JPH09221981A - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JPH09221981A
JPH09221981A JP5386296A JP5386296A JPH09221981A JP H09221981 A JPH09221981 A JP H09221981A JP 5386296 A JP5386296 A JP 5386296A JP 5386296 A JP5386296 A JP 5386296A JP H09221981 A JPH09221981 A JP H09221981A
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JP
Japan
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additive
injection nozzles
nozzles
soil
excavated
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JP5386296A
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Susumu Sarada
進 皿田
Mitsuo Shimizu
光雄 清水
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド掘進機において、掘削対象地盤へ添
加剤を噴射する複数の噴射ノズルには、地表からの深さ
に応じて異なった圧力が夫々作用するため、添加剤供給
手段により複数の噴射ノズルに共通のポンプで添加剤を
圧送すると、複数の噴射ノズルのうち圧力の低い上側に
位置する噴射ノズル程添加剤が噴射し易くなり、下側に
位置する噴射ノズルからは殆ど添加剤が噴射しない虞が
ある。 【解決手段】 2つの噴射ノズル5,6に夫々独立に添
加剤を圧送する2つのポンプ31,32と噴射口7に添
加剤を圧送するポンプ33を含む添加剤供給機構8を設
けることで、添加剤噴射ノズル5,6に作用する圧力差
によらず、添加剤噴射ノズル5,6から添加剤を確実に
噴射することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤をトンネル状
に掘り進むシールド掘進機に関し、特に、掘削土の改質
土への改質度を向上させるように、複数の添加剤噴射ノ
ズルに添加剤を供給する添加剤供給手段を改善したもの
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、地盤をトンネル状に掘り進むシール
ド掘進機は、筒状のシールドフレームと、シールドフレ
ームの先端部に回転可能に装着され複数のカッターを取
付けたカッタスポーク部材を有し、掘削土を分離装置で
水(泥水)と砂・礫とに分離した後、別々の搬送手段で
外部へ搬送するように構成した泥水式シールド掘進機が
主流であったが、分離装置や少なくとも2つの搬送手段
を設ける関係上製作コストが高くなること、土質変化に
よる適応が若干低いこと等から、最近では、製作コスト
を低減でき、あらゆる土質に対応できる泥土圧シールド
掘進機が主流になっている。
【0003】泥土圧シールド掘進機は、先端部分に掘削
土を収容可能なチャンバを有するシールドフレームと、
シールドフレームの先端部に回転可能に装着され複数の
カッタを取付けたカッタスポーク部材と、カッタスポー
ク部材の背面側に設けられた複数の攪拌羽根と、チャン
バ内の改質土を外部へ搬送する搬送手段を有し、掘削土
に添加剤を添加して掘削土を改質土へ改質し、その改質
土をチャンバからスクリューコンベア及びベルトコンベ
ア等の搬送手段を介して外部へ搬送するように構成され
ている。
【0004】即ち、泥土圧シールド掘進機においては、
掘削土を改質土へ改質しその改質土を外部へ搬送するよ
うに構成したので、前記分離装置を設ける必要がなく製
作コストを低減でき、あらゆる土質にも対応可能にな
る。そして、最近では、搬送効率及び掘削性能を向上さ
せるとともに、搬送の際の掘削土の砂・礫分の噴発を防
止する為に、掘削土の改質土への改質度を向上させる種
々の技術を採用した泥土圧シールド掘進機が実用に供さ
れている。
