JPH092247A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH092247A
JPH092247A JP7176745A JP17674595A JPH092247A JP H092247 A JPH092247 A JP H092247A JP 7176745 A JP7176745 A JP 7176745A JP 17674595 A JP17674595 A JP 17674595A JP H092247 A JPH092247 A JP H092247A
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Mitsuhiro Endo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 倍力装置の失陥時でもマスタシリンダからの
液圧を増圧することにより、車両の各車輪等に十分な制
動力を付与できるようにする。 【構成】 ブレーキ配管31,32間に設ける液圧制御
弁33を、弁ケーシング34のピストン摺動穴34C内
に挿嵌され受圧面積の異なる液圧室38,39を画成し
た段付きピストン37と、マスタシリンダ10からのブ
レーキ液圧を液圧室38,39に供給する液通路35,
36と、液圧室39をマスタシリンダ10(連通路34
G)側に対して連通,遮断すべく液通路36の途中で弁
収容穴34D内に設けた開閉弁44と、開閉弁44を倍
力装置2の室A内の圧力に応じて開閉制御する開閉制御
部51とから構成する。そして、倍力装置2が失陥して
室A側が正圧(異常圧)状態となったときには、液圧室
38,39間の受圧面積差により段付きピストン37を
矢示F方向に摺動変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両等に搭載さ
れるブレーキシリンダを駆動制御するのに好適に用いら
れるブレーキ制御装置に関し、特に、マスタシリンダ側
に倍力装置を付設してなるブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両には前,後、
左,右の各車輪に制動力を付与するためにブレーキ制御
装置が搭載されている。
【0003】そこで、図5を参照してこの種の従来技術
によるブレーキ制御装置について述べる。
【0004】図において、1は車両の運転室内に設けら
れるブレーキペダル、2は該ブレーキペダル1で作動さ
れる倍力装置を示し、該倍力装置2は気圧倍力装置とし
て構成され、運転室下部側のボード3等に固着されたシ
ェル4と、外周側が該シェル4に取付けられ該シェル4
内を定圧室Aと変圧室Bとに画成したダイヤフラム5
と、該ダイヤフラム5の内周側に設けられ定圧室A,変
圧室B間を連通,遮断する弁機構6と、出力軸7とから
大略構成されている。
【0005】ここで、シェル4内の定圧室Aは空気導管
8を介してエンジンの吸気マニホールド(図示せず)等
に接続され、この吸気マニホールドからの負圧がチェッ
ク弁9を介して定圧室A内に導かれる。一方、シェル4
内の変圧室Bにはブレーキペダル1の踏込み操作時に弁
機構6を介して大気圧が導入され、シェル4内には負圧
状態の定圧室Aと大気圧状態の変圧室Bとの間に大きな
差圧が発生する。そして、倍力装置2はブレーキペダル
1の踏込み操作時に室A,B間の差圧を利用して、ペダ
ル踏み力を倍力した操作力を出力軸7から後述のマスタ
シリンダ10へと伝える。
【0006】10はブレーキペダル1により倍力装置2
を介して作動されるマスタシリンダを示し、該マスタシ
リンダ10はタンデムマスタシリンダとして構成され、
2個の出力ポート10A,10Bを有している。そし
て、該マスタシリンダ10は倍力装置2の出力軸7に連
動するピストン(図示せず)を備え、このピストンはブ
レーキペダル1の踏込み時に液体リザーバ11からのブ
レーキ液を、ブレーキ液圧として出力ポート10A,1
0Bから後述のブレーキ装置12〜15に向けて供給す
る。
【0007】12,13,14,15は車両の前,後、
