JPH042428Y2 - - Google Patents

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JPH042428Y2
JPH042428Y2 JP1983045562U JP4556283U JPH042428Y2 JP H042428 Y2 JPH042428 Y2 JP H042428Y2 JP 1983045562 U JP1983045562 U JP 1983045562U JP 4556283 U JP4556283 U JP 4556283U JP H042428 Y2 JPH042428 Y2 JP H042428Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転磁気ヘツドを備えたテープ案内
ドラムの外周面に磁気テープを巻回して走行さ
せ、上記回転磁気ヘツドにより上記磁気テープに
映像信号等の情報信号を記録し、あるいは上記磁
気テープに記録された情報信号を再生するように
なした磁気記録再生装置におけるローデイングリ
ング機構に関する。
〔背景技術と問題点〕
従来、この種の磁気記録再生装置におけるロー
デイングリングは、所定の駆動モータにより回動
操作され、回転磁気ヘツドが取付けられるテープ
案内ドラムの外周面に磁気テープを巻回させ、あ
るいは巻回された磁気テープの巻回を解除するよ
うに動作するが、上記ローデイングリングは所定
の連結ギヤ機構を介して駆動モータの駆動軸に連
結され、該駆動モータの駆動力の伝達を受けるよ
うになされている。
そして、このような構成を有する磁気記録再生
装置において、当該装置の一層の小型化を図るこ
となどを目的にローデイングリングをシヤーシ基
板面に傾斜して配置するようにしたものが提案さ
れている。このシヤーシ基板面に対して傾斜して
取付けられるローデイングリングをシヤーシ基板
に植立する如く配置される連結ギヤ機構を連結す
るには、ローデイングリングの外周囲に上記傾斜
角に対応する傾斜角の笠歯状のギヤ部を設け、さ
らに連結ギヤ機構に上記ギヤ部に歯合する笠歯ギ
ヤ等を用いる必要性が生ずる。しかし、磁気テー
プが巻回されるテープ案内ドラムの外周囲に配置
され且つ磁気テープを案内するテープガイド等が
取付けられる大型のローデイングリングに笠歯状
のギヤ部を精度良く加工することは極めて困難で
ある。このようなローデイングリングと連結ギヤ
機構を構成する笠歯ギヤとを正確に歯合させ上記
ローデイングリングを円滑に回動操作させること
が困難となる。
〔考案の目的〕
そこで、本考案はシヤーシ基板等の取付け平面
に対し傾斜して配置されるローデイングリングと
このローデイングリングへ駆動モータの駆動力を
伝達する連結ギヤ手段とを精度良く簡単に連結で
き、ローデイングリングに特殊な加工を施す必要
がなく、さらに占有スペースの小型化を図り得る
磁気記録再生装置のローデイングリング機構を提
供しようとするものである。
〔目的を達成するための手段〕
本考案に係る磁気記録再生装置におけるローデ
イングリング機構は、上述した目的を達成するた
め、回転磁気ヘツドが取付けられるテープ案内ド
ラムの外周面に磁気テープを巻回させるように回
転操作されるローデイングリングと、このローデ
イングリングを回転駆動するリングギヤとを有
し、上記ローデイングリングは、上記リングギヤ
が取付けられる取付け平面に対し傾斜して配置さ
れるとともに、上記ローデイングリングと上記リ
ングギヤ間に、上記ローデイングリングに噛合す
る第1のギヤが支持され上記ローデイングリング
に対し垂直となされた第1のギヤ軸と、上記取付
け平面に垂直となされリングギヤからの駆動力の
伝達を受ける第2のギヤが支持され上記取付け平
面に対し垂直となされた第2のギヤ軸とが配置さ
れ、上記第1のギヤ軸と第2のギヤ軸は、これら
第1のギヤ軸と第2のギヤ軸を結ぶ線が上記ロー
デイングリング5の傾斜面の最大傾斜方向と平行
となるように配置されるとともに、上記第1のギ
ヤ軸と第2のギヤ軸にそれぞれ互いに噛合する一
対の笠歯ギヤを取付け、これら笠歯ギヤを介して
上記リングギヤの駆動力を上記ローデイングリン
グに伝達させるように構成したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案による磁気記録再生装置は、第1図に示
すようにテープ装着部に装着されたテープカセツ
ト3から引出された磁気テープ1が外周囲に180
度以上の範囲に亘つてU字状に巻回されるテープ
案内ドラム2が設けられている。このテープ案内
ドラム1は、ドラム駆動用モータによつて回転駆
動される上ドラムと固定側の下ドラムとからな
り、上記上ドラムには、先端をわずか突出させる
ようにして磁気テープ1への記録あるいは再生を
行なう回転磁気ヘツドが取付けられている。この
テープ案内ドラム2の外周囲には、テープカセツ
ト3から引出された磁気テープ1を上記テープ案
内ドラムにの外周面に巻回するように案内するロ
ーデイングリング5が回転自在に設けられてい
る。このローデイングリング5には、上面に植立
するように設けられた複数のガイドローラ4と回
転自在に軸支された回動アーム6の先端に設けら
れたガイドローラ7とシヤーシ基板8に植立する
如く設けられたキヤプスタン9と相俟つて磁気テ
ープ1を挾持し該磁気テープ1を定速走行させる
ピンチローラ10と設けられている。そして、上
記ローデイングリング5は、ローデイング操作用
の駆動モータ11により駆動される遊星ギヤ機構
12によつて回転操作され、上記各ガイドローラ
47に掛け渡たした磁気テープ1をテープ案内ド
ラム2に巻回するように動作する。
上記テープ案内ドラム2と対向する側には、テ
ープカセツト3が装着されるカセツト装着部が構
成され、このカセツト装着部には装着されたテー
プカセツト3を所定位置に保持し、エジエクト時
に上記装着されたテープカセツト3を装置本体の
カセツト挿脱口側へ上昇復帰させるように動作す
るカセツトホルダーが設けられる。このカセツト
装着部には、一対にリール台13,14が設けら
れ、テープカセツト3は磁気テープ1が巻装され
るテープ供給リール15及びテープ巻取リール1
6をそれぞれ対応するリール台13,14に嵌合
させて装着される。
そして、テープ案内ドラム2とカセツト装着部
との間に、装着されるテープカセツト3の磁気テ
