JP2015009664A - コンソール - Google Patents
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Description
傾斜角度を調整することができる車両用部材に組付けられたコンソールベースと、このコンソールベースに設けられたドリンクホルダーなどの機能部材とにより構成されるコンソールであって、機能部材は、コンソールベースの支持軸に対し、その軸心を支点とする回転が可能で、かつ、所定距離の直線スライドが可能に支持されている。
機能部材は、そのスライドによって回転がロックされるロック状態と、そのロックが解除されるロック解除状態とに切替えることが可能であり、ロック解除状態においては、車両用部材の傾斜角度に応じて機能部材をその使用に適した回転位置に回転操作でき、ロック状態では機能部材を使用に適した回転位置でロックするように構成されている。
機能部材は、そのロック状態を維持したまま、所定量のスライドが可能であり、かつ、そのスライドによる任意の調整位置に位置決めすることができるように構成されている。
コンソール1は、車両用シートのシートバック60の背面に組付けられている。図1(a)に示すように、シートバック60をシートクッション62に重ねた状態に前方へ倒し込んだとき、コンソール1はほぼ水平に位置している。図1(b)に示すように、シートバック60をシートクッション62から起こしたシートの使用状態におけるコンソール1は、ほぼ垂直に位置している。
シートクッション62に対して傾斜角度を調整することができるシートバック60が、本発明の「車両用部材」に相当する。
図2に示すように、コンソール1は、コンソールベース10と、コンソールベース10に設置されているドリンクホルダー30およびテーブル50によって構成されている。ドリンクホルダー30は、その上面30aを開放された4つの容器保持部を一体に備えている。このドリンクホルダー30が本発明の「機能部材」に相当する。
ドリンクホルダー30とテーブル50とは、後述のようなドリンクホルダー30の回転操作が可能となる間隔を置いて互いに設置されている。
以下、軸受け部40の上下は、ドリンクホルダー30の上下を基準とする。
第1ロックリブ14は、第1回転位置にあるドリンクホルダー30の後面30c側の下方で上下に延びている(図4および図10参照)。第1ロックリブ14は、支持軸12が軸受け部40の中央下部から上端側に位置する状態で、ドリンクホルダー30のリブ受け部32に対して挿入されて、ドリンクホルダー30の回転をロックすることができるように構成されている。
なお、リブ受け部32は、ドリンクホルダー30の後面30c側の下部に設けられた凹みであり、下へ開放されている(図4参照)。
図4に示すように、膨出部42は、軸受け部40の両縁において上下に連続して設けられており、その上下の中間位置で外方へ凹んでいる。膨出部42は、この凹みによって支持軸12を受止めることができるように構成されている(図10参照)。
第2ロックリブ16は、第2回転位置にあるドリンクホルダー30の前面30b側の下方で前後に延びている(図8参照)。第2ロックリブ16は、支持軸12が軸受け部40の中央下部から上端側に位置する状態で、ドリンクホルダー30の前面30bの一端側と接触して、ドリンクホルダー30の回転をロックすることができるように構成されている。この一端側とは、ドリンクホルダー30の底面側のことである。
第2回転位置から第1回転位置へと回転操作されるドリンクホルダー30は、コンソールベース10に設けられている第1規制リブ10aによってその回転を第1回転位置で規制される(図5参照)。第1規制リブ10aは、第1回転位置にあるドリンクホルダー30の後面30cの後方で上下に延びている。そして、ドリンクホルダー30が第1回転位置の側へ回転操作された場合に、該ドリンクホルダー30の後面30cの下部と接触して、その回転を停止することができるように構成されている。
図5に示すように、ドリンクホルダー30の後面30cの下端部分は、前方へ向けた傾斜面30dとされている。これにより、回転操作時にドリンクホルダー30が第1規制リブ10aと接触して回転を妨げられることが無い(図6参照)。
第2規制リブ18は、支持軸12よりも前方に設けられている。そして、第2ロックリブ16は第2規制リブ18との間に所定寸法の空間Kを置いて第2規制リブ18の後方に設けられている。第2規制リブ18の前端は支持軸12の下方に位置し、下方へ傾斜したリブ傾斜面16aとされている。これにより、回転操作時にドリンクホルダー30が第2ロックリブ16もしくは第2規制リブ18に接触して回転を妨げられることが無い(図6および図7参照)。
