JPH09220962A - カップホルダ支持構造 - Google Patents

カップホルダ支持構造

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JPH09220962A
JPH09220962A JP2947096A JP2947096A JPH09220962A JP H09220962 A JPH09220962 A JP H09220962A JP 2947096 A JP2947096 A JP 2947096A JP 2947096 A JP2947096 A JP 2947096A JP H09220962 A JPH09220962 A JP H09220962A
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JP
Japan
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cup holder
seat back
seat
holder
back surface
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Application number
JP2947096A
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English (en)
Inventor
Katsumitsu Yamaguchi
勝光 山口
Masahisa Higuchi
正久 樋口
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Central Motor Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09220962A publication Critical patent/JPH09220962A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックの状態に拘らずカップホルダの
良好な使用性を得る。 【解決手段】 シートバック14の背面側に設けられた
シートバックボードトレイ18の中央部18Aには、一
対のカップホルダ24を備えたホルダベース22がシー
トバックボードトレイ18に沿って矢印A方向及び矢印
B方向へスライド可能に設けられている。このため、シ
ートバック14の通常使用状態、前倒状態のいずれにお
いても、ホルダベース22をスライドさせることによ
り、リヤシートに着座する乗員に対するカップホルダ2
4の使用性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転可能とされか
つ容器を保持するカップホルダを車両用シートのシート
バックの背面に支持するためのカップホルダ支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、乗員が車室内へ持ち込む缶ジュース等の容器を所定
の位置に保持させるべくカップホルダが使用されてい
る。この種のカップホルダは乗員が別売りされているも
のを購入して備え付ける場合もあるが、車両に当初より
装備されている場合もある。後者の場合としては、コン
ソールボックスやインストルメントパネルに配設されて
いるタイプや、車両用シートのシートバックに配設され
ているタイプがある。
【0003】ここで、車両用シートのシートバックに配
設されるタイプのカップホルダでは、通常使用状態(即
ち、起立状態)におけるシートバックの背面上部(ヘッ
ドレスト下方)に折り畳み可能に配設され、後部座席に
着座する乗員のために使用される。
【0004】ところが、近年人気があるRV車等のよう
にシートバックが前方へ傾倒(以下、「前倒」と略す)
された状態で車両用シートを用いた場合、シートバック
の前倒に伴ってカップホルダも前方へ移動することか
ら、後部座席に着座する乗員からカップホルダが遠ざか
ってしまい、使用性が低下する。
【0005】なお、この問題を解決するための一手段と
して、カップホルダをシートバックの背面上部と背面下
部に別個に配設することも考えられるが、この場合には
シートバック背面における占有面積が増加することから
シートバックの設計上不利になると共に、シートバック
の外観品質も低下する。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、シートバック
の状態に拘らずカップホルダの良好な使用性を得ること
ができるカップホルダ支持構造を得ることが目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、回転可能とされかつ容器を保持するカップホルダを
車両用シートのシートバックの背面に支持するためのカ
ップホルダ支持構造であって、前記カップホルダを前記
シートバックの背面に沿ってスライド可能に支持させ
た、ことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明は、回転可能とされ
