JPH09223095A - サーバ装置 - Google Patents

サーバ装置

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Publication number
JPH09223095A
JPH09223095A JP8028894A JP2889496A JPH09223095A JP H09223095 A JPH09223095 A JP H09223095A JP 8028894 A JP8028894 A JP 8028894A JP 2889496 A JP2889496 A JP 2889496A JP H09223095 A JPH09223095 A JP H09223095A
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JP8028894A
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Masatake Iwata
正武 岩田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介して端末がサーバからサー
ビスの提供を受けている場合に、作業の中断の際の状態
を効率よく記憶することにより、資源の浪費を防ぐこと
を目的とする。 【解決手段】 サーバ14は、端末12に提供されてい
るサービスの提供状態を常に監視しており、その状態が
データテーブル内部に記憶されている。端末12から切
断要求が来た場合に、サーバ14はその端末12に対す
るサービスの提供状態を記憶し、サービスの提供が中断
された旨を記憶する。端末12から再接続の要求があっ
た場合に、以前に記憶されているサービスの提供状態か
ら前回のサービスの提供の続行が行われる。このよう
に、サーバ装置14側で端末12に対するサービスの提
供状態が記憶・管理されているた、再接続の際のサービ
スの提供の再開を円滑に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続され、端末に対し各種サービスを提供するサーバ装置
に関する。特に、端末に対するサービスの提供の中断及
び再開に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク環境の整備が進み、
このネットワークを介して、各種の高度なサービスが提
供されている。このネットワークを介したサービスの提
供を受けるために、所定の端末をネットワークに接続す
る必要がある。
【0003】しかしながら、この端末は、常時ネットワ
ークに接続されているわけではなく、使用状況によって
はサービスの提供を受けている途中において、その作業
を中断し、端末をネットワークからきり離して、別の目
的に使用しなければならない状況も生じ得る。また、近
年PDA(パーソナルデジタルアシスタント)の発達に
伴い、電池駆動のPDA、すなわち、携帯情報端末から
ネットワークにアクセスすることも可能となっている。
その結果、例えば、いわゆる電池切れなどによりサービ
スの提供を受けている途中でネットワークから切り離さ
なければならない場合も生じている。
【0004】このような状況において、ネットワークか
ら切り離した端末を再びネットワークに接続した際に、
以前に中断していたサービスの提供、あるいは作業を再
開する必要がある。
【0005】このように、一端中断した作業を再開する
技術については、例えば特公平2−14739号公報に
記載されている。同号公報に記載されているテキスト処
理システムにおいてはネットワークから端末が切断され
る場合のタスクとデータが記憶装置内に記憶され、再接
続したときにはこのタスクとデータを再びもとに戻すこ
とにより、以前のタスクを再開できるようにする構成が
開示されている。ここに記載されている発明によれば、
端末の通信制御プログラムを、他のタスクを実行するた
めに中断し、他のタスク実行が終了した場合には前の通
信制御プログラムの実行を再開することが可能になると
されている。
【0006】また、特開平2−101562号公報に
は、オンライン端末における、ジョブの割り込みと再開
とを可能にすることを特徴とする、割り込み・再開始制
御装置が示されている。ここに示されている発明によれ
