JPH09133357A - 電池電圧監視装置付きガスメータ - Google Patents

電池電圧監視装置付きガスメータ

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JPH09133357A
JPH09133357A JP28842595A JP28842595A JPH09133357A JP H09133357 A JPH09133357 A JP H09133357A JP 28842595 A JP28842595 A JP 28842595A JP 28842595 A JP28842595 A JP 28842595A JP H09133357 A JPH09133357 A JP H09133357A
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shutoff
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一光 温井
Soubun Satou
左右文 佐藤
Shinichi Sato
真一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスメータの制御装置と遮断弁に電源電圧を供
給する電池の電圧が急激に低下した場合、従来はそれを
検知する手段がなかった。 【解決手段】電池に接続され、高い内部インピーダンス
を有し、遮断弁を駆動するに必要な最低電圧値近傍に低
下したら遮断弁を強制的に閉じる電圧監視装置を制御装
置とは別に設ける。更に、遮断弁を閉じた場合はその旨
を制御装置に通知し、その後手動による遮断弁の開弁に
より復帰が行なわれた場合、制御装置により再度遮断し
再利用を永久に禁止するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやプロパ
ンガス等による事故を未然に防ぐことができる電池電圧
の監視装置付きのガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガスやプロパンガス等を配管により
需要者に供給する場合、需要者毎にガスメータが設けら
れる。このガスメータは、使用したガスの流量を計測し
て表示すると共に、内蔵する電装基板上にマイクロコン
ピュータからなる制御装置を搭載し、各種センサーを利
用してガス漏れや地震が起きた時にガス流路に挿入した
遮断用の電磁弁でガス流路を遮断する等の機能を有して
いる。
【0003】かかるガスメータの制御を行なう制御装置
は、停電時にも正常に動作することができる様に同じ電
装基板に搭載した電池から電源を供給されている。ま
た、この電池は上記遮断弁を駆動するための電源として
も利用される。従って、電池の出力電圧が低下すること
は、遮断弁を閉じることができない或いは正常に制御装
置であるマイクロコンピュータを動作させることができ
ない事態を招くことになる。
【0004】一方、マイクロコンピュータ・チップはそ
れ自体のインピーダンスが非常に高く、消費電力が少な
い。また、その動作が保証される電源電圧も、1.2−
1.3ボルト程度と比較的低く、例えば3ボルトの電池
から供給される電源電圧が経年変化等により多少低下し
ても、正常に動作することができる。
【0005】これに対して、遮断弁を駆動するために
は、遮断弁内のソレノイドコイルに電流を供給して所定
の動力を発生させる必要がある。通常、遮断弁としての
電磁弁は、電力消費を避けるために瞬時電流で閉弁し、
開弁及び閉弁保持に電力を消費しない自己保持型遮断弁
が用いられる。それでも、閉弁時には駆動電流を流す必
要があり、所定の磁力を発生させるためにはある程度の
電圧値が電池から供給される必要がある。
【0006】従って、従来のガスメータでは、マイクロ
コンピュータ・チップとは別に電池の出力電圧値をチェ
ックする回路が設けられていた。その回路の概略ブロッ
ク図を図9に示す。制御装置であるマイクロコンピュー
タ20に電源電圧を供給する電池21が接続されてい
る。また、ガスの流路の途中に遮断弁22が挿入され、
電池21から供給される電流により弁駆動部23により
閉弁されるようになっている。そして、従来の電池電圧
チェック回路6が同じ電装基板に設けられ、マイクロコ
ンピュータ20から25時間に1回の頻度で供給される
電圧チェック指令信号O1によりスイッチ61が閉じら
れ、電圧チェック回路6が動作し、その結果を電圧チェ
ック結果信号I1としてマイクロコンピュータ20に供
給する。
【0007】上記した通り、電池から供給される電源電
圧が比較的低くなってもマイクロコンピュータ20は動
作することができるので、電圧チェック回路6から電池
電圧が低下した旨のチェック電圧低下信号I1を受信す
ると、遮断指令信号O2 を出力してスイッチ231を閉
じることで、安全の担保ができなくなる前に、遮断弁2
