JPH0547076A - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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Publication number
JPH0547076A
JPH0547076A JP22862791A JP22862791A JPH0547076A JP H0547076 A JPH0547076 A JP H0547076A JP 22862791 A JP22862791 A JP 22862791A JP 22862791 A JP22862791 A JP 22862791A JP H0547076 A JPH0547076 A JP H0547076A
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JP
Japan
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arm
lever
pinch roller
gear
moved
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Application number
JP22862791A
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English (en)
Inventor
Hisaya Narita
久弥 成田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンチローラの移動ストロークを小さくし、
しかも、ピンチローラのキャプスタンに対する十分な圧
着力を得るようにする。 【構成】 シャーシ7に回動自在に支持されその回動端
側にピンチローラ49を回転自在に支持したピンチロー
ラアーム48と、該ピンチローラアームに回動自在に支
持されその回動端にピンチローラアームに形成された開
口から前側に突出した支持片56にコロ57が回転自在
に支持された圧着アーム54と、ピンチローラアームと
圧着アームとの間に介在され予め所定の反発力が蓄えら
れ圧着アームのコロが前方から押圧されることによって
ピンチローラアームにピンチローラをキャプスタン62
に圧着させる方向への回動力を付勢する圧着スプリング
58と、記録モード及び/又は再生モードを形成すると
きに移動され移動されることによって上記圧着アームの
コロを押圧するカム片72、73を有するモードレバー
68とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテーププレーヤに
関する。詳しくは、ピンチローラの移動ストロークを小
さくし、しかも、ピンチローラのキャプスタンに対する
十分な圧着力を得ることができる新規なテーププレーヤ
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】テーププレーヤにおいては、テープを定
速で走行させる記録時或いは再生時には、定速で回転す
るキャプスタンにテープを介してピンチローラを圧着
し、これによって、テープを定速で走行させるようにし
たものが多い。
【0003】そして、ピンチローラのキャプスタンに対
する圧着力は、例えば、図25及び図26に示すような
構造によって得ている。
【0004】即ち、キャプスタンaが支持されたシャー
シbに対して回動自在なピンチローラアームcの回動端
側にピンチローラdを回転自在に支持し、該ピンチロー
ラアームcを、ピンチローラdが支持された主アームe
と主アームeと回動自在に結合された補助アームfとで
構成し、該補助アームfと主アームeとの間にトーショ
ンバネ状の圧着バネgを介在させておく。
【0005】そして、記録時或いは再生時には、ピンチ
ローラアームcをそのピンチローラdがキャプスタンa
にテープhを挟んで当接するまで回動させ、そこから更
に、補助アームfを回動させて上記圧着バネgを撓ま
せ、それによって、該圧着バネgに反発力を蓄えさせ、
その反発力によってピンチローラdをキャプスタンaに
圧着するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成によってピンチローラdのキャプスタンaに対す
る所用の圧着力を得るには、圧着バネgに必要な反発力
が蓄えられるまで補助アームfを回動させる必要があ
り、その回動ストロークとピンチローラdをキャプスタ
ンaに当接させるまでの回動ストロークとを合わせると
かなりの回動ストロークを要することになり、従って、
当該テーププレーヤに上記回動ストロークを許容するだ
けのスペースが必要となり、それがテーププレーヤの小
型化を阻む原因の一つになっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明テーププレーヤ
は、上記課題を解決するために、シャーシに回動自在に
支持されその回動端側にピンチローラを回転自在に支持
したピンチローラアームと、該ピンチローラアームに回
動自在に支持されその回動端に被押圧部を有する圧着ア
ームと、ピンチローラアームと圧着アームとの間に介在
され予め所定の反発力が蓄えられた圧着アームの被押圧
部が押圧されることによってピンチローラアームにピン
チローラをキャプスタンに圧着させる方向への回動力を
付勢する圧着スプリングと、記録モード及び/又は再生