ープ1の引出し側である前面開口部側にそつて遊
星ギヤ機構12によつて往復動操作されるローデ
イングレバー17を含むローデイングレバー機構
が設けられている。このローデイングレバー機構
を構成するローデイングレバー17は、略L字状
の第1のレバー18と直杆状の第2のレバー19
とからなり、第1のレバー18の水平杆部20の
下面側の一側に膨出形成した段状部21の下面側
に第2のレバー19の一端側を重ね合せこれら第
1及び第2のレバー18,19を結合ピン22及
び固定用ビス23により一体的に結合して構成さ
れている。このように構成されたローデイングレ
バー17は、第1のレバー18の垂直杆部24の
長手方向を長径として穿設した長孔25を遊星ギ
ヤ機構12の遊星ギヤ26のギヤ軸27に挿通係
合させるとともに、第1のレバー18の水平杆部
20の長手方向及び第2のレバー19の長手方向
を長径としてそれぞれ穿設した長孔28,29を
シヤーシ基板8から植立された支持ピン31,3
2に挿通係合して取付けられ、上記遊星ギヤ機構
12の駆動により、上記長孔28,29を支持ピ
ン31,32にガイドさせて水平方向に往復駆動
される。また、ローデイングレバー17を構成す
る第2のレバー19には、一対のガイド軸33,
34が植立され、これらガイド軸33,34を介
して後述する折り返しガイド機構を移動操作させ
る折り返しガイド操作レバー35が取付けられ
る。この折り返しガイド操作レバー35は、該レ
バー35の長手方向を長径として穿設した長孔3
6,37を上記ガイド軸33,34に挿通させ上
記長孔36,37の範囲で摺動自在とされて上記
第2のレバー19上に重畳する如く取付けられ、
その略中央部にはコイルスプリング38が挿着さ
れるスプリング挿着用の切欠穴39が穿設されて
いる。この切欠穴39には、コイルスプリング3
8の一端が挿入係合される突片40が一端側から
突設されるとともに上記第2のレバー19の中途
部を切起し片41が上記突片40と対向するよう
に臨まされ、コイルスプリング38が上記突片4
0に一端を挿入係合させ他端を上記切起し片41
によつて押圧支持されて挿着される。従つて、折
り返しガイド操作レバー35は、上記コイルスプ
リング38の弾性力を受け、ローデイングレバー
17の先端方向に付勢された状態におかれる。さ
らに、ローデイングレバー17の第2のレバー1
9に植立した一対のガイド軸33,34を介して
上記折り返しガイド操作レバー35上に重畳する
如くしてサブローデイングレバー42が取付けら
れる。このサブローデイングレバー42も前記折
り返しガイド操作レバー35と同様に上記サブロ
ーデイングレバー42の長手方向を長径として穿
設した長孔43,44を上記ガイド軸33,34
に挿通させ上記長孔43,44の範囲で摺動自在
とされて取付けられ、その略中央部には前記折り
返しガイド操作レバー35の切欠穴39に挿着さ
れたコイルスプリング38の逃げ用の長穴45が
穿設され、さらにローデイングレバー17の第1
のレバー18と対向する端部には係止片46が垂
下する如く折曲げ形成され、この係止片46と上
記ローデイングレバー17の第2のレバー19の
一端側中途部の側部に立上がる如く折曲げ形成さ
れた係止片47間に亘つて張設される引張りバネ
48によつて上記ローデイングレバー17の第1
のレバー18側へ付勢されている。
上記サブローデイングレバー42の先端側側部
下面側には、テンシヨンレギユレータ操作レバー
49が摺動可能に取付けられる。このテンシヨン
レギユレータ操作レバー49は、サブローデイン
グレバー42の先端に穿設した透孔にカシメ付け
られるガイドピン51及び上記サブローデイング
レバー42の略中央部の側部に突設した突片52
に穿設した透孔にカシメ付けられるガイドピン5
3に、上記テンシヨンレギユレータ操作レバー4
9の長手方向を長径として穿設した長孔54,5
5を挿通係合して取付けられるとともに、サブロ
ーデイングレバー42の先端から側方に突設した
突片の先端側を垂下する如く折曲げ形成した折曲
げ片56と上記テンシヨンレギユレータ操作レバ
ー49の中途部に穿設した係止孔57間に亘つて
張設される引張りバネ58によつて上記サブロー
デイングレバー42の先端側へ付勢されて取付け
られている。そして、テンシヨンレギユレータ操
作レバー49の先端に対向する位置には、ストツ
パ50が設けられ、ローデイング操作時に該操作
レバー49の移動位置を規制するようにしてい
る。なお、このテンシヨンレギユレータ操作レバ
ー49は、サブローデイングレバー42の先端側
と側部間に亘つて取付けられるため先端側をL字
状に折曲げ形成されている。また、テンシヨンレ
ギユレータ操作レバー49の中途部側部には、テ
ンシヨンレギユレータ59を上記テンシヨンレギ
ユレータ操作レバー49の往復動操作に応じて磁
気テープ1がテープカセツト3へ引込まれたアン
ローデイング状態の第1の位置から所定テープ走
行路側へ引出されたローデイング状態の第2の位
置に亘つて回動操作するとともに当該装置の操作
モードに応じて摺動操作されるモード選択レバー
60によつて回動操作され上記テンシヨンレギユ
レータ59の位置を可変操作するテンシヨンレギ
ユレータ回動アーム61が枢支されるアーム軸6
2が植立されるアーム軸取付け片63が突設され
ている。そして、上記アーム軸62は、アーム軸
取付け片63に穿設した取付け孔に基端部をカシ
メ付けて上記アーム軸取付け片63に植立する如
く取付けられる。このアーム軸62に取付けられ
るテンシヨンレギユレータ回動アーム61は、略
くの字状に形成され、略中央部に穿設した透孔を
介して円筒状のボス64がカシメ付けるように取
付けられ、このボス64を上記アーム軸62に挿
通させ該アーム軸62に回動可能に取付けられ
る。上記ボス64には、コイルバネ65に巻装さ
れる。このコイルバネ65は、一端65aをテン
シヨンレギユレータ操作レバー49の一側に係止
させ、他端側先端に設けたコ字状係止部65bを
テンシヨンレギユレータ回動アーム61の一側に
係合させて上記ボス64に巻装され、上記テンシ
ヨンレギユレータ回動アーム61を第3図中時計
回り方向に回動付勢されている。なお、アーム軸
取付け片63の先端には、テンシヨンレギユレー
タ回動アーム61の中途部一側に設けた係止段部
66と係合する切欠段部67を先端に形成した係
