JP2005192847A - スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンの制御プログラム - Google Patents

スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 スロットマシンにおいて、役成立抽選の結果に対する告知態様にインパクトを与え、それによって役成立抽選でボーナス役が内部当選した旨が告知された場合に、遊技者を確実にヒートアップさせること。
【解決手段】 遊技の結果が確定するまでに、役成立抽選で内部的にBB役が成立していることを条件として、内部当選役としてのBB役の入賞図柄(「7」)をLCD18の演出画像上に重ねて表示するに先立って、非内部当選役としての小役の入賞図柄(「BAR」)をLCD18の演出画像上に重ねて表示する。
【選択図】 図21

Description

本発明は、役の成立に関する内部抽選の結果を表示する、スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンの制御プログラムに関する。
一般に、スロットマシンは、(1)列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、(2)図柄表示手段による図柄の変動表示を主として観察するための表示窓と、(3)図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動レバーと、(4)図柄変動列に対応して配置されており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止ボタンとを備えている。
かかるスロットマシンでは、始動レバーが操作されることを契機として、役の成立に関する電子抽選がマシン内部で行われる。この内部抽選が終了すると、表示窓内において全ての列に属する図柄の変動表示が開始される。その後、遊技者により停止ボタンが順次目押しされると、表示窓内において変動表示されている図柄が当該目押し順序に応じて順次停止表示される。全列の図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われる。その結果、有効ライン上において当該停止表示された図柄の組み合わせが上記役成立抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致することを条件として、その入賞役の種類に応じた利益が遊技者に付与される。
ここに、「目押し」とは、表示窓内での図柄の変動表示をよく観察し、且つ、停止させるべき図柄が表示窓内に出現するタイミングを見計らって停止ボタンを押す行為をいう。
上記図柄表示手段としては、メカニカルリールを採用したものと、シミュレートリールとを採用したものとの2種類が存在する。メカニカルリールスロットマシンでは、外周面に複数種類の図柄が周方向に沿って描かれている複数のリールが備えられており、これらリールを機械的に回転及び停止させることによって、図柄の変動表示及び停止表示が達成される。他方、シミュレートリールスロットマシンでは、図柄を電気的に画像表示する液晶表示装置等の表示装置が備えられており、この表示装置の駆動を電気的に制御することによって、図柄の変動表示及び停止表示が達成される。
上記スロットマシンは、ある特定の入賞役が成立すると、1回の利益付与で終わらず、所定期間の間、通常遊技状態よりも有利な特別遊技状態に移行するように構成されている。このような特別遊技への移行を許容する役としては、ビッグボーナス(以下、「BB」という)役及びレギュラーボーナス(以下、「RB」という)役を挙げることができる。
ここに、「RB役」とは、遊技者に相対的に大きな利益を与えるJACゲームを所定回数連続して行える入賞役である。他方、「BB役」とは、JACゲームを複数セット行える入賞役であって、各セット間に、遊技者に小さな利益を付与する小役ゲームを複数回連続して行える権利を与える入賞役である。なお、以下の説明において、「BB役」及び「RB役」の双方を総称するときは「ボーナス役」と称する。
ところで、スロットマシンで遊技を行う遊技者にとって最大の関心事は、ボーナスゲームを実行する権利が与えられるボーナス役の入賞が成立するか否かである。ボーナス役の入賞が成立する要件としては、役成立抽選において内部的にボーナス役が成立していること、及び目押しによって内部当選役としてのボーナス役の入賞を示す図柄の組み合わせを有効ラインに沿って揃わせることが挙げられる。後者の要件は、目押し技術を研鑚することによって克服できる。他方、遊技者側で前者の要件を克服する術はない。なぜならば、役成立抽選は、マンシン内部での電子抽選により達成されるため、当該抽選の結果に遊技者側から介入できないように構成されているからである。それゆえ、役成立抽選の結果を間接的に遊技者に告知することができれば、遊技に対する遊技者の熱中度合いは増すものと予想される。
近時、役成立抽選の結果を遊技者に告知する機能が付与されたスロットマシンが種々開発されている。この種のスロットマシンの典型的な例としては、特許文献1及び特許文献2にて提案されているものを挙げることができる。
特許文献1で開示されているスロットマシンでは、役成立抽選によって決定された入賞態様が遊技の一連の流れの中で告知されるように構成されている。他方、特許文献2で開示されているスロットマシンでは、役成立抽選において内部的に入賞図柄態様が決定されている場合に、その旨が遊技の結果が確定するまでに告知されるように構成されている。
特許第3069092号公報
特許第3078429号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に係るスロットマシンでの役成立抽選結果の告知態様は、何れも一義的であり、遊技を重ねて行くうちに、当該告知態様に遊技者が万練感を覚える虞がある。その結果、役成立抽選でボーナス役が内部当選した旨が告知されたとしても、遊技者はそれほどヒートアップしない場合が多々あるのが実情である。
本発明は、役成立抽選の結果に対する告知態様にインパクトを与え、それによって役成立抽選でボーナス役が内部当選した旨が告知された場合に、遊技者を確実にヒートアップさせ得る、スロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンの制御プログラムの提供を目的とする。
第1の観点に係る発明は、列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンであって、このスロットマシンは、遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるための制御手段を含む。
ここで「遊技の結果が確定するまで」とは、入賞判定が行われるまで、すなわち全ての列に属する図柄が停止するまでをいう。
第2の観点に係る発明は、列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンを制御するための方法であって、この制御方法は、遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるためのステップを含む。
第3の観点に係る発明は、列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンを制御するためのプログラムであって、この制御プログラムは、遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるための手順を含み、この手順は、コンピューターにより実行される。
なお、上記一の入賞役としては、ボーナス役を例示することができ、他方上記他の役としては、ボーナス役よりも利益付与量が少ない役(小役)を例示することができる。
本発明では、役成立抽選で一の役が内部的に成立している場合には、遊技の結果が確定するまでに、内部当選役としての一の役の入賞図柄の表示に先立って、非内部当選としての他の役の入賞図柄が表示される。すなわち、ボーナス役が内部当選している場合には、まず、非内部当選役であってボーナス役よりも利益付与量の少ない小役の入賞図柄が表示され、その後、所定のタイミングで内部当選役としてのボーナス役の入賞図柄が表示されることになる。そのため、最初に小役の入賞図柄が表示された段階では、遊技者は、役成立抽選において内部当選役としてボーナス役が成立しなかったと一度は落胆するが、その後、ボーナス役の入賞図柄が表示された段階では、遊技者は、やはり役成立抽選において内部当選役としてボーナス役が成立していることを改めて認識し直すことになり、一度落胆した分だけその喜びは大きなものとなる。これに伴って、ボーナス役入賞に対する遊技者の期待感は、従来に比べて、大幅に高くなる。このように、役成立抽選の結果に対する告知態様にインパクトを与えることによって、役成立抽選でボーナス役が内部当選した旨が告知された場合に、遊技者を確実にヒートアップさせることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
