JPH09220042A - 中通し釣竿 - Google Patents

中通し釣竿

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JPH09220042A
JPH09220042A JP5104196A JP5104196A JPH09220042A JP H09220042 A JPH09220042 A JP H09220042A JP 5104196 A JP5104196 A JP 5104196A JP 5104196 A JP5104196 A JP 5104196A JP H09220042 A JPH09220042 A JP H09220042A
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JP
Japan
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rod
fishing line
pipe
fishing
rod pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5104196A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Komura
恭央 小村
Masaki Ota
征記 太田
Yoshihisa Kato
好尚 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前側竿管を保持して後側竿管の管壁に設けた
釣糸導入部の近くに前側竿管の釣糸挿通開口を位置させ
て釣糸挿通作業を容易にさせると共に、更に後方まで収
納する際に邪魔にならない保持構造を有する中通し釣竿
を提供する。 【解決手段】 管壁に設けられて外部から内部に釣糸を
導入することのできる釣糸導入部14を有する後側竿管
10に、振出式に継ぎ合わされる前側竿管12の後側釣
糸挿通開口12Tの後ろに、半径方向に弾性変形可能な
大径部42を延設し、前側竿管12を後側竿管10内に
収納する方向に移動させると、前記釣糸導入部14近く
の前記後側竿管の内面側44に前記大径部42が圧接し
て前側竿管12が保持されるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸通しを行い易く
する中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し釣竿では、釣糸を内部に挿通させ
る作業が有り、この作業を如何に簡便に素早く行えるか
は、中通し釣竿の使用価値を大きく左右する。この構造
を開示したものとして特開平7−67504号公報があ
る。この公報開示技術に対する従来技術としての本出願
人の実公昭61−19655号公報において、後側竿管
側に設けた環状部材によって、短く収納する前側竿管を
受け止めて釣糸を挿通させる構造を開示しているため、
前側竿管の後端の釣糸挿通開口を避け、この開口より前
部側位置に保持部を設ける構造を開示している。また、
特開平7−31339号公報には、竿管内部に入り込む
よう釣糸ガイド部材を傾斜状に設けた釣竿では、この釣
糸ガイド部材の前側端部で先竿を受け止めて糸通しする
構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者公報のこうした前
部側に設ける構造の他、前側竿管側において、釣糸挿通
開口の後ろに簡便に低コストで保持作用部を設けて、釣
糸導入の際に後側竿管の釣糸導入部の近くに前側竿管の
釣糸挿通開口を位置させることもできる。後者公報の開
示技術では、先竿を更に後方まで収納させることができ
ない。
【0004】依って本発明は、前側竿管を保持して後側
竿管の管壁に設けた釣糸導入部の近くに前側竿管の釣糸
挿通開口を位置させて釣糸挿通作業を容易にさせると共
に、更に後方まで収納する際に邪魔にならない保持構造
を有する中通し釣竿の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、管壁に設けられて外部から内部に釣糸を導入するこ
とのできる釣糸導入部を有する後側竿管に振出式に継ぎ
合わされる前側竿管の後側釣糸挿通開口の後ろに、半径
方向に弾性変形可能な大径部を延設し、前側竿管を後側
竿管内に収納する方向に移動させると、前記釣糸導入部
近くの前記後側竿管の内面側に前記大径部が圧接して前
側竿管が保持されることを特徴とする中通し釣竿を提供
する。
【0006】前側竿管の後側釣糸挿通開口の後ろに大径
部を延設しており、後側竿管に収納移動した場合に釣糸
導入部の近くの内面側に圧接保持するよう構成されてい
るため、糸通しを行う際に前側竿管がぐらつかず、糸通
