JPH0554496A - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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Publication number
JPH0554496A
JPH0554496A JP3238973A JP23897391A JPH0554496A JP H0554496 A JPH0554496 A JP H0554496A JP 3238973 A JP3238973 A JP 3238973A JP 23897391 A JP23897391 A JP 23897391A JP H0554496 A JPH0554496 A JP H0554496A
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JP
Japan
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lever
piece
arm
tape
gear
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Application number
JP3238973A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaya Narita
久弥 成田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0554496A publication Critical patent/JPH0554496A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカシャーシに支持された各種部材等からな
る機構部を外部に対して目隠しする目隠し板の材料に工
夫を加えて各種のバネ部材を一体に形成することによっ
て、部品点数の削減、組み付け工数の低減、サービス性
の向上を図る。 【構成】 メカシャーシ7の上面を覆いカセット装着凹
部5の底面を為す主部110と該主部の前後どちらかの
側縁から突設されテープカセット6を他方の側縁の方向
へ押圧するカセット押さえバネ111とが板バネ材料に
より一体に形成された目隠し板109を設けた。カセッ
ト押さえバネを別材料として設ける必要がないので、部
品点数が減少し、組み付け作業の工数も減少する。ま
た、修理等のサービス時の作業性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテーププレーヤに
関する。詳しくは、メカシャーシに支持された各種部材
等からなる機構部を外部に対して目隠しする目隠し板の
材料に工夫を加えて各種のバネ部材を一体に形成するこ
とによって、部品点数の削減、組み付け工数の低減、サ
ービス性の向上を図ることが出来る新規なテーププレー
ヤを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテーププレーヤにあっては、テー
プカセットを押圧すするカセット押さえバネ等を別材料
としてメカシャーシ等に取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テーププレーヤのように、カセット押さえバネ等を別材
料としてメカシャーシ等に取り付けるのでは、部品点数
が増えて組付け作業の工数が増大し、サービス性も悪く
なると言う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明テーププレーヤ
は、上記課題を解決するために、メカシャーシの上面を
覆いカセット装着凹部の底面を為す主部と該主部の前後
どちらかの側縁から突設されテープカセットを他方の側
縁の方向へ押圧するカセット押さえバネとが板バネ材料
により一体に形成された目隠し板を設けたものである。
【0005】また、本発明テーププレーヤは、メカシャ
ーシに摺動自在に支持された摺動レバーをメカシャーシ
に弾発的に押し付ける摺動レバー押さえバネを主部に切
起状に形成したものである。
【0006】更に、本発明テーププレーヤは、主部の左
右両側縁から側壁部を立設し、テープカセットの誤消去
防止片の有無を検出するための検出部材を上記側壁部に
組み付けたものである。
【0007】
【作用】従って、本発明テーププレーヤにあっては、カ
セット押さえバネ或いは摺動レバー押さえバネを別材料
として設ける必要がないので、部品点数が減少し、組み
付け作業の工数も減少する。また、修理等のサービス時
の作業性も向上する。
【0008】また、誤消去防止片の有無を検出するため
の検出部材を主部に形成した側壁部に組み付けたものに
あっては、目隠し板をメカシャーシに取り付けるだけで
検出部材の組付けが完了し、作業性やサービス性が更に
向上する。
【0009】
【実施例】以下に本発明テーププレーヤの詳細を添付図
面に示す実施例に従って説明する。
【0010】図中1が本発明を適用したテープレコーダ
であり、2はその筐体、3は筐体2の上面に形成された
カセット着脱口4を開閉する蓋体であり、該蓋体3を図
1に示すように開くと上記カセット着脱口4を介してカ
セット装着凹部5の上面が開放されてカセット装着凹部
5へのテープカセット6の着脱が出来る状態となる。
【0011】尚、蓋体3は、その下側にテープカセット
6を保持するカセット保持部3aが一体に設けられ、カ
セットホルダーを兼ねている。
【0012】7は上記筐体2内に配置されたメカシャー
シであり、該メカシャーシ7の上側の筐体2によって囲
まれた部分がカセット装着凹部5となっている。尚、メ
カシャーシ7にはその上面を覆う目隠し板が取着されて
いるが、該目隠し板については後述する。
【0013】カセット装着凹部5内において2つのリー
ル台8、8´が上記メカシャーシ7に左右に離間した状
態で回転可能に支持されており、これらリール台8、8
´と一体的なリール台ギヤ9、9´がメカシャーシ7の
下側に位置している。尚、リール台ギヤ9、9´は大ギ
ヤ9a、9´aと小ギヤ9b、9´bとが一体に形成さ
れて成る。
【0014】10はメカシャーシ7の左下の位置に固定
されたモータであり、該モータ10の回転軸10aには
プーリ11が固定されている。
【0015】12はメカシャーシ7の下面の前側略中央
に回転自在に支持されたプーリであり、該プーリ12の
上面の中心部には小さな駆動ギヤ13が一体的に形成さ
れている。そして、該プーリ12とモータ10の回転軸
10aに固定されたプーリ11とに無端状のベルト14
が架け渡されており、従って、モータ10が回転すると
プーリ12が回転されることになる。
【0016】15は左右に長いFRスライダーであり、
メカシャーシ7の上面のうち前後方向における中央部に
左右方向に摺動自在に支持されている。
【0017】16は中間ギヤであり、上記FRスライダ
ー15の下側に回転自在に支持されると共に上記駆動ギ
ヤ13と常時噛合されているようになっている。
【0018】17はリミッタギヤであり、上記中間ギヤ
16の上側にFRスライダー15からメカシャーシ7に
形成された図示しない横長の挿通孔を通して垂設されか
つ中間ギヤ16が支持されている支持軸18に回転自在
に支持されている。
【0019】そして、中間ギヤ16とリミッタギヤ17
との間にはトルクリミッター19が介在されている。ト
ルクリミッター19は、摩擦係数の大きな材料、例え
ば、フェルト等からなる摩擦板20と中間ギヤ16を摩
擦板20を介してリミッタギヤ17に圧着させる押さえ
バネ21とから成る。
【0020】押さえバネ21は板ばね材料で形成され、
円形をした中心板21aから「L]字状をした複数の腕
片21b、21b、・・・が各腕片21b、21b、・
・・の長片が円周方向に延びるように突設され、各腕片
21b、21b、・・・はその先端が上方に変位するよ
うに僅かに曲げられている。このような押さえバネ21
の中心板21aの中心部が上記支持軸18の下端部に取
着され、そして、該押さえバネ21の腕片21b、21
b、・・・の先端部が中間ギヤ16の下面を弾発的に押
圧し、これによって、中間ギヤ16に上方への移動力が
付勢され、従って、中間ギヤ16が摩擦板20を介して
リミッタギヤ17に圧着される。
【0021】従って、中間ギヤ16が回転するとリミッ
タギヤ17も中間ギヤ16と一体的に回転する。しかし
ながら、リミッタギヤ17に大きな負荷がかかっている
と、摩擦板20とリミッタギヤ17との間で辷りが生じ
るようになっている。
【0022】しかして、上記FRスライダー15が左方
へ移動するとそれと共に中間ギヤ16も左方へ移動して
巻取側のリール台8´(以下、「T側リール台」と言
う。)のリール台ギヤ9´(以下、「T側リール台ギ
ヤ」と言う。)の小ギヤ9´bと噛合して、該T側リー
ル台8´を高速でテープ巻取方向へ回転させる。また、
FRスライダー15が右方へ移動するとそれと共に中間
ギヤ16も右方へと移動して供給側のリール台8(以
下、「S側リール台」と言う。)のリール台ギヤ9(以
下、「S側リール台ギヤ」と言う。)の小ギヤ9bと噛
合して、該S側リール台8を高速でテープ巻取方向へ回
転させる。
【0023】22はメカシャーシ7の下面のうち後側の
左右方向における略中央に回動自在に支持されたテイク
アップアームであり、板ばね材料で形成されている。
【0024】23は左右方向に長い板状をしたテイクア
ップアーム22のギヤ支持部であり、該ギヤ支持部23
の左右方向における中央の前寄りの部分がメカシャーシ
7に垂設された支持軸24に回動自在に支持されてい
る。また、該ギヤ支持部23の左右両端部の下側にプレ
イギヤ25、25´が回転自在に支持されている。
【0025】また、ギヤ支持部23の後縁のうち左右両
端に寄った位置に小さな突部23a、23a´が突設さ
れている。
【0026】26は上記支持軸24にテイクアップアー
ム22の下側で回転自在に支持された中継ギヤであり、
該中継ギヤ26は上記リミッタギヤ17及びプレイギヤ