モードを形成するときに移動され移動されることによっ
て上記圧着アームの被押圧部を押圧する押圧部を有する
モードレバーとを備えたものである。
【0008】
【作用】従って、本発明テーププレーヤにあっては、圧
着バネに予め所定の反発力が蓄えられているので、圧着
アームがピンチローラアームに対して少しでも回動すれ
ば、圧着バネに既に蓄えられている反発力がすぐにピン
チローラをキャプスタンに圧着する力として働くので、
記録或いは再生時に必要な回動ストロークはピンチロー
ラをキャプスタンにテープを挟んで当接させるためのス
トロークにほんの僅かのストロークをプラスしたもので
よく、ピンチローラをキャプスタンに圧着するために大
きな回動ストロークを必要とせず、従って、その分小型
化が可能となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明テープレコーダの詳細を添付図
面に示す実施例に従って説明する。
【0010】図中1が本発明を適用したテープレコーダ
であり、2はその筐体、3は筐体2の上面に形成された
カセット着脱口4を開閉する蓋体であり、該蓋体3を図
1に示すように開くと上記カセット着脱口4を介してカ
セット装着凹部5の上面が開放されてカセット装着凹部
5へのテープカセット6の着脱が出来る状態となる。
【0011】7は上記筐体2内に配置されたシャーシで
あり、該シャーシ7の上側の筐体2によって囲まれた部
分がカセット装着凹部5となっている。
【0012】カセット装着凹部5内において2つのリー
ル台8、8´が上記シャーシ7に左右に離間した状態で
回転可能に支持されており、これらリール台8、8´と
一体的なリール台ギヤ9、9´がシャーシ7の下側に位
置している。尚、リール台ギヤ9、9´は大ギヤ9a、
9´aと小ギヤ9b、9´bとが一体に形成されて成
る。
【0013】10はシャーシ7の左下の位置に固定され
たモータであり、該モータ10の回転軸10aにはプー
リ11が固定されている。
【0014】12はシャーシ7の下面の前側略中央に回
転自在に支持されたプーリであり、該プーリ12の上面
の中心部には小さな駆動ギヤ13が一体的に形成されて
いる。そして、該プーリ12とモータ10の回転軸10
aに固定されたプーリ11とに無端状のベルト14が架
け渡されており、従って、モータ10が回転するとプー
リ12が回転されることになる。
【0015】15は左右に長いFRスライダーであり、
シャーシ7の下面のうち前後方向における中央部に左右
方向に摺動自在に支持されている。
【0016】16は中間ギヤであり、上記FRスライダ
ー15の下側に回転自在に支持されると共に上記駆動ギ
ヤ13と常時噛合しているようになっている。
【0017】17はリミッタギヤであり、上記中間ギヤ
16の上側にFRスライダー15から垂設されかつ中間
ギヤ16が支持されている支持軸18に回転自在に支持
されている。
【0018】そして、中間ギヤ16とリミッタギヤ17
との間にはトルクリミッター19が介在されている。ト
ルクリミッター19は、摩擦係数の大きな材料、例え
ば、フェルト等からなる摩擦板20と中間ギヤ16を摩
擦板20を介してリミッタギヤ17に圧着させる押さえ
バネ21とから成る。
【0019】押さえバネ21は板ばね材料で形成され、
円形をした中心板21aから「L]字状をした複数の腕
片21b、21b、・・・が各腕片21b、21b、・
・・の長片が円周方向に延びるように突設され、各腕片
21b、21b、・・・はその先端が上方に変位するよ
うに僅かに曲げられている。
【0020】このような押さえバネ21の中心板21a
の中心部が上記支持軸18の下端部に取着され、そし
て、該押さえバネ21の腕片21b、21b、・・・の
先端部が中間ギヤ16の下面を弾発的に押圧し、これに
よって、中間ギヤ16に上方への移動力が付勢され、従
って、中間ギヤ16が摩擦板20を介してリミッタギヤ
17に圧着される。
【0021】従って、中間ギヤ16が回転するとリミッ
タギヤ17も中間ギヤ16と一体的に回転する。しかし
ながら、リミッタギヤ17に大きな負荷がかかっている
と、摩擦板20とリミッタギヤ17との間で辷りが生じ
るようになっている。
【0022】しかして、上記FRスライダー15が左方
へ移動するとそれと共に中間ギヤ16も左方へ移動して
巻取側のリール台8´(以下、「T側リール台」と言
う。)のリール台ギヤ9´(以下、「T側リール台ギ
ヤ」と言う。)の小ギヤ9´bと噛合して、該T側リー
ル台8´を高速でテープ巻取方向へ回転させる。また、
FRスライダー15が右方へ移動するとそれと共に中間
ギヤ16も右方へと移動して供給側のリール台8(以
下、「S側リール台」と言う。)のリール台ギヤ9(以
下、「S側リール台ギヤ」と言う。)の小ギヤ9bと噛
合して、該S側リール台8を高速でテープ巻取方向へ回
転させる。
【0023】22はシャーシ7の下面のうち後側の左右
方向における略中央に回動自在に支持されたテイクアッ
プアームであり、板ばね材料で形成されている。
【0024】23は左右方向に長い板状をしたテイクア
ップアーム22のギヤ支持部であり、該ギヤ支持部23
の左右方向における中央の前寄りの部分がシャーシ7に
垂設された支持軸24に回動自在に支持されている。ま
た、該ギヤ支持部23の左右両端部の下側にプレイギヤ
25、25´が回転自在に支持されている。
【0025】また、ギヤ支持部23の後縁のうち左右両
