピストンの底面に、円柱状に突出するシール保持部を一体に形成し、前記シール部材の上壁部を前記シール保持部の外周に嵌合すると共に、前記シール部材の側壁部を前記シリンダ内壁に当接させた、ことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、ピストンの底面に一体に形成されたシール保持部の外周にシール部材の上壁部が嵌合されるため、シール部材がピストンからずれることがない。したがって、シール部材がピストンとシリンダ内壁との間を確実にシールできる。
【0014】
さらに、ピストンの底面に一体に形成されたシール保持部の外周にシール部材の上壁部を嵌合するのみでピストンにシール部材を組付けることができるため、従来のようにOリングを拡径してシール保持溝に装着する必要がなく、組付けを容易にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置用プリテンショナー10が適用されて構成されたウエビング巻取装置38の概略構成が側面図にて示されており、図2には、ウエビング巻取装置38の概略構成が分解斜視図にて示されている。また、図3には、ウエビング巻取装置38の主要部が平面図にて示されている。
【0021】
ウエビング巻取装置38は、フレーム12を備えており、フレーム12は車両に固定されている。フレーム12には巻取軸14が回転可能に固定されており、巻取軸14にウエビング16が巻き取られている。
【0022】
また、ウエビング巻取装置38は、ラック&ピニオン方式によるプリテンショナー10を備えており、巻取軸14の一端には図示しないローラを介してピニオン18が設けられている。ピニオン18が回転するとピニオン18はローラを介して巻取軸14に連結し、これにより、ウエビング16の巻き取りまたは巻き戻しがなされる。
【0023】
フレーム12にはシリンダ20が固定されている。シリンダ20は中空円柱状に形成されており、シリンダ20の先端側はピニオン18の近傍で開口している。一方、シリンダ20の内壁36の底部側にはシリンダ20の内径より小径とされて受部26が一体に形成されており、受部26は後述するピストンリング34の側壁部22下端に当接しピストンリング34の保持位置を設定している。また、シリンダ20の底部側(ピストンリング34の保持位置より下方)には、図示しないガス供給口が設けられており、衝突等による車両の緊急時には、このガス供給口からシリンダ20内にガス発生剤の燃焼により発生したガスが供給される。
【0024】
シリンダ20内には略円盤状のピストン28が設けられており、ピストン28はシリンダ20内を移動可能とされている。これにより、シリンダ20内にガスが供給されると、このガスの圧力によりピストン28が図1の矢印Bの方向へ移動する。
【0025】
ピストン28の上面にはラック30が一体に設けられている。このラック30はピニオン18に対応しており、ラック30がピストン28と共に図1の矢印Bの方向へ移動すると、ラック30がピニオン18に歯合してピニオン18をウエビング16を巻き取る方向(図1の矢印Aの方向)へ回転させる。
【0026】
ピストン28の底面には円柱状に突出したシール保持部32が一体に形成されており、シール保持部32の外周に後述するピストンリング34の上壁部40が嵌合している。
【0027】
ピストン28の底面にはシール部材としての樹脂製のピストンリング34が当接して設けられている。ピストンリング34は略リング状の上壁部40とこの上壁部40の外周部分から鉛直下方へ延伸した側壁部22が形成されて全体として略円筒状とされている。ピストンリング34の上壁部40は上述したピストン28のシール保持部32の外周に嵌合しており、これにより、ピストンリング34がピストン28に保持されている。また、ピストンリング34の側壁部22は上述したシリンダ20の内壁36に当接すると共に、ピストンリング34の側壁部22下端は、内壁36に一体に形成された受部26に当接している。
【0028】
ピストンリング34は弾性を有しており、このため、シリンダ20内にガスが供給されるとこのガスの圧力によりピストンリング34はピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング34の側壁部22がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング34はピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールする。また、ピストンリング34には上壁部40及び側壁部22に共に連続した隙間部24が形成されており、この隙間部24を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出し、これにより、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。さらに、ピストンリング34を構成する材料の融点はガス発生剤の着火温度以下であり、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング34が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内のガス圧が極度に上昇することが防止される構成である。
【0029】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0030】
