JP2004092140A - トンネル掘削機 - Google Patents

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Masahiko Sugiyama
杉山 雅彦
Yasuyuki Hayakawa
早川 康之
Kunihiro Nagamori
永森 邦博
Takashi Kobayashi
小林 孝志
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】トンネル掘削機において、カッタヘッドに形成された土砂取込開口の閉塞を防止してトンネル掘削作業の安定化を図る。
【解決手段】カッタヘッド17の土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の径方向中心部側端部に、多数の水噴射孔42を有する噴射部材41を固定する一方、掘削機本体11に水噴射ポンプ43を配設し、水噴射ポンプ43と各噴射部材41とを第1給水管44及び第2給水管45により連結する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘削機やトンネルボーリングマシンなどのトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シールド掘削機は、円筒形状をなす掘削機本体の前部に円盤形状をなすカッタヘッドが駆動回転可能に装着され、このカッタヘッドにはカッタビットが多数取付けられる一方、後部には掘削機本体を前進させる多数のシールドジャッキが装着されると共に、既設トンネルの内壁面にセグメントを組み付けるエレクタ装置が装着されて構成されている。従って、カッタヘッドを回転させながらシールドジャッキを伸長させると、既設セグメントからの掘削反力を得て掘削機本体が前進し、各カッタビットが前方の地盤を掘削し、トンネルを形成することができる。
【0003】
このようなトンネル掘削作業にて、カッタヘッドが地盤を掘削して発生した土砂は、このカッタヘッドに形成された複数の開口を通して掘削機本体の前部に形成されたチャンバに取り込まれる。そして、チャンバに取り込まれた土砂は、スクリューコンベヤやベルトコンベヤ、あるいは送泥管などにより地上まで搬送されて処理されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
トンネル掘削作業では、前述したように、回転するカッタヘッドを切羽に押し付けることで地盤を掘削し、掘削土砂を複数の開口を通してチャンバに取り込んでスクリューコンベヤなどにより外部に排出している。この場合、開口はカッタヘッドの径方向に沿って形成されると共に、この開口の長手方向に沿ってカッタビットが固定されている。そして、カッタヘッドは中心部に対して外周部側の周速が速いので、掘削土砂はカッタヘッドの外周部側から中心部側に流動する間に複数の開口からチャンバに取り込まれる。そのため、カッタヘッドの中心部側に流動した掘削土砂が、この開口におけるカッタヘッドの中心側に付着してしまう。また、地盤が粘土質であると、掘削土砂が開口に沿って設けられた各カッタビットの間にも付着してしまう。このように掘削土砂が開口の端部やカッタビットの周辺に付着すると、この開口の一部を閉塞して掘削土砂を適正にチャンバに取り込むことができず、トンネル掘削効率が低下してしまうという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するものであって、カッタヘッドに形成された土砂取込開口の閉塞を防止してトンネル掘削作業の安定化を図ったトンネル掘削機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に駆動回転可能に装着されて土砂取込開口を有するカッタヘッドと、前記掘削機本体の前部に設けられて前記カッタヘッドが掘削した土砂を前記土砂取込開口を通して取り込むチャンバと、該チャンバ内の土砂を後方に排出する土砂排出手段と、前記土砂取込開口に付着した土砂を除去する土砂除去手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明のトンネル掘削機では、前記土砂除去手段は、前記土砂取込開口に対して水を噴射する水噴射手段であることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明のトンネル掘削機では、前記水噴射手段は、表面に多数の水噴射孔が形成されたする噴射部材であることを特徴としている。
