JPH09219685A - 双方向通信システム - Google Patents

双方向通信システム

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Publication number
JPH09219685A
JPH09219685A JP8025581A JP2558196A JPH09219685A JP H09219685 A JPH09219685 A JP H09219685A JP 8025581 A JP8025581 A JP 8025581A JP 2558196 A JP2558196 A JP 2558196A JP H09219685 A JPH09219685 A JP H09219685A
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JP
Japan
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error correction
transmission
data
transmission data
section
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JP8025581A
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Shintaro Uno
新太郎 宇野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上で誤りの少ないデータを効率
よく通信する。 【解決手段】 親局2に双方向通信用の伝送路4a〜4
nを介して接続された宅内局3a〜3nとからなるCA
TV通信システムであって、センター局2は、宅内局3
a〜3nとへ伝送するデータを制御信号の入力に応じて
誤り訂正情報「有」の下り伝送フォーマット40あるい
は誤り訂正情報「無」の下り伝送フォーマット60のい
ずれか一方の形態で加工するフレーム同期ビット生成部
25およびTDM変調部27、各宅内局3a〜3nから
の伝送データに影響を与える事象を測定するBER特性
計測部21、時刻計測部22、サービスエリア設定部2
3と、それぞれから得られた信号a、b、cに基づいて
伝送データに影響を与える事象を判定し、伝送データに
影響がある場合、誤り訂正「有」の伝送フォーマット4
0で伝送データを生成するようフレーム同期ビット生成
部25に制御信号を出力する誤り訂正・タイムスロット
長判定部24とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばケーブルテ
レビジョン(CATV)ネットワーク上などで、伝送帯
域を所定の周波数位置にて上り伝送帯域と下り伝送帯域
とに分離しセンター局と複数の宅内局間で双方向通信を
行うCATV通信システムなどの双方向通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、センター局と複数の宅内局間を双
方向通信用の伝送路を介して接続してなるCATV通信
システムなどは、宅内局の増加に伴い、通信上の雑音対
策および伝送効率の向上が急務となっている。
【0003】通常、CATV通信システムは、センター
局と複数の宅内局間で双方向通信を行う上で、伝送帯域
を各宅内局からセンター局への上り伝送帯域と、センタ
ー局から各宅内局への下り伝送帯域とに分離しており、
各宅内局からセンター局へは情報提供要求を送信し、セ
ンター局から各宅内局へは、上記要求に応じて映画ソフ
トや会議環境などを提供するということが行われてい
る。
【0004】一般に、この種のデータ通信に利用される
伝送フォーマットの形態としては、誤り訂正ビットを付
加したフォーマットと、誤り訂正ビットのないフォーマ
ットとがあり、いずれも欠点と利点を有している。
【0005】例えば誤り訂正ビットの有る伝送フォーマ
ット、つまり各情報タイムスロットに誤り訂正コード
(以下FECと略す)を付加したデータの場合は、伝送
中に発生する雑音の影響を受けたデータをセンター局あ
るいは宅内局で受信した場合、そのデータの誤り訂正が
