JPH09221971A - 縦型ブラインドの駆動装置 - Google Patents

縦型ブラインドの駆動装置

Info

Publication number
JPH09221971A
JPH09221971A JP8030815A JP3081596A JPH09221971A JP H09221971 A JPH09221971 A JP H09221971A JP 8030815 A JP8030815 A JP 8030815A JP 3081596 A JP3081596 A JP 3081596A JP H09221971 A JPH09221971 A JP H09221971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
louver
drive shaft
slider
neutral position
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8030815A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenichi Oda
善一 小田
Akinori Kimata
昭典 木全
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP8030815A priority Critical patent/JPH09221971A/ja
Priority to US08/787,825 priority patent/US5954108A/en
Publication of JPH09221971A publication Critical patent/JPH09221971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/24Screens or other constructions affording protection against light, especially against sunshine; Similar screens for privacy or appearance; Slat blinds
    • E06B9/26Lamellar or like blinds, e.g. venetian blinds
    • E06B9/36Lamellar or like blinds, e.g. venetian blinds with vertical lamellae ; Supporting rails therefor
    • E06B9/368Driving means other than pulling cords

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Blinds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦型ブラインド用の駆動装置において、プー
リ径の比が変わっても簡単に取り付けられるようにする
と共に、ルーバを中立位置に制御するための部品点数を
減少し、中立位置検知動作の無駄をなくす。 【解決手段】 ルーバ回転用駆動軸63にスクリュー91を
固定し、ここにスライダ92を取り付ける。スライダ92
は、本体ハウジング50a に設けたガイド溝50d によって
回転を規制されると共に移動範囲を制限されている。そ
して、スライダ92がガイド溝50d の中央にあるときにオ
ン/オフが切り換わるリミットスイッチ93を取り付け
る。ループチェーン15を駆動装置50にセットする際に
は、ルーバ13を中立位置とするようにチェーン15を操作
しておき、スライダ92をガイド溝50d の中心に移動させ
ておく。ルーバ13を回転させてリミットスイッチ93のオ
ン/オフの切り換わりを検知することでルーバ中立位置
を検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縦型ブラインド
の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縦型ブラインドにおいては、ルーバをガ
イドに沿って移動させる際には、まず、各ルーバをガイ
ドに対して略直交する中立位置に回転させてから移動さ
せるように操作すべきことが知られている(例えば、米
国特許明細書第4,844,139号)。また、最近で
は、こうした縦型ブラインドの操作を電動モータにより
実現したり、また、これを遠隔操作で実現できるように
したものも知られている(例えば、米国特許明細書第
4,896,713号)。
【0003】こうしたモータ駆動による場合、ルーバを
中立位置に回転する前に移動させてしまわないように、
ルーバが中立位置にあることを検出する必要があり、図
13に示すような手段が採用されることがある。これ
は、ルーバ回転用の操作ループを巻回するプーリの駆動
軸101に突起103を設けておき、駆動軸101の両
側に設置したリミットスイッチ105,107を突起1
03がたたくことで0度位置と180度位置を検出でき
るようにしたものである。0度及び180度はルーバが
閉じた位置であるから、この従来の装置では、どちらか
