JPH09217877A - プロテクタ付樹脂チューブ - Google Patents

プロテクタ付樹脂チューブ

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JPH09217877A
JPH09217877A JP8026499A JP2649996A JPH09217877A JP H09217877 A JPH09217877 A JP H09217877A JP 8026499 A JP8026499 A JP 8026499A JP 2649996 A JP2649996 A JP 2649996A JP H09217877 A JPH09217877 A JP H09217877A
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JP
Japan
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resin tube
protector
tip
resin
connector
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Pending
Application number
JP8026499A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kato
和宏 加藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相手部材へ接続するためのフレア加工や、接
続確認が容易で確実に行うことができかつ信頼性が損な
われないプロテクタ付樹脂チューブを提供する。 【解決手段】 プロテクタ20の蛇腹形状部21を収縮
させ、樹脂チューブ10先端が露出した状態で、樹脂チ
ューブをコネクタ30のニップル31に外挿して嵌め合
わせる。樹脂チューブ先端が、漏斗形状のフレア部11
になっているので、ニップルに装着されたOリング33
に損傷を与えることなく、樹脂チューブをコネクタに嵌
め合わせることができる。そして、センサ等により、両
者の嵌め合わせが確実に行われたことの確認が行われ
る。その後、収縮させた蛇腹形状部を復元することによ
り、露出した樹脂チューブの先端を蛇腹形状部によって
被覆する。その結果、接続部分も含めた樹脂チューブ全
体が、プロテクタにより保護されるので、樹脂チューブ
の信頼性が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、樹脂チューブの外周部の
少なくとも一部にゴム製の管状のプロテクタが被せられ
たプロテクタ付樹脂チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用の燃料輸送ホースについ
て、ゴムホースから燃料耐透過性が良い樹脂チューブへ
の転換が計られてきている。さらに、樹脂チューブは、
ゴムホースに比べて軽量でかつ安価であるという利点も
備えているので、ブレーキ系、クラッチ系及び水系等の
配管にも用途が拡大されてきている。しかし、樹脂チュ
ーブの場合、ゴムホースに比べて耐衝撃性の面で劣り、
例えば車両に組み付けられたときのエンジンルーム内で
の他の部品との接触や、車両走行時の跳ね返り石等の衝
突により破損し易いという問題がある。また、樹脂チュ
ーブは、耐火炎性でもゴムホースより劣っており、火災
発生時の耐久時間がゴムホースに比較して短いという問
題もある。このような欠点を補うため、従来の樹脂チュ
ーブには、その外周にゴム製のチューブであるプロテク
タが被せられている。
【0003】ところで、図3に示すように、樹脂チュー
ブ1は、先端外周が断面鋸歯形のニップル4構造を有す
るコネクタや機能部品等の相手部材3に嵌め合わせて接
続されるのであるが、接続不良を防止するため、樹脂チ
ューブ1の先端がニップル4の根元まで充分に外挿され
たか否かの接続確認を行う必要がある。しかし、プロテ
クタ2により樹脂チューブ1が端面まで覆われている場
合、ニップル4へプロテクタ付樹脂チューブを嵌め合わ
せる際に、プロテクタ2が軸線方向にずれて、樹脂チュ
ーブ1の端面を覆うため、樹脂チューブ1の先端がニッ
プル4の根元まで確実に挿入されているか否かの確認が
できなくなる。そのため、例えば図3(a)に示すよう
に、プロテクタ2の先端を、樹脂チューブ1の先端から