2の閉弁を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電池の出力電圧をチェ
ックする場合、電池の出力を開放した場合の電圧値と所
定の低インピーダンス値を持つ回路に通電した場合の電
圧値とを考慮する必要がある。特に、遮断弁22を駆動
するためには比較的低いインピーダンスのソレノイド回
路に大電流を供給する必要がある。そして、一般に電池
は、経年変化により内部の電極部分の内部抵抗が高くな
る傾向があり、そのような場合は、開放時の電圧に比べ
て通電時の電圧値がかなり低くなる。これは、通電時の
大きな電流により電池の内部抵抗により電圧降下が生じ
るためである。
【0009】従って、電池の出力電圧が、遮断弁を駆動
するに必要な値以上であるかどうかをチェックする為
に、従来の電圧チェック回路6は、遮断弁のソレノイド
回路と同等のインピーダンスを持つ疑似抵抗を有し、そ
の疑似抵抗を電池に接続した状態で出力電圧をチェック
するようにしている。よって、電圧チェック回路6を動
作させると、大きな電力を消費することになる。この
為、25時間に1回の頻度で上記した通り電池の出力電
圧をチェックするようにしているのである。
【0010】かかる電圧チェックの動作フローチャート
を図10に示す。前回の測定から25時間経過すると
(ステップ50)、電圧チェック回路内の疑似抵抗に電
流を流し(ステップ51)、通電後に電池の電圧値を測
定し(ステップ52)、電池電圧が例えば1.36ボル
ト以下の場合は(ステップ53)、マイクロコンピュー
タ20から遮断指令信号O2 を出力するようにしている
(ステップ54)。尚、通電時の電圧値が1.36ボル
トと低い場合でも、開放電圧は例えば2.7ボルトとマ
イクロコンピュータ20を動作させるには十分な値にな
る。
【0011】しかしながら、電池の電圧の低下は、電池
の経年変化等の徐々に進行する場合以外に、ガスメータ
内に水が侵入して回路がショートする場合或いは稀にマ
イクロコンピュータ20が暴走することにより何らかの
大電流が消費された場合等の急激に低下する場合も考え
られる。その場合は、25時間に1回の頻度での電圧チ
ェックでは、電池電圧が遮断弁の駆動に必要な電圧より
低くなったことをタイムリーに検出することができない
場合がある。その為、マイクロコンピュータ20が動作
可能な電圧値が得られていても遮断弁を閉じることがで
きなくなることが考えられる。
【0012】また更に、電池の電圧の低下によりマイク
ロコンピュータ20自体の動作が不能になった場合は、
もはや遮断弁を閉じる指示信号すら出すことはできず、
遮断弁が開いた状態で安全制御が行なわれない事態を招
くことも考えられる。
【0013】そこで、本発明の目的は、常時電池の電圧
値を監視することができる電圧監視装置付きのガスメー
タを提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、内部インピーダン
スが高く、電力を消費しないで常時電池電圧を監視する
ことができる電圧監視装置付きのガスメータを提供する
ことにある。
【0015】更に、本発明の目的は、電池電圧が低下し
たことを検知したらマイクロコンピュータとは独立して
ガス遮断弁を閉じることができる電圧監視装置付きのガ
スメータを提供することにある。
【0016】更に、本発明の目的は、電池電圧の低下を
検知してガス遮断弁を閉じた後は、再利用が禁止される
ガスメータを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、第
一の発明によれば、異常状態を検出した時ガス流路中に
設けられた遮断弁を閉じる様駆動制御する制御装置と、
該制御装置と遮断弁に接続されそれらに電圧を供給する
電池と、該電池及び該遮断弁に接続され、前記遮断弁の
内部インピーダンスより十分高い内部インピーダンスを
有し、該電池の出力電圧を常時監視し電池の出力電圧が
前記遮断弁を駆動するに必要な最低電圧値近傍に低下し
たら前記遮断弁を閉じる強制遮断信号を当該遮断弁に供
給する電圧監視装置と、前記遮断弁と類似する疑似イン
ピーダンス手段を有し、所定時間経過する度に前記電池
から該疑似インピーダンス手段に通電した状態の当該電
池の出力電圧をチェックし、該電圧が所定の値まで低下
している場合に前記制御装置にチェック電圧低下信号を
供給する電圧チェック回路を有し、前記制御装置は、該
電圧チェック回路からの該チェック電圧低下信号に応答
して、前記遮断弁を閉じる遮断指令信号を当該遮断弁に
供給することを特徴とするガスメータを提供することに
より達成される。
【0018】かかる構成の電圧監視装置を設けることに
より、電池電圧を常時監視することができ、電池の電圧
が何らかの原因により急激に低下する場合は、その時の
電圧の低下を検知することができる。電圧が急激に低下
する場合は、比較的大きな電流が流れているので、例え
電圧監視装置が高いインピーダンスを有していても、実
質的に電池の内部抵抗を含めて電圧値を監視することが
