JP2515147Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2515147Y2
JP2515147Y2 JP1986191072U JP19107286U JP2515147Y2 JP 2515147 Y2 JP2515147 Y2 JP 2515147Y2 JP 1986191072 U JP1986191072 U JP 1986191072U JP 19107286 U JP19107286 U JP 19107286U JP 2515147 Y2 JP2515147 Y2 JP 2515147Y2
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功一 大畠
秀郎 大野
盛一 岡田
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気記録再生装置に係り、特に磁気テープを
テープカセットより引き出すローディング機構を有する
磁気記録再生装置に関する。
従来の技術 一般に、デジタルオーディオテープレコーダ(以下DA
Tと略称する)等のように回転ドラムを有し、装着され
るテープカセット内の磁気テープを回転ドラムに所定角
度(例えば略90°)添接させて記録再生を行なう磁気記
録再生装置は、ローディング機構,リール駆動機構,テ
ープカセット装着脱機構,ピンチローラ圧着機構等の種
々の機構が組込まれた構成とされている。
上記の各機構の内、ローディング機構は装着されるテ
ープカセットより磁気テープを引き出し所定のテープパ
スを形成させる機能を奏する。このローディング機構は
大略してローディングモータ,引出しポール及びガイド
ポールを設けてなる一対のローディングブロック,テン
ションポールを設けてなるテンションアーム,ピンチロ
ーラを設けてなるピンチローラアーム,各リールのロッ
ク,ロック解除を行なうリールロック機構等、ローディ
ング時に移動する多くの部品より構成されている。
考案が解決しようとする問題点 しかるに上記従来の磁気記録再生装置では、ローディ
ング機構の各構成の駆動は、単一の駆動手段ではなく複
数の駆動手段を用いていた。具体的に言うならばローデ
ィングブロック,テンションアーム等を駆動するローデ
ィングモータと、ピンチローラアームを駆動するピンチ
ローラソレノイドのふたつの駆動手段が設けられてい
た。このためローディング機構の構造が複雑となり磁気
記録再生装置が大型化してしまうという問題点があっ
た。また各構成部品のローディング動作は関連してお
り、夫々タイミングを採って駆動させる必要があるが、
駆動手段が複数の場合各構成部品の駆動のタイミングの
調整を行ない難く、円滑なローディング動作を実現する
のが困難であるという問題点があった。一方、回転ドラ
ムを囲繞した状態にローディングリングを配設し、この
ローディングリングの回動を駆動源としてローディング
動作を行なわせる構成が提案されているが、この場合回
転ドラムの外周にローディングリングを設けるため他の
構成の配設位置が必然的に規制されてしまう。またロー
ディングリングの回動半径の大なる動きによりローディ
ング機構の各構成を適宜に駆動させる必要があり、各構
成の設計が困難となる。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、ロー
ディング動作を円滑化しかつローディング機構の小型を
実現できる磁気記録再生装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案になる磁気記録
再生装置では、 所定パターンの第1のカム溝を形成してなり一の駆動
手段により回動してローディングポール及びガイドポー
ルを設けてなるローディングブロックを駆動するモード
カムギヤと、 ピンチローラアームと係合するピン及びテンションア
ーム,リールのロック解除機構,リール駆動機構と係合
する複数の所定パターンに形成された第2のカム溝を設
けてなり、シャーシ上を直線的に摺動することにより上
記テンションアーム,ピンチローラアーム,リールのロ
ック解除機構,リール駆動機構を一括的に駆動するモー
ドカム板と、 上記シャーシに一端部が回動自在に軸支されており、
この端部から離間した位置に上記モードカムギヤの第1
のカム溝と係合する第1の係合ピンを有すると共に、上
記端部に対して第1の係合ピンの配設位置よりも更に離
間した位置に上記モードカム板と係合する第2の係合ピ
ンを有し、上記モードカムギヤの回動に伴い第1のカム
溝のパターンに対応させてモードカム板を駆動する駆動
レバーとを設けたことを特徴とするものである。
作用 上記構成とすることにより、ローディング機構はひと
つのモータで駆動されるため、機構の単純化を行い得る
と共に、各構成部の駆動のタイミングを取り易くなる。
また、モードカム板は駆動レバーを介してモードカム
ギヤにより駆動される構成となるが、モードカム板を駆
動する第2の係合ピンは、モードカムギヤと係合する第
1の係合ピンの配設位置よりも駆動レバーの回動中心
(端部)に対して離間した位置にある。
このため、第2の係合ピンの小なる移動により第1の
係合ピン、即ちモードカム板を大きく移動させることが
できる。よって、モードカムギヤの小型化を図ることが
でき、ローディング機構の小型化を図ることができる。
また、モードカムギヤとモードカム板を駆動レバーで
接続することにより、モードカムギヤとモードカム板の
配設位置に自由度を持たせることができるため、カム溝
の形状及びローディング機構の設計を容易に行うことが
できる。
実施例 次に本考案になる磁気記録再生装置の一実施例につい
て図面と共に説明する。第1図,第2図及び第3図は本
考案になる磁気記録再生装置1の平面図,右側面図及び
左側面図である。各図に示される磁気記録再生装置1
は、DATとして用いられるものでありテープカセット装
着脱機構2,ローディング機構3,ピンチローラ圧着機構4,
リール駆動機構5等を主とした種々の機構がシャーシ6
に有機的に組込まれた構成とされている(尚、ピンチロ
ーラ圧着機構4及びリール駆動機構5は第1図〜第3図
に表われず)。以下、各機構について説明していく。
テープカセット装置脱機構 テープカセット装着脱機構2(以下、装着脱機構と略
称する)を第5図及び第6図に示す。各図に示される装
着脱機構2は挿入されるテープカセット7(第4図に示
す)を磁気記録再生装置1の所定位置に装着脱(具体的
には第2図に示す装着位置と第3図に示すイジェクト位
置の間でテープカセット7を移送する)するものであ
り、大略カセットホルダ8、カセットリフト9、一対の
側板10,11等より構成されている。
カセットホルダ8は略筐体状の部材で内部にテープカ
セット7を収納保持するものである。このカセットホル
ダ8の底板12は筐体部13よりテープカセット7の挿入さ
れる方向に向け延出した延出部12aを有しており、延出
部12aの端部にはブラインドプレート14が底板12に対し
直角下方へ向け延在するよう設けられている。このブラ
