JP2006348639A - 掘進機 - Google Patents
掘進機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006348639A JP2006348639A JP2005177493A JP2005177493A JP2006348639A JP 2006348639 A JP2006348639 A JP 2006348639A JP 2005177493 A JP2005177493 A JP 2005177493A JP 2005177493 A JP2005177493 A JP 2005177493A JP 2006348639 A JP2006348639 A JP 2006348639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- pressure air
- cutter
- excavator
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
【課題】 粘着力の高い地盤でも地山土粒子の付着を防止して低負荷で能率良く掘進させる。
【解決手段】 カッター3と機体前面の隔壁2aとの間にスキンプレート2で囲まれたチャンバー2bを備え、機体前面のカッター3を回動させて地盤Gを掘削し、掘削土砂Gaをチャンバー2bに取り込んで機体前面の排土口5から排土管6に送り込んで後方へ排出する掘進機1において、前記チャンバー2b内に高圧空気をカッター3側からチャンバー2bへ向けて後向きに噴射する噴射口7をアーム3aに設け、噴射した高圧空気で掘削土砂Gaをチャンバー2b内で流動性を高めて排土管6へ送り込んで排出できるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】 カッター3と機体前面の隔壁2aとの間にスキンプレート2で囲まれたチャンバー2bを備え、機体前面のカッター3を回動させて地盤Gを掘削し、掘削土砂Gaをチャンバー2bに取り込んで機体前面の排土口5から排土管6に送り込んで後方へ排出する掘進機1において、前記チャンバー2b内に高圧空気をカッター3側からチャンバー2bへ向けて後向きに噴射する噴射口7をアーム3aに設け、噴射した高圧空気で掘削土砂Gaをチャンバー2b内で流動性を高めて排土管6へ送り込んで排出できるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、粘着力の高い地盤を掘削する掘進機に関する。
従来、粘着力の高い地盤の掘進においては、掘進機のカッターに粘土粒子等が付着して閉塞や供回りが発生し、定格トルクをオーバーしてモーターの温度上昇を招いていた。また、そのような粘着力の高い土質の掘進においては、多量の泥水を注入して洗い流すか、付着防止材や界面活性剤を注入することで解決を図ってきた。そのような作業では、掘進機の推進を一時停止させ、空回りを行いながら付着防止剤、界面活性剤、高圧水等を注入してチャンバー内の洗浄を行ってきた。その結果、液性の材料を多量に注入することで掘進部の地山の崩壊を招き地盤沈下が発生していた。また、含水比の高い汚泥の排出量が増加し、環境負荷が大きかった。
特開2004−360179号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、粘着力の高い地盤でも地山の付着防止を図り、低負荷で能率良く掘進できる掘進機を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) カッターと機体前面の隔壁との間にスキンプレートで囲まれたチャンバーを備え、機体前面のカッターを回動させて地盤を掘削し、掘削土砂をチャンバーに取り込んで機体前面の排土口から排土管に送り込んで後方へ排出する掘進機において、前記チャンバー内に高圧空気をカッター側からチャンバーへ向けて後向きに噴射する噴射手段を設け、噴射した高圧空気で掘削土砂をチャンバー内で流動性を高めて排土管へ送り込んで排出できるようにしたことを特徴とする、掘進機
2) カッターが機体中心に回転する複数のアームに取り付けられたもので、同アームの背面に高圧空気の噴射口を設け、アームを回転させながら高圧空気を噴射してチャンバー内全域の掘削土砂の流動性を高めるようにした、前記1)記載の掘進機
3) 機体前面の隔壁に高圧空気の噴射口を設け、噴射した高圧空気でカッターの回転部及びスキンプレートの内面に付着した掘削土砂の粘土粒子を除去できるようにした、前記1)又は2)記載の掘進機
にある。
1) カッターと機体前面の隔壁との間にスキンプレートで囲まれたチャンバーを備え、機体前面のカッターを回動させて地盤を掘削し、掘削土砂をチャンバーに取り込んで機体前面の排土口から排土管に送り込んで後方へ排出する掘進機において、前記チャンバー内に高圧空気をカッター側からチャンバーへ向けて後向きに噴射する噴射手段を設け、噴射した高圧空気で掘削土砂をチャンバー内で流動性を高めて排土管へ送り込んで排出できるようにしたことを特徴とする、掘進機
2) カッターが機体中心に回転する複数のアームに取り付けられたもので、同アームの背面に高圧空気の噴射口を設け、アームを回転させながら高圧空気を噴射してチャンバー内全域の掘削土砂の流動性を高めるようにした、前記1)記載の掘進機