可能になるのである。また、高いインピーダンスを有し
ているので、常時電池に接続されていても電池の電力を
大量に消費することはない。更に、比較的内部インピー
ダンスの低い電圧チェック回路を有しているので、電池
電圧値が徐々に低下する場合も適切に検出することがで
きる。また、所定時間経過する度に電池を疑似インピー
ダンス手段に通電するだけなので、電池の電力は消費さ
れない。
【0019】上記本発明の目的は、第二の発明によれ
ば、上記第一の発明において、前記制御装置は、異常状
態の履歴を記憶するメモリを有し、前記電圧監視装置か
ら該電池の出力電圧が前記最低電圧値近傍に低下した時
に供給される監視電圧低下信号に応答して、前記メモリ
に電池電圧低下の履歴を記憶し、その後該遮断弁の復帰
を禁止することを特徴とするガスメータを提供すること
により達成される。
【0020】かかる構成により、電圧監視装置から直接
遮断弁が遮断されても、制御装置は電池電圧の低下によ
る遮断であるとの履歴を知らされるので、その後の遮断
弁の復帰を禁止することができる。ここで、遮断弁の復
帰を禁止するとは、遮断方向のみ制御装置で遮断され復
帰は手動によって行われるタイプの遮断弁の場合は、手
動にて復帰された時に制御装置が再度遮断する遮断指令
信号を供給することを意味する。また、遮断と復帰の双
方向の駆動が制御装置により行われるタイプの遮断弁の
場合は、復帰指令が出された時に復帰指令信号を供給し
ないようにすることを意味する。
【0021】上記本発明の目的は、第三の発明によれ
ば、上記第二の発明において、更に、前記制御装置は、
該電圧チェック回路からの該チェック電圧低下信号に応
答して、前記メモリに前記電池電圧低下の履歴を記憶す
ることを特徴とするガスメータを提供することにより達
成される。
【0022】上記本発明の目的は、第四の発明によれ
ば、上記第二または第三の発明において、前記制御装置
は、前記メモリに前記電池電圧の低下とは異なる別の異
常状態の履歴を記憶し、該別の異常状態の検知に応答し
て前記遮断指令信号を該遮断弁に供給し、その後当該別
の異常状態が解消されない間は前記遮断弁の復帰を禁止
することを特徴とするガスメータを提供することにより
達成される。
【0023】ここで遮断弁の復帰を禁止するとは、上述
したのと同じ意味である。
【0024】上記本発明の目的は、第五の発明によれ
ば、上記第一乃至第四の発明の何れかにおいて、前記電
圧監視装置は、該電池に接続され所定の定電圧を発生す
る基準電圧発生回路と、該電池に接続されその出力電圧
を所定比に分圧する比較電圧発生回路と、該基準電圧と
比較電圧とを比較する比較回路と、該電池の出力電圧が
前記最低電圧値近傍に低下した時に出力される該比較回
路の出力に応答して前記強制遮断信号を出力する出力回
路とを有することを特徴とするガスメータを提供するこ
とにより達成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の実施の
形態を説明する。
【0026】[ガスメータの概略]図1は、ガスメータ
の概略的な外観図である。説明のためにメータ上部ケー
ス9の一部が除かれている。ガスメータ本体1は、ガス
の供給管が入口側口金2と出口側3に結合され、両口金
2、3を通り抜けるガスの量を計測するための一対のダ
イヤフラムが計量部4に内蔵されている。この一対のダ
イヤフラムは、ガス流に応じて往復運動を行い、その回
数が積算されてカウンタ7に表示される。以上が一般的
なガス流量の計測機能である。
【0027】かかるガスメータは、ガス流量の計測機能
に加えて、ガスの流量やその変化等による往復運動が永
久磁石に伝えられ、その動きをリードスイッチ等で検出
し予め設定してある正常使用条件の範囲から逸脱してい
ないかどうかを監視する機能を備えている。そして、異
常状態が検出されるとメータ上部ケース9内に設けられ
た遮断用の電磁弁22を遮断するようにしている。この
ような一連の制御は、上部ケース9内の電装基板8上に
搭載したマイクロコンピュータ等からなる制御装置20
により行なわれる。また、電池21も電装基板8上に搭
載されている。7は計量された結果を表示するカウン
タ、28は遮断弁22の復帰ボタン、29は感震器であ
る。
【0028】このように、最近のガスメータは、計測に
必要な機構以外に遮断弁やマイクロコンピュータ等を内
蔵して、ガス流量の計測と共に安全制御の機能も担うよ
うになっている。
【0029】図2は、ガスメータのシステムの概略図で
ある。ガスメータ本体1内には、ガスの供給管がコック
5を介して接続される。ガスメータ内の計量部4に流れ
るガス流は、上述した様に永久磁石等の往復運動に変換
され、流量測定装置12内のリードスイッチ等で検出さ
れ、往復運動に対応したパルス信号がマイクロコンピュ
ータからなる制御装置20に伝えられる。そこで、制御
装置20では、単位時間当たりのパルス数から現在のガ
ス流量値を知ることができるのである。
【0030】制御装置20には、正常使用条件が予め設