インドプレート14は底板12が左右に分離配設されている
ためその補強機能を奏すると共に、後述するリール台近
傍の機構を外部から見えないよう覆うブラインド機能を
奏する。また底板12には、テープカセット7に設けられ
たスライダ15のロックを解除するロック解除突起12b,12
cとスライダ15をスライドさせるスライド片12d,12eが形
成されている。更に筐体部13上部には、挿入されるテー
プカセット7の上面を押圧する押えばね13aが取付けら
れている。
ここでテープカセット7の構造について第4図を用い
て簡単に説明しておく。テープカセット7はDAT用のテ
ープカセットであり、テープカセット本体16,スライダ1
5,蓋体17等より構成されており、スライダ15を第4図
(B)中矢印A1方向にスライドさせた後、蓋体17を回
動させることにより磁気テープ18はテープカセット本体
16より引出し可能な状態となり、リールハブ19a19bも外
部に露出される。尚、第4図(A),(B)はスライダ
15がA1方向にスライドされ蓋体17が開蓋された状態を
示している。通常時にあって、蓋体17は閉蓋され、また
スライダ15はA2方向スライドしており、磁気テープ18
及びリールハブ19a,19bは共に外部に露呈されない。更
にスライダ15は容易にスライドしないようテープカセッ
ト本体16に設けられたロック爪20a,20bによりロックさ
れている。よって、テープカセット7がカセットホルダ
8に挿入された際、このロックを解除しスライダ15をA
1方向へスライドさせる必要がある。カセットホルダ8
の底板12に形成されたロック解除突起12b,12cはテープ
カセット7の挿入に伴いロック爪20a,20bを押圧変位さ
せてスライダ15のロックを解除すると共に、スライド片
12d,12eはスライダ15の縁部15aと係合し、テープカセッ
ト7のカセットホルダ8内への挿入に伴いスライダ15を
1方向へスライドさせる。尚、後述するように蓋体17
の開閉はシャーシ6に設けられた開蓋部材21(第1図に
示す)により、装着脱機構2によるテープカセット7の
上下動に伴い行なわれる。また、テープカセット本体16
の上面所定位置には係合凹部16aが形成されており、テ
ープカセット7がカセットホルダ8の所定位置まで挿入
されると前記の押えばね13aがこの係合凹部16aと係合す
るよう構成されている。これにより、操作者はテープカ
セット7が所定位置まで挿入されたことをクリック感で
確認できると共にそれ以上の誤挿入を防止できる。再び
第5図及び第6図に戻って説明する。上記したカセット
ホルダ8は、その両側部の夫々2箇所、合計4箇所をカ
セットリフト9に保持される。カセットリフト9は板状
体を略コ字状に折曲形成してなる部材で、側板部9a,9b
と上板部9cとよりなる。この側板部9a,9bには上下方向
に対し長く穿設された長孔22a〜22d、一対の小孔23a,23
b、側方向へ延出した鍔部24a,24b及び端部近傍に植設さ
れてなる回動支軸25a,25b等が形成されており、また上
板部9cには板ばね26a,26bが取付けられている(尚、長
孔22d及び一対の小孔23bは図に表われず)。
ここで、カセットホルダ8のカセットリフト9への取
付け構造について説明する。カセットホルダ8はカセッ
トリフト9の両側板部9a,9b間に介装され、長孔22a〜22
dに挿通される案内ピン27a〜27dを筐体部13側部にかし
め固定することによりカセットリフト9に取付けられ
る。また各案内ピン27a〜27dには図示しない金属スリー
ブが取付けられており、案内ピン27a〜27dは各長孔22a
〜22d内でその穿設範囲に亘り自在にかつ円滑に変位し
得る。更にカセットホルダ8はカセットリフト9に取付
けられた状態で板ばね26a,26bにより下方向へ付勢され
ている。よってイジェクト時(第3図に示す状態)にお
いて、各案内ピン27a〜27dは各長孔22a〜22dの下端部と
当接している。これにより、テープカセット7が挿入さ
れる挿入口部28の開口面積はカセットホルダ8のみによ
る開口面積より大となり、テープカセット7の挿入操作
を容易に行なうことができる。また、カセットホルダ8
は全体が筐体状の構造とはされておらず、挿入口部28に
近い部分は延出部12aのみが延在し、その奥部にテープ
カセット7を保持する筐体部13が設けられた構成とされ
ている。またこれに加えて、カセットリフト9の挿入口
部28側の端部には丸棒状の案内部材29が設けられてい
る。よってテープカセット挿入時に、テープカセット7
を挿入口部28に対し傾けて挿入したような場合でもテー
プカセット7は延出部12a及び案内部材29に案内され、
円滑に筐体部13内へ挿入されていく。これにより、テー
プカセット7を筐体部13に向け正しく位置決めして挿入
する必要がなくなり、広く開口した挿入口部28よりテー
プカセット7を操作性良く挿入操作することができる。
また逆にイジェクト時にあっても挿入口部28が広く構成
しているため、テープカセット7の取出し作業を容易に
行なうことができる。
上記カセットリフト9は、側板10,11に回動可能に軸
承される。側板10,11は、回転ドラム30等が配設される
シャーシベース31(第1図に示す)と共にシャーシ6を
形成するものである。第6図における左側板10にはロッ
クレバー32,リリース板33,テープエンドセンサ34が配設
され、一方、右側板11にはダンパ35,テープスタートセ
ンサ36等が配設されている。カセットリフト9は回動支
軸25a,25bを挿通孔37,38に挿通することにより両側板1
0,11に軸承保持される。また各回動支軸25a,25bには鍔
部24a,24bに一端が係合しカセットリフト9をイジェク
ト方向に回動付勢するトーションばね39,40が設けられ
ると共に、支軸25aにはダンパ35と噛合する扇形ギヤ41
が取付けられる。ダンパ35によりトーションばね39,40
によるカセットリフト9の回動速度は減速され、所謂ソ
フトイジェクト動作を実現できる。またテープエンドセ
ンサ34及びテープスタートセンサ36の配設位置は、装着
脱機構2が装着状態にある時各一対の小孔23a,23bと対
向するよう選定されている(尚、カセットホルダ8の小
孔23a,23bと対応する位置にも小孔が形成されてい
る)。
一方、ロックレバー32及びリリース板33は側板10に回
動可能に取付けられる。ロックレバー32は上部に、カセ
ットリフト9の側板部9bに植設されたロックピン42(第
2図参照)と係合する爪部32aを形成すると共に、側板1
0に形成された窓部43aを介して内側へ突出するレバーピ
ン32b及びカセットインスイッチ44を操作する操作アー
ム部32cを形成してなる。このロックレバー32はトーシ
ョンばね45により、第2図中時計方向へ回動付勢されて
いる。リリース板33は突出片33a,33bが形成されてお
り、各突出片33a,33bは窓部43a,43bを介して側板10の内
側へ突出している。このリリース板33はトーションばね
46により、第2図中反時計方向へ回動付勢されている。
