JPH0633672A - 電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構 - Google Patents

電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構

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JPH0633672A
JPH0633672A JP18771092A JP18771092A JPH0633672A JP H0633672 A JPH0633672 A JP H0633672A JP 18771092 A JP18771092 A JP 18771092A JP 18771092 A JP18771092 A JP 18771092A JP H0633672 A JPH0633672 A JP H0633672A
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JP
Japan
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drum
tilt
sleeve
tilt drum
winding drum
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Withdrawn
Application number
JP18771092A
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English (en)
Inventor
Yoshio Naruto
義夫 成戸
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0633672A publication Critical patent/JPH0633672A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は任意の伝達力を得ることができ、
構成部品の点数も少なくでき、加工精度やグリースの塗
布量の管理を必要とせず、低価格化を図れるような電動
ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構を提供するこ
とを主要な特徴とする。 【構成】 羽根11を昇降するための昇降テープ13を
巻取る巻取りドラム1の外周に金属製の筒状をした段付
きスリーブ2を挿入し、スリーブ2にはプラスチック磁
石のチルトドラム21を挿入する。巻取りドラム1は昇
降シャフト9の回転により回転し、スリーブ2と磁気結
合されているチルトドラム21も磁気結合されているこ
とにより回転し、連結子6がストッパ12に当接する
と、巻取りドラム1とチルトドラム21が空転する。そ
れによって、磁気結合により伝達および空転機構を構成
でき、任意の伝達力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動ブラインド用昇降
ユニットのクラッチ機構に関し、特に、住宅やビルなど
の建造物の窓面に設置され、電動モータによって羽根の
昇降および角度調整をするベネシャンブラインドのよう
な電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを用いて羽根の昇
降や角度調整をする電動ブラインド装置の一例として、
特開平1−192988号公報に記載されているものが
ある。このような電動ブラインド装置においては、羽根
を昇降するための昇降テープを巻取る巻取りドラムと、
羽根を開閉するためのラダーコードを巻上げるチルトド
ラムとをクラッチ機構で結合する必要がある。
【0003】図3はそのようなクラッチ機構を示す縦断
面図であり、図4は図3の線VI−VIに沿う縦断面図
である。
【0004】まず、図3および図4を参照して、従来の
クラッチ機構について説明する。巻取りドラム1の軸外
周にはスリーブ2が挿入され、図示しない爪により固定
されている。スリーブ2の外周の一端には、コイル状の
クラッチスプリング3が巻付けられている。クラッチス
プリング3の両端部は適宜の交差角をなして立上げら
れ、フック4を構成している。チルトドラム5はその外
周部の一部に連結子6が設けられ、それがフック4の間
に位置するようにスリーブ2を回動可能な軸として挿入
されている。巻取りドラム1の軸外周には、チルトドラ
ム5の軸方向の逃げを規制するためのスペーサ7が挿入
され、軸の両端部はドラムケース8によって支持されて
いる。巻取りドラム1の軸内部には、断面正方形の昇降
シャフト9が貫通挿入され、昇降シャフト9は電動モー
タ(図示せず)により駆動される。
【0005】次に、クラッチ機構の動作について説明す
る。図4はブラインドの羽根が水平状態にあるときの関
係位置を表わしており、今、昇降シャフト9がモータに
より時計方向に回転駆動されるものとする。昇降シャフ
ト9が時計方向に回転すると、巻取りドラム1の軸とス
