JP2004267243A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定値の不一致状態を容易に確認できる遊技機を提供する。
【解決手段】設定値のインクリメント信号S1,S2を受けたメイン制御部100、サブ制御部200が、現在の設定値に1を加えた値を新たな設定値として、個別に設けた枚数表示器82、および液晶表示器28にデータを送信する。その結果、枚数表示器82、および液晶表示器28各々に、更新された払い出し期待値の設定値が表示される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、例えば、遊技媒体の払出し期待値を設定可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な遊技機であるスロットマシンは、同軸に回転する3つのリールが設けられており、各リールの外周面には、複数(例えば、21個)の図柄が配されている。遊技者が、スロットマシンの投入口にメダル等の遊技媒体を投入して始動レバーを操作することで、全リールが回転を開始し、リール回転中に停止ボタンを押下すると、そのボタンに対応するリールが回転を停止する。このとき、スロットマシンの表示窓に現れた図柄の組み合わせによって、遊技者には、遊技媒体を多く獲得できる可能性のあるボーナスゲームや、遊技媒体の払い出しを受ける等の特典が与えられる。
【0003】
また、一般的なパチスロ機としてのスロットマシンでは、スロットマシンの内部に設けた設定スイッチ等の操作によって当選確率を段階的に変更することで、メダル等の遊技媒体の払い出し期待値を設定できるようになっている。この当選確率は、例えば、1〜6の6段階に調整できるようになっている。この設定スイッチは、通常、スロットマシン内の電源ボックス近傍に配され、そのスイッチによる払い出し期待値の設定は、ON/OFF信号(例えば、既に設定された設定値に対する増分(インクリメント)信号)として電源ボックスを経由して各制御基板に送られる。
【0004】
設定された当選確率は、設定値が小さい(当選確率が低い)ときには、いわゆるボーナスゲーム等の確率が低く、数値が大きくなる程、その確率が高くなる。
【0005】
一方、近年のパチスロ機は、メインCPU(主制御部)を配したメイン基板の他にサブ基板を設け、そのサブ基板上に配されたサブCPUによって、遊技者に対する遊技上のアドバイス(例えば、停止ボタンの押し順や目押しすべき図柄)を液晶表示によって行う機種が主流となっている。また、この種のパチスロ機では、遊技上のアドバイスを行う確率を設定値によって決定することにより、払い出しの期待値を変化させている。そこで、メイン基板とサブ基板の両方を、当選確率の設定値が一致した状態で動作させる必要がある。
【0006】
メイン基板とサブ基板における設定内容の食い違いを防止するため、例えば、特許文献1に開示されたスロットマシンでは、毎回のゲーム終了時にコマンドとしてメイン基板からサブ基板へ設定情報を送る構成をとっている。
【0007】
また、払い出し期待値の設定は、通常、従業員等の設定者がホール内で手動で行うものであるため、設定の際、設定者以外の者にも設定内容を見られる可能性がある。そこで、他人には設定表示が見えないように、メダル等の払い出し枚数を表示する表示器と払い出し期待値の設定値表示器とを個別に設け、設定値表示器をスロットマシンの扉の内側に配したものも提案されている(例えば、特許文献2)。
【0008】
【特許文献1】
特開2003−10381号公報
【0009】
【特許文献2】
特許第2657348号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、メイン基板の他にサブ基板を有するスロットマシンでは、払い出し期待値の設定のためにメイン基板とサブ基板に送られるON/OFF信号の信号経路等を設定者等が故意に変えることで、メイン基板とサブ基板とで、本来同じであるべき設定値を意図的に異ならせることが可能になる。これに加えて、例えば、上述した特許文献1に記載のスロットマシン等、従来のスロットマシン(パチスロ機)では、メイン基板とサブ基板における設定値の違いを確認する方法がないという問題がある。
【0011】
例えば、メイン基板での設定値を6とし、サブ基板の設定値は1という設定が可能になり、このような不整合状態にある設定を放置すると、ボーナスゲームの確率が高くなり、いわゆるアシストタイム(AT)の確率が低いスロットマシンが人為的に構成できるという問題がある。
【0012】
また、払い出しの期待値を設定するための設定信号の経路等が、設定者の故意によるものではなく、例えば、電源ボックスと各基板との電気的な接触不良等が原因となって変ってしまい、メイン基板とサブ基板とで設定値が異なった状態になる、という事態も想定できる。
【0013】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、メイン基板とサブ基板とで設定値が不一致となる状態を容易に判別し、確認できる遊技機を提供することである。
【0014】
また、本発明の他の目的は、メイン基板とサブ基板とで設定値が不一致となる状態が生じないようにする遊技機を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための手段として、手段1は、遊技媒体の払い出し期待値の被設定部を少なくとも2箇所備える遊技機であって、上記被設定部各々において上記払い出し期待値の設定信号を受信する受信手段と、上記受信した設定信号に基づいて上記被設定部各々において設定内容を表示する表示手段とを備えることを特徴とする遊技機である。