止起立片68が設けられ、コイルバネ65で回動
付勢されるテンシヨンレギユレータ回動アーム6
1の回動付勢位置を規制するようになしている。
さらに、折り返しガイド操作レバー35及びサ
ブローデイングレバー42の案内ドラム2側の側
部にそつて上記折り返しガイド操作レバー35に
よつて摺動操作され折り返しガイド機構を移動操
作するラツク板69が設けられている。このラツ
ク板69は、該ラツク板69の長手方向を長径と
した長孔71,72をシヤーシ基板8に植立した
支持ピン73,74に挿通して支持され、上記長
孔71,72の長さ範囲において移動操作され
る。上記ラツク板69の折り返しガイド操作レバ
ー35及びサブローデイングレバー42と対向す
る側部には、移動操作時に上記折り返しガイド操
作レバー35の先端側側部に立上り形成した押圧
片75及び上記サブローデイングレバー42の中
途部に垂下する如く設けた押圧片76と選択的に
当接し、これら押圧片75,76により押圧操作
される操作片77が突設されている。すなわち、
ラツク板69は磁気テープ1のローデイング操作
時には、折り返しガイド操作レバー35の押圧片
75によつて操作片77が押圧操作され第3図中
矢印A方向へ移動操作され、磁気テープ1のアン
ローデイング時には、サブローデイングレバー4
2の押圧片76によつて上記操作片77が押圧操
作され第3図中矢印B方向へ移動操作される。上
記ラツク板69の操作片77と対向する側部に
は、ラツクギヤ78が刻設され、このラツクギヤ
78には折り返しガイド機構を構成する第1の折
り返しガイドレバー79の基端部に一体的に取付
けられた回動ギヤ80が歯合されている。
ところで、本考案が適用された装置を構成する
折り返しガイド機構は、案内ドラム2の一側に延
在するように配置され、第1の折り返しガイドレ
バー79と第2の折り返しガイドレバー81とを
有し、この第2の折り返しガイドレバー81は、
その基端部を第1の折り返しガイドレバー79の
先端部に枢支ピン82を介して回動自在に連結さ
れ、この枢支ピン82を中心にして第1の折り返
しガイドレバー79に対し折り返し自在となされ
ている。そして、上記第1の折り返しガイドレバ
ー79は、前記回動ギヤ80と一体にシヤーシ基
板8に植立される支持ピン83に枢支され、上記
回動ギヤ80の回動に追随して回動操作される。
また、第2の折り返しガイドレバー81の先端に
は磁気テープ1が巻回するガイドポール84が植
立され、その中途部にはこの第2の折り返しガイ
ドレバー81の移動位置をガイドするシヤーシ基
板8に設けた折り返しガイドレバーガイド溝85
に係合するガイドピン86が設けられている。な
お、このガイドピン86は長孔87の範囲で移動
可能となされている。従つて、第2の折り返しガ
イドレバー81は、第1の折り返しガイドレバー
79が回動操作されることにより、ガイドピン8
6を折り返しガイドレバーガイド溝85に案内さ
れて移動操作され、磁気テープ1のローデイング
操作時において、カセツト装着部側から案内ドラ
ム2の一側にそうようにカセツト装着部遠方へ延
在するように移動し磁気テープ1の案内ドラム2
の周面に案内するように動作する。また、案内ド
ラム2の側方位置であつて、第2の折り返しガイ
ドレバー81が延在された位置の先端に対向する
位置に、該第2の折り返しガイドレバー81の延
在位置を規制するストツパー部材88が設けられ
ている。このストツパー部材88の一側には第2
の折り返しガイドレバー81の先端に植立したガ
イドポール84の先端が係合する係合溝89が設
けられ、磁気テープ1を所定テープ走行路にロー
デイングするように第2の折り返しガイドレバー
81が案内ドラム2の一側にそつて延在されたと
き、上記ガイドポール84の一端が上記係合溝8
9に係合することにより、第2の折り返しガイド
レバー81の延在位置を規制するようになしてい
る。
また、テンシヨンレギユレータ回動アーム61
により可変操作されるテンシヨンレギユレータ5
9は、第1図に示すようにローデイングレバー機
構の先端側であるカセツト装着部の磁気テープ引
出し側の側部に配設され、第5図に示すように構
成されている。このテンシヨンレギユレータ59
は、シヤーシ基板8に植立された支持柱91に基
端部を回動自在に軸支させたテンシヨンレギユレ
ータアーム92を有する。このテンシヨンレギユ
レータアーム92は、先端側に支持柱193を植
立しこの支持柱193の先端に上下両側にフラン
ジ部194,194を設けた磁気テープ1が摺接
するガイドピン95を取付け、中央部に長穴96
を穿設して構成されている。また、上記テンシヨ
ンレギユレータアーム92の上面側には、カム溝
93を穿設したカム板94がビス195により取
付けられている。このカム板94は、カム溝93
を上記長穴96に対応して取付けられ、上記カム
溝93にテンシヨンレギユレータ回動アーム61
の一端に植立した係合ピン97が挿通係合され
る。そして、上記テンシヨンレギユレータ回動ア
ーム61が前述したローデイングレバー17によ
つて操作されるテンシヨンレギユレータ操作レバ
ー49により往復動操作されることにより、上記
係合ピン97がカム溝93にそつて移動しながら
上記テンシヨンレギユレータアーム92を支持柱
91を中心に回動操作する。また、テンシヨンレ
ギユレータ回動アーム61の他端には、モード選
択レバー60の一側面に形成された段状のカム面
98に係合する係合ピン99が垂下する如く設け
られ、テンシヨンレギユレータアーム61がロー
デイング状態の第2の位置に回動操作された状態
にあるとき、上記モード選択レバー60が当該装
置の操作モードに応じて摺動操作されることによ
り上記カム面98のいずれかの操作モードに応じ
たカム部に上記係合ピン99に係合することによ
り上記テンシヨンレギユレータ回動アーム61が
アーム軸62を中心に回動操作され、該テンシヨ
ンレギユレータ回動アーム61の先端の係合ピン
97の上記カム溝93への係合位置が移動されテ
ンシヨンレギユレータアーム92を上記操作モー
ドに応じ回動操作するように構成されている。な
お、上記カム溝93は、テンシヨンレギユレータ
アーム92の基端側を径大部93aとなし、この
径大部93aにおいて上記テンシヨンレギユレー
タ回動アーム61の係合ピン97が遊嵌されるよ
うになされている。
