JPH09221938A - 建屋吸排気構造 - Google Patents

建屋吸排気構造

Info

Publication number
JPH09221938A
JPH09221938A JP2902596A JP2902596A JPH09221938A JP H09221938 A JPH09221938 A JP H09221938A JP 2902596 A JP2902596 A JP 2902596A JP 2902596 A JP2902596 A JP 2902596A JP H09221938 A JPH09221938 A JP H09221938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
cylinder body
space
housing
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2902596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3101563B2 (ja
Inventor
Yuji Arima
勇二 在間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP08029025A priority Critical patent/JP3101563B2/ja
Publication of JPH09221938A publication Critical patent/JPH09221938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3101563B2 publication Critical patent/JP3101563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で経済的な構造でありながら建屋の吸排
気効率に優れ、吸気に伴う騒音を低減でき、建屋内の騒
音が外部に漏洩するのを抑制し得る建屋吸排気構造を提
供する。 【解決手段】 燃焼装置2を内設した建屋1に併設さ
れ、外筒体7の内部に燃焼装置2からの燃焼排ガスを排
出する内筒体8を内装してある煙突3に対し、建屋1の
上部空間と外筒体7の内部空間とを連通接続する上側連
通部4を設け、建屋1の下部空間と外筒体7の内部空間
とを連通接続する下側連通部5を設け、外筒体7の下方
部に外筒体7の内部と外気とを連通する開口部6を設
け、外筒体7と内筒体8との間の空間を上下に仕切る仕
切壁10を、上側連通部4より下方であって下側連通部
5及び開口部6より上方に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建屋吸排気構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場建屋あるいは焼却炉建屋など
の建屋であって、内部に燃焼装置等を内設した建屋の室
内空気の排気を行う構造としては、建屋の天井部に設け
たルーフファンあるいはモニタ、および、建屋の下部に
設けた開口部を備えてなるものがあった。つまり、建屋
の下部に設けた開口部から建屋外部の冷気を吸入すると
共に、天井部に滞留した高温の空気をルーフファンによ
って強制排出したり、天井屋根部を凹凸状態に形成した
モニタ部から自然排気するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の建
屋吸排気構造によれば、次のような問題があった。例え
ば、夏場においては、上記建屋の天井部分に滞留する空
気の温度は40度以上に達することが多く、効率のよい
建屋内排気が要求される。ただし、ルーフファンによっ
て排気を行う場合には、当該ルーフファンの能力が排気
効率を左右することとなり、その能力が小さいと十分な
排気が行えず、逆に能力の大きいルーフファンを設置す
れば、排気効率は向上するものの、イニシャルコストお
よび当該設備のランニングコストが必要となって不経済
である。一方、ルーフファンを用いず、大きなモニタを
設けることも可能であるが、この場合には、建屋の高さ
制限等の規制によりモニタ部分の確保そのものが困難で
あったり、建屋全体の意匠性を損なう等の不都合が生じ
る。そして、上記排気に伴い、従来は、建屋の下部に設
けた開口部から外気を吸入していたが、その際の吸気騒
音が大きく、建屋内の作業環境を改善する必要があっ
た。また、前記開口部は、建屋の壁面に設けられている
ことが多く、建屋内の各種装置の動作音が建屋の外部に
漏洩して周辺地区の環境を損ねるおそれもあった。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、簡単で経済的な構造でありながら建屋の吸
