JPH09225251A - 空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターユニットの実際の汚れ具合に的確
に対応したフィルター交換サインの出力が得られるよう
にする。 【解決手段】 ケーシング１内に内蔵された送風機２
と、該送風機２の吸込側に配設されたフィルターユニッ
ト３と、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー３０
とを備え、該フィルターユニット３により脱臭浄化した
空気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清
浄機において、前記汚れセンサー３０による検出値が所
定レベル以上となった状態が設定時間継続した時点で前
記フィルターユニット３の交換を促すフィルター交換サ
インを出力する制御手段を付設して、汚れセンサー３０
の検出値が所定レベル以上となっている状態が所定時間
継続した場合を、フィルターユニット３の目詰まりによ
りフィルターユニット３による空気浄化機能が限界に達
したと推定し、フィルターユニット３の実際の汚れ具合
に的確に対応したフィルター交換サインの出力が得られ
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本願発明は、室内空気を脱臭浄化
するために用いられる空気清浄機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、室内空気に含まれる異臭物質等を
脱臭除去することにより、室内空気を清浄化する目的か
ら空気清浄機が開発され、使用されてきている。

【０００３】上記空気清浄機としては、ケーシングに送
風機およびフィルターユニットを内蔵し、空気吸込口か
ら吸い込まれた室内空気を、フィルターユニットを通過
させて脱臭した後、空気吹出口から室内へ吹き出すよう
に構成されたものが従来から良く知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
空気清浄機においては、長期に亙って使用していると、
フィルターユニットへの異臭物質等の吸着により空気浄
化作用が低下してくるため、適当な時期を選んでフィル
ターユニットを新しいものと交換して、空気浄化作用を
維持する必要があり、このフィルター交換時期をユーザ
に知らせるためのフィルター交換サインを出すようにし
ている。

【０００５】ところが、従来のフィルター交換サイン
は、空気清浄機の運転累積時間がメーカーにより予め設
定された時間に到達した時点で出力されるようになって
いるため、空気清浄機の使用環境によってはフィルター
ユニットの汚れ具合が異なるにもかかわらず、一定の運
転累積時間が経過するとフィルター交換サインが出力さ
れることとなり、実際のフィルターユニットの汚れ具合
に対応できず、フィルター交換サインの出力時間が早す
ぎたり、遅すぎたりするという不具合が生じていた。

【０００６】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、フィルターユニットの実際の汚れ具合に的確に対
応したフィルター交換サインの出力が得られるようにす
ること目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本願発明の第１の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、ケーシ
ング内に内蔵された送風機と、該送風機の吸込側に配設
されたフィルターユニットと、吸込空気の汚れ度を検出
する汚れセンサーとを備え、該フィルターユニットによ
り脱臭浄化した空気を空気吹出口から吹き出すように構
成された空気清浄機において、前記汚れセンサーによる
検出値が所定レベル以上となった状態が設定時間継続し
た時点で前記フィルターユニットの交換を促すフィルタ
ー交換サインを出力する制御手段を付設して、汚れセン
サーの検出値が所定レベル以上となっている状態が所定
時間継続した場合を、フィルターユニットの目詰まりに
よりフィルターユニットによる空気浄化機能が限界に達
したと推定し、フィルターユニットの実際の汚れ具合に
的確に対応したフィルター交換サインの出力が得られる
ようにしている。

【０００８】本願発明の第２の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、ケーシング内に内蔵され
た送風機と、該送風機の吸込側に配設されたフィルター
ユニットと、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー
とを備え、該フィルターユニットにより脱臭浄化した空
気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清浄
機において、吹出空気の汚れ度を検出する第２の汚れセ
ンサーと、前記吸込側の汚れセンサーの検出値と吹出側
の汚れセンサーの検出値とを比較し、両者の差が所定値
以下となった時点で前記フィルターユニットの交換を促
すフィルター交換サインを出力する制御手段とを付設し
て、吸込空気の汚れ度と吹出空気の汚れ度との差が所定
値以下となった場合を、フィルターユニットの目詰まり
によりフィルターユニットによる空気浄化機能が限界に
達したと推定し、フィルターユニットの実際の汚れ具合
に的確に対応したフィルター交換サインの出力が得られ
るようにしている。

【０００９】本願発明の第３の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、ケーシング内に内蔵され
た送風機と、該送風機の吸込側に配設されたフィルター
ユニットと、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー
とを備え、該フィルターユニットにより脱臭浄化した空
気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清浄
機において、前記フィルターユニットと送風機の吸込側
との間の圧力を検出する負圧センサーと、該負圧センサ
ーによる検出値が零以下となった時点で前記フィルター
ユニットの交換を促すフィルター交換サインを出力する
制御手段とを付設して、フィルターユニットと送風機の
吸込側との間の圧力が負圧となった場合を、フィルター
ユニットの目詰まりによりフィルターユニットによる空
気浄化機能が限界に達したと推定し、フィルターユニッ
トの実際の汚れ具合に的確に対応したフィルター交換サ
インの出力が得られるようにしている。