10mm程度除去して、樹脂チューブ1の先端が表れる
ようにする必要があった。
【0004】また、一般的に樹脂チューブ1と相手部材
3との接続部分の気密性を高めるために、図3(b)に
示すように、両者の接続部分にOリング5を介在させる
ことが行われている。この場合、樹脂チューブ1の先端
が真直であると、樹脂チューブ1をニップル4に外挿す
るとき、Oリング5を痛めるため、損傷防止の為に、樹
脂チューブ1の先端に、外側に向けて漏斗形状に加工し
たフレア部1aが設けられている。フレア部1aの形成
において、樹脂チューブ1の先端までプロテクタ2を被
せた状態でフレア加工を実施すると、樹脂チューブ1が
フレア形状に拡径されても、プロテクタ2の収縮力によ
りフレア部1aが収縮してしまい、所望のフレア部1a
を形成することができない。そのためにも、プロテクタ
2の先端を、樹脂チューブ1の先端から10mm程度除
去して、樹脂チューブ1の先端が表れるようにする必要
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、たとえ10
mm程度の短い部分といえども、耐衝撃性や耐火炎性の
劣る樹脂チューブ1を露出させることにより、露出部分
が衝撃により破損したり、火炎により溶解したりする可
能性があるため、樹脂チューブ1の信頼性を確保するこ
とができないおそれがある。これに対して、接続確認や
フレア加工の問題を起こさず樹脂チューブ1の端面まで
プロテクタ2で被覆するには、図4(a),(b)に示
すように、樹脂チューブ1とプロテクタ2の端面を同一
面にしたものを用い、樹脂チューブ1を相手部材3の外
周部に嵌め合わせるときには、プロテクタ2の先端をめ
くって樹脂チューブ1の先端を露出させ、その状態で樹
脂チューブ1を相手部材3に嵌め合わせる方法がある。
この場合、樹脂チューブ1と相手部材3の嵌め合わが適
正であることを確認した後、プロテクタ2先端をめくり
戻すことにより、樹脂チューブ1先端を被覆し保護する
ことができる。しかし、この方法によれば、プロテクタ
先端のめくり作業及び復元作業が煩雑で、樹脂チューブ
接続工程の作業性が著しく悪くなるという問題がある。
本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、相
手部材へ接続するためのフレア加工や、接続確認が容易
で確実に行うことができかつ信頼性が損なわれないプロ
テクタ付樹脂チューブを提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の
特徴は、樹脂チューブの一端から所定の長さにわたりゴ
ム製の管状のプロテクタを被せてなるプロテクタ付樹脂
チューブであって、樹脂チューブの少なくとも一端から
プロテクタの軸線方向の所定範囲内、または一端の近傍
位置から軸線方向の所定範囲内のプロテクタを、軸線方
向に伸縮自在な蛇腹形状部としたことにある。
【0007】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、プロテクタ付樹脂チューブを相手部材のニ
ップルに嵌め合わせるときには、プロテクタの蛇腹形状
部を軸線方向の内方に収縮させて、プロテクタ付樹脂チ
ューブの先端の所定部分を露出させる。それにより、プ
ロテクタ付樹脂チューブを相手部材へ嵌め合わせた後、
両者の接続が適正に行われたか否かの接続確認が簡単か
つ確実に行われる。また、例えばプロテクタ付樹脂チュ
ーブと相手部材間にOリングを介在させたものに適用す
るために、樹脂チューブの先端に漏斗形状のフレア加工
を施す場合でも、プロテクタの蛇腹形状部を軸線方向の
内方へ収縮させて容易にフレア加工が実施でき、プロテ
クタ付樹脂チューブを相手部材へ嵌め合わせるとき、O
リングを痛めることなく嵌め合わせが容易に行われる。
さらに、プロテクタ付樹脂チューブの相手部材へ嵌め合
わせの確認後、収縮したプロテクタを元の状態に復元す
ることにより、露出した樹脂チューブの先端部分をプロ
テクタにより被覆することができる。
【0008】その結果、請求項1の発明によれば、相手
部材との接続部分も含めた樹脂チューブ全体が、プロテ
クタにより保護され、プロテクタ付樹脂チューブを相手
部材へ接続するためのフレア加工や接続確認が容易かつ
確実に行われる。そのため、樹脂チューブの弱点である
耐衝撃性及び耐火炎性が補われ、その信頼性が確保され