端に寄った位置に小さな突部23a、23a´が突設さ
れている。
【0026】26は上記支持軸24にテイクアップアー
ム22の下側で回転自在に支持された中継ギヤであり、
該中継ギヤ26は上記リミッタギヤ17及びプレイギヤ
25、25´と常時噛合されている。
【0027】27は上記ギヤ支持部23の後縁の左右方
向における中央から後方へ向けて突設された被規制部で
ある。
【0028】28はギヤ支持部23の前縁の左右方向に
おける中央から前方に向けて突設された規制部であり、
その前端の左右両端には左右に張りだした突起29、2
9´が形成されている。
【0029】また、規制部28の前端寄りの部分28a
は大きな楕円形に形成され、該部分28aにはその略全
体に亘る楕円形の挿通孔30が形成されていて、上記中
間ギヤ16及びリミッタギヤ17が支持された支持軸1
8はこの挿通孔30を挿通されており、これによって、
FRスライダー15の左右方向への摺動とテイクアップ
アーム22の回動が可能となっている。
【0030】31、31´はギヤ支持部23の前縁のう
ち規制部28が突出している部分から左右にそれぞれ離
間した位置から前方へ向けて突出された被押圧腕であ
り、その前端は規制部28の前端部の側方であって規制
部28の前端より僅かに後方の位置で終わっている。
【0031】被押圧腕31、31´の基端寄りの部分3
2、32´は「S」字状に曲がったバネ状部となってお
り、該バネ状部32、32´から前の部分は規制部28
の前端寄りの部分28aの側縁に略一定の間隔をおいて
沿うように位置していて、その前端部33、33´の規
制部28の前端部に対向する側の側縁33a、33´a
は前端に行くに従って規制部28から遠くなる傾斜縁と
されている。
【0032】34はシャーシ7の下面のうち後端縁に沿
った位置に左右方向へ摺動自在に支持された規制スライ
ダーであり、その前縁のうち中央から稍左右に寄った位
置には押圧部35、35´が突設されている。そして、
該押圧部35、35´の前縁の中央には「V」字状に開
いた切欠36、36´が形成されている。
【0033】しかして、規制スライダー34がその移動
範囲の中央、即ち、中立位置にある状態では、テイクア
ップアーム22が傾動したとき、その突部23a又は2
3a´が規制スライダー34の押圧部35、35´に形
成された切欠36又は36´内に入り、それによって、
テイクアップアーム22はそのプレイギヤ25又は25
´がリール台8又は8´の大ギヤ9a又は9´aに噛合
する位置まで回動することが出来る。
【0034】そして、テイクアップアーム22が傾動し
て、そのプレイギヤ25又は25´がリール台8又は8
´の大ギヤ9a又は9´aと噛合しているときが、記録
又は再生が為されるプレイモードであり、図示しない磁
気テープが定速で走行され、T側リール台8´と係合し
て回転するT側テープリール(ノーマルプレイモードの
時)又はS側リール台8と係合しているS側テープリー
ル(リバースプレイモードの時)に卷き取られて行く。
【0035】そして、規制スライダー34はキュー/レ
ビュー或いは早送り/巻戻し等の高速走行時に中立位置
より左方へ(キュー又は早送りの時)又は右方へ(レビ
ュー又は巻戻しの時)移動し、プレイ状態においてかか
る移動が為される(キュー/レビュー時)と、プレイギ
ヤ25又は25´がリール台8又は8´の大ギヤ9a又
は9´aと噛合しているテイクアップアーム22の突部
23a又は23a´を規制スライダー34の押圧部35
又は35´の切欠36又は36´の脇に位置する部分が
押圧してテイクアップアーム22を回動させて、プレイ
ギヤ25又は25´をリール台ギヤ9a又は9´aから
離間させる。
【0036】従って、プレイ状態からFRスライダー1
5が左方へ移動すると、後述する連動機構を介して規制
スライダー34が中立位置から左方へ移動してテイクア
ップアーム22を回動させてそのプレイギヤ25又は2
5´をリール台ギヤ9a又は9´aから離間させ、ま
た、FRスライダー15の左方への移動により中間ギヤ
16がT側リール台8´の小ギヤ9´bと噛合してT側
リール台8´を高速でテープ巻取方向へ回転させ、これ
によってキュー状態が現出される。
【0037】また、プレイ状態からFRスライダー15
が右方へ移動すると、後述する連動機構を介して規制ス
ライダー34が中立位置から右方へ移動してテイクアッ
プアーム22を回動させてそのプレイギヤ25又は25
´をリール台ギヤ9a又は9´aから離間させ、また、
FRスライダー15の右方への移動により中間ギヤ16
がS側リール台8の小ギヤ9bと噛合してS側リール台
8を高速でテープ巻取方向へ回転させ、これによってレ
ビュー状態が現出される。
【0038】また、規制スライダー34の右端にはスイ
ッチ操作ピン37が垂設されている。
【0039】38及び39はモータ10の回転方向切換
用のリーフスイッチであり、シャーシ7の下面に固定さ
れ、その接片38a、38a及び39a、39aの先端
部は上記スイッチ操作ピン37の移動軌跡上に位置して
いる。即ち、接片38a、38aの先端部は中立位置に
ある規制スライダー34のスイッチ操作ピン37の右方
に稍離間して位置し、接片39a、39aの先端部は中
立位置にあるスイッチ操作ピン37の左方に稍離間して
位置している。
【0040】しかして、規制スライダー34が左方へ移
動すると、そのスイッチ操作ピン37が左側のリーフス
イッチ39の接片39a、39aの先端部を押圧してこ
