JPH09223005A - 部品編集装置 - Google Patents

部品編集装置

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JPH09223005A
JPH09223005A JP3046096A JP3046096A JPH09223005A JP H09223005 A JPH09223005 A JP H09223005A JP 3046096 A JP3046096 A JP 3046096A JP 3046096 A JP3046096 A JP 3046096A JP H09223005 A JPH09223005 A JP H09223005A
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JP
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event
component
attribute
attributes
parts
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JP3046096A
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English (en)
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Takane Sato
高根 佐藤
Kazuo Aihara
一雄 相原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な機能を有する部品を組み合わせること
により、エンドユーザの用途に合わせた新たなアプリケ
ーションの開発を容易にすることができる部品編集装置
を提供する 【解決手段】 ユーザが入力手段24により表示手段2
6の画面上に所定の部品を表示するよう指示すると、部
品定義手段10、メソッド定義手段12、イベント定義
手段14、属性定義手段16により所定のメソッド、イ
ベント、属性を備えた部品が表示され、これらのデータ
が記憶手段28に一定のファイルとして記憶される。入
力手段24から部品間のイベントメソッド結合を入力す
ると、イベント結合定義手段18により、これらの結合
関係を定義するデータが記憶手段28に記憶されると共
に結合されたイベントメソッド間に線が表示される。ま
た、属性間の結合を入力すると、これらの結合関係を定
義するデータが記憶手段28に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェア部品
を結合させ新たなソフトウェア部品とするための部品編
集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
より、オフィス業務の効率化が進められているが、さら
にエンドユーザ自身が自らの業務に合わせてプログラミ
ングを行ない業務の一層の効率化を図ることが望まれて
いる。
【0003】このような要望に答えるために、エンドユ
ーザ自身によるアプリケーションプログラムの開発を支
援するためのソフトウェアが提案されている。これら
は、既存のソフトウェアを部品すなわちコンポーネント
ウェアとし、この部品を複数組み合わせることによって
所定の機能を実現させるものである。このようなエンド
ユーザのプログラミング支援用ソフトウェアは、多くの
場合ビジュアルアプリケーション開発ツールとしての性
格を有しているものである。
【0004】上述したエンドユーザのプログラミング開
発支援用ソフトウェアの例が、特開平6−282560
号公報に開示されている。本従来技術は、所定の部品を
エンドユーザの業務の流れに基づいて結合させてゆき、
業務の一連の流れをバッチ処理してゆくためのプログラ
ムを開発するものである。
【0005】またこの他に、部品としてボタンやリスト
ボックスなどのユーザインタフェース部品を結合させる
もの、あるいはデータベースシステムにアクセスするた
めのカスタムコントロールを部品として提供し、データ
ベースを利用したグラフィカルユーザインタフェース
(GUI)アプリケーションの作成を容易にするものな
ども提案されている。
【0006】これらのアプリケーションプログラム開発
ツールは、エンドユーザの業務に合わせて部品の結合が
容易にでき、業務の変更に伴って一度結合した部品の繋
ぎ替えが容易にできるものが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、業務をバッチ