かつ容器を保持するカップホルダを車両用シートのシー
トバックの背面に支持するためのカップホルダ支持構造
であって、前記容器を保持するホルダ本体を回転可能に
支持するホルダベースと、前記シートバックの背面側に
設けられ、前記ホルダベースを当該シートバックの背面
に沿ってスライド可能に支持するガイド手段と、を有す
ることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、さらに、前記シートバッ
クの背面における任意のスライド位置で、前記カップホ
ルダを当該シートバックの背面に対して固定的に支持す
るストッパ手段を設けた、ことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記ホルダベース側に設けられ、前記ガ
イド手段に対して接近及び離間する方向へ弾性変形可能
とされた付勢手段と、前記ガイド手段側にその長手方向
に沿って所定の間隔で設けられ、前記付勢手段の付勢力
によって当該付勢手段又は当該付勢手段によって押圧さ
れる押圧部材と選択的に係合される複数の係合手段と、
によって前記ストッパ手段を構成した、ことを特徴とし
ている。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、シートバ
ックの通常使用状態では、カップホルダを回転させて容
器を保持させればよい。一方、シートバックが前倒状態
とされた場合には、カップホルダをシートバックの背面
に沿って後方へスライドさせる。これにより、カップホ
ルダはシートバックの背面後方側に位置される。なお、
この使用態様の場合には、カップホルダは非回転状態と
される。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、シートバ
ックの通常使用状態では、ガイド手段に支持されたホル
ダベースをシートバックの背面上部に位置させ、この状
態でホルダ本体を回転させて容器を保持させればよい。
一方、シートバックが前倒状態とされた場合には、ホル
ダベースをガイド手段に沿って後方へスライドさせる。
これにより、ホルダベースはシートバックの背面後方側
に位置される。なお、この使用態様の場合には、ホルダ
本体は非回転状態とされる。
【0013】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、さらに、シートバ
ックの背面における任意のスライド位置でカップホルダ
を固定的に支持させるストッパ手段を設けたので、シー
トバックの通常使用状態にあってはカップホルダが自重
により落下したり車体振動等によってずり下がることが
なくなる。また、シートバックの前倒状態にあっても、
車体振動等によってカップホルダが前後にずれることが
なくなる。
【0014】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
に記載の発明において、ホルダベース側に設けられた付
勢手段と、ガイド手段側にその長手方向に沿って所定の
間隔で設けられた複数の係合手段と、によってストッパ
手段を構成したので、ホルダベースは付勢手段が任意の
係合手段と選択的に係合された状態でその位置に保持さ
れる。また、ホルダベースをスライドさせる際には、付
勢手段と係合手段とが係合及び離脱を繰り返すことによ
り節度的にスライドされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。
【0016】図1及び図2に示されるように、フロント
シート10は、シートクッション12と、このシートク
ッション12の後端部に図示しないリクライニング装置
によって傾倒可能に設けられたシートバック14と、こ
のシートバック14の上端部に上下位置調節可能に設け
られたヘッドレスト16と、によって構成されている。
なお、図1に示される状態がフロントシート10の前倒
状態であり、図2に示される状態がフロントシート10
の通常使用状態である。
【0017】上述したフロントシート10のシートバッ
ク14の背面側には、樹脂製のシートバックボードトレ
イ18が配設されている。シートバックボードトレイ1
8の中央部18Aはシートバック厚さ方向内側(通常使
用状態で前方側)へ凹む凹部とされており、この凹部底
面がトレイ主平面を成している。また、シートバックボ
ードトレイ18の両側部18Bの内壁には、当該内壁を
肉厚方向に貫通するスライド溝20が長手方向に沿って
それぞれ形成されている。
【0018】上述したシートバックボードトレイ18の
中央部18Aには、樹脂製かつ略矩形平板状のホルダベ
ース22が配設されている。図4及び図5に示されるよ
うに、このホルダベース22は、シートバックボードト
レイ18の中央部に対して平行に配置される矩形平板状
の基部22Aと、この基部22Aの両端部に一体に形成
されかつ断面L字形とされた屈曲部22Bと、によって
構成されている。
【0019】ホルダベース22における基部22Aの両
サイドには、一対のカップホルダ24が回転可能に取り
