JPH09221786A - 汚泥の排除方法及び装置 - Google Patents

汚泥の排除方法及び装置

Info

Publication number
JPH09221786A
JPH09221786A JP2785296A JP2785296A JPH09221786A JP H09221786 A JPH09221786 A JP H09221786A JP 2785296 A JP2785296 A JP 2785296A JP 2785296 A JP2785296 A JP 2785296A JP H09221786 A JPH09221786 A JP H09221786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
pump
hose
sensor
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2785296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Takada
勇一 高田
Shin Uemura
伸 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP2785296A priority Critical patent/JPH09221786A/ja
Publication of JPH09221786A publication Critical patent/JPH09221786A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課 題】汚泥の希釈が過不足なく行えるようにしてポ
ンプの排泥能力を一定に保ち、効率のよい排泥作業を行
うことができる装置を提供する。 【解決手段】槽外部からリモートコントロールされるク
ローラタイプの走行車1のベース2に低容量型ポンプと
してのホースポンプを備えた本体3を設け、垂直軸線の
回りを旋回できるようにする。ポンプの吸込口に接続さ
れるホース5は俯仰可能で、先端にノズル4を備え、ノ
ズル上のホース5に希釈水用ホース11を接続し、希釈
水を噴射できるようにする。ポンプの吐出側には圧力計
7と濁度計8を設け、圧力計と濁度計の検出信号により
濁度が低下したときには、希釈水の流量調整弁12を絞
り、圧力が低下したときには流量調整弁12を開くよう
に制御装置9が流量調整弁12を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、水処理設備におけ
る沈澱槽或いは排水路に堆積した汚泥を排除する方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来技術】工場内の冷却、洗浄、集塵設備等で使用さ
れた排水は、水処理設備で清浄化されたのち、再利用さ
れるか、放流されることが多い。こうした水処理設備は
通常、各種の沈澱槽を備えており、排水中のダスト等を
沈澱させるようになっている。沈殿槽には、こうした沈
殿物が汚泥となって次第に堆積していくため、これを排
除する作業が必要となる。この作業には一般にポンプが
用いられ、堆積する汚泥をスラリー状にして吸引排除し
ている。
【0003】製鉄プラントでの水処理設備を例にとって
いえば、この作業は従来、沈澱槽より排水したのち、槽
内にサンドポンプを吊り下ろし、汚泥上に下ろしたの
ち、槽上部より高圧水をサンドポンプ付近に噴射し、こ
れにより汚泥が舞い上がってスラリー化したものをサン
ドポンプで吸い上げることにより行っており、サンドポ
ンプから離れた箇所では、作業者が槽外部のバキューム
カーに接続されたホースを持って槽内に入り、ホースの
筒先を汚泥に当てゝ吸引する作業を行っている。
【0004】排水路に堆積する汚泥を排除する場合に
は、作業者が排水路の中に入り、スコップ等を用いて汚
泥を搬出装置に積み込むか、或いは排出路の中に入った
作業者がバキュームカーに接続されるホースの筒先を汚
泥に当てゝ吸引排除している。汚泥の排除装置も知られ
る。この装置は、クローラタイプの走行車にレーキ装置
とスクリュー装置を備えてなるもので、汚泥上を走行し
ながらレーキ装置で汚泥を吸込口に掻き集めてスクリュ
ー装置で吸引排除するようにしている。吸引される汚泥
は、水処理設備や排水路によって汚泥成分、濃度、固さ
等が異なり、濃度の高い汚泥については吸込口付近に散
水して汚泥を希釈し、吸引し易くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の排泥装置によれ
ば、走行車を槽外部や排水路外部からリモートコントロ
ールすることにより排水作業が省力化され、安全に行え
る利点があるが、濃度の濃い汚泥の場合、作業者が吸込
口の吸引状態を常に監視し、吸引状態に応じた散水をし
て汚泥の希釈をしなければならないが、希釈水は作業者
の目視判断で行っているため、希釈が十分でなかった
り、希釈し過ぎたりしがちで、希釈が十分でないと詰ま
ったり、希釈し過ぎると排泥装置の排泥効率が低下する
ようになる。
【0006】本発明は、汚泥への希釈が過不足なく行え
るようにしてポンプの排泥能力を一定に保ち、効率のよ
い排泥作業を可能にする方法及び装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】第1の発明は、堆積する汚泥に例え
ば希釈水のような希釈媒体を噴射し、汚泥を希釈してポ
ンプにて吸引排除する方法において、スラリー状態で吐
出されるポンプ吐出側の汚泥の濃度を検出するセンサー
を設け、該センサーの検出値に基づいて希釈媒体の噴射
量を制御することを特徴とする。
【0008】第2の発明は、第1の発明を実施する装置
で、堆積する汚泥をスラリー状態で吸引排除するポンプ
と、ポンプの吸込側に設けられる希釈媒体噴射用のノズ
ルとを有する汚泥の吸引排除装置において、ポンプ吐出
側に設けられ、スラリー状態で吐出される汚泥の濃度を
検出するセンサーと、希釈媒体の噴射量調節手段を設け
たことを特徴とし、第3の好ましい発明においては、第
2の発明に更に、センサーからの検出信号に基づいて噴
射量調節手段を制御する制御装置が設けられる。
【0009】第1及び第2の発明によれば、吐出側の汚
泥濃度が検出されるため、目標濃度となるように希釈す
ることにより適度な希釈を行うことができ、第3の発明
においては、目標濃度となるように自動制御することが
できる。上記各発明において用いられるポンプとして
は、例えばホースポンプのような低容量型のポンプ、ス