処理することを前提とする上記従来技術においては、個
々の部品はシーケンシャルに動作することが前提となっ
ており、もともと各部品を接続しあるいはこれらを自由
に繋ぎ替えるという性質のものではなかった。
【0008】また、他の従来技術においても、複数の部
品を組み合わせ結合させた合成部品をさらに他の部品と
結合させて再利用することが困難であるという問題があ
った。この場合、合成部品の再利用を可能とすることが
できるものもあるが、これらは複数の部品が結合された
合成部品を他の部品と同じように取り扱うことができる
ようにするために、専用のツールを利用して所定の部品
登録をすることが必要であるなど操作が煩雑であるとい
う問題があった。
【0009】さらに、部品同士の結合に合わせてBas
ic言語的にスクリプトを定義して、このスクリプトに
よって結合関係を結合先の部品が解釈し実行するという
ものもあるが、部品同士の結合をBasic言語などの
プログラム言語によって規定していくことは煩雑であ
り、その変更も容易ではないという問題があった。
【0010】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、様々な機能を有する部品を組み
合わせることにより、エンドユーザの用途に合わせた新
たなアプリケーションの開発を容易にすることができる
部品編集装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、イベントを発行する手段と、メソッ
ドとしての所定の処理を実行する手段と、属性と、の少
なくとも一つを有する複数のソフトウェア部品を、イベ
ントメソッド間及び属性間の結合関係を定義することに
より結合させる部品編集装置であって、表示手段と、イ
ベントメソッド間及び属性間の結合関係を入力する入力
手段と、部品、イベント、メソッド、属性の内容を定義
するデータとイベントメソッド間及び属性間の結合関係
を定義するデータとを記憶する記憶手段と、入力手段か
らの入力に基づき、イベントメソッド間及び属性間の結
合関係を定義するデータを記憶手段に記憶させるととも
に、表示手段にその画面上で、結合関係にあるイベント
とメソッドのシンボルの間に線を表示させ、イベントメ
ソッド間及び属性間の結合関係によって結合された部品
を新たな部品として記憶手段に記憶させる編集実行部
と、を備え、編集実行部は、結合された複数の部品の各
イベント、メソッド、属性と他の部品のイベント、メソ
ッド、属性とをさらに結合させることができることを特
徴とする。
【0012】また、第2の発明は、第1の発明の部品編
集装置であって、編集実行部は、部品の内容を定義する
データを記憶手段に記憶させるとともに部品のシンボル
を表示手段の画面上に表示させる部品定義手段と、イベ
ントとメソッドとの結合関係を定義するデータを記憶手
段に記憶させるとともに結合関係にあるメソッドとイベ
ントのシンボル及びその間を結ぶ線を表示手段の画面上
に表示させるイベント結合部と、属性間の結合関係を定
義するデータを記憶手段に記憶させる属性結合部と、を
含むことを特徴とする。
【0013】また、第3の発明は、第2の発明の部品編
集装置において、イベント結合部は、結合された複数の
部品のメソッドイベント間の結合関係を変更できること
を特徴とする。
【0014】また、第4の発明は、第2の発明または第
3の発明の部品編集装置において、属性結合部は結合さ
れた複数の部品の属性間の結合関係を変更できることを
特徴とする。
【0015】また、第5の発明は、イベントを発行する
手段と、メソッドとしての所定の処理を実行する手段
と、属性と、の少なくとも一つを有する複数のソフトウ
ェア部品を、イベントメソッド間及び属性間の結合関係
を定義することにより結合させ、結合された複数の部品
をさらに新たな部品として他の部品とイベントメソッド
間及び属性間の結合関係により結合させることを特徴と
する。
【0016】従って、本発明によれば、複数の部品をイ
ベントメソッド間及び属性間の結合関係を定義して合成
部品とした場合に、その合成部品を新たな部品として記
憶手段に記憶させるので、合成部品と他の部品とを容易
に再結合させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0018】図1には、本発明に係る部品編集装置の構
成のブロック図が示される。また、図2には、本発明に
係る部品編集装置によって結合関係が定義されるソフト
