JP2973879B2 - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JP2973879B2 JP7204809A JP20480995A JP2973879B2 JP 2973879 B2 JP2973879 B2 JP 2973879B2 JP 7204809 A JP7204809 A JP 7204809A JP 20480995 A JP20480995 A JP 20480995A JP 2973879 B2 JP2973879 B2 JP 2973879B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、室内空気を浄化
するために用いられる空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内空気環境に対する関心が高ま
る中、家庭においても室内空気を浄化する空気清浄器の
需要が高くなってきている。
【0003】従来から良く知られている空気清浄器とし
ては、送風機と、該送風機の風上側に位置して空気中の
塵埃、異臭物質を吸着補集するフィルターとを内蔵し、
空気吸込口から吸い込まれた室内空気を前記フィルター
を通過させて清浄空気とし、該清浄空気を空気吹出口か
ら室内へ吹き出すように構成されたものがある。
【0004】このような構成の空気清浄器は、常時運転
されることは少なく、室内空気の汚染度(特に、家庭に
おいてはタバコの煙による汚染度)が高くなった場合に
運転されることが多く、この汚染度を検知するための汚
染センサが付設されるのが通例であるが、従来の空気清
浄器においては、上記汚染センサは、空気吸込口からフ
ィルターに至る空気吸込通路とは別の個所に設置されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の空気清浄器の場合、汚染度検知用の汚染センサが空気
吸込通路とは別の個所に設置されているため、室内空気
との接触度が十分に得られない場合が生じ、タバコの煙
のように室内空気中に不均一に漂うものに対する反応が
鈍くなるという問題がある。
【0006】上記のような汚染センサ検知性能の反応性
低下は、空気清浄器の運転制御を汚染センサの検知情報
により行う場合が多いことを鑑みると、空気清浄器の運
転状態に悪影響を及ぼすおそれがあるため、汚染センサ
の反応性向上が空気清浄器の運転性向上のために重要で
ある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、汚染センサの反応性を向上させることにより空気
清浄器の運転性の向上を図り得るようにすることを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、送風機と、
該送風機の風上側に位置して空気中の塵埃、異臭物質を
吸着補集するフィルターとを内蔵し、空気吸込口から吸
い込まれた室内空気を前記フィルターを通過させて清浄
空気とし、該清浄空気を空気吹出口から室内へ吹き出す
ように構成された空気清浄器において、前記空気吸込口
からフィルターに至る空気吸込通路に、空気入口および
空気出口を有する検知室を設けるとともに、該検知室内
に、室内空気の汚染度を検知する汚染センサを収納して
いる。
【0009】また、前記検知室における空気出口の開口
面積を、該検知室における空気入口の開口面積より小さ
く設定して、運転時において検知室内に室内空気を適正
な流速でスムーズに導入し得るようにし、もって汚染セ
ンサの反応性の向上を図るようにしている。
【0010】本願発明の基本構成において、前記送風機
を、前記汚染センサにより検知される汚染度に対応して
風量制御されるものとするのが室内空気の汚染度に対応
した運転状態となる点で好ましい。
【0011】また、前記送風機を、前記汚染センサによ
り検知される汚染度が所定値以下である場合には所定間
隔の間欠運転されるものとするのが運転電力を節約でき
る点で好ましい。
【0012】また、前記フィルターの風上側に、室内空
気が特定の汚染物質(例えば、タバコの煙等)により汚
染された場合にのみ作動する補助送風機を付設するのが
吸込力強化により特定の汚染物質(例えば、タバコの煙
等)を吸引し易くなる点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの実施の形態について詳述する。
【0014】第1の実施の形態 図1ないし図10には、本願発明の第1の実施の形態に
かかる空気清浄器が示されている。
【0015】この空気清浄器は、図1に示すように、一
側面に空気吸込口2を有し且つ上面後部に空気吹出口3
を有する略矩形箱状の本体ケーシング1内に、送風機4