のリミットスイッチ105,107がオンとなるところ
まで駆動軸101を回転させてから駆動軸101を90
度反転させてルーバを中立位置に回転させ、その後でル
ーバを移動させるという制御が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、ルーバが中立位置にあることを知るために2個
のリミットスイッチが必要となるので、部品点数が多い
という問題がある。また、ルーバを0度から180度に
回転させるに当たって、駆動軸101を1回転以上させ
ることができないので、ルーバを180度回転させるの
に必要なループ操作量に応じて、プーリの回転比を異な
る設計としなければならず、汎用性に欠けるという問題
がある。
【0005】さらに、ルーバが0度と180度の間にあ
るときには、現在ルーバが中立位置にあるのか否かを直
ちに判別できないため、一旦どちらかへ回転させ、0度
又は180度を検知してから90度分だけ戻さなければ
ならず、動作に無駄が多いという問題もある。
【0006】そこで、本発明は、縦型ブラインド用の駆
動装置において、第1に汎用性を高めることを目的と
し、第2に部品点数の減少と動作の無駄をなくすことを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】本発明の縦型ブラインドの駆動装置は、縦型
ブラインドのルーバを垂直軸周りに回転させるための操
作ループを巻回するルーバ回転用駆動軸と、前記ルーバ
をガイドに沿って移動させるための操作ループを巻回す
るルーバ移動用駆動軸と、前記ルーバ回転用駆動軸近傍
に設けられ、前記ルーバが中立位置に回転されているこ
とを検出するルーバオープン検出手段と、該ルーバオー
プン検出手段によって前記ルーバが中立位置にあること
を検出した後に前記ルーバ移動用駆動軸を駆動する制御
手段とを備える縦型ブラインドの駆動装置において、前
記ルーバオープン検出手段として、前記ルーバ回転用駆
動軸の回転に伴って軸方向にスライドされるスライダ
と、該スライダによってオン/オフされるスイッチとを
備えることを特徴とする。例えば、前記スライダは、前
記ルーバ回転用駆動軸の外周に設けられたネジ山に嵌合
するネジ溝を備え、スライダ自体の回転を規制すること
でルーバ回転用駆動軸の回転に伴って軸方向にスライド
されるように構成することができる。この場合、前記ル
ーバの中立位置において前記スイッチのオンとオフが切
り換わる様に、前記スライダと前記スイッチとの配置関
係を設定しておけば、ルーバの中立位置を検知するのに
スイッチは一つだけでよく、部品点数を減らすことがで
きる。また、これらの装置では、前記制御手段は、前記
ルーバ移動用駆動軸を駆動しようとするとき、前記ルー
バ回転用駆動軸を回転させて前記スイッチがオンからオ
フ又はオフからオンに切り換わるポイントを探索して前
記ルーバを中立位置に動作させた後に、前記ルーバ移動
用駆動軸を駆動するように構成しておけばよい。
【0008】ここで、ルーバの中立位置とは、そのまま
ルーバを移動させてブラインドを開くことができる角度
にルーバが回転されている状態をいう。具体的には、各
ルーバが窓に対して略直交するように、90度回転され
た状態をいう。本発明の駆動装置によれば、スライダに
よってスイッチをオン/オフすることでルーバの中立位
置を知るので、ルーバを0度から180度回転させる際
の駆動軸の回転数が多くても問題なく駆動可能である。
この結果、各種の縦型ブラインドに装着するに当り、プ
ーリの直径比をその都度変更する必要がなく、単に、ス
ライダとスイッチの位置関係の調整だけで済む。従っ
て、従来品に比べて汎用性が高い。
【0009】また、ルーバの中立位置でオン/オフ切り
換わるスイッチを採用した場合、ルーバの中立位置を検
知するに当たって駆動軸を一方向にだけ回転してやれば
足りる。即ち、スイッチがオフの状態にあるならスイッ
チがオンする方向へ駆動軸を回転してオンに切り換わる
ポイントを探索すればよく、逆に、スイッチオンの状態
にあるならスイッチオフとなる方向へ駆動軸を回転して
オフに切り換わるポイントを探索すればよい。従って、
ルーバの中立位置を検知するための動作に無駄がない。
特に、中立位置近傍にある場合には、ごくわずか駆動軸
を回転させるだけで中立位置を検知でき、その後の移動
への移行を迅速に実行することができる。これに対し、
従来の装置では、ルーバが元々中立位置に近い状態にあ
るときほど動作の無駄が大きくなり、本発明の有利さは
特に顕著となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の理解を深めるため、具体的な
実施例を上述した実施の形態の一部についてさらに詳細
に説明する。実施例は、図1に示す様に、窓枠上部など
に水平方向に取り付けられるガイド11に、多数のルー
バ13を垂直に吊り下げ、ルーバ13の回転操作用のル
ープチェーン15及び移動操作用のループ紐17を駆動
装置50によって動力で操作できるようにしたものであ
る。
【0011】ガイド11の中には多数のキャリヤ20が
収納されている。キャリヤ20は、図2に示す様に、ル
ーバ13を吊り下げるためのフック21と、フック21
