JPS6125821A - 二つの部材の接続部の被覆方法および被覆物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、可動する部分、例えば継手を密封してこれを
保護する方法および被覆物に係わり、特に、二つの部材
を相対移動自在に連結する接続部の被覆方法および被覆
物に関するものである。

「従来の技術」 従来、ユニバーサルジヨイント、伸縮継手、あるいは緩
衝器等のように、二つの部材を相対移動自在に連結する
接続部の保護手段として、ゴムあるいはプラスチック等
からなるベローズ状の被覆物が使用されている。

この被覆物は、その内部に接続部を挿通して両端部をホ
ースバンド等によって接続部両側の部材に締めイ・１け
て使用するもので、接続部の屈曲、伸縮等の動作に追従
して容易に変形する長所をもっている。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような被覆物はその両端部の内径と
接続部両側の部材の外径との間に差がある場合に、両端
部の密１ｆ状態が不完全となるおそれがあり、また、密
封状態を得易いように両端部の内径を充分に狭めた場合
には、接続部を挿通しにくくなるという不具合がある。

［問題点を解決するための手段」 前記問題点を解決するために、本発明の被覆力法は接続
部を弾性変形する補強部材とその外側に位置するチュー
ブ状あるいはシート状の熱収縮体とで覆った後に、熱収
縮体を加熱収縮させるものであり、また、本発明の被覆
物はチューブ状の熱収縮体の両端部を除く部分の内面に
、螺旋状、リング状、ベローズ状、または網状等の補強
部材を装着したものである。

「作用」 本発明においては、熱収縮体を加熱収縮させると熱収縮
体の両端部以外の部分が補強部材の外面に沿って密着し
て接続部との間に空間部を有する変形可能な形状に成形
されるとともに、両端部が接続部両側の部材の外面に密
着するまで収縮する。

し実施例］ 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

まず、本発明の被覆物について説明するとＷＳ１図およ
び第２図は第１実施例をを示すもので、チューブ状をな
す熱収縮体１の両ｎＡ部を除く部分の内面に、熱収縮体
１の周方向に沿って螺旋状をなす補強部材２が設けられ
た構成となっている。

前記熱収縮体１は、その外側の部分が主として周方向へ
の熱収縮性を有する熱収縮層３からなるとともに、内側
の部分が熱融着性あるいは常温粘着性を有する接着層４
からなるものである。前記熱収縮層３は、例えばポリエ
チレン、または塩化ビニル等の重合体、あるいはこれら
の共重合体、もしくはエチレンプロピレンゴム、シリコ
ーンゴノ、等によって形成される。また、前記接着層４
は、例えばホットメルト系接着剤（ＥＶＡを主体とする
混和物）、あるいはマスチック系接着剤（ブチルゴムを
主体とする混和物に粘着性を付す−したもの）等によっ
て形成される。

＋ｉｔｆ記補強部材２は、耐熱性を有し、がっ、熱収縮
体１の収縮力、すなわち螺旋の半径方向への圧縮力に抗
して螺旋形状を保持できる剛性を有するとともに、螺旋
の軸方向への圧縮力および引っ張り力、あるいは半径方
向への曲げ力等に対して、容易に弾性変形する柔軟性を
有しており、例えば金属、プラスチックあるいは木材等
によって形成される。

次いで、このように構成された被覆物の使用方法を説明
するとともに、本発明の被覆方法の一実施例を説明Ｖれ
ば、例えば第３図に示すユニバーサルノヨイント等の屈
曲自在な接続部５を前記被覆物に挿通して、補強部材２
が接続部５の外側を覆い、かつ、熱１■縮体１の両端部
が接続部５の両側の部材６を覆うように位置合わせした
後、トーチランプ等によって熱収縮体１を加熱する。こ
のとき、熱収縮体１の両端部以外の部分が補強部材２の
外面に沿って密着するように収縮して螺旋状の凹凸を有
するベローズ状（変形可能な形状）に成形されるととも
に、両端部が両側の部材６の外径まで収縮し、かつ、接
着層４が両側の部材６の外面に密着して、第４図に示す
ように接続部５と補強部材２との間に密封された空間部
Ｓが形成される。

一方、第５図は本発明の被覆物の第２実施例を示すもの
で、熱収縮体１の両端部を除く部分の内面に、熱収縮体
１の内径とほぼ等しい外径を有するリング状の補強部材
７が、熱収縮体１の軸方向に間隔をおいて複数設けられ
た構成となっているこのような被覆物の使用方法につい
ては、第１実施例の被覆物の場合と同様であるので省略
する。

なお、本発明の被覆物において、前記補強部材７は一個
でもよく、接着層４は熱収縮体１の両端部にのみ設ける
ようにしてもよい。また、補強部材２．７以外に例えば
筒状の一組体（金網等）、あるいはベローズ状のゴム、
プラスチック等を補強部材として使用してもよい。さら
に、本発明の被覆方法においては、補強部材２，７と熱
収縮体１とを別個に用意してもよく、例えば接続部５を
補強部材２で覆ってから、その上にシート状の熱収縮体
を巻外付けるようにしてもよい。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば次のような優れた
効果を得ることができる。

ａ）熱収縮体の両端部が接続部両側の部材の外径まで収
縮してこれに密着するため、接続部の密封性が向上し、
水、異物等の侵入を防止して継手部を確実に保護するこ
とができる。

ｂ）加熱前の状態Ｉこおいて、熱収縮体は内径が均一な
チューブ状あるいは平坦なシート状であるため、接続部
への装着が容易である。

Ｃ）熱収縮体が接続部との間に空間部を有する変形可能
な形状に収縮するので、接続部の動作を妨げず、かつ、
接続部の動作時に損傷を受けにくい。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明被覆物の第１実施例を示し
、第１図は斜視図、ｔＩＳ２図は第１図の■−ｎ線に沿
う矢視図、第３図および第４図は本発明被覆方法の一実
施例を説明する要部の縦断面図、第５図は本発明被覆物
の第２実施例を示す斜視図である。 １・・・・・・熱収縮体、２，７・・・・・・補強部材
、３・・・・・・熱収縮層、４・・・・・・接着層、５
・・・・・・接続部、６・・・・・・両側の部材、Ｓ・
・・・・・空間部。 第′１図 第２図　　１ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）二つの部材（６）が相対移動自在に連結されてなる
   接続部（５）を螺旋状またはリング状またはベローズ状
   または編組筒状の補強部材（２、７）と、この補強部材
   の外側に位置させられるチューブ状またはシート状の熱
   収縮体（１）とによって覆い、次いで、前記熱収縮体を
   加熱収縮させることにより熱収縮体の両端部を前記二つ
   の部材の外面に密着させることを特徴とする二つの部材
   の接続部の被覆方法。 ２）熱収縮性を有するとともにチューブ状をなす熱収縮
   体（１）の両端部を除く部分の内面に、弾性変形する補
   強部材（２、７）を設けてなる二つの部材の接続部の被
   覆物。 ３）前記補強部材（２、７）が、螺旋状またはリング状
   をなすことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の二
   つ部材の接続部の被覆物。 ４）前記補強部材がベローズ状をなすことを特徴とする
   特許請求の範囲第２項記載の二つの部材の接続部の被覆
   物。 ５）前記補強部材が編組体によって形成され、かつ、筒
   状をなすことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
   二つ部材の接続部の被覆物。