【0005】例えば、特公平7−16680号公報に
は、カッタスポーク部材で掘削した掘削土をチャンバ内
に収納した後、チャンバ内で掘削土に添加剤を添加・混
練して、掘削土を改質土に改質する技術が記載されてい
る。また、特開平3−158596号公報には、チャン
バ内で掘削土に添加剤を添加するとともに、カッタスポ
ーク部材に設けられた複数の噴射ノズルに共通の1台の
ポンプで添加剤を圧送し、カッタスポーク部材の前方へ
も添加剤を噴射することで、掘削土の改質土への改質度
を向上させる技術が記載されている。
【0006】例えば、図6、図7の従来のシールド掘進
機100において、シールドフレーム101の先端部に
回転可能に装着されたカッタスポーク部材102には、
複数のカッタ103を取付けた6つのスポーク103を
有し、これらスポーク103には、6つの噴射ノズル1
05〜107が、同径位置に配設された2つの噴射ノズ
ルを1組とし3組の噴射ノズルの回転半径を異ならせて
夫々配設されている。2つの噴射ノズル105において
は、位相を120度異ならせて共通のポンプ110によ
り添加剤が圧送され、2つの噴射ノズル106において
は、位相を180度異ならせ共通のポンプ111により
添加剤が圧送され、2つの噴射ノズル107において
は、位相を120度異ならせ共通のポンプ112により
添加剤が圧送されるように構成してある。尚、113
は、添加剤を収容しておく為のタンク、114は、ポン
プ110〜112を駆動制御する為の制御ユニットであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−1
58596号公報のシールド掘進機において、複数の噴
射ノズルには地表からの深さに応じた圧力が夫々作用す
るため、前記添加剤供給手段により複数の噴射ノズルに
共通のポンプで添加剤を圧送すると、複数の噴射ノズル
のうち圧力の低い上側に位置する噴射ノズル程添加剤が
噴射し易くなり、下側に位置する噴射ノズルからは殆ど
添加剤が噴射しない虞があり、全ての添加剤噴射ノズル
から添加剤を確実に噴射させることができないという問
題がある。
【0008】図6、図7のシールド掘進機100におい
ても、図6のカッタスポーク部材102の状態では、共
通のポンプ110に接続された2つの噴射ノズル105
を比べた場合、2つの噴射ノズル105のうち上側に位
置する噴射ノズル105に作用する圧力が下側に位置す
る噴射ノズル105に作用する圧力より低くなるため、
共通のポンプ110で圧送された添加剤は、上側に位置
する噴射ノズル105から噴射し易くなり、下側に位置
する噴射ノズル105から殆ど噴射しないという問題が
ある。2つの噴射ノズル106及び2つの噴射ノズル1
07も同様であり、特開平3−158596号公報のシ
ールド掘進機同様、全ての添加剤噴射ノズルから添加剤
を確実に噴射させることができない。即ち、掘削性能及
び掘削土の改質土への改質度を向上させることができな
い。
【0009】本発明の目的は、シールド掘進機におい
て、全ての添加剤噴射ノズルから添加剤を確実に噴射さ
せること、掘削性能を向上させること、掘削土の改質土
への改質度を向上させること、添加剤供給手段の製作コ
ストを低減可能にすること、等である。
【0010】請求項1のシールド掘進機は、先端部分に
掘削土を収容可能なチャンバを有するシールドフレーム
と、シールドフレームの先端部に回転可能に装着され複
数のカッタを取付けたカッタスポーク部材と、カッタス
ポーク部材の背面側に設けられた複数の攪拌羽根と、チ
ャンバ内の改質土を外部へ搬送する搬送手段とを備えた
シールド掘進機において、掘削土を改質する為の液状の
添加剤を掘削対象の地盤に噴射する複数の添加剤噴射ノ
ズルと、複数の添加剤噴射ノズルに夫々独立に添加剤を
圧送する複数のポンプを含む添加剤供給手段とを備えた
ものである。
【0011】即ち、カッタスポーク部材とともに複数の
添加剤噴射ノズルも回転し、地表からの深さに応じ複数
の添加剤噴射ノズルに作用する圧力も夫々異なるが、添
加剤供給手段において、複数の添加剤噴射ノズルに夫々
独立に添加剤を圧送する複数のポンプを設けたので、複
数の添加剤噴射ノズルに作用する圧力の差によらず、全
ての添加剤噴射ノズルから添加剤を確実に噴射させるこ
とができ、カッタスポーク部材の回転により掘削対象地