排気効率に優れ、しかも、吸気に伴う騒音を低減できる
とともに、建屋内の騒音が外部に漏洩するのを抑制し得
る建屋吸排気構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(構成1)この目的を達成するための本発明の特徴構成
は、請求項1に記載したごとく、建屋の上部空間と外筒
体の内部空間とを連通接続する上側連通部を設けると共
に、前記建屋の下部空間と前記外筒体の内部空間とを連
通接続する下側連通部を設け、前記外筒体の下方部に、
前記外筒体の内部と外気とを連通する開口部を設け、前
記外筒体と前記内筒体との間の空間を上下に仕切る仕切
壁を、前記上側連通部より下方であって、前記下側連通
部及び前記開口部より上方に設けて構成した点にある。 (作用・効果)本発明の建屋吸排気構造によれば、建屋
の上部空間は、前記上側連通部と前記外筒体の内部空間
とを介して外気と通じているから、煙突が有する自然通
気力により、高温空気を屋外に排出する際の排気効率が
向上する。この自然通気力は、排気される建屋内空気の
温度が高いほど、そして、煙突の高さが高いほど大き
い。本構成によれば、モーターファン等の特別な排気装
置を用いずとも、建屋上部に滞留した高温の建屋内空気
を効率的に排気することができる。また、当該建屋吸排
気構造では、上記高温空気の排出に際して、建屋とは独
立して設けてある煙突の外筒体の下方部に外気を吸入す
るための開口部を設けてあり、前記下側連通部を介して
前記建屋内に外気を自然吸入する構成となっている。こ
のため、外気を吸入する際の騒音が前記下側連通部で低
減され、前記建屋内に侵入するのを有効に防止できるか
ら、前記建屋内の作業環境を改善することができる。一
方、上記構成によれば、前記建屋内で発生する各種装置
の作動音が建屋外部に漏洩することがないから、前記建
屋周辺の環境を損ねるおそれもなくなる。さらに、前記
仕切壁を設けることにより、前記上側連通部から排出さ
れる高温空気が、再び、前記下側連通部を介して前記建
屋内に導かれるという不都合がなくなって、排気の効果
を確実なものにすることができる。この他にも以下のよ
うな効果が期待できる。即ち、建屋上部にモーターファ
ンあるいはモニタを設ける必要がないから、モーターフ
ァン設置にかかる費用、および、当該設備のランニング
コストが不要となって経済的に有利となる。また、高さ
制限等によって建屋の高さが規制される場合において
も、モーターファンあるいはモニタを設けるためのスペ
ースが不要となれば、建屋内空間を有効に利用すること
ができる。建屋外観の意匠性を損なうこともない。さら
に、この他の効果として、建屋内の高温空気を煙突の外
筒体を介して排気することは、前記外筒体の内部に設け
られた内筒体を介して排気される一般の燃焼排ガスを保
温する効果が期待できるから、燃焼排ガスが外気に放出
される際の白煙化防止にも寄与することとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0007】本発明の建屋吸排気構造の概要を図1に示
す。当該建屋吸排気構造は、例えば、工場あるいは焼却
炉等の建屋1であって、その内部に燃焼装置2等を内設
してあるものを対象としている。このような建屋1の場
合、夏場であれば、天井付近の空気の温度は40度を越
えることも多く、前記建屋1内での作業環境を良好に維
持するなどの目的から、当該高温空気を効率的に排気す
る必要がある。本発明の建屋吸排気構造は、図1に示す
ごとく、前記建屋1と当該建屋1に併設してある前記煙
突3とを上側連通部4および下側連通部5で連通接続
し、前記建屋1内の高温空気を、当該上側連通部4およ
び前記煙突3を介して外部に排気すると供に、前記煙突
3の下部に設けた開口部6および前記下側連通部5を介
して前記建屋1内に外部の冷気を吸入するものである。
【0008】前記煙突3は、外筒体7と内筒体8とから
構成されている。前記内筒体8は、前記燃焼装置2で発
生し、前記下側連通部5を通過してきた燃焼排ガスを、
外部に放出するためのものである。当該内筒体8は一本
に限られるものではなく、例えば、前記建屋1内に複数
の燃焼装置2が設けられている場合には、前記燃焼装置
2の台数分だけ設けられることもある。そして、これら
の内筒体8は、前記外筒体7により覆われている。この
外筒体7は、通常、前記内筒体8を支持するための構造
躯体として、あるいは、前記内筒体8を覆い隠すための
化粧部材として、さらには、前記内筒体8等を点検する
ための点検通路9としての機能を有する。
【0009】本発明の建屋吸排気構造では、前記煙突3
を介して高温空気を排出するから、前記煙突3が有する
自然通気力により効率的な排気が行われることとなる。
この自然通気力は、排出される気体の温度が高く、前記