定されている。例えば、瞬間最大流量や、ガス流量の時
間的変化なしの最大継続時間などである。このような瞬
間最大流量や最大継続時間を越えるようなガス流が検出
されると、制御装置20は遮断指令信号を遮断弁22の
弁駆動回路23に与えることでガスを遮断する。そし
て、その履歴を制御装置20内のメモリに記憶し、発光
ダイオード等よりなる表示部11に遮断の原因を表示す
る。また、制御装置20は例えば地震を検知する等のガ
ス流以外の異常を検知するセンサ14からの異常信号を
受けて、同様に遮断指令信号を遮断弁20に与えてガス
遮断し、メモリに記憶し表示する。
【0031】これらのマイクロコンピュータ20や遮断
弁の駆動回路23等は、それらに電源電圧を供給する電
池21と共にガスメータ本体1の上部ケース9内の電装
基板8に共通に搭載されているのが通常である。
【0032】図3は、上記の制御装置とその周辺の概略
回路図であり、図4は遮断弁22の概略断面図である。
図3において、電池21はマイクロコンピュータからな
る制御装置20及び他の周辺回路に電源電圧Vccを供
給している。12の流量測定装置には、前述の一対のダ
イヤフラムから永久磁石13に伝えられた往復運動を検
知するリードスイッチ121が設けられ、このリードス
イッチからのパルス信号によりドライバトランジスタ1
22が駆動され、制御装置20にガス流のパルス入力I
3 が入力される。124はリードスイッチ121のチャ
タリングを排除するためのフィルタ回路である。
【0033】センサ14では、例えば感震器29が地震
を感知した場合の感知信号を入力端141で受けて、駆
動トランジスタ142を駆動することにより地震感知入
力I4が制御装置20に入力される。143は同様にフ
ィルタ回路である。
【0034】上記のガス流のパルス入力I3 を監視する
ことで、ガス流が正常使用条件を外れたかどうかをチェ
ックすることができ、制御装置20にて異常を検出した
場合は、遮断指令信号O2 を出力して遮断弁22を閉じ
るようにしている。また、地震感知入力I4 を受信した
場合も同様に遮断指令信号O2 を出力している。
【0035】遮断弁22の概略について図4にて説明す
る。遮断弁22はガスメータ本体の上部ケース9内の入
口側口金2の部分に設けられている。通常は開いた状態
であり、弁座221から弁体222が離れている。これ
は、ソレノイドコイル224に電流が流されていない状
態では、可動鉄心223が離脱用のスプリング225に
打ち勝って永久磁石226に吸着するからである。そし
て、遮断弁22を閉じる場合は、ソレノイドコイル22
4にワンショット電流を流すことで逆磁界が生じ、永久
磁石226から鉄心223が離れてスプリング225の
反発力で弁体222が弁座221に当接して遮断弁は閉
じられることになる。
【0036】このように、遮断弁22は電力消費を避け
るために、瞬時電流で閉じて、閉弁及び開弁保持には電
力を消費しない自己保持型遮断弁になっている。
【0037】再び図3に戻って、異常を検知した制御装
置20は遮断指令信号O2 を出力し、駆動トランジスタ
231がワンショット電流を電源Vccからソレノイド
コイル224に流すことで、弁を遮断するのである。従
って、遮断弁22を閉じるためには比較的低い内部イン
ピーダンスのコイル224にある程度の電流を流す必要
があり、その為にはある程度の電源電圧が要求される。
また、制御装置20は、異常の種類に応じた履歴を内部
のメモリに記憶させる。
【0038】再度図4に戻って、上記したように地震を
感知したり最大瞬間流量を越えたりして遮断弁22が閉
じられた後は、キャップ281を外して復帰ボタン28
を押すことにより、弁座221に当接している弁体22
2を押し下げて鉄心223を永久磁石226に吸着させ
ることで、遮断弁22の復帰を行なうことができるよう
になっている。
【0039】かかる手動による遮断弁22の復帰は、可
動鉄心223が移動することに伴い発生するソレノイド
コイルL2 の逆起電力により検知され、図3に示される
ように駆動トランジスタ232から遮断弁の復帰を通知
する入力I2 が制御装置20に入力される。
【0040】こうして、制御装置20は手動により遮断
弁22が復帰したことを検知すると、再度、内蔵のメモ
リに記憶されている異常の履歴に従い同じ異常がないか
どうかの検査を行い、異常がなければ正常状態に移行す
る。また、ガス漏れ等の異常が検知される場合は、異常
状態が取り除かれていないと判断して、再度遮断指令信
号O2 を出力して遮断するようにしている。
【0041】[電池電圧の低下の監視]信頼性の問題か
ら、ガスメータ内の電装基板の各回路装置は、基板に搭
載された電池21を電源として利用している。従って、
この電池21は、第一にマイクロコンピュータからなる
制御装置20を正常に動作させるために必要十分な電圧
値が必要であり、第二に遮断弁22を閉じるために必要
十分な電圧値が必要である。遮断弁22を閉じるために