盤全体に添加剤が一様に噴射されるので、掘削性能及び
掘削土の改質土への改質度を向上させることができる。
【0012】請求項2のシールド掘進機は、先端部分に
掘削土を収容可能なチャンバを有するシールドフレーム
と、シールドフレームの先端部に回転可能に装着され複
数のカッタを取付けたカッタスポーク部材と、カッタス
ポーク部材の背面側に設けられた複数の攪拌羽根と、チ
ャンバ内の改質土を外部へ搬送する搬送手段とを備えた
シールド掘進機において、掘削土を改質する為の液状の
添加剤を掘削対象の地盤に噴射する複数の添加剤噴射ノ
ズルと、前記複数の添加剤噴射ノズルに添加剤を圧送す
る共通のポンプと、このポンプから複数の添加剤噴射ノ
ズルに所定の順序で順番に添加剤を供給するように添加
剤供給系を切換える切換え手段とを含む添加剤供給手段
とを備えたものである。
【0013】即ち、カッタスポーク部材とともに複数の
添加剤噴射ノズルも回転し、地表からの深さに応じ複数
の添加剤噴射ノズルに作用する圧力も夫々異なるが、添
加剤供給手段において、複数の添加剤噴射ノズルに添加
剤を圧送する共通のポンプと、このポンプから複数の添
加剤噴射ノズルに所定の順序で順番に添加剤を供給する
ように添加剤供給系を切換える切換え手段を設けたの
で、複数の添加剤噴射ノズルに作用する圧力の差によら
ず、全ての添加剤噴射ノズルから添加剤を確実に噴射さ
せることができ、カッタスポーク部材の回転により掘削
対象地盤全体に添加剤が一様に噴射されるので、掘削性
能及び掘削土の改質土への改質度を向上させることがで
きる。
【0014】請求項3のシールド掘進機は、請求項1の
発明において、複数の攪拌羽根の少なくとも1つに、前
記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口を設け、前記添
加剤供給手段は添加剤噴射口に添加剤を圧送する独立の
ポンプを備えたものである。即ち、チャンバ内におい
て、複数の添加剤噴射口から添加剤を掘削土に添加する
ので、掘削土の改質土への改質を一層向上させることが
できる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0015】請求項4のシールド掘進機は、請求項2の
発明において、前記複数の攪拌羽根の少なくとも1つ
に、前記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口を設け、
前記切換え手段は共通のポンプから複数の添加剤噴射ノ
ズルと添加剤噴射口に所定の順序で順番に添加剤を供給
するように構成されたものである。即ち、チャンバ内に
おいても、複数の添加剤噴射口から添加剤を掘削土に添
加して、掘削土の改質土への改質を一層向上させること
ができる。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本実施形態のシールド掘
進機は、粘土・シルト層、砂層、礫層、岩層等の土質に
対応でき、掘削土を改質土へ改質して外部へ搬送するよ
うに構成された泥土圧シールド掘進機に本発明を適用し
た場合の一例である。
【0017】図1、図2に示すように、泥土圧シールド
掘進機1(以下、シールド掘進機という)には、先端部
分に掘削土を収容可能なチャンバ15を有するシールド
フレーム2と、シールドフレーム2の先端部に回転可能
に装着され複数のカッタ23を取付けたカッタスポーク
部材3と、カッタスポーク部材3の背面側に設けられた
複数の攪拌羽根4と、掘削土を改質する為の液状の添加
剤を掘削対象の地盤Gに噴射する2つの添加剤噴射ノズ
ル5,6(以下、噴射ノズルという)と、攪拌羽根4に
設けられた添加剤噴射口7(以下、噴射口という)と、
2つの噴射ノズル5,6に夫々独立に添加剤を圧送する
2つのポンプ31,32と噴射口7に添加剤を圧送する
ポンプ33を含む添加剤供給機構8と、チャンバ15内
の改質土を外部へ搬送する搬送機構9とが設けられてい
る。
【0018】図示していないが、シールドフレーム2
は、地盤Gを屈曲状に掘進できるように屈曲可能な構造
であり、また、シールドフレーム2には、地盤Gに対し
てシールド掘削機1を前進させる為の前進機構が付設さ
れている。シールドフレーム2の先端部分内部には、仕
切り板10が固着されており、この仕切り板10に、カ
