JPH1144565A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

Info

Publication number
JPH1144565A
JPH1144565A JP20138597A JP20138597A JPH1144565A JP H1144565 A JPH1144565 A JP H1144565A JP 20138597 A JP20138597 A JP 20138597A JP 20138597 A JP20138597 A JP 20138597A JP H1144565 A JPH1144565 A JP H1144565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
shut
shutoff
state
seismic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20138597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3431125B2 (ja
Inventor
Kazumitsu Nukui
一光 温井
Shinichi Sato
真一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Omron Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Tokyo Gas Co Ltd, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP20138597A priority Critical patent/JP3431125B2/ja
Publication of JPH1144565A publication Critical patent/JPH1144565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3431125B2 publication Critical patent/JP3431125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断弁の遮断が地震以外の衝撃によって生じ
たものなのか否かを区別でき、これに応じて遮断弁の遮
断状態を制御することができるガスメータを提供する。 【解決手段】 遮断弁13は、外部から衝撃を受けた場
合には、外部からの衝撃によって遮断状態になった旨を
通知する衝撃遮断信号13aを、制御部20に出力する
ようになっている。安全機能部22は、遮断弁13から
衝撃遮断信号13aが入力された場合には、遮断弁13
の遮断状態を解除可能(弁復帰操作部27からの操作に
よる解除が可能な状態)な通常遮断になるよう制御し、
衝撃遮断信号13aの入力がなされなかった場合には、
感震器16の感知結果に応じて遮断弁13の遮断状態を
解除不可能(弁復帰操作部27からの操作による解除が
不可能な状態)な復帰不可遮断になるよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス流路を遮断す
る機能を有するガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータには、マイクロコンピュータ
を用いて異常時にガス流路を遮断する安全機能を備えた
ものがある。この安全機能の一つに、感震器によって地
震を感知したときにガス流路を遮断する機能がある。
【0003】図6は、従来のガスメータの安全機能を行
う制御系の概略構成を示すブロック図である。なお、こ
の図では、安全機能として感震器を用いた場合を示して
いる。この図に示したように、従来のガスメータは、マ
イクロコンピュータ等で構成された制御部110に、地
震を感知する感震器120と、この感震器120の感知
結果に応じてガス流路を遮断する遮断弁130とが接続
されて構成される。また、制御部110は、感震器12
0の感知結果に基づいて地震が発生したか否かを判定す
る地震発生判定部140と、この地震発生判定部140
の判定結果に基づいて遮断弁130を駆動する遮断弁駆
動回路150とを備えている。
【0004】遮断弁130は、内部に電磁石となるコイ
ルが配置されており、このコイルに流れる電流が遮断弁
駆動回路150から制御されることにより遮断動作が行
われるようになっている。通常の場合においては、この
遮断弁130が地震によって遮断されると、使用者が手
動によって遮断弁を復帰することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のガスメータでは、利用されている遮断弁が
内部のコイルに流れた電流に応じて動作するような構造
となっているため、外部から地震以外の何らかの衝撃が
あった場合にも、この衝撃によってコイルに起電力が生
じて電流が流れてしまい、遮断弁が誤作動してしまうこ
とがある。従来のガスメータでは、遮断弁の遮断がこの
地震以外の何らかの衝撃によって生じたものなのか地震
によって生じたものなのかの区別ができないという問題
点があった。
【0006】また、近年の地震に対する危機管理の重要
性に即応して、遮断弁の遮断状態の復帰動作にも慎重な
取り扱いが必要とされており、例えば、ガスメータの管