付けられている。具体的には、図3〜図5に示されるよ
うに、カップホルダ24は、矩形と半円形とを組み合わ
せた平板状の本体部26を備えている。この本体部26
には、その外周部を残して一段下がった凹部28が形成
されている。また、凹部28の先端部には、所定径寸法
の貫通孔30が形成されている。さらに、凹部28の内
周側の面には、軸線を略コ字形に屈曲させることにより
形成されたワイヤ32が回転自在に軸支されている。上
述したカップホルダ24は、その基端部の両側に突出状
態で配置されたヒンジピン34(図3参照)によってホ
ルダベース22側に回転可能にヒンジ結合されている。
さらに、カップホルダ24の先端側の両側部には、断面
三角形状の係止孔36が形成されている。これに対応し
て、ホルダベース22の所定位置には、係止孔36へ弾
性的に係止される断面三角形状の係止突起38(図5参
照)が一体に形成されている。これらの係止孔36及び
係止突起38によって、通常使用状態及び前倒状態にお
けるカップホルダ24の不用意な回転が阻止されてい
る。
【0020】また、図4及び図5に示されるように、上
述したシートバックボードトレイ18の両側部18Bの
内方には、帯板状の位置決めプレート40が固着されて
いる。この位置決めプレート40はシートバックボード
トレイ18の両側部18Bの外壁内側に片持ち支持され
ており、スライド溝20側へ突出した状態で配置されて
いる。さらに、この位置決めプレート40の先端部に
は、所定の間隔でU字状の複数の係合溝42が形成され
ている。
【0021】一方、ホルダベース22の屈曲部22B内
には所定形状の空間部が形成されており、この空間部内
にはスプリング44が装着されている。このスプリング
44は板バネを略三角形状に屈曲形成することにより設
けられており、その先端部44Aは屈曲部22Bの外端
面に形成された矩形孔46から突出されている。従っ
て、スプリング44はその先端部44Aが空間部内へ進
退する方向(図4の矢印方向)へ弾性変形可能とされて
いる。そして、このスプリング44と複数の係合溝42
とによって節度機構が構成されている。
【0022】次に、本実施形態の作用並びに効果を説明
する。図2及び図6に示される状態が、フロントシート
10の通常使用状態である。この状態では、ホルダベー
ス22側のスプリング44の先端部44Aが位置決めプ
レート40の最上位置にある係合溝42に弾性的に係合
されることにより、ホルダベース22がシートバックボ
ードトレイ18の上端部に位置決めされた状態で保持さ
れている。
【0023】この状態において、リヤシート48に着座
する乗員が缶ジュース等の容器50をカップホルダ24
に保持させる場合には、使用するカップホルダ24のワ
イヤ32を摘んで手前に引けばよい。これにより、カッ
プホルダ24は、係止孔36と係止突起38との係止状
態が解除される共に、ヒンジピン34を中心として回転
してフロアパネルと略平行な状態となる。また、この
際、ワイヤ32がその自重により回転して垂下した状態
となる。これにより、リヤシート48に着座する乗員
は、カップホルダ24の貫通孔30内へ容器50を挿入
しワイヤ32に受けさせることで、当該容器50をカッ
プホルダ24に安定した状態で保持させることができ
る。
【0024】一方、図1及び図7に示される如く、フロ
ントシート10のシートバック14が前倒された場合に
は、以下の如く操作すればよい。すなわち、ホルダベー
ス22がシートバックボードトレイ18の上端部に保持
された前記状態でそのままシートバック14が前倒され
ると、これに伴いホルダベース22もシートバックボー
ドトレイ18の前端部に位置される。このため、カップ
ホルダ24がリヤ席に着座する乗員から遠ざかる。そこ
で、この場合には、ホルダベース22に指を引っ掛け
て、当該ホルダベース22を車両後方側(図1の矢印A
方向側)へ引っ張ればよい。これにより、スプリング4
4の先端部44Aはホルダベース22の屈曲部22Bの
空間部内へ弾性変形して退避し、最前位置にある係合溝
42から離脱する。そして、順次出合う係合溝42と選
択的な係合及び離脱を繰り返しながら、ホルダベース2
2はスライド溝20に沿って節度的に車両後方側へスラ
イドされる。そして、リヤ席に着座する乗員にとって最
適となる位置までホルダベース22をスライドさせた
ら、カップホルダ24の貫通孔30内へ容器50を挿入
すればよい。これにより、容器50は、シートバックボ
ードトレイ18を受け面としてカップホルダ24に保持
される。
【0025】なお、再びシートバック14が通常使用状
態とされる際には、カップホルダ24を図1の矢印B方
向へ同様にしてスライドさせればよい。
【0026】このように本実施形態では、カップホルダ
24が配設されたホルダベース22をシートバックボー
ドトレイ18の両側部18Bに設けたスライド溝20に
沿ってスライド可能に構成したので、フロントシート1
0のシートバック14が通常使用状態及び前倒状態のい
ずれの状態とされた場合にも、カップホルダ24の良好