と該送風機4の風上側に位置して空気中の塵埃、異臭物
質を吸着補集するフィルター5とを配設して構成されて
おり、前記空気吸込口2から吸い込まれた室内空気Wを
前記フィルター5を通過させて清浄空気Wfとし、該清
浄空気Wfを前記空気吹出口3から室内へ吹き出すよう
に作用する。
【0016】前記本体ケーシング1の底面には、該本体
ケーシング1を回転自在に支持する回転支持台6が取り
付けられており、例えばタバコの煙等の発生源に前記空
気吸込口2が向かうように本体ケーシング1を回転でき
ることとなっている。このことにより、タバコの煙のよ
うに発生源が限定される汚染物質の吸込が容易且つ確実
となる。
【0017】前記空気吸込口2は、前記本体ケーシング
1の一側面のほぼ全体を占め且つ室内空気Wを斜め上方
に吸い込むように誘導する吸込グリル7を備えた主吸込
口2aと、該主吸込口2aの上方に隣接して形成された
副吸込口2bとからなっており、該副吸込口2bの内方
には、室内空気Wの汚染度を検知する汚染センサ8を収
納する検知室9が設けられている。この副吸込口2b
は、検知室9の空気入口となる。
【0018】そして、該検知室9は、前記主吸込口2a
の内方と小孔10を介して連通せしめられている。検知
室9の空気出口となる小孔10の開口面積は、検知室9
の入口となる副吸込口2bの開口面積より小さくなって
おり、該小孔10は、前記検知室9における空気流通を
制限する絞り機構として作用することとなっている。こ
のように検知室9への小孔10により制限する理由は、
検知室9内を流通する空気の流速が速くなり過ぎると、
汚染センサ8による汚染物質の検知能力が低下するおそ
れがあるためである。
【0019】なお、図2に示すように、前記検知室9は
前記吸込グリル7の上端部に形成される場合もある。
【0020】前記汚染センサ8としては、図3ないし図
5に示すものが採用可能である。
【0021】図3に示す汚染センサ8は、ガス汚染セン
サーと称されるものであり、例えば空気流通可能なケー
ス11内に、電極と加熱ヒータとを兼用する導線(例え
ば、イリジウム−パラジウム合金導線)12が埋設され
た酸化錫を主成分とする焼結体からなるN型半導体13
を配設して構成されている。この汚染センサ8において
は、室内空気W中に含まれる汚染物質の粒子がN型半導
体13の表面に吸着することにより生ずる導電性の増加
度合いにより室内空気W中の汚染物質の濃度(換言すれ
ば、汚染度D)が検知されることとなっている。なお、
この場合、導線12による加熱によって検知能力が増大
せしめられることとなっているため、検知室9内への空
気流通を絞り機構(即ち、小孔10)により制限するこ
とにより、N型半導体13を冷やしてしまう程の空気流
通が起こらないようにしている。
【0022】図4に示す汚染センサ8は、反射型光汚染
センサと称されるものであり、一方側に流入口15を他
方側に流出口16をそれぞれ備えた円筒ケース14の中
間部に発光素子17と受光素子18とを約45°傾斜し
た状態で対向配設して構成されている。符号18は流入
口14の内側に配設された邪魔板、19は流出口15の
内側に配設された邪魔板である。この汚染センサ8にお
いては、円筒ケース13内に流入した室内空気W中に含
まれる汚染物質粒子Mに対して発光素子17から入射さ
れた光線Bが汚染物質粒子Mに反射されて受光素子18
に受光されることとなっており、受光素子18への受光
量(換言すれば、反射量)により室内空気W中の汚染物
質の濃度(換言すれば、汚染度D)が検知されることと
なっている。なお、この場合、円筒ケース13内を流通
する空気Wの流速が速すぎると、汚染物質粒子Mにおけ
る光線Bの反射が確実に得られないため、検知室9内へ
の空気流通を絞り機構(即ち、小孔10)により制限す
る必要がある。
【0023】図5に示す汚染センサ8は、透過型光汚染
センサと称されるものであり、一方側に流入口14を他
方側に流出口15をそれぞれ備えた円筒ケース13の中
間部に発光素子17と受光素子18とを対向配設して構
成されている。符号19は流入口14の内側に配設され
た邪魔板、20は流出口15の内側に配設された邪魔板
である。この汚染センサ8においては、発光素子17か
ら照射された光線Bのうち流入室内空気中に含まれる汚
染物質粒子Mにより反射されなかった光線Bが受光素子
18に受光されることとなっており、受光素子18への
受光量(換言すれば、透過量)により室内空気W中の汚
染物質の濃度(換言すれば、汚染度D)が検知されるこ
ととなっている。なお、この場合も、円筒ケース13内
を流通する空気Wの流速が速すぎると、汚染物質粒子M
における光線Bの反射が確実に得られないため、検知室
9内への空気流通を絞り機構(即ち、小孔10)により
制限する必要がある。