また、テンシヨンレギユレータアーム92の一
側には、係止片102が突設され、シヤーシ基板
8に一端を取付けた引張りバネ100の他端から
延設された連結部材101の一端が係止され、上
記引張りバネ100の付勢力を受け第1図中矢印
C方向に回動付勢するようになされ、ローデイン
グ状態において走行する磁気テープ1に所定のテ
ープテンシヨンを付与するように作用し、テンシ
ヨンレギユレータとして機能する。
上記ローデイングレバー機構を駆動操作するロ
ーデイングレバー17には、カセツト装着部に装
着されるテープカセツト3内に設けられる磁気テ
ープ1が巻回されるテープ供給リール15及びテ
ープ巻取リール16をロツクするリールロツク機
構105を解除操作するリールロツク解除レバー
106が関連して設けられる。このリールロツク
解除レバー106は、長尺なL字状杆として形成
され、水平杆107の先端側及び垂直杆108の
上下両側に該レバー106の長手方向を長径とし
た長孔109,110,111をシヤーシ基板8
から植立した支持ピン112,113,114に
挿通係合して取付けられ、第1図上下方向に摺動
可能となされるとともに、垂直杆108の先端に
植立した係合ピン115を上記ローデイングレバ
ー17の第1のレバー18に穿設したカム溝11
6に係合させている。このカム溝116はローデ
イングレバー17の駆動方向にそつて段状に形成
されている。そして、ローデイングレバー17が
往復駆動することにより、上記リールロツク解除
レバー106は第1図中上下方向に移動操作され
る。また、リールロツク解除レバー106の水平
杆107の中央部には、テープカセツト3内に設
けたリールロツク機構105のリールロツク爪1
18,119を支持するロツク爪取付け片120
の係合孔121に係合する係合ピン122が設け
られ、テープカセツト3が装着されると上記ロツ
ク爪取付け片120が係合孔121を介して上記
係合ピン122に係合する。そして、リールロツ
ク解除レバー106が第1図中上下方向に移動操
作されると、ロツク爪取付け片120も追随して
上下動されその先端に取付けた一対のリールロツ
ク爪118,119が開閉操作され、テープ供給
リール15及びテープ巻取リール16のフランジ
部15a,16aの外周縁に形成した係合部12
5から外れ又は係合するように動作させられる。
ところで、本発明装置において、ローデイング
レバー17及びローデイングリング5は、1つの
駆動モータ11によつて駆動される遊星ギヤ機構
12は、以下に述べるように構成され、且つロー
デイングレバー17及びローデイングリング5が
関連されている。
上記遊星ギヤ機構12は、第6図及び第7図に
示すように、太陽ギヤ126がシヤーシ基板8に
取付けられたブラケツト127の円筒部128に
挿通され、該ブラケツト127に対し回動自在に
支持される駆動軸129の先端に一体的に嵌合配
設されている。この太陽ギヤ126が取付けられ
る駆動軸129の下端側には、駆動力伝達ベルト
130及び連結ギヤ機構131を介して上記シヤ
ーシ基板8に取付けられる駆動モータ11の駆動
力が伝達される駆動力伝達ギヤ132が取付けら
れている。従つて、太陽ギヤ126は駆動モータ
11の正・逆転方向の駆動に応じて回転駆動され
る。
また、太陽ギヤ126が取付けられる駆動軸1
29には、遊星ギヤ26が取付けられる円盤状の
遊星ギヤ取付け板133が中心部の膨出部134
に設けた挿通孔135を上記駆動軸129に挿通
して回転自在に取付けられる。すなわち、この遊
星ギヤ取付け板133は、上記駆動軸129に挿
通する挿通孔135を設けた膨出部134の下端
縁をブラケツト127の円筒部128の上端側に
設けた凹状の受部に嵌合載置する如くして回転自
在に取付けられる。さらに、上記遊星ギヤ取付け
板133の外周部には、該取付け板133の外周
部下端縁に突設したフランジ部136に載置する
如く嵌合されて上端側内周面に歯部137を形成
したリングギヤ138が上記遊星ギヤ取付け板1
33に対し摺動する如くして回転自在に取付けら
れる。さらにまた、遊星ギヤ取付け板133に
は、太陽ギヤ126とリングギヤ138との間に
介在されるように遊星ギヤ26が取付けられてい
る。この遊星ギヤ26は、遊星ギヤ取付け板13
3に穿設した嵌合孔139に圧入部140を圧入
嵌合して植立されたギヤ軸27に回転自在に取付
けられるとともに、太陽ギヤ126とリングギヤ
138の歯部137に各々歯合するように介装さ
れ、上記太陽ギヤ126の回りを公転可能となつ
ている。また、上記遊星ギヤ26を軸支するギヤ
軸27の上端側には、2つの円筒状のコロ14
1,142が回動自在に嵌装されている。
上述のように構成された遊星ギヤ機構12にあ
つては、太陽ギヤ126を時計回り方向(第6図
中矢印P方向)に回転させる駆動力が駆動モータ
11から付与されると、その駆動力は遊星ギヤ2
6には時計回り方向(第6図中、矢印Q方向)に
公転させる力として伝達され、かつリングギヤ1
38には反時計回りの方向(第6図中、矢印R方
向)に回転させる力として伝達され、また逆に、
太陽ギヤ126を反時計回りの方向(第6図中、
反矢印P方向)に回転させる駆動力が付与された
ときには、その駆動力は、遊星ギヤ26には反時
計回りの方向(第6図中、反矢印Q方向)に公転
させる力として伝達され、かつリングギヤ138
には時計回りの方向(同図中、反矢印R方向)
に、回転させる力として伝達される。
そして、上記遊星ギヤ機構12の遊星ギヤ26
のギヤ軸27のコロ141に垂直杆24に穿設し
た長孔25を嵌合せてローデイングレバー17が
配設される。従つて、上記遊星ギヤ26が太陽ギ
ヤ126の周囲を公転することにより、ローデイ
ングレバー17は遊星ギヤ26の公転周囲の直径
範囲に亘つて往復動操作されるようになる。
また、上記遊星ギヤ機構12の上方面側には、
リングギヤ138上に重なるようにして動作切換
えアーム145が配設されている。この動作切換
えアーム145は、第6図に示すように屈曲形成
されこの屈曲されたコーナ部の端部をシヤーシ基
板8に植立した支軸146に回動可能に軸支さ
れ、一端側側面に開口するように形成した凹部形
状の係止部147を遊星ギヤ26を軸支する遊星
ギヤ軸27の回動軌跡中に臨ませて配設される。
そして、上記係止部147に公転する遊星ギヤ2
6のギヤ軸27の先端に嵌装した上方側コロ14