れらを接触させ、これによって、上記モータ10はT側
リール台8´をテープ巻取方向へ回転させる方向へ回転
する。また、規制スライダー34が右方へ移動すると、
そのスイッチ操作ピン37が右側のリーフスイッチ38
の接片38a、38aの先端部を押圧してこれらを接触
させ、これによって、上記モータ10はS側リール台8
をテープ巻取方向へ回転させる方向へ回転する。
【0041】40は上方からみて略「L」字状をした連
動アームであり、シャーシ7の左端部にその前後方向に
おける略中間の部分が回動自在に支持されている。連動
アーム40の回動支点40aより稍前側の部分には長方
形の係合孔41が形成され、上記FRスライダー15の
左端から前方に突出した突出片42の前端に突設された
連結ピン42aが上記係合孔41に摺動自在に係合され
ている。
【0042】また、連動アーム40の後端部には斜めに
延びる長孔状の連結孔43が形成されている。
【0043】44はシャーシ7の前縁に設けられた前面
板45に左右方向に摺動自在に支持されたFRレバーで
あり、その左端部に形成された係合部44aに上記連動
アーム40の前端部40bが回動可能に係合されてい
る。
【0044】しかして、FRレバー44を左右方向に摺
動させると、該FRレバー44の係合孔44aに前端部
40bが係合されている連動アーム40が回動し、そし
て、この連動アーム40と連結されているFRスライダ
ー15が左右に移動せしめられる。
【0045】即ち、FRレバー44が左方へ移動される
と、連動アーム40は上方から見て時計回り方向へ回動
し、FRスライダー15の連結ピン42aが係合されて
いる係合孔41が左方へ変位するので、FRスライダー
15は左方へと移動せしめられる。また、FRレバー4
4が右方へ移動されると、連動アーム40は上方から見
て反時計回り方向へ回動し、FRスライダー15の連結
ピン42aが係合されている係合孔41が右方へ変位す
るので、FRスライダー15は右方へと移動せしめられ
る。
【0046】46はシャーシ7後部の左端寄りの位置に
その中間部を回動自在に支持された連結リンクであり、
その後端部に連結ピン46aが突設され、前端にも連結
ピン46bが突設されている。
【0047】そして、連結リンク46の前側の連結ピン
46bは上記連動アーム40の後端部の連結孔43に摺
動自在に係合され、また、連結リンク46の後側の連結
ピン46aは上記規制スライダー34の左端部に形成さ
れた略前後方向に長い連結孔47に摺動自在に係合され
ている。
【0048】しかして、上記したようにして連動アーム
40が回動すると連結リンク46を介して規制スライダ
ー34が左右方向へ摺動せしめられる。
【0049】また、上記FRレバー44が、ストップモ
ードから、左方へ又は右方へ移動されると、早送りモー
ド又は卷き戻しモードが現出される。
【0050】即ち、上記したように、FRレバー44が
左方へ移動されると、FRスライダー15が左方へ移動
されて、中間ギヤ16がT側リール台ギヤ9´bと噛合
し、かつ、連動アーム40、連結リンク46を介して規
制スライダー34が左方へ移動せしめられることによっ
て、そのスイッチ操作ピン37がリーフスイッチ39の
接片39a、39aを接触させ、モータ10がT側リー
ル台8´をテープ巻取方向へ回転させるように回転す
る。このようにして、早送りモードが形成される。
【0051】また、FRレバー44が右方へ移動される
と、FRスライダー15が右方へ移動されて、中間ギヤ
16がS側リール台ギヤ9bと噛合し、かつ、連動アー
ム40、連結リンク46を介して規制スライダー34が
右方へ移動せしめられることによって、そのスイッチ操
作ピン37がリーフスイッチ38の接片38a、38a
を接触させ、モータ10がS側リール台8をテープ巻取
方向へ回転させるように回転する。このようにして、卷
き戻しモードが形成される。
【0052】48は上方から見て略「L」字状をしたピ
ンチローラレバーであり、その屈曲部がシャーシ7の左
端部の前端寄りの位置の上面に回動自在に支持され、略
左右方向に延びる前側の腕48aの右端部にピンチロー
ラ49が回転可能に支持されている。
【0053】また、ピンチローラレバー48の略前後方
向に延びる左側の腕48bの後半部に前後に離間して2
つの孔50、51が形成されている。そして、これら孔
50、51の右縁50a、51aが被押圧縁とされてい
る。
【0054】52はピンチローラレバー48の屈曲部に
固定された筒体であり、該筒体52にシャーシ7の左端
部前端部に突設された支持軸53が挿通されることによ
ってピンチローラレバー48がシャーシ7に回動自在に
支持される。
【0055】48cはピンチローラレバー48の前側の
腕48aの前面部のうち屈曲部寄りの位置に形成された
開口である。
【0056】54はピンチローラレバー48に回動自在
に支持される圧着レバーであり、左端部の上下両端から
突設された被支持部55、55と右端部の下縁から前側
に突設された支持片56とが一体に形成されている。そ
して、圧着レバー54の被支持部55、55が上記筒体
52の上下両端部に回動自在に支持されている。これに
よって、圧着レバー54はピンチローラレバー48に回
動自在に支持される。
【0057】そして、圧着レバー54の支持片56はピ
ンローラレバー48の開口48cに対応したところに位
置し、その先端部の下面にはコロ57が回転自在に支持
されている。