【0009】
請求項4の発明のトンネル掘削機では、前記水噴射手段は、所定角度範囲に水を噴射する噴射ノズルであることを特徴としている。
【0010】
請求項5の発明のトンネル掘削機では、前記土砂取込開口は前記カッタヘッドの径方向に沿って形成され、前記土砂除去手段は該土砂取込開口における径方向中心側端部に装着されたことを特徴としている。
【0011】
請求項6の発明のトンネル掘削機では、前記土砂取込開口は前記カッタヘッドの径方向に沿って形成されると共に、該土砂取込開口の側部に沿って複数のカッタビットが取付けられ、前記土砂除去手段は該複数のカッタビットに対応して装着されたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1に本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の正面視、図2にトンネル掘削機の概略断面を示す。
【0014】
本実施形態のトンネル掘削機において、図1及び図2に示すように、掘削機本体11は円筒形状をなす前胴12と後胴13とが球面軸受14によって屈曲自在に連結され、複数の中折れジャッキ15によって屈曲可能となっている。この掘削機本体11の前胴12の前部には軸受16によってカッタヘッド17が回転自在に装着されている。このカッタヘッド17は、中心部18から放射状に位置する複数のカッタスポーク19と、その間に取付けられた複数の面板20とを有し、各カッタスポーク19の両側に土砂取込開口21が形成されている。そして、各カッタスポーク19の前面に多数の先行ビット22が直列に固定されると共に、その両側に土砂取込開口21に臨むように多数のカッタビット23が直列に固定されている。
【0015】
一方、このカッタヘッド17の後部にはリングギア24が固定される一方、前胴12には複数の旋回モータ25が装着されており、各旋回モータ25の駆動ギア26がこのリングギア24に噛み合っている。従って、旋回モータ25を駆動して駆動ギア26を回転駆動すると、リングギア24を介してカッタヘッド17を回転することができる。
【0016】
また、前胴12にはカッタヘッド17の後方に位置してバルクヘッド27が取付けられており、カッタヘッド17とこのバルクヘッド27との間にチャンバ28が形成されている。そして、このチャンバ28にはカッタヘッド17に形成された複数の土砂取込開口21が連通すると共に、一端がトンネル掘削機の外部に延設された送泥管29及び排泥管30の他端が開口しており、排泥管30の開口部分の近傍には掘削土砂と泥水とを攪拌、混合するアジテータ31が装着されている。
【0017】
更に、掘削機本体11の後胴13の前部にはシールドジャッキ32が周方向に沿って複数並設されており、このシールドジャッキ32が掘進方向後方に伸長し、スプレッダを掘削したトンネル内周面に構築された既設セグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進することができる。また、この後胴13には支持部材33によって旋回リング34が旋回自在で、駆動モータ35により旋回可能となっており、この旋回リング34にセグメントSを組立てるエレクタ装置36が装着されている。
【0018】
ところで、トンネル掘削機は、駆動回転するカッタヘッド17を切羽に押し付けることで地盤を掘削し、この掘削土砂を各土砂取込開口21からチャンバ28に取り込んで排泥管30により外部に排出する。ところが、カッタヘッド17は中心部に対して外周部側の周速が速いので、掘削土砂はカッタヘッド17の外周部側から中心部側に流動する間に土砂取込開口21からチャンバ28に取り込まれることとなり、掘削土砂が土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の中心側端部に付着しやすく、土砂取込開口21の閉塞による土砂排出効率の低下を招いてししまう。
【0019】
そこで、本実施形態では、カッタヘッド17にこの土砂取込開口21に付着した土砂を除去する土砂除去手段としての水噴射手段を土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の中心側端部に設けている。
【0020】
