JPH10258203A - 槽内の汚泥排出方法 - Google Patents

槽内の汚泥排出方法

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JPH10258203A
JPH10258203A JP6648197A JP6648197A JPH10258203A JP H10258203 A JPH10258203 A JP H10258203A JP 6648197 A JP6648197 A JP 6648197A JP 6648197 A JP6648197 A JP 6648197A JP H10258203 A JPH10258203 A JP H10258203A
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JP
Japan
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sludge
screw
water
turbidity
tank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6648197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Uemura
伸 植村
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】汚泥吸込用のホースポンプと、吸込口にスク
リューを備え、スクリューを回転駆動させて汚泥を攪拌
流動化させ、ホースポンプで排出する水中走行排泥装置
を用い、沈殿槽の稼動を停止することなく、排泥作業が
行えるようにする。 【解決手段】沈殿槽31の排出口32近くに水の濁度を
計測する超音波センサー33を設置し、排水口32より
流出する水の濁度が設定値以上に達すると、制御装置3
4がスクリュー22の油圧モータ24に制御信号を出力
してスクリュー22の回転数を低下させるかスクリュー
22を停止させる。これにより排泥作業により周囲の水
が汚濁するようなことがあっても、次工程の水質が悪化
するようなことはないため沈澱槽が稼動中でも排泥作業
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、発電所、製鉄所そ
の他の工場内で冷却、洗浄、集塵等に利用された排水の
水処理設備、或いは下水処理場や浄水場等に設けられる
沈澱槽に堆積した汚泥の除去方法に関する。
【0002】
【従来技術】発電所、製鉄所その他工場内で冷却、洗
浄、集塵等に利用された排水、下水或いは河川からの取
水は、水処理設備によって清浄化したのち放流するか、
再利用し、或いは上水道として使用される。こうした水
処理設備や下水処理場或いは浄水場は通常、各種の沈澱
槽を備えており、排水、汚水或いは河川水中に含まれる
ダスト等の固形分を沈澱させるようになっている。沈澱
槽にはこうした沈澱物が汚泥となって次第に堆積してい
くため、これを排泥する作業が必要となる。
【0003】製鉄プラントを例にとっていえば、この排
泥作業は従来、沈澱槽の稼動を一旦停止して排水し、汚
泥上に僅かに水を残した状態で槽内にサンドポンプを吊
り下ろし、汚泥上に置いたのち槽上部より高圧水をサン
ドポンプ付近に吹付け、これにより汚泥が舞い上がって
スラリー化したものをサンドポンプで吸い上げることに
より行っており、サンドポンプから離れた箇所では作業
者が槽外部に待機するバキューム車に接続されたホース
を持って槽内に入り、ホースの筒先を汚泥に当てゝ吸引
する作業を行っている。
【0004】排泥に水中走行排泥装置が用いられること
もある。特開平7−247573号には、槽内に堆積す
る汚泥上を走行する走行車両に汚泥吸引用のホースポン
プを設け、スクリューを備えた吸込口を汚泥に当てた状
態で汚泥上を走行しながらスクリューを回転駆動させて
汚泥を攪拌流動化させ、ホースポンプによって排出する
方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−24757
号に示される方法によると、汚泥がスクリューの攪拌作
用で流動化することにより水で希釈することなく効率よ
く排出することができるが、稼動中の沈澱槽に使用する
と、汚泥が舞い上がって水を汚濁させ、次工程或いは放
流される水の水質を悪化させるおそれがある。そのため
汚泥作業は通常、沈澱槽の稼動を一旦停止して排水した
のち行われる。
【0006】本発明は、次工程或いは放流される水の水
質を悪化させることなく、排泥作業を沈殿槽が稼動中で
も行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】本発明はそのため、沈澱槽内に堆積
する汚泥上を走行する水中走行車両に汚泥吸引用のホー
スポンプを設けると共に、ホースポンプに接続される吸
引口にスクリューを設け、吸込口を汚泥に当てゝスクリ
ューを回転駆動させることにより汚泥を攪拌流動化して
ホースポンプによって排出する方法において、沈澱槽の
適当箇所、好ましくは排水口ないしその付近或いは水中
走行車両に水の濁度を計測する濁度計測手段を設け、濁
度計測手段で計測した水の濁度によって制御装置がスク
リューの回転数或いは起動停止を制御するようにしたも
のである。
【0008】本発明によると、水の濁度が設定値に達す
ると、スクリューの回転数を下げるか、停止することに
より汚濁の促進が防止され、濁度が設定値より下がる
と、スクリューを起動させるか、回転を元に戻して排泥
作業が行われる。本発明で用いる濁度計測手段として
は、水の濁度を計測するものであれば、どのようなもの
でもよい。こうしたものとしては例えば、超音波による