ウェアの部品の画面表示されるシンボルが示される。
【0019】図2において、部品30はメソッド、イベ
ント、属性を有しており、メソッド、イベントのシンボ
ルとして○印が、また属性のシンボルとして矩形状の枠
がそれぞれ示されている。但し、メソッド、イベント、
属性は、これらのうち少なくとも1つが備えられていれ
ば良く、必ずしも全て部品30に備えられているわけで
はない。また、メソッド、イベント、属性の数は特に限
定はなく1つでもまた複数でも良い。
【0020】部品30はソフトウェアであるので、その
目的に応じた所定の機能を実現できるように構成されて
いる。これらの機能は、部品30を起動させるためのト
リガ信号としてのイベントがメソッドに与えられること
により実行される。上述したメソッドは、このイベント
を受信するための受口であり、部品30の機能ごとに設
けられる。また、イベントは、通常部品30の動作の実
行により発行されるが、部品30が動作しても、必ずイ
ベントが発行されるとは限らない。従って、ある部品3
0のメソッドにイベントが受信されると、部品30が所
定の動作を行い、さらにイベントを次の部品に発行する
場合もあるし、イベントを発行せずに動作を終了する場
合もある。
【0021】また、上述の通り、部品30は所定の属性
を有する場合があるが、ある部品30の属性に所定の呼
出し関数を作用させ、その属性の属性値を呼び出して他
の部品30の属性にその属性値を設定することもでき
る。
【0022】以上のようにして、複数の部品のイベント
とメソッドとを結合させ、あるいは属性同士を結合させ
ることにより、様々な機能を有する部品30を自由に組
み合わせることができ、これにより複数の部品30の有
する機能を合成して新たな機能を実現できる合成部品を
構成することができる。なお、これらの部品30は、そ
の動作において他の部品30の動作に依存するものでは
なく、互いに非同期に動作できるよう構成されている。
【0023】上述したメソッドは、それぞれ名前を有し
ており、その名前によって編集された部品中のメソッド
を区別できるようになっている。また、メソッドの種類
としては、部品30の処理の実行開始、実行停止などの
ような各部品に共通のものと、各部品30に固有のもの
とがあり、それぞれの部品30の機能に応じて備えられ
るメソッドの種類が予め決定されている。
【0024】上述したイベントにもそれぞれ名前があ
り、これによりそれぞれ区別ができるようになってい
る。部品30は、その内部での何らかの機能の実行に伴
ってイベントを発行する場合があるが、どのようなタイ
ミングでイベントを発行し、あるいは機能の実行に対し
て1回の発行なのか継続的な発行なのかについては、各
部品30の機能毎に予め決定されている。このイベント
には、引数を持たせることができ、この引数はイベント
と共に他の部品30のメソッドに受け取られる。
【0025】なお、イベントは単なるトリガ信号なの
で、その名前以外には何等区別がなく共通の機能を有し
ており、どの部品30のどのメソッドとも結合すること
ができる。
【0026】上述した属性にもそれぞれ名前がついてお
り、これによりそれぞれ区別することができる。部品3
0は複数の属性を持つことができるが、属性には数値、
文字列などのデータ型がある。また、属性としては、部
品30に共通なものと固有のものとがあり、その値も固
定値と変数とがある。さらに、読出し専用(ReadO
nly)及び読出し書込み(Read/Write)可
能なものもある。
【0027】図1において、部品編集装置は部品30を
結合させて編集するための編集実行部22と、この編集
実行部22に部品30の結合関係や部品30のイベン
ト、メソッド、属性の内容に関する情報などを入力する
ための入力手段24と、部品30やその結合関係が表示
される表示手段26と、部品、イベント、メソッド、属
性の内容を定義するデータ及びこれらの結合関係を定義
するデータが記憶される記憶手段28と、を備えてい
る。
【0028】図3には、記憶手段28に記憶されるデー
タのフォーマットの例が示される。図3において、「部
品リスト」の領域には、部品30の内容として、名前、
ID番号、部品であるソフトウェアのファイル名、表示
手段26の画面上における位置がそれぞれ記憶される。
【0029】また、「属性リスト」の領域には、属性の
内容である、名前、データ型、属性値の初期値及び現在
の値、その属性が読出し専用か読出し書込み可能かを表
すRead/Writeフラッグのオンオフが記憶され
る。