シートバック60を前方へ倒し込んだ状態にあるとき、乗員は、第1回転位置でロックされ尚且つ位置決めされたドリンクホルダー30(図4参照)に対してドリンク容器を収納することができる。このとき、ドリンクホルダー30の上面30aは上方を向いている。
シートバック60が起こされてシートが使用状態にあるとき、乗員は、第2回転位置でロックされ尚且つ位置決めされたドリンクホルダー30(図9参照)に対してドリンク容器を収納することができる。このとき、ドリンクホルダー30の上面30aは上方を向いている。
まず、第1回転位置で第1ロックリブ14によって回転がロックされているドリンクホルダー30(図4参照)を上方にスライドさせ、ロックを解除する(図5参照)。そして、ドリンクホルダー30を第1回転位置から第2回転位置へと回転させる(図6参照)。回転操作されたドリンクホルダー30が、第2規制リブ18によってその回転を停止された後に(図7参照)、該ドリンクホルダー30を後方にスライドさせて位置決めする(図8参照)。このとき、ドリンクホルダー30は、第2回転位置で第2ロックリブ16によって回転をロックされている。
まず、第2回転位置で第2ロックリブ16によって回転がロックされているドリンクホルダー30を前方にスライドさせ、ロックを解除する。そして、ドリンクホルダー30を第2回転位置から第1回転位置へと回転させる。回転操作されたドリンクホルダー30が、第1規制リブ10aによってその回転を停止された後に、該ドリンクホルダー30を下方にスライドさせて位置決めする。このとき、ドリンクホルダー30は、第1回転位置で第1ロックリブ14によって回転をロックされている。
まず、第1回転位置もしくは第2回転位置でロックされているドリンクホルダー30をシートバック60の後方もしくは上方へスライドさせてロックを解除し、該ドリンクホルダー30を第2回転位置の側もしくは第1回転位置の側へ回転操作する。そして、ドリンクホルダー30が第2規制リブ18もしくは第1規制リブ10aによって回転操作を停止されたところで、該ドリンクホルダー30をシートバックの下方もしくは前方へスライドさせて第2回転位置もしくは第1回転位置でロック状態とすると共に位置決めする。
図10に示すように、軸受け部40の上端部で位置決めされた状態のドリンクホルダー30を上方へスライドさせて、支持軸12を軸受け部40の膨出部42で位置きめすることで、使用状態にあるドリンクホルダー30を好みの高さに調整することができる。支持軸12を膨出部42に位置決めするときのスライド操作には節度感が伴う。
例えば、コンソール1は、シートバック60に限らず傾斜角度を調整して使用することのできる部材であれば、どのような部材であっても該部材に対して設置して使用することができる。
また、コンソール1における機能部材をトレイとすることもできる。この場合のトレイは、例えば、図2に示すドリンクホルダー30における4つの容器保持部を一続きの凹部に変更した構成とされる。
10 コンソールベース
12 支持軸
30 ドリンクホルダー
60 シートバック
Claims (2)
- 傾斜角度を調整することができる車両用部材に組付けられたコンソールベースと、このコンソールベースに設けられたドリンクホルダーなどの機能部材とにより構成されるコンソールであって、
機能部材は、コンソールベースの支持軸に対し、その軸心を支点とする回転が可能で、かつ、所定距離の直線スライドが可能に支持され、
機能部材は、そのスライドによって回転がロックされるロック状態と、そのロックが解除されるロック解除状態とに切替えることが可能であり、ロック解除状態においては、車両用部材の傾斜角度に応じて機能部材をその使用に適した回転位置に回転操作でき、ロック状態では機能部材を使用に適した回転位置でロックするように構成されているコンソール。 - 請求項1に記載のコンソールであって、
機能部材は、そのロック状態を維持したまま、所定量のスライドが可能であり、かつ、そのスライドによる任意の調整位置に位置決めすることができるように構成されているコンソール。
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JP2013136246A JP6189107B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | コンソール |
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ID=52303229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2013
- 2013-06-28 JP JP2013136246A patent/JP6189107B2/ja not_active Expired - Fee Related
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