25、25´と常時噛合されている。
【0027】27は上記ギヤ支持部23の後縁の左右方
向における中央から後方へ向けて突設された被規制部で
ある。
【0028】28はギヤ支持部23の前縁の左右方向に
おける中央から前方に向けて突設された規制部であり、
その前端の左右両端には左右に張りだした突起29、2
9´が形成されている。
【0029】また、規制部28の前端寄りの部分28a
は大きな楕円形に形成され、該部分28aにはその略全
体に亘る楕円形の挿通孔30が形成されていて、上記中
間ギヤ16及びリミッタギヤ17が支持された支持軸1
8はこの挿通孔30を挿通されており、これによって、
FRスライダー15の左右方向への摺動とテイクアップ
アーム22の回動が可能となっている。
【0030】31、31´はギヤ支持部23の前縁のう
ち規制部28が突出している部分から左右にそれぞれ離
間した位置から前方へ向けて突出された被押圧腕であ
り、その前端は規制部28の前端部の側方であって規制
部28の前端より僅かに後方の位置で終わっている。
【0031】被押圧腕31、31´の基端寄りの部分3
2、32´は「S」字状に曲がったバネ状部となってお
り、該バネ状部32、32´から前の部分は規制部28
の前端寄りの部分28aの側縁に略一定の間隔をおいて
沿うように位置していて、その前端部33、33´の規
制部28の前端部に対向する側の側縁33a、33´a
は前端に行くに従って規制部28から遠くなる傾斜縁と
されている。
【0032】34はメカシャーシ7の下面のうち後端縁
に沿った位置に左右方向へ摺動自在に支持された規制ス
ライダーであり、その前縁のうち中央から稍左右に寄っ
た位置には押圧部35、35´が突設されている。そし
て、該押圧部35、35´の前縁の中央には「V」字状
に開いた切欠36、36´が形成されている。
【0033】しかして、規制スライダー34がその移動
範囲の中央、即ち、中立位置にある状態では、テイクア
ップアーム22が傾動したとき、その突部23a又は2
3a´が規制スライダー34の押圧部35、35´に形
成された切欠36又は36´内に入り、それによって、
テイクアップアーム22はそのプレイギヤ25又は25
´がリール台8又は8´の大ギヤ9a又は9´aに噛合
する位置まで回動することが出来る。
【0034】そして、テイクアップアーム22が傾動し
て、そのプレイギヤ25又は25´がリール台8又は8
´の大ギヤ9a又は9´aと噛合しているときが、記録
又は再生が為されるプレイモードであり、磁気テープが
定速で走行され、T側リール台8´と係合して回転する
T側テープリール(ノーマルプレイモードの時)又はS
側リール台8と係合しているS側テープリール(リバー
スプレイモードの時)に卷き取られて行く。
【0035】そして、規制スライダー34はキュー/レ
ビュー或いは早送り/巻戻し等の高速走行時に中立位置
より左方へ(キュー又は早送りの時)又は右方へ(レビ
ュー又は巻戻しの時)移動し、プレイ状態においてかか
る移動が為される(キュー/レビュー時)と、プレイギ
ヤ25又は25´がリール台8又は8´の大ギヤ9a又
は9´aと噛合しているテイクアップアーム22の突部
23a又は23a´を規制スライダー34の押圧部35
又は35´の切欠36又は36´の脇に位置する部分が
押圧してテイクアップアーム22を回動させて、プレイ
ギヤ25又は25´をリール台ギヤ9a又は9´aから
離間させる。
【0036】従って、プレイ状態からFRスライダー1
5が左方へ移動すると、後述する連動機構を介して規制
スライダー34が中立位置から左方へ移動してテイクア
ップアーム22を回動させてそのプレイギヤ25又は2
5´をリール台ギヤ9a又は9´aから離間させ、ま
た、FRスライダー15の左方への移動により中間ギヤ
16がT側リール台8´の小ギヤ9´bと噛合してT側
リール台8´を高速でテープ巻取方向へ回転させ、これ
によってキュー状態が現出される。
【0037】また、プレイ状態からFRスライダー15
が右方へ移動すると、後述する連動機構を介して規制ス
ライダー34が中立位置から右方へ移動してテイクアッ
プアーム22を回動させてそのプレイギヤ25又は25
´をリール台ギヤ9a又は9´aから離間させ、また、
FRスライダー15の右方への移動により中間ギヤ16
がS側リール台8の小ギヤ9bと噛合してS側リール台
8を高速でテープ巻取方向へ回転させ、これによってレ
ビュー状態が現出される。
【0038】また、規制スライダー34の右端にはスイ
ッチ操作ピン37が垂設されている。
【0039】38及び39はモータ10の回転方向切換
用のリーフスイッチであり、メカシャーシ7の下面に固
定され、その接片38a、38a及び39a、39aの
先端部は上記スイッチ操作ピン37の移動軌跡上に位置
している。即ち、接片38a、38aの先端部は中立位
置にある規制スライダー34のスイッチ操作ピン37の
右方に稍離間して位置し、接片39a、39aの先端部
は中立位置にあるスイッチ操作ピン37の左方に稍離間
して位置している。
【0040】しかして、規制スライダー34が左方へ移
動すると、そのスイッチ操作ピン37が左側のリーフス
イッチ39の接片39a、39aの先端部を押圧してこ
れらを接触させ、これによって、上記モータ10はT側
リール台8´をテープ巻取方向へ回転させる方向へ回転
する。また、規制スライダー34が右方へ移動すると、
そのスイッチ操作ピン37が右側のリーフスイッチ38
の接片38a、38aの先端部を押圧してこれらを接触
させ、これによって、上記モータ10はS側リール台8
をテープ巻取方向へ回転させる方向へ回転する。
【0041】40は上方からみて略「L」字状をした連
動アームであり、メカシャーシ7の左端部にその前後方
向における略中間の部分が回動自在に支持されている。
連動アーム40の回動支点40aより稍前側の部分には
長方形の係合孔41が形成され、上記FRスライダー1
5の左端から前方に突出した突出片42の前端に突設さ
れた連結ピン42aが上記係合孔41に摺動自在に係合
されている。
【0042】また、連動アーム40の後端部には斜めに
延びる長孔状の連結孔43が形成されている。
【0043】44はメカシャーシ7の前縁に設けられた
前面板45に左右方向に摺動自在に支持されたFRレバ
ーであり、その左端部に形成された係合孔44aに上記
連動アーム40の前端部40bが回動可能に係合されて
いる。
【0044】しかして、FRレバー44を左右方向に摺
動させると、該FRレバー44の係合孔44aに前端部
40bが係合されている連動アーム40が回動し、そし
て、この連動アーム40と連結されているFRスライダ
ー15が左右に移動せしめられる。
【0045】即ち、FRレバー44が左方へ移動される
と、連動アーム40は上方から見て時計回り方向へ回動
し、FRスライダー15の連結ピン42aが係合されて
いる係合孔41が左方へ変位するので、FRスライダー
15は左方へと移動せしめられる。また、FRレバー4
4が右方へ移動されると、連動アーム40は上方から見
て反時計回り方向へ回動し、FRスライダー15の連結
ピン42aが係合されている係合孔41が右方へ変位す
るので、FRスライダー15は右方へと移動せしめられ
る。
【0046】46はメカシャーシ7後部の左端寄りの位
置にその中間部を回動自在に支持された連結リンクであ
り、その後端部に連結ピン46aが突設され、前端にも
連結ピン46bが突設されている。
【0047】そして、連結リンク46の前側の連結ピン
46bは上記連動アーム40の後端部の連結孔43に摺
動自在に係合され、また、連結リンク46の後側の連結
ピン46aは上記規制スライダー34の左端部に形成さ
れた略前後方向に長い連結孔47に摺動自在に係合され
ている。
【0048】しかして、上記したようにして連動アーム
40が回動すると連結リンク46を介して規制スライダ
ー34が左右方向へ摺動せしめられる。
【0049】また、上記FRレバー44が、ストップモ
ードから、左方へ又は右方へ移動されると、早送りモー
ド又は卷き戻しモードが現出される。
【0050】即ち、上記したように、FRレバー44が
左方へ移動されると、FRスライダー15が左方へ移動
されて、中間ギヤ16がT側リール台ギヤ9´bと噛合
し、かつ、連動アーム40、連結リンク46を介して規
制スライダー34が左方へ移動せしめられることによっ
て、そのスイッチ操作ピン37がリーフスイッチ39の
接片39a、39aを接触させ、モータ10がT側リー
ル台8´をテープ巻取方向へ回転させるように回転す
る。このようにして、早送りモードが形成される。
【0051】また、FRレバー44が右方へ移動される
と、FRスライダー15が右方へ移動されて、中間ギヤ
16がS側リール台ギヤ9bと噛合し、かつ、連動アー
ム40、連結リンク46を介して規制スライダー34が
右方へ移動せしめられることによって、そのスイッチ操
作ピン37がリーフスイッチ38の接片38a、38a
を接触させ、モータ10がS側リール台8をテープ巻取
方向へ回転させるように回転する。このようにして、卷
き戻しモードが形成される。
【0052】48は上方から見て略「L」字状をしたピ
ンチローラレバーであり、その屈曲部がメカシャーシ7
の左端部の前端寄りの位置の上面に回動自在に支持さ
れ、略左右方向に延びる前側の腕48aの右端部にピン
チローラ49が回転可能に支持されている。
【0053】また、ピンチローラレバー48の略前後方
向に延びる左側の腕48bの後半部に前後に離間して2
つの孔50、51が形成されている。そして、これら孔
50、51の右縁50a、51aが被押圧縁とされてい
る。
【0054】52、53は上記連動アーム40の回動支
点40aを挟んで前後の位置に突設された突片であり、
前側の突片52はピンチローラレバー48の前側の孔5
0内に位置し、後側の突片53はピンチローラレバー4
8の後側の孔51内に位置する。
【0055】尚、54はキャプスタンであり、その下端
部が上記プーリ12及び駆動ギヤ13に固定され、その
大部分がメカシャーシ7から上方へ突出されている。