しが容易になると共に、圧接という作用で保持している
ので、そのまま前側竿管を更に後方まで収納移動させる
際の邪魔にならず、仕舞寸法を短くすることも可能であ
る。また、後側釣糸挿通開口の後ろに大径部を延設して
いるため、大径部は所望の弾力を得ることが容易にな
り、設計が容易であると共に、低コスト化が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る中通し釣竿の収納状態の縦断面図であり、図2は
糸通しを行う際の要部縦断面図、図3は中竿の栓体の側
面図、図4は図3の栓体を後方から見た図である。元竿
10には中竿12が、該中竿12には穂先竿30が、夫
々振出式に継ぎ合わせ可能に構成されている。これらの
各竿管は、炭素繊維等の強化繊維を使用した繊維強化プ
ラスチックで形成されているが、材料は限定されない。
この例では元竿10が後側竿管であり、中竿12が前側
竿管である。即ち、元竿10には、釣糸18を導入する
ための開口14Aを形成したセラミックス製の釣糸ガイ
ド14Gが配設されて釣糸導入部14を形成している。
この釣糸導入部14を設けるための孔を管壁に形成して
いるため、この付近10Aはその強度不足を補強すべく
厚肉に形成されている。
【0008】また、この釣糸導入部14の後方部には、
リール16を固定するリール装着装置20が取り付けら
れており、竿尻には竿尻部品22が着脱自在に螺合され
ている。22Kはクッション部材である。穂先竿30の
先端にはトップガイド32が着脱自在に螺合されてお
り、該トップガイドの基部34は中竿12の先端部に保
持されるような外径に形成されている。従って、図1に
示すように中竿内に穂先竿30が収納されると、該中竿
の先端部で穂先竿のトップガイドが軽く保持される。ま
た、中竿12の先端部には保持部材36が着脱自在に螺
合されており、中竿12を元竿10内に収納すると、該
中竿の先端部の保持部材36が元竿10の先端部に係止
し、中竿12と前記竿尻部品22との間に空間Kを残す
ように構成されている。
【0009】図1に示すように、釣糸18を挿通させた
状態で釣竿を仕舞っても、中竿12の後部から出た釣糸
は元竿の竿尻部品22とねじ部40Nによって螺合され
た中竿12の栓体40との間に挟まれることなく折り返
すことができ、釣糸導入部14を介してリール16に至
っている。従って、釣糸を挿通させた状態のまま釣竿を
仕舞っても、釣糸18に折り癖を付けたり釣糸が損傷す
ることを防止できる。竿尻部品22のクッション部材2
2Kは中竿12が不測の事態で元竿10の端部にまで落
下した場合のことを考慮して設けている。収納時の穂先
竿30はトップガイドの基部34を介して中竿12に保
持されているため、その後端部は必ずしも中竿の栓体4
0によって保持される必要はないが、栓体40によって
保持されておれば、後述の糸通しが更に容易になる。ま
た、尻栓部材22を外し、トップガイド32と栓体40
と保持部材36を外せば、中竿12と穂先竿30が元竿
10の後端部から抜き取れ、掃除等のメインテナンスが
容易になる。
【0010】前記中竿12の後端部に着脱可能に螺合し
た栓体40は、例えば合成樹脂で製作されており、内部
にセラミックス製の釣糸ガイドリングGが配設されてお
り、その前後は釣糸の挿通できる開口が形成されてお
り、その釣糸挿通開口端部12Tの後ろに略180度離
隔させた2個の大径延設部42を形成している。この大
径延設部42は栓体の半径方向に弾性変形可能である。
一方、元竿10の釣糸導入部14の近くであって、該釣
糸導入部の前方位置の元竿内部には、環状のスペーサー
44が固着されている。このスペーサーの内径は前記大
径延設部42の自由状態での外径よりも小さく形成され
ており、中竿12を収納するように後方に移動させれ
ば、大径延設部42がこの環状スペーサー44に圧接す
る。
【0011】この圧接作用によって中竿12が保持され
る。従って、糸通し具や釣糸自体を釣糸導入部14を介
して、該釣糸導入部の近くに位置している中竿12の釣
糸挿通開口端部12Tから、中竿内に挿通させる作業が
容易になる。前記環状スペーサー44の後端面は後方が
拡径する傾斜状に形成されており、また前記栓体40の
ガイドリングGの後部内面40Kも後方に拡径する傾斜
状に形成されており、糸通し作業が更に容易になる。こ
の場合、穂先竿30の後端部が図のように栓体40の前
部内面に保持されておれば、糸通し具等は中竿に挿通す
ると同時に穂先竿内部にも挿通するため、作業が極めて
容易になる。
【0012】中竿12を収納して釣糸導入部14の近く
の位置に正確に素早く保持させるためには、例えば、環
状スペーサー44の内面に環状の溝44Mを設け、この
溝に前記大径延設部42を係合させるように形成すれ