もの、光によるもの等が例示される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明で用いられる水中
走行排泥装置の一例を示すもので、槽外からのリモート
コントロールによって汚泥上を走行する水中走行車両1
1と、走行車両11に支持されて、油圧モータ12によ
り垂直軸線の回りを回動可能なベース13と、ホースポ
ンプ14を備え、かつベース13に水平軸16により上
下に傾動可能に支持されるタワー状の本体15と、ホー
スポンプ14の吸込口に接続される吸込用パイプ17
と、吸込用パイプ先端の拡大した吸込口18内に通さ
れ、油圧モータ24によって回転駆動されるスクリュー
軸23と、吸込口18内でスクリュー軸23に固着のス
クリュー22と、ベース13と吸込用パイプ17を連結
し、吸込用パイプ17を俯仰させる油圧シリンダー25
と、ホースポンプ14の吐出口に接続される排出用ホー
ス26とよりなり、このホース26は図示していない
が、槽外のバキューム車に接続され、バキューム車の吸
込力を利用することによりホースポンプ14の吐出能力
を補い、排出用ホースが長い場合でも排泥が支障なく行
えるようにしている。
【0010】全体を符号Aで示す上記装置では、スクリ
ュー22及びスクリュー軸23は縦向きになっている
が、横向き或いは傾斜していてもよい。本装置Aによれ
ば、吸込口18を汚泥に押込み、スクリュー22及びホ
ースポンプ14を駆動することにより汚泥を流動化して
上方に掻き込んで搬送することが可能で、汚泥を舞い上
げることなく吸引排出することができ、また走行車両1
1を走行させ、かつ吸込口18を旋回させることにより
槽内全域の排泥を行うことが可能となる。
【0011】図2は、上記装置Aを用いて行う排泥方法
の一態様を示すもので、稼動中の沈澱槽31の排出口3
2近くに水の濁度を計測する濁度計測手段としての超音
波センサー33を設置すると共に、上述の排泥装置Aを
吊り下ろし、汚泥上に着床させる。そして上述するよう
な排泥作業を行う。排泥作業中、超音波センサー33が
排水口近くの水の濁度を計測し、制御装置34に出力す
る。制御装置34は図3に示すように超音波センサー3
3の計測値が設定値より大きいかどうかを比較し、設定
値より大きいと判断すると、油圧モータ24に制御信号
を出力し、スクリュー22の回転数を下げるか停止させ
る。
【0012】逆に計測値が設定値より小さいときには、
スクリュー22を一定の回転数で起動させる。スクリュ
ー22の回転数を下げるか停止し、計測値が設定値以下
になったときスクリュー22を元の回転数に戻す。なお
排泥作業中、スクリュー22による攪拌作用で汚泥が舞
い上がり、周囲の水を汚濁させるようなことがあって
も、排水口32からの排水が汚濁され、水質を悪化させ
ない限り何等支障はない。
【0013】図2に示す実施形態では、超音波センサー
33は排水口近くにのみ設けられているが、別の例では
沈澱槽の複数箇所に設けられ、更に別の例では水中走行
排泥装置Aに支持して設けられる。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、汚泥作業
に伴い汚濁が生じても、濁度計測手段が計測した計測値
が設定値に達しない限り、次工程或いは放流される水の
水質悪化を防止できるため、稼動中の沈澱槽においても
排泥作業が行えるようになる。請求項2記載の発明のよ
うに、排水口ないしその付近で濁度を測定すると、排泥
作業による次工程での水質悪化或いは放流される水の水
質悪化を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中走行排泥装置の側面図。
【図2】模式図。
【図3】フローチャート。
【符号の説明】
11・・水中走行車両 12・・油圧モータ 13・・ベース 14・・ホースポンプ 15・・本体 17・・吸込用パイプ 18・・吸込口 22・・スクリュー 23・・スクリュー軸 24・・油圧モータ 25・・油圧シリンダー 26・・排出用ホース 31・・沈殿槽 32・・排水口 33・・超音波センサー 34・・制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈澱槽内に堆積する汚泥上を走行する水中
    走行車両に汚泥吸引用のホースポンプを設けると共に、
    ホースポンプに接続される吸引口にスクリューを設け、
    吸込口を汚泥に当てゝスクリューを回転駆動させること
    により汚泥を攪拌流動化してホースポンプによって排出
    する方法において、沈澱槽の適当箇所或いは水中走行車
    両に水の濁度を計測する濁度計測手段を設け、濁度計測
    手段で計測した水の濁度によって制御装置がスクリュー
    の回転数或いは起動停止を制御するようにしたことを特
    徴とする槽内の汚泥除去方法。
  2. 【請求項2】濁度計測手段は排水口又はその付近に設け
    られる請求項1記載の槽内の汚泥除去方法。
JP6648197A 1997-03-19 1997-03-19 槽内の汚泥排出方法 Withdrawn JPH10258203A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336602A (ja) * 2001-05-18 2002-11-26 Nishimatsu Constr Co Ltd 濁水処理装置および濁水処理方法
US20160370287A1 (en) * 2015-06-17 2016-12-22 Flodesign Sonics, Inc. Turbidity sensor with improved flow path
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