2が係合係止されると上記遊星ギヤ26の公転が
規制される如くなる。なお、上記係止部147
は、正公転する遊星ギヤ26のギヤ軸27が係合
係止して遊星ギヤ26の正公転を規制する第1の
係止部147aと、逆公転する遊星ギヤ26のギ
ヤ軸26が係合係止して遊星ギヤ26の逆公転を
規制する第2の係止部147bとを備えてなる。
また、上記動作切換えレバー145の他端側端部
には、ここに垂下する如く植立した支軸148に
コロを嵌装して構成した上記リングギヤ138の
外周面に設けた係合凹部149と係合する係合部
材150が設けられている。すなわち、動作切換
えアーム145は、バネ手段151により係合部
材150がリングギヤ138の外周面に当接する
方向にバネ手段151により回動付勢されること
によりリングギヤ138が回転して上記係合部材
150が上記リングギヤ138の係合凹部147
に対応する位置に至ると相対係合し上記リングギ
ヤ138の回転を規制する如くなされている。
また、上記遊星ギヤ機構12のリングギヤ13
8の外周面下端側にもギヤ部152が形成され、
このギヤ部152には連結ギヤ機構153を介し
てローデイングリング5が連結される。
ところで、ローデイングリング5は、小型で取
付けスペースを小さくなし、磁気テープ1をテー
プ案内ドラム2の外周囲に180度以上の範囲に亘
つて巻回させるようにするため、リングギヤ13
8や遊星ギヤ機構12等が同時に取付けられる取
付け平面であるシヤーシ基板8面に対し傾斜して
取付けられている。このように取付け平面である
シヤーシ基板8面に対し傾斜して取付けられるロ
ーデイングリング5と遊星ギヤ12のリングギヤ
138は、第8図及び第9図に示すように構成さ
れた連結ギヤ機構153を介して連結されてい
る。この連結ギヤ機構153は、第8図及び第9
図に示すように、上記ローデイングリング5と上
記リングギヤ138間に、上記ローデイングリン
グ5に噛合する第1の平歯ギヤ159が支持され
上記ローデイングリング5に対し垂直となされた
第1のギヤ軸158と、上記ローデイングリング
5の取付け平面であるシヤーシ基板8にに垂直と
なされ上記リングギヤ138からの駆動力の伝達
を受ける第2の平歯ギヤ160が支持され上記シ
ヤーシ基板8の面に対し垂直となされた第2のギ
ヤ軸157とを配置している。そして、これら第
1のギヤ軸158と第2のギヤ軸157は、これ
ら第1のギヤ軸158と第2のギヤ軸157を結
ぶ線L1が上記ローデイングリング5のシヤーシ
基板8に対する傾斜方向、すなわち上記ローデイ
ングリング5の平面が作る傾斜面の最大傾斜方向
L2と平行となるように配置されてなる。そして、
第1のギヤ軸158と第2のギヤ軸157には、
それぞれ互いに噛合する一対の第1笠歯ギヤ15
6及び第2の笠歯ギヤ155が取付けられ、これ
ら笠歯ギヤ156,155を介して上記リングギ
ヤ138の駆動力を上記ローデイングリング5に
伝達させるように構成されている。
このようにシヤーシ基板8の面に傾斜して配置
されるローデイングリング5と上記シヤーシ基板
8の面に水平に配置されるリングギヤ138間を
一対の笠歯156,155を用いた連結ギヤ機構
153で連結してなるので、ローデイングリング
5の外周面に形成された平歯のギヤ部161に
は、第の平歯ギヤ159を噛合させ、リングギヤ
138の平歯のギヤ部138aに噛合する平歯の
中間ギヤ162には、第2の平歯ギヤ160を噛
合させるだけでよい。
上述のように一対の笠歯ギヤ156,155を
用いて構成された連結ギヤ機構153を用いてロ
ーデイングリング5及びこのローデイングリング
5を回転駆動させるリングギヤ138を含む遊星
ギヤ機構12間を連結してなるので、互いに傾斜
して取付けられるローデイングリング5及び遊星
ギヤ機構12であつても、これらローデイングリ
ング5及び遊星ギヤ機構12を構成するリングギ
ヤ138には形成が容易な平歯161,138a
を形成するだけでよい。従つて、ローデイングリ
ング5及び遊星ギヤ機構12を簡単に寸法精度よ
く形成できるばかりか、噛み合わせ効率のよいロ
ーデイング機構を構成することができる。
さらに、上記遊星ギヤ機構12の遊星ギヤ26
の公転軌跡中には、第1図に示すようにカセツト
装着部一側にそつて延在する如く配設された、上
記カセツト装着部に装着されるテープカセツト3
を所定位置に保持するカセツトホルダーのロツク
を解除するカセツトロツク解除レバー165の先
端側に設けた係合爪166が臨まされている。そ
して、上記カセツトロツク解除レバー165は、
磁気テープ1をテープカセツト3内に引込み操作
するアンローデイングを行なうように遊星ギヤ2
6が公転するとき、この遊星ギヤ26のギヤ軸2
7により押圧操作され、カセツトホルダーのロツ
クを解除するように動作する。このカセツトホル
ダーのロツク解除動作は、磁気テープ1のアンロ
ーデイング操作が完了した後に行なわれる必要が
あるので、アンローデイング操作を行なうように
駆動した後さらに遊星ギヤ26が駆動し上記カセ
ツトロツク解除レバー165を押圧操作するよう
な関係に該カセツトロツク解除レバー165が配
置される。
上述のように構成された本考案が適用された装
置における磁気テープ1の所定テープ走行路への
ローデイング操作及び所定テープ走行路へローデ
イングされている磁気テープ1をテープカセツト
3内へ引込むアンローデイング操作を行なう動作
を以下において説明する。
まず、テープカセツト3をカセツト装着部に装
着し、磁気テープ1をローデイング操作を開始す
るスタート状態においては、遊星ギヤ機構12の
遊星ギヤ26は、第3図に示すようにリングギヤ
138の最右方位置、すなわち太陽ギヤ126の
ギヤ軸129と遊星ギヤ26のギヤ軸27を結ぶ
線がローデイングレバー17の延在方向と平行と
なるような位置に位置されている。また、遊星ギ
ヤ機構12の動作を切換え操作する動作切換えア
ーム145の係合部材150がリングギヤ138
の係合凹部149に係合して上記リングギヤ13
8の回動が規制された状態におかれる。このと
き、ローデイングレバー17を往復動操作する遊
星ギヤ26がリングギヤ138の最右方位置に位
置するため、ローデイングレバー17も第3図に
示すように最右方向位置におかれる。従つて、こ
のローデイングレバー17によつて往復動操作さ