ロックレバー32はテープカセット7の装着時に下動され
るカセットリフト9を所定装着位置においてロックピン
42と係合したカセットリフト9の回動をロックする機能
を有する。一方リリース板33はカセットリフト9がイジ
ェクト状態(即ち、爪部32aがロックピン42から離間し
た状態)にある時突出片33bがロックレバー32と係合
し、ロックレバー32の上記ロックピン42からの離間状態
を保持する機能を有する。これにより、イジェクト時に
おいては常にカセットインスイッチ44は開成され、カセ
ットリフト9が装着状態(換言すればロックレバー32が
ロックピン42と係合している状態)にある時のみ操作ア
ーム部32cによりカセットインスイッチ44は閉成され、
テープカセット7が所定位置に装着された状態を検知し
得る。尚、リリース板33のロックレバー32のロックは、
下動されるカセットリフト9の側板部9bが突出片33aを
押圧することにより解除される。
上記構成の装着脱機構2によれば、イジェクト状態
(第3図に示す状態)にあっては前記したように挿入口
部28が広く開口しており、かつ延出部12a及び案内部材2
9によりテープカセット7の挿入操作を容易に行なうこ
とができる。また装着状態(第2図に示す状態)にあっ
ては、カセットホルダ8は側部に固定された案内ピン27
a〜27dが長孔22a〜22d内で変位してシャーシベース31と
略平行な状態となる。即ちカセットホルダ8及びカセッ
トリフト9の全体としての厚さ寸法は、カセットホルダ
8がカセットリフト9に対し変位可能とした構成とする
ことにより、イジェクト状態に対し装着状態の時の方が
薄くなる。これによりテープカセット7のイジェクト時
における挿入脱操作を容易にしつつ、かつ磁気記録再生
装置1の薄型化を実現することができた。
尚、カセットリフト9はイジェクト時においてシャー
シベース31に対し略30°傾いた状態で係止されるが、こ
れはカセットリフト9の回動支軸25a,25b近傍の側板部9
a,9bが側板10,11に形成された鍔部10a,11aと当接するこ
とにより一義的に規定される。
ローディング機構 続いて装着脱機構2により所定位置に装着されたテー
プカセット7より磁気テープ18を所定テープパスを形成
するよう引き出すローディング機構3について以下説明
する。
ローディング機構3は、第1図,第7図及び第8図に
示されるように大略モータ47、モードカムギヤ48、モー
ドカム板49(第7図には部分的に図示)、ローディング
ブロック50,51、テンションアーム52、ピンチローラア
ーム53等より構成されている。モータ47の回動力はベル
ト54、プーリ55、ウォーム56、ギヤ57,58を介してタイ
ミングベルト59へ伝達され、更にギヤ61〜63を介してモ
ードカムギヤ48に伝達される。モードカムギヤ48は第9
図に示すように上面に所定形状のカム溝64を形成すると
共に外周部にギヤ部65を形成している。このギヤ部65は
モードカムギヤ48の外周下部に形成されており、ギヤ部
65の上部には外周溝部66が形成されている。しかるにこ
の外周溝部66の所定範囲においてはギヤ部65が外周溝部
66内に延出して形成されたローディングギヤ部67が形成
されている。このローディングギヤ部67は後述するロー
ディングブロック50,51を駆動する。またカム溝64に
は、モードカム板49と係合しこれを変位させるモードカ
ム板駆動レバー68(以下、駆動レバーという)のピン69
が摺動自在に係合される。駆動レバー68は一端部68aを
シャーシベース31に回動可能に軸承されると共に、他端
部には駆動ピン70を植設されている。この駆動ピン70は
シャーシベース31に形成された案内溝71よりシャーシベ
ース31の上面に突出し、モードカム板49と係合しこれを
駆動変位させる機能を有するものである。
また、駆動レバー63は、端部68aから離間した位置に
モードカムギヤ48のカム溝64と係合するピン69を有する
と共に、端部68aに対してピン69の配設位置よりも更に
離間した位置にモードカム板49と係合する駆動ピン70を
有し、モードカムギヤ48の回動に伴いカム溝64のパター
ンに対応させてモードカム板49を駆動する構成となって
る。
このため、ピン69の小なる移動により駆動ピン70は大
きく移動する。よって、ピン69の小なる移動でモードカ
ム板49を大きく移動させることができるため、小さな形
状のモードカムギヤ48でモードカム板49を所定距離移動
させることが可能となり、ローディング機構3の小型化
を図ることができる。
また、モードカムギヤ48とモードカム板49を駆動レバ
ー63で接続することにより、モードカムギヤ48とモード
カム板49の配設位置に自由度を持たせることができるた
め、カム溝64の形状及びローディング機構3の設計を容
易に行うことができる。尚、ピン69にはスリーブ72が挿
通されるため、カム溝64とピン69は円滑に摺接する。ま
たモードカムギヤ48の上面にはイジェクトアーム73と係
合する突起74が植設されている(これについては後述す
る)。
上記モードカムギヤ48にはローディングブロック50,5
1を駆動するローディングギヤ75が噛合する。しかるに
ローディングギヤ75はモードカムギヤ48の外周溝部66と
対向するよう構成されている。従ってローディングギヤ
75はローディングギヤ部67と噛合した時においてのみ回
動される。またこのローディングギヤ75には他のローデ
ィングギヤ76が噛合されている。
次にローディングブロック50,51のローディング動作
について説明する。ローディングブロック50,51は夫々
ローディングポール77,78及びガイドポール79,80を設け
ており、シャーシベース31に形成されたローディング溝
81,82に案内されて摺動するよう構成されている。また
ローディングブロック50,51には、第10図(A),
(B)に拡大して示すように、リンク部材83a,83b,84a,
84bが接続され、この内リンク部材83b,84bはローディン
グギヤ75,76に一体的に取付けられている。よって、ロ
ーディングギヤ75が時計方向、ローディングギヤ76が反
時計方向へ回動することにより、ローディングブロック
50,51は第10図(A)に示す如く、ローディング方向に
向け移動する。一方、各ローディングギヤ75,76が上記
と逆方向に回動すれば、ローディングブロック50,51は
アンローディング方向に向け移動しアンローディング状
態となる。ローディングギヤ部67の形成位置は後に述べ
るローディングモード時においてローディングギヤ75と
噛合するよう構成されている。
ここで第11図にモードカム板49を拡大して示す。同図
に示されるようにモードカム板49には第1乃至第4のカ
ム溝85〜88、長孔89〜91及びピン93,94が形成されてお
り、かつ上部のアーム部49aの先端部は上方向に向け折
曲されて操作片部49bを形成している。また長孔90,91に
はシャーシベース31に螺着される案内ねじ92a,92bが挿
