JP3986271B2 - 空気清浄機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気を清浄する空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の空気清浄機は、ファンによる吸引力で室内の空気を機内に吸い込み、清浄フィルタを通して空気中の塵埃を分離除去した後、清浄空気を吹出口から機外(室内)に循環供給することにより、室内の空気を清浄するものである。
【0003】
近年の空気清浄機では、空気に含まれる埃を検出するダストセンサや、喫煙による空気の汚れを除去するためにガスセンサが搭載され、これらのセンサの出力に応じて室内の空気の汚染レベルを表示パネルに表示するようにしている。また、空気の汚染レベルに応じて前記ファンによる風量を自動調節する自動運転機能が搭載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記空気清浄機では、前記自動運転機能の実行中に、センサの出力が下がり、汚染レベルが低いためファンを停止しても問題ない(運転停止)と判断した際に、常に各センサによる空気の検出を実行しているため、電力を無駄に消費しているという問題がある。特に、睡眠中には、喫煙による空気の汚れは勿論、埃の発生も少ないため、非常に無駄である。
【0005】
そこで、本発明では、無駄な電力消費を防止し、省エネを図ることができる空気清浄機を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の空気清浄機は、室内の空気を機内に吸引して清浄した空気を機外に循環供給するファンと、空気の汚れを検出するセンサと、該センサの出力に基づいて汚染レベルを決定し、その汚染レベルに応じて前記ファンを、停止状態を含み段階的に風量調節する自動運転機能を有する制御手段とを備えた空気清浄機において、前記制御手段は、前記自動運転機能の実行中において、前記センサの出力に基づいて空気の汚染レベルが低いと判断することにより前記ファンの動作を停止し、その状態が所定時間継続すると、前記センサによる空気の汚染レベル検出を間欠的に実行するように構成している。
【0007】
前記空気清浄機によれば、自動運転機能を実行し、所定時間継続してファンを動作させる必要がないと判断した場合に、センサによる空気の汚染レベル検出を間欠的に実行するため、電力の無駄な消費を防止できる。特に、ユーザが睡眠中には、間欠検出を行う省エネモードを確実に実行させることができる。
【0008】
前記空気清浄機では、前記制御手段は、前記センサの出力に基づいて汚染レベルを少なくとも3つのレベルに区画しており、前記センサによって間欠的に検出するモードを実行すると、前記ファンの停止レベルから2レベル以上の汚染レベルを検出した場合に、前記ファンの動作を開始するように構成することが好ましい。ここで、2レベル以上とは、ファンを停止する第1の汚染レベルをレベル「0」、弱い風量でファンを動作させる必要がある第2の汚染レベルをレベル「1」、このレベル「1」より強い風量でファンを動作させる必要がある第3の汚染レベルをレベル「2」とすると、このレベル「2」以上ということを意味する。このようにすれば、特にユーザが睡眠中において、寝返りなどによって若干の埃が生じた際にはファンを動作させない構成とすることができる。その結果、より省エネを図ることができるうえ、睡眠中にファンによる風切り音でユーザに不快感を与えることを防止できる。
【0009】
また、前記センサによる間欠的な検出動作は、予め設定した非検出時間と検出時間とを交互に繰り返すように実行するものであることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図3は、本発明の実施形態の空気清浄機1を示す。この空気清浄機1は機械集塵式であり、機体を構成するケーシング2の内部に、清浄フィルタ26、ファン27、ガスセンサ30、ダストセンサ31、および、マイコンを実装した制御基板32を配設したものである。
【0011】
前記ケーシング2は、清浄フィルタ26やファン27を装着する前後部を開口した基礎枠3と、該基礎枠3の前側開口を遮蔽する前カバー6と、前記基礎枠3の後側開口を閉鎖する後カバー8とからなる。
【0012】
前記基礎枠3は、略前後中央部を仕切る仕切板4を備え、この仕切板4によって区画した前側に清浄フィルタ26や表示基板11が配設されるとともに、後側にファン27や制御基板32が配設されている。前記仕切板4には、図示しない多数の通気孔が形成されている。また、仕切板4には、ファン27の羽根29を囲繞する略渦形状の隔板5が一体に設けられ、この隔板5によりファン27の収容部と制御基板32の収容部とに区画されている。