即ち、土砂取込開口21はカッタスポーク19の両側でカッタヘッド17の径方向に沿って形成されており、チャンバ28への土砂取込性を考慮して、カッタヘッド17の中心側端部が鋭角となるような形状となっている。水噴射手段としての噴射部材41は中空の三角柱形状をなし、表面、つまり、前面と側面の後面にそれぞれ多数の水噴射孔42が形成されている。そして、この多数の水噴射孔42を有する噴射部材41が各土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の中心側端部に位置するように、カッタスポーク19に対向する面板20の端面に固定されている。この場合、噴射部材41は、チャンバ28への土砂取込性を考慮して、カッタヘッド17(面板20)の後側に位置している。
【0021】
一方、掘削機本体11内には水噴射ポンプ43が設けられており、カッタヘッド17側に配管された各噴射部材41からの第1給水管44と、掘削機本体11側に配管された水噴射ポンプ43からの第2給水管45とがロータリジョイント46を介して連結されている。そして、第2給水管45には操作弁47が設けられており、図示しない操作制御装置は水噴射ポンプ43を駆動制御可能であると共に、この操作弁47を開閉操作可能となっている。
【0022】
従って、水噴射ポンプ43を駆動して操作弁47を開放すると、水が第2給水管45及び第1給水管44を通して各噴射部材41に供給されることとなり、噴射部材41の複数の水噴射孔42から土砂取込開口21の端部に水が噴射されるため、この周辺に付着した土砂を除去することができる。
【0023】
ここで、このように構成された本実施形態のトンネル掘削機によるトンネル掘削作業について説明する。
【0024】
トンネルを掘削形成するには、旋回モータ25によってカッタヘッド17を回転させながら、複数のシールドジャッキ32を伸長して既設セグメントSへの押し付け反力によって掘削機本体11を前進させ、カッタヘッド17に取付けられた多数の先行ビット22及びカッタビット23により前方の地盤を掘削する。そして、カッタヘッド17が掘削した土砂は各土砂取込開口21からチャンバ28内に取り込まれ、送泥管29からの送水と共にアジテータ31により攪拌され、泥水となって排泥管30により地上まで搬送されて処理される。一方、エレクタ装置36は既設トンネル内に搬入されたセグメントSをリング状に組み立てていく。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを構築する。
【0025】
このようなトンネル掘削作業時に、カッタヘッド17により掘削土砂はこのカッタヘッド17の外周部側から中心部側に流動しながら、土砂取込開口21を通してチャンバ28に取り込まれており、また、掘削土砂が粘土質である場合には、この土砂が土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の中心側端部に付着しやすく、土砂取込開口21の閉塞の原因となってしまう。
【0026】
そこで、定期的に土砂取込開口21の中心側端部の周辺に水噴射して付着した土砂を除去している。即ち、上述の作業により所定長さのトンネルを掘削すると、制御装置は水噴射ポンプ43を駆動して操作弁47を開放し、第2給水管45及び第1給水管44を通して各噴射部材41に水を供給する。すると、各噴射部材41の複数の水噴射孔42から各土砂取込開口21の端部の周辺に高圧の水が噴射されるたこととなり、この周辺に付着した土砂を除去することができる。従って、カッタヘッド17が掘削した土砂はこの土砂取込開口21を通してチャンバ28に確実に取り込まれることとなり、掘削土砂の排出作業を適正に実施できる。
【0027】
この場合、所定長さのトンネルを掘削するごとに、土砂取込開口21の周辺に対する水噴射を行って付着土砂を除去したが、所定期間(自動的に)ごとに水噴射を行ったり、常時行ってもよい。また、土砂取込開口21への付着土砂の有無をセンサにより検出し、付着土砂があるときに水噴射を行うようにしてもよい。例えば、カメラによる視認、チャンバ28での土圧または土砂の流速、排泥管30による排土量などから土砂取込開口21への付着土砂の有無を推定してもよい。更に、噴射部材41からの水噴射時期は、カッタヘッド17の回転中であっても、停止時であってもよい。
【0028】
このように第1実施形態のトンネル掘削機にあっては、カッタヘッド17の土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の径方向中心部側端部に、多数の水噴射孔42を有する噴射部材41を固定する一方、掘削機本体11に水噴射ポンプ43を配設し、水噴射ポンプ43と各噴射部材41とを第1給水管44及び第2給水管45により連結されている。
【0029】