通されており、よってモードカム板49は長孔90,91及び
案内ねじ92a,92bに案内されて図中矢印B1,B2方向へ精
度よく摺動する。一方、長孔89には前記した駆動レバー
68に植設された駆動ピン70が挿通係合されている。よっ
て駆動レバー68の端部68aを中心とする回動により、モ
ードカム板49はB1,B2方向へ変位する。尚、駆動レバー
68はモードカムギヤ48に形成されたカム溝64のパターン
により駆動されることは前述の通りである。
このモードカム板49は、これひとつの部材で以下に示
す7つの動作を行なわせるものである。その動作は、
(1)テンションアーム52の制御、(2)巻取り側リー
ル95のロック解除、(3)供給リール96のソフトブレー
キ101の解除、(4)引出しポール97の駆動、(5)テ
ンションアーム52に接続されたブレーキバンド98の支点
部99の移動、(6)バイパスギヤ100の制御、(7)ピ
ンチローラアーム53の駆動の以上7つである。
ここでモードカム板49により動作される各構成につい
て簡単に説明しておく。第7図に示されるように、テン
ションアーム52はシャーシベース31に回動可能に軸承さ
れ、先端部にテンションポール102を植設すると共に他
端部にブレーキバンド98を接続されている。また右方向
へ延出したアーム部の先端には係合ピン103が設けられ
ている。この係合ピン103は第11図に示すモードカム板
の第1のカム溝85と係合している。
巻取り側リール95のロックは、第12図に示されるよう
に、シャーシベース31に植設された支軸157に回動自在
に支軸されたリールロック部材104とソフトブレーキ156
により行なわれる。この内リールロック部材104は一端
に接続されたコイルスプリング105により反時計方向へ
付勢されており、側部に形成されたロック爪104aを巻取
り側リール95の外周に形成されたリールギヤ部108aと係
合させることにより、巻取り側リール95の回動をロック
する。またリールロック部材104の他端には係合ピン106
が設けられており、この係合ピン106は第11図に示すモ
ードカム板49の第4のカム溝88と係合している。
一方、ソフトブレーキ156は支軸158に回動可能に支承
されると共にコイルスプリング159を介してレバー部材1
60に接続されている。このレバー部材160は支軸157に回
動可能に取付けられた薄板状の部材で、前記したように
下方端部にコイルスプリング159を接続されると共に、
上方端部に形成された押圧部160aはモードカム板49の右
方端部49cと対向している。このレバー部材160はコイル
スプリング159の弾性力により支軸157を中心として反時
計方向へ回動付勢されているが係止片161と係合するこ
とによりその回動を規制されている。また、この状態に
あってコイルスプリング159の弾性力によりソフトブレ
ーキ156は巻取り側リール95に比較的弱い力で圧着され
ている。尚、後述するようにモードカム板49がB1方向
へ変位し、端部49cが押圧部160aを押圧するとレバー部
材160は時計方向へ回動する。これにより、コイルスプ
リング159は伸張し、その弾性力は大となりソフトブレ
ーキ156は大なる力で巻取り側リール95に圧着する。
供給リール96のソフトブレーキ101はシャーシベース3
1に回動自在に支軸されると共にコイルスプリング109に
より供給側リール96の外周部に向け付勢されている。ま
たソフトブレーキ101に形成されたピン110にはレバー部
材111が係合している。このレバー部材111は支軸112を
中心として回動自在の構成とされると共に右方端部には
下方に延出する係合片111aが形成されている。係合片11
1aの形成位置はB1,B2方向へ移動するモードカム板49に
形成されたピン94の移動軌跡上にあるよう構成されてい
る。従ってピン94が係合片111aと係合することによりレ
バー部材111は第12図中、反時計方向へ回動しよってソ
フトブレーキ101は供給側リール96から離間する。
引出しポール97はシャーシベース31に回動自在に軸承
された引出しポールベース112に植設されており、この
引出しポールベース112はトーションばね113により反時
計方向に回転付勢されている。また引出しポールベース
112の引出しポール97の植設側と異なる端部には下方に
向け突出した突出ピン114が設けられている。この突出
ピン114はアンローディング時においてモードカム板49
の操作片部49bと係合するよう構成されている。
ブレーキバンド98の支点部99は、支点部移動レバー11
5の一端部に一体的に形成されている。この支点部移動
レバー115はシャーシベース31の背面側に回動自在に設
けられ、支点部99は開口部116より上面側に突出するよ
う構成されている。また支点部移動レバー115の支点部9
9の配設側と異なる端部115a近傍には、操作レバー117が
配設されている。この操作レバー117はシャーシベース3
1の背面に回動自在に取付けられると共に上方に向け突
出する係合ピン118はシャーシベース31に形成された孔1
19を貫通して上面側に突出し、第11図に示すモードカム
板49の第3のカム溝87と係合している。
バイパスギヤ100は略V字状のアーム部材120の一のア
ーム端部に回動自在に軸承されており、他のアーム端部
には上方向に突出した係合ピン121が植設されている。
このアーム部材120もシャーシベース31の背面側に回動
可能に取付けられ、後に述べるリール駆動機構5の説明
で詳述するように、磁気テープ18を早送り、巻戻しする
際キャプスタンモータ122の回動力を直接両リール95,96
に伝達する機能を有する。上記係合ピン121は、シャー
シベース31に形成された孔123を貫通して上面側に突出
し、第11図に示すモードカム板49の第2のカム溝86と係
合する。尚、両リール95,96の背面には等角度間隔に反
射板が配設されており、シャーシベース31に穿設された
孔よりこの反射板に向け光を発射し、その反射光を計数
することにより各リール95,96の回転速度を検出し得る
構成とされている。
ピンチローラアーム53は一端部にピンチローラ124を
回転自在に軸承すると共に、他端部をシャーシベース31
に植設された支軸125に回動可能に軸承されている。ま
たピンチローラアーム53のピンチローラ124の配設位置
近傍にはピン126が立設されており、このピン126には2
枚の板部材127a,128a及びコイルスプリング129より構成
される押圧機構130の一端が取付けられる。更に押圧機
構130の他端部にはピンチローラ用カム板131が取付けら
れる。このピンチローラ用カム板131には所定パターン
のカム溝132が形成されており、モードカム板49に設け
られたピン93はこのカム溝132と係合している。よって
モードカム板49の移動によりピンチローラ用カム板131,
押圧機構130を介してピンチローラアーム53は変位さ
れ、これに伴いピンチローラ124も移動する。尚、モー
ドカム板49,ピンチローラアーム53,押圧機構130,ピンチ