可能なので、データを正確に伝送することができる。
【0006】この反面、1フレームの長さを固定長とし
て考えると、FECを付加したデータは、このFECの
長さの分だけ、各宅内局が使えるタイムスロット数が少
なくなる。
【0007】また、誤り訂正ビットのない伝送フォーマ
ット、つまり各情報タイムスロットにFECを付加しな
いデータの場合は、FECを付加したデータよりも各宅
内局が使えるタイムスロット数が多くなるものの雑音に
対しては弱くなり、比較的雑音の少ない伝送環境を必要
とする。
【0008】一般に、CATV通信システムなどは、1
か所に設置されたセンター局に対して宅内局がいくつも
接続されている都合上、伝送路上において各宅内局から
の上り帯域に流合雑音が混入することが多い。この流合
雑音は、サービスエリア、時間帯、伝送路の品質などに
よって大きく変動するが、データ伝送の安全性を優先す
る上では、流合雑音が大きい場合を考慮して、通常、誤
り訂正ビットの有る伝送フォーマットでデータを伝送し
ている。
【0009】しかしながら、この場合、伝送フォーマッ
トの形態上、各情報タイムスロット毎にFECを付加す
ることからデータ伝送効率が悪くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の双方向通信システムでは、伝送路上に発生する流合
雑音を考慮して誤り訂正ビットの有る伝送フォーマット
でデータを伝送しているが、このように伝送フォーマッ
トを固定化すると、時間・場所・伝送路品質によって変
動する流合雑音に対して柔軟に対応できなくなりデータ
伝送効率が悪くなるという問題があった。
【0011】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、通信上の雑音に対して柔軟に対応で
き、誤りの少ないデータを効率よく伝送することのでき
る双方向通信システムを提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の双方向通信システムは、
親局と、この親局に双方向通信用の伝送路を介して接続
された子局とからなる双方向通信システムにおいて、前
記親局が、前記子局へ伝送するデータを、他からの制御
に応じて誤り訂正情報有りの伝送フォーマットあるいは
誤り訂正情報なしの伝送フォーマットのいずれか一方の
形態に加工する伝送データ生成手段と、前記伝送データ
生成手段により生成されたいずれか一方の伝送フォーマ
ットの形態の伝送データを前記伝送路を通じて前記子局
へ送信し通信する通信手段と、前記通信手段により通信
される伝送データに影響を与える事象を検出する検出手
段と、前記検出手段によりデータに影響を与える事象が
検出された場合、誤り訂正情報有りの伝送フォーマット
で伝送データを生成するよう前記データ生成手段を制御
する制御手段とを具備したことを特徴としている。
【0013】この発明では、通常、検出手段により伝送
データに影響を与える事象が検出されない場合は、誤り
訂正情報なしの伝送データが生成されて子局と通信す
る。
【0014】一方、検出手段により伝送データに影響を
与える事象が検出された場合は、誤り訂正情報有りの伝
送データが生成されて子局と通信するようになる。
【0015】したがって、伝送データに影響を与える事
象、つまり雑音などに対して柔軟に対応でき、誤りの少
ない正確なデータを効率よく伝送することができる。
【0016】請求項2記載の発明の双方向通信システム
は、伝送データ生成手段が、誤り訂正情報有りの伝送デ
ータと誤り訂正情報なしの伝送データとを、伝送フォー
マット上のフレーム同期パターンを変えることで生成す
ることを特徴としている。
【0017】この発明では、伝送データ生成手段は、フ
レーム同期パターンを変えて誤り訂正情報有りの伝送デ
ータと誤り訂正情報なしの伝送データとを生成するの
で、宅内局では、受信した伝送データのフレーム同期パ
ターンの違いを検出することにより、どちらの伝送デー
タが伝送されてきたかを判定でき、伝送データに応じた
情報処理を行うことができる。
【0018】請求項3記載の発明の双方向通信システム
は、伝送データ生成手段が、誤り訂正情報有りの伝送デ
