JPH09220369A - 画像表示ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレーヤーの誤動作を防止してプレーヤーの
意図するゲーム進行を行うことを可能にする。 【解決手段】 表示画面２７ａを有する画像表示装置
と、表示画面２７ａ上に所定の絵柄を表示させる表示制
御装置と、操作者が操作可能な交換指示部３６からの交
換指示信号に基づいて表示画面２７ａ上に表示された絵
柄を変更する絵柄変更装置と、操作者が操作可能な終了
指示部３１からの終了指示信号に基づいて表示画面２７
ａ上に表示された絵柄の組み合わせにより入賞判定を行
う入賞判定装置とを備えた画像表示ゲーム装置におい
て、交換指示部３６と終了指示部３１とを操作者が片手
で同時に操作できない位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面に所定の
カード等の絵柄を表示し、これに対応して操作者が交換
指示部及び終了指示部を操作することによりゲームを進
行する形式の画像表示ゲーム装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の画像表示ゲーム装置としては、
例えば特開平７−３９６５０公報に開示された画像表示
カードゲーム装置が挙げられる。図８は、従来の画像表
示カードゲーム装置の一例の外観を示す斜視図である。

【０００３】図８において、１はゲーム装置本体、２は
ゲーム装置本体の前部に図略のヒンジにより開閉自在に
設けられた前面扉である。前面扉２の上部には表示窓３
が設けられ、ゲーム装置のプレーヤーはこの表示窓３を
介してＣＲＴの表示画面４を観察することができるよう
になっている。表示画面４には、図略の表示制御装置に
より５枚のカードが横一列に表向き又は裏向きに表示さ
れるとともに、入賞役毎の配当倍率、投入メダル枚数、
ベット枚数等が表示されている。

【０００４】前面扉２の中央部は前方に膨出したコンソ
ール部２ａとされ、このコンソール部２ａの右端部には
メダル投入口５が、中央部にはコントロールパネル６が
付設されている。コントロールパネル６は複数の押ボタ
ンからなり、各押ボタンはランプを内蔵している。コン
ソール部２ａの下端部にはメダル払出口８が設けられ、
このメダル払出口８から払い出されたメダルは下方に設
けられたメダル受け皿９に貯留される。

【０００５】図９は、図８に示す画像表示カードゲーム
装置のコントロールパネル６を拡大して示した平面図で
ある。コントロールパネル６には、５つの押ボタンが横
に２列、計１０個の押ボタンが付設されている。これら
押ボタンは、プレーヤーから見て手前側（図９において
下側）右端から順にディール・ドロー（ＤＥＡＬ／ＤＲ
ＡＷ）ボタン１０、マックスベット（ＭＡＸ ＢＥＴ）
ボタン１１、１ベット（１ ＢＥＴ）ボタン１２、ハー
フ・ダブル（ＨＡＬＦ／ＤＯＵＢＬＥ）ボタン１３、コ
レクト・ペイアウト（ＣＯＬＬＥＣＴ／ＰＡＹＯＵＴ）
ボタン１４とされている。また、プレーヤーから見て奥
側のボタンは全てホールド（ＨＯＬＤ）ボタン１５とさ
れており、各々のホールドボタン１５が表示画面４に表
示された５枚のカードの下方手前に位置するように設定
されている。

【０００６】図８、９に示す画像表示カードゲーム装置
では、プレーヤーが１枚以上のメダルをメダル投入口５
に投入することによりゲームが開始する。まず、投入メ
ダル枚数のうち何枚を賭けるかを１ベットボタン１２、
マックスベットボタン１３により決定し、次いでプレー
ヤーがディール・ドローボタン１０を押すと５枚のカー
ドが表向きに表示画面４上に表示される。プレーヤーは
カードの配列に応じて入賞役を作成するために交換すべ
きカードを決定し、ディール・ドローボタン１０を再度
押してカード交換を指示する。交換すべきカードの指定
は、交換不要、つまり入賞役を作成するために必要なカ
ードに対応するホールドボタン１５を押すことにより行
う。ホールドボタン１５が押されているか否かにかかわ
らず、ディール・ドローボタン１０が押されるとカード
交換動作が行われる。そして、カード交換により入賞役
が形成されている場合は入賞役に対して予め定められた
配当倍率に従って配当が決定され、コレクト・ペイアウ
トボタン１４をプレーヤーが押すと配当分のメダルがメ
ダル払出口８から払い出される。このように、この種の
画像表示カードゲーム装置では、ゲームの進行に伴って
プレーヤーが押すべき、または押してはいけないボタン
が定まっている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像表示ゲーム装置では、各種押ボタン１０〜
１５が横２列に列設されていたので、一方の列の押ボタ
ンを操作しようとした場合に間違って他方の列の押ボタ
ンを操作してしまい、プレーヤーの意図しないゲームが
進行するおそれがあった。