必要十分な電圧値は、通電時で約1.5ボルト程度、開
放時で約2.7ボルト程度であるのに対して、制御装置
20の場合は内部インピーダンスが非常に高く、開放に
近い電圧値で1.2−1.3ボルト程度である。
【0042】そして、従来のガスメータには図8で説明
した様に、25時間に1回の頻度で電池の電圧をチェッ
クする電圧チェック回路6が設けられている。その詳細
な動作は既に述べた通りである。
【0043】しかしながら、25時間に1回の頻度でチ
ェックしていたのでは、電池21の電圧が何らかの原因
で急激に低下した場合は、検知することができず遮断弁
22を閉じることができなくなるという問題がある。そ
こで、本実施の形態では、図3に示される通り、電池2
1の出力電圧Vccを常時監視する電圧監視装置24
が、マイクロコンピュータ20とは別に独立して設けら
れている。そして、電池21の電圧が、所定の値まで低
下したことを検知したら、強制遮断信号O6 を遮断弁2
2の駆動回路23に供給すると共に、監視電圧低下信号
O7 を制御装置20のチェック電圧低下信号I1 のポー
トに供給する。
【0044】ここで、一定時間の頻度で電池の電圧をチ
ェックする電圧チェック回路6は、遮断弁22の内部イ
ンピーダンスに類似する比較的低い疑似インピーダンス
Z6を有している。こうすることで、電池の電圧が徐々
に低下する場合、一定時間の頻度で電池21に接続して
大電流を流しながら電池21の電圧を測定することがで
きる。
【0045】一方、常時監視する電圧監視装置24は、
その内部インピーダンスZ26が遮断弁22の内部インピ
ーダンスより十分高く設定されている。こうすること
で、電圧監視装置24が常に電池21に接続されていて
も、電池21の電力の消費は少ない。従って、電圧監視
装置24は電池21の開放電圧に近い電圧を常時監視し
ていることになる。また、電池21の電圧が急激に低下
する場合は、大電流が流れているので、実質的には電池
21の内部抵抗の影響のもとで電池21の電圧を監視す
ることができるのである。
【0046】更に、電圧監視装置24は、電池21が遮
断弁22を閉じるのに必要十分なワンショット電流が得
られるにだけの電圧が維持されているかどうかを監視し
ている。従って、それに対応する最適な閾値が基準電圧
として設定されている。
【0047】電池21の電圧が低下したことに伴い、遮
断弁22が閉じられた場合は、ガスメータの再度の復帰
は永久に禁止されなければならない。その為、従来の電
圧チェック回路6からチェック電圧低下信号I1 を受け
ると、制御装置20は内蔵のメモリにその履歴を記憶
し、遮断弁22が開かれて復帰しようとすると、強制的
に再度遮断するために遮断指令信号O2を発している。
【0048】同様に、本発明にかかる電圧監視装置24
も、電池21の電圧低下を検知して自ら遮断弁22を強
制遮断信号O6 にて閉じた場合は、制御装置20に監視
電圧低下信号O6 により通知している。その結果、制御
装置20では同様に内蔵のメモリにその履歴を記憶し、
再度遮断弁が手動で復帰させられる場合は遮断指令信号
O2 を発することで再度遮断することになる。
【0049】即ち、マイクロコンピュータ20が動作す
るに必要な電圧値よりも遮断弁22を駆動するに必要な
電圧値のほうが高いので、電圧監視装置24により監視
電圧低下信号O7 が出力されても、依然としてマイクロ
コンピュータ20は正常に動作している場合があり、上
記のようなガスメータの復帰の永久禁止機能が生かされ
ることになる。
【0050】図5は電池の電圧低下を監視する電圧監視
装置24の回路例である。この回路例では、抵抗R1 、
R2 によって電池21の出力電圧Vccが分圧されて比
較電圧Vb が生成され、一方基準電圧Vref が抵抗R3
とツェナーダイオードZ1 とにより生成されている。こ
れらの抵抗R1 、R2 、R3 、Z1 は、電池21の出力
電圧Vccが遮断弁22を駆動するに必要な最低電圧値
近傍に低下した時に、比較電圧Vbが基準電圧Vref
より低くなるよう設計されている。そして、比較電圧V
bと基準電圧Vrefとが比較回路241に入力され、
比較回路241の出力はローパスフィルタ242を介し
て出力O6 、O7 に接続されている。
【0051】比較回路241は、例えば図5中に矢印で
しるしたような回路で構成される。一対のトランジスタ
243、244と出力トランジスタ245及び抵抗R5
−R8 により構成され、一対のトランジスタのゲートに
それぞれ基準電圧Vrefと比較電圧Vbとが入力され
る。通常は、電池21の出力電圧Vccが十分高く比較
電圧Vbが基準電圧Vrefよりも高い為、トランジス
タ244がオン状態となり、出力トランジスタ245が
オフとなり、出力はハイレベルになっている。この結
果、遮断弁22の駆動トランジスタ231はオフ状態
で、遮断弁22は開いた状態が保持されている。一方、
電池21の出力電圧が低下して予め設計したレベル以下