理要員が出動しなければ遮断弁の復帰を行えないように
するというような対応も考えられる。このような状況を
鑑みると、遮断弁の遮断が地震によるものなのかそれ以
外の一時的な衝撃によるものなのかの区別を明確にし
て、遮断弁の遮断状態を維持するか否かを制御すること
が重要である。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、遮断弁の遮断が地震以外の衝撃によ
って生じたものなのか否かを区別でき、これに応じて遮
断弁の遮断状態を制御することができるガスメータを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のガスメー
タは、ガス流路を流れるガスの流量を検出する流量検出
手段と、地震を感知する感震手段と、この感震手段の感
知結果と外部からの衝撃の作用とに応じて前記ガス流路
を遮断する遮断弁と、この遮断弁が外部からの衝撃によ
って遮断状態になったことを通知する通知手段と、この
通知手段の通知結果と前記感震手段の感知結果とに基づ
いて前記遮断弁の遮断状態の制御を行う遮断弁制御手段
とを備えたものである。
【0009】このガスメータでは、通知手段により、遮
断弁が外部からの衝撃によって遮断状態になったことが
通知され、遮断弁制御手段により、通知手段の通知結果
と感震手段の感知結果とに基づいて遮断弁の遮断状態が
制御される。
【0010】請求項2記載のガスメータは、請求項1記
載のガスメータにおいて、遮断弁制御手段が、通知手段
による通知がなされた場合には、遮断弁の遮断状態を解
除可能に制御し、通知手段による通知がなされなかった
場合には、感震手段の感知結果に応じて遮断弁の遮断状
態を解除不可能に制御するようにしたものである。
【0011】このガスメータでは、遮断弁制御手段によ
り、通知手段による通知がなされた場合には、遮断弁の
遮断状態が解除可能に制御され、通知手段による通知が
なされなかった場合には、感震手段の感知結果に応じて
遮断弁の遮断状態が解除不可能に制御される。
【0012】請求項3記載のガスメータは、請求項2記
載のガスメータにおいて、感震手段を、複数の地震の震
度を感知可能にし、遮断弁制御手段は、感震手段が所定
の震度以上の地震を感知した場合においてのみ、遮断弁
の遮断状態を解除不可能に制御するようにしたものであ
る。
【0013】このガスメータでは、感震手段により、複
数の震度の地震が感知され、遮断弁制御手段により、感
震手段が所定の震度以上の地震を感知した場合において
のみ、遮断弁の遮断状態が解除不可能に制御される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態に係るガスメ
ータの概略構成を示す断面図である。このガスメータ1
0は、本体11と、この本体11内に挿通され、ガスを
受け入れる入口部12Aとガスを排出する出口部12B
を有するガス流路としてのガス管12とを備えている。
ガス管12には、入口部12A側から順に、異常時にお
いてガス流路を遮断するための遮断弁13と、ガス流路
を流れるガスの流量を検出する流量検出手段としての流
量検出部14と、ガス管12に設けられた導圧孔17を
介してガス流路内のガスの圧力を検出する圧力センサ1
5とが配置されている。本体11内には、更に、地震を
感知する感震手段としての感震器16と、流量検出部1
4、圧力センサ15および感震器16の各出力信号を入
力すると共に、遮断弁13を制御する制御部20とが設
けられている。
【0016】遮断弁13には、ガス流路を遮断する遮断
状態とガス流路を開放する復帰状態とを電気的に選択可
能な遮断弁(双方向弁ともいう。)が用いられている。
【0017】図2および図3は図1における遮断弁13
の構成を示す断面図であり、図2は復帰状態を示し、図
3は遮断状態を示している。なお、以下の説明では、ガ
ス管12内のガス流路における開口部12aと遮断弁1
3の位置関係を、開口部12a側を上側、遮断弁13側
を下側として説明している。
【0018】この遮断弁13は、磁性材で形成されたハ
ウジング41を備えている。このハウジング41は、上
側が小径の円筒状、下側が大径の円筒状に形成され、上
端は開放され、下端は閉塞されている。このハウジング
41の上下方向の中央部分の外側にはフランジ部42が
固定されている。このフランジ部42は、図1における
本体11に固定されている。ハウジング41内の上側に
は円筒状の永久磁石43が設けられ、ハウジング41内
の下側には電磁石となるコイル44が設けられている。
ハウジング41の外側のコイル44に対応する部分には
磁界の強さに応じてオン・オフするリードスイッチ44
aが設けられている。また、永久磁石43とコイル44
とによって形成される中空部内には、プランジャ45が
軸方向に移動可能に挿通されている。このプランジャ4
5は、磁性材で形成された上側の磁性部45aと、非磁
性材で形成された下側の非磁性部45bとを有してい
る。このプランジャ45の上端部はハウジング41の上
端より突出し、このプランジャ45の上端部に、開口部
12aを閉塞可能なゴム弁体46が取り付けられてい
る。また、このゴム弁体46とフランジ部42との間に
は、ゴム弁体46を上方に付勢するばね47が設けられ
ている。
【0019】この遮断弁13のコイル44には、通常時
においては電流が流れていない。また、図2に示したよ