を鉛直軸周りに回転させるフック回転機構23と、左右
の移動用ローラ25とを有する。そして、ガイド11の
側壁30には、キャリヤ20の移動用ローラ25を下か
ら支えるローラ転動面31が設けられている。
【0012】各キャリヤ20の本体中心部分には挿通孔
27が設けられており、そこには、それ自身を回転させ
ることによってフック回転機構23を動作させるスプラ
イン軸33が挿通されている。フック回転機構23は、
このスプライン軸33の外周に噛み合う上向きのラック
歯と図示正面側に向くラック歯とを有するラック35
と、このラック35の図示正面側に向くラック歯に噛み
合うフック21のピニオンギヤ37とで構成されてい
る。そして、スプライン軸33の一方の端には、プーリ
39が取り付けられ、ここにループチェーン15が巻き
掛けられている。従って、ループチェーン15を操作す
ることによりスプライン軸33が回転し、この結果、各
ルーバ13を垂直軸周りに回転させることができる。
【0013】また、各キャリヤ20には、前述の挿通孔
27の左右に2つの小孔28,29が設けられており、
ここに、ループ紐17が往復挿通せしめられている。こ
のループ紐17には結び目17a,17bが形成され、
この結び目によって先導車となるキャリヤ20Lの一方
の小孔に固定されている。従って、ループ紐17を往復
操作すると、先導車となるキャリヤ20Lをガイド11
に沿って移動させることができる。
【0014】各キャリヤ20,20,…は、この先導車
となるキャリヤ20Lを含めてパンタグラフ状の連結部
材40で連結されており、キャリヤ20Lの移動に伴っ
て互いに接近又は離間し合いながらガイド11内を移動
するようになっている。ループ紐17は、図2(B)に
示す様に、ガイド11の一方の端に設けた水平プーリ4
1と、反対側に設けた2個の垂直プーリ43,43とに
掛け渡されて下方に垂らされている。
【0015】駆動装置50は、図3に示す様に、半割構
造の本体ハウジング50a内に二つのモータ51,52
を内蔵している。図示上方のモータ51はルーバ13を
回転させるためのものであり、下方のモータ52はルー
バ13を移動させるためのものである。以下、両者を機
能上区別する場合は、前者を「回転用モータ51」と呼
び、後者を「移動用モータ52」と呼ぶ。
【0016】各モータ51,52には、減速ギヤボック
ス53,54が取り付けられ、そこからそれぞれ出力軸
55,56が伸ばされている。回転用モータ51側の出
力軸55には、2つのギヤ57,59を介してループチ
ェーン15の操作用駆動軸63が噛み合わされている。
移動用モータ52側の出力軸56には、3つのギヤ5
8,60,62を介してループ紐17の操作用駆動軸6
4が噛み合わされている。以下、区別のため、前者を
「ルーバ回転用駆動軸63」と、後者を「ルーバ移動用
駆動軸64」と呼ぶ。
【0017】ルーバ回転用駆動軸63には、図示右端に
ループチェーン15の巻き掛け用のプーリ65が固定さ
れている。このプーリ65は、ルーバ回転用駆動軸63
の図示右端に設けた面取り部分63aと嵌合している。
しかし、ギヤ59の取り付けられる部分63bは、図4
において仕上げ記号が示す様に真円の全周精密仕上げと
なっており、ギヤ59と嵌合していない。従って、ギヤ
59はルーバ回転用駆動軸63に対して回転フリーとな
っている。以下、ギヤ59を「フリーギヤ59」と呼
ぶ。このフリーギヤ59の回転は、クラッチ機構を介し
てルーバ回転用駆動軸63に伝達されるようになってい
るのである。
【0018】このクラッチ機構は、ルーバ回転用駆動軸
63に遊嵌されているリテーナ71とフリーギヤ59
を、スチールボール72を介して係合させることにより
構成されている。リテーナ71は、図5に示す様に、鍔
71aの部分にスチールボール72を保持できる6個の
孔71bを有し、中心孔71cの奥には2つの張り出し
71d,71dが設けられている。この張り出し71
d,71dによって図示の様に異形孔71eが形成され
ている。この異形孔71eの上下の隙間71f,71f
は、ルーバ回転用駆動軸63に挿通されたピン73を受
け入れ可能な間隔となっている。
【0019】ピン73は、図3に示す様に、ルーバ回転
用駆動軸63に設けられた長孔63cに挿通され、フリ
ーギヤ59との間に挟まれるコイルスプリング74によ
り図示右側に押圧付勢されている。図示の様に右端位置
にピン73があるとき、ピン73はリテーナ71の異形
孔71eの位置にあり、張り出し71d,71dに噛み
合ってリテーナ71とルーバ回転用駆動軸63とを一体
に回転させることができる状態となる。
【0020】次に、リテーナ71とフリーギヤ59との
噛み合いについて説明する。フリーギヤ59の図示右側
の面には、スチールボール72と係合する凹所75及び
突起76が設けられている。そして、スチールボール7
2は、フラットワッシャ77とコイルスプリング78と
によって、リテーナ71ごとフリーギヤ59に押し当て
られている。なお、コイルスプリング78のもう一方の
端は、本体ハウジング50a内のリブ50bに支えられ
ている。
【0021】こうして、ルーバ回転用駆動軸63には、
上述のクラッチ機構を介してフリーギヤ59の回転が伝
達されるようになっている。このクラッチ機構は、ルー