る。
【0009】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、樹脂チューブの一端から所定の長さにわたりゴ
ム製の管状のプロテクタを被せてなるプロテクタ付樹脂
チューブであって、プロテクタの全長にわたってプロテ
クタを蛇腹形状としたことにある。
【0010】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、プロテクタの可撓性が高まり、またプロテ
クタの収縮及び復元がより容易に行われ、上記請求項1
の発明の効果が確実に得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は、同実施形態に係る燃料輸
送用のプロテクタ付樹脂チューブの、相手部材であるコ
ネクタとの接続部を部分断面図により概略的に示したも
のである。樹脂チューブ10は、図1に示すように、先
端が漏斗形状に開いたフレア部11を設けている。樹脂
チューブ10は、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリ
アミド610、ポリアミド612、ポリアミド11、ポ
リアミド12等のポリアミド樹脂、またはポリブチレン
テレフタル酸基(PBT)等のポリエステル樹脂の何れ
かの材質を用いた単層タイプ、またはこれらを外層と
し、内層としてポリビニリデンフッ化物(PVDF),
ポリクロルトリフルオルエチレン(PCTFE),エチ
レンとテトラフルオルエチレンの共重合体(E/TF
E),エチレンとクロルトリフルオルエチレンの共重合
体(E/CTFE),ヘキサフルオルプロピレンとテト
ラフルオルエチレンの共重合体(FEP),およびフッ
素を加えたアルコキシル基のエチレン樹脂またはペルフ
ルオル・アルコキシル基共重合体(PFA)を内層とす
る2層以上の積層タイプとして形成されている。そし
て、樹脂チューブ10の外周部には、全長にわたってゴ
ム製の管状のプロテクタ20が被せられている。
【0012】プロテクタ20は、図1に示すように、先
端から所定の範囲が軸線方向に伸縮自在な蛇腹形状部2
1になっている。プロテクタ20は、ECO,CSM,
ゴム状塩素化ポリエチレン(CPE)、アクリルゴム
(ACM),クロロプレンゴム(CR),NBR−塩化
ビニル樹脂(PVC)の混合物,EPDM,イソブチレ
ン−イソプレンゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム
等の材質によって形成されている。樹脂チューブ10と
プロテクタ20の間にはわずかに隙間が設けられてお
り、例えば、樹脂チューブ10の外径は8mmφで、プ
ロテクタ20の内径は9mmφになっている。
【0013】樹脂チューブ10が接続される相手部材で
あるコネクタ30は、樹脂製で、図1に示すように、先
端接続部分がニップル31になっている。ニップル31
は、軸線方向断面が鋸歯形状になっており、2番目の鋸
歯状部の先端部分にリング状の溝32を設けている。溝
32には、Oリング33が装着されている。ただし、相
手部材としては、コネクタに限定されることなく、先端
がニップル形状を有する機能部品等も用いられるし、相
手部材の材質も、樹脂以外に金属も用いられる。
【0014】つぎに、プロテクタ付樹脂チューブとコネ
クタ30との接続について説明する。プロテクタ付樹脂
チューブをコネクタ30に嵌め合わせるときに、予め、
プロテクタ20は、図1(b)に示すように、蛇腹形状
部21が軸線方向内方に縮められており、樹脂チューブ
10先端が露出した状態になっている。その状態で、プ
ロテクタ付樹脂チューブをコネクタ30のニップル31
に外挿して嵌め合わせる。樹脂チューブ10の先端は、
漏斗形状に広げられたフレア部11になっているので、
ニップル31に装着されたOリング33に損傷を与える
ことなく、プロテクタ付樹脂チューブをコネクタ30に
嵌め合わせることができる。このように、樹脂チューブ
10とコネクタ30との接続部にOリング33を介装さ
せることにより、両者間の接続の気密性が高められる。
そして、目視またはセンサを用いることにより、樹脂チ
ューブ10の先端がニップル31の根元まで充分に外挿
されたことの確認が行われる。その後、収縮させたプロ
テクタ20の蛇腹形状部21を復元することにより、図
1(a)に示すように、露出した樹脂チューブ10の先