[スロットマシンの外観構成]
図1乃至図4を参照して、本実施の形態に係るスロットマシン1は、(1)前面が開放している箱形形状を有している筐体2と、(2)この筐体2に対して開閉自在に取り付けられている前扉3とを備えている。
前扉3の中央部正面には、正面パネル4が装着されている。この正面パネル4の主要部には、表示窓5が形成されている。この表示窓5は、主として、筐体2内の3つの回転リール6L,6C,6Rを観察するためのものであって、各リール6L,6C,6Rの外周面には、それぞれ、複数種類の図柄が周方向に沿って描かれている。これらの図柄は、表示窓5を通して3つずつ観察される。表示窓5及び各リール6L,6C,6Rの両者は、遊技者に対向して面しており、正面パネル4はややアップライトに配置されている。
表示窓5の左側には、5つの賭けライン表示ランプ7A,7B,7C,7D,7Eが設けられている。これら賭けライン表示ランプ7A〜7Eは、1回の遊技における有効ラインを示すために点灯するランプである。他方、表示窓5の右側には、スタートランプ8、投入指示ランプ9、リプレイランプ10、アシストタイム(以下、「AT」という)告知ランプ11及びゲームオーバーランプ12が設けられている。スタートランプ8は、遊技が開始できる状態となった場合に点灯又は点滅するランプである。投入指示ランプ9は、メダルをスロットマシン1に投入できる状態である場合に点灯するランプである。リプレイランプ10は、リプレイ役が入賞した場合に点灯するランプである。AT告知ランプ11は、遊技状態がATに移行した場合に点灯するランプである。ゲームオーバーランプ12は、遊技が終了したときに点灯するランプである。これらランプ8〜12は、正面パネル4の上方から下方に向かってこの順で配置されている。
ここに、「AT」とは、役成立抽選において内部的に成立した小役の入賞の成立を支援するための参考情報が告知される遊技状態である。
表示窓5上には、当該表示窓5の窓面を通過する5本の賭けライン13A,13B,13C,13D,13Eが設けられている。
表示窓5の下方には、払出数表示器14、ゲーム数表示器15及びクレジット表示器16が設けられている。払出数表示器14は、入賞が発生した場合に遊技者に対して払い出されるメダル数や遊技者に対して与えられるクレジット数を表示する表示器である。ゲーム数表示器15は、BBゲーム中の小役ゲーム数及びJACゲーム数、RBゲーム中のJACゲーム数、並びにATゲーム数等を表示する表示器である。クレジット表示器16は、クレジット数を表示する表示器である。これら表示器14〜16は、7セグメント表示器であって、正面パネル4上で左から右に向かってこの順で配置されている。なお、以下の説明において、「BBゲーム」及び「RBゲーム」の双方を総称するときは「ボーナスゲーム」と称する。
ここに、「クレジット」とは、遊技者が所有する有価価値として、スロットマシン1にストアーされているメダル数である。
前扉3の上部には、上パネル17が装着されている。この上パネル17の中央部には、液晶表示装置(以下、「LCD」という)18が設けられている。このLCD18は、遊技の演出に関連する情報を表示するための手段であって、例えば、役の成立に関する電子抽選の結果として内部的に小役が成立した場合には、その小役の入賞図柄を構成する各図柄や目押しをアシストするための演出情報を表示する。なお、代替的には、LED表示装置やEL表示装置を採用して上記遊技演出情報を表示するようにしてもよい。LCD18を挟んで、左右一対のスピーカー19A,19Bが上パネル17に装着されている。これらスピーカー19A,19Bは、遊技の状況に応じて効果音を発するための手段である。他方、前扉3の下部には、下パネル20が装着されている。この下パネル20には、機種名及びイメージデザイン等が印刷されており、その下方には、メダル払出口21及びメダル受け皿22が設けられている。
遊技演出情報の表示を行うLCD18は、その下端縁部が表示窓5の上端縁部と隣接するように正面パネル4に装着されている。具体的には、LCD18及び表示窓5の両者の配置状態は、正面パネル4において上下方向に沿って連続するように設定されている。そのため、遊技者は、遊技を行う上で主に見る必要のある表示窓5内でのリール図柄の変動を見ながら、LCD18に表示される遊技演出情報をあまり顔の向きを変えることなく、視線の移動距離を短くした状態で見ることができる。具体的には、リール6L,6C,6Rの図柄が変動表示している間に、遊技状況の変化をキャラクターの演出画像により遊技者に告知するといった、遊技者にとって非常に大事な遊技演出情報がLCD18に表示される場合が多い中で、遊技者は、視線をあまり移動させることなく、LCD18及びリール6L,6C,6Rの両者を見て当該両者の表示内容を把握しながら集中した状態で遊技を行える。また、LCD18の左側部領域及び右側部領域の下方に亘って、表示窓5が配置されている。そのため、表示窓5の主要部の全ての領域における上方には、LCD18が存在することになる。これにより、遊技者は、当該遊技者に対して表示窓5の各表示領域内で変動表示されているリール図柄変動列のうち何れのリール図柄変動列を見るとしても、視線をあまり移動させる必要はない。その結果、遊技者は、LCD18の遊技演出情報を把握しながら、集中した状態で遊技を行える。なお、上述したLCD18の左側部領域及び右側部領域とは、図5に示す斜線部分の領域である。
図5乃至図7を参照して、LCD18は、目押しをアシストする場合には、役成立抽選で内部的に成立した小役に応じた入賞図柄の組み合わせを有効ライン上に揃わせるための図柄変動停止順序(換言すると、リール6L,6C,6Rの停止順序)に関する告知画像を表示すると共に、停止すべきリール図柄変動列に対応する表示窓5の領域における周縁部に当該告知画像を表示する。例えば、入賞を成立させるための各リールの停止順序が、右リール6R→中リール6C→左リール6Lの場合では、図5に示すように、LCD18の右側部領域における下方領域に、表示窓5内でスピンしている右リール6Rを指す告知画像としての矢印画像を表示させ、次いで、図6に示すように、LCD18のほぼ中央部領域における下方領域に、表示窓5内でスピンしている中リール6Cを指す矢印画像を表示させ、さらに、図5に示すように、LCD18のほぼ中央部領域における下方領域に、表示窓5内でスピンしている左リール6Lを指す矢印画像を表示させる。このように、小役入賞図柄の組み合わせを有効ライン上に揃わせるための図柄変動停止順序を告知する告知画像が、LCD18における停止すべきリール6L,6C,6Rに対し、且つ近接するように表示される。そのため、遊技者に対して、視線をあまり移動させることなく、表示窓5内で変動表示されているリール6L,6C,6Rの図柄を見ながら停止すべきリールがリール6L,6C,6Rのうちの何れであるかを遊技に集中させた状態で的確に把握させることができる。その結果、決められた図柄変動停止順序に対する停止操作ミスを低減できる。
再び図1乃至図4を参照して、正面パネル4と下パネル20との間には、操作部23が設けられている。この操作部23には、メダル投入口24、ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及びクレジット/精算切替ボタン28が備えられている。メダル投入口24は、操作部23の上面の右側に配置されている。ベットボタン25は、投入口24から投入されたメダルを何枚賭けるかを設定する際に使用されるボタンであって、操作部23の上面において始動レバー26及び左停止ボタン27Lの両者の中間位置に配置されている。始動レバー26は、遊技を開始する際に使用されるレバーであり、他方停止ボタン27L,27C,27Rは、リール6L,6C,6Rの回転を停止させる際に使用されるボタンである。具体的には、左停止ボタン27Lを操作すると、左リール6Lの回転が停止する。中停止ボタン27Cを操作すると、中リール6Cの回転が停止する。右停止ボタン27Rを操作すると、右リール6Rの回転が停止する。これら停止ボタン27L,27C,27Rは、操作部23の正面中央部において各リール6L,6C,6Rに対応して配置されている。これに対して、始動レバー26は、操作部23の正面において停止ボタン27L,27C,27Rの左側に配置されている。クレジット/精算切替ボタン28は、メダルのマニュアル投入モードとクレジットモードとを互いに切り替えるためのボタンであって、操作部23の正面において始動レバー26の左側に配置されている。