【００１０】本願発明の第４の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、ケーシング内に内蔵され
た送風機と、該送風機の吸込側に配設されたフィルター
ユニットと、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー
とを備え、該フィルターユニットにより脱臭浄化した空
気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清浄
機において、前記フィルターユニットに直流電流を流す
電流供給手段と、前記フィルターユニットの電気抵抗値
を検出する抵抗検出手段と、該抵抗検出手段による検出
値と新しいフィルターユニットにおける電気抵抗値であ
る初期値とを比較し、両者の差が所定値を超えた時点で
前記フィルターユニットの交換を促すフィルター交換サ
インを出力する制御手段とを付設して、フィルターユニ
ットの検出電気抵抗値が初期値より大幅に大きくなった
場合を、フィルターユニットの目詰まりによりフィルタ
ーユニットによる空気浄化機能が限界に達したと推定
し、フィルターユニットの実際の汚れ具合に的確に対応
したフィルター交換サインの出力が得られるようにして
いる。なお、この場合、正に帯電した塵埃はフィルター
ユニットに付着したままとされる。

【００１１】本願発明の第５の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、ケーシング内に内蔵され
た送風機と、該送風機の吸込側に配設されたフィルター
ユニットと、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー
とを備え、該フィルターユニットにより脱臭浄化した空
気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清浄
機において、前記送風機の風量を検出する風量センサー
と、該風量センサーによる検出値が所定値以下に低下し
た時点で前記送風機の駆動源であるファンモータを所定
値だけトルクアップするトルクアップ手段と、該トルク
アップ手段の作動後において前記風量センサーによる検
出値が所定値以下に低下した時点で前記メインフィルタ
ーの交換を促すフィルター交換サインを出力する制御手
段とを付設して、ファンモータをトルクアップしても風
量が低下した場合を、フィルターユニットの目詰まりに
よりフィルターユニットによる空気浄化機能が限界に達
したと推定し、フィルターユニットの実際の汚れ具合に
的確に対応したフィルター交換サインの出力が得られる
ようにしている。

【００１２】本願発明の第６の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、ケーシング内に内蔵され
た送風機と、該送風機の吸込側に配設されたフィルター
ユニットと、吸込空気の汚れ度を検出する汚れセンサー
とを備え、該フィルターユニットにより脱臭浄化した空
気を空気吹出口から吹き出すように構成された空気清浄
機において、自動運転時に前記送風機が同一の運転モー
ドで運転されている運転継続時間を計数する運転時間計
数手段と、該運転時間計数手段による運転継続時間が所
定値に達した時点で前記メインフィルターの交換を促す
フィルター交換サインを出力する制御手段とを付設し
て、同一自動運転モードでの運転が所定時間継続した場
合を、フィルターユニットの目詰まりによりフィルター
ユニットによる空気浄化機能が限界に達したと推定し、
フィルターユニットの実際の汚れ具合に的確に対応した
フィルター交換サインの出力が得られるようにしてい
る。

【００１３】本願発明の各基本構成において、前記ケー
シング適所に、室内空気の汚れ度を段階的に表示する汚
れ表示手段を設けた場合、室内空気の汚れ度に対応した
汚れ表示が行えるところから、ユーザが室内空気の汚れ
度を明確に知ることができる点で好ましい。

【００１４】また、前記ケーシング適所に、フィルター
ユニットの寿命を段階的に表示するフィルター寿命表示
手段に設けた場合、フィルターユニットの交換時期をユ
ーザが予め予期できる点で好ましい。

【００１５】また、前記ケーシング適所に、室内空気の
汚れ度と前記フィルターユニットの寿命との両方を表示
する表示手段と、該表示手段を汚れ表示あるいはフィル
ター寿命表示に切れ換える表示切換手段とを設けた場
合、室内空気の汚れ度とフィルターユニットの寿命とを
同一の表示手段により表示できる点で好ましい。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。

【００１７】第１の実施の形態 図１ないし図５には、本願発明の第１の実施の形態にか
かる空気清浄機および該空気清浄機におけるフィルター
交換サイン出力制御系のブロック図が示されている。

【００１８】この空気清浄機は、図１および図２に示す
ように、略矩形箱状のケーシング１内に送風機２と該送
風機２の吸込側に位置して空気中の塵埃、異臭物質等を
吸着補集するフィルターユニット３とを配設して構成さ
れている。

【００１９】前記ケーシング１は、前記送風機２の吸込
側に位置する合成樹脂製のお椀状の前板４と、該前板４
と対向する合成樹脂製のお椀状の背板５とからなってお
り、該背板５に対して前記前板４が着脱自在とされてい
る。

