JPH09224447A - 歩行型作業機の操作レバー装置 - Google Patents

歩行型作業機の操作レバー装置

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JPH09224447A
JPH09224447A JP8035228A JP3522896A JPH09224447A JP H09224447 A JPH09224447 A JP H09224447A JP 8035228 A JP8035228 A JP 8035228A JP 3522896 A JP3522896 A JP 3522896A JP H09224447 A JPH09224447 A JP H09224447A
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cutting blade
lock
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operating lever
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哲生 飯田
Hiromitsu Sasaki
裕光 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 作業機を作業状態と停止状態とに切換え
る操作レバー31をハンドル5上に取付け、操作レバー
に、この操作レバーをロックするロックレバー41を揺
動自在に取付けた歩行型作業機において、操作レバーの
作業側への揺動方向と、ロックレバーのアンロック操作
方向とを合致させた。 【効果】 手の指でロックレバーをアンロック操作しな
がら、同じ手で操作レバーを揺動操作することができ
る。このため、ロックレバーのアンロック操作と、作業
機を停止する方向への操作レバーの揺動操作との2操作
を、片手で容易に行うことができ、操作性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歩行型作業機の操作
レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型作業機の操作レバー装置として、
例えば実開昭63−177118号公報「歩行型芝刈機
の刈刃クラッチ操作構造」の技術がある。上記技術は、
その公報の第1図及び第4図によれば、歩行型芝刈機の
操縦ハンドル10(番号は公報に記載されたものを引用
した。以下同じ。)に刈刃クラッチレバー11を起立姿
勢で且つ前後揺動自在に取付け、この起立した刈刃クラ
ッチレバー11にロックアーム17を上下揺動自在に取
付けた構成である。
【0003】刈刃クラッチレバー11は、起立姿勢から
前方(反時計回り方向)へ倒すことで、刈刃クラッチ6
を駆動側に切換えるものである。ロックアーム17は、
起立した刈刃クラッチレバー11から前後に延び、前部
の揺動端部17aが操縦ハンドル10に当接すること
で、刈刃クラッチレバー11を操作不能にロックするも
のである。なお、ロックアーム17は、前部の揺動端部
17aが操縦ハンドル10に当接する方向に付勢され
る。操作手順は、先ず、ロックアーム17の後部の揺
動端部17bを、刈刃クラッチレバー11の操作方向と
逆方向(時計回り方向)へ倒すことでロック解除しなが
ら、次に、刈刃クラッチレバー11を前方へ倒して、
刈刃クラッチ6を作動側に切換える。ロックアーム17
をロック解除した後でないと、刈刃クラッチレバー11
を作動側に操作できない、いわゆる2操作(2アクショ
ン)なので、誤操作の心配がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、ロ
ックアーム17のロック解除操作方向と刈刃クラッチレ
バー11の操作方向とが逆なので、2操作を両手でする
ことになり、操作性が劣る。そこで本発明の目的は、ロ
ックレバーのロック解除操作と、操作レバーの揺動操作
との2操作を、片手ですることができる歩行型作業機の
操作レバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、作業機を作業状態と停止状態
とに切換える操作レバーをハンドル上に取付け、前記操
作レバーに、この操作レバーをロックするロックレバー
を揺動自在に取付けた歩行型作業機において、前記操作
レバーの作業側への揺動方向と、前記ロックレバーのア
ンロック操作方向とを合致させたことを特徴とする。手
の指でロックレバーをアンロック操作しながら、同じ手
で操作レバーを揺動操作することができる。このため、