【０００８】一例として、プレーヤーが所定のホールド
ボタン１５を押そうとしたときに間違ってその手前側に
あるディール・ドローボタン１０を押した場合、交換不
要なカードまで交換されてしまい、所望の入賞役作成に
失敗するおそれがある。また、ホールドボタン１５とそ
の手前側にあるディール・ドローボタン１０を同時に押
してしまった場合も同様の問題が生じる。

【０００９】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、プレーヤーの誤動
作を防止してプレーヤーの意図するゲーム進行を行うこ
とのできる画像表示ゲーム装置を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項１の
発明は、表示画面を有する画像表示装置と、表示画面上
に所定の絵柄を表示させる表示制御装置と、操作者が操
作可能な交換指示部からの交換指示信号に基づいて表示
画面上に表示された絵柄を変更する絵柄変更装置と、操
作者が操作可能な終了指示部からの終了指示信号に基づ
いて表示画面上に表示された絵柄の組み合わせにより入
賞判定を行う入賞判定装置とを備えた画像表示ゲーム装
置に適用される。そして、上述の目的は、交換指示部と
終了指示部とを操作者が片手で同時に操作できない位置
に配置することにより達成される。

【００１１】画像表示装置は、ゲーム進行に必要な絵柄
を表示するためのものであり、一例としてＣＲＴ（Cath
ode Ray Tube）、液晶表示装置等の電気／電子的手法に
より画像を表示する装置のほか、所定の平面画を適宜切
り換えて前面に呈示するような装置が挙げられる。ＣＲ
Ｔ、液晶表示装置等についてはその表示画面が装置前面
にある必要はなく、鏡等の光路変換手段を用いて画像を
前面に導くようにしてもよい。この場合、ハーフミラー
により他の画像、ジオラマ等の静止物または可動物と画
像合成してもよい。また、表示制御装置は表示画面上に
所定の絵柄を表示させるものであり、画像表示装置がＣ
ＲＴ、液晶表示装置を備えるのであれば表示制御装置は
ＣＲＴ、液晶表示装置の画素単位に色指定を行うビデオ
信号等を出力する装置を備え、画像表示装置が所定の平
面画を適宜切り換えて前面に呈示する装置を備えるので
あれば、表示制御装置は切替制御信号を送出する装置を
備えればよい。

【００１２】絵柄変更装置に備えられた交換指示部及び
入賞判定装置に備えられた終了指示部は、いずれも操作
者が操作可能なものであり、一例としてボタン式スイッ
チ、ジョイスティック、トラックボール等が挙げられ
る。交換指示部及び終了指示部はこれらボタン式スイッ
チ等を複数備えてもよい。

【００１３】従って、交換指示部と終了指示部は片手で
同時に操作されないので、交換指示部から交換指示信号
が出力されると同時に終了指示部から終了指示信号が同
時に出力される可能性が低くなる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明が適
用される画像表示カードゲーム装置の一実施形態につい
て詳細に説明する。図１は、一実施形態の画像表示カー
ドゲーム装置を示す斜視図、図２は同左側面図、図３は
断面図である。本実施形態の画像表示カードゲーム装置
は、表示画面上に複数のカードを表示し、プレーヤーが
必要なカードを決定してそれ以外のカードを交換し、カ
ードの組み合わせが入賞役に該当すると所定の配当が得
られるようなゲーム装置である。

