JPH09225383A - パネル表面への樹脂塗布方法 - Google Patents

パネル表面への樹脂塗布方法

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Publication number
JPH09225383A
JPH09225383A JP3478596A JP3478596A JPH09225383A JP H09225383 A JPH09225383 A JP H09225383A JP 3478596 A JP3478596 A JP 3478596A JP 3478596 A JP3478596 A JP 3478596A JP H09225383 A JPH09225383 A JP H09225383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
panel
peripheral edge
panel surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP3478596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Ono
秀典 大野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3478596A priority Critical patent/JPH09225383A/ja
Publication of JPH09225383A publication Critical patent/JPH09225383A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの周縁に押し出された余剰の熱硬化性
樹脂(以下余剰樹脂と略称する)がフィルムに付着せ
ず、フィルムの反復使用を可能となり、製品不良の発生
を防止することができるパネル表面への樹脂塗布方法を
提供する。 【解決手段】 搬送装置により所定位置に搬送されたパ
ネル3の表面に熱硬化性樹脂4を塗布するとともに、フ
ィルム1を介して押圧ロールによりこの熱硬化性樹脂4
を展延させ、余剰樹脂をパネル3の周端に押し出すパネ
ル表面への樹脂塗布方法であって、上記フィルム1の周
縁を離型処理し、余剰樹脂がフィルム1の周縁に付着す
るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トップコート法に
より熱硬化性樹脂を塗布してなる化粧板等のパネル表面
への樹脂塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トップコート法により、化粧板等
のパネル表面に熱硬化性樹脂を塗布、硬化させる樹脂塗
布方法においては、フィルムを用いた所謂フィルム法に
よる樹脂塗布が多く行われている。このフィルム法は、
パネル表面にほぼ適量の熱硬化性樹脂を塗布し、その上
から周囲に枠材を取り付けたフィルムを被せて貼着した
後、押圧ロールを往復させることにより、パネル表面に
塗布された熱硬化性樹脂を均一に展延させる方法である
(実開平5−13727号公報 参照)。この際、余剰
の熱硬化性樹脂はパネル表面の周端に押圧ロールに押し
出されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のフィルム法によるパネル表面への樹脂塗布方法に
おいては、余剰の熱硬化性樹脂がパネル表面の周端から
押し出される際、フィルムの周縁に付着する。このフィ
ルムの周縁に付着した熱硬化性樹脂が時間経過とともに
硬化すると、脱型する際にパネルの周縁よりはみ出した
熱硬化性樹脂がパネルから剥がれ、フィルムの表面に付
着したまま残るといったことが起こる。
【0004】上記フィルムは、繰り返して反復使用する
ことを前提としているが、上記のように硬化した熱硬化
性樹脂が付着したままのフィルムが次の工程で再度用い
られると、このフィルムに付着した熱硬化性樹脂がパネ
ルの周縁に付着した状態となり、製品不良を起こす原因
となる。
【0005】又、パネルの脱型後、フィルムの周縁に付
着した樹脂をカッター等を用いて除去しようとすると、
手間がかかる上、フィルムをカッター等により傷付けて
しまい、このフィルムの再使用ができなくなるといった
問題がある。
【0006】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、パネルの周縁に押し出された余
剰の熱硬化性樹脂(以下余剰樹脂と略称する)がフィル
ムに付着せず、フィルムの反復使用を可能となり、製品
不良の発生を防止することができるパネル表面への樹脂
塗布方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパネル表
面への樹脂塗布方法においては、搬送装置により所定位
置に搬送されたパネルの表面に熱硬化性樹脂を塗布する
とともに、フィルムを介して押圧ロールによりこの熱硬
化性樹脂を展延させ、余剰樹脂をパネルの周縁に押し出
すパネル表面への樹脂塗布方法であって、上記フィルム
の周縁を離型処理し、余剰樹脂がフィルムが周縁に付着
するのを防止することを特徴とする。
【0008】又、請求項2記載のパネル表面への樹脂塗
布方法においては、請求項1記載のパネル表面への樹脂
塗布方法における離型処理が粘着テープにより行われる
ことを特徴とする。
【0009】パネル表面への樹脂塗布方法において、フ
ィルムの離型処理の手段としては、フィルムの周縁に離
型剤を塗布しておく方法や、請求項2記載のように表面
に離型性を有する粘着テープを貼着しておく方法が好適
である。
【0010】
【作用】請求項1記載のパネル表面への樹脂塗布方法に
おいては、フィルムの周縁が離型処理され、余剰樹脂が
フィルムの周縁に付着するのを防止するようにしたの
で、又、請求項2記載のパネル表面への樹脂塗布方法に
おいては、フィルムの周縁の離型処理が粘着テープを貼
着することにより行われ、余剰樹脂がフィルムの周縁に
付着するのを防止するようにしたので、パネルの周端に
押し出された余剰の熱硬化性樹脂がフィルムに付着せ
ず、フィルムの反復使用が可能となり、又、製品不良の
発生を防止することができるようになった。
【0011】更に、フィルムの周縁に付着した余剰樹脂
は、パネルの脱型時に、パネルと同時にフィルムより剥
離されるので、従来のようにカッター等でフィルムに付
着した余剰樹脂を除去するといった手間のかかる作業が
不要となり、作業能率を向上させることができる。又、