ロックレバーのアンロック操作と、作業機を作動する方
向への操作レバーの揺動操作との2操作を、片手で容易
に行うことができ、操作性が良い。また、操作レバーを
握った手で遮られることなく、ロックレバーのロック状
態を目視することができる。このため、ロック状態を容
易に確認できる。
【0006】請求項2記載の発明は、前記操作レバーは
作業機を停止状態にする方向へ常に付勢され、前記ロッ
クレバーはロック方向へ常に付勢され、前記停止状態に
する方向とロック方向とが同方向とされたことを特徴と
する。片手で、ロックレバーのアンロック操作と、作業
機を停止状態にする方向への操作レバーの揺動操作とを
するのに、同じ方向に操作力を加えればよいので、操作
性が一層高まる。
【0007】請求項3記載の発明は、前記操作レバー
は、ロック方向へ揺動した前記ロックレバーが当接して
停止するためのストッパ部を備えたことを特徴とする。
アンロックされたロックレバーは、ロック方向へ揺動し
てストッパ部に当接して停止する。このため、ロックレ
バーは、ハンドル等に引っ掛かったり押し付けられるこ
とがない。従って、ロックレバーは、引っ掛かったり押
し付けられることによる過大な荷重が作用しないので、
剛性を高める必要がなく、簡単な構成ですむ。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る歩行型作業機の平面
図であり、歩行型作業機1は車体フレーム2と、この車
体フレーム2に取付けた1輪の前輪(キャスタ)3及び
左右2輪の後輪4,4と、車体フレーム2から後斜め上
に延した左右1対のハンドル5,6と、車体フレーム2
にマウントしたエンジン7と、車体フレーム2の中央に
取付けたカッタハウジング8と、このカッタハウジング
8に収納した刈刃9と、この刈刃9にエンジン7からの
動力を伝える伝動部品(駆動プーリ11、被動プーリ1
2)と、刈刃9で刈った草を排出する排出シュート13
とからなる自走型草刈機であり、この草刈機は芝草など
の草を刈るものである。なお、5a,6aは左右のハン
ドル5,6に備えたグリップである。
【0009】図2は本発明に係る歩行型作業機の側面図
であり、左のハンドル5は、刈刃用操作レバー装置30
の刈刃用操作レバー31及びロックレバー41、スロッ
トルレバー51を備える。刈刃用操作レバー31は、作
業機の刈刃9を回転状態(作業状態)と停止状態とに切
換える図示せぬ刈刃用クラッチを、ワイヤ33を介して
切換え操作するための操作レバーである。なお、刈刃用
クラッチは、刈刃用操作レバー31にてワイヤ33を引
き操作している間だけ作業状態に切換えるデッドマン型
クラッチであり、ワイヤ33を停止側(刈刃9を停止状
態にする方向)に常に付勢する構成である。15はエン
ジン7からの動力を後輪4に伝えるトランスミッション
である。
【0010】図3は図1の3−3線図であり、右のハン
ドル6は、走行用操作レバー装置20の走行用操作レバ
ー22、ブレーキレバー52を備える。走行用操作レバ
ー22は、後輪4を走行状態と停止状態とに切換える図
示せぬ走行用クラッチを、ワイヤ25(図2参照)を介
して切換え操作するための操作レバーである。
【0011】図4は本発明に係る刈刃用操作レバー装置
の断面図であり、刈刃用操作レバー31と刈刃用アーム
32との関係を示す。刈刃用操作レバー装置30は、左
のハンドル5のグリップ5a近傍にブラケット5bを取
付け、このブラケット5bを通る回動軸21に刈刃用操
作レバー31を上下揺動自在に取付け、この刈刃用操作
レバー31の揺動軸心に刈刃用アーム32を一体に取付
け、この刈刃用アーム32に上記ワイヤ33を連結した
構成のものである。刈刃用操作レバー31を図矢印の揺
動方向A(時計回り)に揺動することで、刈刃9を回転
することができる。刈刃用アーム32は係止爪32aを
備え、この係止爪32aは、ブラケット5bに揺動自在
に取付けられたラチェットレバー35と係合するもので
ある。ラチェットレバー35は、このラチェットレバー
35を係止爪32aと係合する方向に付勢するねじりば
ね36を備える。
【0012】図5は本発明に係る刈刃用操作レバー装置
の断面図であり、刈刃用操作レバー31にロックレバー
41を揺動自在に取付けた姿の断面を示す。詳しくは、
刈刃用操作レバー31は上部前端部にブラケット42を
取付け、このブラケット42は、ロックレバー41の長
手方向中央をピン43にて上下揺動自在に取付ける構成
であり、刈刃用操作レバー31の作業側への揺動方向A
と、ロックレバー41のアンロック操作方向Bとは、合
致する。
【0013】ロックレバー41は、前後方向に延びる略
へ字形を呈し、しかも、断面視下側開放のコ字形を呈す
