JP2022104162A - 吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供する。【解決手段】吸引車用吸引ノズル10は、製鉄ダスト14を吸引するための吸引車用吸引ノズルであって、吸引車から延びる吸引ホース12に接続された吸引管20と、吸引管20の内部に水を供給する水供給ホース16が接続される水供給管30と、を備える。水供給管30は、吸引管20から水供給ホース16が接続される側に向かうに従って、吸引管20の中心軸から離れるように延びている。【選択図】図1A

Description

本発明は、吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法に関する。
特許文献1には、空気流を発生させる真空ポンプと、この真空ポンプを運転駆動させる動力装置と、吸入されてきた空気から粉塵を除去させるセパレータ、真空ポンプの吸引力を増大させるために供給された補給水を分離させる水切装置および該水切装置にて水切りされた空気を消音して大気に吐出させる吐出サイレンサを有する空気清浄装置を車体フレーム上にコンパクトにまとめて搭載装備させるとともに、空気清浄装置のセパレータ、真空ポンプ、空気清浄装置の水切り装置および吐出サイレンサを順次直列に接続させて空気輸送機構を構成した真空吸引車が記載されている。
特開平7-2304号公報
ここで、吸引車から延びる吸引ホースの先端には、筒状の吸引ノズルが取り付けられ、製鉄所から排出された製鉄ダストの回収に用いられている。
しかしながら、製鉄ダストは水分を含むと粘土状になり、従来の吸引ノズルでは、作業性に問題があった。
本発明は、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、製鉄ダストを吸引するための吸引車用吸引ノズルであって、吸引車から延びる吸引ホースに接続された吸引管と、該吸引管の内部に水を供給する水供給ホースが接続される水供給管と、を備えた吸引車用吸引ノズルである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、前記水供給管が、前記吸引管から前記水供給ホースが接続される側に向かうに従って、該吸引管の中心軸から離れるように延びている。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、前記吸引管の外周面から延びる棒状の取手支持部材と、前記取手支持部材に固定され、作業者が掴む取手と、を更に備え、前記吸引管の後端側から見て、前記取手支持部材と前記水供給管とのなす角θが、100~135度である。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、前記取手が、脇に前記吸引ホースを抱えて吸引作業を行う際に、前記作業者の該吸引ホースを抱えた側とは反対の側に位置する。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4記載の吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収方法であって、前記水供給管が前記吸引管の後端側から見て真上よりも外側に位置するように一方の手で前記取手を掴み、前記取手を掴んだ側とは反対の側の脇に前記吸引ホースを抱え、移動しながら前記製鉄ダストを吸引する製鉄ダストの回収方法である。
本発明によれば、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る吸引車用吸引ノズルの斜視図である。 同吸引車用吸引ノズルの第1の側面図である。 図1Bに示した第1の側面図とは異なる角度から見た同吸引車用吸引ノズルの第2の側面図である。 同吸引車用吸引ノズルの後端側から見た底面図である。 同吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収作業を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
本発明の一実施の形態に係る吸引車用吸引ノズル10(図1A参照)は、吸引車(不図示)から延びる吸引ホース12(図2参照)の先端に取り付けられ、製鉄所から排出された製鉄ダスト14を回収するために用いられる。
ここで、吸引車は、粉粒体や液体を深所や遠距離から吸い込んで回収するための車輌である。なお、吸引車は、パワープロベスターや吸引作業車などと呼ばれる場合がある。
吸引車用吸引ノズル10は、図1A~図1Dに示すように、吸引管20、水供給管30、取手支持部材40及び取手50を備えている。
吸引管20は、吸引車から延びる吸引ホース12(図2参照)に接続される円筒状の部材である。
吸引管20は、図1B及び図1Cに示すように、先端から後端に向かうに従って、徐々に径が小さくなっている。ただし、先端から後端まで外径D1及び内径D2がそれぞれ同一の寸法であってもよい。
吸引管20の外径D1は例えば62~83mm、内径D2は例えば60~80mm、長さL11は例えば220~260mmである。
吸引管20の外周面には、外周方向に沿って突出した突出部202が複数設けられ、それぞれ吸引管20の先端部から後端部にわたって間隔を空けて設けられている。
吸引管20の材質は、例えばスチールである。
水供給管30は、水を供給するための水供給ホース16(図2参照)が接続され、吸引管20の内部に水を供給できる。
側面視した際の水供給管30の長さL32(図1Bに示す吸引管20の中心軸AX方向の長さ)は、例えば190~230mmである。
水供給管30の先端部は、吸引管20の中央部側面に接続され、図1Cに示すように、この接続部から水供給ホース16が接続される側の後端部に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。
水供給管30の後端部は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L21だけ後端側に位置している。寸法L21は、例えば100~120mmである。なお、後端部には、水供給管30の中心軸が延びる方向と端面の法線方向とが交差するような切り口が形成されている。
水供給管30の材質は、例えばスチールである。
取手支持部材40は、吸引管20から延び、取手50を支持するための棒状の部材である。
側面視した際の取手支持部材40の長さL22は、例えば190~230mmである。
取手支持部材40の一方の側は、吸引管20の中央部にて、水供給管30よりも寸法L33だけ後端側に溶接され、吸引管20の側から取手50を支持する後端側に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。寸法L33は、例えば10~30mmである。
取手支持部材40の他方の側は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置している。寸法L31は、例えば130~170mmである。
また、図1Dに示すように吸引車用吸引ノズル10を後端側から見た場合、取手支持部材40の中心軸と水供給管30の中心軸とがなす角θは、例えば、100~135度である。
取手支持部材40の材質は、例えばスチールである。
取手50は、図1Cに示すように、吸引管20の径方向と実質的に直交方向に延びる棒状の部材であり、作業者の持ち手として機能する。
取手50は、中央部が取手支持部材40に固定され、脇に吸引ホース12を抱えて吸引作業を行う際に、作業者の吸引ホース12を抱えた側とは反対の側の胸元に位置するように配置される。
取手50の寸法L41は、例えば100~140mmである。なお、寸法L41が100mm未満であると、把手として掴んだ際に安定感に欠け、140mmを超えると回収作業の妨げとなりうる。
取手50の材質は、例えばスチールである。
次に、吸引車用吸引ノズル10を用いた製鉄ダスト14の回収方法(吸引車用吸引ノズル10の使用方法)について説明する。製鉄ダスト14は、以下に示すステップS1~S4に従って回収される。
(ステップS1)
作業者が、吸引車用吸引ノズル10に吸引ホース12(図2参照)を接続するとともに、水供給管30に水供給ホース16を接続し、吸引作業の準備を行う。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、図1Cに示すように、吸引管20の外周面に突出部202が形成されているため、突出部202が形成されていない場合と比較して高い摩擦力が生じ、接続された吸引ホース12が容易に外れてしまうことが抑制される。
(ステップS2)
作業者が、吸引車を稼働させる。
(ステップS3)
作業者が、図2に示すように、水供給管30が、吸引管20の後端側から見て真上よりも外側(作業者側とは反対の側)に位置するように左手で取手50を掴み、吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を右脇に抱え、しゃがんだ状態で移動しながら製鉄ダスト14を吸引する。製鉄ダスト14は、吸引車による強力な吸引力により回収される。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、取手50が吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置し、胸に引きつけて本吸引車用吸引ノズル10を保持できるため、作業性に優れ、疲労の発生が低減される。
また、図1Dに示すように取手支持部材40と水供給管30とのなす角θが100~135度の範囲で設けられているため、なす角θが100度未満である場合と比較して、吸引管20を動かす動作を阻害することが抑えられ、なす角θが135度を超える場合と比較して、水供給管30を構造物や床面等に接触させて損傷してしまう可能性が低減される。
ここで、表面の製鉄ダスト14は乾燥しており、吸引作業が容易であるが、その下にある製鉄ダスト14は水分を含み、粘土状となっている。粘土状となった製鉄ダスト14を吸引する場合は、水供給ホース16から水道水を供給しながら吸引する。
その結果、吸引管20の内部にて、供給された水道水と吸引された製鉄ダスト14とが混合され、製鉄ダスト14の流動性が増加することによって、吸引管20が詰まってしまうことが抑制される。
(ステップS4)
吸引作業を終えた後、作業者が、吸引車用吸引ノズル10から吸引ホース12及び水供給ホース16を取り外し、それぞれ収納する。
以上説明した本実施の形態に係る吸引車用吸引ノズル10によれば、一方の手で取手50を掴みながら取手50を掴んだ側とは反対側の脇に吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を抱えて移動し、詰まりを抑制しながら粘土状となった製鉄ダスト14を回収できるので、作業性に優れる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
10 吸引車用吸引ノズル
12 吸引ホース
14 製鉄ダスト
16 水供給ホース
20 吸引管
30 水供給管
40 取手支持部材
50 取手
202 突出部
本発明は、吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法に関する。
特許文献1には、空気流を発生させる真空ポンプと、この真空ポンプを運転駆動させる動力装置と、吸入されてきた空気から粉塵を除去させるセパレータ、真空ポンプの吸引力を増大させるために供給された補給水を分離させる水切装置および該水切装置にて水切りされた空気を消音して大気に吐出させる吐出サイレンサを有する空気清浄装置を車体フレーム上にコンパクトにまとめて搭載装備させるとともに、空気清浄装置のセパレータ、真空ポンプ、空気清浄装置の水切り装置および吐出サイレンサを順次直列に接続させて空気輸送機構を構成した真空吸引車が記載されている。
特開平7-2304号公報
ここで、吸引車から延びる吸引ホースの先端には、筒状の吸引ノズルが取り付けられ、製鉄所から排出された製鉄ダストの回収に用いられている。
しかしながら、製鉄ダストは水分を含むと粘土状になり、従来の吸引ノズルでは、作業性に問題があった。
本発明は、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、作業者によって保持される、製鉄ダストを吸引するための吸引車用吸引ノズルであって、吸引車から延びる吸引ホースに接続された吸引管と、該吸引管の内部に水を供給する水供給ホースが接続され、前記吸引管から該水供給ホースが接続される側の後端部に向かうに従って、該吸引管の中心軸から離れるように延びる水供給管と、
前記吸引管の外周面から延びる棒状の取手支持部材と、前記取手支持部材に固定され、作業者が掴む取手と、を備え、前記吸引管の後端側から見て、前記取手支持部材と前記水供給管とのなす角θが、100~135度であり、前記取手が、脇に前記吸引ホースを抱えて吸引作業を行う際に、前記作業者の該吸引ホースを抱えた側とは反対の側に位置する吸引車用吸引ノズルである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、前記吸引管の外周面に、外周方向に沿って突出した突出部が間隔を空けて複数設けられている
請求項に記載の発明は、請求項1又は2記載の吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収方法であって、前記水供給管が前記吸引管の後端側から見て真上よりも外側に位置するように一方の手で前記取手を掴み、取手を掴んだ側とは反対の側の脇に前記吸引ホースを抱え、しゃがんだ状態で移動しながら前記製鉄ダストを吸引する製鉄ダストの回収方法である。
本発明によれば、作業性に優れた吸引車用吸引ノズル及び製鉄ダストの回収方法を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る吸引車用吸引ノズルの斜視図である。 同吸引車用吸引ノズルの第1の側面図である。 図1Bに示した第1の側面図とは異なる角度から見た同吸引車用吸引ノズルの第2の側面図である。 同吸引車用吸引ノズルの後端側から見た底面図である。 同吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収作業を示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
本発明の一実施の形態に係る吸引車用吸引ノズル10(図1A参照)は、吸引車(不図示)から延びる吸引ホース12(図2参照)の先端に取り付けられ、製鉄所から排出された製鉄ダスト14を回収するために用いられる。
ここで、吸引車は、粉粒体や液体を深所や遠距離から吸い込んで回収するための車輌である。なお、吸引車は、パワープロベスターや吸引作業車などと呼ばれる場合がある。
吸引車用吸引ノズル10は、図1A~図1Dに示すように、吸引管20、水供給管30、取手支持部材40及び取手50を備えている。
吸引管20は、吸引車から延びる吸引ホース12(図2参照)に接続される円筒状の部材である。
吸引管20は、図1B及び図1Cに示すように、先端から後端に向かうに従って、徐々に径が小さくなっている。ただし、先端から後端まで外径D1及び内径D2がそれぞれ同一の寸法であってもよい。
吸引管20の外径D1は例えば62~83mm、内径D2は例えば60~80mm、長さL11は例えば220~260mmである。
吸引管20の外周面には、外周方向に沿って突出した突出部202が複数設けられ、それぞれ吸引管20の先端部から後端部にわたって間隔を空けて設けられている。
吸引管20の材質は、例えばスチールである。
水供給管30は、水を供給するための水供給ホース16(図2参照)が接続され、吸引管20の内部に水を供給できる。
側面視した際の水供給管30の長さL32(図1Bに示す吸引管20の中心軸AX方向の長さ)は、例えば190~230mmである。
水供給管30の先端部は、吸引管20の中央部側面に接続され、図1Cに示すように、この接続部から水供給ホース16が接続される側の後端部に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。
水供給管30の後端部は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L21だけ後端側に位置している。寸法L21は、例えば100~120mmである。なお、後端部には、水供給管30の中心軸が延びる方向と端面の法線方向とが交差するような切り口が形成されている。
水供給管30の材質は、例えばスチールである。
取手支持部材40は、吸引管20から延び、取手50を支持するための棒状の部材である。
側面視した際の取手支持部材40の長さL22は、例えば190~230mmである。
取手支持部材40の一方の側は、吸引管20の中央部にて、水供給管30よりも寸法L33だけ後端側に溶接され、吸引管20の側から取手50を支持する後端側に向かうに従って、吸引管20の中心軸AXから離れるように湾曲している。寸法L33は、例えば10~30mmである。
取手支持部材40の他方の側は、図1Bに示すように側面視して、吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置している。寸法L31は、例えば130~170mmである。
また、図1Dに示すように吸引車用吸引ノズル10を後端側から見た場合、取手支持部材40の中心軸と水供給管30の中心軸とがなす角θは、例えば、100~135度である。
取手支持部材40の材質は、例えばスチールである。
取手50は、図1Cに示すように、吸引管20の径方向と実質的に直交方向に延びる棒状の部材であり、作業者の持ち手として機能する。
取手50は、中央部が取手支持部材40に固定され、脇に吸引ホース12を抱えて吸引作業を行う際に、作業者の吸引ホース12を抱えた側とは反対の側の胸元に位置するように配置される。
取手50の寸法L41は、例えば100~140mmである。なお、寸法L41が100mm未満であると、把手として掴んだ際に安定感に欠け、140mmを超えると回収作業の妨げとなりうる。
取手50の材質は、例えばスチールである。
次に、吸引車用吸引ノズル10を用いた製鉄ダスト14の回収方法(吸引車用吸引ノズル10の使用方法)について説明する。製鉄ダスト14は、以下に示すステップS1~S4に従って回収される。
(ステップS1)
作業者が、吸引車用吸引ノズル10に吸引ホース12(図2参照)を接続するとともに、水供給管30に水供給ホース16を接続し、吸引作業の準備を行う。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、図1Cに示すように、吸引管20の外周面に突出部202が形成されているため、突出部202が形成されていない場合と比較して高い摩擦力が生じ、接続された吸引ホース12が容易に外れてしまうことが抑制される。
(ステップS2)
作業者が、吸引車を稼働させる。
(ステップS3)
作業者が、図2に示すように、水供給管30が、吸引管20の後端側から見て真上よりも外側(作業者側とは反対の側)に位置するように左手で取手50を掴み、吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を右脇に抱え、しゃがんだ状態で移動しながら製鉄ダスト14を吸引する。製鉄ダスト14は、吸引車による強力な吸引力により回収される。
本吸引車用吸引ノズル10によれば、取手50が吸引管20の後端よりもさらに寸法L31だけ後端側に位置し、胸に引きつけて本吸引車用吸引ノズル10を保持できるため、作業性に優れ、疲労の発生が低減される。
また、図1Dに示すように取手支持部材40と水供給管30とのなす角θが100~135度の範囲で設けられているため、なす角θが100度未満である場合と比較して、吸引管20を動かす動作を阻害することが抑えられ、なす角θが135度を超える場合と比較して、水供給管30を構造物や床面等に接触させて損傷してしまう可能性が低減される。
ここで、表面の製鉄ダスト14は乾燥しており、吸引作業が容易であるが、その下にある製鉄ダスト14は水分を含み、粘土状となっている。粘土状となった製鉄ダスト14を吸引する場合は、水供給ホース16から水道水を供給しながら吸引する。
その結果、吸引管20の内部にて、供給された水道水と吸引された製鉄ダスト14とが混合され、製鉄ダスト14の流動性が増加することによって、吸引管20が詰まってしまうことが抑制される。
(ステップS4)
吸引作業を終えた後、作業者が、吸引車用吸引ノズル10から吸引ホース12及び水供給ホース16を取り外し、それぞれ収納する。
以上説明した本実施の形態に係る吸引車用吸引ノズル10によれば、一方の手で取手50を掴みながら取手50を掴んだ側とは反対側の脇に吸引車用吸引ノズル10又は吸引ホース12を抱えて移動し、詰まりを抑制しながら粘土状となった製鉄ダスト14を回収できるので、作業性に優れる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
10 吸引車用吸引ノズル
12 吸引ホース
14 製鉄ダスト
16 水供給ホース
20 吸引管
30 水供給管
40 取手支持部材
50 取手
202 突出部

Claims (5)

  1. 製鉄ダストを吸引するための吸引車用吸引ノズルであって、
    吸引車から延びる吸引ホースに接続された吸引管と、
    該吸引管の内部に水を供給する水供給ホースが接続される水供給管と、を備えた吸引車用吸引ノズル。
  2. 請求項1記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
    前記水供給管が、前記吸引管から前記水供給ホースが接続される側に向かうに従って、該吸引管の中心軸から離れるように延びている吸引車用吸引ノズル。
  3. 請求項2記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
    前記吸引管の外周面から延びる棒状の取手支持部材と、
    前記取手支持部材に固定され、作業者が掴む取手と、を更に備え、
    前記吸引管の後端側から見て、前記取手支持部材と前記水供給管とのなす角θが、100~135度である吸引車用吸引ノズル。
  4. 請求項3記載の吸引車用吸引ノズルにおいて、
    前記取手が、脇に前記吸引ホースを抱えて吸引作業を行う際に、前記作業者の該吸引ホースを抱えた側とは反対の側に位置する吸引車用吸引ノズル。
  5. 請求項3又は4記載の吸引車用吸引ノズルを用いた製鉄ダストの回収方法であって、
    前記水供給管が前記吸引管の後端側から見て真上よりも外側に位置するように一方の手で前記取手を掴み、
    前記取手を掴んだ側とは反対の側の脇に前記吸引ホースを抱え、
    移動しながら前記製鉄ダストを吸引する製鉄ダストの回収方法。
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