JP2008002828A - ガス遮断装置 - Google Patents

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Kazunori Kamiyama
和則 上山
Hirosumi Nakamura
廣純 中村
Shigeru Murakami
村上  茂
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Abstract

【課題】マイクロコンピュータの異常検出による遮断弁閉栓後の復帰動作の安全性を確保することを目的とする。
【解決手段】ガスの供給量を計測する流量計測部20と、異常時に流路2を閉止する遮断弁3と、遮断弁3の駆動源である電池4と、遮断弁3を復帰させる復帰部5と、復帰部5の作動をロックし遮断弁3の復帰動作を禁止する復帰ロック部7と、マイクロコンピュータ8と、電池消耗監視手段25、暴走監視手段9、センサ異常検知手段27、漏れ異常検知手段28、クロック監視手段11からの異常信号が入力され、予め定めた条件で復帰動作を可能とする異常と、復帰動作を不可とする異常に分類する異常信号分類手段29とを備え、異常信号分類手段29で分類された異常信号に応じて第1の遮断モードと第2の遮断モードを選択する遮断モード選択手段を有する構成としてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス使用上の安全を図る電池駆動のマイコンガスメータの異常時の回避動作機能を有するガス遮断装置に関するものである。
従来のガス遮断装置において、マイクロコンピュータの発振回路に異常が発生しマイクロコンピュータが正常に動作できなくなった時に、マイクロコンピュータの動作異常を検出する検出手段があり、遮断弁を繰り返し閉止することでガスの使用を停止させていたが、遮断弁を動作させるための電源として電池が使用されており、ガス流路閉栓後に遮断弁、及びマイクロコンピュータの異常検出手段を駆動できる電圧を電池が十分に有していないときに遮断弁を復帰させると、一定期間ガスを使用することができる構成となっていた。(例えば特許文献1参照)
図3は、従来のガス遮断装置の構成を示すブロック図である。
図3おいて、マイコン22の異常を検出する手段と異常検出時に遮断弁28を周期的に繰り返し駆動する手段を備えている。前者の手段は、充電抵抗24とコンデンサ7からなる充電回路と、マイコン22が正常に動作している状態ではマイコン22からの周期的な指令で、コンデンサ7の電荷を放電させる放電用トランジスタ23と、コンデンサ25の電位が上昇して所定値に達すると信号を発する二値化回路26とで構成され、後者の手段は、二値化回路26の有意信号で発振を開始する発振回路27と発振回路27の信号で動作するマイコン異常時遮断弁駆動用トランジスタ29とで構成される。マイコン22異常時に遮断弁28を繰り返し駆動するので、手動による遮断弁28の復帰によるガスの連続的な放出が避けられる構成となっている。
特開平10−19628号公報
しかし、従来の図3に示すようなガス遮断装置の構成では、マイクロコンピュータの発振回路に異常が発生し、マイクロコンピュータの監視手段が異常検出することで遮断弁を閉栓し、その後に遮断弁を開栓した場合、遮断弁を再遮断する電圧を電池が有しているとは限らず、遮断能力がない状態でガスが使用できるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の問題点を解決したもので、発振回路の動作異常によるマイクロコンピュータの異常を検出した場合や電池消耗状態が進んだ場合等、原因不明及び遮断能力がない状態での開栓復帰動作を禁止し、ガス遮断装置交換までの間のガス使用に伴う危険性を回避することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明のガス遮断装置は、ガスメータのガス流路内に設けられガスの通過量を計測する流量計測部と、流路内に設けられ異常時に流路を閉止する遮断弁と、前記遮断弁の駆動源である電池と、閉止状態にある遮断弁を復帰させる復帰部と、前記遮断弁の復帰状態を検知する復帰検知部と、前記復帰部の作動をロックし前記遮断弁の復帰動作を禁止する復帰ロック部と、前記流量計測部及び遮断弁の動作を制御すると共に前記電池の消耗状態を監視するマイクロコンピュータと、地震を検知するセンサと、前記流量計測部の情報及び前記センサ情報及び前記電池消耗監視手段の情報及びマイクロコンピュータの暴走動作を監視する暴走監視手段の情報等に基づいて出力される異常信号を予め定めた条件で分類する異常信号分類手段とを備え、前記異常信号分類手段で分類された