【００２０】前記ケーシング前板４には、該前板４の前
面側上下方向中央部を横長に凹ましてなり、上部６ａが
水平面とされ、下部６ｂが凹み方向への上り勾配の傾斜
面とされた両側部に至る凹部６が形成されており、該凹
部６の内奥部には、室内空気Ｗを吸い込むための１本の
横長帯状の空気吸込口７が形成されている（図２参
照）。つまり、空気吸込口７は、開口面積が限定された
横長帯状とされることとなり、空気吸込口７の掃除を容
易ならしめるとともに、煙草の煙のように限られた発生
源から生ずるものも効率よく吸い込ませることができ
る。また、空気吸込口７を、上部６ａは水平面、下部６
ｂは凹み方向への上り勾配の傾斜面とされた凹部６の内
奥部に形成しているため、空気吸込口７の口縁部への塵
埃等の付着が少なくなるとともに、空気吸込口７が外か
ら見えにくくなる。なお、空気吸込口７には吸込グリル
は設けられない。符号１３は空気吸込口７に設けられた
プレフィルターである。

【００２１】一方、前記ケーシング背板５における上面
の一側（図２の左背面部分）には、清浄空気Ｗｆを吹き
出すための空気吹出口８が斜め後向きに形成されてい
る。

【００２２】前記送風機２は、駆動源であるファンモー
タ９と該ファンモータ９により回転駆動される多翼羽根
車１０と該多翼羽根車１０を被包するスクロールタイプ
のファンハウジング１１とからなる多翼遠心型送風機と
されており、該ファンハウジング１１の吸込口１１ａを
前面側に向け、ファンハウジング１１の吐出口１１ｂを
前記空気吹出口８に向けた状態で前記ケーシング１内に
配設されている。

【００２３】前記フィルターユニット３は、風上側に位
置するフィルターカートリッジ３ａと風下側に位置する
活性炭カートリッジ３ｂとからなっており、前記送風機
２の吸込側に位置して前記ファンハウジング１１に一体
成形されたフィルター支持枠１２により着脱自在に支持
されている。

【００２４】また、前記ケーシング１の前面上部には、
各種操作キー（例えば、自動運転キー１５、タバコモー
ド運転時に操作されるタバコキー１６、花粉モード運転
時に操作される花粉キー１７、タイマーキー１８、風量
設定を行う風量キー１９、運転切換キー２０、フィルタ
ーリセットキー２１）、リモコン受光部２２および各種
表示ランプ（室内空気Ｗの汚れ度を表示する汚れ表示手
段である汚れランプ２３ａ，２３ｂ，２３ｃ、タバコモ
ード運転時に点灯するランプ２４、花粉モード運転時に
点灯するランプ２５、タイマー設定時間を表示するタイ
マーランプ２６ａ，２６ｂ，２６ｃ、設定風量を表示す
る風量ランプ２７ａ，２７ｂ，２７ｃ、フィルター交換
サインを表示するフィルター交換フランプ２８、フィル
ターの寿命を表示するフィルター寿命表示手段であるフ
ィルター寿命ランプ２９ａ，２９ｂ，２９ｃ）を有する
操作パネル１４が設けられており、該操作パネル１４の
内面側の空間３１には、室内空気（換言すれば、吸込空
気）Ｗの汚れ度を検出する汚れセンサー（例えば、ガス
センサー）３０が配設されている。なお、符号３０ａは
操作パネル１４に形成された室内空気吸込用の吸込口で
あり、前記空間３１は、ケーシング１１内における吸込
通路と連通口３２を介して連通されている。

【００２５】上記汚れランプ２３ａ，２３ｂ，２３ｃ
は、吸込空気Ｗの汚れ度に応じて順次点灯されることと
なっている。つまり、室内空気Ｗの汚れ度を段階的に表
示することができるようになっており、このことによ
り、室内空気Ｗの汚れ度に対応した汚れ表示が行えると
ころから、ユーザが室内空気Ｗの汚れ度を明確に知るこ
とができるのである。

【００２６】また、上記フィルター寿命ランプ２９ａ，
２９ｂ，２９ｃは、フィルターユニット３の汚れ度に応
じて順次点灯されることとなっている。つまり、フィル
ターユニット３の寿命が段階的に表示されることとなっ
ており、フィルターユニット３の交換時期をユーザが予
め予期できるようになっているのである。なお、図４に
示すように、操作パネル１４における汚れランプ２３
ａ，２３ｂ，２３ｃにフィルター寿命表示機能を付与す
るとともに、操作パネル１４にフィルター寿命表示キー
３４を設けて、該フィルター寿命表示キー３４の操作に
より、汚れランプ２３ａ，２３ｂ，２３ｃによりフィル
ターの寿命表示をも行い得るようにすれば、フィルター
寿命ランプを省略することができる。

【００２７】さらに、図３に示すように、前記ケーシン
グ１内において前記フィルターユニット３の側端部と対
向する位置には、前記各種操作キー１５〜２１、リモコ
ン受光部２２および汚れセンサー３０からの信号を受け
て各種演算を行い、その結果によりファンモータ９およ
び各種表示ランプ２３〜２９に対して制御信号を出力す
る制御回路等を備えたマイコン基板３３が配設されてい
る。一方、前記フィルターユニット３の側端部には、前
記マイコン基板３３側に向かって突出する突起３５が設
けられており、前記マイコン基板３３には、前記突起３
５と対向する位置にホトインタラプタ３６が設けられて
いる。該ホトインタラプタ３６は、前記突起３５の近接
によりマイコン基板３３に信号を入力するものとされて
いる。符号３７はフィルター支持枠１２に形成された貫
通穴である。