【0058】58は圧着バネであり、トーションバネ状
をしており、そのコイル部58aがピンチローラレバー
48の屈曲部に固定された筒体52に外嵌状に支持さ
れ、一方の腕58bがピンチローラレバー48の左側の
腕48bに右側から弾接され、他方の腕58cが上記圧
着レバー54に後側から弾接されている。従って、圧着
レバー54はピンチローラレバー48の前側の腕48a
に後側から弾接し、従って、その支持片56はピンチロ
ーラレバー48の開口48cを通して前側に突出し、コ
ロ57はピンチローラレバー48の前側の腕48aより
前側に位置している。
【0059】尚、圧着バネ58には予めかなりの反発力
が蓄えられるように捻られている。
【0060】59はシャーシ7の左端部に立設された図
示しない側壁に切起状に形成された押圧バネであり、ピ
ンチローラレバー48の左側の腕48bに右側から弾接
しており、これによって、ピンチローラレバー48には
上方から見て反時計回り方向の回動力が付勢されてい
る。
【0061】60、61は上記連動アーム40の回動支
点40aを挟んで前後の位置に突設された突片であり、
前側の突片60はピンチローラレバー48の前側の孔5
0内に位置し、後側の突片61はピンチローラレバー4
8の後側の孔51内に位置する。
【0062】尚、62はキャプスタンであり、その下端
部が上記プーリ12及び駆動ギヤ13に固定され、その
大部分がシャーシ7から上方へ突出されている。
【0063】そして、再生モード時のピンチローラ49
がキャプスタンに圧着されている状態から、連動アーム
40が反時計回り方向に回動すると、前側の突片60が
ピンチローラレバー48の前側の被押圧縁50aを右方
へ押圧し、これによって、ピンチローラレバー48は僅
かに時計回り方向へ回動されてピンチローラ49がキャ
プスタン62から僅かに離間する。このとき、後側の突
片61は左方へ移動するが、それは孔51の中で為さ
れ、ピンチローラレバー48の時計回り方向への回動の
邪魔にはならない。
【0064】また、連動アーム40が時計回り方向に回
動すると、後側の突片61がピンチローラレバー48の
後側の被押圧縁51aを右方へ押圧し、これによって、
ピンチローラレバー48は僅かに時計回り方向へ回動さ
れてピンチローラ49がキャプスタン62から僅かに離
間する。このとき、前側の突片60は左方へ移動する
が、それは孔50の中で為され、ピンチローラレバー4
8の時計回り方向への回動の邪魔にはならない。
【0065】従って、プレイモードからFRレバー44
が操作されて、キュー或いはレビューの状態を現出する
ときには、ピンチローラ49がキャプスタン62から離
間されて、磁気テープを高速で走行させることが可能と
なる。
【0066】63、64は上方から見てそれぞれ「L」
字状に形成されたヘッドレバーであり、シャーシ7の前
半部中央部で前後方向に延びる制御部63a、64aが
中央部で対向するように左右対称に配置され、左右方向
に延びる前側片63b、64bの制御部63a、64a
から遠い端部63c、64cがシャーシ7に回動自在に
支持される。そして、前側片63b、64bの制御部6
3a、64a側に寄った位置には左右方向に稍長い連結
孔65、65が形成されている。
【0067】66はシーソーレバーであり、その左右方
向における中央がシャーシ7の前端部中央に前後方向に
移動自在に且つ回動可能に支持されている。そして、シ
ーソーレバー66の中央には軸66aが突設されてお
り、該軸66aにコロ67が回転自在に支持されてい
る。また、シーソーレバー66の左右両端部には連結ピ
ン66b、66bが突設されている。
【0068】そして、シーソーレバー66の連結ピン6
6b、66bは上記ヘッドレバー63、64の連結孔6
5、65に各別に摺動自在に係合されている。
【0069】68は録再レバーであり、シャーシ7の上
記前面板45に左右方向へ摺動自在に支持されている。
録再レバー68の後面の中央部には僅かに間隔を空けて
カム片69、70が突設されており、これらカム片6
9、70の後縁のうち互いに近接した側の部分は互いに
近づくに従って前側に変位する傾斜縁69a、70aと
され、その余の部分は左右方向に延びる保持縁69b、
70bとされている。
【0070】このような録再レバー68は中立位置と該
中立位置より左方の再生位置と上記中立位置より右方の
記録位置との間を移動し得るようにされている。
【0071】71はシャーシ7に基端部を固定されたU
字状のセンタリングバネであり、その2つの腕片が録再
レバー68に突設された突片68aに左右両側縁に各別
に弾接しており、これによって録再レバー68には中立
位置への復帰力が付勢されている。
【0072】そして、録再レバー68がその移動範囲の
中間の位置、即ち、中立位置にある状態において、上記
シーソーレバー66のコロ67はカム片69と70との
間に位置している。
【0073】しかして、録再レバー68が左方(再生
時)又は右方(録音時)へと移動されると、カム片69
又は70の傾斜縁69a又は70aがシーソーレバー6
6のコロ67を後方へ向けて押し出して行き、これによ
って、シーソーレバー66のコロ67を支持した部分が
後方へ向けて移動される。そして、カム片69又は70
の保持縁69b又は70bがコロ67に対応した位置に
来ると、コロ67が保持縁69b又は70bに当接して
その位置が安定する。この位置がシーソーレバー66の
突出位置である。