になると比較電圧Vbが基準電圧Vrefより低くなり
トランジスタ244はオフとなり、出力トランジスタ2
45がオンとなり、出力はローレベルになる。その結
果、遮断弁22の駆動トランジスタ231のベースがロ
ーレベルになり、オンすることでソレノイドコイルにワ
ンショット電流が供給される。
【0052】尚、ワンショット電流を流すために比較回
路241の出力246の所に一定幅のローレベルのパル
スを出力する回路を接続することが望ましい。
【0053】ローパスフィルタ242は、通常のCR回
路から構成されている。図3に示したように、電池21
の出力はやはり同等のローパスフィルタ回路211を介
してマイクロコンピュータ20に供給されている。これ
は、例えば、地震を感知した結果遮断弁22を駆動した
場合など比較的大電流を流した時に、電池電圧が短時間
の間低下しその後元の電圧に回復することがしばしばあ
る。その場合のマイクロコンピュータ20の正常動作を
担保するために設けられているのである。従って、電圧
監視装置24においても、同様の現象では遮断弁22を
遮断する遮断指令信号O6 や監視電圧低下信号O7 を出
力しないようにする為にローパスフィルタ242を設け
ている。
【0054】以上のような電圧監視装置24は、内部イ
ンピーダンスが比較的高く設計されている。特に、遮断
弁22の駆動時の内部インピーダンスよりはかなり高
い。その結果、電圧監視装置24が電池21に常時接続
されて電圧が監視されていても、電圧監視装置24自体
で消費する電力は極めて低い値であり、それ自体が電池
21の電圧降下の原因になることはない。
【0055】[制御装置内での動作]図6は、マイクロ
コンピュータからなる制御装置20の概略的ブロック図
である。制御装置20は一般的な汎用マイクロコンピュ
ータでも良いし、またカスタマイズされたマイクロコン
ピュータでもよい。内部構造は、演算部201と、制御
プログラムが記憶されているROM203、プログラム
実行時にワーク領域として利用されたりガスメータが設
置される環境を記憶しておくRAM202と、外部との
信号の送受を行なうインターフェース部204等が共通
のバス205を通じて接続されている。インターフェー
ス部204にはアナログ・デジタル変換回路等を有して
いる。
【0056】RAM202には、例えばガスメータの号
数、最大瞬間流量、最大継続時間、計測されるガス流量
の積算値、漏れ検知閾値、弁遮断情報、電話番号、ガス
メータのID番号等が記憶される。最大瞬間流量や最大
継続時間、漏れ検知閾値等はガス流の異常を検出するた
めに利用される。また弁遮断情報は、種々の異常を検知
して遮断弁を閉じた場合にその原因としての履歴と弁遮
断の情報である。従って、地震を感知した場合や最大瞬
間流量を越えたことを検知した場合に遮断した時は、そ
の後手動により遮断弁が復帰させられても、その履歴を
確認することで遮断弁の復帰を許してよいかどうかの判
断を行なうことができる。
【0057】ROM203に記憶されている制御プログ
ラムに従って、演算部201でプログラムを実行する
が、その動作フローについて、図7のフローチャートに
従って説明する。
【0058】図7中のステップ30、34、37がそれ
ぞれ異常状態をチェックする部分である。これらのステ
ップは、図7では同時進行する並列的なプログラムにな
っているが、シーケンシャルなプログラムで実行されて
も良い。ステップ34と37ではそれぞれ電池電圧の低
下をみるのに対して、ステップ30ではそれとは別の理
由による異常を検知している。ステップ30−32で
は、例えば、ガス流が瞬間的に最大瞬間流量を越えた場
合などに、制御装置20から遮断指令信号O2 が出力さ
れ遮断弁22が閉じられる。それと同時に、内部のメモ
リのRAM202にその履歴と弁を遮断した情報が書き
込まれる。
【0059】また、ステップ33−36では、25時間
経過する度に、制御装置20が電圧チェック指令信号O
1 を出力して電圧チェック回路6を動作させる。そして
その時の電池の電圧(通電状態)が、所定の電圧まで低
下しているかどうかのチェックが行なわれ、低下してい
る場合は弁を遮断してその履歴がメモリに書き込まれ
る。
【0060】一方、電圧監視装置24ではステップ37
の通り常時電池の出力電圧を監視し、所定の閾値まで低
下した場合は、制御装置20を介さずに自ら強制遮断信
号O6 を遮断弁22に与えて遮断をする。そして、制御
装置20に監視電圧低下信号O7 を供給し、制御装置2
0ではその履歴と遮断した旨の情報がメモリに書き込ま
れる(ステップ37、36)。
【0061】遮断弁22が閉じられると、制御装置20
により、ガスメータの表示部11にその原因が表示され
る。従って、ガスメータの使用者はその情報に従って異
常状態をチェックし、問題がなければ手動で遮断弁22
を開いて復帰させることになる。
【0062】遮断弁22が復帰させられると、それに伴
って発生する逆起電力により制御装置20が認識し(ス