ば、ジョブの状態保存は、ジョブ単位ごとに行われて、
複数のタスクの状態をスタックとして保存も可能であ
る。しかしながら、GUIや複数のジョブを実行するマ
ルチタスクには、対応が困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、一定の作
業を行っている端末の作業を中断し、他のタスクを実行
した後、再び以前の作業を再開するような技術について
は、種々の発明が提案されている。しかしながら、従来
のタスクの中断・再開技術は、端末をネットワークから
切断する際に、その時点におけるタスクとデータを記憶
装置に全て記録し再接続された場合に、このタスクとデ
ータを全て復活することにより、以前のタスクの再実行
ができるように構成されている。
【0008】そのため、タスクと、データとを全て記憶
装置に記録するのは記録装置の記憶容量をかなり消費し
てしまうという問題がある。特に、近年のように端末内
で動作する各タスクプログラムが巨大化している状況に
おいては、記憶装置に格納すべきタスクプログラムが巨
大なものとなりがちである。また、それにともない、扱
うデータも膨大なものとなるため、記憶装置の資源を大
幅に浪費してしまうという問題があった。さらに、この
ような大量のデータは格納するために一般に長時間を要
し、端末を切り離すまでに時間がかかってしまうという
問題もある。
【0009】さらに、電池切れなどのように突発的に接
続が切り離される場合には、タスクやデータを格納して
おく暇がなく、再接続した際に以前の状態を再現できる
という保障はない。
【0010】本発明は、係る課題に鑑み成されたもので
あり、その目的は、作業中断時の状態を効率よく記憶装
置に記憶することによって、資源の浪費を防ぐことであ
る。また、本発明の他の目的は、作業中断時の状態をサ
ーバ側に記憶することにより、電池切れなどの突発的な
切断の場合にも以前の状態を再現することが可能な装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、上記課
題を解決するために、ネットワークを介して接続されて
いる端末に対しサービスを提供するサーバ装置であっ
て、前記端末に対して提供されるサービスの提供状態を
管理するために、前記サービスの提供状態を記憶するサ
ービス提供状態記憶手段と、前記端末に対して提供され
るサービスの提供が続行しているか中断しているかを表
すデータを記憶するサービス中断状態記憶手段と、前記
端末から、前記サービスの提供の中断要求が送出されて
きた場合に、前記中断要求を送出した前記端末に提供さ
れているサービスが中断された旨を表すデータを、前記
サービス中断状態記憶手段に格納するサービス中断状態
格納手段と、前記端末から、前記サービスの提供の再開
要求が送出されてきた場合に、前記再開要求を送出した
前記端末に対するサービスの提供を再開するため、前記
端末に対するサービスが再開される旨を表すデータを、
前記サービス中断状態記憶手段に格納するサービス続行
状態格納手段と、前記サービス続行状態格納手段によっ
て前記サービスが再開される旨のデータが、前記サービ
ス中断状態記憶手段に格納された場合に、前記サービス
提供状態記憶手段に格納されているサービスの提供状態
に基づきサービスの提供を再開する制御手段と、を含む
ことを特徴とするサーバ装置である。
【0012】サーバ装置が各端末に対するサービスの提
供状態を管理しているため、端末が切断される際にも端
末は切断時の状況を何等記憶しなくとも、再接続時のサ
ービスの提供の再開を円滑に行うことが可能である。
【0013】第2の本発明は、上記課題を解決するため
に、ネットワークを介して接続されている端末に対しサ
ービスを提供するサーバ装置であって、前記端末に対し
て提供されるサービスの提供状態を管理するために、前
記サービスの提供状態を記憶するサービス提供状態記憶
手段と、前記端末に対して提供されるサービスの提供が
続行しているか中断しているかを表すデータを記憶する
サービス中断状態記憶手段と、前記端末が正常に応答し
なくなり、前記端末に対するサービスが中断される場合
に、前記端末に提供されているサービスが中断された旨
を表すデータを、前記サービス中断状態記憶手段に格納
するサービス中断状態格納手段と、前記端末から、前記
サービスの提供の再開要求が送出されてきた場合に、前