ローラ用カム板131等より構成されるピンチローラ圧着
機構4については、後に別個説明する。
上述したように、ローディング動作中に駆動されるテ
ンションアーム52,巻取り側リール95のリールロック部
材104,ソフトブレーキ101,引出しポール97,ブレーキバ
ンドが接続された支点部移動レバー115,バイパスギヤ10
0が取付けられたアーム部材120,ピンチローラアーム53
は全てモードカム板49によって駆動される。またモード
カム板49はモードカムギヤ48によって駆動され、このモ
ードカムギヤ48によりローディングブロック50,51が駆
動される。即ち、モードカムギヤ48及びモードカム板49
によりローディング時に変位する全ての構成を駆動して
いる。これにより、各構成を駆動するモータ47はひとつ
で足りローディング機構2の構造を簡単にでき部品点数
の削減及び磁気記録再生装置1の小型化を実現できる。
またローディング時に駆動される上記各構成部品は駆動
のタイミングを適宜に採って駆動させる必要があるが、
前記のように各構成部品はモードカムギヤ48及びモード
カム板49に形成されたカム溝64,85〜88及びピン74,93,9
4により駆動されるため、駆動のタイミングがずれるよ
うなことはなく、円滑なローディング動作を実現するこ
とができる。
上記構成のローディング機構3は、(1)イジェクト
モード,(2)ローディングモード,(3)ストップモ
ード,(4)プレイモード,(5)逆プレイモードの5
つのモードを実現する。以下、各モード及び各モードに
おける前記の各構成部品の動作について説明する。これ
から説明するように、各構成部品はモードカムギヤ48及
びモードカム板49の変位を駆動源として、夫々所定モー
ドに対応した動作を行なう。これに伴い、磁気記録再生
装置1に設けられた電子回路も各モードに対応して制御
する必要がある。モードカムギヤ48は第7図及び第23図
に示される基板162に植設されたピン163に取付けられ
る。この基板162の上面には、ピン163を中心として所定
パターンの電極164が形成されている。また、モードカ
ムギヤ48のこの電極164と対向する位置にはブラシ状の
接片165が取付けられている。よってモードカムギヤ48
の回動角度に対応して接片165は所定パターンを有する
電極164と選択的に接続され、この接続状態よりローデ
ィング機構3が如何なるモードにあるかを判別する。よ
って、このモード信号を基に電子回路は各モードに対応
した処理を行なう。
イジェクトモードにおけるモードカムギヤ48及びモー
ドカム板49は第11図及び第13図に示す状態となってい
る。即ち、駆動レバー68に設けられたピン69はモードカ
ムギヤ48に形成されたカム溝64の端部64aにあり、モー
ドカム板49はB2方向へ移動された状態となっている。
一方、モードカムギヤ48に突設された突起74はイジェク
トアーム73に形成された凹部73aと係合しこれをばね133
に抗してC1方向へ変位させている。またイジェクトア
ーム73に形成されたレバー部73bはシャーシベース31に
形成された開口部134から上面側に突出し、第6図に示
すロックレバー32のレバーピン32bをC1方向へ押圧変位
させている。これにより、カセットリフト9はイジェク
トされ第3図に示す状態となる。このイジェクトモード
においてテープカセット7の挿入脱操作が行なわれる。
尚、ローディング機構3はこのイジェクトモード状態を
長く維持するものではなく、カセットリフト9がイジェ
クトされると、モードカムギヤ48の裏側に設けられた位
置検出スイッチによりこれを検出、図示しない制御回路
によりモータ47は回転され、モードカムギヤ48は回転し
第14図に示す状態となる。この状態にあって突起74はイ
ジェクトモード時の位置より相対的に下方向へ変位し、
イジェクトアーム73はC2方向に変位されている。よっ
てイジェクトアーム73のレバー部73bもロックレバー32
から離間する。このときロックレバー32のレバーピン32
bが、リリース板33の突出片33bに係合された状態となっ
ており、次にカセットリフト9が第2図の状態になると
側板部9bが突出片33aを押すことによりレバーピン32bと
突出片33bの係合がとけ、ロックレバー32はロックピン4
2と係合可能な状態となる。
次にローディングモードについて説明する。第14図は
ローディング開始時におけるモードカムギヤ48の状態で
あり、ピン69はカム溝64の端部64aから略30°離間した
位置にある。しかるに支軸48aからの離間距離はイジェ
クトモード時と略同じであるためモードカム板49は第11
図に示す状態と略等しい。このローディングモード開始
状態にあっては、ローディングブロック50,51、引出し
ポール97、ピンチローラ124、後に述べるガイドポール1
35は略一直線上に、かつ収納されるテープカセット7内
の磁気テープ18の張架位置より内側位置にあるよう構成
されている。
上記状態においてテープカセット7がカセットホルダ
8に挿入され、装着脱機構2により所定装着位置に装着
され、続いてカセットインスイッチ44がこれを検出し、
かつテープエンドセンサ34或はテープスタートセンサ36
が磁気テープ18の存在を検出すると、制御回路よりモー
タ始動信号が供給されモータ47が始動し、ローディング
が開始される。モータ47の回転によりモードカムギヤ48
は第14図中反時計方向へ回動し、これに伴いモードカム
板49はB1方向へ変位する。モードカムギヤ48の外周に
形成されたローディングギヤ部67はローディングモード
時にローディングギヤ75(第9図及び第10図に示す)と
噛合するよう構成されており、従ってローディングブロ
ック50,51はローディング溝81,82に案内されて回転ドラ
ム30の両側近傍位置へ移動され、磁気テープ18を回転ド
ラム30に略90°に亘り添接する。また、ローディングブ
ロック51の移動に伴い引出しポールベース112は反時計
方向へ回動し、磁気テープ18をテンションポール102に
圧接させる。更にピンチローラアーム53もピン93がピン
チローラカム板131,押圧機構130を駆動することにより
変位し、ピンチローラ124はキャプスタンシャフト136の
近傍位置まで変位する。ローディングモードが終了する
と、ローディング機構3はストップモードとなる。
ストップモードにおけるモードカムギヤ48及びモード
カム板49の状態を第15図及び第16図に示す。第15図に示
されるようにモードカムギヤ48はローディング開始時
(この時のピン69の位置を破線で示す)より略170°回
転しており、支軸48aとピン69の距離も小となってい
る。従ってモードカム板49は上記距離が小となった分だ
けB1方向へ変位している。ここで第16図に注目する
と、係合ピン103,106,118はカム溝85,87,88にその上下
方向に対する変位を規制されている。これにより、テン
ションアーム52は移動を規制され、また支点部99はブレ
ーキバンド98を緩ませた状態で保持されており、リール
ロック部材104のロック爪104aは巻取り側のリールギヤ