【0056】そして、連動アーム40が反時計回り方向
に回動すると、前側の突片52がピンチローラレバー4
8の前側の被押圧縁50aを右方へ押圧し、これによっ
て、ピンチローラレバー48は僅かに時計回り方向へ回
動されてピンチローラ49がキャプスタン54から僅か
に離間する。このとき、後側の突片53は左方へ移動す
るが、それは孔51の中で為され、ピンチローラレバー
48の時計回り方向への回動の邪魔にはならない。
【0057】また、連動アーム40が時計回り方向に回
動すると、後側の突片53がピンチローラレバー48の
後側の被押圧縁51aを右方へ押圧し、これによって、
ピンチローラレバー48は僅かに時計回り方向へ回動さ
れてピンチローラ49がキャプスタン51から僅かに離
間する。このとき、前側の突片52は左方へ移動する
が、それは孔50の中で為され、ピンチローラレバー4
8の時計回り方向への回動の邪魔にはならない。
【0058】従って、プレイモードからFRレバー44
が操作されて、キュー或いはレビューの状態を現出する
ときには、ピンチローラ49がキャプスタン51から離
間されて、磁気テープを高速で走行させることが可能と
なる。
【0059】55、56は上方から見てそれぞれ「L」
字状に形成されたヘッドレバーであり、メカシャーシ7
の前半部中央部で前後方向に延びる制御部55a、56
aが中央部で対向するように左右対称に配置され、左右
方向に延びる前側片55b、56bの制御部55a、5
6aから遠い端部55c、56cがメカシャーシ7に回
動自在に支持される。そして、前側片55b、56bの
制御部55a、56a側に寄った位置には左右方向に稍
長い連結孔57、57が形成されている。
【0060】58はシーソーレバーであり、その左右方
向における中央がメカシャーシ7の前端部中央に前後方
向に移動自在に且つ回動可能に支持されている。そし
て、シーソーレバー58の中央には軸58aが突設され
ており、該軸58aにコロ59が回転自在に支持されて
いる。また、シーソーレバー58の左右両端部には連結
ピン58b、58bが突設されている。
【0061】そして、シーソーレバー58の連結ピン5
8b、58bは上記ヘッドレバー55、56の連結孔5
7、57に各別に摺動自在に係合されている。
【0062】60は録再レバーであり、メカシャーシ7
の上記前面板45に左右方向へ摺動自在に支持されてい
る。録再レバー60の後面の中央部には僅かに間隔を空
けてカム片61、62が突設されており、これらカム片
61、62の後縁のうち互いに近接した側の部分は互い
に近づくに従って前側に変位する傾斜縁61a、62a
とされ、その余の部分は左右方向に延びる保持縁61
b、62bとされている。
【0063】このような録再レバー60は中立位置と該
中立位置より左方の再生位置と上記中立位置より右方の
記録位置との間を移動し得るようにされている。63は
メカシャーシ7に基端部を固定されたU字状のセンタリ
ングバネであり、その2つの腕片が録再レバー60に突
設された突片60aに左右両側縁に各別に弾接してお
り、これによって録再レバー60には中立位置への復帰
力が付勢されている。
【0064】そして、録再レバー60がその移動範囲の
中間の位置、即ち、中立位置にある状態において、上記
シーソーレバー58のコロ59はカム片61と62との
間に位置している。
【0065】しかして、録再レバー60が左方(再生
時)又は右方(録音時)へと移動されると、カム片61
又は62の傾斜縁61a又は62aがシーソーレバー5
8のコロ59を後方へ向けて押し出して行き、これによ
って、シーソーレバー58のコロ59を支持した部分が
後方へ向けて移動される。そして、カム片61又は62
の保持縁61b又は62bがコロ59に対応した位置に
来ると、コロ59が保持縁61b又は62bに当接して
その位置が安定する。この位置がシーソーレバー58の
突出位置である。
【0066】また、録再レバー60が記録位置へ移動さ
れると、モータ10が回転を始め、図示しない記録回路
が働く等記録モードが現出され、録再レバー60が左方
へ移動されると、モータ10が回転を始め、図示しない
再生回路が働く等再生モードが現出される。
【0067】64はディレクションレバーであり、メカ
シャーシ7の前半部であって左右方向における略中央部
の下面側に左右方向へ摺動自在に支持されている。ディ
レクションレバー64の後端部の左右両端寄りの位置に
は規制ピン65、65´が突設されている。
【0068】66はメカシャーシ7の下方に配置された
回路基板であり、該回路基板66の前端部の右端部上面
に定速走行時におけるモータ10の回転方向切換用のス
ライドスイッチ67が支持されており、該スライドスイ
ッチ67の前面にスライド子67aが突出されている。
該スライド子67aがその移動範囲の中央に位置してい
るときがストップモードであり、移動範囲の右端に位置
しているときのテープの走行方向がフォワード方向とな
り、また、移動範囲の左端に位置しているときのテープ
の走行方向がリバース方向となる。
【0069】68はディレクションレバー64の右端寄
りの位置から下方へ突出された突部であり、該突部68
の下縁に切欠68aが形成されていて、上記スライドス
イッチ67のスライド子67aはこの切欠68aに係合
されている。依って、ディレクションレバー64の移動
に応じてスライドスイッチ67のスライド子67aが移
動せしめられる。
【0070】従って、ディレクションレバー64が右方
へ移動した状態で上記録再レバー60が中立位置から移
動されて再生モード又は記録モードとなると、磁気テー
プがS側リール台8に係合したSリールから繰り出され
てT側リール台8´に係合したTリールに巻き取られて
行くフォワード方向に走行され、また、ディレクション
レバー64が左方へ移動した状態で再生モード又は記録
モードとなると、磁気テープがT側リール台8´に係合
したTリールから繰り出されてS側リール台8に係合し
たSリールに巻き取られて行くリバース方向に走行され
る。
【0071】即ち、ディレクションレバー64が右方へ
移動すると、右側の規制ピン65は右側のヘッドレバー
55の制御部55aの制御縁55dから右方へ離間し、
他方、左側の規制ピン65´は左側のヘッドレバー56
の制御部56aの制御縁56dに略接触する位置まで移
動する。
【0072】この状態から、録再レバー60が再生位置
(左方)又は録音位置(右方)へと移動すると、上述し
たように、シーソーレバー58の中央部が後方へ移動す
るので、これに伴ってその両端部に位置した連結ピン5
8b、58bも後方へ移動しようとする。しかしなが
ら、該連結ピン58b、58bはヘッドレバー55、5
6の連結孔57、57と係合しているので、ディレクシ
ョンレバー64の左側の規制ピン65´が制御縁56d
に当接して後方への移動を阻止されている左側のヘッド
レバー56の連結孔57と係合している連結ピン58b
は後方へ移動することが出来ず、従って、シーソーレバ
ー58は左側の連結ピン58bを回動軸として反時計回
り方向へ回動するように動作し、右側の連結ピン58b
が大きく後方へ移動する。従って、この右側の連結ピン
58bと連結孔57が係合している右側のヘッドレバー
55が時計回り方向へ回動されてその制御部55aの後
端部が略後方へ移動する。
【0073】そして、右側のヘッドレバー55の制御部
55aの後端部が後方へ移動すると、その制御縁55d
がテイクアップアーム22の右側の被押圧腕31の前端
部33の傾斜縁33aを略右後方へ向けて押圧するの
で、テイクアップアーム22は反時計回り方向へ回動さ
れ、左側のプレイギヤ25´がT側リール台8´の大ギ
ヤ9´aと噛合され、この状態からモータ10が回転す
ると、磁気テープがフォワード方向へ走行される。
【0074】他方、ディレクションレバー64が左方へ
移動すると、左側の規制ピン65´は左側のヘッドレバ
ー56の制御部56aの制御縁56dから左方へ離間
し、他方、右側の規制ピン65は右側のヘッドレバー5
5の制御部55aの制御縁55dに略接触する位置まで
移動する。
【0075】この状態から、録再レバー60が再生位置
(左方)又は録音位置(右方)へと移動すると、今度
は、右側のヘッドレバー55の制御部55aの後方への
移動がディレクションレバー64の右側の規制ピン65
によって阻止されているので、シーソーレバー58の右
側の連結ピン58bの後方への移動が阻止されてシーソ
ーレバー58は右側の連結ピン58bを回動軸として時
計回り方向へ回動するように動作し、左側の連結ピン5
8bが大きく後方へ移動する。従って、この左側の連結
ピン58bと連結孔57が係合している左側のヘッドレ
バー56が反時計回り方向へ回動されてその制御部56
aの後端部が略後方へ移動する。
【0076】そして、左側のヘッドレバー56の制御部
56aの後端部が後方へ移動すると、その制御縁56d
がテイクアップアーム22の左側の被押圧腕31´の前
端部33´の傾斜縁33´aを略左後方へ向けて押圧す
るので、テイクアップアーム22は時計回り方向へ回動
され、右側のプレイギヤ25がS側リール台8の大ギヤ
9aと噛合され、この状態からモータ10が回転する
と、磁気テープがリバース方向へ走行される。
【0077】尚、上記ヘッドレバー55、56の前側片
55b、56bの上面には磁気ヘッド69、69´が各
別に支持されており、これら磁気ヘッド69、69´は
ヘッドレバー55、56の制御部55a、56aが後方
へ移動すると、磁気テープと接触する動作位置へと移動
される。
【0078】そして、上記したように、キュー或いはレ
ビュー状態が現出されるとき、テイクアップアーム22
がそのプレイギヤ25又は25´がリール台ギヤ9a又
は9´aから離れる方向へ僅かに回動されるが、ヘッド
レバー55又は56はその制御部55a又は56aが後
方へ移動したままであるので、テイクアップアーム22
の被押圧腕31又は31´の前端部33又は33´はヘ
ッドレバー55又は53の制御部55a又は56aの後
端部に邪魔されて移動することができないが、被押圧腕