【0013】
前記前カバー6は、上下方向に延びるスリットからなる多数の吸込口7を備え、その中央部には、上下方向に延びる操作パネル16が配設されている。
【0014】
前記後カバー8は、前記基礎枠3に取り付けることによって、その内面と前記隔板5とを当接させてこれらの間をシールするものである。この後カバー8の上端には、前記基礎枠3の隔板5内と連通する吹出口9が設けられている。この吹出口9の内部には、複数のルーバーが設けられている。また、この後カバー8の下部には、ダストセンサ31に対応するスリットからなる複数の吸気孔10が設けられている。
【0015】
前記基礎枠3に配設した表示基板11には、図3に示すように、主電源スイッチ12と、選択スイッチ13と、後述するガスセンサ30と、図示しないリモコンの受信部14と、複数のLED15a〜15qが配設されている。ここで、このLED15a〜15dは、ダストセンサ31の出力に基づいて埃による汚染レベルを表示するものである。LED15e〜15hは、ガスセンサ30の出力に基づいてガスによる汚染レベルを表示するものである。LED15i〜15kは、ファンの風量を表示するものである。LED15l〜15nは、タイマによる設定時間を表示するものである。LED15oは、積算した総風量に対応する清浄フィルタ26の交換時期に至ったことを表示するものである。LED15pは、ファン27による自動運転でその風量が「標準」であることを表示するものである。LED15qは、ファン27による自動運転でその風量が「おだやか」であることを表示するものである。
【0016】
また、前面カバーに配設した操作パネル16には、図1に示すように、前記主電源スイッチ12の操作部17と、選択スイッチ13の操作部18と、前記ガスセンサ30に対応して上下方向に延びるスリットからなる吸気孔19とが設けられている。また、前記受信部14に対応する透過部20、LED15a〜15dに対応するほこりレベル表示部21、LED15e〜15hに対応するにおいレベル表示部22、LED15i〜15kに対応する風量表示部23、LED15l〜15nに対応するタイマ時間表示部24、LED15oに対応するフィルタ交換表示部25、LED15p,15qに対応する自動運転レベル表示部33が設けられている。
【0017】
前記清浄フィルタ26は、図3に示すように、0.3μmの微粒子に対して99.97%以上の初期集塵効率を備えたHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタが使用されている。
【0018】
前記ファン27は、モータ28の出力軸に羽根29を取り付けた周知のものである。
【0019】
前記ガスセンサ30は、ケーシング2の前部である前記表示基板11に配設されており、タバコの煙に含まれた水素分や一酸化炭素分を検出するものである。即ち、本実施形態の空気清浄機1では、タバコに含まれる水素分や一酸化炭素分を検出することにより、その検出値に応じてユーザが判別できる「におい」として表示部にレベル表示させ、そのタバコの煙や臭いを清浄フィルタ26によって吸着して空気を清浄するものである。
【0020】
前記ダストセンサ31は、図2に示すように、ケーシング2の後部に位置するように、基礎枠3の隔板5の外周部に配設されており、空気中に浮遊する埃を検出するものである。
【0021】
前記制御基板32は、ケーシング2の後部においてダストセンサ31の反対側に位置するように、基礎枠3の隔板5の外周部に配設されている。この制御基板32に実装されたマイコンは、前記ダストセンサ31の出力に基づいて清浄(レベル「0」)からレベル「3」まで4段階に汚染レベルを区画し、そのレベルに応じてほこりレベル表示部21を構成するLED15a〜15dを点灯させるものである。また、前記ガスセンサ30の出力に基づいて清浄(レベル「0」)からレベル「3」まで4段階に汚染レベルを区画し、そのレベルに応じてにおいレベル表示部22を構成するLED15e〜15hを点灯させるものである。なお、これらの表示部21,22は、レベル「0」の場合にはLED15a,15eのみがそれぞれ点灯し、レベル「1」の場合にはLED15a,15bと15e,15fの2つがそれぞれ点灯し、レベル「2」の場合にはLED15a〜15cと15e〜15gの3つがそれぞれ点灯し、レベル「3」の場合には全てのLED15a〜15dと15e〜15hが点灯する。
【0022】
