JP2022104162A - 吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、製鉄ダストは水分を含むと粘土状になり、従来の吸引ノズルでは、作業性に問題があった。
本発明は、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供することを目的とする。
ここで、吸引車は、粉粒体や液体を深所や遠距離から吸い込んで回収するための車輌である。なお、吸引車は、パワープロベスターや吸引作業車などと呼ばれる場合がある。
吸引管20は、図1B及び図1Cに示すように、先端から後端に向かうに従って、徐々に径が小さくなっている。ただし、先端から後端まで外径D1及び内径D2がそれぞれ同一の寸法であってもよい。
吸引管20の外径D1は例えば62~83mm、内径D2は例えば60~80mm、長さL11は例えば220~260mmである。
吸引管20の外周面には、外周方向に沿って突出した突出部202が複数設けられ、それぞれ吸引管20の先端部から後端部にわたって間隔を空けて設けられている。
吸引管20の材質は、例えばスチールである。
側面視した際の水供給管30の長さL32(図1Bに示す吸引管20の中心軸AX方向の長さ)は、例えば190~230mmである。
水供給管30の先端部は、吸引管20の中央部側面に接続され、図1Cに示すように、この接続部から水供給ホース16が接続される側の後端部に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。
水供給管30の後端部は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L21だけ後端側に位置している。寸法L21は、例えば100~120mmである。なお、後端部には、水供給管30の中心軸が延びる方向と端面の法線方向とが交差するような切り口が形成されている。
水供給管30の材質は、例えばスチールである。
側面視した際の取手支持部材40の長さL22は、例えば190~230mmである。
取手支持部材40の一方の側は、吸引管20の中央部にて、水供給管30よりも寸法L33だけ後端側に溶接され、吸引管20の側から取手50を支持する後端側に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。寸法L33は、例えば10~30mmである。
取手支持部材40の他方の側は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置している。寸法L31は、例えば130~170mmである。
また、図1Dに示すように吸引車用吸引ノズル10を後端側から見た場合、取手支持部材40の中心軸と水供給管30の中心軸とがなす角θは、例えば、100~135度である。
取手支持部材40の材質は、例えばスチールである。
取手50は、中央部が取手支持部材40に固定され、脇に吸引ホース12を抱えて吸引作業を行う際に、作業者の吸引ホース12を抱えた側とは反対の側の胸元に位置するように配置される。
取手50の寸法L41は、例えば100~140mmである。なお、寸法L41が100mm未満であると、把手として掴んだ際に安定感に欠け、140mmを超えると回収作業の妨げとなりうる。
取手50の材質は、例えばスチールである。
作業者が、吸引車用吸引ノズル10に吸引ホース12(図2参照)を接続するとともに、水供給管30に水供給ホース16を接続し、吸引作業の準備を行う。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、図1Cに示すように、吸引管20の外周面に突出部202が形成されているため、突出部202が形成されていない場合と比較して高い摩擦力が生じ、接続された吸引ホース12が容易に外れてしまうことが抑制される。
作業者が、吸引車を稼働させる。
作業者が、図2に示すように、水供給管30が、吸引管20の後端側から見て真上よりも外側(作業者側とは反対の側)に位置するように左手で取手50を掴み、吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を右脇に抱え、しゃがんだ状態で移動しながら製鉄ダスト14を吸引する。製鉄ダスト14は、吸引車による強力な吸引力により回収される。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、取手50が吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置し、胸に引きつけて本吸引車用吸引ノズル10を保持できるため、作業性に優れ、疲労の発生が低減される。
その結果、吸引管20の内部にて、供給された水道水と吸引された製鉄ダスト14とが混合され、製鉄ダスト14の流動性が増加することによって、吸引管20が詰まってしまうことが抑制される。
吸引作業を終えた後、作業者が、吸引車用吸引ノズル10から吸引ホース12及び水供給ホース16を取り外し、それぞれ収納する。
12 吸引ホース
14 製鉄ダスト
16 水供給ホース
20 吸引管
30 水供給管
40 取手支持部材
50 取手
202 突出部
しかしながら、製鉄ダストは水分を含むと粘土状になり、従来の吸引ノズルでは、作業性に問題があった。
本発明は、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供することを目的とする。
前記吸引管の外周面から延びる棒状の取手支持部材と、前記取手支持部材に固定され、作業者が掴む取手と、を備え、前記吸引管の後端側から見て、前記取手支持部材と前記水供給管とのなす角θが、100~135度であり、前記取手が、脇に前記吸引ホースを抱えて吸引作業を行う際に、前記作業者の該吸引ホースを抱えた側とは反対の側に位置する吸引車用吸引ノズルである。
ここで、吸引車は、粉粒体や液体を深所や遠距離から吸い込んで回収するための車輌である。なお、吸引車は、パワープロベスターや吸引作業車などと呼ばれる場合がある。
吸引管20は、図1B及び図1Cに示すように、先端から後端に向かうに従って、徐々に径が小さくなっている。ただし、先端から後端まで外径D1及び内径D2がそれぞれ同一の寸法であってもよい。
吸引管20の外径D1は例えば62~83mm、内径D2は例えば60~80mm、長さL11は例えば220~260mmである。
吸引管20の外周面には、外周方向に沿って突出した突出部202が複数設けられ、それぞれ吸引管20の先端部から後端部にわたって間隔を空けて設けられている。
吸引管20の材質は、例えばスチールである。
側面視した際の水供給管30の長さL32(図1Bに示す吸引管20の中心軸AX方向の長さ)は、例えば190~230mmである。
水供給管30の先端部は、吸引管20の中央部側面に接続され、図1Cに示すように、この接続部から水供給ホース16が接続される側の後端部に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。