【0016】
かかる手段1によれば、払い出し期待値の設定誤りを防止でき、同時に被設定部によって設定内容が異なる状態の発生を回避することができる。
【0017】
また、上述した課題を解決するための他の手段として、手段2は、遊技媒体の払い出し期待値の被設定部を少なくとも2箇所備える遊技機であって、上記被設定部のうち設定のためのマスターとして機能するマスター手段と、上記マスターからの指令をもとに設定のためのスレーブとして機能するスレーブ手段とを備えることを特徴とする遊技機である。
【0018】
かかる手段2によれば、スレーブ手段がマスター手段の制御下にあるため、両手段間において設定値の不整合が生じない構成を提供することができる。
【0019】
手段3は、手段2において、上記マスター手段は、上記設定のための信号を受信する手段と、上記受信した信号に基づいて上記設定の設定内容を表示する第1の表示手段と、上記受信した信号を上記スレーブ手段へコマンドとして出力する手段とを備え、上記スレーブ手段は、上記コマンドを受信する手段と、上記受信したコマンドに基づいて上記設定の設定内容を表示する第2の表示手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
このように、手段3によれば、マスター手段とスレーブ手段とにおいて設定値が同一であることを容易に確認することができる。
【0021】
また、手段4は、手段1乃至3において、上記被設定部各々において上記払い出し期待値を段階的に設定でき、かつ、上記被設定部各々における上記払い出し期待値の設定可能範囲および設定の段階数が等しいことを特徴とする。よって、かかる手段4によれば、各被設定部での設定内容を完全一致させることができる。
【0022】
手段5は、手段1乃至3において、上記被設定部のうち第1の被設定部における設定に対して、上記被設定部のうち第2の被設定部における複数の設定が対応することを特徴とする。よって、手段5によれば、より複雑な遊技形態を提供することが可能となる。
【0023】
さらに、手段6は、手段5において、上記表示手段は、上記設定内容とともに上記第1の被設定部における設定と上記第2の被設定部における設定との対応を識別可能に表示することを特徴とする。かかる手段6によれば、容易に設定内容の整合性をとることができる。
【0024】
手段7は、手段6において、上記対応を異なる色で識別可能に表示することを特徴とする。かかる手段7によれば、被設定部における設定の対応を一目で確認することができる。
【0025】
また、手段8は、手段1乃至7のいずれかにおいて、上記設定信号またはコマンドは、設定値の絶対的な値を示す信号であることを特徴とする。よって、手段8によれば、設定途中で被設定部またはスレーブ手段が物理的に外されたとしても、真の設定値を確実に設定できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、本発明をパチスロ機としてのスロットマシンに適用した場合を例として挙げているが、他の遊技機、例えば、パチンコ機等にも適用できる。図1は、本実施の形態例に係るスロットマシンを正面から見たときの外観図であり、図2は、スロットマシンのフロントドアを開けた状態における内部構造を示している。図1のスロットマシン10のフロントドア64は、遊技に関する情報を表示し、説明するための案内部12、図柄の表示を行う図柄表示部14、遊技の際に操作を行うために必要なボタン等が配置された操作パネル部42等を有する。
【0027】
案内部12には、遊技に関する情報として、例えば、遊技の手順(遊技方法)や入賞図柄の組み合わせ、ボーナスゲーム等の特定遊技を行うための図柄の組み合わせ、あるいは遊技媒体を払い出す図柄の組み合わせやその払い出し枚数(配当枚数)等が表示されている。この遊技媒体には、例えば、メダル、コイン、トークン等が含まれる。
【0028】
図柄表示部14には、左、中、右リール18,22,26各々が静止した状態で、縦方向に3つの図柄をそれぞれ認識可能な表示窓16,20,24が配され、図柄表示部14の上部には、所定の内部状態が決定されるための、例えば、始動レバー46の操作タイミングを報知したり、動画像および静止画像により演出内容を表示するための液晶表示器(装飾図柄表示器)28が備えられている。
【0029】
図柄表示部14の左側には、内部当たりを表示する当たり表示ランプや、投入されたメダル数に対応する枚数表示ランプからなるランプ部81が配され、下側には、貯留されているメダル枚数をデジタル表示する枚数表示器(クレジット表示器ともいう)82、役物の回数等を表示する役物回数表示器83、入賞による払い出し枚数等をデジタル表示する払出枚数表示器84が位置し、右側には、演出内容をランプ表示する遊技状態表示ランプ85が配されている。
【0030】
なお、液晶表示器28には、例えば、LCDモジュールを用いるが、プラズマ表示器のような他の表示器を用いてもよい。左、中、右リール18,22,26は、光が透過可能な材質(例えば、白色のプラスチック)で形成し、各リールの外周面には、印刷や貼付によって図柄を設ける。また、左、中、右リール18,22,26それぞれの外周面に設ける図柄、およびその順序は、後述するROM等にあらかじめ記憶しておく。
【0031】