る成形部品であり、前端部に上下貫通した係止孔41a
と、後端部の押圧操作部41bと、左右の側壁部41c
とを備える。一方、左のハンドル5は係止孔41aを係
合するための係止凸部44を備える。更に、ロックレバ
ー41は、係止孔41aと係止凸部44とを係止する方
向(ロック方向)に付勢するねじりばね45を備える。
このように、ロックレバー41のロック方向は、上記刈
刃用操作レバー31の刈刃停止方向とは、同方向であ
る。
【0014】ところで、刈刃用操作レバー31は、ロッ
ク方向へ揺動したロックレバー41が当接して停止する
ためのストッパ部31aを備える。詳しくは、刈刃用操
作レバー31は上部前端部にストッパ部31aを形成
し、このストッパ部31aはロックレバー41の側壁部
41cの下端が当接するものである。また、回動軸21
は、上記係止爪32a(図4参照)とラチェットレバー
35との係止作用を解除するためのキャンセルカム23
を備える。
【0015】図6は図1の6部詳細図(刈刃用操作レバ
ー装置回りの平面図)であり、刈刃用操作レバー31及
びロックレバー41が左のハンドルと5略同方向に延
び、また、ねじりばね45がロックレバー41を付勢し
た状態を示す。刈刃用アーム32及びワイヤ33は、刈
刃用操作レバー31の長手中心から外側へ偏った位置に
配置する。
【0016】図7は図1の7−7線断面図であり、走行
用操作レバー装置20と刈刃用操作レバー装置30との
関連構成を示す。なお、走行用・刈刃用操作レバー2
2,31は、これらの揺動先端が、この図に示す揺動基
端部から図の手前側に延びる。走行用操作レバー装置2
0は、左右のハンドル5,6から垂下した各ブラケット
5b,6bに回動自在に取付けた回動軸21と、この回
動軸21の右端部に揺動基端部を取付けた走行用操作レ
バー22と、回動軸21の左端部に取付けたキャンセル
カム23と、回動軸21の途中に取付けた走行用アーム
24と、この走行用アーム24と図示せぬ走行用クラッ
チとを連結したワイヤ25(図2参照)と、走行用操作
レバー22を停止方向へ常に付勢したねじりばね26と
からなる。
【0017】一方、刈刃用操作レバー31は、回動軸2
1の左端部に揺動基端部を揺動自在に取付けたものであ
る。刈刃用操作レバー31の揺動基端部は、断面視下側
開放のコ字形を呈し、それの左側壁に、回動軸21と同
心に刈刃用アーム32を取付けた構成である。なお、2
7は回動軸21を覆うカバーである。
【0018】次に、上記構成の刈刃用操作レバー装置3
0の作用を図8に基づき説明する。図8(a)〜(c)
は本発明に係る刈刃用操作レバー装置の作用図である。
図8(a)では、係止孔41aと係止凸部44とが係止
することで、ロックレバー41はロック状態にあり、ね
じりばね45でロック方向に付勢されている。このた
め、刈刃用操作レバー31はロックされており、操作不
能である。
【0019】この状態における刈刃用操作レバー装置3
0の操作手順は、図8(b)のように、先ず、押圧操作
部41bを押し下げて(矢印)、ロックレバー41を
時計回り方向に揺動操作してロックを解除しながら、刈
刃用操作レバー31をロックレバー41と同じ時計回り
方向に揺動操作する(矢印)。詳しくは、左手の人差
し指又は中指で押圧操作部41bを押し下げながら、左
手の手の平で刈刃用操作レバー31を押し下げて、グリ
ップ5aとともに握り締める。
【0020】この結果、刈刃用操作レバー31は図8
(c)のように倒れる。すると、図4に示す刈刃用アー
ム32は刈刃用操作レバー31と同方向(この図の時計
回り方向)に揺動し、ワイヤ33を引いて図示せぬ刈刃
用クラッチを刈刃回転側(作業側)に切換える。
【0021】一方、図8(c)の状態から手を放すと、
刈刃用操作レバー31は反時計方向に揺動して、図8
(a)の非揺動位置に自動復帰する。このため、ロック
レバー41は再びロック状態になる。
【0022】次に、刈刃用操作レバー31及びロックレ
バー41の操作力の関係について、図8(b)に基づき
説明する。ロックレバー41の矢印位置を押し下げ
て、ロックを解除するのに必要なモーメントM1は、 M1=F1・L1 但し、F1;ロックレバー41の押し下げ力 L1;揺動支点から矢印位置までの距離 また、刈刃用操作レバー31の矢印位置を押し下げ
て、このレバーを揺動させるのに必要なモーメントM2
は、 M2=F2・L2 但し、F2;刈刃用操作レバー31の押し下げ力 L2;揺動支点から矢印の位置までの距離 モーメントM1は、モーメントM2よりも非常に小さいも
のである。
【0023】仮に、矢印の位置を強い押し下げ力で押
すことにより、矢印位置にモーメントM2相当の大き