左,右の車輪側に設けられるブレーキ装置を示し、該ブ
レーキ装置12〜15は、例えばディスクブレーキまた
はドラムブレーキ等によって構成され、キャリパまたは
ホイールシリンダ等のブレーキシリンダ12A,13
A,14A,15Aを備えている。そして、該ブレーキ
装置12〜15はブレーキペダル1の踏込み時に、マス
タシリンダ10からのブレーキ液圧がブレーキシリンダ
12A〜15Aに供給されることにより、車両の各車輪
に制動力を付与するものである。
【0008】16,17はマスタシリンダ10の出力ポ
ート10A,10Bをブレーキ装置12〜15のブレー
キシリンダ12A〜15Aに接続するブレーキ配管を示
し、該ブレーキ配管16,17は先端側が2本の配管部
16A,16B,17A,17Bに分岐され、該配管部
16A,17Aは前輪側のブレーキ装置12,13に接
続され、配管部16B,17Bは後輪側のブレーキ装置
14,15に接続されている。
【0009】18,19は配管部16B,17Bの途中
に設けられた液圧制御弁を示し、該液圧制御弁18,1
9はマスタシリンダ10からのブレーキ液圧を車両の速
度や積載荷重等に応じて可変に制御し、後輪側のブレー
キ装置14,15に供給するブレーキ液圧が過剰圧とな
るのを防止するものである。
【0010】20はブレーキ配管16,17から分岐し
た制御管路21,22の途中等に配設されるアンチスキ
ッド装置を示し、該アンチスキッド装置20は液圧制御
弁18,19とは別の液圧制御弁等を内蔵し、ブレーキ
ペダル1の踏込み時にブレーキ装置12〜15によって
車両の各車輪がロック状態となるのを防止するものであ
る。
【0011】即ち、マスタシリンダ10からブレーキ装
置12〜15に供給するブレーキ液圧がロック限界まで
上昇すると、アンチスキッド装置20はこのときのブレ
ーキ液圧をロック限界以下の圧力まで降圧させ、各車輪
がロックしない範囲内のブレーキ液圧をブレーキ装置1
2〜15に供給させる構成となっている。
【0012】このように構成される従来技術のブレーキ
制御装置では、車両の運転者がブレーキペダル1を踏込
み操作すると、倍力装置2のシェル4内で室A,B間に
大きな差圧が発生し、倍力装置2からマスタシリンダ1
0へとこの差圧によりペダル踏み力を倍力した操作力が
出力軸7を介して伝えられる。
【0013】そして、マスタシリンダ10の出力ポート
10A,10Bからはブレーキ配管16,17、液圧制
御弁18,19およびアンチスキッド装置20等を介し
てブレーキ装置12〜15のブレーキシリンダ12A〜
15Aにブレーキ液圧が供給され、ブレーキ装置12〜
15が作動することにより車両の各車輪に制動力(ブレ
ーキ力)が付与される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、倍力装置2のシェル4内をダイヤフラム5
により2室A,Bに画成すると共に、該室A,Bのうち
室A側を空気導管8およびチェック弁9を介してエンジ
ンの吸気マニホールド等に接続し、この吸気マニホール
ドからの負圧を室A側に導くことにより、シェル4内の
室Aを負圧(正常圧)状態に保持するようにしている。
【0015】しかし、従来技術では、シェル4内の室A
と吸気マニホールドとを接続する空気導管8に失陥等が
生じると、シェル4内の室A側が大気圧(異常圧)状態
となって室Bとの間に差圧を発生できなくなることがあ
る。そして、この場合には車両の運転者が、ブレーキペ
ダル1の踏込み操作力のみでマスタシリンダ10を作動
させなければならず、ペダル踏み力が過大となって各車
輪に十分な制動力を付与できなくなるという問題があ
る。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は倍力装置の失陥時でもマスタシ
リンダからの液圧を確実に増圧することができ、車両の
各車輪等に十分な制動力を付与できるようにしたブレー
キ制御装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成は、倍力装置を介して作
動されるマスタシリンダと、該マスタシリンダからの液