マニュアル投入モードでゲームを行う際には、投入指示ランプ9が点灯している間に、メダルを投入口24に投入する必要がある。それゆえ、有効化される賭けラインは、メダルの投入枚数によって異なる。具体的には、メダルを1枚投入すると、表示窓5の中段において水平に延びる第1の賭けライン13Aが有効化され、この1ライン13Aが賭け対象となる。このとき、第1の賭けライン13Aの左端に配置されている賭けライン表示ランプ7Aが点灯する。メダルを2枚投入すると、第1の賭けライン13Aに加えて、表示窓5の上下段において水平に延びる第2の賭けライン13B及び第3の賭けライン13Cが有効化され、これら3ライン13A〜13Cが賭け対象となる。このとき、賭けライン表示ランプAの点灯に加えて、第2の賭けライン13B及び第3の賭けライン13Cの左端に配置されている賭けライン表示ランプ7B,7Cが点灯する。メダルを3枚投入すると、第1の賭けライン13A、第2の賭けライン13B及び第3の賭けライン13Cに加えて、表示窓5の対角線上の第4の賭けライン13D及び第5賭けライン13Eが有効化され、これら5ライン13A〜13Eに配置されている賭け対象となる。このとき、賭けライン表示ランプ7A〜7Cの点灯に加えて、第4の賭けライン13D及び第5の賭けライン13Eの左端に配置されている賭けライン表示ランプ7D,7Eが点灯する。なお、本スロットマシン1においては、メダルの賭け枚数は3枚が限度である。
かかるマニュアル投入モードでは、有効化された賭けライン、すなわち有効ライン上で入賞を示す図柄の組み合わせが揃うことに起因して入賞が成立した場合には、その入賞役の種類に応じた数のメダルが払出口21から受け皿22に払い出される。
他方、クレジットモードにおいて有効化される賭けラインは、ベットボタン25の押圧回数によって異なる。具体的には、ベットボタン25を1回押すと、第1の賭けライン13Aが有効化され、この1ライン13Aが賭け対象となる。換言すると、メダル1枚分が賭け対象となる。それゆえ、賭けライン表示ランプ7Aが点灯する。ベットボタン25を2回押すと、第1の賭けライン13A、第2の賭けライン13B及び第3の賭けライン13Cが有効化され、これら3ライン13A〜13Cが賭け対象となる。換言すると、メダル2枚分が賭け対象となる。それゆえ、賭けライン表示ランプ7A〜7Cが点灯する。ベットボタン25を3回押すと、第1の賭けライン13A、第2の賭けライン13B、第3の賭けライン13C、第4の賭けライン13D及び第5の賭けライン13Eが有効化され、これら5ライン13A〜13Eが賭け対象となる。換言すると、メダル3枚分が賭け対象となる。それゆえ、賭けライン表示ランプ7A〜7Eが点灯する。なお、本スロットマシン1では、4回以上の操作は無効となる。
かかるクレジットモードでは、上記有効ライン上で入賞図柄の組み合わせ揃い、それによって入賞が成立した場合には、この入賞の発生に伴いクレジットの上限を超えない範囲で払い出されるメダル数がクレジットとしてスロットマシン1にストアーされる。クレジットの上限を超える場合には、その上限を超えた数のメダルが払出口21から受け皿22に払い出される。
上記マニュアル投入モード或いはクレジットモードの手順に則して賭け対象となるメダルの枚数が設定されると、制御装置100(図12参照)は、この設定された賭け枚数分のメダルを取り込む。このメダルの取り込みにより、遊技を開始する条件が整う。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。このスタートランプ8の作動状態において、始動レバー26が操作されると、制御装置100は、全てのリール6L,6C,6Rを一斉に回転させる。
各停止ボタン27L,27C,27Rを押圧操作すると、その操作に対応するリールの回転が停止する。全リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、有効ライン上に入賞役の1つが揃うと、制御装置100は、成立した入賞役の種類に従って、予め定められている利益を上記メダルの入力モードに応じた態様で遊技者に付与する。
図2を参照して、LCD18の左側部領域とスピーカー19Aとの間、及びLCD18の右側部領域とスピーカー19Bとの間には、LCD18に表示される複数の遊技履歴画像のうち所望の遊技履歴画像に切り替え表示を行わせるための切り替えボタンK,Fが、各々上下方向に並ぶように、合計4個設けられている。このLCD18は、左右の側縁がスピーカー19A,19Bと隣接する程度に大きな横幅寸法を有すると共に、その上端縁が前扉3の上端縁に隣接し、且つ、その下端縁が表示窓5の上端縁に隣接する程度に大きな縦幅寸法を有する、非常に大きな表示面を備えている。そのため、従来では一度に表示しきれなかった表示内容が同時に表示される。具体的には、LCD18の3分の1の領域に種々の遊技履歴画像に切り替えるためのメニュー画面が表示され、残りの3分の2の領域にキャラクターなどを用いた演出画像が常時表示される。上記遊技履歴画像のメニューとしては、ボーナスゲームにおける最高メダル獲得枚数や、1日のボーナス当選回数、前回のボーナスゲームから現在までの遊技回数、メダル払出枚数とメダル投入枚数との関係をグラフ化した表、或いは、遊技に関する説明などを例示することができる。これら例示したメニューが予めLCD18上に表示される。切り替えボタンKには、複数のメニューのうちから所望のメニューを選択するために、(1)表示画面上でカーソルを進む方向に移動させるための第1のカーソル移動ボタンK1と、(2)表示画面上にカーソルを戻す方向に移動させるための第2カーソル移動K2とが含まれている。他方、切り替えボタンFには、(1)カーソル移動ボタンK1,K2によって移動したカーソルが示すメニュー内容の遊技履歴画像に切り替えるか否かを決定するための決定ボタンF1と、(2)この切り替えられた遊技履歴画像を元の画像に戻すためのキャンセルボタンF2とが含まれている。
図8を参照して、LCD18の大型表示面は、ややアップライトに配置されている表示窓5の窓面に対して傾斜しており、遊技者に向かって前傾している。このLCD18の表示面の前傾角度αは、5度〜10度程度に設置されていることが好ましい(換言すると、遊技者に対するLCD18の表示面のオーバーハング角度βは、170度〜175度程度に設定されていることが好ましい)。更に厳密にLCD18の視野角を考慮すると、LCD18の表示面の前傾角度αは、約6度程度に設定されていることが最も好ましい(換言すると、遊技者に対するLCD18の表示面のオーバーハング角度βは、約174度程度に設定されていることが最も好ましい)。すなわち、表示窓5の上方に近接するようにLCD18を配置し、且つ、当該LCD18の表示面を当該表示窓5の窓面に対して前傾させている。これにより、遊技者の視線をあまり移動させることなく、遊技者に集中させた状態で表示窓5内での図柄の変動表示及びLCD18の表示内容の双方を容易に視認させ、且つ、集客性の向上に貢献する。これは、LCD18の表示面5の前傾角度αを浅くすることで、より顕著となる。
図9を参照して、LCD18の表示面の幅寸法W1を表示窓5の幅寸法W2よりも小に設定し、他方LCD18の表示面の高さ寸法H1を表示窓5の高さ寸法H2よりも大に設定している。LCD18の表示面の幅寸法W1及び表示窓5の幅寸法W2の両者の比は、約3:4程度に設定されているのが好ましく、他方LCD18の表示面の高さ寸法H1及び表示窓5の高さ寸法H2の両者の比は、約7:5〜6:5程度に設定されていることが好ましい。具体的には、操作部23の上面23FからLCD18の表示面の上辺UL1までの距離D1を470mm、LCD18の表示面の上辺UL1から前扉3の上辺UL2までの距離D2を24mm、LCD18の表示面と表示窓5との間に生じるクリアランスCを32mmとして、LCD18の表示面の幅寸法W1を211.2mm、LCD18の表示面の高さ寸法H1を168.4mmに設定し、他方表示窓5の幅寸法W2を287mm、表示窓5の高さ寸法H2を125mmに設定している。このように、LCD18の表示面及び表示窓5の両者の寸法を設定することにより、遊技者は、上下左右にあまり視線を振ることなく、LCD18及び表示窓5の両者の表示内容を確認でき、遊技者の遊技に対する集中力が殺がれない。そのため、遊技者の疲労感はより確実に軽減され、それによって長時間遊技が可能となる。なお、LCD18の各寸法は、場合によっては表示面の周縁を取り囲む外枠をも含む。
[スロットマシンの内部構成]
図10及び図11を参照して、筐体2内には、リール6L,6C,6R、各リール6L,6C,6Rの駆動源であるステッピングモーターSML,SMC,SMR、ホッパー30及び確率設定ボックス31が備えられている。