異常信号に応じて、遮断弁に遮断信号を送ってガス流路を遮断状態とし、その後、所定の条件が満足されたとき復帰部を介して遮断弁をガス供給可能な状態に復帰させる第1の遮断モードと、遮断弁に遮断信号を送ると共に復帰ロック部に復帰不可信号を送って復帰部による復帰動作を禁止し、ガス流路の遮断状態を保持させる第2の遮断モードを有する遮断モード選択手段を備えたものである。
上記発明によれば、流量計測部の情報及びセンサ情報及び電池消耗監視手段の情報及びマイクロコンピュータの暴走動作を監視する暴走監視手段の情報等に基づいて出力される異常信号を予め定めた条件で分類する異常信号分類手段を備えているため、分類された異常信号に応じて異なる遮断モードを選択して遮断動作あるいは復帰動作さらには報知動作を行うことができ、異常信号のうち、暴走監視手段や電池消耗監視手段から出力されたもののように、原因が不明で復帰動作を行った場合に正常動作が保証できない異常、あるいは遮断弁の遮断能力が確保できない異常等については、遮断弁への遮断信号と復帰ロック部への復帰不可信号を出力する第2の遮断モードを選択することで、遮断状態を保持し、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。また、流量計測部からの情報やセンサ情報に基づいた原因が特定可能な異常信号に分類された場合は、遮断弁への遮断信号を出力した後に、復帰部への復帰信号を出力する第1の遮断モードを選択することで、容易に再使用が可能となり使い勝手の向上が図れる。
本発明のガス遮断装置は、分類された異常信号に応じて異なる遮断モードを選択して遮断動作あるいは復帰動作さらには報知動作を行うことができ、異常信号のうち、暴走監視手段や電池消耗監視手段から出力されたもののように、原因が不明で復帰動作を行った場合に正常動作が保証できない異常、あるいは遮断弁の遮断能力が確保できない異常等については、遮断弁への遮断信号と復帰ロック部への復帰不可信号を出力することで遮断状態を保持し、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。また、流量計測部からの情報やセンサ情報に基づいた原因が特定可能な異常信号に分類された場合は、遮断弁への遮断信号を出力した後に、復帰部への復帰信号を出力することで、容易に再使用が可能となり使い勝手の向上が図れる。
第1の発明は、ガスメータのガス流路内に設けられガスの通過量を計測する流量計測部と、流路内に設けられ異常時に流路を閉止する遮断弁と、前記遮断弁の駆動源である電池と、閉止状態にある遮断弁を復帰させる復帰部と、前記遮断弁の復帰状態を検知する復帰検知部と、前記復帰部の作動をロックし前記遮断弁の復帰動作を禁止する復帰ロック部と、前記流量計測部及び遮断弁の動作を制御すると共に前記電池の消耗状態を監視するマイクロコンピュータと、地震を検知するセンサと、前記流量計測部の情報及び前記センサ情報及び前記電池消耗監視手段の情報及びマイクロコンピュータの暴走動作を監視する暴走監視手段の情報等に基づいて出力される異常信号を予め定めた条件で分類する異常信号分類手段とを備え、前記異常信号分類手段で分類された異常信号に応じて遮断モードを選択する遮断モード選択手段を有し、前記遮断モード選択手段は、遮断弁に遮断信号を送ってガス流路を遮断状態とし、その後、所定の条件が満足されたとき復帰部を介して遮断弁をガス供給可能な状態に復帰させる第1の遮断モードと、遮断弁に遮断信号を送ると共に復帰ロック部に復帰不可信号を送って復帰部による復帰動作を禁止し、ガス流路の遮断状態を保持させる第2の遮断モードを有したことを特徴とするものである。
そして、流量計測部の情報及びセンサ情報及び電池消耗監視手段の情報及びマイクロコンピュータの暴走動作を監視する暴走監視手段の情報等に基づいて出力される異常信号を予め定めた条件で分類する異常信号分類手段を備えているため、分類された異常信号に応じて異なる遮断モードを選択して遮断動作あるいは復帰動作さらには報知動作を行うこと
ができ、異常信号のうち、暴走監視手段や電池消耗監視手段から出力されたもののように、原因が不明で復帰動作を行った場合に正常動作が保証できない異常、あるいは遮断弁の遮断能力が確保できない異常等については、遮断弁への遮断信号と復帰ロック部への復帰不可信号を出力する第2の遮断モードを選択することで、遮断状態を保持し、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。また、流量計測部からの情報やセンサ情報に基づいた原因が特定可能な異常信号に分類された場合は、遮断弁への遮断信号を出力した後に、復帰部への復帰信号を出力する第1の遮断モードを選択することで、容易に再使用が可能となり使い勝手の向上が図れる。