【0024】前記送風機4は、駆動源であるファンモー
タ21と該ファンモータ21により回転駆動される多翼
羽根車22と該多翼羽根車22を被包するスクロールタ
イプのファンハウジング23とからなる多翼遠心型送風
機とされており、ファンモータ21の回転数制御により
風量が段階的に切り換えられる風量可変タイプとされて
いる。符号24は吸込用開口である。
【0025】前記フィルター5は、風下側に位置する集
塵フィルター5aと風上側に位置するプレフィルター5
bとからなっており、フィルター支持枠25により着脱
自在に支持されている。
【0026】また、この空気清浄器には、図6に示すよ
うに、例えばマイクロコンピュータからなるコントロー
ラ30が付設されており、該コントローラ30は、検出
部26および操作部27からの各種信号を入力され、こ
れらの信号に基づいて各種の演算処理を行って、表示部
28および駆動部29へ各種制御信号を出力することと
なっている。
【0027】前記検出部26は、既述した汚染センサ8
等により構成され、前記操作部27は、自動運転/手動
運転切換用操作スイッチ、タバコモード用操作スイッチ
等により構成されている。
【0028】前記表示部28は、運転状態を表示する表
示ランプ、フィルター5の交換を指示するフィルター交
換サイン等により構成されている。また、駆動部29
は、コントローラ30からの制御信号によりファンモー
タ21の回転数を制御する。
【0029】次に、この空気清浄器におけるコントロー
ラ30による運転制御について、図7に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0030】ステップSにおいて電源投入により送風
機4の微風運転が開始され、ステップSにおいて汚染
センサ8からの情報(即ち、室内空気Wの汚染度D)が
入力される。ついで、ステップSおよびステップS
において汚染度Dと第1設定値Dsおよび第2設定値
Dsとの比較がなされる。ここで、Ds>Ds
されている。
【0031】ステップSにおいてD>Dsと判定さ
れた場合(即ち、汚染度がひどいと判定された場合)に
はステップSに進み、送風機4が強風量運転に切り換
えられ、ステップSにおいてD≦Dsと判定され且
つステップSにおいてD>Dsと判定された場合
(即ち、汚染度が稍ひどいと判定された場合)にはステ
ップSに進み、送風機4が弱風量運転に切り換えら
れ、ステップSにおいてD≦Dsと判定された場合
(即ち、汚染度が低いと判定された場合)には微風運転
のままとされ、ステップSへリターンして汚染センサ
8による汚染度Dが入力される。なお、ステップS
よびステップSにおいて強風量運転および弱風量運転
に切り換えられ後、ステップSにおいて所定時間t
(例えば、15分)が経過するのを待ってステップS
へリターンし、送風機4が微風運転に切り換えられる。
【0032】つまり、室内空気Wの汚染度Dに対応して
送風機4が風量制御されることとなっているのである。
【0033】また、上記コントローラ30による運転制
御を図8に示すフローチャートに従って行われる場合も
ある。
【0034】即ち、ステップSにおいて電源投入によ
り送風機4の微風運転が開始され、ステップSにおい
て所定時間t(例えば30秒)の経過が確認される
と、ステップSにおいて汚染センサ8からの情報(即
ち、室内空気Wの汚染度D)が入力される。ステップS
における時間待ちは汚染センサ8による汚染度Dの検
知を確実に行うために行われる。ついで、ステップS
およびステップSにおいて汚染度Dと第1設定値Ds
および第2設定値Dsとの比較がなされる。ここ
で、Ds>Dsとされている。
【0035】ステップSにおいてD>Dsと判定さ
れた場合(即ち、汚染度がひどいと判定された場合)に
はステップSに進み、送風機4が強風量運転に切り換
えられ、ステップSにおいてD≦Dsと判定され且
つステップSにおいてD>Dsと判定された場合
(即ち、汚染度が稍ひどいと判定された場合)にはステ
ップSに進み、送風機4が弱風量運転に切り換えら
れ、ステップSにおいてD≦Dsと判定された場合
(即ち、汚染度が低いと判定された場合)にはステップ
に進み、送風機4が運転停止される。なお、ステッ
プSおよびステップSにおいて強風量運転および弱
風量運転に切り換えられ後、ステップSにおいて所定
時間t(例えば、15分)が経過するのを待ってステ
ップSへリターンし、送風機4が微風運転に切り換え
られる。
【0036】ステップSにおいて送風機4の運転が停
止されると、ステップS10において所定時間t(例
えば5分)が経過したと確認されるまでは、ステップS
11において再度汚染センサ8から汚染度Dが入力さ
れ、ステップS12およびステップS13において汚染
度Dと第1設定値Dsおよび第2設定値Dsとの比