リール6L,6C,6Rは、図10に示すように、筐体2内の中央部に配置されており、これらリール6L,6C,6Rを基準として、ホッパー30及び確率設定ボックス31の設置箇所が決定されている。図11に示すように、各リール6L,6C,6Rの回転軸61は、それぞれ、筐体2内のブラケット32に回転自在に支持されており、当該各回転軸61の端部が各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの出力軸に結合されている。
ホッパー30は、メダルの貯留・放出を行うための手段であって、図10に示すように、リール6L,6C,6Rの下方において、筐体2の底面に取り付けられている。他方、確率設定ボックス31は、ホッパー30の左側において、筐体2の底面に取り付けられている。
[制御装置の電気的構成]
図12を参照して、制御装置100は、マイクロコンピューターであって、CPU1001、ROM1002、RAM1003、クロックパルス発生回路1004、乱数発生器1005、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示器駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路10010及びホッパー駆動制御回路10011を備えている。
CPU1001は、スロットマシン1の制御中枢を司るものであって、ROM1002に記憶されているプログラムに従って種々の制御を行う。このCPU1001の制御対象としては、ステッピングモーターSML,SMC,SMR、各種のランプ7A〜7E,8〜12、各種の表示器14〜16、LCD18、スピーカー19A,19B及びホッパー30を挙げることができる。これら各制御要素に対する制御信号は、それぞれ、モーター駆動制御回路1006、ランプ駆動制御回路1007、表示駆動制御回路1008、LCD駆動制御回路1009、音出力制御回路1009及びホッパー駆動制御回路10011を介して、CPU1001から与えられる。
CPU1001には、(1)ベットボタン25、始動レバー26、停止ボタン27L,27C,27R及びクレジット/精算切替ボタン28の各操作信号と、(2)メダル投入検知センサー200及びメダル排出検知センサー300の各センシング出力と、(3)回転位置検出回路400の回転位置検出信号と、(4)キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3の各スイッチング信号とが与えられる。
停止ボタン27L,27C,27Rの操作信号は、リール停止信号処理回路500によって所定の処理が施された後、リール停止信号としてCPU1001に入力される。
メダル投入検知センサー200は、メダル投入口24から投入されたメダルを検知するためのセンサーであって、メダル投入口24に関連して設けられている。他方、メダル排出検知センサー300は、ホッパー30のメダル放出位置に関連して設けられており、そのセンシング信号は、メダル排出完了信号処理回路600によって所定の処理が施された後、メダル排出完了信号としてCPU1001に入力される。
回転位置検出回路400は、各リール6L,6C,6Rの回転位置を検知するための回路であって、各リール6L,6C,6Rに関連して設けられている光センサーや、各ステッピングモーターSML,SMC,SMRの近傍に設けられているロータリーエンコーダを含んでいる。各リール6L,6C,6Rの回転が停止したときに、CPU1001は、回転位置検出回路400の検出信号に基づいて、有効ライン上での当該各リール6L,6C,6Rの停止図柄の種類を特定する。
キースイッチSW1、確率設定スイッチSW2及びリセットスイッチSW3は、確率設定ボックス31に内蔵されている。キースイッチSW1は、遊技モードと確率設定モードとを互いに切り替えるためのスイッチである。他方、確率設定スイッチSW2は、役成立抽選に関する当選確率の設定値を切り替えるためのスイッチであって、そのスイッチング信号は、キースイッチSW1によって確率設定モードになっている場合に限り、CPU1001に入力が受け付けられる。
遊技を開始するために、遊技者によって始動レバー26が操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転を開始させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに始動信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が開始される。他方、リール6L,6C,6Rの回転を停止するために、遊技者によって停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作され、その操作信号が入力されると、CPU1001は、操作された停止ボタンに対応するリールの回転を停止させるべく、モーター駆動制御回路1006を介してステッピングモーターSML,SMC,SMRに停止信号を出力する。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動が順次停止される。
ROM1002には、(1)スロットマシン1を制御して賭け対象メダルの入力モードに応じた態様でメダルを払い出すための遊技プログラムと、(2)この遊技プログラムで用いる変数の初期値と、(3)図柄の組み合わせと乱数との対応関係を示すデータ群とが格納されている。上記遊技プログラムには、役成立抽選の結果がLCD18上に表示されるようにプログラミングされている。それゆえ、この遊技プログラムには、特に、役成立抽選でBB役が内部的に成立していることを条件として、遊技の結果が確定するまでに、内部当選役としてのBB役の入賞図柄をLCD18上に表示するに先立って、高確率で非内部当選役としての小役の入賞図柄をLCD18上に表示するための手順が含まれている。この手順は、マイクロコンピューターとして機能する制御装置100により実行される。詳細には、上記手順は、入賞図柄を表示するに当たり、3つの演出パターンのうち何れのパターンで演出表示を行うか否かを決定するための抽選を行い、この抽選の結果として、第1の演出パターンで演出表示を行う旨の決定が為されると、LCD18の演出画像上に内部当選役としてのBB役の入賞図柄及び非内部当選役としての小役の入賞図柄の両者を共に表示せず、第2の演出パターンで演出表示を行う旨の決定が為されると、LCD18の演出画像上に内部当選役としてのBB役の入賞図柄のみを所定の態様で重ねて表示し、第3の演出パターンで演出表示を行う旨の決定が為されると、LCD18の演出画像上に非内部当選役としての小役の入賞図柄及び内部当選役としてのBB役の入賞図柄の両者をこの順に従って所定の態様で表示するための手順を含んでいる。さらに、上記手順には、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示に先立ち、非内部当選役としての小役の入賞図柄を表示する際に、互いに異なる種類の複数の小役入賞図柄から1つの図柄を無作為に抽出し、この抽出した小役入賞図柄を表示するための手順も含まれている。
ここに、「小役」とは、ボーナスゲーム又はリプレイゲームを伴わない、遊技者への利益付与のみが行われる役である。
RAM1003は、CPU1001と互いにインターフェイスをとっており、CPU1001のワーキングエリアとして機能する。具体的には、遊技や図柄変更の制御に必要なフラグや変数の値の書き込み及び読み出しが行われる。それゆえ、RAM1003には、種々の抽選テーブルを格納するための領域TRが形成されている。特に、このRAM1003のテーブル格納領域TRには、(1)上記演出パターンを決定する際に使用されるテーブルT1(図13参照)と、(2)上記非内部当選役としての複数種類の小役入賞図柄から1つの図柄を抽出する際に使用されるテーブルT2(図14参照)と、(3)上記ATにおいてATゲーム数を抽選により決定する際に使用されるテーブルT3(図15参照)と、(4)上記ATゲーム数が決定された後にリール6L,6C,6Rの回転を停止するパターンを抽選により決定する際に使用されるテーブルT4(図16参照)とが格納されている。
クロックパルス発生回路1004は、基準クロックパルスを発生させるための回路であって、発生させた基準クロックパルスをCPU1001に供給する。
乱数発生器1005は、役成立、演出パターン、小役入賞図柄抽出、AT移行、ATゲーム数及びリール停止パターンに関する電子抽選をマシン内部で行う際に用いられる乱数を発生させ、この発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出するための手段であって、抽出した乱数をCPU1001に供給する。例えば、役成立抽選を行うに際して乱数を発生させるコマンドが、CPU1001から乱数発生器1005に対して与えられると、乱数発生器1005は、所定の範囲の乱数を発生させ、その乱数の値を示す信号をCPU1001に出力する。