【００２８】上記のように構成したことにより、フィル
ターユニット３をセットした状態においては、突起３５
がホトインタラプタ３６に近接することとなり、該ホト
インタラプタ３６から信号がマイコン基板３３に入力さ
れ、フィルターユニット３のセットがチェックできるこ
ととなっている。なお、フィルターユニット３の非セッ
ト時には、ホトインタラプタ３６からの信号出力がない
ため、マイコン基板３３から制御信号が出力されない。
つまり、従来フィルターセットをチェックするために用
いられていたマイクロスイッチのように余分な配線等を
必要とせず、簡単にフィルターセットのチェックができ
るのである。しかも、この場合、マイコン基板３３の電
源を切る必要がないところから、フィルターユニット３
の誤セットを表示することも可能である。

【００２９】前記マイコン基板３３には、上記したよう
な各種制御機能を持つ制御回路に加えてフィルターユニ
ット３の交換時期を知らせるフィルター交換サインを出
力する制御手段３８としての機能を持つ制御回路が内蔵
されている。そこで、以下においては、前記制御手段３
８について説明する。

【００３０】即ち、この制御手段３８は、図５に示すよ
うに、前記汚れセンサー３０による検出値（即ち、汚れ
度Ｄ）が所定レベルＤ₀（即ち、強レベル）以上となっ
た状態が設定時間ｔ₀（例えば、３０分）経過した時点
でフィルター交換サインを出力して、フィルター交換ラ
ンプ２８を点灯するように作用する。

【００３１】上記制御手段３８の作用について、図６に
示すフローチャートを参照して詳述する。

【００３２】例えば、空気清浄機が自動運転開始される
と、ステップＳ₁において汚れセンサー３０の検出値Ｄ
が入力され、ステップＳ₂において「強」運転（即ち、
室内空気Ｗの汚れ度Ｄが設定値Ｄ₀より高い状態）に入
ったか否かの判定がなされ、「強」運転に入った（換言
すれば、Ｄ≧Ｄ₀）と判定されると、ステップＳ₃におい
て制御手段３８が内蔵するタイマーにより継続時間ｔの
カウントが開始される。該継続時間ｔが設定時間ｔ
₀（例えば、３０分）に達したとステップＳ₄において判
定されると、ステップＳ₅において前記検出値Ｄと設定
値Ｄ₀との比較がなされる。ステップＳ₅においてＤ≧Ｄ
₀と判定された場合には、ステップＳ₆に進み、フィルタ
ー交換サインが出力されてフィルター交換ランプ２８が
点灯された後、ステップＳ₁へリターンする。一方、ス
テップＳ₅においてＤ＜Ｄ₀と判定された場合には、フィ
ルター交換サインは出力されず、その後ステップＳ₁へ
リターンする。なお、本制御は、自動運転時に限らず、
手動運転時においてもステップＳ₂において汚れセンサ
ー３０からの検出値Ｄと設定値Ｄ₀とを比較すれば、上
記と同様な制御が可能である。

【００３３】上記したように、本実施の形態によれば、
汚れセンサー３０の検出値Ｄが所定レベルＤ₀以上とな
っている状態が所定時間ｔ（例えば、３０分）継続した
場合を、フィルターユニット３の目詰まりによりフィル
ターユニット３による空気浄化機能が限界に達したと推
定するようにしているので、フィルターユニット３の実
際の汚れ具合に的確に対応したフィルター交換サインの
出力が得られるのである。

【００３４】第２の実施の形態 図７および図８には、本願発明の第２の実施の形態にか
かる空気清浄機および該空気清浄機におけるフィルター
交換サイン出力制御系のブロック図が示されている。

【００３５】この場合、ケーシング１１内において送風
機２の吐出側には、吹出空気Ｗｆの汚れ度Ｄ′を検出す
る第２の汚れセンサー３９が付設されている。また、マ
イコン基板３３には、吸込側の汚れセンサー３０の検出
値Ｄと吹出側の汚れセンサー３９の検出値Ｄ′とを比較
し、両者の差が所定値以下となった時点でフィルター交
換サインを出力する制御手段４０が内蔵されている。そ
の他の構成は第１の実施の形態と同様なので説明を省略
する。