【００１５】図１〜図３において、２０は箱状の装置本
体であり、後述する各種装置が収納されている。装置本
体２０の前面には、それぞれ別体に形成された第１の扉
部材２１及び第２の扉部材２２が設けられ、これら第１
の扉部材２１及び第２の扉部材２２はそれぞれヒンジ部
材２３、２４（図２においてのみ図示）により独立に水
平方向開閉自在に支持されている。なお、これら第１及
び第２の扉部材２１、２２の開閉は図略のロック機構に
より通常は規制されており、鍵等によりロックを解除す
ると開閉が可能になる。

【００１６】第１の扉部材２１は、装置本体２０の前面
上部側に設けられ、その上部には本実施形態の画像表示
カードゲーム装置の名称等が記載されたタイトルパネル
２５が設けられ、その下部には表示窓部２６が設けら
れ、プレーヤーはこの表示窓部２６を介してＣＲＴ２７
の表示画面２７ａを観察することができるようになって
いる。表示画面２７ａには、図略の表示制御装置により
５枚のカードが横一列に表向き又は裏向きに表示される
とともに、入賞役毎の配当倍率、投入メダル枚数、ベッ
ト枚数等が表示されている（詳細は後述）。

【００１７】第２の扉部材２２は、装置本体２０の前面
下部側に設けられ、その上部が前方（図２において右
方）に膨出して上面がコンソール部２８とされている。
このコンソール部２８の右端部にはメダル投入口２９
が、中央部にはコントロールパネル３０が付設されてい
る。メダル投入口２９は本実施形態のゲーム装置に使用
されるメダルを１枚ずつ装置本体２０内に投入するもの
であり、その構成は周知であるので詳細な説明は省略す
る。

【００１８】図４は、コントロールパネル３０を拡大し
て示した平面図である。コントロールパネル３０には１
０個の押ボタンが付設されている。すなわち、プレーヤ
ーから見て右端から順にディール・ドロー（ＤＥＡＬ／
ＤＲＡＷ）ボタン３１、マックスベット（ＭＡＸ ＢＥ
Ｔ）ボタン３２、１ベット（１ ＢＥＴ）ボタン３３、
コレクト・ペイアウト（ＣＯＬＬＥＣＴ／ＰＡＹＯＵ
Ｔ）ボタン３４、ハーフ・ダブル（ＨＡＬＦ／ＤＯＵＢ
ＬＥ）ボタン３５が配置されている。また、プレーヤー
から見て奥側（図４において上側）にはホールド（ＨＯ
ＬＤ）ボタン３６が５個配置されており、各々のホール
ドボタン３６が表示画面２７ａに表示された５枚のカー
ドの下方手前に位置するように設定されている。各々の
押ボタン３１〜３６内には、プレーヤーがそれぞれの押
ボタン３１〜３６を押下すると点灯するランプ（図５に
おいて符号５５で図示）が付設されている。

【００１９】図４及び図９を比較して理解できるよう
に、本実施形態の特徴はコントロールパネル３０のボタ
ン配置にある。すなわち、プレーヤー側から見てホール
ドボタン３６の手前（図４において下側）にはマックス
ベットボタン３２及び１ベットボタン３３のみ配置さ
れ、ディール・ドローボタン３１はプレーヤー側から見
てホールドボタン３６の手前右側（図４において右下
側）に、コレクト・ペイアウトボタン３４はホールドボ
タン３６の手前左側（図４において左下側）に、ハーフ
・ダブルボタン３５はホールドボタン３６の左側に、い
ずれもホールドボタン３６から離れた位置に配置されて
いる。これらディール・ドローボタン３１、コレクト・
ペイアウトボタン３４及びハーフ・ダブルボタン３５
は、プレーヤーが一方の手でホールドボタン３６を押下
した際に、その一方の手によってこれらボタン３１、３
４、３５のいずれか１つでも同時に押下できない位置に
配置されている。