さらに、マイコンは、自動「標準」、自動「おだやか」、「強」、「中」、「弱」のうち、ユーザが選択したいずれかの風量で前記ファン27を動作させる。そして、ユーザが選択した風量が自動運転で「標準」の場合には、前記ダスト汚染レベルとガス汚染レベルのいずれか高いレベルに基づき、レベル「0」の場合にはファン27を停止し、レベル「1」の場合には「弱」風で運転し、レベル「2」の場合には「中」風で運転し、レベル「3」の場合には「強」風で運転する。即ち、本実施形態では、ファン27は、停止状態を含み、4段階で風量調節する構成としている。なお、前記自動運転のうち「おだやか」は、主にユーザが寝る時に好適に使用するモードであり、ガスセンサ30またはダストセンサ31の出力によって汚染状態を検出すると、いずれのレベルでも「弱」風で運転する。
【0023】
なお、本実施形態のマイコンは、風量を「自動」に選択した自動運転機能の実行中において、空気の汚染レベルが低いため前記ファン27の動作を停止し、その状態が所定時間継続すると、前記センサによる空気の汚染レベル検出を間欠的に行う省エネモードを実行する構成としている。そして、この間欠的な検出を実行すると、前記ファン27が停止するレベル「0」から2レベル上の汚染レベル「2」を検出した場合に、前記ファン27の動作を開始する構成としている。
【0024】
次に、前記空気清浄機1のマイコンによる制御について説明する。
運転が開始されると、マイコンは、図4に示すように、まず、ステップS1で、前記センサ30,31による検出を許容または禁止するためのフラグfaに1(禁止状態)が入力されているか否かを検出する。そして、faが1でない(fa=0)場合にはステップS2に進み、faが1である場合には後述するステップS2からステップS5をスキップしてステップS6に進む。
【0025】
ステップS2では、ガスセンサ30によって室内の空気のガス値を検出した後、ステップS3で、ガス汚染レベルの表示処理を実行してステップS4に進む。なお、このガス汚染レベル表示処理は、ガスセンサ30の出力に応じて前記においレベル表示部22のLED15e〜15hを点灯させるものである。
【0026】
ステップS4では、ダストセンサ31によって室内の空気のダスト値を検出した後、ステップS4で、ダスト汚染レベルの表示処理を実行してステップS6に進む。ここで、このダスト汚染レベル表示処理は、ダストセンサ31の出力に応じて前記ほこりレベル表示部21のLED15a〜15dを点灯させるものである。
【0027】
ステップS6では、ユーザが選択した風量設定を読み込む。その後、ステップS7で、ファン制御処理を実行した後、ステップS1に戻る。
【0028】
次に、前記ステップS7のファン制御処理について説明する。
このファン制御処理では、マイコンは、図5に示すように、まず、ステップS10で、風量設定として「自動」が選択されているか否かを検出する。そして、「自動」が選択されている場合にはステップS11に進み、ファン風量調節処理を実行してリターンする。一方、「自動」が選択されていない場合にはステップS12に進む。
【0029】
ステップS12では、風量設定として「強」が選択されているか否かを検出する。そして、「強」が選択されている場合にはステップS13に進み、「強」が選択されていない場合にはステップS16に進む。
【0030】
ステップS13では、ファン27による風量を「強」として運転動作をさせ、ステップS14で、faに0を入力した後、ステップS15で、省エネモードの実行状態であるか否かを示すフラグfbに0(省エネモードの非実行状態)を入力してリターンする。
【0031】
また、ステップS16では、風量設定として「中」が選択されているか否かを検出する。そして、「中」が選択されている場合にはステップS17に進み、ファン27による風量を「中」として運転動作をさせて前記と同様にステップS14に進む。一方、「中」が選択されていない場合にはステップS18に進み、ファン27による風量を「弱」として運転動作をさせてステップS14に進む。
【0032】
次に、前記ステップS11のファン風量調節処理について説明する。
このファン風量調節処理では、マイコンは、図6に示すように、ステップS20で、においレベル表示部22に表示したガスレベル表示(GL)を読み込んだ後、ステップS21で、ほこりレベル表示部21に表示したダストレベル表示(DL)を読み込んでステップS22に進む。
【0033】
ステップS22では、自動運転のうち「おだやか」に設定されているか否かを検出する。そして、「おだやか」に設定されていない場合、即ち、「標準」に設定されている場合にはステップS23に進み、「おだやか」に設定されている場合には図7に示すステップS36に進む。
【0034】