【００３６】上記制御手段４０の作用について、図９に
示すフローチャートを参照して詳述する。

【００３７】空気清浄機が運転開始されると、ステップ
Ｓ₁において汚れセンサー３０，３９の検出値Ｄ，Ｄ′
が入力され、ステップＳ₂において検出値Ｄ，Ｄ′の比
と設定値ΔＤ（例えば、０．５）との比較がなされる。
ステップＳ₂においてＤ′／Ｄ≧ΔＤと判定された場合
には、両検出値Ｄ，Ｄ′の差が所定値以下となっている
ので、ステップＳ₃に進み、フィルター交換サインが出
力されてフィルター交換ランプ２８が点灯された後、ス
テップＳ₁へリターンする。一方、ステップＳ₂において
Ｄ′／Ｄ＜ΔＤと判定された場合には、フィルター交換
サインは出力されず、その後ステップＳ₁へリターンす
る。

【００３８】上記したように、本実施の形態によれば、
吸込空気Ｗの汚れ度Ｄと吹出空気Ｗｆの汚れ度Ｄ′との
差が所定値以下となった場合（即ち、Ｄ′／Ｄ≧ΔＤと
なった場合）を、フィルターユニット３の目詰まりによ
りフィルターユニット３による空気浄化機能が限界に達
したと推定するようにしているので、フィルターユニッ
ト３の実際の汚れ具合に的確に対応したフィルター交換
サインの出力が得られるのである。

【００３９】第３の実施の形態 図１０および図１１には、本願発明の第３の実施の形態
にかかる空気清浄機および該空気清浄機におけるフィル
ター交換サイン出力制御系のブロック図が示されてい
る。

【００４０】この場合、ケーシング１内においてフィル
ターユニット３と送風機２の吸込側との間には、当該個
所の圧力を検出する負圧センサー４１が付設されてい
る。また、マイコン基板３３には、前記負圧センサー４
１による検出値Ｐが零以下となった時点でフィルター交
換サインを出力する制御手段４２が内蔵されている。そ
の他の構成は第１の実施の形態と同様なので説明を省略
する。

【００４１】上記制御手段４２の作用について、図１２
に示すフローチャートを参照して詳述する。

【００４２】空気清浄機が運転開始されると、ステップ
Ｓ₁において負圧センサー４１の検出値Ｐが入力され、
ステップＳ₂において検出値Ｐが零以下になっているか
否かの判定がなされる。ステップＳ₂においてＰ≦０と
判定された場合には、ステップＳ₃に進み、フィルター
交換サインが出力されてフィルター交換ランプ２８が点
灯された後、ステップＳ₁へリターンする。一方、ステ
ップＳ₂においてＰ＞０と判定された場合には、フィル
ター交換サインは出力されず、その後ステップＳ₁へリ
ターンする。

【００４３】上記したように、本実施の形態によれば、
フィルターユニット３と送風機２の吸込側との間の圧力
が負圧となった場合を、フィルターユニット３の目詰ま
りによりフィルターユニット３による空気浄化機能が限
界に達したと推定するようにしているので、フィルター
ユニット３の実際の汚れ具合に的確に対応したフィルタ
ー交換サインの出力が得られるのである。

【００４４】第４の実施の形態 図１３には、本願発明の第４の実施の形態にかかる空気
清浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系のブロ
ック図が示されている。

【００４５】この場合、フィルターユニット３に対して
直流電流を供給する電流供給手段４３と、前記フィルタ
ーユニット３の電気抵抗値を検出する抵抗検出手段４４
とが付設されている。また、マイコン基板３３には、前
記抵抗検出手段４４による検出値Ｒと新しい状態のフィ
ルターユニット３における抵抗値である初期値Ｒ₀とを
比較し、両者の差が所定値を超えた時点でフィルター交
換サインを出力する制御手段４５が内蔵されている。そ
の他の構成は第１の実施の形態と同様なので説明を省略
する。

【００４６】上記制御手段４５の作用について、図１４
に示すフローチャートを参照して詳述する。

【００４７】まず、フィルターユニット３が新しいもの
に交換され、フィルターリセットキー２１が操作された
ことがステップＳ₁において確認されると、ステップＳ₂
において電流供給手段４３によるフィルターユニット３
への直流電流の供給が開始され、ステップＳ₃において
抵抗検出手段４４により初期値Ｒ₀が検出されて入力さ
れ、記憶部に格納される。ついで、ステップＳ₄におい
て空気清浄機が運転開始されると、ステップＳ₅におい
て抵抗検出手段４４の検出値Ｒが入力され、ステップＳ
₆において検出値Ｒと初期値Ｒ₀の比Ｒ／Ｒ₀と設定値Δ
Ｒ（例えば、１．５）との比較がなされる。ステップＳ
₆においてＲ／Ｒ₀＞ΔＲと判定された場合には、検出値
Ｒと初期値Ｒ₀との差が所定値を超えているので、ステ
ップＳ₇に進み、フィルター交換サインが出力されてフ
ィルター交換ランプ２８が点灯された後、ステップＳ₁
へリターンする。

【００４８】上記したように、本実施の形態によれば、
フィルターユニット３の検出抵抗値Ｒが初期値Ｒ₀より
大幅に大きくなった場合を、フィルターユニット３の目
詰まりによりフィルターユニット３による空気浄化機能
が限界に達したと推定するようにしているので、フィル
ターユニット３の実際の汚れ具合に的確に対応したフィ
ルター交換サインの出力が得られるのである。なお、こ
の場合、フィルターユニット３には直流電流が供給され
ているため、正に帯電した塵埃はフィルターユニット３
に付着したままとされ、補集効率も向上する。