バ回転用駆動軸63に装着されたスリーブ81を左右に
スライドさせることにより係脱されるようになってい
る。このスリーブ81は、図6に示す様に、円筒部分8
1aの一端から腕81bが伸ばされ、さらに、その腕8
1bの先にレバー81cが突設されたものである。
【0022】このレバー81cは、本体ハウジング50
aの表面と裏面とに図7に示す様に設けられた鈎形の開
口50cから外へ飛び出すようにセットされる。鈎形開
口50cは、水平溝と垂直溝とを連続させたものであ
る。表側では図示左側に垂直溝を備え、裏側ではその逆
となる。そして、レバー81cを鈎形の開口50cの図
示Aのポイントから図示Bのポイントへとクランク操作
すると、図8(A)の状態から同図(B)の状態へとス
リーブ81及びピン73を移動させた状態に保持するこ
とができる。図示(A)の状態ではクラッチ機構が係合
状態にあり、同(B)の状態ではクラッチ機構は非係合
状態にある。こうしてクラッチ機構を係合から非係合に
操作することで、ルーバ回転用駆動軸63を回転用モー
タ51と切り離すことができる。
【0023】なお、鈎形開口50cの周辺部分50fは
くぼみとなっている。そして、レバー81cは、本体ハ
ウジング50aの表面及び裏面よりもさらに飛び出さな
いような長さとされており、どちら側を裏にした場合に
も壁面にピタリと取り付けることができるようになって
いる。
【0024】次に、ルーバ回転用駆動軸63に設けたル
ーバ中立位置の検出機構について詳しく説明する。中立
位置検出機構は、ルーバ回転用駆動軸63のローレット
部63dに嵌合固定されるスクリュー91と、このスク
リュー91に噛み合わされるスライダ92と、このスラ
イダ92のスライド動作によってオン/オフ切り換えら
れるリミットスイッチ93とによって構成される。
【0025】スライダ92は、図9に示す様に、リミッ
トスイッチ93をオン/オフするための張り出し92a
と、その反対側のガイド用張り出し92bとを備えてい
る。ガイド用張り出し92bは、本体ハウジング50a
内のガイド溝50dにはめられ、スライダ92が回転し
てしまわない様にするためのものである。また、スクリ
ュー91に係合するネジ溝92cを備えている。これら
の構成により、ルーバ回転用駆動軸63の回転に伴って
スライダ92が軸方向にスライドするようになってい
る。
【0026】リミットスイッチ93は、図10に示す様
に、スライダ92がガイド溝50dの一方の端にあると
きにオン、他方の端にあるときにオフとなり、このオン
とオフがスライダ92がガイド溝50dの中心に位置し
ているときに切り換わるように取り付けられる。
【0027】そして、ループチェーン15をプーリ65
に巻き掛ける際には、ループチェーン15をルーバ13
を中立位置とする状態に手動操作し、スライダ92がガ
イド溝50dの中心位置となるようにルーバ回転用駆動
軸63を回転させておく。この状態でループチェーン1
5をプーリ65に巻き掛けてやれば、ルーバ13が一方
の角度から中立位置に回転したときにオンからオフに切
り換わり、その反対方向から中立位置に回転したときに
オフからオンに切り換わるように中立位置検出機構をセ
ットすることができる。
【0028】なお、上述のクラッチ機構と同様の機構
は、ルーバ移動用駆動軸64の側にも設けられている。
しかし、機構及びその係脱操作方法は全く同様であるの
で、こちらについての詳しい説明はせず、ルーバ回転用
駆動軸に付した符号にダッシュを付けた符号を図示する
のみに留める。
【0029】ルーバ移動用駆動軸64側の特徴として
は、クラッチ機構のリテーナ71’を押さえるフラット
ワッシャ77’に、レバー94を設けている。このレバ
ー94は、リテーナ71’がフリーギヤ62から離間す
る方向に移動するとリミットスイッチ95をオンさせる
ためのものである。この構成により、ルーバ移動用駆動
軸64については、ルーバ13をどちらかの端に移動さ
せてしまってからさらに回転しようとする過負荷状態と
なったことをリテーナ71’の移動により検知すること
ができるようになっているのである。
【0030】なお、ルーバ移動用駆動軸64の端部には
ループ紐17を巻き掛けるためのプーリ97が取り付け
られている。紐用のプーリ97は、チェーン用のプーリ
65よりも直径が大きくなっている。ループチェーン1
5及びループ紐17は、いずれもサイドカバー98の上
部開口99から引き込まれる様になっている。
【0031】ところで、各モータ51,52は、本体ハ
ウジング50aの下部に収納されている制御基板96に
よって駆動制御されるようになっている。この制御基板
96は、図示しないリモコンスイッチによりルーバの回
転、移動が指令されると、図11,図12に示す様な手
順で処理を実行するように構成されている。
【0032】ルーバ回転が指令された場合には(S10
=YES)、正転/逆転のいずれが指令されているかを
判別し(S20)、判別結果に従って回転用モータ51
を正転又は逆転させる(S30,S35)。そして、回
転ストップが指令されて停止する(S40,S45→S
50)。
【0033】一方、ルーバ移動が指令された場合には
(S60=YES)、まず、リミットスイッチ93のオ
ン/オフを判定する(S80)。そして、リミットスイ