操作パネル部42には、1回のスロットゲームで掛けるメダルの枚数(掛数ともいう)を設定するベットボタン(BETボタン)36、クレジット(貯留)しているメダルの返却を要求する貯留精算ボタン44、その操作タイミングによって内部状態が決定され、また、左、中、右リール18,22,26を回転させ始めるための始動レバー46、回転している左、中、右リール18,22,26をそれぞれ個別に停止させる停止ボタン48,50,52、メダルを投入する投入口30等を備える。ベットボタン36と投入口30は、台座部54に備えられている。
【0032】
なお、スロットマシンによっては、上述したボタン、レバー等の種類を変えて用いることがある。ベットボタン36は、ここでは、貯留された遊技メダルの投入枚数に応じた3種類の貯留メダル投入ボタンからなる。また、機種によっては、通常の掛数は3枚であるが、例えば、RBゲーム中等では掛数を1枚にするMAXベットとしての機能を持たせたものもある。
【0033】
操作パネル部42の下方には、タバコの吸い殻等を入れる灰皿56、音(音楽や効果音、音声等)を出すために内蔵された左右2つのスピーカ58a,58b、メダルを一時的に貯めておくための受皿62を備える。回転しているリールが特定の図柄の組み合わせで停止した際に払い出されるメダルは、払出口60から出てくる。
【0034】
なお、操作パネル部42の裏側(フロントドア64の内側)には、図示しない、振動手段としてのソレノイドや、上述した構成部分に対応した各中継基板、各表示基板、各ランプ基板、メダルセレクタ等が取り付けられている。
【0035】
次に、図2を参照して、本スロットマシン10のフロントドア64を開けたときに見える内部構造について説明する。図2に示すように、案内部12の裏側に相当する部位には、本スロットマシン10による遊技等を制御するメイン制御基板である主制御部(メイン制御部)100や、液晶表示器28で表示する図柄を制御するためのサブ制御基板としてのサブ制御部200等を備える。なお、これらの基板の具体的な構成例については後述する。
【0036】
図柄表示部14の裏側に相当する部位であって、取付台70の上には、左、中、右リール18,22,26が横一列に並んで配されている。また、取付台70の下方には、投入口30から投入されたメダルを一時的に貯留するホッパー72が配されている。ホッパー72に貯留されたメダルは、払出機78によって所定枚数のメダルをメダル通路76から排出され、上記の払出口60を通じて受皿62に払い出される。
【0037】
スロットマシン10の底部には、上記の払出機78の他に、この払出機78から溢れ出たメダルを収納するための補助収納庫79や、メイン制御部100であるメイン制御基板や、サブ制御部200が配されたサブ制御基板等に電力を供給する電源ボックス74等が備えられている。電源ボックス74の操作面には、スロットマシン全体に電源を供給する際に使用する電源スイッチ92、払い出し確率を段階的に設定、あるいは設定値を確認するための設定用スイッチ(設定用鍵型スイッチともいう)91、設定スイッチ120等が配されている。
【0038】
なお、液晶表示器28は、フロントドア64の内側上部に配されている。また、各リールの軸部分には、リールを回転させるためのステッピングモータ(不図示)が配され、各リールの回転状態は、インデックスセンサ(不図示)によって、リールに設けた回胴インデックスを検出することで行われる。モータは、パルスモータ、サーボモータ等のような他のモータを用いてもよい。インデックスセンサとして、例えば、回胴インデックスの通過による光の遮断を検知するフォトインタラプタ等を使用する。また、回胴インデックスは、リールの回転位置を検出可能なものであれば、その種類や材質等を問わない。
【0039】
次に、本実施の形態例に係るスロットマシンの制御部等の構成について詳細に説明する。図3は、本実施の形態例に係るスロットマシンの制御構成を示すブロック図である。同図に示すように、本スロットマシン10は、メイン制御基板上に配され、装置全体を制御するメイン制御部100と、サブ制御基板上に配され、メイン制御部100から送られてくる表示指令等を受けて、液晶表示器28に装飾図柄等を表示するサブ制御部200と、装置全体へ電源供給等を行う電源ボックス74等で構成される。
【0040】
メイン制御部100は、マイクロプロセッサからなる中央処理部(CPU)110を中心に構成され、読み出し専用メモリ(ROM)112には、遊技制御プログラムや所要のデータ(例えば、乱数の当たり値、上述したリール外周面に設けた図柄やその順序等)が格納されている。ランダムアクセスメモリ(RAM)114は、処理に必要な作業領域として使用されるとともに、各種乱数や信号等の制御データを格納する。また、CPU110には、始動レバーの操作による遊技開始等の所定のタイミングで、抽選等のための乱数を取得するカウンタ116が接続されている。
【0041】
入力制御部102は、各種スイッチ等の入力装置から送られた信号を受けて、それをメイン制御部100内で処理可能なデータ形式に変換する。出力制御部106は、CPU110から送られた作動データを受けて、各種の出力装置を作動させるためにサブ制御部200へ信号を送ったり、払出機78等へ所要の信号を送る。
【0042】
CPU110は、ROM112に格納された遊技制御プログラムを実行して、本スロットマシンによる遊技を実現する。遊技制御プログラムには、例えば、通常ゲーム処理、回転停止処理等を実現するためのプログラムが含まれる。なお、ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはDRAMを用いるが、他のメモリ(例えば、EEPROM、SRAM、フラッシュメモリ等)を用いてもよい。
【0043】