31又は31´のバネ状部32又は32´が撓むことに
よってテイクアップアーム22が上記したように回動す
ることができる。
【0079】そして、磁気ヘッド69又は69´は動作
位置に保持されたままであるので、磁気テープに記録さ
れた信号を読み取ることができ、これによって、キュー
又はレビュー状態が現出されることになる。
【0080】70はディレクションレバー64とメカシ
ャーシ7との間に張設された引張バネであり、これによ
って、ディレクションレバー64には左方へ向けての、
即ち、リバース位置へ向けての移動力を弾発付勢されて
いる。
【0081】71はディレクションレバー64をそれが
右方に移動した位置、即ち、フォワード位置にロックす
るためのディレクションロック部材であり、メカシャー
シ7の上面の右前部にその右前部71aが回動自在に支
持されている。
【0082】ディレクションロック部材71には基部の
前端部から左方へ向けて突出した長い腕片72と、基部
の後端部から左方へ向けて突出した短い腕片73と、基
部の右端部から後方へ向けて突出した被押圧片74とが
一体に形成されている。
【0083】そして、長い腕片72の前面の左端部から
は係合爪72aが突設され、該係合爪72aの前面72
bは左方へ行くに従い後方へ徐々に変位する緩い傾斜の
傾斜面とされている。
【0084】短い腕片73の先端部の下面には係合突部
73aが突設されている。
【0085】75は前後方向に長い板ばね部材であり、
その後端部がメカシャーシ7に固定され、二叉状に分か
れた弾性片の一方75aの前端部がディレクションロッ
ク部材71の被押圧片74の後端部に右側から弾接され
ており、これによって、ディレクションロック部材71
に上方から見て反時計回り方向への回動力が付勢されて
いる。
【0086】上記ディレクションレバー64の右端部前
縁から上方へ立ち上げられた立上部76の上縁には切欠
77、78a、78bが左右に並んで形成されている。
このうち78a、78bは上記ディレクションロック部
材71の係合爪72aが係合される係合切欠となり、7
7は後述のディレクション摘子を取り付けるためのもの
である。
【0087】79はディレクション摘子であり、その後
面から突起79aが突設されており、この突起79aは
その後端部がシャーシ7の前面板45に形成された挿通
孔45aを通して上記ディレクションレバー64の切欠
77に係合されている。
【0088】更に、ディレクション摘子79の上面から
は突部79cが上方へ向けて突出され、該突部79cの
上端部からは後方へ向けて被ロック突部79dが突設さ
れている。
【0089】しかして、ディレクションレバー64がフ
ォワード位置に移動されてくると、その左側の係合切欠
78aの位置がディレクションロック部材71の係合爪
72aの位置と一致し、ディレクションロック部材71
に付勢されている回動力によって該係合爪72aが上記
係合切欠78aに係合する。これによって、ディレクシ
ョンレバー64がフォワード位置にロックされる。勿
論、上記ディレクション摘子79に左方への移動力を強
めに加えれば、係合爪72aが強制的に係合切欠78a
から外される。
【0090】そして、ディレクションロック部材71の
係合爪72aが係合切欠78aから外れると、ディレク
ションレバー64は引張バネ70による引張力によって
左方へ移動されて、リバース位置に達する。
【0091】ディレクションレバー64がリバース位置
に達すると、ディレクションロック部材71の係合爪7
2aは切欠78b内に位置する。
【0092】80は上記ディレクションロック部材71
の上方に位置し、かつ、その右端部80aがディレクシ
ョンロック部材71と同軸に回動自在に支持されたモー
ドロック板であり、左端の後部に突部80bが突設さ
れ、左端の前端部にコロ81が回転自在に支持されてい
る。また、右端部に被押圧部80cが形成されている。
かかるモードロック板80にはその被押圧部80cに上
記板ばね部材75のもう一つの弾性片75bが右方から
弾接されることによって上方から見て反時計回り方向へ
の回動力が付勢されている。
【0093】録再レバー60の右端部には左右に並んで
左右に長い係合孔82a、82bが形成されており、録
再レバー60が記録位置に来ると左側の係合孔82bに
上記モードロック板80のコロ81が係合し、録再レバ
ー60が再生位置に来ると右側の係合孔82aに上記モ
ードロック板80のコロ81が係合して、それぞれの位
置で録再レバー60にクリックストップがかけられる。
【0094】83は左右方向に長い摘子ロック部材であ
り、上記モードロック板80の上側に位置し、その右端
部が上記ディレクションロック部材71及びモードロッ
ク板80と同軸に回動自在に支持されている。
【0095】該摘子ロック部材83の左端部には被制御
突部83aが前方へ向けて突設されており、該被制御突
部83aより稍右側によった位置にロック片83bが前
方へ向けて突設されている。そして、該ロック片83b
は被制御部83aより稍高いところに位置している。
【0096】更に、摘子ロック部材83の左右方向にお
ける略中間の部分には被制御ピン83cが垂設されてお
り該被制御ピン83cは上記ディレクションロック部材
71の2つの腕片72、73の基部間に位置している。
そして、このような摘子ロック部材83には図示しない
バネによって上方から見て反時計回り方向への回動力が
付勢されている。
【0097】録再レバー60の右端部上縁には左右にあ
る程度の長さを有する制御片84が上方へ突設されてお
り、そして、該制御片84は上記摘子ロック部材83の
被制御突部83aと同じ高さに位置している。また、上
記ロック片83bは制御片84の上縁より上に位置して
いる。
【0098】しかして、録再レバー60が記録位置以外
の位置にあるときは、制御片84が摘子ロック部材83
の被制御突部83aに前方から対向した位置にあり、従
って、摘子ロック部材83のロック片83bは上記ディ
レクション摘子79の被ロック突部79dの移動軌跡か
ら後方へ引っ込んだところに位置し、依って、摘子ロッ
ク部材83はディレクション摘子79の移動に関して、
換言すれば、ディレクションレバー64の移動に関し
て、何等障害とならない。
【0099】ところが、録再レバー60が記録位置に来
ると、その制御片84はその左端が摘子ロック部材83
の被制御突部83aより右側に来るので、摘子ロック部
材83はその被制御突部83aが上記制御片84の左側
から前方へ突出するように反時計回り方向へ回動してロ
ック位置に達し、これによって、ロック片83bがフォ
ワード位置に来ているディレクションレバー64の摘子
79の被ロック突部79dの左側に又はリバース位置に
来ているディレクションレバー64の摘子79の被ロッ
ク突部79dの右側に移動して来て、これによって、デ
ィレクション摘子79の左方への移動又は右方への移動
が阻止される。
【0100】これによって、記録中にテープの走行方向
が手動によって切り替えられてしまうことがないように
されている。
【0101】録再レバー60が記録位置から左方へ移動
されると、その制御片84の左端が摘子ロック部材83
の被制御突部83aを押圧して摘子ロック部材83をそ
のロック片83bがディレクション摘子79の被ロック
突部79dの移動軌跡から外れたロック解除位置へと回
動させる。この場合、摘子ロック部材83の被制御ピン
83cとディレクションロック部材71の後側の腕片7
3との間には十分な余裕があり、摘子ロック部材83の
時計回り方向への回動によってディレクションロック部
材71が時計回り方向へ回動されてしまうようなことは
ない。
【0102】尚、後述するリバース機構又はオートシャ
ットオフ機構によってディレクションロック部材71が
時計回り方向に回動されると、その長い方の腕72の基
部によって摘子ロック部材83の被制御ピン83cが後
方へ引っ張られ、これによって摘子ロック部材83が時
計回り方向へ回動されて、ディレクション摘子79に対
するロックが解除される。
【0103】85はメカシャーシ7の右端部下面の前寄
りの位置に回転自在に支持されたかカムギヤであり、そ
の外周縁にギヤ歯85a、85a、・・・が形成されて
おり、上面には円環状のカム面86が突設され、該カム
面86の内周面には突部86aが形成されている。そし
て、該カムギヤ85は上記駆動ギヤ13の回転をギヤ列
87a、87b、87cを介して伝達されて回転され
る。
【0104】しかして、該カムギヤ85はモータ10が
回転されている間は常に回転している。即ち、磁気テー
プがフォワード方向に走行されているときはカムギヤ8
5は反時計回り方向へ回転され、磁気テープがリバース
方向へ走行されているときはカムギヤ85はと時計回り
方向へ回転されている。
【0105】88はメカシャーシ7の右端部後方に垂設
された支持軸であり、その下端にはフランジ状のバネ受
け部88aが外方に向けて突設されている。
【0106】89はカウンタープーリであり、上記支持
軸88の上端部に回転自在に支持され、その下面と支持
軸88のバネ受け部88aとの間に縮設されたコイルバ
ネ90の弾発力によって上方へ向けての移動力を付勢さ
れている。
【0107】91は上記中継ギヤ26の下面に一体に形
成されたカウンタープーリであり、このカウンタープー
リ91と上記カウンタープーリ89とに無端状のタイミ
ングベルト92が架け渡されている。
【0108】しかして、磁気テープが走行している間
は、上記カウンタープーリ89が回転されていることに
なる。そして、磁気テープがフォワード方向に走行され
ているときは、カウンタープーリ89は時計回り方向へ
回転され、磁気テープがリバース方向へ走行されるとき
は、カウンタープーリ89は反時計回り方向へ回転され
ることになる。
【0109】磁気テープがテープリールから全部繰り出
されてしまうと、リール台8、8´が回転できなくなる
ので、トルクリミッター19を介して連係されている中
間ギヤ16とリミッタギヤ17との間で滑りが生じ中継
ギヤ26がその回転を停止するので、カウンタープーリ
89もその回転が停止する。