記再開要求を送出した前記端末に対するサービスの提供
を再開するため、前記端末に対するサービスが再開され
る旨を表すデータを、前記サービス中断状態記憶手段に
格納するサービス続行状態格納手段と、前記サービス続
行状態格納手段によって前記サービスが再開される旨の
データが、前記サービス中断状態記憶手段に格納された
場合に、前記サービス提供状態記憶手段に格納されてい
るサービスの提供状態に基づきサービスの提供を再開す
る制御手段と、を含むことを特徴とするサーバ装置であ
る。
【0014】このように、第2の本発明によれば、第1
の本発明と異なり、端末が正常に応答しなくなった場合
に、自動的に切断処理が行われる。そのため、突発的な
回線の切断や端末の故障などの際にも、再接続の際のサ
ービスの提供の再開を円滑に行うことができる。
【0015】第3の本発明は、上記課題を解決するため
に、上記第1又は第2の本発明のサーバ装置において、
前記サービスの提供状態を、状態遷移ダイアグラムに基
づき定義するサービス提供状態定義手段、を含み、サー
ビス提供状態記憶手段は、前記サービス提供状態定義手
段が定義した提供状態を記憶することを特徴とするサー
バ装置である。
【0016】状態遷移ダイアグラムに基づき、状態が定
義されているため、再接続の際のサービスの提供の再開
をより円滑に行うことができる。
【0017】第4の本発明は、上記課題を解決するため
に、上記第1又は第2の本発明のサーバ装置において、
さらに、前記端末に提供されているサービスに関連する
データを記憶するサービスデータ記憶手段、を含み、前
記制御手段は、前記サービス提供状態記憶手段に格納さ
れているサービスの提供状況と、前記サービスデータ記
憶手段に格納されているサービスに関連するデータと、
に基づきサービスの提供を再開することを特徴とするサ
ーバ装置である。
【0018】このように、第4の本発明においては、サ
ービスの提供状態だけでなく、サービスの提供に関連す
るデータも格納しているため、端末側に何等データを記
憶しておかなくとも、再接続の際のサービスの提供の再
開を円滑に行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0020】実施の形態1 図1には、本実施の形態によるネットワークシステムの
構成を表す構成ブロック図が示されている。
【0021】図1に示されているように、ネットワーク
10には、複数の端末12が接続されている。各端末1
2は、ネットワーク10を介して、サーバ14に所定の
処理要求を送出する。サーバ14は、係る要求に基づ
き、一定の処理を行い、その処理結果をネットワーク1
0を介して対応する端末12に返送する。
【0022】サーバ14は、端末接続管理部16と、状
態編集部18と、状態遷移ダイアグラム編集部20と、
状態遷移ネットワーク管理部22と、状態格納部24と
を備えている。
【0023】本実施の形態1において、特徴的なこと
は、各端末12に対するサービスの提供の状態を、状態
遷移ダイアグラム上の各状態で表現したことである。本
実施の形態1で用いられている状態遷移ダイアグラムの
説明図が図2に示されている。この状態遷移ダイアグラ
ムは、ある1種類のサービスの提供に関するものであ
り、例えば、図2に示されている例においては、データ
ベースサービスの検索サービスの場合の状態遷移ダイア
グラムが示されている。この状態遷移ダイアグラムは、
提供されるサービスの種類ごとに設けられており、例え
ば10種類のサービスが提供される場合には、10種類
の状態遷移ダイアグラムが準備される。図2に示されて
いるように、データベースサービスの検索サーピスにお
いては、まず端末12からの処理要求や、サーバ14の
処理や進行によって、サーバ14の状態は、状態遷移ダ
イアグラム上を推移していく。そのため、処理の途中
で、端末12をネットワークから切り離しても、状態遷
移ダイアグラム上のどの部分を推移していたのかを記憶
しておくことにより、端末12が再接続された場合にお
いても、以前の状態からの処理を再開することが可能で
ある。
【0024】本実施の形態1においては、サーバ14中
の状態遷移ダイアグラム管理部22が、サーバ14が提
供するサービスの様子、及び端末12からの応答に基づ
き現在の状態が状態遷移ダイアグラム上のどの状態の相