【0074】録再レバー68の左端寄りの部分の後面に
も稍間隔を空けて左右に並んだカム片72、73が突設
され、これらカム片72、73の後縁のうち互いに近接
した側の部分は互いに近づくに従って前側に変位する傾
斜縁72a、73aとされ、その余の部分は左右方向に
延びる保持縁72b、73bとされている。
【0075】そして、録再レバー68がその移動範囲の
中間の位置、即ち、中立位置にある状態において、上記
圧着レバー54のコロ57はカム片72と73との間に
位置している。
【0076】しかして、録再レバー68が左方(再生
時)又は右方(録音時)へと移動されると、カム片72
又は73の傾斜縁72a又は73aが圧着レバー54の
コロ57を後方へ向けて押し出して行き、これによっ
て、ピンチローラ49がキャプスタン62に当接するま
での間はピンチローラレバー48と圧着レバー54とが
一体的に反時計回り方向へ回動されていき、ピンチロー
ラ49がキャプスタン62に当接すると、圧着レバー5
4だけが更に僅かに反時計回り方向へ回動され、圧着バ
ネ58に蓄えられていた反発力がピンチローラ49をキ
ャプスタン62に圧着する力として働く。
【0077】そして、この状態でカム片72又は73の
保持縁72b又は73bがコロ57に対応した位置に来
て、コロ57が保持縁72b又は73bに当接してその
位置に保持される。
【0078】そして、録再レバー68が中立位置に戻る
と、ピンチローラ49のキャプスタン62への圧着状態
が解除される。
【0079】また、録再レバー68が記録位置へ移動さ
れると、モータ10が回転を始め、図示しない記録回路
が働く等記録モードが現出され、録再レバー68が左方
へ移動されると、モータ10が回転を始め、図示しない
再生回路が働く等再生モードが現出される。
【0080】74はディレクションレバーであり、シャ
ーシ7の前半部であって左右方向における略中央部の下
面側に左右方向へ摺動自在に支持されている。ディレク
ションレバー74の後端部の左右両端寄りの位置には規
制ピン75、75´が突設されている。
【0081】76はシャーシ7の下方に配置された回路
基板であり、該回路基板76の前端部の右端部上面に定
速走行時におけるモータ10の回転方向切換用のスライ
ドスイッチ77が支持されており、該スライドスイッチ
77の前面にスライド子77aが突出されている。該ス
ライド子77aが移動範囲の右端に位置しているときの
テープの走行方向がフォワード方向となり、また、移動
範囲の左端に位置しているときのテープの走行方向がリ
バース方向となる。
【0082】78はディレクションレバー74の右端寄
りの位置から下方へ突出された突部であり、該突部78
の下縁に切欠78aが形成されていて、上記スライドス
イッチ77のスライド子77aはこの切欠78aに係合
されている。依って、ディレクションレバー74の移動
に応じてスライドスイッチ77のスライド子77aが移
動せしめられる。
【0083】従って、ディレクションレバー74が右方
へ移動した状態で上記録再レバー68が中立位置から移
動されて再生モード又は記録モードとなると、図示しな
い磁気テープがS側リール台8に係合したSリールから
繰り出されてT側リール台8´に係合したTリールに巻
き取られて行くフォワード方向に走行され、また、ディ
レクションレバー74が左方へ移動した状態で再生モー
ド又は記録モードとなると、磁気テープがT側リール台
8´に係合したTリールから繰り出されてS側リール台
8に係合したSリールに巻き取られて行くリバース方向
に走行される。
【0084】また、ディレクションレバー74が右方へ
移動すると、右側の規制ピン75は右側のヘッドレバー
63の制御部63aの後端部の外側縁63d(以下、
「制御縁」と言う。)から右方へ離間し、他方、左側の
規制ピン75´は左側のヘッドレバー64の制御部64
aの後端部の外側縁64d(以下、「制御縁」と言
う。)に略接触する位置まで移動する。
【0085】この状態から、録再レバー68が再生位置
(左方)又は記録位置(右方)へと移動すると、上述し
たように、シーソーレバー66の中央部が後方へ移動す
るので、これに伴ってその両端部に位置した連結ピン6
6b、66bも後方へ移動しようとする。しかしなが
ら、該連結ピン66b、66bはヘッドレバー63、6
4の連結孔65、65と係合しているので、ディレクシ
ョンレバー74の左側の規制ピン75´が制御縁64d
に当接して後方への移動を阻止されている左側のヘッド
レバー64の連結孔65と係合している連結ピン66b
は後方へ移動することが出来ず、従って、シーソーレバ
ー66は左側の連結ピン66bを回動軸として反時計回
り方向へ回動するように動作し、右側の連結ピン66b
が大きく後方へ移動する。従って、この右側の連結ピン
66bと連結孔65が係合している右側のヘッドレバー
63が時計回り方向へ回動されてその制御部63aの後
端部が略後方へ移動する。
【0086】そして、右側のヘッドレバー63の制御部
63aの後端部が後方へ移動すると、その制御縁63d
がテイクアップアーム22の右側の被押圧腕31の前端
部33の傾斜縁33aを略右後方へ向けて押圧するの
で、テイクアップアーム22は反時計回り方向へ回動さ
れ、左側のプレイギヤ25´がT側リール台8´の大ギ
ヤ9´aと噛合され、この状態からモータ10が回転す
ると、磁気テープがフォワード方向へ走行される。
【0087】他方、ディレクションレバー74が左方へ