【0110】93は略前後方向に長い板状をしたフリク
ションアームであり、その後端寄りの部分に前後方向に
長い長孔94が形成され、この長孔94に上記支持軸8
8の上端部が挿通され、これによって、該フリクション
アーム93は略前後方向に移動し得るようにメカシャー
シ7に支持される。
【0111】95は上記フリクションアーム93の上面
のうち長孔94の後側に突設されたバネ受け突部であ
り、中央部が後方へ突出する緩やかな弧状に形成されて
いる。
【0112】96はその基部がメカシャーシ7に支持さ
れたトーションバネであり、その先端部がフリクション
アーム93のバネ受け突部95に後方から弾接し、これ
によって、フリクションアーム93に前方に向けての移
動力が付勢されている。
【0113】フリクションアーム93の前端部は2叉状
に形成され、各腕片の先端部下面には上下方向から見て
ティアドロップ状の突起97、97´が突設されてい
る。これら突起97、97´は後端が細く前端が太くな
る向きで形成されている。また、これら突起97、97
´は、上記カムギヤ85のカム面86に囲まれた範囲内
に位置し、該カム面86の突部86aが突起97、97
´と横に並んで位置して突部86aが一方の突起97
(又は97´)に接触した状態で他方の突起97´(又
は97)がカム面86のうち突部86aが位置したのと
反対側に位置した部分に接触ないしは近接する位置関係
で形成されている。
【0114】98はフリクションアーム93の右側縁の
前後方向における略中央部に上方へ向けて突設された押
圧ピンである。
【0115】しかして、フリクションアーム93は磁気
テープが走行している間はその移動範囲の前端に位置し
た状態で左右に揺動を続け、磁気テープの走行が停止す
ると、後方へ移動せしめられる。
【0116】例えば、磁気テープがフォワード方向へ走
行しているときは、カウンタープーリ89は時計回り方
向へ回転しているので、該カウンタープーリ89がコイ
ルバネ90によって弾接されているフリクションアーム
93は時計回り方向への回動力を受ける。従って、その
左側の突起97´がカムギヤ85のカム面86のうち左
側に位置する部分に接触した状態に保たれる。また、カ
ムギヤ85は反時計回り方向へ回転されているので、突
部86aは突起97´の位置に来るとその尖塔状の後端
に接触するので突起97´を右方へ押圧し、これによっ
て、フリクションアーム93は僅かに反時計回り方向へ
回動されるが、突部86aが突起97´から離れるとカ
ウンタープーリ89によって付勢されている時計回り方
向への回動力によってすぐに時計回り方向に戻ってカム
面86の突部86a以外の部分に接触する。このように
して、磁気テープが走行されている間はフリクションア
ーム93は左右に揺動している。
【0117】そして、磁気テープが停止すると、フリク
ションアーム93は時計回り方向への回動力を受けなく
なる。従って、その状態で、カムギヤ85の突部86a
がフリクションアーム93の左側の突起97´のところ
にやってきて該突起97´を右方へ押しやるとフリクシ
ョンアーム93はその右側の突起97がカム面86に接
触した状態のまま、即ち、突起97の前面が突部86a
の移動軌跡上に位置したままの状態を維持する。そこへ
カムギヤ85の突部86aがやってくると、今度は突起
97の略平らな前面が突部86aに対向しているので、
該前面が突部86aと係合してカムギヤ85の反時計回
り方向への回転につれて後ろ稍左方へ向けて移動され、
突部86aが突起97の右側に回り込んでくると突部8
6aと突起97前面との係合が外れて、上記トーション
バネ96による移動力によってフリクションアーム93
は前方へ移動せしめられる。
【0118】次に、磁気テープがリバース方向へ走行し
ているときは、カウンタープーリ89は反時計回り方向
へ回転しているので、該カウンタープーリ89がコイル
バネ90によって弾接されているフリクションアーム9
3は反時計回り方向への回動力を受ける。従って、その
右側の突起97がカムギヤ85のカム面86のうち右側
に位置する部分に接触した状態に保たれる。また、カム
ギヤ85は時計回り方向へ回転されているので、突部8
6aは突起97の位置に来るとその尖塔状の後端に接触
するので突起97を左方へ押圧し、これによって、フリ
クションアーム93は僅かに時計回り方向へ回動される
が、突部86aが突起97から離れるとカウンタープー
リ89によって付勢されている反時計回り方向への回動
力によってすぐに反時計回り方向に戻ってカム面86の
突部86a以外の部分に接触する。このようにして、磁
気テープが走行されている間はフリクションアーム93
は左右に揺動している。
【0119】そして、磁気テープが停止すると、フリク
ションアーム93は反時計回り方向への回動力を受けな
くなる。従って、その状態で、カムギヤ85の突部86
aがフリクションアーム93の右側の突起97のところ
にやってきて該突起97を左方へ押しやるとフリクショ
ンアーム93はその左側の突起97´がカム面86に接
触した状態のまま、即ち、突起97´の前面が突部86
aの移動軌跡上に位置したままの状態を維持する。そこ
へカムギヤ85の突部86aがやってくると、今度は突
起97´の略平らな前面が突部86aに対向しているの
で、該前面が突部86aと係合してカムギヤ85の時計
回り方向への回転につれて後ろ稍右方へ向けて移動さ
れ、突部86aが突起97の左側に回り込んでくると突
部86aと突起97前面との係合が外れて、上記トーシ
ョンバネ96による移動力によってフリクションアーム
93は前方へ移動せしめられる。
【0120】99はメカシャーシ7の右端部に前後方向
へ移動自在に支持された伝達スライダーであり、メカシ
ャーシ7との間に張設されたコイルバネ100によって
前方へ向けての移動力を付勢されている。
【0121】該伝達スライダー99の前端部99aは左
方へ突出しており、該前端部99aには引張アーム10
1が一定の角度の範囲で回動自在に支持されている。該
引張アーム101の前端には引張片101aが上方へ向
けて立ち上げられている。そして、該引張アーム101
はその引張片101aがモードロック板80の突部80
bの前側に位置するオートシャットオフ準備位置とディ
レクションロック部材71の係合突部73aの前側に位
置するオートリバース準備位置との間で回動自在とさ
れ、図示しないバネ手段によって上方から見て時計回り
方向への回動力を付勢されている。
【0122】尚、102はディレクションレバー64の
右端部寄りの後縁から突設された規制片であり、ディレ
クションレバー64がフォワード位置以外の位置にある
ときは上記規制片102が上記引張アーム101の左方
に離れたところに位置し、これによって、引張アーム1
01は上記オートシャットオフ準備位置に位置し、ディ
レクションレバー64がフォワード位置に移動すると、
その規制片102が引張アーム101を右方へと押圧
し、これによって、引張アーム101は反時計回り方向
へ回動されて上記オートリバース準備位置へと移動され
る。
【0123】103は伝達スライダー99の左側縁の中
央より後端寄りの位置から左稍前方に向けて突出した被
押圧突部であり、上記フリクションアーム93の押圧ピ
ン98の移動軌跡上に、即ち、伝達スライダー99がそ
の移動範囲の前端に位置している状態で同じく移動範囲
の前端に位置しているフリクションアーム93の押圧ピ
ン98の直ぐ後側に位置している。
【0124】しかして、テープエンドでのオートリバー
ス又はオートシャットオフは以下のようにして為され
る。
【0125】磁気テープがフォワード方向へ走行してい
る状態でテープエンド、即ち、磁気テープが供給側テー
プリールからすべて繰り出されてしまうと、T側リール
台ギヤ9´aと噛合しているプレイギヤ25´がその回
転を停止され、従って、該プレイギヤ25´と噛合して
いる中継ギヤ26がその回転を停止されるので、フリク
ションアーム93に付勢されていた時計回り方向への回
動力がなくなる。
【0126】他方、トルクリミッター19でリミッタギ
ヤ17と中間ギヤ16との間に滑りが生じることによっ
て、モータ10は回転を続けることができ、従って、カ
ムギヤ85は反時計回り方向への回転を続けることにな
る。
【0127】従って、上記したように、フリクションア
ーム93が略後方へ向けて移動され、このときに、その
押圧ピン98が伝達スライダー99の被押圧突部103
を後方へ向けて押圧し、これによって、伝達スライダー
99がコイルバネ100の引張力に抗して後方へ移動さ
れ、その前端部に連結されている引張アーム101も共
に後方へ移動される。
【0128】そして、磁気テープがフォワード方向へ走
行しているときは、上記したように、引張アーム101
はオートリバース準備位置にあり、その引張片101a
はディレクションロック部材71の係合突部73aの前
側に位置しているので、引張アーム101の後方への移
動によってその引張片101aが上記係合突部73aを
後方へ引っ張り、これによって、ディレクションロック
部材71が板ばね部材75の弾性片75aの弾発力に抗
して時計回り方向へ回動してその係合爪72aがディレ
クションレバー64の係合切欠78aから外れ、かつ、
ディレクションロック部材71の時計回り方向への移動
にともなって摘子ロック部材83も時計回り方向へ回動
されてディレクション摘子79に対するフォワード位置
へのロックが解除されてディレクションレバーのフォワ
ード位置へのロックが解除されるので、ディレクション
レバー64は引張バネ70の引張力によってリバース位
置へと移動せしめられる。
【0129】そして、ディレクションレバー64がリバ
ース位置に達すると、その切欠68aに係合しているス
ライド子67aがリバース位置に移動してモータ10が
逆転すると共に、右側のヘッドレバー55が非動作位
置、即ち、前側に戻され、同時に左側のヘッドレバー5
6が動作位置、即ち、後方へ移動され、これによって、
テイクアップアーム22が時計回り方向へ回動されてそ
のプレイギヤ25がS側リール台ギヤ9aと噛合され、