ータを制御ビットを付加して生成することを特徴として
いる。 この発明では、伝送データ生成手段は、誤り訂
正情報有りの伝送データを制御ビットを付加して生成す
るので、宅内局では、受信した伝送データに制御ビット
があるか否かを検出することにより、どちらの伝送デー
タが伝送されてきたかを判定でき、伝送データに応じた
情報処理を行うことができる。
【0019】請求項4記載の発明の双方向通信システム
は、通信手段が、伝送データを時分割多重して通信する
時分割多重変復調装置およびヘッドエンドから構成され
ていることを特徴としている。
【0020】この発明では、時分割多重変復調装置およ
びヘッドエンドによって、伝送データが時分割多重して
通信される、いわゆるTDMA方式の通信に有効であ
る。
【0021】請求項5記載の発明の双方向通信システム
は、検出手段が、BER特性を測定するBER特性測定
手段と、時刻を計測する時刻計測手段と、子局の配置さ
れた地域情報が設定されたサービスエリア設定手段と、
前記BER特性測定手段により測定されたBER特性が
所定値を越えた場合、前記時刻計測手段により計測され
た時刻がある時刻範囲になった場合、ある子局からのデ
ータ送信要求に対して前記サービスエリア設定手段を参
照して前記子局が設置されている地域が所定地域であっ
た場合など、これらのうち、少なくとも一つが生じた場
合に伝送データに影響を与える事象が生じたものと判定
する判定手段とを有することを特徴としている。
【0022】この発明では、BER特性、時間帯、サー
ビスエリアの中で、少なくとも1つに伝送データに異常
を与える事象が発生したか否かによって伝送フォーマッ
トの形態を自動的に切り替えるので、伝送路を有効に利
用してデータを伝送したり、誤りの少ない正確なデータ
を伝送できる。
【0023】すなわち、時間・場所・伝送路品質に応じ
て誤り訂正の有る伝送データと誤り訂正のない伝送デー
タとを生成し、そのときのタイムスロットの構成を自動
的に切り替えてデータを伝送することにより、雑音に対
して柔軟に対応でき、誤りの少ない正確なデータを効率
よく伝送することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の双方向通信システムに係る
一つの実施形態であるCATV通信システム全体の構成
例を示す図、図2はセンター局の内部構成の一例を示す
図、図3は宅内局の内部構成の一例を示す図である。
【0026】図1において、1は公衆網であり、例えば
ISDN回線や電話回線などである。2はセンター局
(親局)であり、公衆網1と接続されている。またこの
センター局2には、複数の宅内局(子局)3a〜3nが
それぞれの伝送路4a〜4nを介して接続されている。
#1〜#nは、各宅内局3a〜3nにそれぞれ割り当て
られたタイムスロットの番号を示す。各伝送路4a〜4
nは双方向通信用のものである。センター局2は、公衆
網1に接続されたCATV制御局5、CATV制御局5
と各宅内局3a〜3nとの間で通信されるデータを変復
調する時分割多重変復調装置(TDM変復調装置)6、
変復調された伝送信号を多重・集線して各宅内局3a〜
3nと通信するヘッドエンド7などから構成されてい
る。ここでTDMとは、Time Division Multiplex をい
う。
【0027】上記センター局2のCATV制御局5とT
DM変復調装置6とを各機能毎に表現したものが図2で
ある。
【0028】同図において、21はビットエラーレート
特性計測部(以下BER特性計測部と称す)であり、ネ
ットワーク上のデータ伝送品質を診る上でのBER特性
を計測して逐次出力する。22は時刻計測部であり、1
日の時刻(時、分、秒など)を計測して逐次出力する。
23はサービスエリア設定部であり、各宅内局毎にそれ
ぞれが配置されている地域情報が設定されている。24
は誤り訂正・タイムスロット長判定部であり、BER特
性計測部21より周期Tで入力される出力信号a、時刻
計測部22より周期T´または周期Tで入力される出力
信号b、サービスエリア設定部23からの地域情報信号
cなどに応じて、伝送データのフォーマットの形態を切
り替えるか否かを判定し、その判定結果に応じて制御信