入力制御部102は、図3に示すように、リールの位置検出センサであるリール原点検出センサ35、ベットボタン36、貯留精算ボタン44、始動レバー46、リール停止ボタン48,50,52等からの信号を受ける。また、出力制御部106は、サブ制御部200や、リール18,22,26を回転駆動するためのモータ86、枚数表示器82、払出機78等に対して所定の制御信号を出力する。
【0044】
なお、遊技中において、不図示の表示制御回路は、CPU110からの表示データを受けて、適宜、発光体(例えば、ランプ)を発光させる(点灯、点滅を含む)表示制御を行い、その光が、例えば、バックライトとしてリール18,22,26へ投じられる構成になっている。また、出力制御部106は、必要に応じて、図示しないホールコンピュータ(遊技場に設置された複数台のスロットマシンより必要な情報を吸い上げる等の機能を有する)等に対しても所要のデータを送る。
【0045】
サブ制御部200は、CPU210を中心に構成され、ROM202、RAM204、入力制御部206、出力制御部220、VDP(Video Display Processor)214等を有する。
【0046】
ROM202には、表示制御プログラム、所要の表示データ(例えば、表示指令に対応する表示情報や、種々の変動パターン等)が格納され、RAM204には、表示指令、表示情報等のデータや入出力信号が格納される。また、入力制御部206は、メイン制御部100から送られたデータを受信して、それをCPU210やRAM204等に送る。
【0047】
キャラクタジェネレータ(CG)212は、文字や所要の図柄をあらかじめ記憶しており、外部からの表示指令等に従って図柄データ等を生成し、それをVDP214へ出力する。VDP214は、CPU210からの表示情報を受けて加工した図柄を、出力制御部220を介して液晶表示器28に表示する。このとき、CPU210が、ROM202に格納した表示制御プログラムを実行することで、液晶表示器28に装飾図柄が表示される。
【0048】
なお、ROM202にはEPROMを用い、RAM204にはDRAMを用いるが、上述したメイン制御部100の場合と同様に他の種類のメモリを用いてもよい。キャラクタジェネレータ212が生成する図柄データとしては、例えば、文字(英数字や漢字等)、図柄(特定の図柄等)、静止画、動画(アニメーション等)、映像等がある。また、VDP214は、VRAMやパレットRAM等を有し、CPU210からの表示情報を受けて、キャラクタジェネレータ212が生成した図柄データを読み込み、配色指定、およびスプライト処理等の画像編集を行って、VRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を液晶表示器28に出力する。このスプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、装飾図柄群の変動や停止等を容易に行うことができる。
【0049】
出力制御部220からの制御を受ける各種ランプは、ランプ部81や遊技状態表示ランプ85等で構成され、デジタル表示器(例えば、7セグメントのLED)は、役物回数表示器83や払出枚数表示器84等で構成される。払出機78は、メイン制御部100から送られた払出信号を受けてメダルを払い出し、スピーカ58a,58bは、サブ制御部200から送られてきた音信号を受けて、所定の音、例えば、遊技状態に対応させた効果音を出力する。
【0050】
次に、本実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値の設定手順等について詳細に説明する。本スロットマシンは、上述した設定スイッチ等の操作によって、払い出し期待値の設定値を、例えば、あらかじめ定めた1〜6の6段階の一つに段階的に調整できる。これは、スロットマシンに投入された遊技メダルの枚数と、各段階の対応した入賞に係る抽選データを使用して、あらかじめ定められた当選確率の選択を行うものである。なお、設定値は、上記の6段階に限定されるものではなく、任意の段階に設定できるようにしてもよいことは言うまでもない。また、以降において説明する払い出し期待値の設定手順は、本スロットマシンのメイン制御部100のROM112内に格納された所定のプログラムに従って制御される。
【0051】
<第1の設定例>
図4は、本実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値について、その第1の設定例に対応する構成を示すブロック図である。なお、図4において、図3に示す本スロットマシンの構成要素と同一部分には同一の符号を付し、ここでは、それらの詳細な説明を省略する。また、図5は、第1の設定例の実行手順を示すフローチャートである。
【0052】
払い出し期待値の段階的な設定等には、図4に示すように、電源ボックス74の操作面に集中して配された電源スイッチ92、設定用鍵型スイッチ91、および設定スイッチ120、そして、スロットマシンの遊技者の操作面に位置する始動レバー46を操作して行う。
【0053】
例えば、払い出し期待値の設定値変更を行う場合、最初に図5のステップS11において、設定用鍵型スイッチ91をONにし、そのままの状態で、ステップS12において電源スイッチ92をONにする。そして、このスイッチ状態が、設定変更モード信号S0としてメイン制御部100に通知される結果、メイン制御部100の制御下にある、例えば、7セグメントの発光ダイオード(LED)からなる枚数表示器(クレジット表示器)82に、現時点での設定値がデジタル表示される(ステップS13)。