第2の発明は、第2の遮断モードは、暴走監視手段からの情報に基づいて異常信号が出力されたとき、遮断弁に遮断信号を出力するとともに、復帰ロック部に復帰不可信号を出力するようにしたことを特徴とするものであります。
そして、マイクロコンピュータの暴走により制御不能状態となるような、原因不明の異常に対して復帰動作を行った場合に正常動作が保証できないことが想定されるので、このように状態において、遮断弁への遮断信号と復帰ロック部への復帰不可信号を出力する第2の遮断モードを選択することで遮断状態を保持し、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。
第3の発明は、第2の遮断モードは、電池消耗監視手段の情報に基づいて異常信号が出力されたとき、遮断弁に遮断信号を出力するとともに、復帰ロック部に復帰不可信号を出力するようにしたことを特徴とするものであります。
そして、遮断弁駆動用電池の電池電圧が低下し、遮断弁の遮断能力が確保できない異常であると分類した場合は、遮断後に復帰動作を行った場合、次回の遮断動作を確保できないことが想定それるので、このように状態において、遮断弁への遮断信号と復帰ロック部への復帰不可信号を出力する第2の遮断モードを選択することで遮断状態を保持し、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。
第4の発明は、第1の遮断モードと第2の遮断モードを区別して集中監視センタへ転送する通信部を有することを特徴とするものであります。
そして、選択された遮断モード別に集中監視センタに知らせることで、異常発生後、その異常内容に応じた適切かつ迅速な対応が可能となる。
第5の発明は、ガスメータの状態を表示する表示器を備え、異常信号分類手段が第2の遮断モードを選択したとき前記表示器に復帰不可状態を表示させるロック表示手段とを有することを特徴とするものであります。
そして、現場確認時に復帰不可状態の異常であることを容易に確認することができ、その異常内容に応じた適切かつ迅速な対応が可能となる。
第6の発明は、ガス流路に流れるガスの流量を検知し、遮断信号出力後に流量を検知すると遮断弁に遮断信号を出力する流量検知部を有することを特徴とするものであります。
そして、遮断信号出力後に流量計測手段によりガス流量が検出された場合、ガス流路を十分に遮断できなかったと判断し、ガス流路を再遮断することで確実にガス流路の閉栓状態を確保することができる。
第7の発明は、復帰検知部が復帰不可信号を出力された後に復帰を検知した時、遮断弁
を再び遮断させるために遮断信号を出力する復帰不可手段を有することを特徴とするものであります。
そして、遮断信号出力後に遮断弁の復帰が検出された時は、復帰ロック部が十分に復帰部をロックできなかったと判断し、ガス流路を再遮断することで確実にガス流路の閉栓状態を確保することができる。
第8の発明は、復帰検知部が復帰不可信号を出力された後に復帰を検知した時、復帰ロック部に再び復帰不可信号を出力する復帰不可手段を有したものである。
そして、復帰検知部が復帰不可信号を出力された後に遮断弁の復帰を検知した時は、復帰ロック部が十分に復帰部をロックできなかったと判断し、復帰ロック部を再ロックすることでガス流路の閉栓後の復帰入力を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態におけるガス遮断装置について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるガス遮断装置の構成図、図2は同実施の形態におけるガス流路の構成図である。
図1において、ガスメータ1のガス流路2内にはガスの通過量を計測するための流量計測手段20が配置されており、この流量計測手段20としては、例えば、超音波を送信または受信する第1送受信器20Aと受信または送信する第2送受信器20Bが流れ方向に配置され、切換手段を有する計測制御部21によって送受信の切換えが可能になっており、ガス等の流体の流れ状態を検出している。