号を出力する。ここで、サービスエリア設定部23から
の地域情報信号cは、ネットワークのサービスエリアが
決まれば一意に決まるものであるが、誤り訂正・タイム
スロット長判定部24への同期入力としても構わない。
25はフレーム同期ビット生成部であり、誤り訂正・タ
イムスロット長判定部24からの制御信号に応じて、2
つのフレーム同期パターン(フレーム同期ビット)のう
ちの一方を生成する。26は制御部であり、このシステ
ムの通信を制御し通信路の設定および解放などを行う。
例えば宅内局3aから宅内局3bなどに対する発呼要求
を受けた場合、その発呼要求通知に対して、空いている
タイムスロットを探し出し、宅内局3aと宅内局3bと
が通信できるタイムスロットを割当てる。また各宅内局
3a〜3nへ伝送する情報データをTDM変調部27へ
受け渡したりもする。TDM変調部27は、フレーム同
期ビット生成部25で生成されたフレーム同期パターン
と、制御部26からの情報データとが入力され、各フォ
ーマットの形態で変調してヘッドエンド7へ送る。28
はTDMA復調部であり、ヘッドエンド7から受け取っ
た信号からフレーム同期ビットおよび情報データなどを
抽出(復調)する。29は誤り訂正部であり、TDMA
復調部28よりフレーム同期パターンおよび情報データ
などを受け取り、フレーム同期ビットの種類に応じて情
報データの誤り訂正を行ったり、また誤り訂正を行わず
に制御部26へ転送する。
【0029】図3に示すように、各宅内局3a〜3nに
は、TDM復調部31、フレーム周期判定部32、制御
部33、誤り訂正符号部34およびTDMA変調部35
などが備えられている。TDM復調部31は受信された
時分割多重信号をフレーム同期パターン(フレーム同期
ビット)および情報データなどに復調しフレーム周期判
定部32および制御部33へ転送する。フレーム周期判
定部32はTDM復調部31からのフレーム同期パター
ンを自身に予め設定されている複数のフレーム同期パタ
ーンと比較して誤り訂正処理の必要性の「有」、「無」
を判定し、その判定結果を誤り訂正符号部34とTDM
変調部35へ送信する。誤り訂正符号部34は誤り訂正
が「有」の場合に、以後制御部33からの送信データ
(情報ビット)に誤り符号を付加してTDMA変調部3
5へ渡す。TDMA変調部35は制御部33からの情報
ビットを、TDM復調部31からの送信タイミング信号
の入力タイミングで各フォーマットの形態で変調し送信
する。制御部33は受信したデータを端末に伝えたり、
端末からのデータをセンター局2へ伝えるために加工す
るものである。
【0030】ここで、図4および図5を参照して伝送デ
ータのフォーマット形態について説明する。図4は誤り
訂正「有」のときの上り下りの各方向の伝送フォーマッ
トの一例を示す図、図5は誤り訂正「無」のときの上り
下りの各方向の伝送フォーマットの一例を示す図であ
る。
【0031】一般に、タイムスロットを利用したデータ
の伝送方式としては、複数のタイムスロットのうち、宅
内局3a〜3nがどのタイムスロットを用いるかをセン
ター局が割当てるデマンドアサイン方式と、予め各宅内
局3a〜3n毎にタイムスロットを割当てるプリアサイ
ン方式とがあるが、この実施形態のCATV通信システ
ムでは、デマンドアサイン方式を利用した伝送フォーマ
ットについて説明する。なお本システムは、上記デマン
ドアサイン方式についてのみ限定されるものではなくプ
リアサイン方式でもよい。
【0032】例えばデマンドアサイン方式の伝送フォー
マットは、上り下りの各方向毎に誤り訂正情報有りと誤
り訂正情報無しの場合がそれぞれ設定されている。
【0033】図4(a)に示すように、誤り訂正情報有
りの下り方向の伝送フォーマット40は、フレーム同期
パターン41、制御タイムスロット42、下り情報タイ
ムスロット群#1〜#mなどから構成されている。それ
ぞれの下り情報タイムスロット#1〜#mは、ガードビ
ット部44、情報データ部45、誤り訂正コード部(F
EC部)46、ガードビット部47などからなる。
【0034】また図4(b)に示すように、誤り訂正情
報有りの上りの方向の伝送フォーマット50は、制御タ
イムスロット52、上り情報タイムスロット群#1〜#