ッチ93がオンならスイッチオフとなる方向に回転用モ
ータ51を駆動し(S90)、リミットスイッチ93が
オフならスイッチオンとなる方向に回転用モータ51を
駆動する(S95)。そして、スイッチが切り換わった
ところで回転用モータ51を停止させる(S100,S
105→S110)。この後、ルーバの移動指令がブラ
インドオープンかブイラインドクローズかに応じて(S
115)、初めて移動用モータ52を駆動する(S12
0,S125)。この結果、ブラインドオープンが指令
された場合、ルーバ13は、中立位置に回転されてから
ブラインドを開く方向へ移動されるので、隣同士のルー
バが邪魔しあったりすることなく、スムーズにブライン
ドを開くことができる。なお、本実施例でブラインドク
ローズが指令された場合も最初に中立位置への回転を行
っているのは、制御基板96の回路構成を簡単化するた
めである。
【0034】こうして移動用モータ52が駆動された
後、リミットスイッチ95がオンとなるか(S130=
YES又はS135=YES)、あるいはストップが指
令された場合には(S140=YES又はS145=Y
ES)、直ちに移動用モータ52を停止する(S15
0)。S130,S135の判定を行うことで、各ルー
バ13をどちらかの端に移動させてしまってからさらに
移動用モータ52を回転させ続けないという効果があ
る。この結果、リテーナ71’とフリーギヤ62とが係
合離脱を繰り返して「ガチャガチャ」と異音を発し続け
ることによる不愉快をなくすことができる。
【0035】なお、ルーバ回転指令の場合には、ユーザ
ーはルーバ13の回転状態を目で見て指令を行ってお
り、ストップ指令を忘れるということはあまりない。従
って、ルーバ移動指令の場合のような過負荷判定は特に
行っていないのである。この様に、実施例によれば、ル
ーバ13を動力駆動で移動させてブラインドを開けよう
とするとき、まず、自動的にルーバ13を中立位置に回
転するので、ブラインドを傷めたりすることがない。し
かも、この中立位置への回転制御に当たって、スライダ
92でリミットスイッチ93をオン/オフする構成とし
たので、スイッチが一つで済む。
【0036】また、スライダ92による方式であるか
ら、ガイド11側のプーリ39の径と駆動軸側のプーリ
65の径との関係がどのような比率となっていても問題
なく中立位置を検出することができ、既存の手動式縦型
ブラインドに後から動力駆動装置を設置するという場
合、実施例の駆動装置50は制限がなく、汎用性が高い
ものとなっている。
【0037】さらに、ループチェーン15をセットする
場合も、先に説明した通り、ルーバ13を中立位置とす
るようにチェーン15を操作しておくことと、スライダ
92をガイド溝50dの中心に移動させておくこととを
行うだけでよく、簡単である。
【0038】次に、実施例の装置をマニュアルで使用す
る方法について説明する。この場合、本体ハウジング5
0aの鈎形開口50c,50c’から飛び出しているレ
バー81c,81c’を、図7のB,B’ポイントへと
クランク操作する。こうすることで、各駆動軸63,6
4とフリーギヤ59,62とが切り離される。よって、
この状態でループチェーン15やループ紐17を手動操
作する場合、モータ51,52の重さが加わることがな
い。従って、容易に手動操作することができる。
【0039】この様に手動操作を容易にすることで、例
えば、ブラインドの近くにいてブラインドを操作したい
のだがリモコンスイッチは部屋の反対側に置いてきてし
まったというような場合や、停電時などに楽にブライン
ドを開閉したり、ルーバの角度を変えたりすることがで
き、便利さが向上する。
【0040】以上、本発明の実施の形態の内、より具体
的な実施例を説明したが、さらに種々なる形態により実
施できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 実施例のブライド部分の内部構造を示し、
(A)は右側面から見た断面図、(B)は上方から見た
断面図である。
【図3】 実施例の駆動装置の内部構造を示し、正面か
ら見た断面図である。
【図4】 実施例において使用されるルーバ回転用駆動
軸の平面図である。
【図5】 実施例において使用されるリテーナを示し、
(A)は左側面図、(B)は正面から見た断面図であ
る。
【図6】 実施例において使用されるスリーブを示し、
(A)は左側面図、(B)は正面から見た一部断面図、
(C)は底面図である。
【図7】 実施例の駆動装置の外観を示し、(A)は正
面図、(B)は背面図である。
【図8】 実施例のクラッチ機構の動作を説明するため
の要部の正面図である。
【図9】 実施例において使用されるスライダを示し、
(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は右側面
図、(D)は底面図である。
【図10】 実施例の中立位置検出機構の動作を説明す
るための要部の正面図である。
【図11】 実施例における制御手順のフローチャート
である。
【図12】 実施例における制御手順のフローチャート
である。
【図13】 従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