【0030】また、「メソッドリスト/イベントリス
ト」の領域には、メソッドの内容であるメソッド名及び
ID番号と、イベントの内容であるイベント名及びID
番号がそれぞれ記憶される。
【0031】また、「合成定義/イベント及び引数付き
イベント結合」の領域には、部品30間の結合関係とし
て、結合する各部品名及びその結合関係において実際に
結合されるイベント名及びメソッド名が「部品名」、
「端子名」の各領域に、さらに、そのイベントメソッド
間結合において引数の受渡しがある場合には引数を出す
部品名と引数として使用される属性名が「From」の
領域に、その引数を受け取る部品名及び引数として渡さ
れた属性値が設定される属性名が「To」の領域にそれ
ぞれ記憶される。
【0032】さらに、「合成定義/属性間結合」の領域
には、必要な属性値の要求を出す部品名とその属性及び
その属性に設定されるべき属性値を有する参照先部品名
と参照先属性がそれぞれ記憶される。
【0033】図1に示された編集実行部22は、上述の
図3に示された「部品リスト」に記憶される部品の内容
を定義するデータを記憶手段28に記憶させると共に、
その部品30のシンボルを表示手段26の画面上に表示
させる部品定義部10と、図3の「メソッド/イベント
リスト」の内容を記憶手段28に記憶させると共に、イ
ベント及びメソッドのシンボルすなわち○印を表示手段
26の画面上に表示させるメソッド定義手段12及びイ
ベント定義手段14と、属性の内容を定義するデータと
して図3に示された「属性リスト」の各項目を記憶手段
28に記憶させると共に、属性のシンボルすなわち矩形
状の枠を表示手段26の画面上に表示させる属性定義手
段16と、イベントメソッド間の結合関係を定義するデ
ータである、図3に示された「合成定義/イベント及び
引数付きイベント結合」の領域の各項目を記憶手段28
に記憶させると共に、表示手段26の画面上で、結合関
係にあるイベントとメソッドとの間に線を表示するイベ
ント結合定義手段18と、属性間の結合関係を定義する
データである図3に示された「合成定義/属性間結合」
の領域の各項目を記憶手段28に記憶させる属性間結合
定義手段20とを有している。なお、属性間結合定義手
段20は、表示手段26の画面上で結合関係にある属性
間に線を表示する機能を有することもできる。
【0034】ここで、メソッド定義手段12とイベント
定義手段14とイベント結合定義手段18とにより本発
明に係るイベント結合部が構成され、また属性定義手段
16と属性間結合定義手段20とにより本発明に係る属
性結合部が構成される。
【0035】次に図1に示された部品編集装置の動作に
ついて説明する。
【0036】表示手段26には、部品30間の結合及び
その変更などの編集作業を行うための編集用画面である
台紙(図示せず)が表示されている。台紙もまた部品の
1つであり、図3に示される「部品リスト」及び「属性
リスト」の各項目に対応するデータが記憶手段28に記
憶されている。この台紙には、その上で部品30の結合
を実行するための機能が設定されている。
【0037】ユーザは、表示手段に表示された台紙を見
ながら入力手段24によりその台紙上の任意の位置に、
図2に示された、所望の機能を有する部品30のシンボ
ルを表示させる。これは、入力手段24からの入力に基
づいて編集実行部22の部品定義手段10が、予めテン
プレートとして準備されていた部品群の中から指定され
た部品30を選び出し、その内容を記憶手段28に記憶
させると共に入力手段24によって指定された台紙上す
なわち画面上の位置に部品30のシンボルを表示するこ
とによって実行される。なおユーザは、画面上に表示さ
れた部品の名前を入力手段24から入力することがで
き、また図3の「部品リスト」の他の項目については部
品定義手段10が自動的に決定する。
【0038】次に、ユーザが入力手段24によってメソ
ッド32の定義を行なうと、メソッド定義手段12が自
動的にメソッドのID番号を設定し、記憶手段28に記
憶させると共に図2に示されたメソッドのシンボルすな
わち○印を表示手段26の画面上に表示する。図2の例
では、部品30のシンボルに接触するように表示されて
いる。ユーザは、入力手段24から画面に表示されたメ
ソッドの名前を入力することができる。また、ユーザが
入力手段24からイベントを定義した場合も、イベント
定義手段14によって上述したメソッド定義と同様の動
作が行われる。さらに、ユーザが入力手段24から属性
の定義を行うと、属性定義手段16が、図3に示された