mなどから構成されている。それぞれの上り情報タイム
スロット群#1〜#mは、ガードビット部54、情報デ
ータ部55、誤り訂正コード部(FEC部)56、ガー
ドビット部57などからなる。
【0035】また図5(a)に示すように、誤り訂正情
報無しの下り方向の伝送フォーマット60は、フレーム
同期パターン61、制御タイムスロット62、下り情報
タイムスロット群#1〜#mなどから構成されている。
それぞれの下り情報タイムスロット#1〜#mは、ガー
ドビット部64、情報データ部65、ガードビット部6
7などからなる。
【0036】また図5(b)に示すように、誤り訂正情
報無しの上り方向の伝送フォーマット70は、制御タイ
ムスロット72、上り情報タイムスロット群#1〜#n
などから構成されている。それぞれの上り情報タイムス
ロット群#1〜#nは、ガードビット部74、情報デー
タ部75、ガードビット部77などからなる。
【0037】以下、図6を参照して、このCATV通信
システムの動作を説明する。
【0038】このCATV通信システムでは、宅内局3
a〜3nとセンター局2との間で伝送路4a〜4nを通
じてTDMA方式の通信が行われる。例えば上り方向、
つまり宅内局3a〜3nからセンター局2側に対して
は、上り方向用の伝送フォーマットのうちの一つの情報
タイムスロットを使用してデータを送信する。また下り
方向、つまりセンター局2から宅内局3a〜3nに対し
ては、下り方向用の伝送フォーマット内の一つの情報タ
イムスロットを使用してデータを送信する。
【0039】このCATVネットワークに属する宅内局
3a〜3nのうち、例えば宅内局3aが宅内局3bと通
信する場合に、宅内局3aは上り伝送フォーマットの制
御用タイムスロット34を用いてセンター局2へ発呼通
知信号を送信する。
【0040】センター局2では、ヘッドエンド24にて
多重・集線し、TDM変復調装置23にて復調し、CA
TV制御局5にて、発呼通知から空いているタイムスロ
ットを探し出し、宅内局3aと宅内局3nとが通信でき
るタイムスロットを割当てる。 例えば宅内局3aに情
報タイムスロット#1を割当て、宅内局3bに情報タイ
ムスロット#2を割当てる。
【0041】そして、CATV制御局5は、下りの制御
タイムスロット32を用いてタイムスロット割当通知を
宅内局3a、3bそれぞれへ通知する。
【0042】すると、宅内局3a、3bは、センター局
2との間で導通試験を行い、宅内局3aと宅内局3bと
の通信が可能となる。なお、ここでは詳細なプロトコル
制御の動作は省略する。
【0043】制御部26では、センター局2と宅内局3
a、3b間での通信路の設定を行う。その後、宅内局3
aから伝送されてきた伝送データは、ヘッドエンド7で
受信されてTDMA復調部9で復調され、伝送データ中
の宅内局3bへ本来送るべき情報データが抽出されて誤
り訂正部29を通じて制御部26へ渡される。
【0044】一方、BER特性計測部1、時刻計測部2
などによりネットワークの伝送品質・時間などが計測さ
れ、BER特性計測部1からは、周期T毎に出力信号a
が誤り訂正、タイムスロット長判定部24へ出力され
る。また時刻計測部2からは、周期T´毎に出力信号b
が誤り訂正、タイムスロット長判定部24へ出力され
る。 さらに、サービスエリア設定部3からは、伝送デ
ータの送信元である宅内局3aと宛先である宅内局3b
とがそれぞれ存在するネットワークサービスエリアを示
す情報cが誤り訂正、タイムスロット長判定部24へ出
力される。
【0045】誤り訂正、タイムスロット長判定部24で
は、BER特性計測部1からの周期Tでの入力a、時刻
計測部2からの周期T´での入力b、サービスエリア設
定部3からの入力cに基づいて、図6に示すフローチャ
ートで伝送データの形態を誤り訂正「有」とするか誤り
訂正「無」とするかを判定する。
【0046】すなわち、同図に示すように、BER特性
計測部1からの入力であるBER値aの値がスレッショ
ルド値Kよりも大きい場合には(ステップ501 のY )、
誤り訂正を「有」とし(ステップ502 )、BER値aが
スレッショルド値Kよりも小さい場合には(ステップ50
1 のN )、誤り訂正を無とする(ステップ503 )。