圧によって駆動制御されるブレーキシリンダと、該ブレ
ーキシリンダと前記マスタシリンダとの間に配設される
液圧制御弁とからなるブレーキ制御装置であって、前記
液圧制御弁は、前記マスタシリンダとブレーキシリンダ
との間に接続され段付きのピストン摺動穴を有した弁ケ
ーシングと、該弁ケーシングのピストン摺動穴内に挿嵌
され、該弁ケーシング内に受圧面積が小となる第1の液
圧室と受圧面積が大となる第2の液圧室とを画成したピ
ストンと、前記弁ケーシング内に設けられ、前記マスタ
シリンダからの液圧を前記第1,第2の液圧室に供給す
る第1,第2の液通路と、該第1,第2の液通路のうち
第2の液通路の途中に設けられ、前記倍力装置内の圧力
が正常圧のときには前記第2の液圧室をマスタシリンダ
に対して遮断し、前記倍力装置内の圧力が異常圧のとき
には前記第2の液圧室をマスタシリンダ側に連通させる
液通路開閉手段とを備え、前記ピストンは、該液通路開
閉手段により前記第2の液圧室をマスタシリンダ側に連
通させたときに、該マスタシリンダからの液圧を前記第
1,第2の液圧室間の受圧面積差で倍力して前記第1の
液圧室側からブレーキシリンダ側に供給する構成とした
ことにある。
【0018】
【作用】上記構成により、倍力装置内の圧力が正常圧で
あるときには、液通路開閉手段が第2の液圧室をマスタ
シリンダに対して遮断するから、該マスタシリンダから
の液圧は第1の液通路側から第1の液圧室を介してブレ
ーキシリンダ側に直接的に供給される。そして、前記倍
力装置内の圧力が異常圧となったときには、前記液通路
開閉手段が第2の液圧室をマスタシリンダ側に連通させ
るから、液圧制御弁のピストンは、マスタシリンダから
の液圧を前記第1,第2の液圧室間の受圧面積差分だけ
倍力するようになり、前記第1の液圧室側からブレーキ
シリンダ側に向けて大きな液圧を供給できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図5に示す従
来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0020】ここで、図1ないし図3は本発明の第1の
実施例を示している。
【0021】図中、31,32はマスタシリンダ10の
出力ポート10Aに接続されたブレーキ配管を示し、該
ブレーキ配管31,32は従来技術で述べたブレーキ配
管16に替えて用いられ、ブレーキ配管32の先端側は
ブレーキ配管16の配管部16A,16Bおよび制御管
路21と同様に分岐する構成となっている。そして、ブ
レーキ配管31,32間には後述する液圧制御弁33の
弁ケーシング34が給排ポート34E,34H等を介し
て接続されている。
【0022】33は本実施例で採用した液圧制御弁、3
4は該液圧制御弁33の弁ケーシングを示し、該弁ケー
シング34は段付き筒状に形成され、一端側が小径の閉
塞端34Aとなり、他端側が大径の開口端34Bとなっ
ている。そして、該弁ケーシング34の内周側には段付
きのピストン摺動穴34Cが形成され、該ピストン摺動
穴34Cと開口端34Bとの間は後述する開閉弁44用
の弁収容穴34Dとなっている。
【0023】また、弁ケーシング34には、ブレーキ配
管31に接続される給排ポート34E,34Fと、該給
排ポート34E,34Fを弁収容穴34D内に連通させ
る連通路34Gと、ブレーキ配管32に接続される他の
給排ポート34Hと、開口端34B側に位置し後述の負
圧室53に連通する接続ポート34Jとが形成されてい
る。そして、弁ケーシング34の給排ポート34Eは後
述の液圧室38にマスタシリンダ10からのブレーキ液
圧を供給する第1の液通路35を構成し、給排ポート3
4Fは連通路34Gおよび弁収容穴34D等と共に後述
の液圧室39にマスタシリンダ10からのブレーキ液圧
を供給する第2の液通路36を構成している。
【0024】37は弁ケーシング34のピストン摺動穴
34C内に挿嵌されたピストンとしての段付きピストン
を示し、該段付きピストン37は、一側が弁ケーシング
34の閉塞端34Aとの間に第1の液圧室38を画成す