当するかを常に監視しており、その状態が状態格納部2
4に格納されているのである。その結果、端末12が切
り離された場合においても、その時点における端末12
に対するサービスの提供状況を保持することができる。
【0025】サーバ14の端末接続管理部16は、端末
12のサーバ14への接続を管理している。ネットワー
ク10には、複数の端末12が接続可能であり、それぞ
れの端末12について、端末12ごとに接続管理が行わ
れている。状態編集部18は、図2に示されているよう
な状態遷移ダイアグラムを編集する手段であって、新た
にある状態を状態遷移ダイアグラムに設けたり、また
は、既存の状態遷移ダイアグラムを編集するためのエデ
ィタープログラム等により構成されている。
【0026】状態遷移ダイアグラム編集部20は状態編
集部18において定義された状態を組み合わせることに
より、特定のサービスにおける状態遷移ダイアグラムを
構築するのである。例えば、新たなサービスが提供され
ることが決定した場合には、そのサービスの状態制御を
表す状態遷移ダイアグラムの記述する際にも用いられ
る。
【0027】状態遷移ダイアグラム管理部22は、状態
遷移ダイアグラムに基づき、端末12からの要求に従い
処理を進めていく、そして、この状態遷移ダイアグラム
管理部22は、必要に応じて、処理結果を端末12に出
力しつつ常にその端末12に対するサービスの提供が状
態遷移ダイアグラム中のどの状態にあるかを監視してい
る。
【0028】状態格納部24は、上述したように端末1
2に対する処理の進行状況を状態遷移ダイアグラム上に
定義された状態と、その時に取り扱われていたデータと
によって定義し、これらの状態とデータとが格納される
部分である。
【0029】端末12がネットワーク10に再接続され
た場合には、この状態格納部24に保存されている情報
に基づいて、端末12に対するサービスの提供が再開さ
れる。
【0030】上述したように、図2に示されている状態
遷移ダイアグラムは、データベースの検索サービスの場
合のに状態遷移ダイアグラムである。図2において、各
○はある時点における状態をそれぞれ表している。ま
た、矢印(アーク)は状態の遷移を表しており、状態が
変化すると、他の状態へシステムが遷移することを意味
する。図2に示されている状態遷移ダイアグラムにおい
て、「検索条件設定」の状態は、検索条件を設定する状
態である。この状態においては、端末12においては、
オペレータが、データベースの検索のための検索条件を
入力している段階である。ここの段階において、端末1
2から検索要求がサーバ14に対して送出されると、状
態は次の「検索」へ遷移する。この状態「検索」におい
ては、サーバ14が検索条件にしたがって、実際にデー
タベースの検索を行う。なお、図2において、実線の○
は端末12側が何等かの動作を行っている状態を指し、
破線の○はサーバ14側が何等かの動作を行う状態であ
ることをそれぞれ意味している。
【0031】さて、サーバ14において、検索結果が得
られこの検索結果が、端末12に送出されると、次の
「検索結果表示」状態へ遷移する。この「検索結果表
示」状態は、実線の○で示されていることからも明らか
なように、端末12側の動作を意味する状態である。こ
の状態においては、端末12において検索結果の表示が
行われている。
【0032】「検索結果表示」状態からオペレータが再
び条件設定をしたい旨の指示を行った場合には、図2に
示されているように、再び「検索条件設定」状態に移行
する。一方、「検索結果表示」状態において、オペレー
タがこの検索結果を保存する旨を指示した場合には、
「各種属性設定」の状態に移行する。この「各種属性設
定」状態においては、オペレータがファイルの保存のた
めの所定の属性を入力するよう要求される。画面の要求
に応じてオペレータが各種の属性を入力すると、端末1
2からサーバ14に対し検索結果を保存するためのファ
イル保存要求が出力される。そして、「保存」状態にお
いて、サーバ14は端末12からの要求に基づき検索結
果をファイルとして保存するのである。「保存」状態に
おいて、サーバ14が所定の検索結果を表すファイルの
保存が終了した場合には、終了した旨のメッセージがネ
ットワーク10を介して端末12に送出される。これに
よって、図2に示されているように、状態は「終了状態