ッタスポーク部材3の回転軸13を回転自在に支持し且
つ回転駆動する駆動機(図示略)を付設した回転支持部
材14が固定され、カッタスポーク部材3と仕切り板1
0との間に、チャンバ15が形成されている。
【0019】カッタスポーク部材3は、前記回転軸13
に固着され外周側へ延びる6本のスポーク20と、6本
のスポーク20の外周側端部が固着されたリング部21
と、リング部21と6本のスポーク20間に形成された
開口22とからなり、6本のスポーク20に複数のカッ
タ23が夫々取付けられている。前記添加剤を掘削対象
の地盤Gに噴射する噴射ノズル5,6は、6本のスポー
ク20のうち2本のスポーク25,26に夫々設けられ
ており、噴射ノズル5はスポーク25の外周部付近に配
設され、噴射ノズル6はスポーク26の長さ方向中心付
近に配設されている。カッタスポーク部材3の背面側に
設けられた複数の攪拌羽根4は、チャンバ15内の掘削
土を攪拌する為のものであり、前記噴射口7は、複数の
攪拌羽根4のうち1つの攪拌羽根4に設けられている。
【0020】添加剤供給機構8について説明する。2つ
の噴射ノズル5,6と噴射口7に添加剤を供給する添加
剤供給機構8は、添加剤を収容するタンク30と、添加
剤を噴射ノズル5に圧送する為のポンプ31と、添加剤
を噴射ノズル6に圧送する為のポンプ32と、添加剤を
噴射口7に圧送する為のポンプ33と、3つのポンプ3
1〜33を夫々駆動制御する制御ユニット34等で構成
されている。ポンプ31〜33は供給通路31a〜33
aにより噴射ノズル5,6と噴射口7に夫々接続されて
おり、供給通路31a〜33aの途中部には、スイベル
ジョイント(図示略)が夫々介装されている。チャンバ
15内の改質土を外部へ搬送する搬送機構9は、一端部
がチャンバ15下端部分に臨むスクリューコンベア3
5、ベルトコンベア等で構成されている。
【0021】シールド掘進機1の作用について説明す
る。カッタスポーク部材3とともに2つの噴射ノズル
5,6も回転し、噴射ノズル5,6の位置により噴射ノ
ズル5,6に作用する圧力も夫々異なるが、添加剤供給
機構8において、2つの噴射ノズル5,6に夫々独立に
添加剤を圧送する2つのポンプ31,32を設けたの
で、噴射ノズル5,6に作用する圧力の差によらず、2
つの噴射ノズル5,6から添加剤を確実に噴射すること
ができる。また、チャンバ15内においては、収容され
た掘削土に噴射口7から添加剤が噴射されつつ、攪拌羽
根4により掘削土と添加剤が攪拌される。
【0022】即ち、添加剤噴射ノズル5,6に夫々独立
に添加剤を圧送するポンプ31,32を含む添加剤供給
機構8を設けることで、カッタスポーク3の回転により
掘削対象地盤Gに添加剤を一様に噴射し付着させること
ができるので、カッタスポーク部材3で掘削対象地盤G
を掘削し易くなり、シールド掘削機1の掘削性能を向上
させることができる。更に、チャンバ15内においても
掘削土に噴射口7から添加剤を噴射するように構成した
ので、掘削土の改質土への改質度を著しく向上すること
ができる。
【0023】その結果、図3に示すように、従来のシー
ルド掘進機100(図6、図7参照)と比べると、チャ
ンバの奥行きを長くすると掘削土の改質度が向上する掘
削土改質ゾーンを拡大することができるとともに、従来
のシールド掘進機100ではチャンバの奥行きを長くし
ても、掘削土を約85%しか改質土へ改質できなかった
が、本実施形態のシールド掘進機1においては、チャン
バ15の奥行きを適正長さに設定すると、掘削土を略1
00%改質土に改質することが可能になる。
【0024】次に、前記シールド掘進機1を部分的に変
更した別実施形態のシールド掘削機1Aについて説明す
る。但し、前記実施形態と同一のものには同一の符号を
付しその説明は省略する。図4に示すように、シールド
掘進機1Aの添加剤供給機構8Aは、添加剤を収容する
タンク40と、タンク40内の添加剤を2つ噴射ノズル
5,6及び噴射口7に圧送する為の共通のポンプ41
と、バルブユニット42(切換え手段に相当する)と、
ポンプ41とバルブユニット42とを駆動制御する制御
ユニット43等で構成されている。
【0025】図5に示すように、バルブユニット42に
は3つのバルブ45と、各バルブ45を開閉可能な3つ