リーブ2とクラッチスプリング3も一体的に時計方向に
回転し、クラッチスプリング3の左側フック4がチルト
ドラム5の連結子6に当接する。チルトドラム5にはラ
ダーコード10が取付けられているので、羽根11の重
量がラダーコード10を介して掛かっている。このた
め、クラッチスプリング3はそのコイル径を縮める力を
受け、スリーブ2に抱き着きながら回転し、その左側フ
ック4は連結子6に回転力を伝え、チルトドラム5を時
計方向に回転する。そして、右側のフック4がドラムケ
ース8の右側のストッパ12に当接すると、クラッチス
プリング3はそのコイル径を広げる力を受けるため、ス
リーブ2はクラッチスプリング3から開放され、巻取り
ドラム1とともにチルトドラム5に対して空転する。こ
のとき、巻取りドラム1は昇降テープ13を巻取りある
いは巻戻す。昇降シャフト9が反時計方向に回転駆動さ
れるときも、同様の動作をする。すなわち、フック4が
左右のストッパ12の間を回動する範囲では、巻取りド
ラム1とチルトドラム5は一体的に回転し、ストッパ1
2部においては空転するクラッチ機能を持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の図3および図4
に示したクラッチ機構において、コイル状のクラッチス
プリング3およびその受部であるスリーブ2の密着系に
加工精度を要し、その結果チルトドラム5への伝達力に
ばらつきができやすいという欠点がある。また、これら
の部品は金属製のため、防塵処理や、空転時に発生する
異音を防止するためにグリースの塗布が必要となり、組
立て時にその管理が必要などの煩わしさがあった。さら
に、空転するときのメカニズムから、回転方向が反転す
る際には遊びが発生することを避けられなかった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、上
述の欠点を解消し得る電動ブラインド用昇降ユニットの
クラッチ機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は電動モータの
駆動力によって羽根を昇降および開閉する電動ブライン
ド用昇降ユニットにおいて、羽根を昇降するための昇降
テープを巻取り、あるいは巻戻す巻取りドラムと、巻取
りドラムの軸外周に同心的に設けられ、羽根を開閉する
ためのラダーコードを巻上げあるいは巻戻すチルトドラ
ムとを備え、巻取りドラムおよびチルトドラムのいずれ
か一方または両方をプラスチック磁石で構成し、プラス
チック磁石の磁力による吸引力の作用で巻取りドラムと
チルトドラムを連動して動作させるように構成したもの
である。
【0009】
【作用】この発明に係る電動ブラインド用昇降ユニット
のクラッチ機構は、巻取りドラムあるいはチルトドラム
のいずれか一方あるいは両方をプラスチック磁石で構成
するようにしたので、射出成形法で製作が可能であり、
その結果寸法精度をよくすることができ、また防塵処理
やグリースの塗布を必要としない。しかも、巻取りドラ
ムとチルトドラムの連結力は、磁気による吸引力のた
め、プラスチック磁石の磁気特性を調節することにより
任意に定めることができ、反転するときの遊びも発生し
ない。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の縦断面図であ
り、図2は図1に示した線II−IIに沿う縦断面図で
ある。この図1および図2に示した実施例は、以下の点
を除いて前述の図3および図4と同様にして構成され
る。すなわち、前述の図3に示したクラッチ機構では、
クラッチスプリング3が用いられたが、この実施例では
クラッチスプリング3を用いることなく、チルトドラム
21がプラスチック磁石で形成されている。チルトドラ
ム21はスリーブ2に段付き部をあたりとして同心的に
外接するように挿入されている。スリーブ2は図3と同
様にして、金属製筒状の段付きであって、巻取りドラム
1の軸部1aの外周にドラム壁面をあたりとして挿入さ
れており、軸部1aとスリーブ2は回転しないようにド
ラム壁面で回り止めされている。
【0011】次に、図1および図2を参照して、チルト
ドラム21のクラッチ動作について説明する。図2は羽
根が水平状態にあるときのチルトドラム21の位置を示
し、今昇降シャフト9が時計方向に駆動されているもの
とする。昇降シャフト9の回転は巻取りドラム1の軸に
伝えられ、金属製のスリーブ2が一体的に回転する。こ
のとき、プラスチック磁石で形成されたチルトドラム2
1は金属製のスリーブ2と磁力によって結合されている
ので、伴って回転する。巻取りドラム1とチルトドラム
21の連結力は、チルトドラム21にラダーコード10
を介して羽根11の重量が掛かっているので、羽根開閉
時に滑りが生じない程度の力で磁力結合されている。
【0012】また、チルトドラム21の外周部には連結
子6が設けられているので、回転したチルトドラム21
は羽根11の開閉角度に対応してドラムケース8に設け
られた右側のストッパ12により規制を受ける。チルト