な使用性を確保することができる。さらに、シートバッ
クボードトレイ18の背面上部及び背面下部に別個にカ
ップホルダ24を配設する場合に比し、シートバックボ
ードトレイ18における占有面積を最小限に抑えること
ができ、これによりシートバックボードトレイ18ひい
てはシートバック14の設計上有利になると共に、シー
トバック14の外観品質を向上させることができる。
【0027】また、本実施形態では、シートバックボー
ドトレイ18の両側部18Bに複数の係合溝42を備え
た位置決めプレート40を配設すると共に、ホルダベー
ス22の屈曲部22Bに係合溝42に係合可能なスプリ
ング44を配設したので、これらのスプリング44及び
係合溝42がホルダベース22のストッパとして機能す
る。このため、シートバック14の通常使用状態にあっ
ては、カップホルダ24を保持するホルダベース22が
その自重により落下したり、或いは車体振動等によって
ずり下がるのを防止することができる。また、シートバ
ック14の前倒状態にあっても、車体振動等によってカ
ップホルダ24が前後にずれるのを防止することができ
る。このため、ホルダベース22の自重や車体振動等が
加わるような状況下においても、カップホルダ24の安
定した支持状態を得ることができる。
【0028】さらに、本実施形態では、スプリング44
の先端部44Aを位置決めプレート40の複数の係合溝
42に選択的に係合させることで、ホルダベース22の
ストッパを構成したので、スプリング44と係合溝42
との係合力が得られる分、ホルダベース22の位置決め
プレート40に対する支持力を高めることができる。
【0029】加えて、本実施形態では、ホルダベース2
2のスライド時には、スプリング44と係合溝42とが
係合及び離脱を繰り返すことにより、ホルダベース22
が節度的にスライドされるため、ホルダベース22のス
ライド操作時の操作フィーリングを向上させることがで
きる。
【0030】なお、本実施形態では、ホルダベース22
のストッパ手段としてスプリング44及び位置決めプレ
ート40に設けた係合溝42を用いたが、これに限ら
ず、シートバックボードトレイ18の背面における任意
のスライド位置でホルダベース22を固定的に支持する
ことができる構成であればすべて適用可能である。
【0031】例えば、図8に示されるように、カップホ
ルダ52の下端部裏面に略J字形に形成された樹脂製の
ストッパ54をカップホルダ52に一体に形成する構成
を採ってもよい。この場合、シートバック14の通常使
用状態においてカップホルダ24を使用しない場合に
は、図8(A)に示される如く、ストッパ54の先端部
の突起部54Aがシートバックボードトレイ18の背面
に摩擦係合されることにより、ホルダベース22がシー
トバックボードトレイ18に固定的に支持される。一
方、シートバック14の通常使用状態においてカップホ
ルダ24を使用する場合には、図8(B)に示される如
く、ストッパ54が弾性変形することでカップホルダ2
4の回転が許容されるが、この場合にもストッパ54の
先端部の突起部54Aがシートバックボードトレイ18
の背面に摩擦係合されることにより、ホルダベース22
がシートバックボードトレイ18に固定的に支持され
る。
【0032】また、本実施形態では、位置決めプレート
40の係合溝42及びスプリング44或いはストッパ5
4によってホルダベース22を任意のスライド位置で固
定的に支持する構造を採ったが、請求項1記載の発明と
の関係では、必ずしもこのような構成を採る必要はな
く、カップホルダ24をシートバックボードトレイ18
の中央部18Aに沿ってスライド可能に支持できる構造
であればよい。例えば、ホルダベース22の屈曲部22
Bの板厚をシートバックボードトレイ18のスライド溝
20の溝幅に略一致させ、ホルダベース22をスライド
させ得る程度に屈曲部22Bをスライド溝20に摩擦係
合させる構成を採ってもよい。
【0033】さらに、本実施形態では、スプリング44
として板バネを用いたが、これに限らず、線バネ、圧縮
コイルスプリング、トーションスプリング等を用いるこ
とも可能である。
【0034】また、本実施形態では、スプリング44の
先端部44Aを位置決めプレート40の係合溝42に直
接係合させる構成を採ったが、これに限らず、例えば付
勢手段として圧縮コイルスプリングを用いると共にこの
圧縮コイルスプリングの先端部に当該スプリングの付勢
力によって押圧されるボールを固着し、このボールが係
合溝42に係合されるようにしてもよい。
【0035】さらに、本実施形態では、ガイド手段とし
てシートバックボードトレイ18の両側部18Bにスラ
イド溝20を設けたが、これに限らず、断面コ字形等の
ガイドレールを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係るカップホルダ支持構造は、カップホルダをシ
ートバックの背面に沿ってスライド可能に支持させたの
で、シートバックの状態に拘らずカップホルダの良好な
使用性を得ることができるという優れた効果を有する。
【0037】請求項2記載の本発明に係るカップホルダ