「属性リスト」の項目を記憶手段28に記憶させると共
に画面上に図2に示された属性のシンボルすなわち矩形
状の枠を表示する。図2の例では、部品30のシンボル
の枠の中に表示されている。この場合にも、ユーザは入
力手段24から属性の名前を入力することができ、名前
以外の項目は、属性定義手段16が自動設定する。
【0039】なお、上述したように、イベント、メソッ
ド、属性は必ずしも部品30に備えられている必要はな
く、部品30の機能に応じて必要なものを必要な数だけ
備えるように定義すれば良い。
【0040】以上の操作を繰り返すことにより、所定の
数だけ部品30を画面上に表示させることができる。次
に、画面上に表示された複数の部品30の間をイベント
メソッド間及び属性間の結合により結合させる手順を説
明する。
【0041】図4には、画面31の中の台紙32上に表
示された部品30aと部品30bとの間をイベントメソ
ッド間の結合関係により結合させる様子が示されてい
る。ユーザが、入力手段24によって部品30aのイベ
ントE1と部品30bのメソッドM3との間の結合を指
示すると、イベント結合定義手段18により、図3の
「合成定義/イベント及び引数付きイベント結合」の項
目である、結合される部品名、イベント名、メソッド名
が自動的に記憶手段28に記憶される。または、入力手
段24から上記各項目のデータを直接入力することによ
っても、イベント結合定義手段18によりこれらのデー
タが記憶手段28に記憶させることができる。以上の動
作と同時に、イベント結合定義手段18は、部品30a
のイベントE1と部品30bのメソッドM3との間の線
を台紙32上に表示させる。以上により部品30a、3
0bとがイベントメソッド間の結合関係により結合され
たことになる。
【0042】図5には、図4に示されたイベントメソッ
ド間の結合において、イベントと共に引数が渡される場
合の例が示される。図4の場合と同様にして、ユーザが
入力手段24により、画面31の中の台紙32上に表示
された部品30aのイベントE1と部品30bのメソッ
ドM3との間を結合し、その際に引数を渡す部品名及び
引数として指定された属性名を設定する。また、引数を
受け取る側の部品名及び受け取った属性値が設定される
属性名も設定する。本実施形態の場合には、引数を渡す
側として、部品30aの名前及び引数として指定された
部品30aの属性名a1が、また、引数を受け取る側と
して、部品30bの名前及び受け取った属性値が設定さ
れる属性名a3がそれぞれ設定されている。これらのデ
ータは、イベント結合定義手段18により、図3の「合
成定義/イベント及び引数付きイベント結合」の領域の
「引数リンク」の「From」及び「To」の内容とし
て記憶手段28に記憶される。
【0043】以上により、部品30aと部品30bの間
の引数としての属性の関係が定義される。すなわち、部
品30aからイベントE1が発行されると、部品30a
の属性a1の属性値が部品30bの属性a3に属性値と
して設定されると共に部品30bが起動され、メソッド
M3に応じた所定の機能が実行される。
【0044】図6には、部品30aと部品30bとの間
を、属性間の結合関係によって結合させた例が示され
る。ユーザが、入力手段24によって編集実行部22に
属性間結合を指示すると、属性間結合定義手段20によ
り、互いに結合される属性について図3の「合成定義/
属性間結合」の領域の各項目に関するデータが記憶手段
28に記憶される。以上により、前述したように、ある
部品の属性が所定のタイミングで他の部品の属性値を参
照するという関係が定義されることになる。
【0045】例えば、図6においては、部品30aの属
性a2が、所定のタイミングで部品30bの属性a4の
属性値を参照しにいく例が示されている。このような属
性間の参照動作は、例えば部品30aのメソッドM1に
所定のイベントが入った時に、部品30aが起動され、
その動作の過程において部品30bの属性a4を呼び出
すための呼出し関数を出すことにより実行される。な
お、図6に示された例においては、互いに結合関係にあ
る属性a2と属性a4との間に線が表示されているが、
この線は表示させなくても良い。例えば、属性間結合と
メソッドイベント間結合とが混在する場合には、これら
の結合関係を示す線が画面上で錯綜し、見にくくなる恐
れがあるので、属性間結合を示す線は省略しても良い。
【0046】図7には、以上のような操作によって、部
品30aと部品30bとの間をイベントメソッド間及び
属性間の結合関係によって結合させた例が示される。な