較がなされる。ここで、D>DsおよびD>Ds
判定された場合(即ち、共に肯定判定された場合)に
は、それぞれステップSおよびステップSに戻り、
その後前述したと同様な制御が実行される。そして、ス
テップS10において所定時間tが経過したと確認さ
れると、ステップSへリターンして送風機4の微風運
転が再開される。
【0037】つまり、室内空気Wの汚染度Dに対応して
送風機4が風量制御されるとともに、汚染度Dが低い場
合には、送風機4は所定時間t(例えば5分)間隔で
の間欠運転されることとなっているのである。
【0038】さらに、上記コントローラ30は、フィル
ター5の交換を促す表示(即ち、表示交換サイン)を表
示部28に表示する作用を有しており、その際の表示制
御は図9に示すフローチャートに従って行われる。
【0039】即ち、ステップSにおいて通電中(即
ち、運転中)であることが確認されると、ステップS
において累積通電時間tがEPROMに書き込まれ
る。ついでステップSにおいて累積通電時間tと設定
交換時間Tとの比較がなされる。ここで設定交換時間T
はメーカー指定の時間とされる。ステップSにおいて
t≧Tと判定されると、フィルター交換サインが表示部
28に表示される。その後、ステップSにおいてリセ
ットキーがONされたか否かの判定がなされ、肯定判定
された場合には、ステップSにおいて前回までの累積
通電時間の平均値Σtn/nを設定交換時間Tに置き換
えた後、ステップSへリターンする。
【0040】上記したように、1回目のフィルター交換
サインの表示はメーカー指定の時間により行われるが、
2回目以降のフィルター交換サインの表示は前回までの
累積通電時間tの平均値Σtn/nにより行われること
となっているため、メーカー指定の交換時間に縛られる
ことなく、実際の使用時間によりフィルター交換サイン
が表示されることとなる。
【0041】ところで、フィルター5(特に、集塵フィ
ルター5a)を交換する際に手が汚れるという問題があ
るが、図10に示すように、フィルター5を支持するフ
ィルター支持枠25を本体ケーシング1に対して着脱自
在となすとともに、該フィルター支持枠25を、フィル
ター受け31と該フィルター受け31の一端側に回動自
在に枢支されたフィルターカバー32とによって構成
し、該フィルター受け31の他端側に、フィルターカバ
ー32の他端側に対して係脱自在に係合されるロックレ
バー33と、該ロックレバー33と同心状態で枢支され
且つフィルター5をフィルター受け31から分離するよ
うに揺動する分離レバー34とを設けて、ロックレバー
33を矢印X方向へ回動させてフィルターカバー32へ
の係合力解除することによりフィルターカバー32を自
重により矢印Y方向に揺動させた後、分離レバー34の
矢印X方向へ揺動させてフィルター5へ押圧力を作用さ
せることによりフィルター5をフィルター受け31から
分離させるようにすれば、フィルター交換時に手が汚れ
るおそれはなくなる。
【0042】第2の実施の形態 図11には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気
清浄器が示されている。
【0043】この場合、前記フィルター5の風上側に位
置して、室内空気Wが特定の汚染物質(例えば、タバコ
の煙)により汚染された場合にのみ作動する補助送風機
35が付設されている。該補助送風機35は、駆動源で
あるファンモータ36と該ファンモータ36により回転
駆動されるプロペラタイプの羽根車37とからなる軸流
送風機とされている。符号38は補助送風機35を支持
する支持部材である。その他の構成は第1の実施の形態
において説明した空気清浄器と同様である。
【0044】上記のように、室内空気Wが特定の汚染物
質(例えば、タバコの煙)により汚染された場合にのみ
作動する補助送風機35を付設した場合、補助送風機3
5の作動時においては吸込力が大幅に向上することとな
り、タバコの煙のように送風機4のみの作動では吸い込
みにくいものも容易に吸い込むことが可能となり、室内
空気Wの清浄化に大いに寄与する。その他の作用は第1
の実施の形態において説明したと同様なので説明を省略
する。
【0045】
【発明の効果】本願発明によれば、空気清浄器における
空気吸込口からフィルターに至る空気吸込通路に、空気
入口および空気出口を有する検知室を設けるとともに、
該検知室内に、室内空気の汚染度を検知する汚染センサ
を収納するようにしているので、室内空気と汚染センサ
との接触度が向上することとなり、汚染センサの反応性
が向上する。
【0046】また、前記検知室における空気出口の開口
面積を、該検知室における空気入口の開口面積より小さ
く設定した場合、運転時において検知室内に室内空気を
適正な流速でスムーズに導入し得ることとなり、汚染セ
ンサの反応性がより向上し、汚染センサにより検知され
る室内空気の汚染度に対応した適正な運転制御が行え
る。
【0047】また、前記送風機を、前記汚染センサによ
り検知される汚染度に対応して風量制御されるものとし
た場合、室内空気の汚染度に対応した運転状態が得られ
ることとなり、省エネ運転が可能となる。
【0048】また、前記送風機を、前記汚染センサによ
り検知される汚染度が所定値以下である場合には所定間
隔の間欠運転されるものとした場合、汚染度が低い時の
運転電力を節約することができる。
【0049】また、前記フィルターの風上側に、室内空
気が特定の汚染物質(例えば、タバコの煙等)により汚
染された場合にのみ作動する補助送風機を付設した場
合、吸込力強化により特定の汚染物質(例えば、タバコ
の煙等)を吸引し易くなり、特定の汚染物質による室内
空気の汚染を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器の変形例を示す縦断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器における汚染センサを一例であるガスセンサを示す斜
視図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器における汚染センサを一例である反射型光センサを示
す斜視図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器における汚染センサを一例である透過型光センサを示
す斜視図である。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器における制御系統を示すブロック図である。
【図7】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器の運転制御を説明するフローチャートである。
【図8】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器の運転制御の他の例を説明するフローチャートであ
る。
【図9】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清浄
器の表示制御を説明するフローチャートである。
【図10】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気清
浄器におけるフィルター支持枠を示す平面図である。
【図11】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気清
浄器の縦断面図である。
【符号の説明】
1は本体ケーシング、2は空気吸込口、2aは主吸込
口、2bは副吸込口(空気入口)、3は空気吹出口、4
は送風機、5はフィルター、5aは集塵フィルター、5
bはプレフィルター、8は汚染センサ、9は検知室、1
0は小孔(空気出口)、30はコントローラ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機と、該送風機の風上側に位置して
    空気中の塵埃、異臭物質を吸着補集するフィルターとを
    内蔵し、空気吸込口から吸い込まれた室内空気を前記フ
    ィルターを通過させることにより清浄空気とし、該清浄
    空気を空気吹出口から室内へ吹き出すように構成された
    空気清浄器であって、前記空気吸込口からフィルターに
    至る空気吸込通路には、空気入口および空気出口を有す
    る検知室を設けるとともに、該検知室内には、室内空気
    の汚染度を検知する汚染センサを収納し、該検知室にお
    ける空気出口の開口面積を、該検知室における空気入口
    の開口面積より小さく設定したことを特徴とする空気清
    浄器。
  2. 【請求項2】 前記送風機は、前記汚染センサにより検
    知される汚染度に対応して風量制御されることを特徴と
    する前記請求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 前記送風機は、前記汚染センサにより検
    知される汚染度が所定値以下である場合には所定間隔の
    間欠運転されることを特徴とする前記請求項1ないし請
    求項のいずれか一項記載の空気清浄器。
  4. 【請求項4】 前記フィルターの風上側には、室内空気
    が特定の汚染物質により汚染された場合にのみ作動する
    補助送風機を付設したことを特徴とする前記請求項1な
    いし請求項のいずれか一項記載の空気清浄器。
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