いモーメントが作用した場合を考える。この場合には、
刈刃用操作レバー31が揺動する前に、図2に示す歩行
型作業機1の前部が持上がるように設定されている(後
輪4を支点として前輪3側が持上がる)。このため、ロ
ックレバー41のロックは解除されるが、刈刃用操作レ
バー31は揺動しない。従って、この場合に刈刃用操作
レバー31とロックレバー41とが同時に押し下げられ
ることはない。
【0024】このように、刈刃用操作レバー装置30
は、ロックレバー41の矢印の位置を押し下げ操作し
た後に、刈刃用操作レバー31の矢印の位置を押し下
げ操作するという、2操作をすることによって、2つの
レバー41,31が揺動可能な構成、いわゆる、ツーモ
ーションレバーの構成としたものである。つまり、ロッ
クレバー41のロックを解除した後でないと、刈刃用操
作レバー31をグリップ5aとともに握り込むことがで
きない構成である。そして、このような2操作によっ
て、片手で容易に軽い力で操作可能であり、しかも、両
レバー31,41に過大な操作力が作用することはな
い。また、少なくとも、歩行型作業機1を普通の状態に
して普通の作業をしている限りにおいては、両レバー3
1,41は曲げ剛性が大きく、耐久性が優れている。
【0025】ところで、図8(c)に示すように、ロッ
クレバー41はねじりばね45で、この図の反時計回り
方向に常に付勢されている。このため、ロック解除状態
のロックレバー41から手を放すと、側壁部41cの下
端がロック方向へ揺動して、ストッパ部31aに当接す
るので、ロックレバー41は揺動を停止する。従って、
ロックレバー41は、ハンドル5等に引っ掛かったり押
し付けられることがない。この結果、ロックレバー41
には、引っ掛かったり押し付けられることによる過大な
荷重が作用しない。
【0026】次に、上記構成の走行用操作レバー装置2
0と刈刃用操作レバー装置30との関連した作用を図9
〜図11に基づき説明する。なお、便宜上、ロックレバ
ー41を省略して説明する。図9、図10及び図11は
本発明に係る走行用・刈刃用操作レバー装置の関連作用
図である。図9(a),(b)において、走行用・刈刃
用操作レバー22,31は共に非揺動状態である。図9
(a)の刈刃用操作レバー装置30は、刈刃用操作レバ
ー31が非揺動状態なので、これと連動する刈刃用アー
ム32も非揺動位置にある。また、図9(b)の走行用
操作レバー装置20は、走行用操作レバー22が非揺動
状態なので、回動軸21を介して連動するキャンセルカ
ム23も非揺動位置にある。このため、キャンセルカム
23は、ラチェットレバー35が反時計回り方向へ回動
するのを阻止する。従って、このときにはラチェットレ
バー35は係止爪32aに噛合しない。
【0027】次に、刈刃用操作レバー装置30が図10
(a)のように、引続いて非揺動状態であるとき、図1
0(b)の走行用レバー22を時計回り方向に揺動操作
すると、回動軸21を介して連動するキャンセルカム2
3も同方向に揺動する。このため、ラチェットレバー3
5は反時計回り方向へ回動可能である。
【0028】次に、走行用操作レバー装置20が図11
(b)のように、引続いて揺動状態であるとき、図11
(a)の刈刃用操作レバー31を時計回り方向に揺動操
作すると、これと連動する刈刃用アーム32も同方向に
揺動し、ワイヤ33を引張ることで、図示せぬ刈刃用ク
ラッチを作動側に駆動する。また、この状態で、係止爪
32aがラチェットレバー35とロックするので、刈刃
用操作レバー31から手を放しても、刈刃用アーム32
は揺動状態を保持(自己保持)する。
【0029】その後、走行用操作レバー22から手を放
すことで、走行用操作レバー装置20を図9(b)の非
揺動状態に自動復帰させると、キャンセルカム23はラ
チェットレバー35を時計回り方向に反転させて、係止
爪32aとのロックを解除させる。このため、図9
(a)のように、刈刃用アーム32がワイヤ33で引張
られるので、刈刃用操作レバー31は非揺動位置に自動
復帰する。
【0030】この結果、図1において、歩行型作業機1
は、右手で走行用操作レバー22を揺動操作していると
きだけ走行する。また、走行用操作レバー22が揺動状
態のとき、刈刃用操作レバー31は一旦揺動すると自己
保持する。このため、刈刃用操作レバー31をから左手
を放しても、刈刃9は回転を持続する。その後、走行用
操作レバー22から右手を放すと、刈刃9は停止する。
従って、歩行型作業機1を走行しながら草刈りできる。
一方、走行用操作レバー22が非揺動状態のとき、左手
で刈刃用操作レバー31を揺動操作しているときだけ、
刈刃9は回転する。このため、歩行型作業機1を停めた
