JPH09217860A - ガス遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁遮断時において弁駆動手段の故障の判定を
行う。 【解決手段】 流量測定手段１および外部センサ２から
の入力信号より異常と判定したとき遮断信号を出力する
制御手段３と、制御手段３からの遮断信号に基づき、遮
断弁４に閉信号出力する弁駆動手段５と、弁駆動手段５
への入力信号レベルとこの弁駆動手段５からの出力信号
レベルとから弁駆動手段５に異常があれば異常信号を出
力する異常検出手段６とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ガスの事故を未然
に防ぐガス遮断装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来この種のガス遮断装置は、図５に示
すような構成になっていた。図５において、１は流量測
定手段で通過ガス流量を測定する。２は外部センサで異
常が検出された場合信号を出力する。３は制御手段で流
量測定手段１からの入力信号と外部センサ２からの入力
信号とから弁駆動手段５を介してガス通路の開閉を行う
遮断弁４に対し遮断信号を出力する。

【０００３】９は報知手段で制御手段３からの報知信号
を受信して報知する。１０は制御手段３からの信号を受
信して表示する表示手段である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、遮断弁を動作させたにもかかわらず、依
然として流量があるような場合、何が原因でそうなって
いるのか判明せず即座に対応できないという課題を有し
ていた。

【０００５】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、弁遮断時に弁駆動手段の故障の判定を行い、異
常があれば、即座に対応できるようにすることを目的と
する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のガス遮断装置に
おいては、遮断弁を駆動する弁駆動手段への入力信号レ
ベルと、この弁駆動手段からの出力信号レベルとから弁
駆動手段の異常を検出する異常検出手段を備えている。
この本発明によれば、遮断弁が遮断されるべきときに作
動しないようなことがあれば、このことがすぐ明らかに
なるので即刻対応できより安全性が向上する。

【０００７】

【発明の実施の形態】上記課題を解決するために、本発
明のガス遮断装置は、通過ガス流量を測定する流量測定
手段と、前記流量測定手段からの信号に基づき異常があ
れば遮断信号を出力する制御手段と、ガス流路の開閉を
行う遮断弁と、前記遮断弁に閉出力を行う弁駆動手段
と、前記弁駆動手段への入力信号レベルと前記弁駆動手
段からの出力信号レベルとから前記弁駆動手段の異常を
検出する異常検出手段と、前記異常検出手段からの信号
に基づき異常を報知する報知手段とを備えたものであ
る。

【０００８】また、さらに、遮断弁の電圧を制御する電
圧制御手段を備え、この電圧制御手段からの信号によ
り、遮断弁が断線であることを検出する断線検出手段を
備えたものである。

【０００９】本発明の第一の手段により、弁遮断時に断
線弁、弁駆動手段に異常があればこれを報知手段によっ
て報知できる。

【００１０】また、第二の手段により、さらに遮断弁が
断線しているかどうかを電圧制御手段によって判定す
る。

【００１１】以下、本発明の実施例を図１〜図４に基づ
いて説明する。図１は第一の実施例のガス遮断装置であ
る。図において、１は流量測定手段で、例えばリードス
イッチ等により通過ガス流量を測定する。２は外部セン
サで、異常が検出された場合、信号を出力する。３は制
御手段で、流量測定手段からの入力信号と外部センサか
らの入力信号とから異常検出時遮断信号を出力する。

【００１２】４は遮断弁で、ガスの通路の開閉を行う。
５は弁駆動手段で、制御手段から遮断信号を受信した場
合、遮断弁４に閉信号を出力する。６は異常検出手段
で、図２に示すように弁駆動手段５への入力信号レベル
（Ｓｉ）と弁駆動手段５の出力信号レベル（Ｓｏ）とか
ら、正常時の信号パターンが得られない場合、制御手段
３に異常信号を出力する。異常信号を受信した制御手段
３は報知信号を発生する。

【００１３】９は報知手段で、制御手段３からの報知信
号を受信して通信などによりセンターへの異常警告を行
う。１０は表示手段で、制御部３からの表示信号を受信
して異常警告をＬＥＤなどにより表示する。

【００１４】図３は第二の実施例のガス遮断装置であ
る。なお、第一の実施例の場合と構成要素が同一のもの
については同一符号を符し、その説明を省略する。

【００１５】７は電圧制御手段で、遮断弁４の電圧を制
御する。８は断線検出手段で、電圧制御手段８からの信
号から遮断弁４の断線を検出し異常時は図４に示した信
号パターンを出力する。すなわち、図４に示すように弁
駆動手段５への入力信号レベル（Ｓｉ）と弁駆動手段５
の出力信号レベル（Ｓｏ）とから、正常時の信号パター
ンが得られない場合制御手段３に異常信号を出力する。
制御手段３は断線検出手段８からの出力信号（Ｓｈ）と
異常検出手段６からの出力信号とから異常内容を判定し
報知する。

【００１６】９は報知手段で、前記制御手段からの報知
信号を受信して通信などによりセンターへの遮断弁およ
び弁駆動手段の異常警告を行う。

【００１７】したがって、異常が発生した場合にはその
内容を表示し報知するので、即時対応が可能となる。

【００１８】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のガス遮断装置によれば遮断弁が当然遮断されるべき
ときに、弁駆動手段等が故障しているため、遮断されて
いないことが報知されるので、この故障に対し即座に対
応することができ、安全性がより一層向上するという効
果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施例におけるガス遮断装置の
構成を示すブロック図

【図２】（ａ）同装置の正常時におけるタイミングチャ
ート （ｂ）同装置の異常時におけるタイミングチャート

【図３】本発明の第二の実施例におけるガス遮断装置の
構成を示すブロック図

【図４】（ａ）同装置の正常時におけるタイミングチャ
ート （ｂ）同装置の異常時におけるタイミングチャート

【図５】従来のガス遮断装置の構成を示すブロック図

【符号の説明】

１ 流量測定手段 ２ 外部センサ ３ 制御手段 ４ 遮断弁 ５ 弁駆動手段 ６ 異常検出手段 ７ 電圧制御手段 ８ 断線検出手段 ９ 報知手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通過ガス流量を測定する流量測定手段と、
   前記流量測定手段からの信号に基づき異常があれば遮断
   信号を出力する制御手段と、ガス流路の開閉を行う遮断
   弁と、前記遮断信号に基づき前記遮断弁に閉出力を行う
   弁駆動手段と、前記弁駆動手段への入力信号レベルと前
   記弁駆動手段からの出力信号レベルとから前記弁駆動手
   段の異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段
   からの信号に基づき異常を報知する報知手段とを備えた
   ガス遮断装置。
2. 【請求項２】遮断弁の電圧を制御する電圧制御手段と、
   前記電圧制御手段からの信号により前記遮断弁の断線を
   検出する断線検出手段とを備えた請求項１記載のガス遮
   断装置。