これによって、磁気テープはリバース方向へ走行される
ことになる。
【0130】上記したオートリバース動作が為されるの
と略同時にフリクションアーム93及び伝達スライダー
99は前進位置に戻る。
【0131】そして、磁気テープがリバース方向へ走行
している状態からテープエンドになると、上記したよう
に、フリクションアーム93が略後方へ向けて移動さ
れ、このときに、その押圧ピン98が伝達スライダー9
9の被押圧突部103を後方へ向けて押圧し、これによ
って、伝達スライダー99がコイルバネ100の引張力
に抗して後方へ移動され、その前端部に連結されている
引張アーム101も共に後方へ移動される。
【0132】そして、磁気テープがリバース方向へ走行
しているときは、上記したように、引張アーム101は
オートシャットオフ準備位置にあり、その引張片101
aはモードロック板80の突部80bの前側に位置して
いるので、引張アーム101の後方への移動によってそ
の引張片101aが上記突部80bを後方へ引っ張り、
これによって、モードロック板80がそれに付勢されて
いる板ばね部材75の弾性片75bの弾発力による反時
計回り方向への回動力に抗して時計回り方向へ回動して
そのコロ81が録再レバー60の係合切孔82a又は8
2bから外れ、録再レバー60はセンタリングバネ63
の弾発力によって中立位置に戻され、これによって、ヘ
ッドレバー56は非動作位置に戻されると共にモータ1
0が停止される。
【0133】尚、ディレクションレバー64はその後、
テープカセットのカセット装着凹部5からの取出動作等
に連動してフォワード位置に戻されるようになってい
る。
【0134】104、104はメカシャーシ7の後端部
の左右両端寄りの位置から立設された支持片であり、該
支持片104、104の上端部に上記蓋体3の後端部の
両側部が回動自在に支持されている。
【0135】105はトーションバネであり、上記蓋体
3にカセット装着凹部5を開放した開放位置へ向けての
回動力を付勢している。
【0136】106は蓋体3の左側縁から垂設された側
板であり、その前縁には前方へ向けて係合片107が突
設され、後端寄りの部分にはその下縁に切欠が形成さ
れ、該切欠の上縁108が押圧縁とされている。
【0137】109はメカシャーシ7の上側に取着され
る目隠し板であり、板バネ材料によって形成され、メカ
シャーシ7の上面を略覆う大きさの主部110に各部が
一体に形成されている。
【0138】111は主部110の後縁の略中央から立
設されたカセット押さえバネであり、主部110から立
ち上がった基部111aと該基部111aの上端から左
右に延びる押圧部111bとが前方からみて背の低い
「T」字状を為すように形成され、押圧部111bはそ
の両端部が稍前方に突出するように緩やかに湾曲されて
いる。
【0139】112、112は主部110の略中央部に
切起状に形成されたレバー押さえバネであり、その先端
部が稍下方に位置するように曲げられている。
【0140】また、主部110には、リール台8、8´
をカセット装着凹部5内に突出させるための挿通孔11
3、113他幾つかの挿通孔や切欠が形成されている。
【0141】主部110の右側縁には支持部114が立
設され、主部110の左側縁には側壁115が立設さ
れ、該側壁115の上縁から上面壁116が左方へ向け
て突設されている。
【0142】更に、主部110の後縁の左右両端部には
係合部117、118が形成されており、主部110の
右前端及び上面壁116の略中央部にネジ挿通孔11
9、119が形成されている。
【0143】しかして、メカシャーシ7の後端部の左右
両端部に形成された係合部120、121に主部110
の係合部117、118を各別に係合させた後、ネジ挿
通孔119、119を挿通させたビス122、122を
メカシャーシ7の図示しない螺孔に螺合することによっ
て、目隠し板109がメカシャーシ7に固定される。こ
れによって、カセット押さえバネ111はカセット装着
凹部5の後端部に位置され、レバー押さえバネ112、
112はメカシャーシ7に摺動自在に支持された前記F
Rスライダー15の上面に弾接して該FRスライダー1
5をメカシャーシ7の上面に弾発的に押し付けてメカシ
ャーシ7からの浮き上がりを防止する。
【0144】テープカセット6は上方から見て横長の偏
平な箱状をしたカセットケース123内に磁気テープ1
24を巻装したリールハブ125、125が回転可能に
収納されている。そして、磁気テープ124はその一部
がカセットケース123の一方の長い側面から外部に臨
んだ状態とされている。
【0145】カセットケース123の短い側面のうち磁
気テープ124が露出している長い側面と反対側の長い
側面寄りの位置には誤消去防止爪126a、126bが
折り取り可能に形成されている。これら誤消去防止爪1
26a、126bは磁気テープ124が露出する面を手
前側にして上方から見た状態で右後ろに位置するものが
フォワード側のものであり、左後ろに位置するものがリ
バース側のものである。
【0146】127はカセットケース123の磁気テー
プ124が露出している側の側部の左右方向における中
央に上下に貫通して形成された挿通孔であり、テープカ
セット6がカセット装着凹部5に装着されると、キャプ
スタン54が該挿通孔127を通してカセットケース1
23内に挿通され、磁気テープ124の内側に位置され
る。
【0147】128、129は検出部材であり、上方か
ら見て略「L」字状をしており、その屈曲部が目隠し板
109の後端寄りの部分の左右両端部に立設された支持
軸130、130に各別に左右方向へ回動自在に支持さ
れている。
【0148】これら検出部材128、129の後端部に
はカセット装着凹部5の方へ突出した検出片128a、
129aが形成されており、トーションバネ131、1
31によって検出片128a、129aがカセット装着
凹部5内へ突出する方向への回動力が付勢されている。
【0149】更に、検出部材128の略左方に延びる前
片の端部には上方へ突設された連結片128bが形成さ
れ、検出部材129の左方に延びる前片の端部には下方
へ突設された連結片129bが形成されている。
【0150】そして、右側の検出部材128がフォワー
ド側の、即ち、上方から見て右後ろに位置した誤消去防
止爪126a(又は126b)の有無を検出するための
フォワード側の検出部材であり、左側の検出部材129
がリバース側の、即ち、上方から見て左後ろに位置した
誤消去防止爪126b(又は126a)の有無を検出す
るためのリバース側検出部材である。
【0151】132、133は記録許否レバーであり、
右側の記録許否レバー132は目隠し板109の支持部
114に、左側の記録許否レバー133は目隠し板10
9の上面壁116に各別に前後方向へ移動自在に支持さ
れている。
【0152】記録許否レバー132、133の後端部に
は左右方向へ延びる長孔132a或いは切欠133aが
形成されており、長孔132aにはフォワード側検出部
材128の連結片128bが、また、切欠133aには
リバース側検出部材129の連結片129bが、それぞ
れ摺動自在に係合されている。
【0153】また、記録許否レバー132、133の前
端部には移動阻止片132b、133bがそれぞれ垂設
されている。
【0154】上記録再レバー60の右端には被阻止片1
34が右方へ向けて突設され、左端には被阻止片135
が上方へ向けて突設されている。
【0155】しかして、カセット装着凹部5内にテープ
カセット6が装着されると、検出部材128、129の
検出片128a、129aの先端部がそれぞれテープカ
セット6の誤消去防止爪126a、126bに対応され
る。そして、誤消去防止爪126a、126bがある場
合には、検出片128a、129aの先端が誤消去防止
爪126a、126bに当接してそれ以上内側に回動す
ることが出来ないので、右側の記録許否レバー132は
移動範囲の後端、即ち、記録許容位置に位置してその移
動阻止片132bが中立位置にある録再レバー60の右
側の被阻止片134の直ぐ右側から後方に外れた位置に
位置しており、左側の記録許否レバー133は移動範囲
の前端、即ち、記録許容位置に位置してその移動阻止片
133bは中立位置にある録再レバー60の左側の被阻
止片135の直ぐ右側の位置から前方に外れた位置に位
置している。
【0156】また、カセット装着凹部5内に装着された
テープカセット6の誤消去防止爪126a、126bが
除去されている場合には、検出片128a、129aは
カセットケース123内に入り込むので、フォワード側
検出部材128は反時計回り方向に回動し、リバース側
検出部材129は時計回り方向に回動する。
【0157】従って、フォワード側記録許否レバー13
2は前進して記録阻止位置、即ち、その移動阻止片13
2bが中立位置にある録再レバー60の右側の被阻止片
134の直ぐ右側に位置する位置に移動し、リバース側
記録許否レバー133は後退して記録阻止位置、即ち、
その移動阻止片133bが中立位置にある録再レバー6
0の左側の被阻止片135の直ぐ右側に位置する位置に
移動する。そして、移動阻止片132bが被阻止片13
4の直ぐ右側に、或いは、移動阻止片133bが被阻止
片135の直ぐ右側に位置すると、録再レバー60はそ
れ以上右方向に、即ち、記録位置に向けて移動すること
が出来ない。
【0158】このようにして、誤消去防止爪126a、
126bの少なくとも一方が除去されていると、録再レ
バー60は記録位置へ移動することが出来ないので、録
音が禁止される。しかしながら、誤消去防止爪126
a、126bのどちらかが除去されておらず、片面の録
音が可能であるにも拘らず、全く録音をすることができ
ないのでは無駄が生ずることになる。かかる場合は録音
中にオートリバースが為されなければ良いのであって、
一方向だけの録音が為されることは差し支えがない。
【0159】そこで、かかる場合には、テープカセット
6を誤消去防止爪がない方の側面が右側になるようにカ
セット装着凹部5に装着すればリバース録音が行われる