お本例においては、属性間結合を示す線は表示されてい
ない。
【0047】これらの部品30a、30bは、前述した
ように、台紙32上に表示されており、この台紙32に
は、入力手段24によって新たにイベント、メソッド、
属性を表示させることができる。これら新たに追加され
たイベント、メソッド、属性については、それぞれメソ
ッド定義手段12、イベント定義手段14、属性定義手
段16によって、図3に示される所定のデータが記憶手
段28に記憶されると共に、画面31の台紙32上にそ
のシンボルが表示される。
【0048】例えば、図7に示される例においては、メ
ソッドとしてM4、M5が新たに追加されており、イベ
ントとしてE4、E5が追加されている。また属性も、
属性a5が追加されている。新たに追加されたメソッド
M4は部品30bのメソッドM2と結合されており、メ
ソッドM5は部品30aのメソッドM1と結合されてい
る。また、イベントE4は、部品30bのイベントE3
と、イベントE5は部品30aのイベントE2とそれぞ
れ結合されている。さらに、属性a5は部品30bの属
性a3と結合されている。この属性a5は、所定のタイ
ミングで部品30bの属性a3を参照する関数が割り付
けられる。
【0049】以上により、台紙32上には、部品30a
と部品30bとが結合し、新たにメソッドM4、M5、
イベントE4、E5、属性a5が追加された新しい部品
が形成されたと見ることができる。この部品30aと部
品30bとが結合して新しく生成された部品も、部品定
義手段10により、新たな名前と共に図3に示される
「部品リスト」の領域の所定データが記憶手段28に記
憶させることができる。
【0050】以上説明したように、個々の部品の内容を
表すファイルと個々の部品を合成した結果の内容を表す
ファイルとは、図3に示されるような共通のファイルが
使用されている。すなわち、個々の部品と、それらが結
合した結果の合成部品とは、その内容を表すファイルの
フォーマットが共通である。このために、個々の部品を
合成した結果としての合成部品を、再度本発明に係る編
集装置によって部品合成の対象とすることができる。
【0051】すなわち、部品間の結合を定義するには、
互いに結合関係にあるイベントとメソッドの組及び属性
の組を、図3に示されるようなフォーマットで合成定義
のデータとしてファイルを作成すれば良いが、個々の部
品のイベント、メソッド、属性も、これらの部品を結合
して新たに生成した合成部品のイベント、メソッド、属
性も何ら区別なく合成定義のデータとして使用すること
ができる。このため、上述したように合成結果としての
部品を、再度利用することができる。
【0052】さらに、結合関係は、図3に示されるよう
なフォーマットにより、結合関係にあるイベントとメソ
ッドの組及び属性の組として保持されているだけなの
で、部品間の結合関係を変更する場合にも、これらイベ
ント、メソッド、属性を変更するだけで結合関係の変更
を実施することができる。
【0053】以上述べたように、本発明に係る部品編集
装置を使用して部品の結合やその変更等の編集を行う場
合には、操作が容易であり、自由に複数の部品の結合及
び結合の変更を行うことができる。
【0054】図8には、本発明に係る部品編集装置によ
って、タイマ、プリンタ、スプーラからなる合成部品を
作成した例が示され、図9には、その場合の合成結果の
ファイルの例が示される。図8に示される例は、タイマ
によって発生される一定周期のタイミングでスプーラか
ら印字データを取得し、その印字データをプリンタによ
り印刷するための合成部品である。
【0055】図9に示されるように、部品としてはタイ
マ、スプーラ、プリンタがそれぞれ定義されている。勿
論これらの部品は、タイマがタイマ機能を有するソフト
ウェアであり、スプーラ及びプリンタがハードウェアと
してのスプーラ及びプリンタを駆動させるためのソフト
ウェアであり、スプーラ及びプリンタはこれらのソフト
ウェアによって駆動制御されることになる。
【0056】これらの部品の間の結合関係は、イベント
メソッド間結合として、部品「タイマ」の周期イベント
と部品「プリンタ」の印刷メソッドとの結合が定義され
ている。また、この際引数の受渡しは定義されていな
い。さらに、属性間結合として、部品「プリンタ」の属
性「印字データ」が部品「スプーラ」の属性「出力デー
タ」を参照する関係が定義されている。
【0057】これらの合成部品には、新たにメソッドと
して開始(合成)が、イベントとして印刷終了(合成)