ランプ駆動制御回路1007は、CPU1001からの指示信号に基づいてランプ駆動信号を生成し、この生成したランプ駆動信号を各種のランプ7A〜7E,8〜12に与える。その結果、各種のランプ7A〜7E,8〜12は、所定の事象を告知するために点灯又は点滅する。
表示器駆動制御回路1008は、CPU1001からの指示信号に基づいて表示器駆動信号を生成し、この生成した表示器駆動信号を各種の表示器14〜16に与える。その結果、各種の表示器14〜16は、所定の事象を表示する。
LCD駆動制御回路1009は、CPU1001からの指示信号に基づいてLCD駆動信号を生成し、この生成したLCD駆動信号をLCD18に与える。その結果、LCD18は、その表示面上に種々の遊技演出情報を表示する。
音出力制御回路10010は、CPU1001からの指示信号に基づいて音出力信号を生成し、この生成した音出力信号をスピーカー19A,19Bに与える。その結果、スピーカー19A,19Bは、遊技状況に応じた効果音を発する。
ホッパー駆動制御回路10011は、CPU1001からの指示信号に基づいてホッパー駆動信号を生成し、この生成したホッパー駆動信号をホッパー30に与える。その結果、ホッパー30は、貯留しているメダルを受け皿22に放出する。
[抽選テーブルの構成]
(演出パターン抽選テーブル)
図13を参照して、演出パターン抽選テーブルT1では、乱数値「0〜25」、乱数値「26〜50」及び乱数値「51〜256」に関連付けて演出パターン「1」〜「3」が登録されている。それゆえ、CPU1001が乱数値「0〜25」をサンプリングしたときには、上記演出パターン「1」が選択される。CPU1001が乱数値「26〜50」をサンプリングしたときには、上記演出パターン「2」が選択される。CPU1001が乱数値「51〜256」をサンプリングしたときには、上記演出パターン「3」が選択される。すなわち、このテーブルT1は、約4/5の確率で演出パターン「3」が選択されるように構成されている。
(小役入賞図柄抽出テーブル)
図14を参照して、小役入賞図柄抽出テーブルT2は、後述するステップS104で参照されるテーブルであって、乱数値「0〜63」、乱数値「64〜127」、乱数値「128〜191」及び乱数値「192〜256」に関連付けて小役入賞図柄が登録されている。それゆえ、CPU1001が乱数値「0〜63」をサンプリングしたときには、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示よりも先に表示すべき小役入賞図柄として「ベル」が選択される。CPU1001が乱数値「64〜127」をサンプリングしたときには、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示よりも先に表示すべき小役入賞図柄として「チェリー」が選択される。CPU1001が乱数値「128〜191」をサンプリングしたときには、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示よりも先に表示すべき小役入賞図柄として「プラム」が選択される。CPU1001が乱数値「192〜256」をサンプリングしたときには、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示よりも先に表示すべき小役入賞図柄として「BAR」が選択される。
(ATゲーム数抽選テーブル)
図15を参照して、ATゲーム数抽選テーブルT3では、乱数値「0〜190」、乱数値「191〜240」、乱数値「241〜251」及び乱数値「252〜256」に関連付けてATゲーム数が登録されている。それゆえ、CPU1001が乱数値「0〜190」をサンプリングしたときには、ATゲーム数として「10」が選択される。CPU1001が乱数値「191〜240」をサンプリングしたときには、ATゲーム数として「30」が選択される。CPU1001が乱数値「241〜251」をサンプリングしたときには、ATゲーム数として「50」が選択される。CPU1001が乱数値「252〜256」をサンプリングしたときには、ATゲーム数として「100」が選択される。
(リール停止パターン抽選テーブル)
図16を参照して、リール停止パターン抽選テーブルT4は、AT遊技の際に使用されるテーブルであって、乱数値「0〜42」、乱数値「43〜86」、乱数値「87〜130」、乱数値「131〜174」、乱数値「175〜215」及び乱数値「216〜256」に関連付けてリール停止パターン「1」〜「6」が登録されている。それゆえ、CPU1001が乱数値「0〜42」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「1」が選択され、この選択されたリール停止パターン「1」に基づいてリール6L,6C,6Rの停止順序(左→中→右)が決定される。CPU1001が乱数値「43〜86」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「2」が選択され、この選択されたリール停止パターン「2」に基づいてリール6L,6C,6Rの停止順序(左→右→中)が決定される。CPU1001が乱数値「87〜130」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「3」が選択され、この選択されたリール停止パターン「3」に基づいてリール6L,6C,6Rの停止順序(中→右→左)が決定される。CPU1001が乱数値「131〜174」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「4」が選択され、この選択されたリール停止パターン「4」に基づいてリール6L,6C,6Rの停止順序(中→左→右)が決定される。CPU1001が乱数値「175〜215」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「5」が選択され、この選択されたリール停止パターン「5」に基づいてリール6L,6C,6Rの停止順序(右→左→中)が決定される。CPU1001が乱数値「216〜256」をサンプリングしたときには、リール停止パターン「6」が選択され、この選択されたリール停止パターン「6」に基づいて6L,6C,6Rの停止順序(右→中→左)が決定される。
[制御の流れ]
(遊技全体の制御の流れ)
図17を参照して、まず、制御装置100内のCPU1001は、賭けラインが有効化されてベットが完了するのを待つ(ステップS1)。マニュアル投入モードでメダルを投入口24から投入したり、クレジットモードでベットボタン25を押してメダルをスロットマシン1に投入したりすることによって、賭けラインが有効化されると、CPU1001は、ベットが完了したと判断し、始動レバー26が操作されるのを待つ(ステップS2)。このとき、スタートランプ8が点灯又は点滅する。
始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役成立抽選を行う(ステップS3)。このとき、内部的にBB役が成立した場合には、CPU1001は、当該BB役の入賞図柄を決定する。内部的にRB役が成立した場合には、CPU1001は、当該RB役の入賞図柄を決定する。内部的に小役が成立した場合には、CPU1001は、当該小役の入賞図柄を決定する。
上記役成立抽選が終了すると、CPU1001は、リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS4)。その結果、表示窓5内においてリール6L,6C,6Rの図柄の変動表示が開始される。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、上記小役成立抽選においてBB役が内部的に成立したか否かを判別する(ステップS5)。このとき、BB役が内部当選している場合には、CPU1001は、全てのリール6L,6C,6Rが停止するのに伴って遊技の結果が確定するまでに、換言すれば、最終のリール図柄の変動が停止するまでの所定のタイミングで当該BB役の入賞図柄の表示態様を決定するための処理を行う(ステップS6)。その後、CPU1001は、処理をステップS9に移す。他方、BB役が内部当選していない場合には、CPU1001は、上記BB役入賞図柄表示態様決定処理を行うことなく、処理をステップS7及びステップS8に移す。なお、BB役入賞図柄表示態様決定処理の内容については、後述する。