【００４９】第５の実施の形態 図１５および図１６には、本願発明の第５の実施の形態
にかかる空気清浄機および該空気清浄機におけるフィル
ター交換サイン出力制御系のブロック図が示されてい
る。

【００５０】この場合、送風機２の吐出側に位置して該
送風機２の風量を検出する風量センサー（例えば、サー
ミスタ等）４６が設けられるとともに、マイコン基板３
３には、前記風量センサー４６による検出値Ｑが所定値
Ｑ₀以下に低下した時点で前記送風機２のファンモータ
９を所定値だけトルクアップするトルクアップ手段４７
が付設されるとともに、該トルクアップ手段４７の作動
後において前記風量センサー４６による検出値Ｑが所定
値Ｑ₀以下に低下した時点でフィルター交換サインを出
力する制御手段４８とが内蔵されている。

【００５１】前記トルクアップ手段４７は、例えば図１
７に示すように、前記ファンモータ９を駆動するモータ
駆動回路４９における駆動用コンデンサ５０と並列に接
続されたトルクアップコンデンサ５１と該トルクアップ
コンデンサ５１を導通・非導通させるためのスイッチ５
２とにより構成されており、該トルクアップコンデンサ
４７を導通させることにより、駆動用コンデンサ５０の
容量を所定値だけアップさせるようにしている。その他
の構成は第１の実施の形態と同様なので説明を省略す
る。

【００５２】上記制御手段４８の作用について、図１８
に示すフローチャートを参照して詳述する。

【００５３】空気清浄機の運転が開始されると、ステッ
プＳ₁において風量センサー４６からの検出風量Ｑが入
力され、ステップＳ₂において検出風量Ｑと設定値Ｑ₀と
の比較がなされ、ステップＳ₂においてＱ＜Ｑ₀と判定さ
れると、ステップＳ₃においてスイッチ５２が閉成され
てトルクアップコンデンサ５１が導通され、ファンモー
タ９が所定値だけトルクアップされると同時に、ステッ
プＳ₄においてフィルター交換ランプ２８に対して点滅
指令が出力される。なお、ステップＳ₂においてＱ≧Ｑ₀
と判定された場合には、ステップＳ₅に進み、通常の運
転が継続される。

【００５４】ついで、ステップＳ₆においてファンモー
タ９のトルクアップ後における検出風量Ｑと設定値Ｑ₀
との比較がなされ、ステップＳ₆においてＱ＜Ｑ₀と判定
された場合には、送風機２の風量が所定値以下となって
いるので、ステップＳ₇に進み、フィルター交換サイン
が出力されてフィルター交換ランプ２８が点灯された
後、ステップＳ₃へリターンする。一方、ステップＳ₆に
おいてＱ≧Ｑ₀と判定された場合には、ステップＳ₈に進
み、ファンモータ９のトルクアップ運転が継続される。

【００５５】上記したように、本実施の形態によれば、
ファンモータ９をトルクアップしても風量が低下した場
合を、フィルターユニット３の目詰まりによりフィルタ
ーユニット３による空気浄化機能が限界に達したと推定
するようにしているので、フィルターユニット３の実際
の汚れ具合に的確に対応したフィルター交換サインの出
力が得られるのである。

【００５６】第６の実施の形態 図１９には、本願発明の第６の実施の形態にかかる空気
清浄機および該空気清浄機におけるフィルター交換サイ
ン出力制御系のブロック図が示されている。

【００５７】この場合、ファンモータ９には、その回転
数Ｎを検出する回転数検出手段５３が付設されており、
マイコン基板３３には、自動運転時に送風機２が同一の
運転モードで運転されている運転継続時間ｔを計数する
運転時間計数手段５４と、該運転時間計数手段５４によ
る運転継続時間ｔが所定値ｔ₀（例えば、３０分）に達
した時点でフィルター交換サインを出力する制御手段５
５とが内蔵されている。その他の構成は第１の実施の形
態と同様なので説明を省略する。

【００５８】上記制御手段５５の作用について、図２０
に示すフローチャートを参照して詳述する。

【００５９】空気清浄機の自動運転が開始されると、ス
テップＳ₁において汚れセンサー３０からの検出汚れ度
Ｄおよび回転数検出手段５３からの検出回転数Ｎが入力
され、ステップＳ₂およびステップＳ₃において検出汚れ
度Ｄと設定値Ｄ₁，Ｄ₂との比較がなされ、ステップＳ₂
においてＤ＜Ｄ₁と判定された場合には、ステップＳ₄に
進み、送風機２は「弱」モード運転（即ち、ファンモー
タ９の回転数Ｎ＝Ｎ₁）とされ、ステップＳ₃においてＤ
₁≦Ｄ＜Ｄ₂と判定された場合、ステップＳ₅に進み、送
風機２は「中」モード運転（即ち、ファンモータ９の回
転数Ｎ＝Ｎ₂）とされ、ステップＳ₃においてＤ≧Ｄ₂と
判定された場合、ステップＳ₆に進み、送風機２は
「強」モード運転（即ち、ファンモータ９の回転数Ｎ＝
Ｎ₃）とされる。