ステップS23では、前記GLまたはDLのうちいずれかのレベルが「3」であるか否かを検出する。そして、いずれかのレベルが「3」である場合にはステップS24に進み、いずれのレベルも「3」ではない場合にはステップS27に進む。
【0035】
ステップS24では、ファン27による風量を「強」として運転動作させ、ステップS25で、faに0を入力した後、ステップS26で、fbに0を入力してリターンする。
【0036】
また、ステップS27では、前記GLまたはDLのうちいずれかのレベルが「2」であるか否かを検出する。そして、いずれかのレベルが「2」である場合にはステップS28に進み、ファン27による風量を「中」として運転動作させた後、前記と同様のステップS25に進む。一方、いずれのレベルも「2」ではない場合にはステップS29に進む。
【0037】
ステップS29では、前記GLまたはDLのうちいずれかのレベルが「1」であるか否かを検出する。そして、いずれかのレベルが「1」である場合にはステップS30に進み、いずれのレベルも「1」ではない場合にはステップS32に進む。
【0038】
ステップS30では、省エネモードの実行状態であるか否かを示すfbに1が入力されているか否かを検出する。そして、fbが1でない場合(省エネモードの非実行状態の場合)にはステップS31に進み、ファン27による風量を「弱」として運転動作させてリターンする。一方、fbが1である場合(省エネモードの実行状態の場合)にはステップS32に進む。
【0039】
ステップS32では、ファン27の動作を停止させた後、ステップS33で、fbに1が入力されているか否かを検出する。そして、fbが1でない場合にはステップS34に進み、省エネモード実行判断処理を実行してリターンする。一方、fbが1である場合にはステップS35に進み、センサ検出実行判断処理を実行してリターンする。
【0040】
また、前記ステップS22で自動運転のうち「おだやか」に設定されている場合には、図7に示すように、ステップS36で、前記GLおよびDLのいずれのレベルも「0」であるか否かを検出する。そして、いずれのレベルも「0」である場合にはステップS37に進み、ファン27の動作を停止させてリターンする。一方、いずれのレベルも「0」ではない場合にはステップS38に進む。
【0041】
ステップS38では、省エネモードの実行状態であるか否かを示すfbに1が入力されているか否かを検出する。そして、fbが1である場合にはステップS39に進み、fbが1でない場合にはステップS39をスキップしてステップS40に進む。
【0042】
ステップS39では、前記GLまたはDLのうち、いずれかのレベルが「3」または「2」であるか否かを検出する。そして、いずれかのレベルが「3」または「2」である場合にはステップS40に進み、ファン27による風量を「弱」として運転動作させてリターンする。一方、いずれのレベルも「3」または「2」ではない場合にはステップS37に進み、ファン27の動作を停止させてリターンする
【0043】
次に、前記ステップS34の省エネモード実行判断処理について説明する。
この省エネモード実行判断処理では、マイコンは、図8に示すように、まず、ステップS34−1で、10分タイマが動作中であるか否かを検出する。そして、動作中でない場合にはステップS34−2に進み、10分タイマをリセットスタートさせてステップS34−3に進み、動作中である場合にはそのままステップS34−3に進む。
【0044】
ステップS34−3では、10分経過したか否かを検出する。即ち、ファン27の動作を停止させて10分経過したか否かを検出する。そして、10分経過している場合にはステップS34−4に進み、10分経過していない場合にはリターンする。
【0045】
ステップS34−4では、10分タイマをリセットした後、ステップS34−5で、fbに1を入力し、省エネモードを実行する。
【0046】
次に、前記ステップS35のセンサ検出実行判断処理について説明する。
このセンサ検出実行判断処理では、マイコンは、図9に示すように、まず、ステップ35−1で、センサ30,31による検出を許容するか否かを示すfaに1が入力されているか否かを検出する。そして、faが1である場合にはステップS35−2に進み、faが1でない場合にはステップS35−7に進む。
【0047】
ステップS35−2では、4.5分タイマが動作中であるか否かを検出する。そして、動作中でない場合にはステップS35−3に進み、4.5分タイマをリセットスタートさせてステップS35−4に進み、動作中である場合にはそのままステップS35−4に進む。
【0048】
ステップS35−4では、4.5分経過したか否かを検出する。そして、4.5分経過している場合にはステップS35−5に進み、4.5分経過していない場合にはリターンする。