表示」に移行する。端末12においてはサーバ14から
の保存終了メッセージによりこの「終了状態表示」状態
に移行するわけである。この状態からオペレータが確認
する旨の入力をすれば、端末における状態は、検索結果
を保存する指示を出す前の状態、すなわち、「検索結果
表示」状態に移行する。
【0033】このように、本実施の形態1においては、
各種のサービスを、複数の状態と、その状態の間の遷移
を表す状態遷移ダイアグラムを用いて管理している。そ
して、サーバ14における状態遷移ダイアグラム管理部
22が常に現在の状態を、状態遷移ダイアグラムを用い
て管理しているため、端末12がネットワーク10から
切断され、再接続される場合にも状態遷移ダイアグラム
の状態に基づき容易に端末12の再接続を行うことが可
能である。
【0034】図3には、端末12において一定の作業が
中断され、その端末12がネットワーク10から切断さ
れる場合の処理の流れを表すフローチャートが示されて
いる。図3に示されているように、まず、ステップS3
−1において、端末12からサーバ14へ所定の処理要
求が出される。そして、ステップS3−2においては、
サーバ14が上記処理要求が切断要求であるか否かにつ
いて検査を行う。係る検査の結果、切断要求でない場合
には、通常の端末12に対するサービスの提供のための
処理がステップS3−3において行われる。
【0035】一方、ステップS3−2における検査の結
果上記処理要求が切断要求であった場合には、現在の処
理の状態遷移ダイアグラム中の状態と、処理の対象とな
っているデータとを状態格納部24へ格納する。係る格
納の後、ステップS3−5において、端末12の切断処
理がおこなわれる。尚、状態格納部24への格納は、状
態遷移が生じたごとに行うのが理想的ではあるが、実際
には切断要求が来てから、処理の状態と、所定のデータ
とを格納することがサーバ14の処理の負荷を減少させ
る観点からは好適である。
【0036】このようにして、端末12の切断が行わ
れ、端末12において、他の処理を行うことが可能であ
る。
【0037】さて、端末12における他の処理が終了
し、端末12を再びネットワーク10に接続する場合の
処理の流れを表すフローチャートが図4に示されてい
る。ネットワーク10に再接続された端末12からサー
バ14に対してステップS4−1において一定のアクセ
スがなされると、サーバ14は、ステップS4−2にお
いて以前切断処理を行った端末12であるか否かを検査
する。係る検査の結果、以前に、切断処理を行った端末
12でない場合には、ステップS4−3において通常の
端末接続処理が行われる。この通常の端末接続処理は、
新たにサービスの提供を受けようとする端末の接続処理
と全く同様である。
【0038】一方、ステップS4−2における検査の結
果、以前に作業を中断し、切断処理を行った端末12で
ある場合には、状態格納部24からサービスの中断を行
った際の情報を読み出して、その状態がリストアされ
る。すなわち、状態遷移ダイアグラム管理部22が状態
格納部24に格納しておいた処理の状況を再び状態遷移
ダイアグラム管理部にリストアするのである。それと共
に、状態遷移ダイアグラム管理部22は、状態格納部2
4に書き込まれていたデータも呼びだし、完全に切断前
の状態に戻る事が可能である。このように、状態格納部
24に格納されていた情報に基づき、状態遷移ダイアグ
ラム管理部22が完全に切断前の状況に戻ることが可能
となるため、以前提供されていたサービスを引き続き提
供し続けることができ、円滑な再接続処理が行える。こ
のようにして、ステップS4−4において状態格納部2
4からのデータが状態遷移ダイアグラム管理部22に対
しリストアされ、ステップS4−5において端末12の
再接続及び処理の再開が円滑に行えるのである。
【0039】以上述べたように、本実施の形態1によれ
ば、状態遷移ダイアグラムを利用し、係るダイアグラム
で表されている状態を状態格納部24に格納したので、
端末12を切断した際のタスクを全て記憶装置に格納す
る必要がなく、記憶装置の有効な利用が可能となると共
に、切断処理の迅速化を図ることができる。
【0040】実施の形態2 上記実施の形態1においては、状態遷移ダイアグラムを
用いてサービスの提供を行っている状態を定義し、この