フィルムをカッター等により傷付けることがなくなり、
フィルムの反復使用をより向上させることが可能となっ
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して実施の形態
を説明する。図1は、本発明のパネル表面への樹脂塗布
方法の一例を示す平面図、図2は本発明のパネル表面へ
の樹脂塗布方法における樹脂塗布工程を示す断面図であ
る。
【0013】図1において、10は、パネル表面への樹
脂塗布方法において用いられるトップコート用フィルム
であり、このトップコート用フィルム10には、所定の
大きさに切断された厚さ140μm(125μm〜18
0μmが好適に用いられる)を有するポリエステル樹脂
製のフィルム1が用いられている。
【0014】このフィルム1の表面には、その内側の端
部をパネル(図2に示すパネル3)の四方の外周寸法に
合わせて、厚さが80μmで幅が25mmであって、表
面に離型性のよいフッ素樹脂処理が行われた粘着テープ
2が貼着され、所謂トップコート用フィルム10となさ
れている。
【0015】図2において、搬送装置により塗布装置
(図示しない)の所定の位置に搬送されたパネル3の表
面には、ほぼ定量のポリエステル樹脂4が塗布される。
続いて、この樹脂塗布が行われたパネル3の表面に、図
1に示すトップコート用フィルム10が、貼着された粘
着テープ2側を裏側にして上より粘着される。
【0016】上記パネル3に塗布されたポリエステル樹
脂4は、図3の樹脂塗布工程の断面図に示すように、押
圧ロールの往復動により、トップコート用フィルム10
を介してパネルの表面で展延される。
【0017】この際、余剰樹脂4aは、図4(図3のA
部詳細図)に示すように、フィルム1の裏面に貼着され
た粘着テープ2とパネル3との周縁に押し出されてはみ
出した状態となる。
【0018】従来であれば、上記粘着テープ2が貼着さ
れていないため、余剰樹脂は硬化したフィルムに付着し
た状態となるが、本発明においては粘着テープ2の離型
性により余剰樹脂の付着が起こらない。
【0019】この状態で、30分から40分かけてポリ
エステル樹脂4を硬化させ、しかる後脱型とともに、ト
ップコート用フィルム10を剥離することにより、樹脂
塗布工程が完了される。
【0020】従って、パネルの脱型時に、フィルムの周
縁に付着した余剰樹脂は、パネルと同時にフィルムより
剥離されるので、従来のようにカッター等でフィルムに
付着した余剰樹脂を除去するといった手間のかかる作業
が不要となり、作業能率を向上させることができる。
又、フィルムをカッター等により傷付けることがなくな
り、フィルムの反復使用をより向上させることが可能と
なった。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載のパネル表面への樹脂塗布
方法においては、フィルムの周縁が離型処理され、余剰
樹脂がフィルムの周縁に付着するのを防止するようにし
たので、又、請求項2記載のパネル表面への樹脂塗布方
法においては、フィルムの周縁の離型処理が粘着テープ
を貼着することにより行われ、余剰樹脂がフィルムの周
縁に付着するのを防止するようにしたので、パネルの周
端に押し出された余剰の熱硬化性樹脂がフィルムに付着
せず、フィルムの反復使用が可能となり、又、製品不良
の発生を防止することができるようになった。
【0022】更に、フィルムの周縁に付着した余剰樹脂
は、パネルの脱型時に、パネルと同時にフィルムより剥
離されるので、従来のようにカッター等でフィルムに付
着した余剰樹脂を除去するといった手間のかかる作業が
不要となり、作業能率を向上させることができる。又、
フィルムをカッター等により傷付けることがなくなり、
フィルムの反復使用をより向上させることが可能となっ
た。従って、パネル表面への樹脂塗布方法好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル表面への樹脂塗布方法の一例を
示す平面図。
【図2】本発明のパネル表面への樹脂塗布方法における
樹脂塗布工程を示す断面図。
【図3】本発明のパネル表面への樹脂塗布方法における
樹脂塗布工程を示す断面図。
【図4】図3のA部の詳細断面図。
【符号の説明】
1 フィルム 2 粘着テープ 3 パネル 4 ポリエステル樹脂4 4a 余剰樹脂 5 押圧ロール 10 トップコート用フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置により所定位置に搬送されたパ
    ネルの表面に熱硬化性樹脂を塗布するとともに、フィル
    ムを介して押圧ロールによりこの熱硬化性樹脂を展延さ
    せ、余剰樹脂をパネルの周端に押し出すパネル表面への
    樹脂塗布方法であって、上記フィルムの周縁を離型処理
    し、余剰樹脂がフィルムの周縁に付着するのを防止する
    ことを特徴とするパネル表面への樹脂塗布方法。
  2. 【請求項2】 上記離型処理が粘着テープにより行われ
    ていることを特徴とする請求項1記載のパネル表面への
    樹脂塗布方法。
JP3478596A 1996-02-22 1996-02-22 パネル表面への樹脂塗布方法 Pending JPH09225383A (ja)

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JP3478596A JPH09225383A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パネル表面への樹脂塗布方法

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JP3478596A JPH09225383A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パネル表面への樹脂塗布方法

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JPH09225383A true JPH09225383A (ja) 1997-09-02

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JP3478596A Pending JPH09225383A (ja) 1996-02-22 1996-02-22 パネル表面への樹脂塗布方法

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