この第1送受信器20Aと第2送受信器20Bの信号を処理して流量を計測するもので、具体的には、まず計測制御部21により第1送受信器20Aを駆動し、第2送受信器20Bに向け、すなわち上流から下流に超音波を送信する。そして第2送受信器20Bで受信した信号を計測制御部21に設けた増幅手段により増幅し、この増幅された信号は基準信号と比較され、基準信号以上の信号が検出された後、計測制御部21に設けた繰り返し手段により上記の送受信を所定の回数を繰り返し、それぞれの時間値を計測制御部21に設けたタイマカウンタのような計時手段で計測する。
次に、切換手段を有する計測制御部21で第1送受信器20Aと第2送受信器20Bの送受信を切り換えて、第2送受信器20Bから第1送受信器20A、すなわち下流から上流に向かって超音波信号を送信し、この送信を前述のように繰り返し、それぞれの時間値を計測する。そして、第1送受信器20Aと第2送受信器20Bとの超音波の伝搬時間差から流路2の大きさや流体の流れ状態を考慮して信号処理手段22で流量値を求める。
また、流量計測手段20が配置された流路2内には異常時等にガスの流れを遮断する遮断弁3が設けられ、この遮断弁3を駆動させる電源としてガスメータ1内に電池4が内蔵され、計測制御等の電源としても使用している。
また、ガスメータ1には、異常発生により遮断状態となった遮断弁3を、原因を除去した後、ガス供給状態に復帰させるための復帰部5を有し、この復帰部5により遮断弁3がガス供給状態に復帰した場合、この復帰状態を検知するための復帰検知部6が設けられている。
また、遮断弁3の遮断状態を保つ必要があるような事態が発生した場合に、復帰部5による復帰動作を禁止するための復帰ロック部7が設けられており、本実施の形態では、復帰部5は遮断時に自己保持状態にある遮断弁3を機械的に作用させることで開栓状態に復帰させる構成とし、復帰ロック部7は、復帰不可信号が出力されたとき復帰部5の機械的復帰動作ができない手段を有する構成としているが、本実施の形態に限定されるものではなく、電気的に同様の作用を有する構成としてもよく、電気的手段と機械的手段を組み合わせたものでもよいものである。
また、流量計測手段20の計測制御、流量演算、各種センサからの信号処理、遮断弁3の駆動・復帰制御等を行うマイクロコンピュータ8が設けられ、このマイクロコンピュータ8には電池4の電圧を監視し消耗状態を判定するための電池電圧検知手段が内蔵されており、電池電圧が低下し遮断弁3の遮断能力に影響を及ぼすと判定された場合に異常信号を出力する電池消耗監視手段25を設けている。なお、電池電圧検知手段をマイクロコンピュータ8に内蔵せず電池消耗監視手段25と一体的に形成し別途設けた構成としたものでもよい。
また、マイクロコンピュータ8の動作を監視する暴走監視手段9を設け、暴走監視手段9は、正常動作時にマイクロコンピュータ8からパルス信号を出力させ、このパルス信号を微分・積分する回路を設けて所定電圧の信号を出力し、マイクロコンピュータ8自体が暴走して異常状態になった場合はパルス信号が停止することで微分・積分回路からの出力がなくなり、この回路出力によりマイクロコンピュータ8自体が暴走して異常状態になっているか否かを判断するようにしている。
また、ガスメータ1内に地震検知用のセンサ26を設け、このセンサ26からの信号をマイクロコンピュータ8に入力することで異常時にセンサ異常情報として出力するセンサ異常検知手段27を設けている。
また、流量計測手段20で計測される流体の流れ状態から流量値を求める信号処理手段22の流量信号を入力し、遮断弁3が何らかの原因により遮断状態にあるときに流量信号を検知するとマイクロコンピュータ8に入力する流量検知部23を有し、この流量検知部23から信号が入力されるとマイクロコンピュータ8は遮断弁3が完全に閉止されていないと判断して、漏れ検知信号として出力する漏れ異常検知手段28を設けている。
また、マイクロコンピュータ8のクロック信号を発生するための発振回路10が設けられており、この発振回路10の動作が正常か否か、つまりクロック信号が正常にマイクロコンピュータ8に供給されているか否かを監視するためのクロック監視手段11が設けられている。
そして、電池消耗監視手段25、暴走監視手段9、センサ異常検知手段27、漏れ異常検知手段28、クロック監視手段11からの異常信号が入力され、予め定めた条件で復帰動作を可能とする異常と、復帰動作を不可とする異常に分類する異常信号分類手段29を設けている。