ドラム21が規制受けた後、さらに昇降シャフト9が回
転するときは巻取りドラム1とチルトドラム21は空転
する。昇降シャフト9が反時計方向に駆動されるときも
同様の動作となる。
【0013】したがって、チルトドラム21の連結子6
がドラムケース8の左右のストッパ12の間を回動する
ときは、巻取りドラム1とチルトドラム21は一体的に
回転し、連結子6がストッパ12により規制を受ける両
端部においては、空転するクラッチ機能を持つ。
【0014】なお、上述の実施例では、チルトドラム2
1のみをプラスチック磁石としたが、これに限ることな
く巻取りドラム1もプラスチック磁石で構成し、スリー
ブ2を省略し、チルトドラム21を巻取りドラム1の軸
に直接外接するように挿入して、磁気結合をさせるよう
にしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、巻取
りドラムとチルトドラムのいずれか一方または両方をプ
ラスチック磁石で構成し、プラスチック磁石の磁力によ
る吸引力の作用で巻取りドラムとチルトドラムを連動し
て動作させることにより、伝達および空転機構に磁力結
合を用いることができ、プラスチック磁石の磁気特性を
調節することにより、任意の伝達力を得られるととも
に、そのばらつきも少なくできる。さらに、構成部品の
点数も少なくでき、加工精度やグリースの塗布量を管理
する必要がなくなり、低価格化を図ることができる。さ
らに、従来例のような反転時の遊びは発生しないので、
羽根の開閉角度調節を精度よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1に示した線II−IIに沿う縦断面図であ
る。
【図3】従来の電動ブラインド装置におけるクラッチ機
構の縦断面図である。
【図4】図3に示した線VI−VIに沿う縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 巻取りドラム 2 スリーブ 6 連結子 8 ドラムケース 9 昇降シャフト 10 ラダーコード 11 羽根 12 ストッパ 21 チルトドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの駆動力によって羽根を昇降
    および開閉する電動ブラインド用昇降ユニットにおい
    て、 前記羽根を昇降するための昇降テープを巻取り、あるい
    は巻戻す巻取りドラムと、 前記巻取りドラムの軸外周に同心的に設けられ、前記羽
    根を開閉するためのラダーコードを巻上げあるいは巻戻
    すチルトドラムとを備え、 前記巻取りドラムおよび前記チルトドラムのいずれか一
    方または両方をプラスチック磁石で構成し、前記プラス
    チック磁石の磁力による吸引力の作用で前記巻取りドラ
    ムと前記チルトドラムを連動して動作させるようにした
    ことを特徴とする、電動ブラインド用昇降ユニットのク
    ラッチ機構。
JP18771092A 1992-07-15 1992-07-15 電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構 Withdrawn JPH0633672A (ja)

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JPH0633672A true JPH0633672A (ja) 1994-02-08

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ID=16210818

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JP18771092A Withdrawn JPH0633672A (ja) 1992-07-15 1992-07-15 電動ブラインド用昇降ユニットのクラッチ機構

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140340A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-20 Fakro Pp Spolka Z O. O. Slat blind
JP2008297719A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nichibei Co Ltd ブラインド
WO2022210772A1 (ja) * 2021-04-02 2022-10-06 ViXion株式会社 眼鏡及び眼鏡フレーム並びに位置調整機構
KR102531854B1 (ko) * 2022-10-07 2023-05-12 주식회사 에스엔케이차양시스템 슬랫 블라인드
KR102531853B1 (ko) * 2022-10-07 2023-05-12 주식회사 에스엔케이차양시스템 슬랫 블라인드

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005