従って、必要時に水噴射ポンプ43を駆動して第2給水管45及び第1給水管44を通して各噴射部材41に水を供給すると、各噴射部材41の複数の水噴射孔42から各土砂取込開口21の端部周辺に水を噴射し、この周辺に付着した土砂を除去することができ、カッタヘッド17が掘削した土砂をこの土砂取込開口21を通してチャンバ28に確実に取り込むことができ、掘削土砂の排出作業を適正に実施することができる。
【0030】
図3に本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機の正面視、図4に図3のIV−IV断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0031】
本実施形態のトンネル掘削機において、図3及び図4に示すように、図示しない掘削機本体の前部にはカッタヘッド51が駆動回転可能に装着されており、このカッタヘッド51は、放射状に位置する複数のカッタスポーク52と、その間に取付けられた複数の面板53とを有し、カッタスポーク52の両側に土砂取込開口54が形成されている。そして、各カッタスポーク52の中央に複数のディスクカッタ55が装着されると共に、その両側に土砂取込開口54に臨むように多数のカッタビット56が直列に固定されている。
【0032】
土砂除去手段並びに水噴射手段としての噴射ノズル57は所定角度範囲に高圧の水を噴射可能であって、各土砂取込開口54におけるカッタヘッド51の中心側に位置するように、カッタスポーク52及びカッタビット56に対向するカッタスポーク52あるいは面板53の端面に固定されている。この場合、噴射ノズル57は、付着土砂を効率よく除去できるように、カッタスポーク52あるいは面板53における前後方向中間部に位置している。そして、各噴射ノズル57には電磁弁58を有する給水管59が連結され、この給水管58はカッタヘッド51内を通って掘削機本体内に配管され、図示しない水噴射ポンプに連結されている。
【0033】
従って、トンネル掘削作業中に所定長さのトンネルを掘削すると、水噴射ポンプを駆動して電磁弁58を開放すると、水が給水管59を通して各噴射ノズル57に供給されることとなり、この噴射ノズル57から土砂取込開口21の中心側端部に向けて水が噴射されるため、この周辺に付着した土砂を除去することができる。この場合、噴射ノズル57から所定角度範囲に噴射される高圧水は、土砂取込開口21の端部に臨むカッタビット56の周辺にも行き渡ることとなり、この隣接するカッタビット56同志の間やカッタビット56自体に付着した土砂も除去することができる。
【0034】
このように第2実施形態のトンネル掘削機にあっては、カッタヘッド51の土砂取込開口54におけるカッタヘッド51の径方向中心部側端部に、カッタスポーク52の側部に高圧水を噴射可能な噴射ノズル57を固定している。従って、必要時に水噴射ポンプを駆動して給水管を通して各噴射ノズル57に水を供給すると、この噴射ノズル57から各土砂取込開口54の端部やカッタビット56の間に水を噴射し、ここに付着した土砂を除去することができ、カッタヘッド51が掘削した土砂をこの土砂取込開口54を通して確実にチャンバに取り込むことができ、掘削土砂の排出作業を適正に実施することができる。
【0035】
なお、上述した実施形態において、本発明の土砂除去手段並びに水噴射手段としての噴射部材41、噴射ノズル51を土砂取込開口21,54におけるカッタヘッド17,51の径方向中心側端部に装着したが、その装着位置は土砂取込開口21,54の形状によるものであり、土砂取込開口21,54にて土砂が付着して閉塞しやすい位置に装着すればよいものであり、土砂取込開口21,54におけるカッタヘッド17,51の径方向外周側や中間部に装着してもよい。
【0036】
また、第1実施形態にて、噴射部材41を土砂取込開口21におけるカッタヘッド17の径方向中心側端部に装着し、第2実施形態にて、噴射ノズル51を土砂取込開口54におけるカッタヘッド51の径方向中心側端部に装着したが、土砂取込開口に対応して噴射部材41と噴射ノズル51とを両方設けてもよい。
更に、土砂除去手段を噴射部材41、噴射ノズル51に限らず、高圧エアを噴射する噴射ノズルや洗浄ブラシなどであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、筒状をなす掘削機本体を推進ジャッキにより前進可能とし、この掘削機本体の前部に土砂取込開口を有するカッタヘッドを駆動回転可能に装着し、カッタヘッドが掘削した土砂を土砂取込開口を通して取り込むチャンバを設けると共に、チャンバ内の土砂を後方に排出する土砂排出手段を設け、土砂取込開口に付着した土砂を除去する土砂除去手段を設けたので、必要時にこの土砂除去手段を作動して土砂取込開口の周辺に付着した土砂を除去して閉塞を防止することができ、カッタヘッドが掘削した土砂をこの土砂取込開口を通してチャンバに確実に取り込むことができ、掘削土砂の排出作業を適正に実施することで、トンネル掘削作業の安定化を図ることができる。