【0054】
ステップS15では、枚数表示器82上の設定値の表示が1〜6の6段階にあるか否かを判断する。ここで、設定値が6段階以外の場合には、ステップS25において、強制的に設定値を1にする。従って、枚数表示器82には設定値1が表示される。
【0055】
一方、設定値の表示が6段階以内であれば、ステップS16で、始動レバー46が操作されたか否かを判断する。ここで、始動レバー46の操作がなければ、続くステップS17において、設定スイッチ120が押下されたかどうかを判断する。すなわち、設定スイッチ120が押下されれば、その都度、次のステップS20において、設定値表示の変更および表示を行う。
【0056】
具体的には、設定スイッチ120が押下される度に、図4に示すように、電源ボックス74内の電源制御部93からメイン制御部100、サブ制御部200それぞれに対して、設定値について同一の値を示す設定値インクリメント信号S1,S2が送信される。
【0057】
上記の設定値インクリメント信号S1,S2を受けたメイン制御部100、サブ制御部200は、現在の設定値に1を加えた値を新たな設定値として、それに対応するデータを、各々に接続された枚数表示器82、および液晶表示器28に送信する。その結果、枚数表示器82、および液晶表示器28各々に、更新された払い出し期待値の設定値が表示される。例えば、最初の設定値が“3”であれば、設定スイッチ120の押下の度に、表示が“4”→“5”→“6”と1ずつ更新され、“6”の状態のときにスイッチを押せば、表示は、“1”に戻る。その後、スイッチの押下の度に再び表示が、“2”→“3”…のごとく繰り返される。
【0058】
ここで、電源ボックス74から設定値インクリメント信号S1,S2が送信されても、意図的な信号経路の変更や何らかの不具合の発生等により、メイン制御部100とサブ制御部200とで認識した設定値が異なる事態が生じると、枚数表示器82と液晶表示器28に表示される設定値も食い違った表示となる。そのため、設定を行っている者は、直ちに設定値の不一致を知ることができ、不正行為等への適切な判断、対処が可能となる。
【0059】
ステップS17において、設定スイッチ120の操作が検知されない場合や、設定スイッチ120の操作が検知されて、続くステップS20において設定値表示の変更および表示がされた場合には、処理をステップS16に戻して、始動レバー46の操作の有無を判断する。この始動レバー46の操作は、その時の設定値を確定することを意味する。よって、始動レバー46が操作されたならば、ステップS21で設定値(設定段階)の確定、およびRAM114のクリアを行い、続くステップS22において、設定用鍵型スイッチ91の操作を待つ。
【0060】
設定用鍵型スイッチ91がOFFにされた場合、ステップS23において、払い出し期待値の設定変更を終了し、続くステップS24で、設定値の表示を終了(表示消灯)する。その後、本スロットマシンは、例えば、一般遊技の開始状態に入る。
【0061】
一方、上記の工程を経て設定を完了した後、その設定値を確認する場合には、例えば、以下の手順に従う。すなわち、電源ボックス74の電源スイッチ92がONになっているときに、設定操作の終了の際にOFFにした設定用鍵型スイッチ91をONにする。その結果、枚数表示器(クレジット表示器)82には、現時点での設定値がデジタル表示される。そして、設定用鍵型スイッチ91をOFFにすると、枚数表示器82の表示は、設定値確認前の状態、つまり、何も表示されない状態に戻る。
【0062】
<第2の設定例>
図6は、本実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値について、第2の設定例に対応する構成を示すブロック図である。また、図7は、第2の設定例の実行手順を示すフローチャートである。なお、図6において、図3に示す本スロットマシンの構成要素と同一部分には同一の符号を付してある。
【0063】
第2の設定例において、払い出し期待値の段階的な設定等を行う際、図6に示すように、電源ボックス74の操作面に配された電源スイッチ92、設定用鍵型スイッチ91、設定スイッチ120、および、スロットマシンの本体側にある始動レバー46を操作して行うことは、上述した第1の設定例の場合と同様である。
【0064】
第2の設定例において払い出し期待値の設定値変更を行う場合、上記第1の設定例と同じく設定用鍵型スイッチ91をONにし、そのままの状態で電源スイッチ92をONにすると、電源ボックス74よりメイン制御部100へ設定変更モード信号S0が送られるため、メイン制御部100は、設定変更モードに入ったことを認識する(図7のステップS31)。その結果、図7に示すように、シーケンスSQ1において、メイン制御部100からサブ制御部200へ所定の「同期データ」が送信され、メイン制御部100とサブ制御部200間の同期がとられる。
【0065】
メイン制御部100は、「同期データ」送信後、ステップS32において、サブ制御部200に対して、シーケンスSQ2として「設定変更コマンド」を出力する。この「設定変更コマンド」は、所定形式のデータ(例えば、0FH(Hは16進数を意味する))に、設定値の変更開始を示すデータ(例えば、6段階の設定値に対応させた01H〜06H)が続く構成をとる、絶対値を示すコマンドである。一例をあげると、現時点における設定値が“1”の場合、「設定変更コマンド」として“0FH01H”が送信される。
【0066】