【００６０】上記のようにして送風機２の運転モードが
決定されると、ステップＳ₇において運転時間係数手段
５４により運転継続時間のカウント（即ち、タイマーｔ
のカウント）が開始され、ステップＳ₈においてファン
モータ９の回転数Ｎが変化したか否か（換言すれば、送
風機２の運転モードが変化したか否か）の判定がなされ
る。このような判定を用いた理由は、自動運転の継続に
より、フィルターユニット３が正常に機能している場合
には、運転時間の経過に伴って室内空気が清浄となり、
送風機２の運転モードも順次低風量側に切り換わってい
くところから、送風機２の運転モードの切換が起きない
ということはフィルターユニット３が劣化している証左
にほかならないからである。

【００６１】ステップＳ₈において肯定判定された場合
には、フィルターユニット３は正常に機能していると推
定できるので、ステップＳ₉に進み、運転時間計数手段
５４をリセットし（即ち、タイマーｔ←０）、その後ス
テップＳ₁へリターンする。一方、ステップＳ₈において
否定判定された場合には、フィルターユニット３は正常
に機能していないと推定できるので、ステップＳ₁₀に進
み、運転継続時間ｔと設定値ｔ₀（例えば、３０分）と
の比較がなされ、ｔ＝ｔ₀になった時点で、ステップＳ
₁₁に進み、フィルター交換サインが出力されてフィルタ
ー交換ランプ２８が点灯された後、ステップＳ₁へリタ
ーンする。なお、ステップＳ₁₀においてｔ＝ｔ₀となる
までは、ステップＳ₁へのリターンが繰り返される。

【００６２】上記したように、本実施の形態によれば、
同一自動運転モードでの運転が所定時間継続した場合
を、フィルターユニット３の目詰まりによりフィルター
ユニット３による空気浄化機能が限界に達したと推定す
るようにしているので、フィルターユニット３の実際の
汚れ具合に的確に対応したフィルター交換サインの出力
が得られるのである。

【００６３】

【発明の効果】本願発明によれば、汚れセンサーの検出
値が所定レベル以上となっている状態が所定時間継続し
た場合、吸込空気の汚れ度と吹出空気の汚れ度との差が
所定値以下となった場合、フィルターユニットと送風機
の吸込側との間の圧力が負圧となった場合、フィルター
ユニットの検出電気抵抗値が初期値より大幅に大きくな
った場合、ファンモータをトルクアップしても風量が低
下した場合、同一自動運転モードでの運転が所定時間継
続した場合を、フィルターユニットの目詰まりによりフ
ィルターユニットによる空気浄化機能が限界に達したと
推定して、フィルターユニットの実際の汚れ具合に的確
に対応したフィルター交換サインの出力が得られるよう
にしているので、フィルターユニットの交換時期を実際
の使用環境に応じて的確に知ることができるという優れ
た効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機の縦断面図である。

【図２】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機の正面図である。

【図３】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルターユニットとマイコン基板の関係を
示す部分拡大断面図である。

【図４】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルター寿命表示の他の例を示す正面図で
ある。

【図５】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブロ
ック図である。

【図６】本願発明の第１の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を説
明するフローチャートである。

【図７】本願発明の第２の実施の形態にかかる空気清浄
機の縦断面図である。

【図８】本願発明の第２の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブロ
ック図である。

【図９】本願発明の第２の実施の形態にかかる空気清浄
機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を説
明するフローチャートである。

【図１０】本願発明の第３の実施の形態にかかる空気清
浄機の縦断面図である。

【図１１】本願発明の第３の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブ
ロック図である。

【図１２】本願発明の第３の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を
説明するフローチャートである。

【図１３】本願発明の第４の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブ
ロック図である。

【図１４】本願発明の第４の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を
説明するフローチャートである。

【図１５】本願発明の第５の実施の形態にかかる空気清
浄機の縦断面図である。

【図１６】本願発明の第５の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブ
ロック図である。

【図１７】本願発明の第５の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるファンモータのトルクアップ手段を示す電
気回路図である。

【図１８】本願発明の第５の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を
説明するフローチャートである。