以上の構成のウエビング巻取装置38では、車両の緊急時にはシリンダ20にガスが供給され、ガスの圧力によりピストン28が図1の矢印Bの方向へ移動する。ピストン28が図1の矢印Bの方向へ移動すると、ピストン28と共にラック30も移動し、ラック30がピニオン18に歯合してピニオン18をウエビング16を巻き取る方向(図1の矢印Aの方向)へ回転させる。ピニオン18がウエビング16を巻き取る方向へ回転すると、ピニオン18が図示しないローラを介して巻取軸14に連結し、これにより、巻取軸14にウエビング16が巻き取られ、ウエビング16の緩みが除去される。ここで、ピストン28がガスの圧力により移動する際には、ガスの圧力によって弾性を有しかつ略円筒状のピストンリング34がピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング34の側壁部22がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、ピストンリング34がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールし、ピストン28とシリンダ20との間の気密性が高められる。
【0031】
このように、ピストン28の底面にピストンリング34を当接させるのみでピストンリング34がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストン28に形成する必要がない。したがって、シール保持溝を形成するためのピストン28の切削加工が不要になり、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0032】
また、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング34の上壁部40が嵌合されるため、ピストンリング34がピストン28からずれることがない。したがって、ピストンリング34がピストン28とシリンダ20の内壁36との間を確実にシールできる。
【0033】
さらに、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング34の上壁部40を嵌合するのみでピストン28にピストンリング34を組付けることができるため、従来のようにOリングを拡径してシール保持溝に装着する必要がなく、組付けを容易にすることができる。
【0034】
また、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング34の隙間部24を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出するため、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。このため、従来のガス抜き孔をピストン28に形成する必要がなく、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0035】
またここで、ピストンリング34が略円筒状とされると共に、ピストンリング34に隙間部24を形成したため、ガスの圧力によってピストンリング34が一層拡径し易くなり、これにより、シリンダ20の内壁36との間のシール性を一層向上できる。
【0036】
さらに、ピストンリング34を構成する材料の融点がガス発生剤の着火温度以下であるため、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング34が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内におけるガスの圧力が極度に上昇することを防止でき、したがって、シリンダ20、ラック30及びピニオン18等の必要強度設定を小さくしても、これらが損傷することなく部品の飛散を防止することができる。
(第1の変形例)
図4には、本実施の形態の第1の変形例に係るウエビング巻取装置50の概略構成が側面図にて示されており、図5には、ウエビング巻取装置50の主要部が斜視図にて示されている。
【0037】
第1の変形例に係るウエビング巻取装置50のウエビング巻取装置用プリテンショナー60では、ピストン28の底面にはシール部材としての樹脂製のピストンリング52が当接している。ピストンリング52は略リング状の上壁部58とこの上壁部58の外周部分からシリンダ20の内壁36側に斜め下方へ延伸した側壁部54が形成されて全体として略円筒状とされている。ピストンリング52の上壁部58はピストン28のシール保持部32の外周に嵌合しており、これにより、ピストンリング52がピストン28に保持されている。また、ピストンリング52の側壁部54はシリンダ20の内壁36に当接すると共に、ピストンリング52の側壁部54下端は、内壁36に一体に形成された受部26に当接している。
【0038】
ピストンリング52は弾性を有しており、このため、シリンダ20内にガスが供給されるとこのガスの圧力によりピストンリング52はピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング52の側壁部54がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング52はピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールする。また、ピストンリング52には上壁部58及び側壁部54に共に連続した隙間部56が形成されており、この隙間部56を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出し、これにより、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。さらに、ピストンリング52を構成する材料の融点はガス発生剤の着火温度以下であり、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング52が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内のガス圧が極度に上昇することが防止される構成である。