ば、節度感によって中竿12の適切な収納位置が容易に
感知でき、便利である。また、この大径延設部42はこ
の実施形態例では2個であるが、1個又は3個以上配設
してもよいが、円周方向に多数個配設しておけば、保持
が安定する。
【0013】大径延設部42を釣糸挿通開口端部12T
の後ろに形成すると、栓体40の機能とは切り離して形
成でき、設計上の自由度が向上し、半径方向の弾性力の
調節が自由にでき、また、ラフな寸法でも保持作用が果
たせる。従って、低コスト化が図れる。大径延設部は栓
体40と一体に形成することが簡便な製造方法である
が、別部品を形成して後で固着させてもよいし、着脱自
在に構成して、損傷した場合に交換できるようにしても
よい。大径延設部42の材料は栓体40と同じでもよ
く、別材料でもよく、合成樹脂、ゴム、金属、繊維強化
プラスチック等でもよい。金属に限らないが、特に金属
では薄く形成したり、幅を狭くしたり、延設方向(後
方)に長く形成すること等による形状の工夫で弾性変形
をさせ易くすることができる。
【0014】環状スペーサー44は元竿本体の成形時
に、同様な繊維強化プリプレグを使用して一体に形成し
てもよく、また他の形態でもよく、要は、大径延設部4
2が圧接できる内径を提供すればよい。従って、元竿先
端部の振出継合部の後部から釣糸導入部の近くの位置ま
で元竿内径を略同径に形成して、その間の何処でも中竿
が保持できるように構成してもよい。また大径延設部4
2の存在によって、仮に保持部材36を外した場合に中
竿12が落下しても、釣糸18は各大径延設部42の間
の空間に入ることができ、釣糸の損傷が防止できる。更
には、中竿12を振出して元竿10の先端部の継合部に
継ぎ合わせた場合に、何等かの原因でこの継合領域の継
ぎ合わせが緩んでも、大径延設部42の存在によって元
竿内面を(軽く)押圧することが可能であり、中竿が落
下することを防止できる。
【0015】図5は、前側竿管の釣糸挿通開口の後方に
設けた大径延設部42を圧接させる環状スペーサー44
に代る部材であって、大径延設部42の通る空間の大き
さ(径)を調節できる、即ち、圧接力の調節できる構造
を示している。板状の弾力性部材52を、元竿10の外
部から上下の位置を調節できるねじ部品50によって押
して、大径延設部42の通る空間の大きさ(径)を調節
する。また、中竿12を収納する方向に移動させた場
合、凸部52Kの存在による抵抗によって釣人が保持す
べき位置を感知でき、保持作業が容易になる。この形態
の場合、大径延設部42は多数配設されるか、或いは上
側(部材52側)領域に多く配設することが好ましい。
【0016】以上の形態例では、釣竿の釣糸導入部14
は元竿に形成されているが、この導入部は中竿に形成し
てもよく、この場合、この釣糸導入部を有する中竿が後
側竿管であり、これに振出式に継ぎ合わされる穂先竿、
或いは第2の中竿が前側竿管である。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、設計が容易であって低コスト化の図れる構造
で、後側竿管の管壁に設けた釣糸導入部の近くに前側竿
管の釣糸挿通開口を位置させて該前側竿管を保持し、釣
糸挿通作業を容易にさせることができると共に、更に後
方まで収納する際に邪魔にならない保持構造を有する中
通し釣竿が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る振出式釣竿の縦断面図であ
る。
【図2】図2は図1とは異なる状態の要部縦断面図であ
る。
【図3】図3は図1の釣竿に使用されている栓体の側面
図である。
【図4】図4は図3の後面視による図である。
【図5】図5は本発明に係る釣竿の他の形態例を示す要
部の縦断面図である。
【符号の説明】
10 後側竿管 12 前側竿管 12T 釣糸挿通開口端部 14 釣糸導入部 40 栓体 42 大径延設部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁に設けられて外部から内部に釣糸を
    導入することのできる釣糸導入部を有する後側竿管に振
    出式に継ぎ合わされる前側竿管の後側釣糸挿通開口の後
    ろに、半径方向に弾性変形可能な大径部を延設し、 前側竿管を後側竿管内に収納する方向に移動させると、
    前記釣糸導入部近くの前記後側竿管の内面側に前記大径
    部が圧接して前側竿管が保持されることを特徴とする中
    通し釣竿。
JP5104196A 1996-02-14 1996-02-14 中通し釣竿 Pending JPH09220042A (ja)

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