【0038】
請求項2の発明のトンネル掘削機によれば、土砂除去手段を土砂取込開口に対して水を噴射する水噴射手段としたので、機内への供給が容易な水を水噴射手段を用いて土砂取込開口の周辺に噴射し、この周辺に付着した土砂を除去することができ、簡単な方法で土砂取込開口の閉塞を防止することができる。
【0039】
請求項3の発明のトンネル掘削機によれば、水噴射手段を表面に多数の水噴射孔が形成されたする噴射部材としたので、水の噴射方向を限定することなく、大きな範囲で土砂取込開口の周辺に付着した土砂を除去することができる。
【0040】
請求項4の発明のトンネル掘削機によれば、水噴射手段を所定角度範囲に水を噴射する噴射ノズルとしたので、水の噴射方向を所定角度範囲に限定することで、土砂取込開口の周辺に付着した土砂を確実に除去することができる。
【0041】
請求項5の発明のトンネル掘削機によれば、土砂取込開口をカッタヘッドの径方向に沿って形成し、土砂除去手段を土砂取込開口における径方向中心側端部に装着したので、掘削土砂が付着しやすい土砂取込開口の端部の閉塞を確実に防止することができる。
【0042】
請求項6の発明のトンネル掘削機によれば、土砂取込開口をカッタヘッドの径方向に沿って形成すると共に、土砂取込開口の側部に沿って複数のカッタビットを取付け、土砂除去手段を複数のカッタビットに対応して装着したので、掘削土砂が付着しやすいカッタビットの間の土砂を適正に除去することで、土砂取込開口の閉塞を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機の正面図である。
【図2】第1実施形態のトンネル掘削機の概略断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機の正面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体
17,51 カッタヘッド
19,52 カッタスポーク
20,53 面板
21,54 土砂取込開口
23,56 カッタビット
25 旋回モータ
28 チャンバ
30 排泥管(土砂排出手段)
32 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
36 エレクタ装置
41 噴射部材(土砂除去手段、水噴射手段)
42 水噴射孔
43 水噴射ポンプ
44,45 給水管
57 噴射ノズル(土砂除去手段、水噴射手段)
59 給水管

Claims (6)

  1. 筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に駆動回転可能に装着されて土砂取込開口を有するカッタヘッドと、前記掘削機本体の前部に設けられて前記カッタヘッドが掘削した土砂を前記土砂取込開口を通して取り込むチャンバと、該チャンバ内の土砂を後方に排出する土砂排出手段と、前記土砂取込開口に付着した土砂を除去する土砂除去手段とを具えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 請求項1において、前記土砂除去手段は、前記土砂取込開口に対して水を噴射する水噴射手段であることを特徴とするトンネル掘削機。
  3. 請求項2において、前記水噴射手段は、表面に多数の水噴射孔が形成されたする噴射部材であることを特徴とするトンネル掘削機。
  4. 請求項2において、前記水噴射手段は、所定角度範囲に水を噴射する噴射ノズルであることを特徴とするトンネル掘削機。
  5. 請求項1において、前記土砂取込開口は前記カッタヘッドの径方向に沿って形成され、前記土砂除去手段は該土砂取込開口における径方向中心側端部に装着されたことを特徴とするトンネル掘削機。
  6. 請求項1において、前記土砂取込開口は前記カッタヘッドの径方向に沿って形成されると共に、該土砂取込開口の側部に沿って複数のカッタビットが取付けられ、前記土砂除去手段は該複数のカッタビットに対応して装着されたことを特徴とするトンネル掘削機。
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