11・・・ガイド、13・・・ルーバ、15・・・ルー
プチェーン、17・・・ループ紐、20・・・キャリ
ヤ、21・・・フック、23・・・フック回転機構、2
5・・・移動用ローラ、33・・・スプライン軸、39
・・・プーリ、40・・・連結部材、41・・・水平プ
ーリ、43・・・垂直プーリ、50・・・駆動装置、5
0a・・・本体ハウジング、50c,50c’・・・鈎
形開口、50d・・・ガイド溝、51・・・回転用モー
タ、52・・・移動用モータ、59,62・・・フリー
ギヤ、63・・・ルーバ回転用駆動軸、63c・・・長
孔、64・・・ルーバ移動用駆動軸、65・・・プー
リ、71,71’・・・リテーナ、72,72’・・・
スチールボール、73,73’・・・ピン、74,7
4’・・・コイルスプリング、78,78’・・・コイ
ルスプリング、81,81’・・・スリーブ、81c,
81c’・・・レバー、91・・・スクリュー、92・
・・スライダ、93・・・リミットスイッチ、94・・
・レバー、95・・・リミットスイッチ、96・・・制
御基板、97・・・プーリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型ブラインドのルーバを垂直軸周りに
    回転させるための操作ループを巻回するルーバ回転用駆
    動軸と、 前記ルーバをガイドに沿って移動させるための操作ルー
    プを巻回するルーバ移動用駆動軸と、 前記ルーバ回転用駆動軸近傍に設けられ、前記ルーバが
    中立位置に回転されていることを検出するルーバオープ
    ン検出手段と、 該ルーバオープン検出手段によって前記ルーバが中立位
    置にあることを検出した後に前記ルーバ移動用駆動軸を
    駆動する制御手段とを備える縦型ブラインドの駆動装置
    において、 前記ルーバオープン検出手段として、 前記ルーバ回転用駆動軸の回転に伴って軸方向にスライ
    ドされるスライダと、 該スライダによってオン/オフされるスイッチとを備え
    ることを特徴とする縦型ブラインドの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダは、前記ルーバ回転用駆動
    軸の外周に設けられたネジ山に嵌合するネジ溝を備え、
    スライダ自体の回転を規制することでルーバ回転用駆動
    軸の回転に伴って軸方向にスライドされるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の縦型ブライン
    ドの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ルーバの中立位置において前記スイ
    ッチのオンとオフが切り換わる様に、前記スライダと前
    記スイッチとの配置関係を設定しておくことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の縦型ブラインドの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ルーバ移動用駆動
    軸を駆動しようとするとき、前記ルーバ回転用駆動軸を
    回転させて前記スイッチがオンからオフ又はオフからオ
    ンに切り換わるポイントを探索して前記ルーバを中立位
    置に動作させた後に、前記ルーバ移動用駆動軸を駆動す
    るように構成されていること特徴とする請求項1〜3の
    いずれか記載の縦型ブラインドの駆動装置。
JP8030815A 1996-02-19 1996-02-19 縦型ブラインドの駆動装置 Pending JPH09221971A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030815A JPH09221971A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 縦型ブラインドの駆動装置
US08/787,825 US5954108A (en) 1996-02-19 1997-01-28 Drive unit for a vertical blind

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8030815A JPH09221971A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 縦型ブラインドの駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221971A true JPH09221971A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12314203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8030815A Pending JPH09221971A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 縦型ブラインドの駆動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5954108A (ja)