状態を状態格納部24に格納することにより、タスクの
プログラムを全て待避しておくなどの従来の技術に比べ
て大巾に記憶装置の記憶容量を節約することができ、資
源の有効活用が図れた。しかしながら、上記実施の形態
1においても、従来の技術と同様端末12からの処理の
中断及び再開は明示的な端末からの中断要求を必要とし
ていた。そのため、例えば、突発的な回線切断や、端末
12の電池切れなどによる回線の切断などに対しては十
分な対応をすることが出来ず、再接続の際の円滑な処理
の流れを保障し得るものでは無かった。本実施の形態2
においては、処理の状態を随時記録しており、突発的な
端末12の切断に対しても、のちに円滑の再接続処理を
実行できるように構成している。このように、処理の状
態を随時記録し、またマルチユーザに対応するために
は、記録する情報量を極力少なくする必要がある。その
ため、本実施の形態2においても上記本実施の形態1と
同様に処理の状態を状態遷移ダイアグラムの中の状態と
して表しており、係る状態遷移ダイアグラム中の状態を
記録することによって、記録する情報量を大巾に軽減し
ているのである。
【0041】以下、本実施の形態2による処理の流れを
フローチャートに基づいて説明する。図5には、端末1
2がネットワーク10から切断される場合の処理の流れ
を表すフローチャートが示されている。まず、端末12
から一定時間応答がない場合には、サーバ14は端末1
2が切断されたものと認識する。(ステップS5−
1)。この一定時間は、一般には、タイムアウト値とし
て定義されている。このステップS5−1において、端
末12が切断されたと判断される場合には、対応する端
末12に対する状態を「中断」とする。本実施の形態2
においては、状態遷移ダイアグラム管理部22は各端末
12ごとにその状況を記憶しており、ステップS5−2
において、該当する端末12の状態を「中断」に書き替
えられるのである。
【0042】その後、ステップS5−3において、対応
する端末12に対するプロセスの終了を行う。
【0043】なお、本実施の形態2において、上記実施
の形態1と同様に端末12からの明示的な処理の中断要
求がなされた場合にも対応することが可能である。この
場合には、上記ステップS5−1において、端末からの
応答が一定時間ない場合には相当しない。そのためステ
ップS5−4に処理が移行し、端末12から明示的な処
理の中断要求がきているのか否かが検査される。ステッ
プS5−4において、明示的な処理の中断要求がなされ
たと判断される場合には、上述したステップS5−2に
処理が移行して、以下同様の処理が行われプロセスが終
了する(ステップS5−2,ステップS5−3)。
【0044】一方、ステップS5−4において、明示的
な処理の中断要求ではないと判断される場合には、ステ
ップS5−5において、端末12からの要求内容、及び
サーバ14の処理の進行状況に応じて処理の名前、状
態、その時点におけるデータなどが逐次記録される。ま
た、ステップS5−6において、必要に応じて端末12
に対するサービスが実行される。
【0045】このように、本実施の形態2においては、
サービスの提供の状況を状態遷移ダイアグラム中の状態
で定義することにより、また、その状態を逐次記録して
おくことにより、現在の状況を常に把握しておくことが
できる。そのため、端末12からの応答が一定時間ない
場合などのように突発的な端末12の切断の場合にも、
サービスの提供状態を適確に保存することができるた
め、端末12の再接続時にも円滑な再接続処理が可能で
ある。また、図5に示されているように、本実施の形態
2においても上記実施の形態1と同様に明示的な処理の
中断要求があった場合にも対応可能であることはいうま
でもない。
【0046】図6には、本実施の形態1及び2における
ユーザ管理のためのデータ構造のための概念図が示され
ている。図6に示されているように、本実施の形態1及
び2においては、複数のユーザに対してサービスの提供
を行うことができる。図6に示されているように、ま
ず、各ユーザの名称を記載したユーザ管理テーブルが状
態遷移ダイアグラム管理部22に設けられている。図6
においては、8人のユーザに対するユーザ管理テーブル
30が示されているが、より多くのユーザを記載してた
大きなテーブルを用いることも勿論可能である。このユ
ーザ管理テーブル30は、各ユーザ1、ユーザ2、ユー