水供給管30の後端部は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L21だけ後端側に位置している。寸法L21は、例えば100~120mmである。なお、後端部には、水供給管30の中心軸が延びる方向と端面の法線方向とが交差するような切り口が形成されている。
水供給管30の材質は、例えばスチールである。
側面視した際の取手支持部材40の長さL22は、例えば190~230mmである。
取手支持部材40の一方の側は、吸引管20の中央部にて、水供給管30よりも寸法L33だけ後端側に溶接され、吸引管20の側から取手50を支持する後端側に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。寸法L33は、例えば10~30mmである。
取手支持部材40の他方の側は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置している。寸法L31は、例えば130~170mmである。
また、図1Dに示すように吸引車用吸引ノズル10を後端側から見た場合、取手支持部材40の中心軸と水供給管30の中心軸とがなす角θは、例えば、100~135度である。
取手支持部材40の材質は、例えばスチールである。
取手50は、中央部が取手支持部材40に固定され、脇に吸引ホース12を抱えて吸引作業を行う際に、作業者の吸引ホース12を抱えた側とは反対の側の胸元に位置するように配置される。
取手50の寸法L41は、例えば100~140mmである。なお、寸法L41が100mm未満であると、把手として掴んだ際に安定感に欠け、140mmを超えると回収作業の妨げとなりうる。
取手50の材質は、例えばスチールである。
作業者が、吸引車用吸引ノズル10に吸引ホース12(図2参照)を接続するとともに、水供給管30に水供給ホース16を接続し、吸引作業の準備を行う。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、図1Cに示すように、吸引管20の外周面に突出部202が形成されているため、突出部202が形成されていない場合と比較して高い摩擦力が生じ、接続された吸引ホース12が容易に外れてしまうことが抑制される。
作業者が、吸引車を稼働させる。
作業者が、図2に示すように、水供給管30が、吸引管20の後端側から見て真上よりも外側(作業者側とは反対の側)に位置するように左手で取手50を掴み、吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を右脇に抱え、しゃがんだ状態で移動しながら製鉄ダスト14を吸引する。製鉄ダスト14は、吸引車による強力な吸引力により回収される。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、取手50が吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置し、胸に引きつけて本吸引車用吸引ノズル10を保持できるため、作業性に優れ、疲労の発生が低減される。
その結果、吸引管20の内部にて、供給された水道水と吸引された製鉄ダスト14とが混合され、製鉄ダスト14の流動性が増加することによって、吸引管20が詰まってしまうことが抑制される。
吸引作業を終えた後、作業者が、吸引車用吸引ノズル10から吸引ホース12及び水供給ホース16を取り外し、それぞれ収納する。
12 吸引ホース
14 製鉄ダスト
16 水供給ホース
20 吸引管
30 水供給管
40 取手支持部材
50 取手
202 突出部
Claims (5)
- 製鉄ダストを吸引するための吸引車用吸引ノズルであって、
吸引車から延びる吸引ホースに接続された吸引管と、
該吸引管の内部に水を供給する水供給ホースが接続される水供給管と、を備えた吸引車用吸引ノズル。 - 請求項1記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
前記水供給管が、前記吸引管から前記水供給ホースが接続される側に向かうに従って、該吸引管の中心軸から離れるように延びている吸引車用吸引ノズル。 - 請求項2記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
前記吸引管の外周面から延びる棒状の取手支持部材と、
前記取手支持部材に固定され、作業者が掴む取手と、を更に備え、
前記吸引管の後端側から見て、前記取手支持部材と前記水供給管とのなす角θが、100~135度である吸引車用吸引ノズル。 - 請求項3記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
前記取手が、脇に前記吸引ホースを抱えて吸引作業を行う際に、前記作業者の該吸引ホースを抱えた側とは反対の側に位置する吸引車用吸引ノズル。 - 請求項3又は4記載の吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収方法であって、
前記水供給管が前記吸引管の後端側から見て真上よりも外側に位置するように一方の手で前記取手を掴み、
前記取手を掴んだ側とは反対の側の脇に前記吸引ホースを抱え、
移動しながら前記製鉄ダストを吸引する製鉄ダストの回収方法。
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---|---|---|---|---|
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JP2003003514A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 土砂スラリーに対する添加材管中混合方法 |
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KR20120001229A (ko) * | 2010-06-29 | 2012-01-04 | 현대제철 주식회사 | 분진 처리장치 |
US8719997B1 (en) * | 2010-02-26 | 2014-05-13 | Guardair Corporation | Pass-through vacuum |
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- 2020-12-28 JP JP2020219192A patent/JP6967809B1/ja active Active
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JPS58109071A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-29 | 米田工業株式会社 | 消防用放水ノズルとその使用方法 |
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KR20120001229A (ko) * | 2010-06-29 | 2012-01-04 | 현대제철 주식회사 | 분진 처리장치 |
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