【００２０】図１〜図３に戻って、３７は本実施形態の
画像表示カードゲーム装置の名称等が記載されたタイト
ルパネルであり、第２の扉部材２２の中央部に設けられ
ている。３８は第２の扉部材２２の下部に設けられたメ
ダル払出口であり、後述するメダルホッパー４２からの
メダルが払い出される。メダル払出口３８から払い出さ
れたメダルは、第２の扉部材２２の下端に設けられたメ
ダル受皿３９に貯留される。なお、４０は、第２の扉部
材２２の右側部に設けられた取手である。

【００２１】図３に詳細に示すように、第２の扉部材２
２の背面には、メダル投入口２９からのメダル投入の有
無を検出し、さらに投入されたメダルの種別、真偽を選
別するメダルセレクタ４１が取り付けられている。４２
はメダルホッパーであり、メダルセレクタ４１により選
別されたメダルを一時的に貯留し、後述する制御装置か
らの指令により所定枚数のメダルを計数してメダル払出
口３８を介して払い出す。４３は制御装置であり、本実
施形態の画像表示カードゲーム装置全体の制御を行う。
なお、４４は第１の扉部材２１の背面に取り付けられ、
タイトルパネル２５を背面から照明する照明器具、４５
は第２の扉部材２２の背面に取り付けられ、タイトルパ
ネル３７を背面から照明する照明器具である。

【００２２】図５は本実施形態の画像表示カードゲーム
装置のシステム構成を示すブロック図である。図５にお
いて５０はＣＰＵであり、ＲＯＭ５１内に記憶されたプ
ログラムに従って各種動作を制御し、ゲーム全体の進行
を司る。このＲＯＭ５１内には、ゲーム装置全体制御用
のプログラムに加えて、カード、文字作成用のキャラク
タデータ、画像制御用のプログラム等が格納されてい
る。５２はＲＡＭであり、ＣＰＵ５０からの各種データ
等を一時的に格納する。

【００２３】５３は各種押ボタン３１〜３６のそれぞれ
に付設され、押ボタン３１〜３６の押下を検出して信号
を送出するスイッチであり、このスイッチ５３からの押
下検出信号、及び上述したメダルセレクタ４１からのメ
ダル投入検出信号は入力制御装置５４を介してＣＰＵ５
０に入力される。また、ＣＰＵ５０は、各押ボタン３１
〜３６に付設されたランプ５５、及びメダルホッパー４
２を制御する信号を出力し、この制御信号は出力制御装
置５６を介してこれらランプ５５及びメダルホッパー４
２に送出される。同様に、ＣＰＵ５０はゲーム進行に必
要な表示制御信号を表示制御装置５７に送出し、表示制
御装置５７はこの制御信号に従って必要な画像をＣＲＴ
２７の表示画面２７ａ上に表示するための画像信号をＣ
ＲＴ２７に送出する。

【００２４】図６は本実施形態の画像表示カードゲーム
装置の表示画面２７ａ上に表示される画像の一例を示す
図である。この表示画面２７ａ上には、カード表示部６
０、オッズ表表示部６１、及びメダル枚数表示部６２が
それぞれ設けられている。

【００２５】カード表示部６０には、５枚のカード６３
が横１列に表示され、かつ、このカード６３を交換する
か否かについてのプレーヤーの選択を表示するホールド
表示部６４が各カード６３の下方に表示されている。ホ
ールド表示部６４には、交換不要であることをプレーヤ
ーが指示した（プレーヤーがホールドボタン３６を押下
した）場合は「ＨＥＬＤ」が表示され、交換を指示し
た、あるいはプレーヤーが未だ交換の有無を選択してい
ない場合は「ＨＯＬＤ」が表示される。そして、プレー
ヤーがディール・ドローボタン３１を押すと交換選択さ
れたカード６３が一旦裏返しに表示され（図６の左端の
カード６３）、かつ、このカード６３に対応するホール
ド表示部６４に「ＤＲＡＷ」が表示される。この後、新
たな絵柄のカード６３が表示される。

【００２６】オッズ表表示部６１には、予め定められた
入賞役を表示する入賞役表示部６５、及び、各入賞役に
予め割り当てられた配当倍率（オッズ）を表示するオッ
ズ表示部６６が設けられている。なお、図示例ではオッ
ズ表示部６６は空欄になっているが、通常は配当倍率が
数字の形式で表示される。