のアクチュエータ46が設けられている。ポンプ41は
供給通路41aでバルブユニット42の3つのバルブ4
5へ接続され、これら3つのバルブ45が、添加剤供給
通路42a〜42cにより、噴射ノズル5,6及び噴射
口7に夫々接続されている。即ち、制御ユニット43に
より、アクチュエータ46を駆動制御し、3つのバルブ
45を所定のタイミングにて開閉することで、噴射ノズ
ル5,6と噴射口7に所定の順序で順番に添加剤を圧送
するよう構成してある。
【0026】即ち、このシールド掘進機1Aによれば、
添加剤供給機構8Aにおいて、ポンプ41とバルブユニ
ット42を設け、噴射ノズル5,6と噴射口7に所定の
順序で順番に添加剤を圧送するよう構成したので、地表
からの深さに応じ噴射ノズル5,6に作用する圧力も夫
々異なるが、2つの噴射ノズル5,6から添加剤を確実
に噴射させることができ、前記実施形態と略同様の作用
・効果を得ることができる。また、共通のポンプ41で
2つの噴射ノズル5,6と噴射口7に添加剤を圧送する
ので、前記実施形態に比べると、噴射ノズルと噴射口の
数のポンプを設けなくてよいので、添加剤供給機構8A
の製作コストを低減するこができる。
【0027】前記実施形態の変更態様について説明する
と、カッタスポーク部材3に噴射ノズルを3つ以上設け
てもよいし、複数の攪拌羽根に、複数の噴射口を設けて
もよい。その際、メイン実施形態に適用する場合には、
添加剤供給機構8において、複数の噴射ノズルと噴射口
に夫々独立に添加剤を圧送する複数のポンプを設け、別
実施形態に適用する場合には、添加剤供給機構8Aにお
いて、噴射ノズルと噴射口の数のバルブを有するバルブ
ユニットを設け、前記複数のバルブと複数の噴射ノズル
と噴射口とを夫々接続し、制御ユニットでバルブユニッ
トを駆動制御し、複数の噴射ノズル及び噴射口に所定の
順序で順番に添加剤を供給するように構成すればよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1のシールド掘進機によれば、掘
削土を改質する為の液状の添加剤を掘削対象の地盤に噴
射する複数の添加剤噴射ノズルと、複数の添加剤噴射ノ
ズルに夫々独立に添加剤を圧送する複数のポンプを含む
添加剤供給手段とを備えたので、複数の噴射ノズルには
地表からの深さに応じ異なった圧力が夫々作用するが、
添加剤供給手段により、全ての添加剤噴射ノズルから添
加剤を確実に噴射させることができ、カッタスポーク部
材の回転により掘削対象地盤全体に添加剤が一様に噴射
されるので、掘削性能及び掘削土の改質土への改質度を
向上させることができる。
【0029】請求項2のシールド掘進機によれば、掘削
土を改質する為の液状の添加剤を掘削対象の地盤に噴射
する複数の添加剤噴射ノズルと、前記複数の添加剤噴射
ノズルに添加剤を圧送する共通のポンプと、このポンプ
から複数の添加剤噴射ノズルに所定の順序で順番に添加
剤を供給するように添加剤供給系を切換える切換え手段
とを含む添加剤供給手段とを備えたので、複数の噴射ノ
ズルには地表からの深さに応じ異なった圧力が夫々作用
するが、共通のポンプと切換え手段とを含む添加剤供給
手段により、全ての添加剤噴射ノズルから添加剤を確実
に噴射させることができ、カッタスポーク部材の回転に
より掘削対象地盤全体に添加剤が一様に噴射されるの
で、掘削性能及び掘削土の改質土への改質度を向上させ
ることができる。また、複数の添加剤噴射ノズルに共通
のポンプで添加剤を圧送するように構成したので、添加
剤供給手段の製作コストを低減するこができる。
【0030】請求項3のシールド掘進機によれば、請求
項1と同様の効果を奏するが、複数の攪拌羽根の少なく
とも1つに、前記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口
を設け、前記添加剤供給手段は添加剤噴射口に添加剤を
圧送する独立のポンプを備えたので、チャンバ内におい
ても、複数の添加剤噴射口から添加剤を掘削土に添加
し、掘削土の改質土への改質を一層向上させることがで
きる。
【0031】請求項4のシールド掘進機は、請求項2と
同様の効果を奏するが、前記複数の攪拌羽根の少なくと
も1つに、前記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口を