テップ38)、制御装置20では再起動が禁止される原
因で遮断が行なわれたかどうかの判断を行なう(ステッ
プ39)。これは、RAM202の領域を読むことによ
り判断することができる。例えば、電池電圧の低下によ
る場合は、ガスメータの再使用は永久に禁じられるの
で、その場合は、制御装置20が再度遮断指令信号O2
を発することで、遮断弁は再度閉じられることになる
(ステップ41)。一方、地震感知や最大瞬間流量オー
バ等の場合は、原因さえなくなれば再使用は可能である
から、例えば制御装置20からの診断プログラムを実行
して正常動作かどうかの判断がなされ(ステップ4
0)、問題なければ正常動作状態となる。
【0063】尚、遮断弁22の復帰動作が2−3回行わ
れても再度遮断する場合は、復帰不可と判断されて、そ
れ以上の復帰動作は行われないのが通常である。
【0064】以上のように、制御装置20には遮断弁が
閉じられた時に、その閉じられた履歴の内容に応じて、
その後の遮断弁の手動復帰を許すかどうかの動作が行な
われる。従来の制御装置20からの指令により25時間
に一回の頻度で動作する電圧チェック回路6の場合は、
制御装置20により遮断指令が行なわれていた。しかし
ながら、常時電池の電圧を監視する電圧監視装置24の
場合は、制御装置20が正常に動作していか否かにかか
わらず強制的に遮断を行なうので、制御装置20ではそ
の遮断を知ることができない。そこで、電圧監視装置2
4は強制遮断を行なった場合は、その旨を制御装置20
に通知して、制御装置20の再復帰禁止機能を利用する
ようにしている。
【0065】以上は、遮断弁22が制御装置20によっ
て一方向のみ駆動される場合について説明したが、本発
明は遮断弁22が双方向とも制御装置20によって駆動
される場合も適用できる。即ち、制御装置20が遮断指
令信号と復帰指令信号を与えることにより、遮断弁22
が双方向に駆動される場合である。かかる双方向性の遮
断弁は、開弁状態と閉弁状態では電力を消費しない自己
保持型であることには変わりない。
【0066】図8は、双方向の遮断弁を使用した場合の
動作フローチャートである。図7の場合と異なるのは、
ステップ42以降である。即ち、双方向の遮断弁を使用
した場合は、遮断弁の復帰は制御装置20が復帰指令信
号を与えることにより行われる。従って、制御装置20
が復帰指令を受けるまで待機することになる(ステップ
42)。そして、復帰指令を受けると、前記と同様に制
御装置20内のRAM202に記憶されている履歴をチ
ェックし、再起動禁止の履歴かどうかが判断される。再
起動禁止の場合は、遮断弁は復帰されない。再起動禁止
でない場合は、ガス流などが正常動作状態であるかどう
かの検査が行われ、正常動作の場合は(ステップ4
0)、制御装置20からの復帰指令信号により遮断弁が
復帰されることになる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、ガスメータの制御装置
と遮断弁に電源を与える電池の出力電圧を常時監視し、
遮断弁の駆動に必要最低限の電圧近傍まで低下した時に
は、自ら強制的に遮断弁を閉じるようにする電圧監視装
置を設けたため、急激に電池の電圧が低下しても確実に
検知することができ、しかもマイクロコンピュータ等の
制御装置が正常に動作できなくなる前にもっとも安全対
策上重要な遮断弁の遮断を行なうことができる。
【0068】また、電圧監視装置は、その内部インピー
ダンスが比較的高く設計されているので、常時電池の出
力電圧を監視するために接続していても、電池の電力消
費を招くことはない。
【0069】また、電圧監視装置は、自らで強制的に遮
断した場合は、同時に制御装置20にその旨を通知する
ので、その後制御装置20のメータの再復帰禁止機能を
有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスメータの外観図である。
【図2】ガスメータのシステムの概略図である。
【図3】本発明の実施の形態の制御装置の概略回路図で
ある。
【図4】遮断弁の概略図である。
【図5】本発明の実施の形態における電圧監視装置の回
路図である。
【図6】制御装置の概略ブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態の動作フローチャート
(1)である。
【図8】本発明の実施の形態の動作フローチャート
(2)である。
【図9】従来技術を示す図である。
【図10】従来の電圧チェックのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ガスメータ本体 6 電圧チェック回路 20 制御装置 21 電池 22 遮断弁 23 遮断弁の駆動部 24 電圧監視装置 241 比較回路 242 ローパスフィルタ O2 遮断指令信号 O6 強制遮断信号 O7 監視電圧低下信号 I1 チェック電圧低下信号 I2 遮断弁復帰信号 Vcc 電池の出力電圧(電源電圧) Vb 比較電圧 Vref 基準電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異常状態を検出した時ガス流路中に設けら