が、属性として時間周期(合成)がそれぞれ定義されて
いる。合成部品の開始(合成)メソッドは部品「タイ
マ」の開始メソッドと結合されており、開始(合成)メ
ソッドにイベントが入力された場合には、部品「タイ
マ」の開始メソッドに、そのイベントが渡されることに
なる。また合成部品の印刷終了(合成)イベントは、部
品「プリンタ」の印刷終了イベントと結合されており、
部品「プリンタ」の印刷終了イベントが出力されると合
成部品から印刷終了(合成)イベントが出力されること
になる。さらに、合成部品の属性「時間周期(合成)」
は、部品「タイマ」の属性「時間周期」を参照する関係
が定義されており、所定のタイミングで部品「タイマ」
の属性「時間周期」を合成部品の属性「時間周期(合
成)」が参照し、属性値の設定が実行される。
【0058】以上のように、本発明に係る部品編集装置
によって複数の部品が合成された場合に、これらの合成
部品の動作の実行は、専用の実行装置を使用して行うこ
とになる。本発明において使用される部品は、非同期的
な動作を行うものであり、メソッドにイベントが入力さ
れた場合に、所定の処理作を行う。この場合、イベント
が発行される場合もある。あるいは、所定の呼出し関数
に応じて属性値を出力する。従って、これらの動作の整
理を行ない、合成部品全体として統一的な機能を実行さ
せるために、前述の実行装置は、部品が発行するイベン
トや呼出し関数を引き受けて、これを図3に示されたフ
ァイルに基づき結合関係にある他の部品のメソッドにイ
ベントを渡したり、部品の属性値を参照値として受け取
って、呼出し関数によって属性要求を出していた部品の
所定の属性に当該属性値を設定する等の動作を行なって
いる。
【0059】この実行装置の動作の様子を示す概念図が
図10に示される。図10において、3つの部品30が
結合されて合成部品が構成されており、これらから、実
行装置40に向けて所定のイベント、呼出し関数、属性
値が発行される。実行装置40では、これらのイベン
ト、呼出し関数、属性値を、図3に示されるファイルに
おいて定義された部品間の結合関係に基づいて、所定の
部品に配信(ディスパッチ)していく。これらのイベン
ト、呼出し関数、がディスパッチされた他の部品30に
おいては、これらに基づいて所定の動作を行い、イベン
ト、属性値を実行装置40に渡し、あるいは所定の属性
に属性値を設定したりする。なお、実行装置40におけ
るディスパッチのために、各部品毎にキュー(図示せ
ず)が用意されており、部品30から出力されたイベン
ト、属性値などは、これらのキューに一旦入れられ、そ
のキューから順次取り出されて所定の部品30にディス
パッチされていく。 以上のように、複数の部品30が
結合した合成部品においては、実行装置40を介して、
イベント、呼出し関数のディスパッチが行われるので、
部品相互においては非同期的に動作しながら、合成部品
全体として統一のある動作が可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の部品の結合及びその結合関係の変更を容易に実行
することができ、単純な機能の部品を組み合わせること
により、複雑な機能を実現できる合成部品をユーザが容
易に開発することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る部品編集装置の一実施形態の構
成のブロック図である。
【図2】 本発明において使用される部品のシンボルを
表す図である。
【図3】 本発明に係る部品編集装置において使用され
るデータファイルの例を示す図である。
【図4】 本発明に係る部品編集装置によってイベント
メソッド間結合を定義した様子を示す図である。
【図5】 本発明に係る部品編集装置によって引数付き
のイベントメソッド間結合を定義した様子を示す図であ
る。
【図6】 本発明に係る部品編集装置によって属性間結
合を定義した様子を示す図である。
【図7】 図4から図6の操作により形成された合成部
品を示す図である。
【図8】 図7に示される合成部品の具体例を示す図で
ある。
【図9】 図8に示された合成部品のデータファイルの
例を示す図である。
【図10】 本発明に係る部品編集装置によって編集さ
れた合成部品を動作させるための実行装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 部品定義手段、12 メソッド定義手段、14
イベント定義手段、16 属性定義手段、18 イベン
ト結合定義手段、20 属性間結合定義手段、22 編