ステップS7及びステップS8に移行すると、CPU1001は、停止ボタン27L,27C,27Rが押圧操作されて目押しが完了し、且つ、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止するのを待つ。各停止ボタン27L,27C,27Rの目押しが行われるに伴って、CPU1001は、その目押し順序に応じて各リール6L,6C,6Rの回転を順次停止させる。その結果、表示窓5内において回転リール6L,6C,6Rの図柄の変動が順次停止表示される。全停止ボタン27L,27C,27Rの目押しが完了し、且つ、全リール6L,6C,6Rの回転した場合には、CPU1001は、処理をステップS9に移す。
ステップS9に移行すると、CPU1001は、BB役の入賞が成立したか否かを判別する。このとき、有効ライン上にBB役入賞図柄の組み合わせが揃い、BB役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、当該BB役の入賞に対応する利益を賭け対象メダルの入力モードに応じた態様で遊技者に対して利益を付与する(ステップS10)。具体的には、マニュアル投入モードでは、メダルが受け皿22に払い出される。これに対して、クレジットモードでは、クレジットの上限を超えない範囲で払い出されるメダルがクレジットとして、スロットマシン1にストアーされる。但し、クレジットの上限を超える場合には、その上限を超える数のメダルが受け皿22に払い出される。この利益付与態様は、以下においても同じである。その後、CPU1001は、BBゲーム処理を行う(ステップS11)。このBBゲーム処理が終了した後、CPU1001は、処理をステップS12に移す。他方、BB役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、処理をステップS15に移す。なお、BBゲーム処理の内容については、従来公知の処理内容と同様であるのでその説明を省略する。
ステップS15に移行すると、CPU1001は、RB役の入賞が成立したか否かを判別する。このとき、有効ライン上にRB役入賞図柄の組み合わせが揃い、RB役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、当該RB役の入賞に対応する利益を付与する(ステップS16)。その後、CPU1001は、RBゲーム処理を行う(ステップS17)。このRBゲーム処理が終了した後、CPU1001は、処理をステップS12に移す。他方、RB役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、処理をステップS18に移す。なお、RBゲーム処理の内容については、従来公知の処理内容と同様であるのでその説明を省略する。
ステップS18に移行すると、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する。このとき、有効ライン上に小役入賞図柄の組み合わせが揃い、小役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、小役に対応する利益を付与する(ステップS19)。この利益付与後、CPU1001は、処理を再びステップS1に戻してベットの完了を待つ。他方、小役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、上記利益付与処理を行うことなく、処理をステップS1に戻す。
ステップS12に移行すると、CPU1001は、ATに移行させるか否かを決定するための抽選を行う。具体的には、CPU1001は、乱数をサンプリングし、このサンプリングした乱数の値に基づいて抽選を行う。この抽選の当否判定を行うステップS13において、サンプリング乱数値がはずれの範囲内の値である場合には、CPU1001は、当該抽選にはずれたと判断し、処理をステップS1に戻してベットが完了するのを待つ。他方、サンプリング乱数値が当たりの範囲内の値である場合には、CPU1001は、当該抽選に当選したと判断し、遊技状態をAT状態に移行させてAT処理を行う(ステップS14)。このとき、AT告知ランプ11が点灯する。なお、AT処理の内容については、後述する。
(BB役入賞図柄表示態様決定処理の制御の流れ)
図18を参照して、BB役入賞図柄表示態様決定処理では、まず、制御装置100内のCPU1001は、演出パターンを決定するための抽選を行う(ステップS101)。具体的には、CPU1001は、乱数をサンプリングし、このサンプリングした乱数の値をパラメーターとしてRAM1003に格納されている抽選テーブルT1を参照し、それによって演出パターンを決定する。
上記サンプリング乱数値が演出パターン「1」に属する範囲内の値である(ステップS102においてYES)場合には、CPU1001は、図19に示すように、内部当選役としてのBB役の入賞図柄及び非内部当選役としての小役の入賞図柄の両者を共にLCD18の演出画像上に表示することなく、処理をステップS108に移す。
上記サンプリング乱数値が演出パターン「2」に属する範囲内の値である(ステップS102においてNOで且つステップS103においてYES)場合には、CPU1001は、内部当選役としてのBB役の入賞図柄のみをLCD18の演出画像上に所定の態様で重ねて表示する(ステップS107)。例えば、図20に示すように、BB役入賞図柄「7」は、演出画像の右上隅に重ねて表示される。その後、CPU1001は処理をステップS108に移す。
上記サンプリング乱数値が演出パターン「3」に属する範囲内の値である(ステップS103においてNO)場合には、CPU1001は、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示に先立って表示すべき非内部当選役としての小役の入賞図柄を抽出する(ステップS104)。具体的には、CPU1001は、乱数をサンプリングし、このサンプリングした乱数の値をパラメーターとしてRAM1003に格納されている抽出テーブルT2を参照し、それによって先に表示すべき非内部当選役としての小役の入賞図柄を決定する。この抽出が終了した後、CPU1001は、全リール図柄の変動直後に、当該抽出した非内部当選役としての小役の入賞図柄をLCD18の演出画像上に所定の態様で表示する(ステップS105)。例えば、図21(A)に示すように、上記小役入賞図柄として「BAR」が抽出された場合には、この抽出された「BAR」が演出画像の右上隅に重ねて表示される。このように、抽出した非内部当選役としての小役の入賞図柄の表示が終了した後、CPU1001は、最終のリール図柄の変動が停止するまでの所定のタイミングで、当該小役入賞図柄の表示を消し、内部当選役としてのBB役入賞図柄をLCD18の演出画像上に所定の態様で表示する(ステップS106)。例えば、図21(B)に示すように、BB役入賞図柄「7」が演出画像の右上隅に重ねて表示される。その後、CPU1001は処理をステップS108に移し、全リールの回転停止を待って、本処理を終了する。
なお、上記演出パターン「3」に従って図柄を演出表示する際の、小役図柄表示及びBB役図柄表示並びに小役図柄からBB役図柄への切替表示に関するタイミングは、上記の演出表示態様に限定されるものではなく、「遊技の結果が確定するまでに」という条件の下で、任意に設定することができる。
(AT処理の制御の流れ)
図22を参照して、AT処理では、まず、制御装置100内のCPU1001は、ATゲーム数を決定するための抽選を行う(ステップS201)。具体的には、CPU1001は、乱数をサンプリングし、このサンプリングした乱数の値をパラメーターとしてRAM1003に格納されている抽選テーブルT3を参照し、それによってATゲーム数を決定する。この抽選に先立って、ATゲーム数がイニシャライズされる。
上記ATゲーム数抽選が終了すると、CPU1001は、当該抽選により決定されたATゲーム数をセットする(ステップS202)。このとき、ゲーム数表示器15にセットされた小役ゲーム数が表示される。
ベットが完了し、且つ、始動レバー26が操作されると、CPU1001は、役成立抽選を行い(ステップS203〜ステップS205)、その後、リール6L,6C,6Rの回転を開始させる(ステップS206)。
リール6L,6C,6Rの回転が開始されると、CPU1001は、役成立抽選において内部的に小役が成立しているか否かを判別する(ステップS207)。このとき、小役が内部当選している場合には、CPU1001は、小役入賞の成立を支援するために目押しをアシストする演出処理を行い(ステップS208)、その後、処理をステップS209及びステップS210に移行する。他方、小役が内部当選していない場合には、上記目押しアシスト演出処理を行うことなく、処理をステップS209及びステップS210に移す。なお、目押しアシスト演出処理の内容については、後述する。