ことを可能にするための機構について説明する。
【0160】136は右側、即ち、フォワード側の誤消
去防止爪がない場合でも、リバース側の誤消去防止爪が
ありディレクションレバー64がリバース位置に移動さ
れたときには、フォワード側の誤消去防止爪があるもの
と擬制する状態擬制機構である。
【0161】該状態擬制機構136は2つのリンクから
なる。
【0162】137は第1のリンクであり、略前後方向
に延びる向きでメカシャーシ7に回動自在に支持されて
いて、その前端部には略前後方向に延びる係合切欠13
7aが形成され、後端部には連結ピン137bが突設さ
れている。
【0163】138は第2のリンクであり、略「L」字
状をしており、左部の後端部がメカシャーシ7に回動自
在に支持されている。そして、その右端部138aが押
圧部とされ、該押圧部138aがフォワード側検出部材
128に連結片128bの右側に形成された被押圧部1
28cの前面に当接されており、また、前縁の左端部に
形成された略前後方向に長い係合切欠138bに第1の
リンク137の連結ピン137bが摺動自在に係合され
ている。
【0164】139は上記ディレクションレバー64の
後端部の右寄りの位置に突設された連結ピンであり、上
記第1のリンク137の係合切欠137aに摺動自在に
係合している。
【0165】しかして、ディレクションレバー64がフ
ォワード位置にあるときには、第2のリンク138の押
圧部138aが記録阻止位置にあるフォワード側検出部
材128の被押圧部128cの前面に当接ないしは近接
した状態にあるが、ディレクションレバー64がリバー
ス位置に移動されると、第1のリンク137が上方から
見て時計回り方向へ回動されその連結ピン137bが右
僅か前方へ移動する。これによって、第2のリンク13
8は反時計回り方向へ回動されて、その押圧部138a
がフォワード側検出部材128の被押圧部128cを略
後方へ向けて押圧し、従って、該検出部材128は時計
回り方向へ回動されて記録許容位置へと移動される。
【0166】従って、誤消去防止爪126a、126b
の一方でも残っていれば、残っている誤消去防止爪が左
後方に位置する向きで当該テープカセット6をカセット
装着凹部5内に装着すれば、ディレクションレバー64
をリバース位置に移動することによって録再レバー60
を記録位置へと移動させることが出来、これによって、
リバース録音を行うことが出来る。
【0167】そして、リバース録音のテープエンドでは
オートシャットオフとなるので、記録を禁止されている
側に録音がされてしまうことはない。
【0168】上記目隠し板109の側壁115の前端寄
りの部分の上端部と下端部にそれぞれ挿通孔140、1
41が形成されている。これら挿通孔のうち上端部のも
の140は縦長に形成され、下端部のもの141は横長
に形成されている。
【0169】また、上記側壁115の後端寄りの位置に
もその上端寄りの位置から下端にまで達する挿通孔14
2が形成されている。
【0170】143は金属の薄板で形成された蓋ロック
板であり、その上端部に右方へ突出したロック爪143
aが一体に形成されている。そして、ロック爪143a
の上縁は下方へ行くに従って右方へ変位する傾斜縁14
3bとされている。更に、蓋ロック板143の下縁から
は被押圧片143cが垂設されている。
【0171】そして、蓋ロック板143はそのロック爪
143aを除く部分が上記側壁115の左側面に接した
状態でその下端部が側壁115の挿通孔141の上縁に
沿った位置に回動自在に支持され、ロック爪143aは
側壁115に形成された挿通孔140を通して側壁11
5より右方へ突出された状態とされている。また、被押
圧片143cは側壁115の挿通孔141に対応して位
置している。
【0172】144は側壁115の前端寄りの位置に切
起状に形成された押圧バネであり、その下端部が蓋ロッ
ク板143の被押圧片143cに右方から弾接し、これ
によって蓋ロック板143に前方から見て時計回り方
向、即ち、ロック爪143aが側壁115より右方へ突
出する方向への回動力が付勢されている。
【0173】しかして、蓋体3が上記カセット装着凹部
5を閉塞した閉塞位置にある状態では、蓋ロック板14
3のロック爪143aが蓋体3の係合片107の上側に
位置し、これによって、蓋体3は閉塞位置にロックされ
る。そして、蓋ロック板143の被押圧片143cが左
方から押圧されると、蓋ロック板143は前方から見て
反時計回り方向へ回動し、そのロック爪143aが蓋体
3の係合片107の上側から左方へ逃げ、これによって
蓋体3へのロックが解除され、蓋体3はトーションバネ
105によって付勢されている回動力によって開放位置
へ向けて回動される。
【0174】145はピンチローラレバー48をそれが
支持するピンチローラ49がキャプスタン54から大き
く離間した位置にロックするピンチロック部材であり、
前後方向に延びる筒部146と、該筒部146から右方
へ突出したベース部147と、該ベース部147の右端
から立設された被押圧部148と、ベース部147の左
右の中間の位置から上方へ突設され左下がりの傾斜面1
49a及び右方を向いたロック面149bを有するロッ
ク爪149とが一体に形成されている。
【0175】該ピンチロック部材145はその筒部14
6がメカシャーシ7の左側縁部の後端寄りの位置に回動
自在に支持され、トーションバネ150によってその被
押圧部148が上方へ移動する方向への、即ち、前方か
ら見て反時計回り方向への回動力が付勢されている。
【0176】151は上記ピンチローラレバー48の左
側の腕48bの後端から後方へ向けて突設された被ロッ
ク片である。そして、この被ロック片151は、ピンチ
ローラ49がキャプスタン54に圧着された状態及びキ
ャプスタンから稍離間した状態の時は、ピンチロック部
材145の筒部146とロック爪149との間に位置し
ている。
【0177】152は蓋体3の閉塞位置へのロックを解
除するための開蓋ボタンであり、後端部がメカシャーシ
7に回動自在に支持されている。
【0178】該開蓋ボタン152のボタン部153の右
側面には突起154が突設されており、該突起154は
ピンチローラレバー48の左側の腕48bの左側面と近
接ないしは当接されている。
【0179】また、開蓋ボタン152には押圧片155
が右方へ向けて突設されており、該押圧片155の右端
は上記蓋ロック板143の被押圧片143cに左側から
当接ないしは近接されている。
【0180】しかして、開蓋ボタン152のボタン部1
53が右方へ向けて押圧されると、該開蓋ボタン152
は上方から見て反時計回り方向へ回動され、その突起1
54がピンチローラレバー48の左側の腕48bを右方
へ押圧する。また、これと略同時にその押圧片155が
蓋ロック板143の被押圧片143cを右方へ向けて押
圧する。
【0181】従って、ピンチローラレバー48は上方か
ら見て時計回り方向へ回動して、そのピンチローラ49
がキャプスタン54から前方へ十分に離間する。そし
て、ピンチローラレバー48が時計回り方向へ回動する
ことによってその後端から突設された被ロック片151
は右方へ移動し、ピンチロック部材145のロック爪1
49の傾斜面149aを押圧するので、ピンチロック部
材145はトーションバネ150の弾発力に抗して前方
から見て時計回り方向へ回動し、これによって、被ロッ
ク片151はロック爪149を乗り越えてロック爪14
9の右側に移動する。そして、被ロック片151がロッ
ク爪149を右側へ乗り越えると、ピンチロック部材1
45はトーションバネ150の弾発力によって反時計回
り方向へ回動してロック爪149のロック面149bが
ピンチローラレバー48の被ロック片151の左側に位
置し、ピンチローラレバー48をその位置にロックす
る。
【0182】また、これと同時に、開蓋ボタン152の
押圧片155が蓋体3の係合片107と係合している蓋
ロック板143の被押圧片143cを右方へ向けて押圧
するため、該蓋ロック板143が前方から見て反時計回
り方向へ回動して、ロック爪143aが蓋体3の係合片
107の上側から左方へ逃げて蓋体3へのロックを解除
する。これによって、蓋体3はそれに付勢されているト
ーションバネ150による回動力によって開放位置へ向
けて回動される。
【0183】156はメカシャーシ7の左方部の前部側
に左右方向に移動自在に支持されたスライド板であり、
その左端156aは上記開蓋ボタン152のボタン部1
53の右側面に当接ないしは近接されている。
【0184】157はメカシャーシ7の中央より稍左寄
りの前側の位置にその後端部を回動自在に支持された拡
大レバーであり、その中央より稍回動支点側に寄った部
分で上記スライド板156の右端部と回動自在に連結さ
れている。
【0185】拡大レバー157の前端部は右方に突出す
ると共に前方から見てクランク状に屈曲され、それによ
って形成された屈曲部157aが上記ディレクションレ
バー64の左端部に形成された挿通孔158に挿通され
ている。
【0186】従って、上記したように、開蓋ボタン15
2が右方へ押圧されると、それによってスライド板15
6が右方へ移動され、拡大レバー157が上方から見て
反時計回り方向へ回動される。これによって、拡大レバ
ー157の前端部はスライド板156の移動量以上に右
方へ移動される。
【0187】この拡大レバー157の反時計回り方向へ
の回動によって右方へ移動する屈曲部157aがディレ
クションレバー64の挿通孔の縁を右方へ向けて押圧
し、これによって、ディレクションレバー64はフォワ
ード位置へと移動され、その位置にディレクションロッ
ク部材71によってロックされる。
【0188】従って、蓋体3が開放位置に移動されると
きにディレクションレバー64はフォワード位置に戻さ
れる。
【0189】159は前後方向に長いロック解除部材で
あり、その前端部が目隠し板109の側壁115の左側
面に回動自在に支持されている。該ロック解除部材15
9の後端部には左方へ突出した押圧片159aが、後端
より稍前側には右方へ突出した被押圧片159bがそれ