3) 機体前面の隔壁に高圧空気の噴射口を設け、噴射した高圧空気でカッターの回転部及びスキンプレートの内面に付着した掘削土砂の粘土粒子を除去できるようにした、前記1)又は2)記載の掘進機
にある。
本発明によれば、粘着力や推進により圧密した掘削土砂が高圧空気の噴射によりほぐされて流動性が高まり、掘進機の前面への付着や排土口の閉塞を防止して掘削土砂が円滑に排出され、掘進を能率良く行うことができる。また、高圧空気によりチャンバー内が加圧され、地下水の浸入を防止できる。
本発明では、高圧空気の噴出口は機体中心に回転する放射状のアームに備え、回転させながら高圧空気を噴出すると、チャンバー内全域に渡って掘削土砂の流動性を高めることができて好ましい。高圧空気は、大気に開放させるだけで後処理が不要となり好ましい。以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は実施例の掘進機の説明図、図2は掘進機の正面図である。図中、1は掘進機、2はスキンプレート、2aは隔壁、2bはチャンバー、3はカッター、3aはアーム、3bは回転軸、4はモータ、5は排土口、6は排土管、7,8は噴出口、9は空気注入路、10は吐出口、11は泥水注入路、Gは地盤、Gaは掘削土砂である。
本実施例1の掘進機1は、図1,2に示すように鋼製のスキンプレート2の前面にモータ4の駆動で回動する放射状のアーム3aを軸支し、各アーム3aにカッター3を取り付け、前面の隔壁2aに掘削土砂Gaを取り込む排土口5を形成し、排土口5で取り込んだ掘削土砂Gaを後方へ排出する排土管6を配設している。
アーム3aと隔壁2aとの間にはスキンプレート2で囲まれた空間を形成してチャンバー2bとし、高圧空気を供給する空気注入路9を回転軸3b内及びアーム3a内に渡って形成し、アーム3aの背面側に供給された高圧空気を隔壁2a方向へ後向きに噴出する噴出口7を3ケ所形成し、隔壁2aに供給された高圧空気をアーム3a方向へ噴出する噴出口8を形成している。
また、高濃度の泥水を供給する泥水注入路11を回転軸3b内及び前記噴出口7が形成されたアーム3aの対向側のアーム3a内に渡って形成し、同アーム3aの正面側に供給された泥水を切羽方向へ吐出する吐出口10を形成している。
本実施例では、泥水注入路11で供給した高濃度の泥水をアーム3aに形成した吐出口10から切羽方向へ吐出し、モータ4を作動させて回動軸3bを駆動し、アーム3aを回動させてカッター3で地盤Gを掘削する。掘削土砂Gaはチャンバー2bに入り、排土口5から取り込まれて排土管6で後方へ排出される。
噴出口7,8からは空気注入路9で供給された高圧空気を隔壁2a方向及びその反対方向それぞれに噴出し、チャンバー2b内の掘削土砂Gaが高圧空気の勢いでほぐされて流動性が高まり、排土口5から詰まり無く取り込まれて排土管6で円滑に排出される。しかも噴出口7はアーム3aに形成されており、回動しながらチャンバー2b内全域に渡って噴出してムラなく流動性を高める。また、噴出口8からの高圧空気はアーム3aの回転部分やスキンプレート2の内面に付着した粘土粒子等を除去し、回転部分の負荷の増加を抑制する。
本実施例によれば、粘着力や推進により圧密した掘削土砂Gaが高圧空気の噴射によりほぐされて流動性が高まり、掘進機1の前面への付着や排土口5の閉塞を防止して掘削土砂Gaが円滑に排出され、掘進を効率良く行うことができた。
本発明の掘進機は、粘土質等の粘着力が高い土質の地盤掘削に有用である。
1 掘進機
2 スキンプレート
2a 隔壁
2b チャンバー
3 カッター
3a アーム
3b 回転軸
4 モータ
5 排土口
6 排土管
7,8 噴出口
9 空気注入路
10 吐出口
11 泥水注入路
G 地盤
Ga 掘削土砂
2 スキンプレート
2a 隔壁
2b チャンバー
3 カッター
3a アーム
3b 回転軸
4 モータ
5 排土口
6 排土管
7,8 噴出口
9 空気注入路
10 吐出口
11 泥水注入路
G 地盤
Ga 掘削土砂
Claims (3)
- カッターと機体前面の隔壁との間にスキンプレートで囲まれたチャンバーを備え、機体前面のカッターを回動させて地盤を掘削し、掘削土砂をチャンバーに取り込んで機体前面の排土口から排土管に送り込んで後方へ排出する掘進機において、前記チャンバー内に高圧空気をカッター側からチャンバーへ向けて後向きに噴射する噴射手段を設け、噴射した高圧空気で掘削土砂をチャンバー内で流動性を高めて排土管へ送り込んで排出できるようにしたことを特徴とする、掘進機。
- カッターが機体中心に回転する複数のアームに取り付けられたもので、同アームの背面に高圧空気の噴射口を設け、アームを回転させながら高圧空気を噴射してチャンバー内全域の掘削土砂の流動性を高めるようにした、請求項1記載の掘進機。