支持構造は、容器を保持するホルダ本体を回転可能に支
持するホルダベースと、シートバックの背面側に設けら
れ、ホルダベースを当該シートバックの背面に沿ってス
ライド可能に支持するガイド手段と、を有するので、請
求項1に記載の発明と同様に、シートバックの状態に拘
らずカップホルダの良好な使用性を得ることができると
いう優れた効果を有する。
【0038】請求項3記載の本発明に係るカップホルダ
支持構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、さらに、シートバックの背面における任意のスライ
ド位置で、カップホルダを当該シートバックの背面に対
して固定的に支持するストッパ手段を設けたので、自重
や車体振動等が加わる状況下においてもカップホルダの
安定した支持状態を得ることができるという優れた効果
を有する。
【0039】請求項4記載の本発明に係るカップホルダ
支持構造は、請求項3に記載の発明において、ホルダベ
ース側に設けられ、ガイド手段に対して接近及び離間す
る方向へ弾性変形可能とされた付勢手段と、ガイド手段
側にその長手方向に沿って所定の間隔で設けられ、付勢
手段の付勢力によって当該付勢手段又は当該付勢手段に
よって押圧される押圧部材と選択的に係合される複数の
係合手段と、によってストッパ手段を構成したので、付
勢手段と係合手段との係合力が得られる分、ホルダベー
スのガイド手段に対する支持力を高めることができ、更
にホルダベースが節度的にスライドされることによりホ
ルダベースのスライド操作時の操作フィーリングを向上
させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るスライド式のカップホルダを
備えたフロントシートの前倒状態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るスライド式のカップホルダを
備えたフロントシートの通常使用状態を示す斜視図であ
る。
【図3】通常使用状態におけるカップホルダの使用状態
を示すカップホルダ単体の斜視図である。
【図4】本実施形態に係るスライド式カップホルダのス
トッパ構造を示す要部斜視図である。
【図5】図4に示されるストッパ構造を断面視で示す要
部横断面図である。
【図6】シートバックの通常使用状態におけるカップホ
ルダの使用状態をリヤシートに着座する乗員との関係で
示す概略側面図である。
【図7】シートバックの前倒状態におけるカップホルダ
の使用状態をリヤシートに着座する乗員との関係で示す
概略側面図である。
【図8】図4及び図5に示されるストッパ構造の別の実
施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 フロントシート(車両用シート) 14 シートバック 20 スライド溝(ガイド手段) 22 ホルダベース 24 カップホルダ(ホルダ本体) 42 係合溝(係合手段、ストッパ手段) 44 スプリング(付勢手段、ストッパ手段) 50 容器 52 カップホルダ(ホルダ本体) 54 ストッパ(ストッパ手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能とされかつ容器を保持するカッ
    プホルダを車両用シートのシートバックの背面に支持す
    るためのカップホルダ支持構造であって、 前記カップホルダを前記シートバックの背面に沿ってス
    ライド可能に支持させた、 ことを特徴とするカップホルダ支持構造。
  2. 【請求項2】 回転可能とされかつ容器を保持するカッ
    プホルダを車両用シートのシートバックの背面に支持す
    るためのカップホルダ支持構造であって、 前記容器を保持するホルダ本体を回転可能に支持するホ
    ルダベースと、 前記シートバックの背面側に設けられ、前記ホルダベー
    スを当該シートバックの背面に沿ってスライド可能に支
    持するガイド手段と、 を有することを特徴とするカップホルダ支持構造。
  3. 【請求項3】 さらに、前記シートバックの背面におけ
    る任意のスライド位置で、前記カップホルダを当該シー
    トバックの背面に対して固定的に支持するストッパ手段
    を設けた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカップ
    ホルダ支持構造。
  4. 【請求項4】 前記ホルダベース側に設けられ、前記ガ
    イド手段に対して接近及び離間する方向へ弾性変形可能
    とされた付勢手段と、 前記ガイド手段側にその長手方向に沿って所定の間隔で
    設けられ、前記付勢手段の付勢力によって当該付勢手段
    又は当該付勢手段によって押圧される押圧部材と選択的
    に係合される複数の係合手段と、 によって前記ストッパ手段を構成した、 ことを特徴とする請求項3に記載のカップホルダ支持構
    造。
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