ステップS209及びステップS210において、全停止ボタン27L,27C,27Rの目押しが完了し、且つ、全てのリール6L,6C,6Rの回転が停止すると、CPU1001は、BB役の入賞が成立したか否かを判別する(ステップS211)。このとき、BB役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、それに応じた利益を付与し(ステップS212)、その後、BBゲーム処理を割り込ませる(ステップS213)。この割り込みNBBゲーム処理終了後、CPU1001は、処理をステップS214に移す。他方、BB役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、処理をステップS216に移す。
ステップS216に移行すると、CPU1001は、RB役の入賞が成立したか否かを判別する。このとき、RB役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、それに応じた利益を付与し(ステップS217)、RBゲーム処理を割り込ませる(ステップS218)。この割り込みRBゲーム処理終了後、CPU1001は、処理をステップS214に移す。他方、RB役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、処理をステップS219に移す。
ステップS219に移行すると、CPU1001は、小役の入賞が成立したか否かを判別する。このとき、小役の入賞が成立した場合には、CPU1001は、それに応じた利益を付与し(ステップS220)、その後、処理をステップS214に移す。他方、小役の入賞が成立しなかった場合には、CPU1001は、上記利益付与処理を行うことなく、処理をステップS214に移す。
ステップS214に移行すると、CPU1001は、ATゲーム数を「+1」インクリメントする。このATゲーム数がインクリメントされる度に、残りのATゲーム数がゲーム数表示器15に表示される。その後、CPU1001は、ATゲーム数がセットゲーム数に到達したか否かを判別する(ステップS215)。このとき、未だATゲーム数がセットゲーム数に達していない場合には、CPU1001は、ATを継続し、再び処理をステップS203に戻してベットの完了を待つ。他方、ATゲーム数がセットゲーム数に到達した場合には、CPU1001は、AT処理を終了する。
(目押しアシスト演出処理の制御の流れ)
図23を参照して、目押しアシスト演出処理では、まず、制御装置100内のCPU1001は、LCD18の演出画面上に小役の入賞図柄の組み合わせを構成する各図柄を表示する(ステップS201)。
上記図柄の初期表示が終了すると、CPU1001は、リール6L,6C,6Rの停止パターンを決定するための抽選を行う(ステップS302)。具体的には、CPU1001は、乱数をサンプリングし、このサンプリングした乱数の値をパラメーターとしてRAM1003に格納されている抽選テーブルT4を参照し、それによってリール停止パターンを決定する。
上記リール停止パターン抽選が終了すると、CPU1001は、LCD18の演出画面上に、当該抽選により決定されたリール停止パターンに則した目押し操作順序を表示する(ステップS303)。
すなわち、目押しアシスト演出処理においては、図5に示すように、LCD18上では、小役入賞図柄を有効ラインに沿って揃わせるための図柄変動停止順序を告知する、矢印から成る告知画像が表示されると共に、停止すべきリール6L,6C,6Rに対向する表示窓5の領域における周縁部に告知画像が表示される。このように、小役の入賞を成立させるためのリール6L,6C,6Rの停止順序を告知する告知画像を、LCD18における停止すべきリール6L,6C,6Rに対向する表示窓5の周縁部の領域に表示させることによって、遊技者は、表示窓5内に変動表示されているリール図柄を見ながらその視線をあまり移動させることの無い状態で、停止すべきリールがリール6L,6C,6Rのうち何れであるかを遊技に集中させた状態で的確に把握できる。その結果、目押し操作順序を間違えることが少なくなる。同様にして、図6及び図7に示すように、LCD18上の演出画面の適宜領域に順次小役の入賞を支援するための告知画像が表示される。なお、告知画像としては、矢印画像以外にも、丸印などの記号や文字、或いは、キャラクターの演出など、停止すべき図柄変動列に対向する表示窓領域を示す様々な画像を用いることが可能である。
[作用・効果]
本実施の形態によると、以下の作用・効果を奏する。
(1)BB役が内部当選している場合には、遊技の結果が確定するまでに、内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示に先立って、高確率で非内部当選役としての小役の入賞図柄が表示される。具体的には、まず、全リール図柄の変動開始直後に、上記BB役よりも利益付与量の少ない上記小役入賞図柄がLCD18の演出画像上に重ねて表示される。その後、最終のリール図柄の変動が停止するまでの所定のタイミングで上記BB役入賞図柄がLCD18の演出画像上に重ねて表示される。そのため、最初に小役入賞図柄が表示された段階では、遊技者は、役成立抽選において内部当選役としてBB役が成立しなかったと一度は落胆するが、その後、BB役入賞図柄が表示された段階では、遊技者は、やはり役成立抽選において内部当選役としてBB役が成立していることを改めて認識し直すことになり、一度落胆した分だけその喜びは大きなものとなる。これに伴って、BB役入賞に対する遊技者の期待感は、従来に比べて、大幅に高くなる。このように、役成立抽選の結果に対する告知態様にインパクトを与えることによって、役成立抽選でBB役が内部当選した旨が演出告知された場合に、遊技者を確実にヒートアップさせることができる。
(2)入賞図柄を表示するに当たり、3つの演出パターンのうち何れのパターンで演出表示を行うか否かを決定するための抽選が行われる。演出パターン「1」で演出表示を行う旨の決定が為された場合には、LCD18の演出画像上に内部当選役としてのBB役入賞図柄及び非内部当選役としての小役図柄の両者が共に表示されない。演出パターン「2」で演出表示を行う旨の決定が為された場合には、LCD18の演出画像上に内部当選役としてのBB役の入賞図柄のみが表示される。演出パターン「3」で演出表示を行う旨の決定が為された場合には、LCD18の演出画像上に非内部当選役としての小役の入賞図柄及び内部当選役としてのBB役の入賞図柄の両者がこの順に従って表示される。このように入賞図柄表示にバリエーションを持たせることで、上記インパクト感が大きくなる。その結果、役成立抽選においてBB役が内部当選した旨が演出告知された場合には、遊技者は、より一層ヒートアップすることになる。
(3)内部当選役としてのBB役の入賞図柄の表示に先立ち、非内部当選役としての小役の入賞図柄が表示される際には、互いに種類の異なる複数の小役入賞図柄から無作為に1つの図柄が抽出され、この抽出された小役入賞図柄がLCD18の演出画像上に表示される。これにより、小役入賞図柄の表示からBB役入賞図柄の表示へと移るパターンが多岐に亘ることになる。そのため、非内部当選役としての小役の入賞図柄として何れの図柄が最初に表示されれば、その後、内部当選役としてのBB役の入賞図柄が表示されるであろう、といった予測を遊技者側で立て難くなる。これは、ある意味で遊技に関する遊技者の経験則もあまり役に立たなくなるとも云える。その結果、役成立抽選においてBB役が内部当選した場合の遊技者の喜びは、計り知れないものとなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
(1)上記実施の形態では、遊技の結果が確定するまでに、役成立抽選でBB役が内部的に成立していることを条件として、内部当選役としてのBB役入賞図柄の表示に先立ち、非内部当選役としての小役入賞図柄を表示する例について記載が、役成立抽選でRB役が内部的に成立している場合にも、内部当選役としてのRB役入賞図柄の表示に先立って非内部当選役としての小役入賞図柄を表示するようにしてもよい。