【0047】また時刻計測部2からの入力である時刻b
が指定時刻範囲K´内であれば(ステップ504 のY )、
誤り訂正を「有」とし(ステップ502 )、指定範囲K´
外であれば(ステップ504 のN )、誤り訂正を「無」と
する(ステップ503 )。
【0048】さらにサービスエリア設定部3からの入力
であるサービスエリア値cが指定エリアK″内であれば
(ステップ505 のY )、誤り訂正を「有」とし(ステッ
プ502 )、指定範囲K″外であれば(ステップ505 のN
)、誤り訂正を「無」とする(ステップ503 )。つま
り、BER特性、時刻、サービスエリアのうち、いずれ
か1つでも条件を満たせば、誤り訂正を「有」とする。
なお上記スレッショルド値Kや指定時刻範囲K´、指定
エリアK″などは、実務経験上、得られる数値であり、
予め誤り訂正・タイムスロット長判定部24に設定して
おく。またコマンド入力によって各数値を可変すること
もできる。さらにはAIエキスパートツールなどを駆使
して各数値を統計的に求めても構わない。
【0049】誤り訂正の「有」、「無」を判定すること
は、伝送フォーマットを切り替えることを意味してい
る。
【0050】したがって、誤り訂正「有」の場合には、
伝送フォーマット40となり、誤り訂正「無」の場合に
は、伝送フォーマット60となる。これにより、タイム
スロット長は、誤り訂正「有」の方よりも誤り訂正
「無」の方が短くなる。またタイムスロット数は、誤り
訂正「有」の方よりも誤り訂正「無」の方が多くなる。
すなわち#m>#nとなる。
【0051】誤り訂正、伝送フォーマット判定部24か
ら出力される伝送フォーマットを切り替えるための制御
信号は、フレーム同期ビット生成部25、TDMA復調
部9、誤り訂正部8に送られる。誤り訂正・タイムスロ
ット長判定部24からの制御信号がTDMA復調部9、
誤り訂正部8へ入力されると、TDMA復調部9、誤り
訂正部8では、どの伝送フォーマットで宅内局3a〜3
nからデータが送られて来るか、誤り訂正があるか否か
などを識別し受信されるデータを待機する。
【0052】一方、フレーム同期ビット生成部25に制
御信号が入力されると、フレーム同期ビット生成部25
では、伝送フォーマット上のフレーム同期ビットを替え
るようなフレーム同期ビットパターンFまたはF´を生
成し、TDM変調部6へ転送する。制御部26からも、
抽出された情報データがTDM変調部6へ転送される。
TDM変調部6では、送られてきたフレーム同期パタ
ーンFまたはフレーム同期パターンF´と、制御部7か
ら送られてきた情報データとが合わせられて、対応する
伝送フォーマット40、60のうちの一方で変調(加
工)されて、ヘッドエンド7へ送られ、時分割多重信号
とされて宛先の宅内局3bへ伝送路4bを通じて送信さ
れる。
【0053】一方、宅内局3bでは、伝送路4bを通じ
てセンター局2から受信された時分割多重信号をTDM
復調部31にて復調する。この際、復調されたフレーム
同期パターンFまたはフレーム同期パターンF´のいず
れかをフレーム同期判定部32へ転送する。
【0054】フレーム同期判定部32では、TDM復調
部31からのフレーム同期パターンFまたはフレーム同
期パターンF´を、自身に予め記憶されてる誤り訂正
「有」のパターンや誤り訂正「無」のパターンと比較
し、受信された伝送データが誤り訂正「有」であるか、
誤り訂正「無」であるかを判定し、この判定結果を誤り
訂正符号部34とTDMA変調部35へ送信する。
【0055】誤り訂正符号部34では、誤り訂正「有」
の場合には、誤り符号を情報ビットに付加してTDMA
変調部35へ渡す。誤り訂正「有」の場合と誤り訂正
「無」の場合とでは、伝送フォーマットが異なるので、
TDMA変調部35で情報データあるいは制御データを
出力するタイミングが異なってくる。つまり誤り訂正
「有」の場合には、伝送フォーマット50で伝送データ
を生成し、誤り訂正「無」の場合は、伝送フォーマット
70で伝送データを生成するため、タイムスロット送出
タイミングがフレーム同期後に異なってくる。例えば宅
内局3bがタイムスロット#1を使用する場合に、伝送
フォーマット50での送信タイミング#1と、伝送フォ