クリューポンプ等が例示される。
【0010】またセンサーとしては、例えば濁度計、質
量計、粘度計等が例示される。このうち、濁度計や粘度
計は簡便に利用できる利点があるが、ポンプの排泥能力
が一定に保たれ、低下していないかどうかを検出するた
めに、圧力計を併用するのが望ましい。したがって第4
の発明は、上記第2或いは第3の発明において用いられ
るセンサーを濁度計或いは粘度計と圧力計の組み合わせ
としたことを特徴とする。
【0011】第5の発明は、第2〜第4の発明における
装置を走行車に設けて汚泥上を走行できるようにし、吸
引排除装置による汚泥の排除範囲を広げることできるよ
うにしたことを特徴とするもので、走行車は好ましくは
リモートコントロールできるようにするか、或いはマイ
コンによって設定された経路を移動できるようにし、又
はセンサーを設けて障害物を検出すると、方向転換する
ように自動制御される。走行車をリモートコントロール
することにより排泥作業を槽外又は排水路外から遠隔操
作することができ、省力化が可能となる。また走行車を
マイコン制御すりことにより、作業の無人化が可能とな
る。
【0012】第6の発明は、第2〜第4の発明における
吸引排除装置と、第5の発明における吸引排除装置及び
走行車を水密構造にし、水に浸した状態で排泥作業が行
えるようにしたことを特徴とする。この発明によれば、
沈澱槽より排水することなく、作業中でも、また排水路
にあっては、水の流れをとめることなく、常時水が流れ
ている状態でも排泥作業を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示す吸引排除装置は、槽外
部からリモートコントロールされるクローラタイプの走
行車1に油圧モータ(図示省略)によって垂直軸線の回
りを回転可能なベース2を取着し、ベース上にホースポ
ンプを備えた本体3を固着してなるもので、先端にノズ
ル4を備え、ポンプの吸込口に接続されるホース5が本
体3に俯仰可能に支持されている。
【0014】ポンプの吐出側に接続されるホース6に
は、圧力計7と、濁度計8が取付けられ、ポンプより吐
出される汚泥の圧力と濁度をそれぞれ検出して制御装置
9に検出信号を出力するようにしてある。ホース5には
ノズル4上に希釈媒体としての希釈水を供給するホース
11が接続され、希釈水がノズル4内に噴射されるよう
にしてあり、流量調整弁12及びON−OFF弁13が
制御装置9によって制御されるようになっている。
【0015】本装置は以上のように構成され、槽より排
水したのち汚泥上に吸引排除装置を下ろし、汚泥上を走
行させる。そしてノズル4より希釈水を噴射して汚泥を
掻き混ぜながらポンプで吸引排除する。排泥中、噴射側
のスラリー状の汚泥を濁度計8によって検出し、制御装
置9は、検出値がしきい値以下であると判定したとき、
流量調整弁12に制御信号を出力し、希釈水の流量を絞
る。吸込側の汚泥の流動性が低下し、詰まり気味になる
と、吐出側の圧力が低下する。したがって圧力計7によ
って検出された圧力が低下し、しきい値以下になったと
き、制御装置9からの制御信号が流量調整弁12に出力
され、希釈水を増加させる。
【0016】図2は、吸引排除装置の別の態様を示すも
ので、本体3に俯仰可能に支持されるホース5の先端に
モータ21によって駆動されるスクリューポンプ22を
設けたもので、汚泥がスクリューによって砕かれながら
排除されるようになっている。更に別の態様では、図1
及び図2に示す吸引排除装置が水密構造とされ、水中で
排泥作業を行うことができるようにされる。この場合、
希釈水は通常使用されない。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1及び2記載の方法及び装置
によれば、ポンプ吐出側の汚泥濃度を検出して希釈する
ことにより、従来のような作業者の目視判断に比べ、適
度な希釈が行えるようになり、効率のよい排泥作業が可
能になる。
【0018】請求項3記載の装置によれば、吐出側の汚
泥濃度を一定に自動的に維持することができる。請求項
4記載のセンサーを用いて吐出側の汚泥濁度と圧力を検
出すれば、ポンプが正常に作動して所定以上の濁度の汚
泥が排除されているのを確認することができる。
【0019】請求項5記載の装置によれば、排泥範囲を
広げることができる。請求項6記載の装置においては、
リモートコントロールによって排泥作業を行うことがで
き、請求項7記載の装置においては、排泥作業を自動化
することができる。請求項8記載の装置においては、排
水したり、水を止めたりすることなく、水中で排泥作業
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汚泥排除装置の概略図。
【図2】汚泥排除装置の別の態様を示す概略図。
【符号の説明】
1・・走行車 2・・ベー
ス 3・・本体 4・・ノズ
ル 5、16・・ホース 7・・圧力
計 8・・濁度計 9・・制御
装置 11・・希釈水用ホース 12・・流
量調整弁 13・・ON−OFF弁 21・・モ
ータ 22・・スクリューポンプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】堆積する汚泥に希釈媒体を噴射し、汚泥を
    希釈してポンプにて吸引排除する方法において、スラリ
    ー状態で吐出されるポンプ吐出側の汚泥の濃度を検出す
    るセンサーを設け、該センサーの検出値に基づいて希釈
    媒体の噴射量を制御することを特徴とする汚泥の排除方
    法。
  2. 【請求項2】堆積する汚泥をスラリー状態で吸引排除す
    るポンプと、ポンプの吸込側に設けられる希釈媒体噴射
    用のノズルとを有する汚泥の吸引排除装置において、ポ
    ンプ吐出側に設けられ、スラリー状態で吐出される汚泥
    の濃度を検出するセンサーと、希釈媒体の噴射量調節手
    段を設けたことを特徴とする汚泥の排除装置。
  3. 【請求項3】センサーからの検出信号に基づいて噴射量
    調節手段を制御する制御装置が設けられる請求項2記載
    の汚泥の排除装置。
  4. 【請求項4】センサーは、濁度計或いは粘度計と圧力計
    の組み合わせよりなる請求項2又は3記載の汚泥の排除
    装置。
  5. 【請求項5】走行車に設置される請求項2ないし4記載
    の汚泥の排除装置。
  6. 【請求項6】走行車はリモートコントロールすることが
    できる請求項5記載の汚泥の排除装置。