ままで、草刈りを実施可能である。
【0031】なお、上記実施の形態において、歩行型作
業機1は、芝刈機、草刈機に限定するものではなく、例
えば、農作業機や工場作業機でもよい。また、操作レバ
ー装置は、刈刃用操作レバー装置に限定するものではな
く、ロックレバーをアンロック側に揺動操作しながら、
操作レバーを揺動操作する一連の操作を片手でするもの
であればよい。更に、刈刃用操作レバー31は、作業機
を停止状態にする方向へ常に付勢される構成であればよ
く、例えば、ねじりばねにて付勢する構成でもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、操作レバーの作業側への
揺動方向と、操作レバーをロックするためのロックレバ
ーのアンロック操作方向とを、合致させたことにより、
手の指でロックレバーをアンロック操作しながら、同じ
手で操作レバーを揺動操作することができる。このた
め、ロックレバーのアンロック操作と、作業機を作動す
る方向への操作レバーの揺動操作との2操作を、片手で
容易に行うことができ、操作性が良く、また、2操作を
する機構を簡単な構成にできる。また、操作レバーを握
った手で遮られることなく、ロックレバーのロック状態
を目視することができる。このため、ロック状態を容易
に確認できる。
【0033】請求項2記載の発明は、操作レバーを、作
業機を停止状態にする方向へ常に付勢し、ロックレバー
を、ロック方向へ常に付勢し、しかも、停止状態にする
方向とロック方向とを同方向としたことにより、片手
で、ロックレバーのアンロック操作と、作業機を停止状
態にする方向への操作レバーの揺動操作とをするのに、
同じ方向に操作力を加えればよいので、操作性が一層高
まる。
【0034】請求項3記載の発明は、操作レバーに、ロ
ック方向へ揺動したロックレバーが当接して停止するた
めのストッパ部を備えたことにより、アンロックされた
ロックレバーが、ロック方向へ揺動してストッパ部に当
接して停止する。このため、ロックレバーは、ハンドル
等に引っ掛かったり押し付けられることがない。従っ
て、ロックレバーは、引っ掛かったり押し付けられるこ
とによる過大な荷重が作用しないので、剛性を高める必
要がなく、簡単な構成ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歩行型作業機の平面図
【図2】本発明に係る歩行型作業機の側面図
【図3】図1の3−3線図
【図4】本発明に係る刈刃用操作レバー装置の断面図
【図5】本発明に係る刈刃用操作レバー装置の断面図
【図6】図1の6部詳細図(刈刃用操作レバー装置回り
の平面図)
【図7】図1の7−7線断面図
【図8】本発明に係る刈刃用操作レバー装置の作用図
【図9】本発明に係る走行用・刈刃用操作レバー装置の
関連作用図
【図10】本発明に係る走行用・刈刃用操作レバー装置
の関連作用図
【図11】本発明に係る走行用・刈刃用操作レバー装置
の関連作用図
【符号の説明】
1…歩行型作業機、9…作業機の刈刃、30…刈刃用操
作レバー装置、31…操作レバー(刈刃用操作レバ
ー)、31a…ストッパ部、32…刈刃用アーム、33
…ワイヤ、41…ロックレバー、41a…係止孔、41
b…押圧操作部、41c…側壁部、43…ピン、44…
係止凸部、45…ねじりばね。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機を作業状態と停止状態とに切換え
    る操作レバーをハンドル上に取付け、前記操作レバー
    に、この操作レバーをロックするロックレバーを揺動自
    在に取付けた歩行型作業機において、前記操作レバーの
    作業側への揺動方向と、前記ロックレバーのアンロック
    操作方向とを合致させたことを特徴とする歩行型作業機
    の操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーは作業機を停止状態にす
    る方向へ常に付勢され、前記ロックレバーはロック方向
    へ常に付勢され、前記停止状態にする方向とロック方向
    とが同方向とされたことを特徴とする請求項1記載の歩
    行型作業機の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーは、ロック方向へ揺動し
    た前記ロックレバーが当接して停止するためのストッパ
    部を備えたことを特徴とした請求項1記載又は請求項2
    記載の歩行型作業機の操作レバー装置。
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