その後、メイン制御部100は、ステップS33において、枚数表示器82に対する設定値表示処理を実行する。具体的には、枚数表示器82に現時点における設定値をデジタル表示する。なお、ステップS31において、設定変更モード信号S0の受信がなければ、ステップS45に進んで、メイン制御部100による通常の遊技処理が行われる。
【0067】
メイン制御部100は、上記の設定値表示処理の後、ステップS34において、始動レバー46が操作されたか否かを判断する。始動レバー46の操作がなければ、続くステップS35において、設定スイッチ120の操作の有無を判断し、この設定スイッチ120の押下もない場合には、ステップS34に戻って、再び、始動レバー46の操作の有無を判断する。
【0068】
これに対して、ステップS35で、設定スイッチ120が押下されたと判断した場合、メイン制御部100は、ステップS37において、設定値を現時点の値から1だけインクリメントした新たな値へ更新する。そして、ステップS39において、この設定値の更新に対応して、メイン制御部100からサブ制御部200へ「設定値更新コマンド」を出力する。
【0069】
この「設定値更新コマンド」は、図7に示すように、シーケンスSQ3として、メイン制御部100からサブ制御部200へ送信されるコマンドであり、例えば、0FHに、変更途中の設定値を示すデータとして、6段階の設定値に対応させた81H〜86Hが続く構成をとる。
【0070】
メイン制御部100は、「設定値更新コマンド」を出力した後、ステップS41で、枚数表示器82に対して設定値表示処理を行う。その結果、枚数表示器82には、設定途中の値がデジタル表示される。設定途中値を表示後、メイン制御部100は、処理を再びステップS34に戻して、始動レバー46の操作の有無を判断する。
【0071】
このように、設定値インクリメント信号S1は、設定値の変更を指示する信号であり、設定スイッチ120が押下される度に電源ボックス74からメイン制御部100へ出力される。そこで、メイン制御部100側では、始動レバー46が操作されずに設定スイッチ120だけが操作された場合、上記のステップS37,S39,S41の処理を繰り返し実行する。その結果、設定スイッチ120が操作される度に、「設定値更新コマンド」が、例えば、“0FH82H”→“0FH83H”→“0FH84H”→…のように変わり、それに伴って、枚数表示器82の設定途中値表示の変更が行われる。
【0072】
メイン制御部100は、ステップS34において、始動レバー46が操作されたと判断した場合には、ステップS43に進んで、更新後の値を新たな設定値とする設定値確定処理を行う。なお、この設定値の確定処理では、メイン制御部100が設定変更モードに入った後、直ちに始動レバー46が操作された場合(つまり、設定スイッチ120の操作が行われなかった場合)には、現時点における設定値は更新されず、ステップS43において、その値がそのまま設定値となる。
【0073】
その後、メイン制御部100は、ステップS44において、サブ制御部200に対して「設定値確定コマンド」(例えば、“0FH00H”)を出力する(シーケンスSQ4)。
【0074】
一方、サブ制御部200は、メイン制御部100より、上述した「同期データ」を受信後、ステップS51において、メイン制御部100から「設定変更コマンド」が入力されると、ステップS52で、液晶表示器28に対する設定値表示処理を実行する。具体的には、サブ制御部200より液晶表示器28へ「設定値表示コマンド」(例えば、08Hに、設定値変更開始を示す01H〜06Hが続く構成をとる)が出力される。このコマンドを受けた液晶表示器28上には、現時点の設定値がデジタル表示される。
【0075】
なお、ステップS51において、「設定変更コマンド」の受信がなければ、サブ制御部200は、ステップS65において通常の遊技処理を行う。
【0076】
サブ制御部200は、液晶表示器28に対する設定値表示処理(ステップS52)を実行後、メイン制御部100からのコマンド、すなわち、上述した「設定値更新コマンド」、あるいは「設定値確定コマンド」の入力を待つ。例えば、メイン制御部100より、上記のシーケンスSQ3に対応した「設定値更新コマンド」を受信した場合、設定値確定コマンドの有無を判断するステップS53での判定結果は、“NO”であり、設定値更新コマンドの有無を判断するステップS54での判定結果は“YES”となる。
【0077】
そこで、サブ制御部200は、ステップS55において、設定値を現時点の値から1だけインクリメントした新たな値へ更新する設定値更新処理を行う。そして、続くステップS57で、サブ制御部200は、液晶表示器28に対して「設定値表示コマンド」を出力する。よって、液晶表示器28上には、更新後の値が設定途中の値としてデジタル表示される。
【0078】
サブ制御部200は、メイン制御部100よりコマンド入力がないと判断した場合(ステップS54で“NO”)、あるいは、上記ステップS57での表示処理の後には、ステップS53に戻って、再びメイン制御部100からの新たなコマンド入力を待つ。
【0079】
このように、サブ制御部200側では、「設定値確定コマンド」の受信がなく、「設定値更新コマンド」のみを受信し続ける限り、上記のステップS55,S57の処理が繰り返し実行され、液晶表示器28に対して、この「設定値更新コマンド」に従った設定途中値表示の変更が行われる。
【0080】
サブ制御部200において、メイン制御部100からのコマンドとして、上記のシーケンスSQ4に対応した「設定値確定コマンド」を受信した場合、ステップS53での判定結果が“YES”となる。そのため、サブ制御部200は、ステップS59において、更新後の値を新たな設定値とする設定値確定(設定値保存)処理を行う。