【００２７】メダル枚数表示部６２には、プレーヤーが
賭けた（ベットした）メダルの枚数を表示するベット表
示部６７と、現在カード表示部６０に表示されているカ
ード６３により入賞役が形成されている場合にベット枚
数とオッズとを掛け合わせたメダルの枚数、つまり入賞
役形成によりプレーヤーが獲得したメダルの枚数を表示
する獲得枚数表示部６８と、現在プレーヤーが投入しか
つ獲得したメダルの総枚数、つまりメダルの保有枚数
（クレジット）を表示する保有枚数表示部６９とが設け
られている。

【００２８】次に本実施形態の画像表示カードゲーム装
置の動作を、図７のフローチャート及び図１〜図６を参
照して説明する。図７のフローチャートに示すプログラ
ムは、図略の電源スイッチ投入によりスタートする。ま
ず、ステップＳ１では、クレジットがある場合にのみ１
ベットボタン３３及びマックスベットボタン３２からの
信号入力を有効にし、それ以外のボタンからの信号入力
を無効にした状態で、メダル投入口２９からのメダル投
入待ち状態に移行する。ステップＳ２では、メダルセレ
クタ４１からのメダル投入検出信号の入力の有無により
メダル投入口２９からのメダル投入の有無を判定し、判
定が肯定されるとステップＳ３に移行し、判定が否定さ
れるとステップＳ１に戻る。

【００２９】ステップＳ３では、クレジットがある場合
にのみ１ベットボタン３３及びマックスベットボタン３
２からの信号入力を有効にしたままで、ディール・ドロ
ーボタン３１からの信号入力を有効にし、それ以外のボ
タンからの信号入力を無効にする。そこで、プレーヤー
は、投入したメダルのうち何枚のメダルをゲームに賭け
る（ベットする）かを１ベットボタン３３及びマックス
ベットボタン３２により決定した後、ディール・ドロー
ボタン３６を押下する。ステップＳ４ではディール・ド
ローボタン３１からの信号入力を待ち、信号入力がある
とステップＳ５に進む。

【００３０】ステップＳ５では、ＣＰＵ５０が、表示制
御装置５７を介してＣＲＴ２７の表示画面２７ａ上に５
枚のカード６３を表向きに表示し、さらに、マックスベ
ットボタン３２及び１ベットボタン３３からの信号入力
を無効にする一方、ディール・ドローボタン３１及びホ
ールドボタン３６からの信号入力を有効にする。そこ
で、プレーヤーは入賞役を作成するために交換が必要な
カード６３と交換が不要なカード６３とを選択し、交換
が不要なカード６３に対応するホールドボタン３６を押
下して交換不要を指示し、ついで、ディール・ドローボ
タン３１を押下してカード６３交換を指示する。ステッ
プＳ６ではディール・ドローボタン３１からの信号入力
を待ち、信号入力があるとステップＳ７に進む。

【００３１】ステップＳ７では、ＣＰＵ５０が、押下さ
れていないホールドボタン３６に対応するカード６３を
一旦裏返しに表示し（図６の左端のカード６３参照）、
新たな絵柄のカード６３を表向きに表示する。そして、
ＣＰＵ５０は、表示画面２７ａ上に表示されているカー
ド６３により予め定められた入賞役が形成されているか
否かを判定し、判定が肯定されるとステップＳ８に進
み、判定が否定されるとステップＳ１に進む。

【００３２】ステップＳ８では、形成された入賞役に割
り当てられている配当倍率（オッズ）にベットされたコ
インの枚数を掛け合わせてプレーヤー獲得メダル枚数を
算出し、さらに、ホールドボタン３６からの信号入力を
無効にする一方、コレクト・ペイアウトボタン３４及び
ハーフ・ダブルボタン３５からの信号入力を有効にす
る。そして、ステップＳ９では一定時間ハーフ・ダブル
ボタン３５からの信号入力を待ち、信号入力があればス
テップＳ１０に進み、信号入力が無ければステップＳ１
に戻る。なお、ステップＳ９においてコレクト・ペイア
ウトボタン３４が押下されると、ＣＰＵ５０はその時点
でのプレーヤーのメダル保有枚数を確認し、その枚数分
のメダルを払い戻すことをメダルホッパー４２に指令す
る信号を送出する。メダルホッパー４２はこの指令に従
ってメダル払出口３８を介してメダルを払い出す。