ザ3...ユーザ8の名称と共に、各ユーザに対するサ
ービス状況を表すデータテーブルのエントリを表すため
のポインタも含まれている。このポインタは、図6には
省略されて示されていない。各ユーザに対するサービス
の提供の状況などを表すデータテーブル32は、ユーザ
管理テーブル30内のポインタによって示されているア
ドレスに格納されている。図6に示されているように、
本実施の形態1及び2におけるデータテーブル32は、
現在ユーザに対して行われている処理の名称と、サービ
スの提供の状態、及びサービスの提供において用いられ
ているデータの3個の情報が記憶されている。
【0047】端末12からの要求や、サーバにおける処
理の状況変換が生じると、該当するユーザのデータテー
ブル32がユーザ管理テーブルに格納されているポイン
タを参照することによりアクセスが行われる。そして、
このアクセスされたデータテーブル32に対して現在行
われているサーバの処理の名称、状態、(すなわち、図
2に示されている状態遷移ダイアグラムにおける各状態
のうちの一つ、)及びサービスの提供に付随するデー
タ、のそれぞれがデータテーブル32に書き込まれる。
なお、この書き込み・更新の動作は、図1における状態
遷移ダイアグラム管理部22によって行われる。
【0048】端末12がネットワーク10から切断さ
れ、その後再接続された場合には、再接続したユーザの
データテーブル32がユーザ管理テーブル30内のポイ
ンタを参照することによりアクセスが行われる。このよ
うにして、アクセスされたデータテーブル32に記憶さ
れている「処理名」から、該当する処理のプロセスが再
起動される。そして、同じくデータテーブル32に格納
されている「状態」と「データ」とに基づき、前回中断
された際の状態を再現すると共に、処理を再開すること
が可能である。
【0049】本実施の形態1及び2においては、このよ
うに各ユーザごとに「状態」及び「テーブル」を格納し
ているため、各ユーザごとの端末12の切断及び再接続
が円滑に行われるという効果を奏する。
【0050】
【発明の効果】第1の本発明によれば、サーバ装置自体
がサービスの提供状態を管理し、再接続の際のサービス
の提供の再開が円滑に行われる。そのため、端末側の処
理能力が低い場合においても、円滑にネットワークサー
ビスを受けることができるという効果を奏する。
【0051】第2の本発明によれば、端末の電池切れ
や、その他の障害においては、突発的に端末がネットワ
ークから切断された場合にも、サーバ装置側において、
常にサービスの提供状態を記憶しているため、サービス
の提供の再開を円滑に行うことができるという効果を奏
する。
【0052】第3の本発明によれば、サービスの提供状
態を状態遷移ダイアグラム用いて定義をした。そのた
め、サービスの提供の流れを容易に把握することがで
き、サービスの提供をより円滑に行うことが可能であ
る。
【0053】第4の本発明によれば、サービスの提供状
態だけでなく、サービスの提供に関連するデータをもサ
ーバ装置内の記憶しておいた。そのため、端末側では、
サービスによって得られたデータなどを何等記憶してお
かなくとも、円滑にサービスの提供の再開を行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態の構成を表す構成
ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態において用いられている
状態遷移ダイアグラムである。
【図3】 端末から切断要求がきた場合の処理動作を表
すフローチャートである。
【図4】 端末からサーバヘ接続要求がきた場合の動作
の流れを表すフローチャートである。
【図5】 本実施の形態2において端末からの応答が一
定期間途絶える場合にも端末の切断が自動的に行われる
場合に処理の流れを表すフローチャートである。
【図6】 本実施の形態1及び2におけるユーザの管理
テーブル及び各ユーザごとのデータテーブルのデータ構
造を表す説明図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク、12 端末、14 サーバ、16
端末接続管理部、18 状態編集部、20 状態遷移
ダイアグラム編集部、22 状態遷移ダイアグラム管理