部108aから離間した状態となる。一方、係合ピン121は
第2のカム溝86の略中央部に形成された凹部86aに嵌入
している。これにより係合ピン121は下方向へ変位し、
アーム部材120(第7図に示す)は反時計方向へ回動し
てバイパスギヤ100は、後に述べる駆動ギヤ137,クラッ
チギヤ138に同時に噛合する。このストップモードにお
いて磁気テープ18の早送り、巻戻し操作が行なわれる。
次にプレイモードについて説明する(第1図及び第8
図は共にプレイモード状態を示している)。プレイモー
ドにおけるモードカムギヤ48及びモードカム板49を第17
図及び第18図に示す。モードカムギヤ48はローディング
開始時(この時のピン69の位置を破線で示す)より略20
9°回転しており、モードカム板49はストップモード時
よりも更にB1方向へ変位している。プレイモードにお
いては、ピン93の操作によりピンチローラ124はキャプ
スタンシャフト136に磁気テープ18を介して圧接されて
おり、キャプスタンシャフト136の回転速度に対応して
磁気テープ18を定速走行させる(第1図,第8図参
照)。一方、第18図に示されるように係合ピン103は第
1のカム溝85の幅広部85a内にあり、上下方向へ幅広部8
5a内で変位自在となっている。これによりテンションア
ーム52はその移動規制を解除されて磁気テープ18の張力
に応じて回動変位可能となる。よって磁気テープ18の張
力に応じてブレーキバンド98の締め付け力は制御され磁
気テープ18の安定走行が実現される。また、係合ピン11
8は第3のカム溝87の凹部87aに嵌入し、ストップモード
に比べて下方向へ変位されている。これにより、操作レ
バー117を介して指示部移動レバー115(共に第7図に示
す)は回動され、トーションばね139の付勢力により開
口部116の一側縁に支持部99は押圧係止される。よって
ブレーキバンド98の一端部は支持部99により固定され、
他端部はテンションポール102の変位に応じて変位す
る。一方、係合ピン121は凹部86aから離脱し上動される
ため、バイパスギヤ100は駆動ギヤ137及びクラッチギヤ
138から離脱する。一方、逆プレイモードにおいてはモ
ードカム板49に突設されたピン94がレバー部材111(第1
2図に示す)の係合片111aと係合し、これを反時計方向
へ回動させる。これによりソフトブレーキ101は供給側
リール96から離間し、上記したプレイモードにおいて、
磁気テープ18には正方向走行に対する磁気記録再生が行
なわれる。
続いて逆プレイモードについて説明する。逆プレイモ
ード(換言すればリバースモード)におけるモードカム
ギヤ48及びモードカム板49を第19図及び第20図に示す。
この状態においてモードカムギヤ48はローディング開始
時(この時のピン69の位置を破線で示す)より略251°
回転している。またモードカム板49は最もB1方向へ変
位した状態となっている。この逆プレイモードにおいて
は磁気テープ18は逆方向走行となる。ここで各係合ピン
103,106,118,121に注目する。係合ピン103は第1のカム
溝85の幅広部85aより離脱し、再びその移動が規制され
ている。これは、磁気テープ18が逆方向走行される時、
テンションポール102が揺動すると磁気テープ18の安定
走行が阻害されるため、これを防止するためである。係
合ピン106は依然としてその移動が規制され、よって巻
取り側リール95のロックは解除されている。また係合ピ
ン118は第3のカム溝87の凹部87aから離脱し、ストップ
モードと同じ状態に戻っている。従って支持部99(第7
図に示す)は固定されておらず、ブレーキバンド98によ
る供給側リール96の回動規制は解除されている。更に係
合ピン121はプレイモードと同じ状態を維持しており、
パイパスギヤ100は駆動ギヤ137及びクラッチギヤ138よ
り離脱している。またモードカム板49の右方端部49cは
レバー部材160の押圧部160aを押圧付勢し、これにより
レバー部材160は支軸157(第12図に示す)を中心として
時計方向に回動される。これにより、ソフトブレーキ15
6は巻取り側リール95に強く圧着され、逆走行される磁
気テープ18に緩みの出るのを防止する。
一方、逆プレイモードにおいてはモードカム板49に突
設されたピン94がレバー部材111(第12図に示す)の係
合片111aと係合し、これを反時計方向へ回動させる。こ
れによりソフトブレーキ101は供給側リール96から離間
し、供給側リール96は、ブレーキバンド98のみの制御と
なる。
尚、アンローディング動作においては上記ローディン
グ動作と逆の動作となるため、説明を省略する。
ピンチローラ圧着機構、 次にピンチローラ圧着機構4について説明する。前記
したようにピンチローラ圧着機構4は、第7図及び第8
図に示されるように大略ピンチローラアーム53,押圧機
構130,ピンチローラ用カム板131及びガイドポール135を
駆動するガイドポールアーム140、そして此等の各構成
を駆動するモードカム板49等より構成されている。
ピンチローラアーム53はシャーシベース31に植設され
た支軸125に回動自在に軸承されると共にガイドポール
アーム140は同じくシャーシベース31に植設された支軸1
41に回動自在に軸承される。またピンチローラアーム53
の下面には係合ピン142が突設されており、この係合ピ
ン142はガイドポールアーム140に形成された溝部140aと
係合している。これによりガイドポールアーム140はピ
ンチローラアーム53の回動に伴い回動変位する。
ガイドポールアーム140の先端部にはガイドポール135
が取付けられる。このガイドポール135は高精度に位置
決めされた状態でガイドポール140に取付ける必要があ
る。このため、第21図に示されるような取付け構造とさ
れている。ガイドポール135の下部にはギヤ部135aが形
成されており、治具を用いてこのギヤ部135aを回動させ
ることにより、ガイドポール135は上下動を行ない、よ
って上下方向に対する位置決めはこのギヤ部135aを調整
操作することによって行なう。またガイドポール135が
植設された基台143は側面から見て段部143aを形成して
いる。この基台143は段部143aの左方部及び右方部を夫
々ねじ144a,144bを用いてガイドポールアーム140に螺着
固定する。基台143には段部143aが形成されているた
め、ねじ144aの螺進度によってガイドポール135の傾き
を調整することができる。尚、145はガイドポールアー
ム140の変位に伴いこれが上下動することを防止する支
持部材である。
再び第7図に戻って説明する。前記したように押圧機
構130は一対の板部材127,128及びコイルスプリング129
とにより構成されている。この押圧機構130はピンチロ
ーラアーム53とピンチローラ用カム板131の間に介在
し、ピンチローラ124をキャプスタンシャフト136に圧着
する機能を奏するものである。板部材127の左端部及び
板部材128の右端部には孔127a,128aが穿設されており、