ーマット70での送信タイミング#1とは異なる。
【0056】したがって、TDMA変調部35は、送信
タイミング信号をTDM復調部31から受け取り、受信
データのフレーミングに同期させて新たな送信データを
送信する。
【0057】このようにこの実施形態のCATV通信シ
ステムによれば、BER特性、時刻、サービスエリアな
どの変化に応じて伝送データに誤り訂正コード(FEC
部)56を付加するか否かを判定しタイムスロット長の
自動切り替えを行うことにより、流合雑音が小さい場合
には誤りFEC部56を無くして利用可能なタイムスロ
ット数を多くし、流合雑音が大きい場合には、FEC部
56を付加して雑音に強い情報を伝送するので、その時
々に応じて通信上の雑音に対して柔軟に対応でき、誤り
の少ないデータを効率よく伝送することができる。
【0058】またフレーム同期ビット生成部25で伝送
フォーマット上のフレーム同期ビットをフレーム同期パ
ターンFまたはフレーム同期パターンF´のいずれかに
切り替えることによって誤り訂正の「有」、「無」、あ
るいは下り方向の2種類の伝送フォーマットのうちどち
らの形態でデータが生成されているかなどを各宅内局3
a、3bなどへ通知するので、各宅内局3a、3bで
は、伝送データのフレーム同期ビットを読み取ることに
より、伝送データを再生することができる。またセンタ
ー局2へ返す送信データの伝送フォーマットの形態も決
定できる。
【0059】すなわち、各宅内局3a〜3nでは、フレ
ーム同期パターンFを有するデータ構成のデータが伝送
されて来れば、誤り訂正が「有」と判別し、フレーム同
期パターンF´が来れば、誤り訂正がないことを判別
し、それぞれに応じてデータを再生したり、以降の伝送
フォーマットの形態を決めることができる。
【0060】なお上記実施形態では、本発明を実施する
ための一例についていくつかの図を参照して説明した
が、これらの図に記載されたブロック構成や伝送フォー
マットなどは、単なる一例であって本発明はこの実施形
態のみに限定されるものではない。
【0061】またシステム内の各宅内局3a〜3nは、
センター局2および公衆網1を通じて公衆網1に接続さ
れているシステム外のCATV端末とも通信することが
できる。この場合、センター局2から公衆網1のCAT
V端末へ呼接続する(外線電話をかける)ため、必ずC
ATV制御局5を介すことになる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送データに影響を与える事象が検出手段で検出されない
場合は、誤り訂正情報なしの伝送データで子局と通信
し、伝送データに影響を与える事象が検出された場合
は、誤り訂正情報有りの伝送データで子局と通信するの
で、伝送データに影響を与える事象、つまり雑音などに
対して柔軟に対応でき、誤りの少ない正確なデータを効
率よく伝送することができる。 またBER特性測定手
段、時刻測定手段、サービスエリア設定手段などを設
け、それぞれの変化を検出し各変化量が所定値を越えた
場合に伝送フォーマットの形態を誤り訂正「有」へ自動
的に切り替えることにより、流合雑音などが発生すると
きのみ伝送データを誤り訂正「有」として雑音に強いデ
ータを伝送し、それ以外はタイムスロット数を多くして
伝送路を効率よく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態のCATV通信システ
ム全体の構成を示す図である。
【図2】このCATV通信システムのセンター局の構成
を示す図である。
【図3】このCATV通信システムの宅内局の構成を示
す図である。
【図4】(a)は誤り訂正「有」のときの下り伝送フォ
ーマットである。(b)は誤り訂正「有」のときの上り
伝送フォーマットである。
【図5】(a)は誤り訂正「無」のときの下り伝送フォ
ーマットである。(b)は誤り訂正「無」のときの上り
伝送フォーマットである。
【図6】センター局の誤り訂正・タイムスロット長判定
部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…公衆網、2…センター局、3a〜3n…宅内局、4
a〜4n…伝送路、5…CATV制御局、6…TDM変