設け、前記切換え手段は共通のポンプから複数の添加剤
噴射ノズルと添加剤噴射口に所定の順序で順番に添加剤
を供給するように構成されたので、チャンバ内において
も、複数の添加剤噴射口から添加剤を掘削土に添加し、
掘削土の改質土への改質を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシールド掘進機の正面
図である。
【図2】シールド掘進機の縦断面図である。
【図3】チャンバの奥行きを変数とした掘削土の改質度
を示す説明図である。
【図4】別実施形態に係るシールド掘進機の縦断面図で
ある。
【図5】バルブユニットの構成図である。
【図6】従来のシールド掘進機の正面図である。
【図7】従来のシールド掘進機の縦断面図である。
【符号の説明】
G 地盤 1,1A シールド掘進機 2 シールドフレーム 3 カッタスポーク部材 4 攪拌羽根 5,6 添加剤噴射ノズル 7 添加剤噴射口 8,8A 添加剤供給機構 9 搬送機構 15 チャンバ 23 カッタ 31〜33,41 ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部分に掘削土を収容可能なチャンバ
    を有するシールドフレームと、シールドフレームの先端
    部に回転可能に装着され複数のカッタを取付けたカッタ
    スポーク部材と、カッタスポーク部材の背面側に設けら
    れた複数の攪拌羽根と、チャンバ内の改質土を外部へ搬
    送する搬送手段とを備えたシールド掘進機において、 掘削土を改質する為の液状の添加剤を掘削対象の地盤に
    噴射する複数の添加剤噴射ノズルと、 前記複数の添加剤噴射ノズルに夫々独立に添加剤を圧送
    する複数のポンプを含む添加剤供給手段と、 を備えたことを特徴とするシールド掘進機。
  2. 【請求項2】 先端部分に掘削土を収容可能なチャンバ
    を有するシールドフレームと、シールドフレームの先端
    部に回転可能に装着され複数のカッタを取付けたカッタ
    スポーク部材と、カッタスポーク部材の背面側に設けら
    れた複数の攪拌羽根と、チャンバ内の改質土を外部へ搬
    送する搬送手段とを備えたシールド掘進機において、 掘削土を改質する為の液状の添加剤を掘削対象の地盤に
    噴射する複数の添加剤噴射ノズルと、 前記複数の添加剤噴射ノズルに添加剤を圧送する共通の
    ポンプと、このポンプから複数の添加剤噴射ノズルに所
    定の順序で順番に添加剤を供給するように添加剤供給系
    を切換える切換え手段とを含む添加剤供給手段と、 を備えたことを特徴とするシールド掘進機。
  3. 【請求項3】 前記複数の攪拌羽根の少なくとも1つ
    に、前記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口を設け、
    前記添加剤供給手段は添加剤噴射口に添加剤を圧送する
    独立のポンプを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のシールド掘進機。
  4. 【請求項4】 前記複数の攪拌羽根の少なくとも1つ
    に、前記添加剤を噴射する複数の添加剤噴射口を設け、
    前記切換え手段は共通のポンプから複数の添加剤噴射ノ
    ズルと添加剤噴射口に所定の順序で順番に添加剤を供給
    するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載
    のシールド掘進機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020193437A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 日立造船株式会社 シールド掘進機

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JP2020193437A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 日立造船株式会社 シールド掘進機

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