また孔127a,128aの形成位置と異なる端部には長孔127b,
128bが穿設されている。この一対の板部材127,128は、
ピンチローラアーム53に設けられたピン126を孔128a及
び長孔127bに挿通させ、またピンチローラ用カム板131
に設けられたピン146を孔127a,長孔128bに挿通させるこ
とにより、ピンチローラアーム53及びピンチローラ用カ
ム板131間に取付けられる。またコイルスプリング129は
各板部材127,128の長孔127b,128bの内側端部間に張架さ
れる。上記構成とすることにより押圧機構130は長孔127
b,128bの形成範囲に亘りその全長を伸縮でき、その伸縮
はコイルスプリング129の弾性力を介して行なわれるこ
とになる。従って、モードカム板49が移動してピン93に
よりピンチローラ用カム板131が変位し、押圧機構130を
介してピンチローラアーム53を移動させ、ピンチローラ
124が磁気テープ18を介在させてキャプスタンシャフト1
36に圧着した後、その圧着力はコイルスプリング19を介
した圧着力となる。よって各構成部品に形成誤差が生じ
ていたり、また組立て誤差があり、ピンチローラ124の
圧着動作が一様でない場合でも押圧機構130の伸縮によ
り上記誤差は吸収され、ピンチローラ124のキャプスタ
ンシャフト136への圧着力を常に一定に保つことができ
る。これにより磁気テープ18の安定走行が確保され、円
滑な磁気記録再生を行なうことができる。尚、ピンチロ
ーラアーム53の駆動は専用のピンチローラ用カム板131
を用いて行なっているため、ピンチローラアーム53の移
動精度は高く、これによってもピンチローラ124のキャ
プスタンシャフト136への所定圧着を実現できる。
リール駆動機構 次にリール駆動機構5について、主に第7図及び第22
図を用いて説明する。リール駆動機構5は大略してバイ
パスギヤ100,駆動ギヤ137,クラッチギヤ138,切換えギヤ
147,揺動ギヤ148等より構成されている(尚、第22図に
おいてバイパスギヤ100は駆動ギヤ137,クラッチギヤ138
の背面側に位置するが説明の便宜上、各ギヤ137,138の
左方位置に図示する)。上記各ギヤの内、バイパスギヤ
100,駆動ギヤ137,クラッチギヤ138はシャーシベース31
の背面側に、また切換えギヤ147,揺動ギヤ148はシャー
シベース31の上面側に夫々配設されている。
駆動ギヤ137にはキャプスタンモータ122の回動を伝達
するタイミングベルト149が接続され、キャプスタンモ
ータ122の回動力により駆動されるギヤである。この駆
動ギヤ137と同軸的に対向する位置にはクラッチギヤ138
が配設され、両者間には滑りクラッチ部材150が介装さ
れている。このクラッチギヤ138の下部には、クラッチ
ギヤ138を上下方向へ移動可能に保持すると共にクラッ
チギヤ138と一体的に回転するホルダ151が取付けられて
いる。このホルダ151内にはコイルスプリング152が内設
されており、クラッチギヤ138を上方向に向け付勢して
いる。即ち、駆動ギヤ137,クラッチギヤ138,滑りクラッ
チ部材150及びコイルスプリング152を内設したホルダ15
1はクラッチ機構5aを構成する。従って駆動ギヤ137の駆
動に対して、クラッチギヤ138はクラッチ機構5aの摩擦
トルク以上の駆動力を伝達することはできない。
ホルダ151には支軸153が植設されており、支軸153は
上方に延出しその上端部には切換えギヤ147が固定され
ている。即ち、クラッチギヤ138は切換えギヤ147と一体
的に回転する。切換えギヤ147の下部には揺動アーム154
が設けられており、この揺動アーム154の回動中心は支
軸153と一致させてある。また切換えギヤ147と揺動アー
ム154との間にも滑りクラッチ部材155が介装してある。
更に切換えギヤ147には、揺動アーム154の揺動に従い各
リール95,96と選択的に噛合する揺動ギヤ148が噛合され
ている。上記揺動アーム154は切換えギヤ147の回動方向
に揺動し、切換えギヤ147が反時計方向へ回動している
場合には第12図に示されるように供給側リール96に向け
揺動し揺動ギヤ148は供給側のリールギヤ部107aと噛合
する。また、時計方向に回動する場合には巻取り側のリ
ールギヤ部108aと噛合する。
上記したように磁気記録再生装置1がプレイモード及
び逆プレイモードになっている時は、バイパスギヤ100
は駆動ギヤ137及びクラッチギヤ138から離間している。
従って駆動ギヤ137に伝達された駆動力は滑りクラッチ
部材150を介してクラッチギヤ138に伝達される。これに
より各リール95,96に巻回されている磁気テープ18の巻
回量に応じてクラッチギヤ138には負荷が印加され、こ
れに応じて駆動ギヤ137及びクラッチギヤ138は相対的に
滑り、一定走行される磁気テープ18を円滑に巻回するこ
とができる。
一方、ストップモードにおいて磁気テープ18を早送
り,巻戻しする時には、モードカム板49の移動によりバ
イパスギヤ100が駆動ギヤ137及びクラッチギヤ138に同
時に噛合する(第22図に一定鎖線で示す)。これにより
駆動ギヤ137の駆動力は滑りクラッチ部材150を介するこ
となく直接クラッチギヤ138に伝達される。よって磁気
テープ18の早送り,巻戻しを円滑に行なうことができ
る。
上記構成のリール駆動機構5にあっては、シャーシベ
ース31の上面側には各リール台95,96、切換ギヤ147、揺
動ギヤ148のみが配設された構成である。また各リール9
5,96にはクラッチ機構は設けられておらず、シャーシベ
ース31の上面よりの突出量は小である。一方、シャーシ
ベース31の背面側にはクラッチ機構5aを構成する駆動ギ
ヤ137、滑りクラッチ部材150、クラッチギヤ138等が配
設されている。一般にシャーシベース31の背面側にはキ
ャプスタンモータ122の本体部や回転ドラム30のモータ
部等が配設され、比較的に厚さ寸法を大に構成される部
分である。このシャーシベース31の背面側にクラッチ機
構5aを設けることにより磁気記録再生装置1の薄型化の
実現をすることができる。またひとつのクラッチ機構5a
で、ふたつのリール95,96に対し夫々クラッチ機構を奏
することが可能となり、部品点数の削減及び構造の簡素
化を実現でき、製品コストの低減を図ることができる。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、モードカム板を駆動する
第2の係合ピンは、モードカムギヤと係合する第1の係
合ピンの配設位置よりも駆動レバーの回動中心(端部)
に対して離間した位置にあるため、第2の係合ピンの小
なる移動によりモードカム板を大きく移動させることが
でき、よってモードカムギヤの小型化を図ることがで
き、これに伴いローディング機構の小型化を図ることが
できる。
また、モードカムギヤとモードカム板を駆動レバーで
接続することにより、モードカムギヤとモードカム板の
配設位置に自由度を持たせることができるため、カム溝