復調装置、7…ヘッドエンド、25…宅内局、26…伝
送路、21…BER特性計測部、22…時刻計測部、2
3…サービスエリア設定部、a…BER特性計測部から
の出力信号、b…時刻計測部からの出力信号、c…サー
ビスエリア設定部からの出力信号、24…誤り訂正・タ
イムスロット長判定部、25…フレーム同期ビット生成
部、26…制御部、27…TDM変調部、28…TDM
A復調部、29…誤り訂正部、31…TDM復調部、3
2…フレーム同期判定部、33…制御部、34…誤り訂
正符号部、35…TDMA変調部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と、この親局に双方向通信用の伝送
    路を介して接続された子局とからなる双方向通信システ
    ムにおいて、 前記親局が、 前記子局へ伝送するデータを、他からの制御に応じて誤
    り訂正情報有りの伝送フォーマットあるいは誤り訂正情
    報なしの伝送フォーマットのいずれか一方の形態に加工
    する伝送データ生成手段と、 前記伝送データ生成手段により生成されたいずれか一方
    の伝送フォーマットの形態の伝送データを前記伝送路を
    通じて前記子局へ送信し通信する通信手段と、 前記通信手段により通信される伝送データに影響を与え
    る事象を検出する検出手段と、 前記検出手段によりデータに影響を与える事象が検出さ
    れた場合、誤り訂正情報有りの伝送フォーマットで伝送
    データを生成するよう前記データ生成手段を制御する制
    御手段とを具備したことを特徴とする双方向通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 伝送データ生成手段は、 誤り訂正情報有りの伝送データと誤り訂正情報なしの伝
    送データとを、伝送フォーマット上のフレーム同期パタ
    ーンを変えることで生成することを特徴とする請求項1
    記載の双方向通信システム。
  3. 【請求項3】 伝送データ生成手段は、 誤り訂正情報有りの伝送データを制御ビットを付加して
    生成することを特徴とする請求項1記載の双方向通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 通信手段は、 伝送データを時分割多重して通信する時分割多重変復調
    装置およびヘッドエンドから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の双方向通信システム。
  5. 【請求項5】 検出手段が、 BER特性を測定するBER特性測定手段と、 時刻を計測する時刻計測手段と、 子局の配置された地域情報が設定されたサービスエリア
    設定手段と、 前記BER特性測定手段により測定されたBER特性が
    所定値を越えた場合、前記時刻計測手段により計測され
    た時刻がある時刻範囲になった場合、ある子局からのデ
    ータ送信要求に対して前記サービスエリア設定手段を参
    照して前記子局が設置されている地域が所定地域であっ
    た場合など、これらのうち、少なくとも一つが生じた場
    合に伝送データに影響を与える事象が生じたものと判定
    する判定手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    の双方向通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008005542A (ja) * 2005-12-21 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誤り制御装置、誤り制御方法及びプログラム
JP2010500796A (ja) * 2006-08-11 2010-01-07 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド 64b66bコード化システムのためのフォワードエラー訂正

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