外筒体7の高さが高いほど増大する。つまり、前記建屋
1の内部空間の気圧と前記煙突3の先端部の気圧との差
が大きいほど排気効率が増す。さらには、前記外筒体7
と前記内筒体8とで挟まれた空間の断面積が大きいほど
排気能力が増大する。よって、最良の排気効率を得るた
めには、想定される前記建屋1の室内最高温度、あるい
は、室内空間の容量等に応じて前記煙突3を適宜設計す
ればよい。前記煙突3の自然通気力を利用することによ
り、前記建屋1の下部において、効率よく外部の冷気を
自然吸入することが可能となる。さらに、図1に示すご
とく前記外筒体7を上下に仕切れば、前記建屋1の内部
と外部との吸排気を確実に区別することができ、吸排気
効率をより向上させることができる。具体的には、仕切
壁10を用いて、前記外筒体7と前記内筒体8との間の
空間を、前記上側連通部4より下方であって前記下側連
通部5および前記開口部6より上方で仕切れば、前記建
屋1の上部空間から前記上側連通部4および前記外筒体
7を介して外部に至る通路と、前記開口部6から前記下
側連通部5を介して前記建屋1の下部空間に至る通路と
を独立に構成することとなる。つまり、外気を前記建屋
1の内部に自然吸入するに際し、前記上側連通部4から
排出された高温空気を、再び、前記下側連通部5を介し
て前記建屋1の内部に導くという不都合が解消できて、
吸排気の効果を確実なものにすることができる。
【0010】本発明においては、上述のごとく、外気を
吸入するための開口部6と前記建屋1とが離間して設け
られているから、以下の効果も期待できる。即ち、前記
開口部6において生じる、外気を吸入する際の吸入音
が、前記下側連通部5において消音され、前記建屋1に
まで伝達されない。よって、従来の、前記建屋1の壁面
下部に外気吸入部を設けていたものと比較して、前記建
屋1内の騒音レベルを低く保つことができる。一方、前
記建屋1の内部で発生する前記燃焼装置2あるいはその
他の装置の運転音も、前記下側連通部5において消音さ
れるから、前記開口部6から前記建屋1の周辺に漏洩す
ることがない。よって、周辺地区の騒音環境を悪化させ
るおそれもない。
【0011】この他にも、本発明の建屋吸排気構造は以
下のような効果を有する。前記内筒体8に注目すれば、
当該内筒体8の周囲を通って排出される建屋1の高温空
気は、前記内筒体8を加熱することとなり、この結果、
前記内筒体8の内部を流通する燃焼排ガスが保温され、
燃焼排ガスが外気に放出される際の白煙化防止に役立つ
こととなる。さらに、前記建屋1の高温空気を排出する
場合、前記煙突3の自然通気力を利用して行うから、モ
ーターファンあるいはモニタを設けるためのスペースが
不要となり、仮に、前記建屋1の高さが高さ制限等によ
って規制される場合においても、建屋1内空間を有効に
利用できる。前記建屋1の外観に係る意匠性を損なうこ
ともない。
【0012】〔別実施形態〕 〈1〉 図2に示すごとく、前記上側連通部4は第1開
閉機構11を設けて構成することができる。例えば、当
該第1開閉機構11を閉じて前記建屋1内の高温空気を
保持することとすれば、この高温空気を、前記建屋1内
の、あるいは、前記建屋1に附帯した設備の暖房用に利
用することが可能となる。 〈2〉 前記上側連通部4の内部に点検通路9Aを設け
てもよい。本構成であれば、前記煙突3の中間部分と前
記建屋1との行き来ができるようになり、前記外筒体7
の内部の点検作業を必ず前記煙突3の下端部分から行う
必要がなくなるから、点検作業等が効率的に行える。 〈3〉 前記仕切壁10には、第2開閉機構12を設け
て構成することができる。つまり、前記外筒体7の内部
に設けた前記点検通路9を貫通可能な構成にしておくこ
とで、作業者は、当該第2開閉機構12を通って、前記
外筒体7の内部を上下に行き来することができる。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建屋吸排気構造を示す説明図
【図2】別実施形態に係る建屋吸排気構造を示す説明図
【符号の説明】 1 建屋 2 燃焼装置 3 煙突 4 上側連通部 5 下側連通部 6 開口部 7 外筒体 8 内筒体 10 仕切壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼装置(2)を内設した建屋(1)に
    併設され、かつ、外筒体(7)の内部に、前記燃焼装置
    (2)からの燃焼排ガスを排出する内筒体(8)を内装
    してある煙突(3)に対し、 前記建屋(1)の上部空間と前記外筒体(7)の内部空
    間とを連通接続する上側連通部(4)を設けると共に、
    前記建屋(1)の下部空間と前記外筒体(7)の内部空
    間とを連通接続する下側連通部(5)を設け、 前記外筒体(7)の下方部に、前記外筒体(7)の内部