(2)本発明を、役成立抽選でボーナス役が内部的に成立した場合に、ボーナス役の入賞を成立させずに、ボーナス役を持ち越して累積的にストックする、いわゆるストック機と称されているスロットマシンに適用しても本発明の目的は十分に達成される。具体的には、例えば、役成立抽選におけるチェリー役の内部当選をストック解除抽選の実行要件としているストック機に適用する場合には、役成立抽選でチェリー役が内部当選したときにチェリー図柄を表示し、その後、上記ストック解除抽選に当選し、それによって上記ストックされたボーナス役の放出を伴うボーナスゲームが提供される状態(ボーナス放出状態)となったときに、上記チェリー図柄画像をボーナス図柄画像に変化させるようにすればよい。また、同ストック機において、上記ボーナス放出状態であれば、そのゲームにおいて小役が内部当選した場合に、当該小役図柄画像を表示した後にボーナス図柄画像を表示することも考えられる。他方、ストックタイムの継続がゲーム数で決定されており、そのゲーム数が消化されることによってストックタイムが解除され、これを契機としてボーナス放出が可能になるストック機に適用する場合には、上記ストックされたボーナス役が存在していることを条件として、上記ゲーム数が消化された次のゲームにおいて小役図柄画像及びボーナス図柄画像をこの順に従って表示すればよい。
(3)上記実施の形態では、上記演出パターン「2」又は演出パターン「3」に従って内部当選役としてのBB役の入賞図柄告知に関する表示態様として、LCD18の演出画像上に重ねて表示する例について記載したが、上記演出画像表示と上記BB役入賞図柄の告知表示とを互いに切り替えて表示してもよい。また、LED表示装置を用いて、上記演出画像表示と上記BB役入賞図柄の告知表示とを互いに切り替えるようにしてもよい。
(4)上記実施の形態では、LCD18と表示窓5との間に小さなクリアランスが生じるように、正面パネル4にLCD18を装着しているが、図24に示すように、LCD18の下端縁と表示窓5の上端縁とが重なるように形成したり、或いは、図25に示すように、LCD18の下端縁が表示窓5の上端縁よりも下方に位置するようにLCD18を正面パネル4に装着したりしてもよい。
(5)上記実施の形態では、正面パネル4に3つのリール6L,6C,6Rに対向する1つの表示窓5を形成しているが、図26に示すように、正面パネル4に3つのリール6L,6C,6Rの各々に対向する3つの表示窓5A,5B,5Cを個別に設けるようにしてもよい。
(6)上記実施の形態では、本発明をメカニカルリールスロットマシンに適用した例について記載したが、本発明をシミュレートリールスロットマシンに適用しても、本発明の目的は十分に達成し得る。
その他、本明細書に添付した特許請求の範囲内での種々の設計変更及び修正を加え得ることは勿論である。
本発明は、役成立抽選の結果に対する告知態様にインパクトを与え、それによって役成立抽選でボーナス役が内部当選した旨が告知された場合に、遊技者を確実にヒートアップさせるゆえ、役成立抽選結果を表示するスロットマシン、及びスロットマシンの制御方法、並びにスロットマシンの制御プログラムとして有用である。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンの外観構成を示す斜視図である。 スロットマシンの正面図である。 スロットマシンの側面図である。 スロットマシンの上面図である。 LCDの右側部領域に告知画像を表示させた状態を図解的に説明するためのスロットマシンの正面図である。 LCDの中央領域に告知画像を表示させた状態を図解的に説明するためのスロットマシンの正面図である。 LCDの左側部領域に告知画像を表示させた状態を図解的に説明するためのスロットマシンの正面図である。 LCDの表示面が表示窓に対して前傾している様子を簡略化して示す図である。 LCDの表示面及び表示窓同士の寸法関係を簡略化して示す図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図であって、前扉を開けた状態を示す。 スロットマシンの一部を切り欠いて示す側面図である。 制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 演出パターン抽選テーブルの構成を示す図である。 小役入賞図柄抽出テーブルの構成を示す図である。 ATゲーム数抽選テーブルの構成を示す図である。 リール停止パターン抽選テーブルの構成を示す図である。 遊技全体の制御の流れを示すフローチャートである。 BB役入賞図柄表示態様決定処理の制御の流れを示すフローチャートである。 演出パターン「1」での演出表示態様を示す図である。 演出パターン「2」での演出表示態様の一例を示す図である。 演出パターン「3」での演出表示態様の一例を示す図である。 AT処理の制御の流れを示すフローチャートである。 目押しアシスト演出処理の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施に係るスロットマシンの正面図であり、LCDの下端縁と表示窓の上端縁とが重なるような配置状態としたスロットマシンを示す。 本発明の他の実施の形態に係るスロットマシンの正面図であり、LCDの下端縁が表示窓の上端縁よりも下方に位置するような配置状態としたスロットマシンを示す。 本発明の他の実施の形態に係るスロットマシンの正面図であり、表示窓を各リールと対向するように複数個形成したスロットマシンを示す。
符号の説明
1 スロットマシン
5(5L,5C,5R) 表示窓
6A,6C,6R 回転リール
18 LCD
26 始動レバー
27L,27C,27R 停止ボタン
100 制御装置
1001 CPU
1002 ROM
1003 RAM
T1 演出パターン抽選テーブル
T2 小役入賞図柄抽出テーブル

Claims (4)

  1. 列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンであって、
    このスロットマシンは、
    遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるための制御手段を含むことを特徴とするスロットマシン。
  2. 上記一の役は、ボーナス役であり、他方上記他の役は、ボーナス役より利益付与量の少ない役であることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンを制御するための方法であって、
    この制御方法は、
    遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるためのステップを含むことを特徴とするスロットマシンの制御方法。
  4. 列毎に複数種類の図柄の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示手段と、役の成立に関する内部抽選を行う役成立抽選手段と、図柄表示手段による図柄の変動表示を開始させるための始動操作手段と、図柄変動列に対応して設けられており、図柄表示手段による図柄の変動表示を停止表示させるための複数の停止操作手段と、遊技の演出に関連する情報を表示させるための表示手段とを備え、上記始動操作手段が操作されることを契機として、上記役成立抽選手段により内部抽選が行われると共に、列毎に図柄の変動表示が開始され、その後、上記複数の停止操作手段が操作されると、変動表示されている図柄が当該各停止操作手段の操作順序に応じて順次停止表示され、全ての列に属する図柄が停止表示されたときに入賞判定が行われ、その結果、有効ライン上において停止図柄の組み合わせが上記役成立抽選手段による内部抽選で内部的に成立した役の入賞を示す図柄の組み合わせと一致した場合には、その入賞役の種類に応じた利益を遊技者に付与するスロットマシンを制御するためのプログラムであって、
    この制御プログラムは、
    遊技の結果が確定するまでに、上記役成立抽選手段による内部抽選で一の役が内部的に成立していることを条件として、当該一の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるに先立って、当該一の役とは異なる種類の他の役の入賞図柄を上記表示手段により表示させるための手順を含み、
    この手順は、コンピューターにより実行されることを特徴とするスロットマシンの制御プログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007195578A (ja) * 2006-01-23 2007-08-09 Taiyo Elec Co Ltd 回胴式遊技機
JP2007236651A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Samii Kk スロットマシン
JP2008029730A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Samii Kk スロットマシン
JP2008029733A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Samii Kk スロットマシン

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