【0039】
次に、本変形例の作用を説明する。
【0040】
以上の構成のウエビング巻取装置50では、車両の緊急時にはシリンダ20にガスが供給され、ガスの圧力によりピストン28が図4の矢印Bの方向へ移動する。ピストン28が図4の矢印Bの方向へ移動すると、ピストン28と共にラック30も移動し、ラック30がピニオン18に歯合してピニオン18をウエビング16を巻き取る方向(図4の矢印Aの方向)へ回転させる。ピニオン18がウエビング16を巻き取る方向へ回転すると、ピニオン18が図示しないローラを介して巻取軸14に連結し、これにより、巻取軸14にウエビング16が巻き取られ、ウエビング16の緩みが除去される。ここで、ピストン28がガスの圧力により移動する際には、ガスの圧力によって弾性を有しかつ略円筒状のピストンリング52がピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング52の側壁部54がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、ピストンリング52がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールし、ピストン28とシリンダ20との間の気密性が高められる。
【0041】
このように、ピストン28の底面にピストンリング52を当接させるのみでピストンリング52がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストン28に形成する必要がない。したがって、シール保持溝を形成するためのピストン28の切削加工を不要とでき、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0042】
また、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング52の上壁部58が嵌合されるため、ピストンリング52がピストン28からずれることがない。したがって、ピストンリング52がピストン28とシリンダ20の内壁36との間を確実にシールできる。
【0043】
さらに、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング52の上壁部58を嵌合するのみでピストン28にピストンリング52を組付けることができるため、従来のようにOリングを拡径してシール保持溝に装着する必要がなく、組付けを容易にすることができる。
【0044】
また、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング52の隙間部56を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出するため、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。このため、従来のガス抜き孔をピストン28に形成する必要がなく、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0045】
またここで、ピストンリング52が略円筒状とされると共に、ピストンリング52に隙間部56を形成したため、ガスの圧力によってピストンリング52が一層拡径し易くなり、これにより、シリンダ20の内壁36との間のシール性を一層向上できる。
【0046】
さらに、ピストンリング52を構成する材料の融点はガス発生剤の着火温度以下であるため、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング52が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内におけるガスの圧力が極度に上昇することを防止でき、したがって、シリンダ20、ラック30及びピニオン18等の必要強度設定を小さくしても、これらが損傷することなく部品の飛散を防止することができる。
(第2の変形例)
図6には、本実施の形態の第2の変形例に係るウエビング巻取装置70の概略構成が側面図にて示されており、図7には、ウエビング巻取装置70の主要部が斜視図にて示されている。
【0047】
第2の変形例に係るウエビング巻取装置70のウエビング巻取装置用プリテンショナー80では、ピストン28の底面にはシール部材としての樹脂製のピストンリング72が当接している。ピストンリング72は略リング状の上壁部76とこの上壁部76から鉛直下方へ延伸した側壁部78が形成されて全体として略円筒状とされている。ピストンリング72の上壁部76はピストン28のシール保持部32の外周に嵌合しており、これにより、ピストンリング72がピストン28に保持されている。また、ピストンリング72の側壁部78はシリンダ20の内壁36に当接すると共に、ピストンリング72の側壁部78下端は、内壁36に一体に形成された受部26に当接している。
【0048】