    と外気とを連通する開口部(6)を設け、 前記外筒体(7)と前記内筒体(8)との間の空間を上
    下に仕切る仕切壁(10)を、前記上側連通部(4)よ
    り下方であって、前記下側連通部(5)及び前記開口部
    (6)より上方に設けてある建屋吸排気構造。
JP08029025A 1996-02-16 1996-02-16 建屋吸排気構造 Expired - Fee Related JP3101563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08029025A JP3101563B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 建屋吸排気構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08029025A JP3101563B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 建屋吸排気構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09221938A true JPH09221938A (ja) 1997-08-26
JP3101563B2 JP3101563B2 (ja) 2000-10-23

Family

ID=12264883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08029025A Expired - Fee Related JP3101563B2 (ja) 1996-02-16 1996-02-16 建屋吸排気構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3101563B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057807A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 建物の換気システム
JP2020139366A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社竹中工務店 自然排気システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057807A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 建物の換気システム
JP2020139366A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 株式会社竹中工務店 自然排気システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3101563B2 (ja) 2000-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2609208B2 (ja) 調理場用の排気装置
JPH09221938A (ja) 建屋吸排気構造
JP4743542B2 (ja) 防音エンクロージャの吸排気システム
JP2008144616A (ja) 発電装置のパッケージ構造
JP3101561B2 (ja) 建屋排気構造
JP3101562B2 (ja) 建屋排気構造
JP2003328752A (ja) エンジン装置
JPH08193737A (ja) 二重管ダクト給排気装置
CN216589305U (zh) 一种整体性离心柜式低噪声排油烟风机
JPH09242206A (ja) 小屋裏の居室の換気装置
CN217057579U (zh) 风机烟囱隔音组合装置
JPS6317335A (ja) 換気装置
JPH0245467Y2 (ja)
JP2005291597A (ja) 給排気型レンジフード
JP2002089262A (ja) エンジン装置
JP2002323249A (ja) 換気システム
JPH05180483A (ja) レンジ給排気装置
JP4712172B2 (ja) セントラル換気装置およびセントラル換気ユニット
JPH0949652A (ja) レンジフード
JPS6278424A (ja) エンジン駆動熱ポンプの換気装置
JPH07120023A (ja) 空気清浄システム
JP3737851B2 (ja) 強制給排気式レンジフードファン
JP2515535Y2 (ja) 発電機室の換気装置
JP2004211945A (ja) レンジフードのための給排気管接続ボックス
JPS6215622Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees