JPH05138359A - 溶接ヒユーム吸引トーチを備えた溶接装置 - Google Patents

溶接ヒユーム吸引トーチを備えた溶接装置

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JPH05138359A
JPH05138359A JP33442591A JP33442591A JPH05138359A JP H05138359 A JPH05138359 A JP H05138359A JP 33442591 A JP33442591 A JP 33442591A JP 33442591 A JP33442591 A JP 33442591A JP H05138359 A JPH05138359 A JP H05138359A
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JP
Japan
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welding
torch
cable hose
cable
hose
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Pending
Application number
JP33442591A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nishikawa
裕 西川
Yoshiaki Nakano
俶明 中野
Masaharu Sato
正晴 佐藤
Susumu Imaoka
進 今岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルホースの可撓性の向上を図り、溶接
作業時の作業性を向上させる。 【構成】 溶接電力を供給する電力ケーブル2はケーブ
ルホース1の中心に配設される。また、ケーブルホース
1の内部は、その中心から放射状に延びる4つの仕切り
壁3により4つのガス通路に分割されている。中心軸を
挟んで対向する2つのガス通路4はシールドガス吐出ノ
ズルから吐出すべきシールドガスが通るようになってい
る。また、他の2つのガス通路5には、溶接ヒューム吸
引ノズルから吸引された溶接ヒュームを含むガスが通る
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トーチ先端部に、シー
ルドガスを吐出するシールドガス吐出ノズルと溶接作業
時に発生する溶接ヒュームを吸引する吸引ノズルとが同
軸的に設けられた溶接ヒューム吸引トーチを備えた溶接
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場及び事業所等において溶接作業を実
施する場合に、溶接作業により発生する溶接ヒュームを
作業環境から除去して、作業環境を良好な状態に維持す
る必要がある。溶接ヒュームを除去する方法としては、
例えば溶接作業を排気装置が設けられた場所で実施し、
前記排気装置により溶接ヒュームを空気と共に屋外に排
出することが考えられる。しかし、この方法において
は、設備費用が高く、且つ、溶接場所が限定されてしま
うという欠点がある。
【0003】この欠点を解消すべく、所定の形状とする
ことにより十分な吸気効率を維持しつつ軽量化したフー
ドをトーチに取付けた溶接トーチが提案されている(特
公昭51-20305号)。また、センサを備え、溶接作業の進
行に追従して自動的にフードが移動する溶接ヒューム集
塵装置も提案されている(特公昭60-78198号)。
【0004】しかし、溶接トーチにフードを取付ける
と、フードの軽量化には限界があるため、溶接トーチが
重くなって作業性が低下する。また、自動的にフードが
移動する溶接ヒューム集塵装置は、装置が大がかりにな
ると共に、作業場所が限定されてしまうという欠点があ
る。
【0005】これらの欠点を解消するものとして、トー
チの先端部に、シールドガスを吐出するシールドガス吐
出ノズルの外に溶接ヒュームを吸引する吸引ノズルを同
軸的に設けた溶接ヒューム吸引トーチが提案され、実際
に使用されている。
【0006】図2は、この種の溶接ヒューム吸引トーチ
の一例を示す平面図である。トーチ先端部にはシールド
ガスを吐出するシールドガス吐出ノズル11が配設され
ている。このシールドガス吐出ノズル11の後方近傍に
は、その周囲に溶接ヒュームを吸引するための孔12a
が設けられた吸引ノズル12がガス吐出ノズル11に同
軸的に配設されている。これらのシールドガス吐出ノズ
ル11及び吸引ノズル12はエルボ13により支持され
ており、このエルボ13はグリップ部14により支持さ
れている。このグリップ部14には吸引力調整用孔14
aが設けられており、この孔14aの開口面積を調整す
ることにより、吸引ノズル12から吸引するガスの量を
調整することができる。
【0007】このグリップ部14とケーブルホース16
との間には、トーチの曲げを容易にするためのベント機
構15が設けられている。そして、ケーブルホース16
の後端部にはアダプタ接続部17が設けられている。こ
のアダプタ接続部17にはホース接続口17aが設けら