移動すると、左側の規制ピン75´は左側のヘッドレバ
ー64の制御部64aの制御縁64dから左方へ離間
し、右側の規制ピン75は右側のヘッドレバー63の制
御部63aの制御縁63dに略接触する位置まで移動す
る。
【0088】この状態から、録再レバー68が再生位置
(左方)又は記録位置(右方)へと移動すると、今度
は、右側のヘッドレバー63の制御部63aの後方への
移動がディレクションレバー74の右側の規制ピン75
によって阻止されているので、シーソーレバー66の右
側の連結ピン66bの後方への移動が阻止されてシーソ
ーレバー66は右側の連結ピン66bを回動軸として時
計回り方向へ回動するように動作し、左側の連結ピン6
6bが大きく後方へ移動する。従って、この左側の連結
ピン66bと連結孔65が係合している左側のヘッドレ
バー64が反時計回り方向へ回動されてその制御部64
aの後端部が略後方へ移動する。
【0089】そして、左側のヘッドレバー64の制御部
64aの後端部が後方へ移動すると、その制御縁64d
がテイクアップアーム22の左側の被押圧腕31´の前
端部33´の傾斜縁33´aを略左後方へ向けて押圧す
るので、テイクアップアーム22は時計回り方向へ回動
され、右側のプレイギヤ25がS側リール台8の大ギヤ
9aと噛合され、この状態からモータ10が回転する
と、磁気テープがリバース方向へ走行される。
【0090】尚、上記ヘッドレバー63、64の前側片
63b、64bの上面には磁気ヘッド79、79´が各
別に支持されており、これら磁気ヘッド79、79´は
ヘッドレバー63、64の制御部63a、64aが後方
へ移動すると、図示しない磁気テープと接触する動作位
置へと移動される。
【0091】そして、上記したように、キュー或いはレ
ビュー状態が現出されるとき、テイクアップアーム22
がそのプレイギヤ25又は25´がリール台ギヤ9a又
は9´aから離れる方向へ僅かに回動されるが、ヘッド
レバー63又は64はその制御部63a又は64aが後
方へ移動したままであるので、テイクアップアーム22
の被押圧腕31又は31´の前端部33又は33´はヘ
ッドレバー63又は64の制御部63a又は64aの後
端部に邪魔されて移動することができないが、被押圧腕
31又は31´のバネ状部32又は32´が撓むことに
よってテイクアップアーム22が上記したように回動す
ることができる。
【0092】そして、磁気ヘッド79又は79´は動作
位置に保持されたままであるので、磁気テープに記録さ
れた信号を読み取ることができ、これによって、キュー
又はレビュー状態が現出されることになる。
【0093】80はディレクションレバー74とシャー
シ7との間に張設された引張バネであり、これによっ
て、ディレクションレバー74には左方へ向けての、即
ち、リバース位置へ向けての移動力が弾発付勢されてい
る。
【0094】81はディレクションレバー74をそれが
右方に移動した位置、即ち、フォワード位置にロックす
るためのディレクションロック部材であり、シャーシ7
の上面の右前部にその右前部81aが回動自在に支持さ
れている。
【0095】ディレクションロック部材81には基部の
前端部から左方へ向けて突出した長い腕片82と、基部
の後端部から左方へ向けて突出した短い腕片83と、基
部の右端部から後方へ向けて突出した被押圧片84とが
一体に形成されている。
【0096】そして、長い腕片82の前面の左端部から
は係合爪82aが突設され、該係合爪82aの前面82
bは左方へ行くに従い後方へ徐々に変位する緩い傾斜の
傾斜面とされている。
【0097】短い腕片83の先端部の下面には係合突部
83aが突設されている。
【0098】85は前後方向に長い板ばね部材であり、
その後端部がシャーシ7に固定され、2又状に分れた弾
性片の一方85aの前端部がディレクションロック部材
81の被押圧片84の後端部に右側から弾接されてお
り、これによって、ディレクションロック部材81に上
方から見て反時計回り方向への回動力が付勢されてい
る。
【0099】上記ディレクションレバー74の右端部前
縁から上方へ立ち上げられた立上部86の上縁には切欠
87、88a、88bが左右に並んで形成されている。
このうち88a、88bは上記ディレクションロック部
材81の係合爪82aが係合される係合切欠となり、8
7は後述のディレクション摘子を取り付けるためのもの
である。
【0100】89はディレクション摘子であり、その後
面から突起89aが突設されており、この突起89aは
その後端部が筐体2の前面部に形成された左右に長い挿
通孔2aを通して上記ディレクションレバー74の切欠
87に係合されている。
【0101】しかして、ディレクションレバー74がフ
ォワード位置に移動されてくると、その左側の係合切欠
88aの位置がディレクションロック部材81の係合爪
82aの位置と一致し、ディレクションロック部材81
に付勢されている回動力によって該係合爪82aが上記
係合切欠88aに係合する。これによって、ディレクシ
ョンレバー74がフォワード位置にロックされる。勿
論、上記ディレクション摘子89に左方への移動力を強
めに加えれば、係合爪82aが強制的に係合切欠88a
から外される。
【0102】そして、ディレクションロック部材81の
係合爪82aが係合切欠88aから外れると、ディレク
ションレバー74は引張バネ80による引張力によって
左方へ移動されて、リバース位置に達する。
【0103】ディレクションレバー74がリバース位置