【0081】
なお、サブ制御部200においても、ステップS51において設定変更モードに入った後、「設定値更新コマンド」が入力されずに、「設定値確定コマンド」を受信した場合には、現時点における設定値は更新されず、その値がそのまま設定値となる。
【0082】
この第2の設定例における設定値の確認操作、および処理は、例えば、以下の手順に従って行う。電源ボックス74の電源スイッチ92がONになっているとき、OFF状態にある設定用鍵型スイッチ91をONにする。この操作によって、メイン制御部100からサブ制御部200へ「設定値確認開始コマンド」(例えば、6段階の設定値に対応させた“10H01H”〜“10H06H”)を送るとともに、メイン制御部100は、枚数表示器82に現時点の設定値をデジタル表示させる。
【0083】
「設定値確認開始コマンド」を受信したサブ制御部200は、液晶表示器28に「設定値表示コマンド」を出力する。従って、液晶表示器28上には、既に設定済みの値がデジタル表示される。その後、設定用鍵型スイッチ91がOFFにされると、メイン制御部100からサブ制御部200へ「設定値確認終了コマンド」(例えば、“10H00H”)が送信される。これによって、メイン制御部100における枚数表示器82とサブ制御部200における液晶表示器28の各表示は、設定値確認前の状態、つまり、何も表示されない状態に戻る。
【0084】
このように第2の設定例では、メイン制御部100が払い出し期待値の設定時、および設定確認時におけるマスターとして機能し、サブ制御部200は、マスターであるメイン制御部100からのコマンド(指令)を待ち、それに従って設定動作をするスレーブの役割を果たす。このように、サブ制御部200(スレーブ)は、メイン制御部100(マスター)からのコマンドに依存して表示処理動作をするため、基本的に、メイン制御部100(マスター)とサブ制御部200(スレーブ)とにおいて、設定値の食い違いが生じない。
【0085】
なお、上述した第2の設定例では、液晶表示器28に対する表示処理の際、サブ制御部200は、液晶表示器28へ個々のコマンドを送っているが、それらのコマンドの代わりに直接、液晶表示器28へ設定値を送るようにしてもよい。また、上述した第2の設定例では、電源投入の度にメイン制御部100とサブ制御部200間の同期をとる構成としたが、これに限定されず、例えば、遊技媒体であるメダルが投入される度に同期をとるようにしてもよいし、ベットボタンが押下される度に同期を確立する構成としてもよい。
【0086】
<第3の設定例>
図8は、本実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値についての第3の設定例に対応する構成を示すブロック図である。第3の設定例は、図8に示すように、メイン制御部100、およびサブ制御部200それぞれに対して個別に設定部を設けた構成をとる。なお、第3の設定例に対応する払い出し期待値の設定値変更手順は、図5に示す第1の設定例とほぼ同じである。
【0087】
図8に示す構成において、払い出し期待値の設定値変更を行う場合、操作者は、設定スイッチA302と設定スイッチB304を個別に操作する。すなわち、設定部A301からは、設定スイッチA302が押下される度に、メイン制御部100に対して設定値のインクリメント信号S1が送信され、設定部B303からは、設定スイッチB304が押下される度に、サブ制御部200に対して設定値のインクリメント信号S2が送信される。
【0088】
その結果、設定値インクリメント信号S1を受けたメイン制御部100は、上述した他の設定例の場合と同様、現在の設定値に1を加えた値を新たな設定値とし、それに対応するデータを枚数表示器82に送信する。また、サブ制御部200も、インクリメント信号S2を受信する度に、対応するデータを液晶表示器28に送信する。
【0089】
よって、設定スイッチA302と設定スイッチB304の操作により、個別に設けた枚数表示器82上の表示内容と液晶表示器28の表示内容とが異なっている(不整合が生じている)場合には、それを直ちに判定できる。
【0090】
<第4の設定例>
上述した各設定例では、メイン制御部100、およびサブ制御部200のいずれにおいても、その設定値の範囲を1〜6の6段階としているが、ここでは、第4の設定例として、サブ制御部200において、6段階以上の設定を可能とする例について説明する。具体的には、表1に示すように、メイン制御部における設定値の範囲が1〜6の6段階であり、サブ制御部における設定値範囲が1〜36の36段階あって、メイン制御部の設定値の1段階に対して、サブ制御部の6段階の設定値が対応している。
【0091】
【表1】
Figure 2004267243
【0092】
この第4の設定例を、例えば、図8に示す構成に適用した場合、設定スイッチA302が押下される度に設定部A301から、1〜6の6段階に対応するインクリメント信号S1が出力される。その結果、メイン制御部100の制御を受ける枚数表示器82には、設定値として1〜6の6段階のいずれかの表示がされる。
【0093】
一方、サブ制御部200に対しては、設定スイッチB304が押下される度に設定部B303から、設定値のインクリメント信号S2(その設定値範囲は、1〜36の36段階)が送信される。そして、サブ制御部200に接続された液晶表示器28には、その設定値に対応した数値が表示される。
【0094】