ピストンリング72は弾性を有しており、このため、シリンダ20内にガスが供給されるとこのガスの圧力によりピストンリング72はピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング72の側壁部78がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング72はピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールする。また、ピストンリング72は切断されてかつその両端部分が互いに重合された形状とされており、側壁部78の肉厚によりこの重合部分に上壁部76及び側壁部78に共に連続した隙間部74が形成されている。この隙間部74を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出し、これにより、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。さらに、ピストンリング72を構成する材料の融点はガス発生剤の着火温度以下であり、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング72が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内のガス圧が極度に上昇することが防止される構成である。
【0049】
次に、本変形例の作用を説明する。
【0050】
以上の構成のウエビング巻取装置70では、車両の緊急時にはシリンダ20にガスが供給され、ガスの圧力によりピストン28が図6の矢印Bの方向へ移動する。ピストン28が図6の矢印Bの方向へ移動すると、ピストン28と共にラック30も移動し、ラック30がピニオン18に歯合してピニオン18をウエビング16を巻き取る方向(図6の矢印Aの方向)へ回転させる。ピニオン18がウエビング16を巻き取る方向へ回転すると、ピニオン18が図示しないローラを介して巻取軸14に連結し、これにより、巻取軸14にウエビング16が巻き取られ、ウエビング16の緩みが除去される。ここで、ピストン28がガスの圧力により移動する際には、ガスの圧力によって弾性を有しかつ略円筒状のピストンリング72がピストン28の底面に押圧されることにより拡径され、ピストンリング72の側壁部78がシリンダ20の内壁36へ押圧される。これにより、ピストンリング72がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールし、ピストン28とシリンダ20との間の気密性が高められる。
【0051】
このように、ピストン28の底面にピストンリング72を当接させるのみでピストンリング72がピストン28とシリンダ20の内壁36との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストン28に形成する必要がない。したがって、シール保持溝を形成するためのピストン28の切削加工を不要にでき、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0052】
また、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング72の上壁部76が嵌合されるため、ピストンリング72がピストン28からずれることがない。したがって、ピストンリング72がピストン28とシリンダ20の内壁36との間を確実にシールできる。
【0053】
さらに、ピストン28の底面に一体に形成されたシール保持部32の外周にピストンリング72の上壁部76を嵌合するのみでピストン28にピストンリング72を組付けることができるため、従来のようにOリングを拡径してシール保持溝に装着する必要がなく、組付けを容易にすることができる。
【0054】
また、プリテンショナー作動の際に、ピストンリング72の隙間部74を通してピストン28の底面側から上面側へガスが流出するため、シリンダ20内におけるガス圧の極度の上昇が防止される。このため、従来のガス抜き孔をピストン28に形成する必要がなく、ピストン28の加工を容易にしてコストを低減できる。
【0055】
またここで、ピストンリング72が略円筒状とされると共に、ピストンリング72に隙間部74を形成したため、ガスの圧力によってピストンリング72が一層拡径し易くなり、これにより、シリンダ20の内壁36との間のシール性を一層向上できる。
【0056】
さらに、ピストンリング72を構成する材料の融点はガス発生剤の着火温度以下であるため、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際には、ピストンリング72が部分的に軟化(液状化)してピストン28の底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ20内におけるガスの圧力が極度に上昇することを防止でき、したがって、シリンダ20、ラック30及びピニオン18等の必要強度設定を小さくしても、これらが損傷することなく部品の飛散を防止することができる。
【0057】
なお、本実施の形態(変形例含む)では、ピストンリングに、その上壁部及び側壁部に共に連続する隙間部を形成したが、この隙間部と共に、あるいは、この隙間部に代えて、ピストンリング(シール部材)に流出孔を設けこの流出孔を通してピストンの底面側から上面側へガスが流出するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ピストンの底面にシール部材を当接させるのみでシール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストンに形成する必要がなく、したがって、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