れるローデイングレバー機構も第3図に示す如く
右方側である矢印B方向へ移動された状態におか
れる。
すなわち、ローデイングレバー17の第1のレ
バー18に一端を係止した引張りバネ48により
サブローデイングレバー42が第3図中右方であ
る矢印B方向へ移動された状態にあり、このサブ
ローデイングレバー42により操作されるラツク
板69も第3図中右方の矢印B方向へ移動された
状態にあり、このラツク板69により移動操作さ
れる折り返しガイド機構の第1及び第2の折り返
しガイドレバー79,81は枢支ピン82を中心
に折り畳まれた状態にあり、ガイドピン86が折
り返しガイドレバーガイド溝85の基端側に位置
し、第2の折り返しガイドレバー81の先端に設
けたガイドポール84がテープカセツト3の前面
開口部側にそつて位置する磁気テープ1のテープ
カセツト3側である内側面側に臨むように位置し
ている。また、サブローデイングレバー42に取
付けられ引張りバネ58により該サブローデイン
グレバー42の先端方向へ付勢されているテンシ
ヨンレギユレータ操作レバー49も、上記サブロ
ーデイングレバー42が第3図中右方へ移動され
ていることから同様に第3図中右方の矢印B方向
へ移動された状態におかれ、上記テンシヨンレギ
ユレータ操作レバー49にアーム軸62を介して
枢支されたテンシヨンレギユレータ回動アーム6
1を第3図中右方の矢印B方向に移動された状態
にあり、このテンシヨンレギユレータ回動アーム
61の一端に植立した係合ピン97がカム溝93
を介して係合しているテンシヨンレギユレータア
ーム92は、上記テンシヨンレギユレータ操作レ
バー49の移動により支持柱91を中心にしてテ
ープカセツト3の前面開口部の第3図中矢印D方
向へ回動操作された状態におかられ、テンシヨン
レギユレータアーム92の先端に設けたガイドピ
ン95がテープカセツト3の前面開口部側にそつ
て位置する磁気テープ1のテープカセツト3側で
ある内側面側に臨むように位置している。さら
に、ローデイングレバー17が第3図に示す最右
方側に位置するとき、リールロツク解除レバー1
06は、垂直杆108の先端に植立した係合ピン
115が上記ローデイングレバー17の第1のレ
バー18に穿設したカム溝116の第3図中左方
側の傾斜カム面116aに連続する上方側カム面
116bに係合した状態にあつてテープ案内ドラ
ム2側へ移動された状態におかれる。このように
リールロツク解除レバー106がテープ案内ドラ
ム2側へ引上げられた状態にあることから、テー
プカセツト3内のロツク爪取付け片120も同様
に引上げられその先端に取付けた一対のリールロ
ツク爪118,119は開脚するようになつて、
テープ供給リール15及びテープ巻取リール16
の各係合部125に係合し、上記各リール15,
16をロツクした状態におく。また、ローデイン
グリング5も第10図に示すようにピンチローラ
10、ガイドローラ4,7がテープカセツト3の
前面側に位置するようなローデイング操作前の回
動位置に位置させられている。上述のようにカセ
ツト装着部にテープカセツト3を装着保持させた
ローデイング操作操作開始可能状態において、当
該装置に設けられたスタートスイツチを操作し、
駆動モータ11を正転方向に駆動させると、連結
ギヤ機構7を介して上記駆動モータ11の駆動力
が駆動力伝達ギヤ132に伝達され太陽ギヤ12
6が第3図中矢印P方向の正転方向に駆動され
る。このとき、リングギヤ138の係合凹部14
9に動作切換えアーム145の係合部材150が
係合しているため、上記リングギヤ138は不作
動状態におかれ、遊星ギヤ26のみが第3図中矢
印Q方向の正公方向に公転を開始する。遊星ギヤ
26が正公転方向に公転すると、この遊星ギヤ2
6のギヤ27はローデイングレバー17の垂直杆
部24に穿設した長孔25内を第3図中上下方向
に移動する如くなりながら上記ローデイングレバ
ー17を第3図中矢印A方向の往復方向に移動さ
せる。ローデイングレバー17が上記矢印A方向
に往動を開始すると、上記ローデイングレバー1
7のカム溝116の上方側カム面116bに係合
していたリールロツク解除レバー106の係合ピ
ン115が傾斜カム面116aにそつて移動し、
上記リールロツク解除レバー106が徐々に第3
図中D方向に移動させられ、テープカセツト3内
のロツク爪取付け片120がテープ供給リール1
5及びテープ巻取りリール16から離間する方向
に移動され上記ロツク爪取付け片120に取付け
た一対のリールロツク爪118,119が閉脚す
るように操作される。そして、上記係合ピン11
5がカム溝116の下方側カム面116cに至る
と上記リールロツク爪118,119が各フラン
ジ部15a,16aの係合部125から外れリー
ルロツクの解除状態となり、テープ供給リール1
5及びテープ巻取リール16は回動自由となる。
このようにテープカセツト3のリールロツクが解
除されると、サブローデイングレバー42、折り
返しガイド操作レバー35及びテンシヨンレギユ
レータ操作レバー49はローデイングレバー17
と一体となつてさらに第3図中矢印A方向に往動
する。
ところで、前述したテープカセツト3のリール
ロツク解除操作と上記各レバー35,42,49
の往動の順次動作は、サブローデイングレバー4
2がローデイングレバー17の第2のレバー19
に植立したガイド軸33,34に長孔43,44
を介して摺動可能に取付けられ引張りバネ48に
より付勢されて上記ローデイングレバー17に取
付けられていることから、ローデイングレバー1
7が往動し引張りバネ48の付勢力を受けなくな
る位置に至るまで上記サブローデイングレバー4
2が不差動状態におかれるためである。
そして、遊星ギヤ26がさらに正公転してリー
ルロツク解除レバー106の係合ピン115がカ
ム溝116の下方側カム面116cに至るまでロ
ーデイングレバー17が往動されると、この第1
のローデイングレバー17の第2のレバー19に
植立したガイド軸33、34は、サブローデイン
グレバー42の長孔43,44及び折り返しガイ
ド操作レバー35の長孔36、37の第3図中左
方側を押圧するようになる。また、サブローデイ
ングレバー42のガイドピン51,53に長孔5
4,55を介して移動自在に取付けられ上記サブ
ローデイングレバー42に引張りバネ58を介し
て付勢して取付けられるテンシヨンレギユレータ