  7. 【請求項7】走行車はマイコン制御される請求項5記載
    の汚泥の排除装置。
  8. 【請求項8】水密構造とされる請求項2ないし7記載の
    汚泥の排除装置。
JP2785296A 1996-02-15 1996-02-15 汚泥の排除方法及び装置 Withdrawn JPH09221786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2785296A JPH09221786A (ja) 1996-02-15 1996-02-15 汚泥の排除方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2785296A JPH09221786A (ja) 1996-02-15 1996-02-15 汚泥の排除方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221786A true JPH09221786A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12232458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2785296A Withdrawn JPH09221786A (ja) 1996-02-15 1996-02-15 汚泥の排除方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09221786A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058566A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Lattice Intellectual Property Ltd. Suction excavator
CN107100220A (zh) * 2017-06-28 2017-08-29 交通运输部天津水运工程科学研究所 深水基槽清淤智能有轨机器人
JP2022104162A (ja) * 2020-12-28 2022-07-08 エレファントジャパン株式会社 吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法
CN115140912A (zh) * 2022-06-29 2022-10-04 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 污泥抽吸装置及填埋污泥出库系统
WO2023044591A1 (es) * 2021-09-22 2023-03-30 Guzman Madariaga Marcos Augusto Sistema de recuperación y transporte por vacío de lodos y barros

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058566A1 (en) * 1999-03-26 2000-10-05 Lattice Intellectual Property Ltd. Suction excavator
CN107100220A (zh) * 2017-06-28 2017-08-29 交通运输部天津水运工程科学研究所 深水基槽清淤智能有轨机器人
JP2022104162A (ja) * 2020-12-28 2022-07-08 エレファントジャパン株式会社 吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法
WO2023044591A1 (es) * 2021-09-22 2023-03-30 Guzman Madariaga Marcos Augusto Sistema de recuperación y transporte por vacío de lodos y barros
CN115140912A (zh) * 2022-06-29 2022-10-04 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 污泥抽吸装置及填埋污泥出库系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1130960A (en) Apparatus for sewer cleaning and the like
JP4380842B2 (ja) 揚砂装置
US5996621A (en) Circulating drainage system for sewage pipe installation work
KR200436899Y1 (ko) 흡입식 슬러지수집기
JPH09221786A (ja) 汚泥の排除方法及び装置
JP5940442B2 (ja) 揚砂設備、及びその運転方法
US4839064A (en) Method and apparatus for cleaning cooling tower basins
JP3336104B2 (ja) 槽内の汚泥排出装置
JPS6369514A (ja) 揚砂装置の制御方法
JP5155433B2 (ja) 揚砂方法
JP3401608B2 (ja) 揚砂装置
KR101712572B1 (ko) 침전조 세척장치
JPH0235902A (ja) ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備
KR100778552B1 (ko) 준설차
JP4928438B2 (ja) 浮上分離装置および浮上分離方法
CN206434907U (zh) 一种沉淀污泥排泥装置
JPH07102285B2 (ja) ジェット式除砂装置
US3796372A (en) Apparatus for removing sludge
CN219382433U (zh) 一种用于冲洗车轮的全自动装置
JP4083460B2 (ja) 液体供給装置
JPH10258203A (ja) 槽内の汚泥排出方法
JPH10292655A (ja) 水槽底部清掃装置
CN210845548U (zh) 一种混凝土砂石污水循环回收装置
CN216909271U (zh) 一种智能气提行车式吸砂机装置
CN113509756A (zh) 一种智能气提行车式吸砂机及其使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506