る小径部37Aとなり、他側は後述の筒状弁座45との
間に第2の液圧室39を画成する大径部37Bとなって
いる。そして、段付きピストン37は液圧室38に対す
る小径部37Aの受圧面積よりも、液圧室39に対する
大径部37Bの受圧面積の方が大きくなり、マスタシリ
ンダ10からの液圧が液圧室38,39にそれぞれ供給
されるときには、両者の受圧面積差により該受圧面積差
の比率分だけ倍力した力をもって段付きピストン37は
矢示F方向に駆動される。
【0025】40は段付きピストン37の小径部37A
側に螺着されたストッパボルトを示し、該ストッパボル
ト40は小径部37Aの端面側にばね受41を固定する
と共に、先端側には他のばね受42が摺動可能に挿嵌さ
れ、該ばね受42を抜止め状態に保持している。そし
て、段付きピストン37が矢示F方向に大きくストロー
ク(変位)したときには、ばね受41,42が互いに当
接することにより、段付きピストン37のストロークエ
ンドを規制する。
【0026】43はばね受41,42間に配設されたス
プリングを示し、該スプリング43は比較的弱いばね力
をもったコイルばね等によって構成され、段付きピスト
ン37を図1に示す初期位置に戻すべく段付きピストン
37を液圧室39側に向けて常時付勢している。そし
て、段付きピストン37が初期位置にあるときには、マ
スタシリンダ10からのブレーキ液圧が液通路35側か
ら液圧室38および給排ポート34Hを介してブレーキ
配管32側に供給される。
【0027】44は液通路36の一部を構成する弁ケー
シング34の弁収容穴34D内等に配設された液通路開
閉手段としての開閉弁を示し、該開閉弁44は、弁ケー
シング34の弁収容穴34D内に嵌着され、段付きピス
トン37の大径部37Bとの間に液圧室39を画成した
段付きの筒状弁座45と、該筒状弁座45の筒部45A
内に位置し、該筒状弁座45の中心部に穿設された液穴
45Bを開,閉するポペット型の弁体46と、筒状弁座
45の筒部45A先端側に固着され、該弁体46の弁軸
部46Aを軸方向に摺動変位可能に保持したホルダ47
と、後述のばね受板49等とによって構成されている。
【0028】ここで、ホルダ47には弁軸部46Aの周
囲に位置して複数の通液孔47A,47A,…が軸方向
に穿設され、該各通液孔47Aは弁収容穴34Dの油液
を筒状弁座45の筒部45A内に流出,入させる。ま
た、弁体46とホルダ47との間には弱ばね48が配設
され、該弱ばね48は後述の弁ばね50よりも小さいば
ね力をもって弁体46を常時閉弁方向に付勢している。
そして、該弱ばね48は弁体46をチェック弁として機
能させ、例えば図1に示す状態で液圧室39側から筒状
弁座45の筒部45A内に向けて油液が流通するのを許
し、逆向きの流れを阻止するようになっている。
【0029】49は弁体46の弁軸部46A先端側に頭
部46Bを介して掛止めされたばね受板を示し、該ばね
受板49は筒状弁座45よりも大径の金属プレート等に
よって形成され、該筒状弁座45とばね受板49との間
にはコイルばね等からなる弁ばね50が配設されてい
る。そして、該弁ばね50はばね受板49を後述のプッ
シャ56側に向けて常時付勢し、ばね受板49は弁体4
6の弁軸部46Aに頭部46Bを介して抜止め状態に保
持されている。
【0030】ここで、ばね受板49がプッシャ56によ
り弁ばね50に抗して押圧され、後述する固定隔壁52
の端面からばね受板49が離間する図1の状態では、弁
体46が弱ばね48により筒状弁座45の液穴45Bを
閉塞するように該筒状弁座45に着座し、開閉弁44は
液圧室39をマスタシリンダ10側の連通路34Gに対
して遮断した状態に保持する。
【0031】また、プッシャ56が図2,図3に示す如
く固定隔壁52内に後退し、ばね受板49が弁ばね50
により固定隔壁52の端面に押付けられた状態では、開
閉弁44が開弁状態となり、弁体46がばね受板49に
より頭部46Bを介して開弁方向に引張られる。そし
て、このときに弁体46は筒状弁座45の液穴45Bを
開くように該筒状弁座45から離座し、開閉弁44は液
圧室39を液穴45B等を介してマスタシリンダ10側
の連通路34Gに連通させた状態とする。
【0032】51は弁ケーシング34の開口端34B側
に設けた開閉制御部を示し、該開閉制御部51は開閉弁
44と共に液通路開閉手段を構成し、弁ケーシング34
の開口端34B側と弁収容穴34Dとの間に固着され、
中心側に段付き穴52Aが穿設された固定隔壁52と、
該固定隔壁52との間に負圧室53を画成するように弁
ケーシング34の開口端34B側に摺動可能に挿嵌され
た可動隔壁54と、該可動隔壁54を抜止めすべく弁ケ
ーシング34の開口端34B側に嵌着された止め輪55
と、プッシャ56とから大略構成されている。
【0033】ここで、該プッシャ56は一端側が凹形状
をなす当接部56Aとなって固定隔壁52の段付き穴5
2A内に摺動可能に挿嵌され、他端側は負圧室53内へ
と突出して可動隔壁54に当接している。そして、倍力
装置2の正常動作時には負圧室53内が負圧状態とな
り、可動隔壁54には弁ケーシング34の開口端34B
外側から大気圧が作用する。この結果、可動隔壁54が
負圧室53側に向けて大気圧により押動され、プッシャ
56は図1に示すように当接部56A側でばね受板49
を弁ばね50に抗して押圧し、開閉弁44を閉弁状態に
保持する。
【0034】一方、倍力装置2が異常となり負圧室53
内が正圧(大気圧)状態になったときには、可動隔壁5
4が図2,図3に示す如く弁ばね50によりプッシャ5
6を介して押動され、負圧室53を拡張するように可動
隔壁54は止め輪55に当接する位置まで摺動変位す
る。この結果、プッシャ56の当接部56Aは固定隔壁
52の段付き穴52A内へと後退し、ばね受板49が弁
ばね50で固定隔壁52の端面に押付けられることによ
り、開閉弁44が開弁状態となる。また、弁体46の頭
部46Bは凹形状をなすプッシャ56の当接部56A内
に収納され、弁体46がチェック弁として機能し、弱ば
ね48に抗して軸方向(開弁方向)に変位するのを許す
ようになっている。
【0035】57は液圧制御弁33の負圧室53を倍力
装置2に接続した空気導管を示し、該空気導管57は一
端側が倍力装置2の室A側に継手58を介して接続さ
れ、他端側が弁ケーシング34の接続ポート34Jを介
して負圧室53に接続されている。そして、空気導管5
7は倍力装置2の室Aを負圧室53に連通させることに
より、倍力装置2の正常動作時には負圧室53内を室A
内と共に負圧状態に保持し、倍力装置2が失陥して室A
側が正圧(異常圧)状態となったときには負圧室53内
を正圧(大気圧)状態に設定する。
【0036】さらに、59,60,61は段付きピスト
ン37の外周側に装着され、弁ケーシング34のピスト
ン摺動穴34Cとの間をシールするシール部材としての
リップシールを示している。なお、ブレーキ配管17の
途中にも、ブレーキ配管31,32間と同様に液圧制御
弁33を設けるようにすればよい。
【0037】本実施例によるブレーキ制御装置は上述の
如き構成を有するもので、その基本的作動については従
来技術によるものと格別差異はない。
【0038】然るに、本実施例によれば、マスタシリン
ダ10とブレーキ装置12,14との間に設ける液圧制
御弁33を、弁ケーシング34のピストン摺動穴34C
内に挿嵌され、該弁ケーシング34内に受圧面積が小の
液圧室38と受圧面積が大の液圧室39とを画成した段
付きピストン37と、マスタシリンダ10からのブレー
キ液圧を液圧室38,39に供給する液通路35,36
と、液圧室39をマスタシリンダ10(連通路34G)
側に対して連通,遮断すべく液通路36の途中で弁収容
穴34D内に設けた開閉弁44と、該開閉弁44を倍力
装置2の室A内の圧力に応じて開閉制御する開閉制御部
51とから構成したので、下記のような作用効果を得る
ことができる。
【0039】即ち、倍力装置2の室A内が負圧状態で倍
力装置2の正常動作時には、開閉制御部51によって開
閉弁44が閉弁状態に保持され、液圧室39は図1に示
す如くマスタシリンダ10(連通路34G)側に対して
遮断されるから、マスタシリンダ10からのブレーキ液
圧は液通路35側から液圧室38を介してブレーキ配管
32(ブレーキ装置12,14)側に直接的に供給さ
れ、ブレーキ装置12,14を倍力装置2で倍力された
マスタシリンダ10からのブレーキ液圧によって円滑に
作動させることができ、車両の各車輪に十分な制動力を
付与できる。
【0040】一方、倍力装置2が失陥して室A側が正圧
(異常圧)状態となったときには、開閉制御部51によ
って開閉弁44が開弁状態となり、液圧室39は図2に
示す如くマスタシリンダ10(連通路34G)側に連通
するようになる。そして、この状態でブレーキペダル1
の踏込み操作を行ったときには、倍力装置2が失陥して
いるために運転者のペダル踏み力のみでマスタシリンダ
10を作動させなければならず、ペダル踏み力が過大と
なって各車輪に十分な制動力を付与するのが難しくな
る。
【0041】しかし、液圧制御弁33の段付きピストン
37は、一端側が小径部37Aとなって液圧室38から
の受圧面積が小さく、これに対して他端側の大径部37
Bは液圧室39からの受圧面積が大きくなっているか
ら、ブレーキ操作によってマスタシリンダ10からのブ
レーキ液圧がブレーキ配管31側から液通路35,36
内に供給されるときには、このブレーキ液圧が液圧室3
8,39にそれぞれ供給され、該液圧室38,39間の
受圧面積差により段付きピストン37が図3に示すよう
に矢示F方向に摺動変位する。
【0042】そして、段付きピストン37の小径部37
A先端側が図3に示す如く給排ポート34Eの位置まで
達し、該給排ポート34Eと液圧室38との間をリップ
シール59等を介して遮断するようになると、該液圧室
38はマスタシリンダ10側に対して遮断され、ブレー
キ配管32(ブレーキ装置12,14)側にのみ連通し
た状態となる。
【0043】この結果、ペダル踏み力の大,小(個人
差)等に係りなくブレーキ操作が行われている限りは、
液圧室38内のブレーキ液圧は、段付きピストン37に
より液圧室38,39間の受圧面積差(有効断面積の比
率)分だけ倍力した圧力をもってブレーキ配管32(ブ
レーキ装置12,14)側に押出されるようになり、ブ
レーキ装置12,14のブレーキシリンダ12A,14
Aを段付きピストン37等で倍力したブレーキ液圧によ
って駆動でき、車両の各車輪に十分な制動力を付与でき
る。
【0044】また、ブレーキ操作を解除したときには、
段付きピストン37がスプリング43により液圧室39
側に向けて押動され、該液圧室39内の油液は筒状弁座
45の液穴45B等を介して連通路34G側に排出され
るようになる。そして、倍力装置2を補修または交換し
て、開閉制御部51の負圧室53内を正常圧(負圧)に
復帰させたときには、開閉弁44の弁体46が弱ばね4
8と共にチェック弁として機能することにより、液圧室
39内の油液を筒状弁座45の液穴45B等を介して連
通路34G側にスムーズに排出させることができる。
【0045】かくして、本実施例によれば、倍力装置2
の失陥時でも液圧制御弁33の段付きピストン37を作
動させることにより、ブレーキ装置12,14のブレー
キシリンダ12A,14Aを段付きピストン37等で増
圧(倍力)したブレーキ液圧によって駆動でき、車両の
各車輪に十分な制動力を付与することができる。
【0046】従って、車両の走行途中等で倍力装置2が
失陥したとしても、車両の各車輪に十分な制動力を付与
でき、当該ブレーキ装置の安全性や信頼性を大幅に向上
させることができる等、種々の効果を奏する。
【0047】次に、図4は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、ブレーキ配管31,32間に
設ける液圧制御弁71の弁ケーシング72に、その開口
端72B側に位置して開閉弁44用の開閉制御部73を
設け、該開閉制御部73を電磁アクチュエータで構成す
ると共に、倍力装置2のシェル4には室A内の圧力を検
出する圧力センサ74を設け、コントロールユニット7
5により該圧力センサ74からの検出信号に基づいて開
閉制御部73を作動させる構成としたことにある。
【0048】ここで、弁ケーシング72は前記第1の実
施例で述べた弁ケーシング34とほぼ同様に構成され、
閉塞端72A、開口端72B、ピストン摺動穴72C、
弁収容穴72D、給排ポート72E,72F,72Hお
よび連通路72G等を有している。そして、弁ケーシン
グ72内には段付きピストン37および開閉弁44等が
配設され、給排ポート72Eは液圧室38にマスタシリ
ンダ10からのブレーキ液圧を供給する第1の液通路3
5を構成し、給排ポート72Fは連通路72G、弁収容
穴72Dおよび液穴45B等と共に液圧室39にマスタ
シリンダ10からのブレーキ液圧を供給する第2の液通
路36を構成している。
【0049】また、電磁アクチュエータからなる開閉制
御部73は、弁ケーシング72の開口端72B側を施蓋
し、中心部側に段付き穴76Aが穿設された蓋板76
と、一端側が凹形状をなす当接部77Aとなって該蓋板
76の段付き穴76A内に摺動可能に挿嵌され、他端側
は後述の可動鉄心80側に向けて突出したプッシャ77
と、開閉弁44の反対側で蓋板76に一体化されたアク
チュエータケース78等とから構成されている。
【0050】そして、該アクチュエータケース78内に
は、戻しばね79によって常時矢示G1 方向に付勢され
た可動鉄心80と、該可動鉄心80の外周側に位置し、
コントロールユニット75からの信号で励磁されること
により、可動鉄心80を戻しばね79に抗して矢示G2
方向に変位させる電磁コイル部81とが配設され、可動
鉄心80はプッシャ77の他端側端面に当接することに
より、該プッシャ77を矢示G1 ,G2 方向に変位させ
る構成となっている。なお、該プッシャ77は前記第1
の実施例で述べたプッシャ56とほぼ同様に構成され、
矢示G1 ,G2方向に変位することにより開閉弁44を
閉弁,開弁させる。
【0051】また、前記圧力センサ74は例えば圧力ス
イッチ等からなり、倍力装置2の室A内の圧力が負圧
(正常)状態のときには開成(OFF)信号をコントロ
ールユニット75に出力し、室A内の圧力が正圧(大気
圧)となって倍力装置2の失陥したときには、閉成(O
N)信号をコントロールユニット75に出力する。そし
て、該コントロールユニット75は圧力センサ74から
の閉成(ON)信号に基づいて開閉制御部73の電磁コ
イル部81を励磁し、可動鉄心80を戻しばね79に抗
して矢示G2 方向に変位させることにより、開閉弁44
をプッシャ77を介して強制的に開弁させるようになっ
ている。
【0052】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、開閉弁44と共に液
通路開閉手段を構成する開閉制御部73に電磁アクチュ
エータを用いているから、前記第1の実施例のように空
気導管57等を用いる必要がなく、これらの接続作業を
不要にでき、開閉制御部73等をコンパクトに形成でき
る。
【0053】なお、前記各実施例では、倍力装置2を気
圧倍力装置によって構成するものとして述べたが、本発
明はこれに限るものではなく、例えば油圧式の倍力(ブ
ースト)装置等、他の型式の倍力装置を用いてもよく、
この場合でも、例えば圧力センサ等で倍力装置内の圧力
が正常圧であるか、異常圧であるかを検出し、検出結果
に基づいて開閉制御部73等を作動させ、開閉弁44を
閉弁,開弁させる構成とすればよい。
【0054】また、前記各実施例では、ブレーキ配管3
1,32間に液圧制御弁33(71)を設けるものとし
て述べたが、該液圧制御弁33(71)をブレーキ配管
17の途中に設けてもよく、その取付位置としては、図
5に示すマスタシリンダ10と液圧制御弁18,19
(アンチスキッド装置20)等との間が好ましく、これ
以外の位置であってもブレーキ液圧を適宜に増圧できる
ものである。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、液
圧制御弁の弁ケーシング(ピストン摺動穴)内にピスト
ンを挿嵌して、受圧面積が小さい第1の液圧室と受圧面
積が大きい第2の液圧室とを画成すると共に、前記弁ケ
ーシング内には、マスタシリンダからの液圧を前記第
1,第2の液圧室に供給する第1,第2の液通路と、該
第2の液通路の途中に位置し倍力装置内の圧力が正常圧
のときに前記第2の液圧室をマスタシリンダに対して遮
断し、異常圧のときには前記第2の液圧室をマスタシリ
ンダ側に連通させる液通路開閉手段とを設ける構成とし
たから、倍力装置内の圧力が異常圧となったときには、
前記液通路開閉手段で第2の液圧室をマスタシリンダ側
に連通させることにより、マスタシリンダからの液圧を
前記第1,第2の液圧室間の受圧面積差分だけ前記ピス
トンで倍力(増圧)でき、前記第1の液圧室側からブレ
ーキシリンダ側に向けて大きな液圧を供給できる。従っ
て、倍力装置の失陥時でもマスタシリンダからの液圧を
確実に増圧することができ、車両の各車輪等に十分な制
動力を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるブレーキ制御装置
の液圧制御弁を示す縦断面図である。
【図2】開閉弁の開弁状態を示す図1とほぼ同様の縦断
面図である。
【図3】段付きピストンによりブレーキ液圧を増圧して
いる状態を示す図2とほぼ同様の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例によるブレーキ制御装置
の液圧制御弁を示す縦断面図である。
【図5】従来技術によるブレーキ制御装置を示す全体構
成図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 2 倍力装置 4 シェル 10 マスタシリンダ 12,13,14,15 ブレーキ装置 12A,13A,14A,15A ブレーキシリンダ 16,17,31,32 ブレーキ配管 33,71 液圧制御弁 34,72 弁ケーシング 34C,72C ピストン摺動穴 34D,72D 弁収容穴 35 第1の液通路 36 第2の液通路 37 段付きピストン(ピストン) 38 第1の液圧室 39 第2の液圧室 43 スプリング 44 開閉弁(液通路開閉手段) 45 筒状弁座 46 弁体 48 弱ばね 49 ばね受板 50 弁ばね 51,73 開閉制御部 52 固定隔壁 53 負圧室 54 可動隔壁 56,77 プッシャ 57 空気導管 74 圧力センサ 75 コントロールユニット 76 蓋板 80 可動鉄心 81 電磁コイル部 A,B 室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倍力装置を介して作動されるマスタシリ
    ンダと、該マスタシリンダからの液圧によって駆動制御
    されるブレーキシリンダと、該ブレーキシリンダと前記
    マスタシリンダとの間に配設される液圧制御弁とからな
    るブレーキ制御装置であって、 前記液圧制御弁は、前記マスタシリンダとブレーキシリ
    ンダとの間に接続され段付きのピストン摺動穴を有した
    弁ケーシングと、該弁ケーシングのピストン摺動穴内に
    挿嵌され、該弁ケーシング内に受圧面積が小となる第1
    の液圧室と受圧面積が大となる第2の液圧室とを画成し
    たピストンと、前記弁ケーシング内に設けられ、前記マ
    スタシリンダからの液圧を前記第1,第2の液圧室に供
    給する第1,第2の液通路と、該第1,第2の液通路の
    うち第2の液通路の途中に設けられ、前記倍力装置内の
    圧力が正常圧のときには前記第2の液圧室をマスタシリ
    ンダに対して遮断し、前記倍力装置内の圧力が異常圧の
    ときには前記第2の液圧室をマスタシリンダ側に連通さ
    せる液通路開閉手段とを備え、 前記ピストンは、該液通路開閉手段により前記第2の液
    圧室をマスタシリンダ側に連通させたときに、該マスタ
    シリンダからの液圧を前記第1,第2の液圧室間の受圧
    面積差で倍力して前記第1の液圧室側からブレーキシリ
    ンダ側に供給する構成としてなるブレーキ制御装置。
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