【0049】
ステップS35−5では、4.5分タイマをリセットした後、ステップS35−6で、faに0を入力し、センサ30,31による検出を許容してリターンする。
【0050】
また、ステップ35−1で、faが1でない場合にはステップS35−7で、0.5分タイマが動作中であるか否かを検出する。そして、動作中でない場合にはステップS35−8に進み、0.5分タイマをリセットスタートさせてステップS35−9に進み、動作中である場合にはそのままステップS35−9に進む。
【0051】
ステップS35−9では、0.5分経過したか否かを検出する。そして、0.5分経過している場合にはステップS35−10に進み、0.5分経過していない場合にはリターンする。
【0052】
ステップS35−10では、0.5分タイマをリセットした後、ステップS35−11で、faに1を入力し、センサ30,31による検出を禁止してリターンする。
【0053】
即ち、本実施形態の空気清浄機1では、ユーザが風量として「自動」を選択して自動運転機能を実行し、所定時間継続してファン27を動作させる必要がないと判断した場合に、センサ30,31による空気の汚染レベル検出を、4.5分停止した後、0.5分検出するように間欠的に動作させるため、電力の無駄な消費を防止できる。特に、ユーザが睡眠中には、この間欠検出を行う省エネモードを確実に実行させることができる。なお、前記センサ30,31の間欠的な検出動作の時間は、希望に応じて変更可能である。
【0054】
また、前記省エネモードを実行すると、2レベル以上の汚染レベルを検出しなければファン27の動作を開始しないため、ユーザが睡眠中において、寝返りなどによって若干の埃が生じた際にファン27が動作することを防止できる。その結果、より省エネを図ることができるうえ、睡眠中にファン27による風切り音でユーザに不快感を与えることを防止できる。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の空気清浄機は、自動運転機能を実行し、所定時間継続してファンを動作させる必要がないと判断した場合には、センサによる空気の汚染レベル検出を間欠的に実行するため、センサが消費する電力や、センサに電力を供給するための電源回路を動作させる電力など、無駄な電力消費を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る空気清浄機を示す斜視図である。
【図2】 図1の後方から見た斜視図である。
【図3】 図1の中央縦断面図である。
【図4】 マイコンによる清浄制御を示すフローチャートである。
【図5】 図4のファン制御処理を示すフローチャートである。
【図6】 図5のファン風量調節処理を示すフローチャートである。
【図7】 図6の続きのフローチャートである。
【図8】 図6の省エネモード実行判断処理を示すフローチャートである。
【図9】 図6のセンサ検出実行判断処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…空気清浄機、2…ケーシング(機体)、11…表示基板、16…操作パネル、26…清浄フィルタ、27…ファン、30…ガスセンサ、31…ダストセンサ、32…制御基板。
Claims (3)
- 室内の空気を機内に吸引して清浄した空気を機外に循環供給するファンと、空気の汚れを検出するセンサと、該センサの出力に基づいて汚染レベルを決定し、その汚染レベルに応じて前記ファンを、停止状態を含み段階的に風量調節する自動運転機能を有する制御手段とを備えた空気清浄機において、
前記制御手段は、前記自動運転機能の実行中において、前記センサの出力に基づいて空気の汚染レベルが低いと判断することにより前記ファンの動作を停止し、その状態が所定時間継続すると、前記センサによる空気の汚染レベル検出を間欠的に実行するようにしたことを特徴とする空気清浄機。 - 前記制御手段は、前記センサの出力に基づいて汚染レベルを少なくとも3つのレベルに区画しており、
前記センサによって間欠的に検出するモードを実行すると、前記ファンの停止レベルから2レベル以上の汚染レベルを検出した場合に、前記ファンの動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。 - 前記センサによる間欠的な検出動作は、予め設定した非検出時間と検出時間とを交互に繰り返すように実行するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。
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