さらに、第4の設定例では、メイン制御部100側における設定値と、サブ制御部200における設定値との対応を一見して判別できるように、設定値の調整結果に、その属性を示す情報も併せて表示する。例えば、表1に示すように、属性Aの設定値については、メイン制御部100側における設定値表示である枚数表示器82の表示色と、サブ制御部200側における表示である液晶表示器28の表示色を“赤”とすることで、メイン制御部100側とサブ制御部200側における属性の一致、不一致を即座に判断できる。色表示は、例えば、LEDの発光色で区別したり、液晶表示のバックライト表示色を変える等の方法を使用する。
【0095】
なお、第4の設定例において、例えば、図8に示すように、メイン制御部100およびサブ制御部200それぞれに対して個別に設定部を設けるとともに、図6に示すように、サブ制御部200が、マスターであるメイン制御部100からのコマンドに従って設定動作を行う構成に適用することもできる。この場合、例えば、メイン制御部100から設定値を“3”とするコマンドを受けたサブ制御部200は、その属性が“C”であることを認識する。この場合、サブ制御部において属性“C”に対応する6段階の設定値は、“13〜18”であるから、設定スイッチB304の押下によって、その設定値が属性“C”の色(黄)で表示され、“13〜18”の範囲内で繰り返し表示されることになる。
【0096】
また、図8に示すように、メイン制御部100およびサブ制御部200それぞれに対して個別に設定部を設けると同時に、図6に示すように、サブ制御部200が、マスターであるメイン制御部100からのコマンドに従って設定動作を行う構成において、メイン制御部100の制御を受ける枚数表示器82に、設定値として1〜6の6段階のいずれかの表示がされているときに、サブ制御部200側の設定スイッチB304が押下される度に、設定部B303から、1〜36の36段階の設定値のインクリメント信号S2が連続的に送信される構成としてもよい。
【0097】
例えば、メイン制御部100において“5”が設定され、それに対応したサブ制御部200の液晶表示器28が設定値“28”を表示しているときに、設定部B303から設定値のインクリメント信号S2を受ける度に、サブ制御部200が、“29”→“30”→“31”…“36”のように設定値の更新を行い、さらなる設定スイッチB304の押下により、その設定値を“36”から再び“1”へ戻す処理を行う構成としてもよい。
【0098】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、設定値変更を行う際、メイン制御部100、サブ制御部200それぞれに対して設定値のインクリメント信号を送信している設定例において、そのインクリメント信号に代えて、設定値そのもの(絶対値)を送信するようにしてもよい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、設定結果の表示手段をメイン制御部とサブ制御部に個別に設けているため、メイン制御部とサブ制御部とで設定値が不一致となる状態を容易に判別し、確認できる。
【0100】
また、本発明によれば、メイン制御部をマスターとして機能させ、サブ制御部をスレーブとする構成をとっているため、メイン制御部とサブ制御部とで設定値が不一致となる状態が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例に係るスロットマシンを正面から見たときの外観図である。
【図2】実施の形態例に係るスロットマシンのフロントドアを開けた状態における内部構造を示す図である。
【図3】実施の形態例に係るスロットマシンの制御構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値についての第1の設定例に対応する構成を示すブロック図である。
【図5】第1の設定例の実行手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値についての第2の設定例に対応する構成を示すブロック図である。
【図7】第2の設定例の実行手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態例に係るスロットマシンにおける払い出し期待値についての第3の設定例に対応する構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン
12 案内部
14 図柄表示部
28 液晶表示器
35 リール原点検出センサ
36 ベットボタン
42 操作パネル部
44 貯留精算ボタン
46 始動レバー
48,50,52 リール停止ボタン
64 フロントドア
78 払出機
86 モータ
82 枚数表示器
92 電源スイッチ
91 設定用鍵型スイッチ
100 主制御部(メイン制御部)
102,206 入力制御部
106,220 出力制御部
110,210 CPU
120 設定スイッチ
200 サブ制御部
212 キャラクタジェネレータ(CG)
214 VDP(Video Display Processor)

Claims (1)

  1. 遊技媒体の払い出し期待値の被設定部を少なくとも2箇所備える遊技機であって、
    前記被設定部各々において前記払い出し期待値の設定信号を受信する受信手段と、
    前記受信した設定信号に基づいて前記被設定部各々において設定内容を表示する表示手段とを備えることを特徴とする遊技機。
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