れており、ホースを介してヒューム回収部(図示せず)
に連結するようになっている。
【0008】また、このアダプタ接続部17にはアダプ
タ18が接続される。このアダプタ18にはシールドガ
ス供給口18a及び電気ケーブルコネクタ18bが設け
られている。このアダプタ18を介してシールドガス及
び溶接電力が供給される。
【0009】ケーブルホース16は、例えば図3に示す
ように二重管になっている。つまり、内側の管は、電力
ケーブル22及びゴム被覆材21からなる。この内側の
管内にはライナ20(例えば、スプリングライナ等)が
配設され、このライナ20内を溶接ワイヤが通る。そし
て、このライナ20と電力ケーブル22との間をシール
ドガスが流れるようになっている。また、ゴム被覆材2
1と外側の管23との間には、吸引ノズル12から吸引
したガスが流れるようになっている。
【0010】図4はトーチ先端部を示す模式図である。
トーチ先端部のシールドガス吐出ノズル11から吐出さ
れたシールドガスAによって溶接部を空気から遮断し、
溶接金属の酸化等を防止する。一方、溶接部近傍のシー
ルド域外のガスは、吸引ノズル12に設けられた孔12
aから吸引される。この吸引ノズル12から吸引された
ガスには、溶接により発生した溶接ヒュームが含まれて
いる。この溶接ヒュームを含むガスは、ケーブルホース
16のゴム被覆材21と外側の管23との間を通り、ア
ダプタ接続部17のホース接続口17aに接続されたホ
ースを介してヒューム回収部に入る。
【0011】図5は、従来の溶接装置のヒューム回収部
の一例を示す模式図である。このヒューム回収部31に
は、溶接ヒュームを補足するためのヒューム除去フィル
タ32並びに吸引力を発生するためのファン33及びこ
のファン33を回転させるモータ34が配設されてい
る。吸引ノズル12から吸引されたガスがヒューム除去
フィルタ32を通過するときに、溶接ヒュームが除去さ
れる。
【0012】なお、トーチの先端部において、溶接ヒュ
ーム回収用のホースをシールドガス供給ホースから分離
し、トーチを握持する部分の温度を低下させることも提
案されている(特公昭52-38498号、特公昭52-45656
号)。しかし、そうすると、ホースが2本になるため、
作業性の低下を招来する。従って、前述の如く、ケーブ
ルホースとして2重管が使用されることが多い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接ヒューム吸引トーチを備えた溶接装置には以下に示
す問題点がある。即ち、溶接ヒュームを吸引するときに
はケーブルホースの内管と外管との間の空間が負圧にな
るため、外管の肉厚が薄く強度が十分でないと、負圧に
よって外管が変形し、溶接ヒュームを吸引する吸引力が
弱くなる等の不都合が発生する。従って、従来は、ケー
ブルホースとして、例えばその外周面に蛇腹状の凹凸が
設けられたホースや、肉厚が厚いホース等が使用されて
おり、いずれも外径が太く可撓性が十分でないという問
題点がある。このため、例えば、手首をひねるようにし
てトーチを操作する場合の作業性が良好でない。また、
ホースの外周面に蛇腹状の凹凸が設けられている場合
は、溶接作業においてケーブルホースを移動させる際に
引っ掛かりが生じ、作業性劣化の要因になっている。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、ケーブルホースの外径が細く可撓性が優れ
ており、従来に比して作業性が良好の溶接ヒューム吸引
トーチを備えた溶接装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接ヒュー
ム吸引トーチを備えた溶接装置は、シールドガスを吐出
するシールドガス吐出ノズル及び溶接により発生する溶
接ヒュームを含むガスを吸引する吸引ノズルが設けられ
た溶接ヒューム吸引トーチと、この溶接ヒューム吸引ト
ーチに連結されるケーブルホースとを有し、このケーブ
ルホースは、その中心に溶接電力供給用電気ケーブルが
配設され、その中心から放射状に延びる複数の仕切り壁
によりその内部が前記シールドガスが通る空間と前記吸
引ノズルから吸引したガスが通る空間とに分割されてい
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、ケーブルホースの中心に溶
接電力供給用電気ケーブル等が配設されると共にケーブ
ルホースの内部がその中心から放射状に延びる複数の仕
切り壁により、シールドガスが通る空間と吸引ノズルか
ら吸引したガスが通る空間とに分割されている。この場
合に、前記仕切り壁により溶接ヒューム吸引時の負圧に
よるケーブルホースの変形を回避することができるた
め、ケーブルホースの肉厚を厚くしたり、外周面に蛇腹
状の凹凸を設ける必要がない。従って、ケーブルホース
の肉厚を薄くしてその外径を小さくし、ケーブルホース
の可撓性を向上させることができる。これにより、溶接
作業時の作業性を改善することができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0018】図1は本発明の実施例に係る溶接ヒューム