【００３３】ステップＳ１０ではコレクト・ペイアウト
ボタン３４及びハーフ・ダブルボタン３５からの信号入
力を無効にする一方、ホールドボタン３６からの信号入
力を有効にしてダブルゲームを実行する。このダブルゲ
ームでは、ＣＲＴ２７の表示画面に５枚のカード６３が
表向きに表示される一方、ディーラー側のカード（図４
では図示略）が裏向きに表示され、プレーヤーは５枚の
カード６３のいずれかについてホールドボタン３６を押
下することにより選択する。いずれかのホールドボタン
３６が押下されるとディーラー側のカードが表向きにさ
れ、プレーヤー側が選択したカードの数がディーラー側
のカードの数より大きかった場合はプレーヤーの勝ちと
なり、ステップＳ７で算出した獲得枚数が倍になる。一
方、プレーヤー側のカードの数がディーラー側のカード
の数より小さかった場合はプレーヤーの負けとなり、ス
テップＳ７で算出した獲得枚数が０になる。

【００３４】ステップＳ１１では、プレーヤーがホール
ドボタン３６の押下により選択したカードの数とディー
ラー側のカードの数との大小関係を判定し、プレーヤー
側のカードの数が大きければステップＳ８に戻り、ディ
ーラー側のカードの数が大きければ獲得枚数を０に設定
してステップＳ１に戻る。

【００３５】なお、本発明の画像表示ゲーム装置はその
細部が上述の一実施形態に限定されず、種々の変形例が
可能である。

【００３６】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項１の
発明によれば、絵柄変更装置の交換指示部と入賞判定装
置の終了指示部とを操作者が片手で同時に操作できない
位置に配置したので、従来の画像表示ゲーム装置のよう
に交換指示部と終了指示部とを誤って同時に操作するよ
うな事態を未然に防止することができ、プレーヤーの誤
動作を防止してプレーヤーの意図するゲーム進行を行う
ことを可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される画像表示カードゲーム装置
の一実施形態を示す斜視図である。

【図２】一実施形態の画像表示カードゲーム装置の左側
面図である。

【図３】一実施形態の画像表示カードゲーム装置の断面
図である。

【図４】コントロールパネルを拡大して示した正面図で
ある。

【図５】一実施形態の画像表示カードゲーム装置のシス
テム構成を示すブロック図である。

【図６】表示画面上に表示されるゲームの一例を示す図
である。

【図７】本実施形態の画像表示カードゲーム装置の動作
を説明するためのフローチャートである。

【図８】従来の画像表示カードゲーム装置の一例を示す
斜視図である。

【図９】従来の画像表示カードゲーム装置のコントロー
ルパネルを拡大して示した正面図である。

【符号の説明】 ２０ 装置本体 ２１ 第１の扉部材 ２２ 第２の扉部材 ２６ 表示窓部 ２７ ＣＲＴ ２７ａ 表示画面 ２９ メダル投入口 ３０ コントロールパネル ３１ ディール・ドローボタン（終了指示部） ３６ ホールドボタン（交換指示部） ４１ メダルセレクタ ４２ メダルホッパー ４３ 制御装置（絵柄変更装置、入賞判定装置）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示画面を有する画像表示装置と；前記
   表示画面上に所定の絵柄を表示させる表示制御装置と；
   操作者が操作可能な交換指示部からの交換指示信号に基
   づいて前記表示画面上に表示された前記絵柄を変更する
   絵柄変更装置と；操作者が操作可能な終了指示部からの
   終了指示信号に基づいて前記表示画面上に表示された前
   記絵柄の組み合わせにより入賞判定を行う入賞判定装置
   とを備えた画像表示ゲーム装置において：前記交換指示
   部と前記終了指示部とを操作者が片手で同時に操作でき
   ない位置に配置したことを特徴とする画像表示ゲーム装
   置。