の形状及びローディング機構の設計を容易に行うことが
できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる磁気記録再生装置の一実施例の平
面図、第2図は第1図に示す磁気記録再生装置の右側面
図、第3図は第1図に示す磁気記録再生装置がイジェク
ト状態にある時の左側面図、第4図(A),(B)はDA
T用のテープカセットの斜視図、第5図は磁気記録再生
装置に設けられる装着脱機構の斜視図、第6図は装着脱
機構の分解斜視図、第7図及び第8図はローディング機
構,ピンチローラ圧着機構,リール駆動機構を説明する
ための分解斜視図及び平面図、第9図はモードカムギヤ
を説明するための斜視図、第10図(A),(B)はロー
ディングブロックの移動を説明するための平面図、第11
図はモードカム板がイジェクトモードにある時を示す
図、第12図はモードカム板と各ブレーキ及びロック機構
の関係を説明するための図、第13図はモードカムギヤが
イジェクトモードにある時を示す図、第14図はモードカ
ムギヤがローディングモード開始時にある状態を示す
図、第15図及び第16図はモードカムギヤ及びモードカム
板がストップモードにある時を示す図、第17図及び第18
図はモードカムギヤ及びモードカム板がプレイモードに
ある時を示す図、第19図及び第20図はモードカムギヤ及
びモードカム板が逆プレイモードにある時を示す図、第
21図はガイドポールの取付け構造を説明するための側面
図、第22図はリール駆動機構を説明するための断面図、
第23図はモードカムギヤの基板への取付け状態を説明す
るための分解斜視図である。 1……磁気記録再生装置、2……装着脱機構、3……ロ
ーディング機構、4……ピンチローラ圧着機構、5……
リール駆動機構、5a……クラッチ機構、6……シャー
シ、7……テープカセット、8……カセットホルダ、9
……カセットリフト、12a……延出部、18……磁気テー
プ、21……開蓋部材、22a〜22d……長孔、26a,26b……
板ばね、27a〜27d……案内ピン、28……挿入口部、30…
…回転ドラム、31……シャーシベース、32……ロックレ
バー、32a……爪部、32b……レバーピン、32c……操作
アーム部、33……リリース板、33a,33b……突出片、42
……ロックピン、48……モードカムギヤ、49……モード
カム板、49b……操作片部、52……テンションアーム、5
3……ピンチローラアーム、64……カム溝、65……ギヤ
部、66……外周溝部、67……ローディングギヤ部、68…
…駆動レバー、69……ピン、70……駆動ピン、73……イ
ジェクトアーム、75,76……ローディングギヤ、85……
第1のカム溝、85a……幅広部、86……第2のカム溝、8
6a,87a……凹部、87……第3のカム溝、88……第4のカ
ム溝、93,94……ピン、95……巻取り側リール、96……
供給側リール、97……引出しポール、98……ブレーキバ
ンド、99……支点部、100……バイパスギヤ、101……ソ
フトブレーキ、102……テンションポール、103,106,11
8,121……係合ピン、104……リールロック部材、107a,1
08a……リールギヤ部、111,160……レバー部材、112…
…引出しポールベース、115……支点部移動レバー、117
……操作レバー、120……アーム部材、122……キャプス
タンモータ、124……ピンチローラ、127,128……板部
材、127a,128a……孔、127b,128b……長孔、129……コ
イルスプリング、130……押圧機構、131……ピンチロー
ラ用カム板、132……カム溝、135……ガイドポール、13
5a……ギヤ部、136……キャプスタンシャフト、137……
駆動ギヤ、138……クラッチギヤ、140……ガイドポール
アーム、143……基台、145……支持部材、147……切換
えギヤ、148……揺動ギヤ、150……滑りクラッチ部材、
151……ホルダ、154……揺動アーム、160……レバー部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−100659(JP,A) 特開 昭57−88558(JP,A) 特開 昭62−14363(JP,A) 実開 昭60−77049(JP,U) 実開 昭54−176079(JP,U) 実開 昭54−93984(JP,U) 機械工学便覧第4版日本機械学会第7 −133頁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定パターンの第1のカム溝を形成してな
    り一の駆動手段により回動してローディングポール及び
    ガイドポールを設けてなるローディングブロックを駆動
    するモードカムギヤと、 ピンチローラアームと係合するピン及びテンションアー
    ム,リールのロック解除機構,リール駆動機構と係合す
    る複数の所定パターンに形成された第2のカム溝を設け
    てなり、シャーシ上を直線的に摺動することにより上記
    テンションアーム,ピンチローラアーム,リールのロッ
    ク解除機構,リール駆動機構を一括的に駆動するモード
    カム板と、 該シャーシに一端部が回動自在に軸支されており、該端
    部から離間した位置に該モードカムギヤの第1のカム溝
    と係合する第1の係合ピンを有すると共に、該端部に対
    して該第1の係合ピンの配設位置よりも更に離間した位
    置に該モードカム板と係合する第2の係合ピンを有し、
    該モードカムギヤの回動に伴い該第1のカム溝のパター
    ンに対応させて該モードカム板を駆動する駆動レバーと
    を設けてなるローディング機構を有してなる磁気記録再
    生装置。
JP1986191072U 1986-12-11 1986-12-11 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2515147Y2 (ja)

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JPS5788558A (en) * 1980-11-20 1982-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic tape device
JPS57100659A (en) * 1980-12-16 1982-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic tape device
JPS6077049U (ja) * 1983-11-01 1985-05-29 シャープ株式会社 ビデオテ−プレコ−ダのメカニズム駆動装置
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機械工学便覧第4版日本機械学会第7−133頁

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