部、24 状態格納部、30 ユーザ管理テーブル、3
2 データテーブル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続されている端
    末に対しサービスを提供するサーバ装置であって、 前記端末に対して提供されるサービスの提供状態を管理
    するために、前記サービスの提供状態を記憶するサービ
    ス提供状態記憶手段と、 前記端末に対して提供されるサービスの提供が続行して
    いるか中断しているかを表すデータを記憶するサービス
    中断状態記憶手段と、 前記端末から、前記サービスの提供の中断要求が送出さ
    れてきた場合に、前記中断要求を送出した前記端末に提
    供されているサービスが中断された旨を表すデータを、
    前記サービス中断状態記憶手段に格納するサービス中断
    状態格納手段と、 前記端末から、前記サービスの提供の再開要求が送出さ
    れてきた場合に、前記再開要求を送出した前記端末に対
    するサービスの提供を再開するため、前記端末に対する
    サービスが再開される旨を表すデータを、前記サービス
    中断状態記憶手段に格納するサービス続行状態格納手段
    と、 前記サービス続行状態格納手段によって前記サービスが
    再開される旨のデータが、前記サービス中断状態記憶手
    段に格納された場合に、前記サービス提供状態記憶手段
    に格納されているサービスの提供状態に基づきサービス
    の提供を再開する制御手段と、 を含むことを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して接続されている端
    末に対しサービスを提供するサーバ装置であって、 前記端末に対して提供されるサービスの提供状態を管理
    するために、前記サービスの提供状態を記憶するサービ
    ス提供状態記憶手段と、 前記端末に対して提供されるサービスの提供が続行して
    いるか中断しているかを表すデータを記憶するサービス
    中断状態記憶手段と、 前記端末が正常に応答しなくなり、前記端末に対するサ
    ービスが中断される場合に、前記端末に提供されている
    サービスが中断された旨を表すデータを、前記サービス
    中断状態記憶手段に格納するサービス中断状態格納手段
    と、 前記端末から、前記サービスの提供の再開要求が送出さ
    れてきた場合に、前記再開要求を送出した前記端末に対
    するサービスの提供を再開するため、前記端末に対する
    サービスが再開される旨を表すデータを、前記サービス
    中断状態記憶手段に格納するサービス続行状態格納手段
    と、 前記サービス続行状態格納手段によって前記サービスが
    再開される旨のデータが、前記サービス中断状態記憶手
    段に格納された場合に、前記サービス提供状態記憶手段
    に格納されているサービスの提供状態に基づきサービス
    の提供を再開する制御手段と、 を含むことを特徴とするサーバ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のサーバ装置におい
    て、 前記サービスの提供状態を、状態遷移ダイアグラムに基
    づき定義するサービス提供状態定義手段、 を含み、サービス提供状態記憶手段は、前記サービス提
    供状態定義手段が定義した提供状態を記憶することを特
    徴とするサーバ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のサーバ装置におい
    て、さらに、 前記端末に提供されているサービスに関連するデータを
    記憶するサービスデータ記憶手段、 を含み、前記制御手段は、前記サービス提供状態記憶手
    段に格納されているサービスの提供状況と、前記サービ
    スデータ記憶手段に格納されているサービスに関連する
    データと、に基づきサービスの提供を再開することを特
    徴とするサーバ装置。
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Cited By (4)

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