【図１９】本願発明の第６の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系を示すブ
ロック図である。

【図２０】本願発明の第６の実施の形態にかかる空気清
浄機におけるフィルター交換サイン出力制御系の作用を
説明するフローチャートである。

【符号の説明】 １はケーシング、２は送風機、３はフィルターユニッ
ト、８は空気吹出口、９はファンモータ、１５は自動運
転キー、２１はフィルターリセットキー、２３ａ，２３
ｂ，２３ｃは汚れ表示手段（汚れランプ）、２８はフィ
ルター交換ランプ、２９ａ，２９ｂ，２９ｃはフィルタ
ー寿命表示手段（フィルター寿命ランプ）、３０は汚れ
センサー、３３はマイコン基板、３４はフィルター寿命
表示キー、３８は制御手段、３９は第２の汚れセンサ
ー、４０は制御手段、４１は負圧センサー、４２は制御
手段、４３は電流供給手段、４４は抵抗検出手段、４５
は制御手段、４６は風量センサー、４７はトルクアップ
手段、４８は制御手段、５３は回転数検出手段、５４は
運転時間計数手段、５５は制御手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/34 ＺＡＢ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニットと、吸
   込空気の汚れ度を検出する汚れセンサーとを備え、該フ
   ィルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口
   から吹き出すように構成された空気清浄機であって、前
   記汚れセンサーによる検出値が所定レベル以上となった
   後設定時間が経過した時点で前記フィルターユニットの
   交換を促すフィルター交換サインを出力する制御手段を
   付設したことを特徴とする空気清浄機。
2. 【請求項２】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニットと、吸
   込空気の汚れ度を検出する汚れセンサーとを備え、該フ
   ィルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口
   から吹き出すように構成された空気清浄機であって、吹
   出空気の汚れ度を検出する第２の汚れセンサーと、前記
   吸込側の汚れセンサーの検出値と吹出側の汚れセンサー
   の検出値とを比較し、両者の差が所定値以下となった時
   点で前記フィルターユニットの交換を促すフィルター交
   換サインを出力する制御手段とを付設したことを特徴と
   する空気清浄機。
3. 【請求項３】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニット、吸込
   空気の汚れ度を検出する汚れセンサーとを備え、該フィ
   ルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口か
   ら吹き出すように構成された空気清浄機であって、前記
   フィルターユニットと送風機の吸込側との間の圧力を検
   出する負圧センサーと、該負圧センサーによる検出値が
   零以下となった時点で前記フィルターユニットの交換を
   促すフィルター交換サインを出力する制御手段とを付設
   したことを特徴とする空気清浄機。
4. 【請求項４】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニット、吸込
   空気の汚れ度を検出する汚れセンサーとを備え、該フィ
   ルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口か
   ら吹き出すように構成された空気清浄機であって、前記
   フィルターユニットに直流電流を流す電流供給手段と、
   前記フィルターユニットの電気抵抗値を検出する抵抗検
   出手段と、該抵抗検出手段による検出値と新しいフィル
   ターユニットにおける電気抵抗値である初期値とを比較
   し、両者の差が所定値を超えた時点で前記フィルターユ
   ニットの交換を促すフィルター交換サインを出力する制
   御手段とを付設したことを特徴とする空気清浄機。
5. 【請求項５】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニット、吸込
   空気の汚れ度を検出する汚れセンサーとを備え、該フィ
   ルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口か
   ら吹き出すように構成された空気清浄機であって、前記
   送風機の風量を検出する風量センサーと、該風量センサ
   ーによる検出値が所定値以下に低下した時点で前記送風
   機の駆動源であるファンモータを所定値だけトルクアッ
   プするトルクアップ手段と、該トルクアップ手段の作動
   後において前記風量センサーによる検出値が所定値以下
   に低下した時点で前記フィルターユニットの交換を促す
   フィルター交換サインを出力する制御手段とを付設した
   ことを特徴とする空気清浄機。
6. 【請求項６】 ケーシング内に内蔵された送風機と、該
   送風機の吸込側に配設されたフィルターユニットと、吸
   込空気の汚れ度を検出する汚れセンサーを備え、該フィ
   ルターユニットにより脱臭浄化した空気を空気吹出口か
   ら吹き出すように構成された空気清浄機であって、自動
   運転時に前記送風機が同一の運転モードで運転されてい
   る運転継続時間を計数する運転時間計数手段と、該運転
   時間計数手段による運転継続時間が所定値に達した時点
   で前記フィルターユニットの交換を促すフィルター交換
   サインを出力する制御手段とを付設したことを特徴とす
   る空気清浄機。
7. 【請求項７】 前記ケーシング適所には、室内空気の汚
   れ度を段階的に表示する汚れ表示手段を設けたことを特
   徴とする前記請求項１ないし請求項６のいずれか一項記
   載の空気清浄機。
8. 【請求項８】 前記ケーシング適所には、フィルターユ
   ニットの寿命を段階的に表示するフィルター寿命表示手
   段に設けたことを特徴とする前記請求項１ないし請求項
   ７のいずれか一項記載の空気清浄機。
9. 【請求項９】 前記ケーシング適所には、室内空気の汚
   れ度と前記フィルターユニットの寿命との両方を表示す
   る表示手段と、該表示手段を汚れ表示あるいはフィルタ
   ー寿命表示に切れ換える表示切換手段とを設けたことを
   特徴とする前記請求項１ないし請求項６のいずれか一項
   記載の空気清浄機。