に達すると、ディレクションロック部材81の係合爪8
2aは切欠88b内に位置する。
【0104】そして、ディレクションロック部材81は
フォワードモードのテープエンド、即ち、供給側のテー
プリールから磁気テープが全部繰り出されてしまうと、
図示しないオートリバース機構によって時計回り方向へ
回動されて、その係合爪82aがディレクションレバー
74の係合切欠88aから外れるようになっている。
【0105】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テーププレーヤは、シャーシに回動自在に支
持されその回動端側にピンチローラを回転自在に支持し
たピンチローラアームと、該ピンチローラアームに回動
自在に支持されその回動端に被押圧部を有する圧着アー
ムと、ピンチローラアームと圧着アームとの間に介在さ
れ予め所定の反発力が蓄えられた圧着アームの被押圧部
が押圧されることによってピンチローラアームにピンチ
ローラをキャプスタンに圧着させる方向への回動力を付
勢する圧着スプリングと、記録モード及び/又は再生モ
ードを形成するときに移動され移動されることによって
上記圧着アームの被押圧部を押圧する押圧部を有するモ
ードレバーとを備えたことを特徴とする。
【0106】従って、本発明テーププレーヤにあって
は、圧着バネに予め所定の反発力が蓄えられているの
で、圧着アームがピンチローラアームに対して少しでも
回動すれば、圧着バネに既に蓄えられている反発力がす
ぐにピンチローラをキャプスタンに圧着する力として働
くので、記録或いは再生時に必要な回動ストロークはピ
ンチローラをキャプスタンにテープを挟んで当接させる
ためのストロークにほんの僅かのストロークをプラスし
たものでよく、ピンチローラをキャプスタンに圧着する
ために大きな回動ストロークを必要とせず、従って、そ
の分小型化が可能となる。
【0107】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体を開きカセット装着凹部を開放した状態を
示す全体の斜視図である。
【図2】機構部の分解斜視図である。
【図3】高速走行用ギヤ部とその周辺を示す分解斜視図
である。
【図4】定速走行用ギヤとその伝達系を示す要部の分解
斜視図である。
【図5】定速走行用ギヤとヘッド移動部を示す分解斜視
図である。
【図6】機構部の平面図である。
【図7】高速走行系の中立状態を示す平面図である。
【図8】巻戻し状態にある高速走行系を示す平面図であ
る。
【図9】早送り状態にある高速走行系を示す平面図であ
る。
【図10】フォワード再生状態を示す要部の平面図であ
る。
【図11】フォワード録音状態を示す要部の平面図であ
る。
【図12】リバース再生状態を示す要部の平面図であ
る。
【図13】リバース録音状態を示す要部の平面図であ
る。
【図14】レビュー状態を示す要部の平面図である。
【図15】キュー状態を示す要部の平面図である。
【図16】各種操作レバーとその周辺部を示す分解斜視
図である。
【図17】各種操作レバーを示す正面図である。
【図18】ピンチローラレバーを示す分解斜視図であ
る。
【図19】ピンチローラレバーを示す拡大平面図であ
る。
【図20】圧着位置へ移動する途中のピンチローラレバ
ーを示す拡大平面図である。
【図21】圧着位置にあるピンチローラレバーを示す拡
大平面図である。
【図22】ディレクションレバーがリバース位置にある
状態のディレクションロック部を示す拡大平面図であ
る。
【図23】ディレクションレバーがフォワード位置へ移
動する途中の状態のディレクションロック部を示す拡大
平面図である。
【図24】ディレクションレバーがフォワード位置にあ
る状態のディレクションロック部を示す拡大平面図であ
る。
【図25】待機状態にある従来のピンチローラ圧着機構
を示す平面図である。
【図26】圧着状態にある従来のピンチローラ圧着機構
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 テーププレーヤ 7 シャーシ 48 ピンチローラアーム 49 ピンチローラ 54 圧着アーム 57 被押圧部 58 圧着スプリング 62 キャプスタン 68 モードレバー 72 押圧部 73 押圧部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに回動自在に支持されその回動
    端側にピンチローラを回転自在に支持したピンチローラ
    アームと、該ピンチローラアームに回動自在に支持され
    その回動端に被押圧部を有する圧着アームと、ピンチロ
    ーラアームと圧着アームとの間に介在され予め所定の反
    発力が蓄えられた圧着アームの被押圧部が押圧されるこ
    とによってピンチローラアームにピンチローラをキャプ
    スタンに圧着させる方向への回動力を付勢する圧着スプ
    リングと、記録モード及び/又は再生モードを形成する
    ときに移動され移動されることによって上記圧着アーム
    の被押圧部を押圧する押圧部を有するモードレバーとを
    備えたことを特徴とするテーププレーヤ。
JP22862791A 1991-08-14 1991-08-14 テーププレーヤ Pending JPH0547076A (ja)

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