ぞれ形成されている。そして、押圧片159aは上記ピ
ンチロック部材145の被押圧部148の上端に上方か
ら対向しており、被押圧片159bは側壁115の挿通
孔142を通して右方へ突出していて蓋体3の押圧縁1
08に下方から対向している。
【0190】しかして、蓋体3が閉塞位置へ移動される
と、その係合片107が蓋ロック板143の傾斜縁14
3bを押圧することで該蓋ロック板143が前方から見
て反時計回り方向へ回動して係合片107がロック爪1
43aの下側に移動し、また、押圧縁108がロック解
除部材159の被押圧片159bを下方へ向けて押圧
し、これによって、ロック解除部材159はその後端が
下方へ移動するように回動する。
【0191】ロック解除部材159がそのように回動す
ると、その押圧片159aがピンチロック部材145の
被押圧部148の上縁を下方へ向けて押圧し、これによ
って、ピンチロック部材145が前方から見て時計回り
方向に回動してピンチローラレバー48に対するロック
を解除する。
【0192】また、蓋体3の係合片107が蓋ロック板
143のロック爪143aの下側に来ると、蓋ロック板
143が押圧バネ144の弾発力によって前方から見て
時計回り方向に回動してそのロック爪143aが蓋体3
の係合片107の上側にきて蓋体を閉塞位置にロックす
る。
【0193】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テーププレーヤは、メカシャーシの上面を覆
いカセット装着凹部の底面を為す主部と該主部の前後ど
ちらかの側縁から突設されテープカセットを他方の側縁
の方向へ押圧するカセット押さえバネとが板バネ材料に
より一体に形成された目隠し板を設けたことを特徴とす
る。
【0194】また、メカシャーシに摺動自在に支持され
た摺動レバーをメカシャーシに弾発的に押し付ける摺動
レバー押さえバネを主部に切起状に形成したことを特徴
とする。
【0195】更に、主部の左右両側縁から側壁部を立設
し、テープカセットの誤消去防止片の有無を検出するた
めの検出部材を上記側壁部に組み付けたことを特徴とす
る。
【0196】従って、本発明テーププレーヤにあって
は、カセット押さえバネ或いは摺動レバー押さえバネを
別材料として設ける必要がないので、部品点数が減少
し、組み付け作業の工数も減少する。また、修理等のサ
ービス時の作業性も向上する。
【0197】また、誤消去防止片の有無を検出するため
の検出部材を主部に形成した側壁部に組み付けたものに
あっては、目隠し板をメカシャーシに取り付けるだけで
検出部材の組付けが完了し、作業性やサービス性が更に
向上する。
【0198】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体を開けてカセット装着部を開放した状態の
全体の斜視図である。
【図2】機構部の要部を分解して示す斜視図である。
【図3】FRスライダー、中間ギヤ及びリミッタギヤと
その周辺を示す分解斜視図である。
【図4】プレイギヤ及び中間ギヤとその周辺の部分を示
す分解斜視図である。
【図5】プレイギヤとその周辺の部分を示す分解斜視図
である。
【図6】機構部の平面図である。
【図7】高速走行モードを形成する機構の中立状態を示
す平面図である。
【図8】巻き戻し状態を示す平面図である。
【図9】早送り状態を示す平面図である。
【図10】フォワード再生の状態を示す平面図である。
【図11】フォワード録音の状態を示す平面図である。
【図12】リバース再生の状態を示す平面図である。
【図13】リバース録音の状態を示す平面図である。
【図14】レビュー状態を示す平面図である。
【図15】キュー状態を示す平面図である。
【図16】方向切換レバー他の操作レバー及びそれらの
ロック機構を分解して示す斜視図である。
【図17】方向切換レバー及びそのロック部とテープエ
ンド検出手段の一部を分解して示す斜視図である。
【図18】テープエンド検出機構への回転伝達機構を一
部分解して示す斜視図である。
【図19】各操作レバーのロック部を示す拡大正面図で
ある。
【図20】停止状態を示す正面図である。
【図21】フォワード再生の状態を一部を切り欠いて示
す正面図である。
【図22】リバース再生の状態を一部を切り欠いて示す
正面図である。
【図23】フォワード録音の状態を一部を切り欠いて示
す正面図である。
【図24】テープエンド検出機構を示す拡大平面図であ
る。
【図25】再生時におけるディレクションロック部を示
す拡大平面図である。
【図26】フォワード録音時におけるディレクションロ
ック部を示す拡大平面図である。
【図27】リバース録音時におけるデイレクションロッ
ク部を示す拡大平面図である。
【図28】フォワード再生時のテープエンド検出機構の
状態を示す平面図である。
【図29】フォワード再生時のテープエンド検出機構の
別の状態を示す平面図である。
【図30】フォワード再生時にテープの走行が停止した
状態におけるテープエンド検出機構の平面図である。
【図31】フォワード再生時のテープエンドで方向切換
レバーに対するロックを解除する動作を示す要部の平面
図である。
【図32】フォワード再生時のテープエンドで方向切換
レバーのリバース位置への移動を示す要部の平面図であ
る。
【図33】リバース再生時のテープエンド検出機構の状
態を示す平面図である。
【図34】リバース再生時のテープエンド検出機構の別
の状態を示す平面図である。
【図35】リバース再生時のテープの走行が停止した状
態におけるテープエンド検出機構の平面図である。
【図36】リバース再生時のテープエンドで録再レバー
に対するロックを解除する動作を示す要部の平面図であ
る。
【図37】リバース再生時のテープエンドで録再レバー
が中立位置に戻ってオートシャットオフとなった状態を
示す要部の平面図である。
【図38】図39及び図40と共に蓋体の閉蓋動作を示
すもので、その初期の状態を示す要部の側面図である。
【図39】蓋体の閉蓋動作の途中を示す要部の側面図で
ある。
【図40】蓋体が閉蓋位置に達した状態を示す要部の側
面図である。
【図41】シャーシと目隠し板を示す分解斜視図であ
る。
【図42】テープカセットの斜視図である。
【図43】テープカセットの別の角度から見た斜視図で
ある。
【図44】誤消去防止機構を示す斜視図である。
【図45】テープカセットに誤消去防止片があり、記録
許容状態にある誤消去防止機構を示す平面図である。
【図46】記録拒否状態にある誤消去防止機構を示す平
面図である。
【図47】状態擬制機構が機能している状態を示す誤消
去防止機構の平面図である。
【図48】誤消去防止機構の正面図である。
【図49】目隠し板の一部とそれに支持される蓋体ロッ
ク部材を分解して示す拡大斜視図である。
【図50】図49の蓋体ロック部材が組み付けられた状
態を示す斜視図である。
【図51】蓋体ロック部材によって蓋体がロックされる
直前の状態を示す要部の拡大正面図である。
【図52】蓋体ロック部材によって蓋体がロックされた
状態を示す要部の拡大正面図である。
【図53】ピンチローラレバーとその周辺を示す斜視図
である。
【図54】図55と共に蓋体の閉蓋時にピンチローラレ
バーに対するロックを解除する動作を示すもので、ロッ
クが解除される直前の状態を示す要部の断面図である。
【図55】ピンチローラレバーに対するロックが解除さ
れた状態を示す要部の断面図である。
【図56】リバース位置にあるディレクションレバーと
フォワード復帰機構を示す平面図である。
【図57】フォワード復帰機構のディレクションレバー
をフォワード位置に復帰させる動作を示す平面図であ
る。
【図58】ディレクションレバーがフォワード位置に復
帰された状態を示すフォワード復帰機構の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 テーププレーヤ 5 カセット装着凹部 6 テープカセット 7 メカシャーシ 15 摺動レバー 109 目隠し板 110 主部 112 摺動レバー押さえバネ 114 側壁部 116 側壁部 126a、126b 誤消去防止片 128、129、132、133 検出部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メカシャーシの上面を覆いカセット装着
    凹部の底面を為す主部と該主部の前後どちらかの側縁か
    ら突設されテープカセットを他方の側縁の方向へ押圧す
    るカセット押さえバネとが板バネ材料により一体に形成
    された目隠し板を設けたことを特徴とするテーププレー
    ヤ。
  2. 【請求項2】 メカシャーシに摺動自在に支持された摺
    動レバーをメカシャーシに弾発的に押し付ける摺動レバ
    ー押さえバネを主部に切起状に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載のテーププレーヤ。
  3. 【請求項3】 主部の左右両側縁から側壁部を立設し、
    テープカセットの誤消去防止片の有無を検出するための
    検出部材を上記側壁部に組み付けたことを特徴とする請
    求項1記載のテーププレーヤ。
JP3238973A 1991-08-27 1991-08-27 テーププレーヤ Pending JPH0554496A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6165398A (en) * 1995-08-26 2000-12-26 Toto Ltd. Method of slip casting powdery material, using a water resistant mold with self-water absorbent ability
KR100465167B1 (ko) * 2002-10-10 2005-01-13 삼성전자주식회사 테이프 레코더의 릴 클러치장치
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