異常信号分類手段29は、分類された異常信号に応じて遮断弁3に遮断信号aを送ってガス流路2を遮断状態とし、その後、所定の条件が満足されたとき復帰部5を介して遮断弁3をガス供給可能な状態に復帰させる第1の遮断モードと、遮断弁3に遮断信号aを送ると共に復帰ロック部7に復帰不可信号bを送って復帰部5による復帰動作を禁止し、ガス流路2の遮断状態を保持させる第2の遮断モードを有している。
そして、第2の遮断モードを分類する条件として、原因が不明で復帰動作を行った場合
に正常動作が保証できない異常、あるいは遮断弁の遮断能力が確保できない異常等があり、例えば、暴走監視手段9や電池消耗監視手段25やクロック監視手段11から出力された異常信号については、遮断弁3への遮断信号aと復帰ロック部7への復帰不可信号bを出力することで遮断状態を保持するようにしている。これにより、点検または交換が完了するまで使用不可の状態とすることができ安全性を確保できる。
また、流量計測部からの情報やセンサ情報に基づいた原因が特定可能な異常信号に分類された場合、例えば、センサ異常検知手段27や漏れ異常検知手段28からの異常信号については、遮断弁3への遮断信号aを出力した後に、復帰部5への復帰信号を出力することで、容易に再使用が可能となり使い勝手の向上が図れる。
さらに、第1の遮断モードにおいて、遮断弁3のゴミ詰まり等により閉止状態が完全でない場合、つまり漏れ異常検知手段28からの異常信号については、単に遮断信号を出力するだけではなく、遮断弁3に遮断信号aを振動的に出力し、遮断箇所にごみ等が付着した場合の排除動作を行いつつ確実な遮断性能を確保する第3の遮断モードを有するようにしてもよい。
また、マイクロコンピュータ8のクロック信号を発生するための発振回路10が設けられており、この発振回路10の動作が正常か否か、つまりクロック信号が正常にマイクロコンピュータ8に供給されているか否かを監視するためのクロック監視手段11が設けられている。そして、クロック監視手段11でクロック信号の異常が検知された場合は異常信号分類手段29に入力され、復帰ロック部7に復帰不可信号bを出力し、遮断弁3の復帰動作を禁止するようにしている。
以上のように、本実施の形態では、遮断弁3の遮断状態を保つ必要があるような事態として、暴走監視手段9、電池消耗監視手段25、クロック監視手段11からの異常信号について説明したが、これに限定されるものではなく、ガスメータ1が有する機能において復帰動作を行ってはいけないと想定される異常に対して第2の遮断モードを設定するようにすればよいものである。
次に、復帰ロック部7の一実施の形態として図2を用いて説明する。図2において、遮断弁3は自己保持型ソレノイドで、無通電状態でも永久磁石12の磁力による吸着保持力が得られるため、復帰部5に外力を加えて弁本体13を押し戻してやることで、弁本体13が吸着、保持されるため、ガス流路2を復帰(開栓)させることができる。
また、ガス流路2の遮断(閉栓)は永久磁石12の磁力を打ち消すように、吸引動作の逆極性の電流をコイル14に加えて吸着保持力を小さくし、スプリング15の外部の戻し力により弁本体13を引き離すことでガス流路2を遮断(閉栓)することができる。
復帰ロック部7は復帰部5の外力を加える箇所に設けられ、復帰不可信号bを受け取ると、外力を妨害するシャッター15を閉めることで復帰部5に外力が加えられない構造にしたものである。
(実施の形態2)
図1を用いて本発明の第2の実施の形態におけるガス遮断装置を説明する。なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
実施の形態1と異なる点は、異常信号分類手段29で選択された遮断モード別にを集中監視センタへ転送する通信部17と、ガスメータの状態を表示する表示器18と、異常信号分類手段29で第2の遮断モードが選択されたとき表示器18に復帰不可状態を表示さ
せるロック表示手段19と、ガス流路2に流れるガスの流量を検知し、遮断信号a出力後に流量を検知すると遮断弁3に遮断信号aを出力する流量検知部23と、復帰検知部6が復帰不可信号bを出力された後に復帰を検知した時、遮断弁3を再び遮断させるために遮断信号aを出力するとともに、復帰検知部6が復帰不可信号bを出力された後に復帰を検知した時、復帰ロック部7に再び復帰不可信号bを出力する復帰不可手段24とを有したものである。
上記構成によれば、異常信号分類手段29で分類された異常信号に応じて選択される第1の遮断モードまたは第2の遮断モードを区別して異常が発生したことを集中監視センタに知らせることにより、異常発生後、速やかに現場に向かうことができ、迅速な対応が可能となる。