吸引トーチを備えた溶接装置のケーブルホースを示す断
面図である。
【0019】本実施例が従来と異なる点はケーブルホー
スの断面形状が異なることにあり、その他の構成は基本
的には従来と同様である。即ち、本実施例においては、
ケーブルホース1の内側中央に溶接電力供給用電力ケー
ブル2、溶接ワイヤ(図示せず)及びワイヤ送給用ライ
ナ(図示せず)が配設される。そして、ケーブルホース
1内には、その中心から放射状に延びる4つの仕切り壁
3が設けられており、ケーブルホース1内部はこれらの
仕切り壁3により4つのガス通路(空間)に分割されて
いる。
【0020】中心軸を挟んで対向する2つのガス通路4
は、いずれもシールドガス吐出ノズルに連結されてお
り、シールドガス供給源から供給されてシールドガス吐
出ノズルから吐出されるシールドガス(例えば、CO
2 )が通る。また、他の2つのガス通路5は、いずれも
吸引ノズルに連結されており、この吸引ノズルから吸引
されてヒューム回収部に送出されるガスが通る。
【0021】ガス通路5は溶接作業時に負圧になるが、
仕切り壁3が設けられているため、ケーブルホース1の
肉厚が薄く、その外周面に凹凸が設けられていなくて
も、ケーブルホース1の変形を回避することができる。
即ち、本実施例においては、ケーブルホース1の肉厚を
薄くすることによりその外径を従来に比して小さくし、
ケーブルホース1の可撓性を従来に比して向上させる。
このため、本実施例に係る溶接装置は、例えば手首をひ
ねるようにしてトーチを操作する場合も、ケーブルホー
ス1の可撓性が優れいているため、作業性が良好であ
る。また、ケーブルホースの外周面に凹凸がないため、
ケーブルホースの移動時の引っ掛かりが生じない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ーブルホース内部がその中心から放射状に延びる複数の
仕切り壁によりシールドガスが通る空間と吸引ノズルか
ら吸引したガスが通る空間とに分割されているから、ケ
ーブルホースの外径を従来に比して小さくしてケーブル
ホースの可撓性を向上させることができる。これによ
り、溶接作業時の作業性が従来に比して向上するという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引トーチ
を備えた溶接装置のケーブルホースを示す断面図であ
る。
【図2】溶接ヒューム吸引トーチの一例を示す平面図で
ある。
【図3】従来の溶接ヒューム吸引トーチを備えた溶接装
置のケーブルホースを示す断面図である。
【図4】トーチ先端部を示す模式図である。
【図5】溶接装置のヒューム回収部の一例を示す模式図
である。
【符号の説明】
1,16;ケーブルホース 2,22;電力ケーブル 3;仕切り壁 4,5;ガス通路 11;シールドガス吐出ノズル 12;吸引ノズル 13;エルボ 14;グリップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今岡 進 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドガスを吐出するシールドガス吐
    出ノズル及び溶接により発生する溶接ヒュームを含むガ
    スを吸引する吸引ノズルが設けられた溶接ヒューム吸引
    トーチと、この溶接ヒューム吸引トーチに連結されるケ
    ーブルホースとを有し、このケーブルホースは、その中
    心に溶接電力供給用電気ケーブルが配設され、その中心
    から放射状に延びる複数の仕切り壁によりその内部が前
    記シールドガスが通る空間と前記吸引ノズルから吸引し
    たガスが通る空間とに分割されていることを特徴とする
    溶接ヒューム吸引トーチを備えた溶接装置。
JP33442591A 1991-11-22 1991-11-22 溶接ヒユーム吸引トーチを備えた溶接装置 Pending JPH05138359A (ja)

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JP33442591A JPH05138359A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 溶接ヒユーム吸引トーチを備えた溶接装置

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JP (1) JPH05138359A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7544914B2 (en) * 2005-04-08 2009-06-09 Lincoln Global, Inc. Fume gun
JP2010214455A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Kobe Steel Ltd アーク溶接トーチ
CN113601070A (zh) * 2021-08-23 2021-11-05 佛山市藤亦交通设备有限公司 一种轨道交通的焊接机构

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