- 機体前面の隔壁に高圧空気の噴射口を設け、噴射した高圧空気でカッターの回転部及びスキンプレートの内面に付着した掘削土砂の粘土粒子を除去できるようにした、請求項1又は2記載の掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005177493A JP2006348639A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005177493A JP2006348639A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 掘進機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006348639A true JP2006348639A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37644766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005177493A Pending JP2006348639A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006348639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016008762A1 (de) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | Herrenknecht Ag | Vorrichtung zum Erstellen eines Hohlraums in einem Boden |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177493A patent/JP2006348639A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016008762A1 (de) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | Herrenknecht Ag | Vorrichtung zum Erstellen eines Hohlraums in einem Boden |
US11118410B2 (en) | 2016-07-21 | 2021-09-14 | Herrenknecht Ag | Device for producing a cavity in a soil |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005320851A (ja) | 多機能型噴射装置の噴射ノズルの取付構造 | |
JP2015001119A (ja) | 横穴掘進機 | |
JP2001303879A (ja) | パイロットホールの拡掘方法及び装置 | |
JP4461410B2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPH09328992A (ja) | 多機能型噴射装置を備えた掘削機および噴射ノズルの取付構造 | |
JP2006348639A (ja) | 掘進機 | |
JP3547096B2 (ja) | フォアパイルの造成工法とこれに用いる削孔装置 | |
JP2010053651A (ja) | 地盤改良可能な掘進機及びそれを使用した地盤改良方法 | |
JP3357309B2 (ja) | 泥濃式掘進機 | |
JP3488407B2 (ja) | シールド掘進機のカッタ面板閉塞防止方法 | |
JP2004092140A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2002302934A (ja) | スライム利用硬化層造成工法と装置 | |
JP2001329787A (ja) | 地中埋設管敷設装置およびその方法 | |
JP3047964B2 (ja) | セミシールド機及びセミシールド工法 | |
JP3546998B2 (ja) | 礫用シールド掘進機 | |
JPH11217991A (ja) | 横孔掘削装置 | |
JP2808520B2 (ja) | 多連トンネル掘削機 | |
KR101608960B1 (ko) | 분출 회전식 지중 굴진 장치 | |
JPH07127378A (ja) | 泥水式シールド掘進機及びその前面の礫障害物除去方法 | |
JPS621350Y2 (ja) | ||
JP2000328877A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP3426106B2 (ja) | 掘削孔内壁崩壊のない掘進工法 | |
JP2024131144A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2003278490A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP2508330Y2 (ja) | 小口径管地中推進機械の流体噴出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070717 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070918 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071115 |