また、現場確認時に原因が不明で復帰動作を行った場合に正常動作が保証できない異常、あるいは遮断弁の遮断能力が確保できない異常であることが一目瞭然に確認することができ、慎重な原因究明が必要である旨を点検者あるいはユーザーに知らせることで、正確な処置を行うことができる。
さらに、遮断信号a出力後にガス流量が流れた場合、ガス流路2を十分に遮断できなかったと判断し、ガス流路2を再遮断することでガス流路2の閉栓することができる。
また、遮断信号a出力後に遮断弁3が復帰された時に、復帰ロック部7が十分に復帰部5をロックできなかったと判断し、ガス流路2を再遮断することでガス流路2を閉栓することができる。
そして、復帰検知部6が復帰不可信号bを出力された後に復帰を検知した時に、復帰ロック部7が十分に復帰部5をロックできなかったと判断し、復帰ロック部7を再ロックすることでガス流路2の閉栓後の復帰入力を防ぐことができる。
本発明にかかるガス遮断装置は、ガスメータ以後のガス使用時にガス使用上の安全を図るガス遮断装置に関するものである用途に適用することができる。
本発明の実施の形態1、2におけるガス遮断装置の構成図 (a)本発明の実施の形態1、2における開栓時のガス流路の構成図(b)同実施の形態における閉栓時のガス流路の構成図 従来のガス遮断装置の構成図
符号の説明
1 ガスメータ
2 ガス流路
3 遮断弁
4 電池
5 復帰部
6 復帰検知部
7 復帰ロック部
8 マイクロコンピュータ
9 暴走監視手段
10 発振回路
11 クロック監視手段
17 通信部
18 表示器
19 ロック表示手段
23 流量検知部
24 復帰不可手段
25 電池消耗監視手段
26 地震センサ
27 センサ異常検知手段
28 漏れ異常検知手段
29 異常信号分類手段(遮断モード選択手段)

Claims (8)

  1. ガスメータのガス流路内に設けられガスの通過量を計測する流量計測部と、流路内に設けられ異常時に流路を閉止する遮断弁と、前記遮断弁の駆動源である電池と、閉止状態にある遮断弁を復帰させる復帰部と、前記遮断弁の復帰状態を検知する復帰検知部と、前記復帰部の作動をロックし前記遮断弁の復帰動作を禁止する復帰ロック部と、前記流量計測部及び遮断弁の動作を制御すると共に前記電池の消耗状態を監視するマイクロコンピュータと、地震を検知するセンサと、前記流量計測部の情報及び前記センサ情報及び前記電池消耗監視手段の情報及びマイクロコンピュータの暴走動作を監視する暴走監視手段の情報等に基づいて出力される異常信号を予め定めた条件で分類する異常信号分類手段とを備え、前記異常信号分類手段で分類された異常信号に応じて遮断モードを選択する遮断モード選択手段を有し、前記遮断モード選択手段は、遮断弁に遮断信号を送ってガス流路を遮断状態とし、その後、所定の条件が満足されたとき復帰部を介して遮断弁をガス供給可能な状態に復帰させる第1の遮断モードと、遮断弁に遮断信号を送ると共に復帰ロック部に復帰不可信号を送って復帰部による復帰動作を禁止し、ガス流路の遮断状態を保持させる第2の遮断モードを有したガス遮断装置。
  2. 第2の遮断モードは、暴走監視手段からの情報に基づいて異常信号が出力されたとき、遮断弁に遮断信号を出力するとともに、復帰ロック部に復帰不可信号を出力するようにした請求項1記載のガス遮断装置。
  3. 第2の遮断モードは、電池消耗監視手段の情報に基づいて異常信号が出力されたとき、遮断弁に遮断信号を出力するとともに、復帰ロック部に復帰不可信号を出力するようにした請求項1記載のガス遮断装置。
  4. 第1の遮断モードと第2の遮断モードを区別して集中監視センタへ転送する通信部を有する請求項1〜3のいずれか1項記載のガス遮断装置。
  5. ガスメータの状態を表示する表示器を備え、異常信号分類手段が第2の遮断モードを選択したとき前記表示器に復帰不可状態を表示させるロック表示手段とを有する請求項1〜4のいずれか1項記載のガス遮断装置。
  6. ガス流路に流れるガスの流量を検知し、遮断信号出力後に流量を検知すると遮断弁に遮断信号を出力する流量検知部を有する請求項1〜5のいずれか1項記載のガス遮断装置。
  7. 復帰検知部が復帰不可信号を出力された後に復帰を検知した時、遮断弁を再び遮断させるために遮断信号を出力する復帰不可手段を有する請求項1〜6のいずれか1項記載のガス遮断装置。
  8. 復帰検知部が復帰不可信号を出力された後に復帰を検知した時、復帰ロック部に再び復帰不可信号を出力する復帰不可手段を有する請求項1〜7のいずれか1項記載のガス遮断装置。
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