    れた遮断弁を閉じる様駆動制御する制御装置と、 該制御装置と遮断弁に接続されそれらに電圧を供給する
    電池と、 該電池及び該遮断弁に接続され、前記遮断弁の内部イン
    ピーダンスより十分高い内部インピーダンスを有し、該
    電池の出力電圧を常時監視し電池の出力電圧が前記遮断
    弁を駆動するに必要な最低電圧値近傍に低下したら前記
    遮断弁を閉じる強制遮断信号を当該遮断弁に供給する電
    圧監視装置と、 前記遮断弁と類似する疑似インピーダンス手段を有し、
    所定時間経過する度に前記電池から該疑似インピーダン
    ス手段に通電した状態の当該電池の出力電圧をチェック
    し、該電圧が所定の値まで低下している場合に前記制御
    装置にチェック電圧低下信号を供給する電圧チェック回
    路を有し、 前記制御装置は、該電圧チェック回路からの該チェック
    電圧低下信号に応答して、前記遮断弁を閉じる遮断指令
    信号を当該遮断弁に供給することを特徴とするガスメー
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記制御装置は、異常状態の履歴を記憶するメモリを有
    し、前記電圧監視装置から該電池の出力電圧が前記最低
    電圧値近傍に低下した時に供給される監視電圧低下信号
    に応答して、前記メモリに電池電圧低下の履歴を記憶
    し、その後該遮断弁の復帰を禁止することを特徴とする
    ガスメータ。
  3. 【請求項3】請求項2において、 更に、前記制御装置は、該電圧チェック回路からの該チ
    ェック電圧低下信号に応答して、前記メモリに前記電池
    電圧低下の履歴を記憶することを特徴とするガスメー
    タ。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、 前記制御装置は、前記メモリに前記電池電圧の低下とは
    異なる別の異常状態の履歴を記憶し、該別の異常状態の
    検知に応答して前記遮断指令信号を該遮断弁に供給し、
    その後当該別の異常状態が解消されない間は前記遮断弁
    の復帰を禁止することを特徴とするガスメータ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかの請求項におい
    て、 前記電圧監視装置は、該電池に接続され所定の定電圧を
    発生する基準電圧発生回路と、該電池に接続されその出
    力電圧を所定比に分圧する比較電圧発生回路と、該基準
    電圧と比較電圧とを比較する比較回路と、該電池の出力
    電圧が前記最低電圧値近傍に低下した時に出力される該
    比較回路の出力に応答して前記強制遮断信号を出力する
    出力回路とを有することを特徴とするガスメータ。
  6. 【請求項6】異常状態を検出した時ガス流路中に設けら
    れた遮断弁を閉じる様駆動制御する制御装置と、 該制御装置と遮断弁に接続されそれらに電圧を供給する
    電池と、 該電池及び該遮断弁に接続され、前記遮断弁の内部イン
    ピーダンスより十分高い内部インピーダンスを有し、該
    電池の出力電圧を常時監視し電池の出力電圧が前記遮断
    弁を駆動するに必要な最低電圧値近傍に低下したら前記
    遮断弁を閉じる強制遮断信号を当該遮断弁に供給する電
    圧監視装置とを有することを特徴とするガスメータ。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記制御装置は、異常状態の履歴を記憶するメモリを有
    し、前記電圧監視装置から該電池の出力電圧が前記最低
    電圧値近傍に低下した時に供給される監視電圧低下信号
    に応答して、前記メモリに電池電圧低下の履歴を記憶
    し、その後該遮断弁の復帰を禁止することを特徴とする
    ガスメータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002830A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008002828A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008002829A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2009002791A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Ricoh Elemex Corp ガスメータ

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