JP (1) JPH09221971A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030188836A1 (en) * 2002-04-05 2003-10-09 Greg Whiting Automated venetian blinds
US20050189078A1 (en) * 2002-04-05 2005-09-01 Greg Whiting Automated venetian blinds
KR200373326Y1 (ko) * 2004-10-12 2005-01-27 주식회사 한스 원격 제어 가능한 자동 블라인드 내장형 복층 유리 창호
US7923948B2 (en) * 2008-01-09 2011-04-12 Somfy Sas Method for adjusting the residual light gap between slats of a motorized venetian blind
USD797060S1 (en) * 2016-09-28 2017-09-12 AXIS Labs, Inc. Lift-control device for window coverings
US11459822B2 (en) * 2019-02-12 2022-10-04 Hunter Douglas Inc. Tilt-control assembly for use with an operating mechanism in an architectural-structure covering

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3862249D1 (de) * 1987-07-09 1991-05-08 Willi Rademacher Antriebseinheit fuer einen lamellenvorhang od. dgl.
US4844139A (en) * 1987-09-30 1989-07-04 Home Fashions, Inc. Vertical louver blind having clutched operating mechanism
US4914360A (en) * 1989-03-10 1990-04-03 Hsieh Chi Sheng Venetian blind controller
DE4131478A1 (de) * 1991-09-21 1993-03-25 Benthin Management Gmbh Vertikaljalousie mit einorganantrieb

Also Published As

Publication number Publication date
US5954108A (en) 1999-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5986420A (en) Apparatus for automatically opening and closing pop-up door of a vehicle
US4819708A (en) Manually operable electric curtain
US20030089042A1 (en) Coreless motor door closure system
JPH06225561A (ja) パワーウインド装置のモータ制御方法
JPH09221971A (ja) 縦型ブラインドの駆動装置
JPH09221972A (ja) 縦型ブラインドの駆動装置
US4712599A (en) Shutter
KR0133535B1 (ko) 카셋트 로딩 기구
JP3314681B2 (ja) 跳ね上げ式車両ドアの自動閉鎖装置
JP2932889B2 (ja) 磁気記録再生装置
EP1276950B1 (en) Coreless motor door closure system
JPS59180845A (ja) 磁気記録再生装置におけるカセツト移動用駆動装置
JPH0633672A (ja) 電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構
US5862849A (en) Sunshade anti-theft window
US5654845A (en) Cassette tape player
JPH042428Y2 (ja)
JPH09242446A (ja) 機器の駆動装置及びこれを利用した遮光具の開閉装置
JPS5913976Y2 (ja) 電動ミシンのための速度切換装置
JP2002054350A (ja) 窓開閉装置
JP3368747B2 (ja) パワーウインドウ装置及び同装置の初期設定方法
JP2770928B2 (ja) 魚釣用電動リール
GB2178464A (en) Shutter
JPS60107419A (ja) 開口覆材の自動開閉装置
KR920007472Y1 (ko) 테이프레코더의 자동정지장치
KR920003504Y1 (ko) 테이프 레코더의 테이프 로딩장치