操作レバー49も、上記ガイドピン51,53に
より上記長孔54,55の第3図中左方端が押圧
されるようになる。従つて、サブローデイングレ
バー42、折り返しガイド操作レバー35及びテ
ンシヨンレギユレータ操作レバー49は、ローデ
イングレバー17と一体となつて往動するように
なる。これら各レバー42,35,49がローデ
イングレバー17と一体になつて第3図中矢印A
方向に往動するようになると、折り返しガイド操
作レバー35の押圧片75とラツク板69の操作
片77とが当接し、このラツク板69は折り返し
ガイド操作レバー35により押圧操作され、長孔
71,72をシヤーシ基板8に植立した支持ピン
73,74をガイドにしてローデイングレバー1
7の往動方向と同方向の第3図中矢印E方向に移
動操作される。このようにラツク板69が移動操
作されると、このラツク板69のラツクギヤ78
に歯合された折り返しガイド機構を構成する第1
の折り返しガイドレバー79の基端部に取付けら
れた回動ギヤ80が回動されこの回動ギヤ80と
一体の第1の折り返しガイドレバー79が第3図
中矢印F方向に回動される。この第1の折り返し
ガイドレバー79が回動されると、このレバー7
9の先端に回動自在に連結された第2の折り返し
ガイドレバー81はガイドピン86をシヤーシ基
板8に設けた折り返しガイドレバーガイド溝85
に案内させて上記第1の折り返しガイドレバー7
9から伸延するように該第1の折り返しガイドレ
バー79の回動に追随して案内ドラム2の一側に
そつてカセツト装着部遠方へ延在するように移動
する。このように第2の折り返しガイドレバー8
1が移動すると、このレバー81の先端に植立し
たガイドポール84に巻回される如くなる磁気テ
ープ1はテープカセツト3から引出されテープ案
内ドラム2の周面に摺接する如く案内される。そ
して、遊星ギヤ26がさらに正公転し、テンシヨ
ンレギユレータ操作レバー49がストツパ50に
当接しその移動が規制されるまでローデイングレ
バー17が往動されると、第2の折り返しガイド
レバー81は、先端に植立したガイドポール84
の先端がストツパ部材88の係合溝89に圧接係
合する如くなつて伸延された第2の位置に至つて
第10図に示す如く係止される。このとき、折り
返しガイド操作レバー35は、コイルスプリング
38により第10図中矢印G方向に付勢された状
態にあるので、上記折り返しガイド操作レバー3
5の押圧片75でラツク板69が第10図中矢印
E方向に押圧付勢され、第1及び第2の折り返し
ガイドレバー79,81は伸延された状態で上記
ストツパ部材88に圧接係止された状態におかれ
る。
上述のように遊星ギヤ26が正公転してローデ
イングレバー17を第3図中矢印A方向に往動さ
せ、折り畳まれた状態におかれるアンローデイン
グ状態の第1の位置からテープ案内ドラム2の一
側にそつて伸延したローデイング状態の第2の位
置へ第1及び第2の折り返しガイドレバー79,
81を移動操作するこの操作と同時にテンシヨン
レギユレータ59もアンローデイング状態の第1
の位置からローデイング状態の第2の位置へ移動
される。すなわち、前述したようにテープカセツ
ト3のリールロツクが解除され、さらにローデイ
ングレバー17が第3図中矢印A方向に移動さ
れ、サブローデイングレバー42、折り返しガイ
ド操作レバー35及びテンシヨンレギユレータ操
作レバー49が上記ローデイングレバー17と一
体になつて移動されるようになると、上記テンシ
ヨンレギユレータ操作レバー49にアーム軸62
を介して取付けられたテンシヨンレギユレータ回
動アーム61も同じく第3図中矢印A方向に移動
される。テンシヨンレギユレータ回動アーム61
が上述の如く移動されると、該回動アーム61の
一端に植立されテンシヨンレギユレータアーム9
2のカム溝93に係合している係合ピン97が上
記カム溝93の先端側から基端側に向つて移動す
るようなりながらテープカセツト3の前面開口部
側に先端が位置するアンローデイング状態の第1
の位置から当該装置の側部に沿う如く立上るロー
デイング状態の第2の位置へテンシヨンレギユレ
ータアーム92を回動操作する。そして、このテ
ンシヨンレギユレータアーム92の先端のガイド
ピン95に引かれて磁気テープ1が、所定テープ
走行路へ引出される。
すなわち、本発明にあつては、遊星ギヤ26の
正公転によるローデイングレバー17の往動駆動
によりローデイングレバー機構が操作され、折り
返しガイド機構及びテンシヨンレギユレータ59
がアンローデイング状態の第1の位置からローデ
イング状態の第2の位置へそれぞれ移動され、磁
気テープ1がテープカセツト3から所定テープ走
行路へ引出されるローデイング操作の前半が完了
する。
上述のように折り返しガイド機構及びテンシヨ
ンレギユレータ59を第1の位置から第2の位置
へ移動させたとき、遊星ギヤ26は第3図中矢印
Q方向に正公転して第10図に示すようにリング
ギヤ138の左側に回動し、ギヤ軸27が動作切
換アーム145の係止部147中の第1の係止部
147aに係合する。そして、遊星ギヤ26は、
上記第1の係止部147aで正公転が規制される
如くなるが、未だ正公転を続けようとなして上記
動作切換アーム145を押圧し、このアーム14
5をバネ手段151の付勢力に抗して支軸146
を中心にして第10図中矢印S方向の反時計回り
方向に回動させる。そうすると、上記動作切換ア
ーム145の係合部材150がリングギヤ138
の係合凹部149から外れ、リングギヤ138の
回転規制が解除され、リングギヤ138は第11
図中矢印R方向に正回転するようになる。
そして、遊星ギヤ26の正公転が規制されリン
グギヤ138のみが第11図中矢印R方向に正回
転すると、連結ギヤ機構153を介して上記リン
グギヤ138の回転力がローデイングリング5に
伝達され、このローデイングリング5は第11図
中矢印T方向に正回転させられる。上記リングギ
ヤ138が第11図中矢印R方向に正回転してロ
ーデイングリング5が正回転させられると、この
ローデイングリング5に設けたガイドローラ4,
7及びピンチローラ10に亘つて磁気テープ1が
巻回される如くなくなつて引出されるとともにテ
ープ案内ドラム2の周面に巻回される如くなる。
なお、ローデイングリング5の正回転動作中ガイ
ドローラ7を設けた回動アーム6は、上記ローデ