集実行部、24 入力手段、26 表示手段、28 記
憶手段、30,30a,30b 部品、31 画面、3
2 台紙、40 実行装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イベントを発行する手段と、メソッドと
    しての所定の処理を実行する手段と、属性と、の少なく
    とも一つを有する複数のソフトウェア部品を、前記イベ
    ントメソッド間及び前記属性間の結合関係を定義するこ
    とにより結合させる部品編集装置であって、 表示手段と、 前記イベントメソッド間及び前記属性間の結合関係を入
    力する入力手段と、 前記部品、イベント、メソッド、属性の内容を定義する
    データと前記イベントメソッド間及び前記属性間の結合
    関係を定義するデータとを記憶する記憶手段と、 前記入力手段からの入力に基づき、前記イベントメソッ
    ド間及び前記属性間の結合関係を定義するデータを前記
    記憶手段に記憶させるとともに、前記表示手段にその画
    面上で、結合関係にある前記イベントと前記メソッドの
    シンボルの間に線を表示させ、前記イベントメソッド間
    及び前記属性間の結合関係によって結合された部品を新
    たな部品として前記記憶手段に記憶させる編集実行部
    と、 を備え、 前記編集実行部は、前記結合された複数の部品の各イベ
    ント、メソッド、属性と他の部品のイベント、メソッ
    ド、属性とをさらに結合させることができることを特徴
    とする部品編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の部品編集装置であって、 前記編集実行部は、前記部品の内容を定義するデータを
    前記記憶手段に記憶させるとともに前記部品のシンボル
    を前記表示手段の画面上に表示させる部品定義手段と、
    前記イベントと前記メソッドとの結合関係を定義するデ
    ータを前記記憶手段に記憶させるとともに結合関係にあ
    る前記メソッドと前記イベントのシンボル及びその間を
    結ぶ線を前記表示手段の画面上に表示させるイベント結
    合部と、前記属性間の結合関係を定義するデータを前記
    記憶手段に記憶させる属性結合部と、を含むことを特徴
    とする部品編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の部品編集装置において、
    前記イベント結合部は、前記結合された複数の部品のメ
    ソッドイベント間の結合関係を変更できることを特徴と
    する部品編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の部品編集
    装置において、前記属性結合部は前記結合された複数の
    部品の属性間の結合関係を変更できることを特徴とする
    部品編集装置。
  5. 【請求項5】 イベントを発行する手段と、メソッドと
    しての所定の処理を実行する手段と、属性と、の少なく
    とも一つを有する複数のソフトウェア部品を、前記イベ
    ントメソッド間及び前記属性間の結合関係を定義するこ
    とにより結合させ、結合された複数の部品をさらに新た
    な部品として他の部品とイベントメソッド間及び属性間
    の結合関係により結合させることを特徴とする部品編集
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014155A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Japan Radio Co Ltd ソフト部品実行制御装置
JP2002229783A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Corp ソフトウェア構築支援システム、その方法およびソフトウェア構築支援プログラム

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JP2002229783A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Corp ソフトウェア構築支援システム、その方法およびソフトウェア構築支援プログラム

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