さらに、プリテンショナー作動の際に、シール部材の隙間部を通してピストンの底面側から上面側へガスが流出するため、シリンダ内におけるガスの圧力の極度の上昇が防止される。このため、従来のガス抜き孔をピストンに形成する必要がなく、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
また、シール部材は略円筒状とされると共に、シール部材に隙間部を形成したため、ガスの圧力によってシール部材が一層拡径し易くなり、これにより、シリンダ内壁との間のシール性を一層向上できる。
請求項2に記載の発明によれば、ピストンの底面にシール部材を当接させるのみでシール部材がピストンとシリンダ内壁との間をシールできるため、従来のシール保持溝をピストンに形成する必要がなく、したがって、ピストンの加工を容易にしてコストを低減できる。
さらに、シール部材を融点がガス発生剤の着火温度以下の材料で構成したため、火災時のような高温下におけるプリテンショナー作動の際に、シール部材が部分的に軟化(液状化)してピストンの底面側から上面側へガスが流出する。このため、高温下においても、シリンダ内におけるガスの圧力が極度に上昇することを防止でき、したがって、シリンダ、ラック及びピニオン等の必要強度設定を小さくしても、これらが損傷することなく部品の飛散を防止することができる。
【0059】
請求項3に記載の発明によれば、ピストンの底面に一体に形成されたシール保持部の外周にシール部材の上壁部が嵌合されるため、シール部材がピストンからずれることがない。したがって、シール部材がピストンとシリンダ内壁との間を確実にシールできる。
【0060】
さらに、ピストンの底面に一体に形成されたシール保持部の外周にシール部材の上壁部を嵌合するのみでピストンにシール部材を組付けることができるため、従来のようにOリングを拡径してシール保持溝に装着する必要がなく、組付けを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウエビング巻取装置用プリテンショナーが適用されて構成されたウエビング巻取装置の概略構成の側面図である。
【図2】ウエビング巻取装置の概略構成の分解斜視図である。
【図3】ウエビング巻取装置のピストンリングの平面図である。
【図4】本実施の形態の第1の変形例に係るウエビング巻取装置の概略構成の側面図である。
【図5】第1の変形例に係るウエビング巻取装置のピストンリングの斜視図である。
【図6】本実施の形態の第2の変形例に係るウエビング巻取装置の概略構成の側面図である。
【図7】第2の変形例に係るウエビング巻取装置のピストンリングの斜視図である。
【図8】従来のウエビング巻取装置の概略構成の側面図である。
【符号の説明】
10 ウエビング巻取装置用プリテンショナー
14 巻取軸
16 ウエビング
18 ピニオン
20 シリンダ
22 側壁部
24 隙間部
28 ピストン
30 ラック
32 シール保持部
34 ピストンリング(シール部材)
36 内壁
38 ウエビング巻取装置
40 上壁部
50 ウエビング巻取装置
52 ピストンリング(シール部材)
54 側壁部
56 隙間部
58 上壁部
60 ウエビング巻取装置用プリテンショナー
70 ウエビング巻取装置
72 ピストンリング(シール部材)
74 隙間部
76 上壁部
78 側壁部
80 ウエビング巻取装置用プリテンショナー

Claims (3)

  1. ウエビングを巻き取る巻取軸と、
    車両の緊急時にガス発生剤の燃焼により発生したガスが供給されるシリンダと、
    前記シリンダ内に移動可能に設けられ、前記ガスの圧力によって前記シリンダ内を移動することにより前記巻取軸を前記ウエビングを巻き取る方向へ回転させるピストンと、
    弾性を有し、かつ略円筒状とされ、前記ピストンの底面に当接して設けられ、前記ガスの圧力によって前記ピストンの底面に押圧されることにより拡径されて前記ピストンと前記シリンダ内壁との間をシールするシール部材と、
    を備え
    前記シール部材に、前記シール部材の上壁部及び側壁部に共に連続し、前記ピストンの底面側から上面側へ前記ガスを流出させる隙間部を形成した、
    ことを特徴とするウエビング巻取装置用プリテンショナー。
  2. ウエビングを巻き取る巻取軸と、
    車両の緊急時にガス発生剤の燃焼により発生したガスが供給されるシリンダと、
    前記シリンダ内に移動可能に設けられ、前記ガスの圧力によって前記シリンダ内を移動することにより前記巻取軸を前記ウエビングを巻き取る方向へ回転させるピストンと、
    弾性を有し、かつ略円筒状とされ、前記ピストンの底面に当接して設けられ、前記ガスの圧力によって前記ピストンの底面に押圧されることにより拡径されて前記ピストンと前記シリンダ内壁との間をシールするシール部材と、
    を備え、
    前記シール部材を、融点が前記ガス発生剤の着火温度以下の材料で構成した、
    ことを特徴とするウエビング巻取装置用プリテンショナー。
  3. 前記ピストンの底面に、円柱状に突出するシール保持部を一体に形成し、
    前記シール部材の上壁部を前記シール保持部の外周に嵌合すると共に、前記シール部材の側壁部を前記シリンダ内壁に当接させた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のウエビング巻取装置用プリテンショナー。
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