イングリング5の外方へ回動操作され、磁気テー
プ1をローデイングリング5の側方へ引出す。そ
して、リングギャ138が第12図中矢印R方向
に略330度の範囲に亘つて回動すると、ローデイ
ングリング5はピンチローデイング10がキヤプ
スタン9と対向する位置に至るように回動され、
第1図に示す如く所定のテープ走行路への磁気テ
ープ1のローデイング操作が完了し、駆動モータ
11が停止して遊星ギヤ機構12の駆動が停止
し、リングギヤ138も停止する。このローデイ
ング操作が完了すると、ローデイングリング5
は、シヤーシ基板8側に設けられるロツク手段に
よりロツクされ、磁気テープ1の所定テープ走行
路へのローデイング状態を維持する。ここで、当
該装置に設けられる記録再生操作釦等の操作釦を
操作することにより、テープ案内ドラム2に取付
けた回転磁気ヘツドにより記録再生等を行ない得
るようになる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係る磁気記録再生装置
におけるローデイングリング機構は、ローデイン
グリングを、このローデイングリングに回転駆動
力を伝達するリングギヤが取付けられる取付け平
面に対し傾斜して配置し、上記ローデイングリン
グと上記リングギヤ間に、上記ローデイングリン
グに噛合する第1のギヤが支持され上記ローデイ
ングリングに対し垂直となされた第1のギヤ軸
と、上記取付け平面に垂直となされリングギヤか
らの駆動力の伝達を受ける第2のギヤが支持され
上記取付け平面に対し垂直となされた第2のギヤ
軸とを配置し、これら第1のギヤ軸と第2のギヤ
軸を、これら第1のギヤ軸と第2のギヤ軸を結ぶ
線が上記ローデイングリングの傾斜面の最大傾斜
方向と平行となるように配置されるとともに、上
記第1のギヤ軸と第2のギヤ軸にそれぞれ互いに
噛合する一対の笠歯ギヤを取付け、これら笠歯ギ
ヤを介して上記リングギヤの駆動力を上記ローデ
イングリングに伝達させるように構成してなるの
で、取付け平面に傾斜して配置されるローデイン
グリングの駆動力の伝達を受けるギヤ部は平歯状
のもので足り、精度のよい加工を容易に行うこと
ができる。
そして、ローデイングリングとリングギヤ間を
連結する連結ギヤ機構は、一対の笠歯ギヤを用い
双方向の回転を円滑に行うことができ、安定した
ローデイングリングの回転駆動を行わせることが
できる。
特に、上記一対の笠歯ギヤが取付けられる第1
及び第2のギヤ軸は、これら第1のギヤ軸と第2
のギヤ軸を結ぶ線が上記ローデイングリングの傾
斜面の最大傾斜方向と平行となるように配置され
てなるので、上記笠歯ギヤの設計が容易であるば
かりか、相互の噛み合わせが効率よくローデイン
グリングの安定した回転駆動を達成できる。
さらに、傾斜して配置されたローデイングリン
グに対し、このローデイングリングの傾斜面の最
大傾斜方向と平行となるように一対の笠歯ギヤが
取付けられる第1のギヤ軸と第2のギヤ軸を配置
させてなるので、上記笠歯ギヤを用いた連結ギヤ
機構の小型化が達成され、この連結ギヤ機構を配
置するスペースを小さくでき磁気記録再生装置の
一層の小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図で、磁
気テープのローデイング状態を示し、第2図は本
発明を構成するローデイングレバー機構の分解斜
視図であり、第3図は本発明の要部を示す平面図
であり、第4図は上記ローデイングレバー機構の
組立て状態の側面図であり、第5図はテンシヨン
レギユレータを含む部分を示す分解斜視図であ
り、第6図は本発明を構成する遊星ギヤ機構の平
面図であり、第7図はその断面図であり、第8図
はローデイングリングとリングギヤの部分を示す
平面図であり、第9図はその側面図であり、第1
0図はローデイングレバー機構がローデイング位
置へ移動されたときの状態を示す平面図、第11
図は遊星ギヤ機構のリングギヤが正回転する状態
を示す平面図、第12図は上記リングギヤが正回
転を完了させたときの遊星ギヤ機構を示す平面図
であり、第13図はテンシヨンレギユレータのロ
ーデイング時における操作状態を示す平面図であ
る。 1……磁気テープ、2……テープ案内ドラム、
5……ローデイングリング、8……シヤーシ基
板、12……遊星ギヤ機構、138……リングギ
ヤ、155……第2の笠歯ギヤ、156……第1
の笠歯ギヤ、157,158……ギヤ軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転磁気ヘツドが取付けられるテープ案内ドラ
    ム2の外周面に磁気テープ1を巻回させるように
    回転操作されるローデイングリング5と、 このローデイングリング5を回転駆動するリン
    グギヤ138とを有し、 上記ローデイングリング5は、上記リングギヤ
    138が取付けられる取付け平面8に対し傾斜し
    て配置されるとともに、 上記ローデイングリング5と上記リングギヤ1
    38間に、上記ローデイングリング5に噛合する
    第1のギヤ159が支持され上記ローデイングリ
    ング5に対し垂直となされた第1のギヤ軸158
    と、上記取付け平面に垂直となされリングギヤ1
    38からの駆動力の伝達を受ける第2のギヤ16
    0が支持され上記取付け平面に対し垂直となされ
    た第2のギヤ軸157とが配置され、 上記第1のギヤ軸158と第2のギヤ軸157
    は、これら第1のギヤ軸158と第2のギヤ軸1
    57を結ぶ線L1が上記ローデイングリング5の
    傾斜面の最大傾斜方向L2と平行となるように配
    置されるとともに、上記第1のギヤ軸158と第
    2のギヤ軸157にそれぞれ互いに噛合する一対
    の笠歯ギヤ156,155を取付け、これら笠歯
    ギヤ156,155を介して上記リングギヤ13
    8の駆動力を上記ローデイングリング5に伝達さ
    せてなる 磁気記録再生装置におけるローデイングリング
    機構。
JP4556283U 1983-03-29 1983-03-29 磁気記録再生装置におけるロ−デイングリング機構 Granted JPS59153652U (ja)

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