端が蛇腹形状部21によって完全に被覆される。
【0015】その結果、コネクタ30のニップル31と
の接続部分も含めた樹脂チューブ10全体が、プロテク
タ20により保護され、樹脂チューブ10をコネクタ3
0へ接続するためのフレア加工や接続確認が容易かつ確
実に行われる。そのため、樹脂チューブの弱点である耐
衝撃性及び耐火炎性が補われ、その信頼性が確保され
る。
【0016】上記実施形態では、コネクタ30のニップ
ル31にリング状の溝32を設けてOリング33を装着
する場合について説明しているが、他の実施形態とし
て、図2(a)に示すように、ニップル41にOリング
を装着しないコネクタ40にプロテクタ付樹脂チューブ
を嵌め合わせる場合についても、同様のプロテクタ20
を用いることができる。そして、図2(b)に示すよう
に、プロテクタ20の蛇腹形状部21を収縮させて樹脂
チューブ10の先端を露出させた状態で、プロテクタ付
樹脂チューブをコネクタ40へ嵌め合わることにより、
上記実施形態に示したように、両者の嵌め合わせが確実
に行われたことの確認を簡単に行うことができる。その
後、収縮した蛇腹形状部21を復元することにより、コ
ネクタ40との接続部分も含めた樹脂チューブ10全体
が、プロテクタ20により保護されるので、樹脂チュー
ブ10の弱点である耐衝撃性及び耐火炎性が補われ、そ
の信頼性が確保される。
【0017】なお、上記各実施形態においては、プロテ
クタは、先端から所定範囲が蛇腹形状部になっている
が、これに限らず、先端部分を円筒形とし、その内方の
所定範囲を蛇腹形状部としてもよい。また、プロテクタ
全体を蛇腹形状としてもよく、それによりプロテクタの
収縮及び復元作業がより簡単になる。さらに、上記各実
施形態においては、樹脂チューブ全長にわたってプロテ
クタを被覆した場合について説明しているが、これに限
らず、樹脂チューブの必要とされる部分にのみプロテク
タを用いることも可能である。
【0018】なお、上記各実施形態においては、本発明
に係るプロテクタ付樹脂チューブを燃料輸送用に用いた
場合について説明しているが、その他、ブレーキ、クラ
ッチ、パワステ等の高圧オイル用、ラジエータホース、
ヒーターホース等の水系用にも本発明のプロテクタ付樹
脂チューブを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプロテクタ付樹脂チ
ューブと相手部材であるコネクタとの接続状態及びプロ
テクタの蛇腹形状部を収縮させた状態を示す部分破断面
図である。
【図2】他の実施形態であるプロテクタ付樹脂チューブ
とコネクタとの接続状態及びプロテクタの蛇腹形状部を
収縮させた状態を示す部分破断面図である。
【図3】従来例であるプロテクタ付樹脂チューブとコネ
クタとの接続状態(Oリング無しと有り)を示す部分破
断面図である。
【図4】他の従来例であるプロテクタ付樹脂チューブと
コネクタとの接続(Oリング無しと有り)においてプロ
テクタの先端を折り返した状態を示す部分破断面図であ
る。
【符号の説明】
10…樹脂チューブ、11…フレア部、20…プロテク
タ、21…蛇腹形状部、30…コネクタ、31…ニップ
ル、32…溝、33…Oリング、40…コネクタ、41
…ニップル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂チューブの一端から所定の長さにわ
    たりゴム製の管状のプロテクタを被せてなるプロテクタ
    付樹脂チューブであって、前記樹脂チューブの少なくと
    も一端から前記プロテクタの軸線方向の所定範囲内、ま
    たは一端の近傍位置から軸線方向の所定範囲内のプロテ
    クタを、軸線方向に伸縮自在な蛇腹形状部としたことを
    特徴とするプロテクタ付樹脂チューブ。
  2. 【請求項2】 樹脂チューブの一端から所定の長さにわ
    たりゴム製の管状のプロテクタを被せてなるプロテクタ
    付樹脂チューブであって、前記プロテクタの全長にわた
    ってプロテクタを蛇腹形状としたことを特徴とするプロ
    テクタ付樹脂チューブ。
JP8026499A 1996-02-14 1996-02-14 プロテクタ付樹脂チューブ Pending JPH09217877A (ja)

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