うに、永久磁石43の磁力が矢印48で示すように作用
して、プランジャ45は引き込まれ、開口部12aが開
放される。その結果、ガスは矢印49で示すように開口
部12aを通過する。遮断弁13を遮断状態にするに
は、図3に示したようにコイル44に電流を流し、永久
磁石43による磁界を打ち消す磁界を生成する。このコ
イル44による磁力を破線の矢印50で示す。すると、
ばね47の力によりプランジャ45が突出し、ゴム弁体
46によって開口部12aが閉塞される。一方、遮断弁
13を復帰するには、遮断状態にするときとは逆方向の
電流をコイル44に流し、永久磁石43による磁界を強
める磁界を生成する。これによりプランジャ45はばね
47の力に打ち勝って引き込まれ、その結果開口部12
aが開放される。
【0020】遮断弁13のコイル44に流れる電流は、
通常、後述の遮断弁駆動回路23(図4)に制御されて
おり、感震器16によって所定の震度の地震が感知され
た場合等に応じて電流が流され遮断状態になる。しかし
ながら、地震以外に外部から何らかの衝撃が作用した場
合には、この遮断弁駆動回路23の制御に係わらずコイ
ル44に起電力が生じて電流が流れて磁界が生成され、
遮断弁13が遮断状態になってしまう場合がある。リー
ドスイッチ44aは、このように遮断弁13が外部から
衝撃を受けた場合にコイル44に生成された磁界の漏れ
成分を感知して動作し、遮断弁13が外部からの衝撃に
よって遮断状態になった旨を通知する衝撃遮断信号を制
御部20(図1)に出力するようになっている。なお、
このリードスイッチ44aが、本発明における通知手段
に対応する。
【0021】図4は、図1における制御部20とその周
辺の構成を示すブロック図である。この図に示したよう
に、ガスメータ10は更にLED(発光ダイオード)等
により構成される表示部25と自動検針センタに各種情
報を通知するための通信制御部26と、遮断弁13を使
用者が復帰させるための弁復帰操作部27とを備えてい
る。そして、制御部20に、遮断弁13,流量検出部1
4,圧力センサ15,感震器16,表示部25,通信制
御部26および弁復帰操作部27が接続されている。
【0022】また、制御部20は、例えばマイクロコン
ピュータによって構成されるものであり、流量検出部1
4の出力信号に基づいて流量および積算流量を算出する
流量演算部21と、流量演算部21,圧力センサ15お
よび感震器16の各出力信号に基づいて異常を検出する
安全機能部22と、この安全機能部22の制御の下で遮
断弁13を駆動する遮断弁駆動回路23とを備えてい
る。
【0023】感震器16は、地震が発生した場合に作動
し、複数の地震の震度を感知可能に構成されている。そ
して、この感震器16は、地震の震度に応じた感震信号
を制御部20の安全機能部22に出力するようになって
いる。例えば、感震器16は、震度4の地震を感知した
場合には信号16aを出力し、震度5の地震を感知した
場合には信号16aと信号16bとを出力し、震度6の
地震を感知した場合には信号16a〜16cを出力する
ようになっている。この感震器16の感震機構として
は、例えば、水平に配設された皿状の支持板に鋼球を配
置し、地震動によりある基準値以上に鋼球が動いたとき
に、電気の接点がオン・オフし、この状態を信号(パル
ス)として検知するようなものである。
【0024】弁復帰操作部27は、遮断弁13を手動で
元の状態に復帰させるのに用いられ、例えば、押しボタ
ンスイッチ等により構成される。ガスメータ10の使用
者は、通常の遮断が行われた行われた場合には、この弁
復帰操作部27を操作することにより遮断弁13の遮断
状態を元の状態に復帰させることが可能となっている。
【0025】流量演算部21によって算出された積算流
量は、表示部25に表示されると共に通信制御部26に
送られるようになっている。通信制御部26は、電話回
線等の通信線を介して、あるいは無線によって、自動検
針センタに積算流量の情報を送るようになっている。
【0026】安全機能部22は、所定量以上のガス流量
が検出された場合や所定期間以上ガス流量が検出された
場合やガス圧力が所定値以下に低下した場合等の異常時
に、遮断弁駆動回路23を制御して遮断弁13を駆動し
ガス流路を遮断すると共に、表示部25にLEDの点滅
等による警報表示を出し、通信制御部26を介して自動
検針センタにその旨を通知するようになっている。な
お、表示部25への警報表示と自動検針センタへの通知
は、それぞれ行うか否かを設定でき、設定結果はRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)にフラグとして保持さ
れるようになっている。
【0027】安全機能部22は、更に、感震器16によ
って地震が感知されたときには、後述の手順に従って遮
断弁駆動回路23を制御して遮断弁13を駆動しガス流
路を遮断すると共に、その遮断状態の制御を行うように
なっている。例えば、安全機能部22は、遮断弁13の
リードスイッチ44a(図2および図3)から衝撃遮断
信号13aが入力された場合には、遮断弁13の遮断状
態を解除可能(弁復帰操作部27からの操作による解除
が可能な状態)な通常遮断になるよう制御し、衝撃遮断
信号13aの入力がなされなかった場合には、感震器1
6の感知結果に応じて遮断弁13の遮断状態を解除不可
能(弁復帰操作部27からの操作による解除が不可能な
状態)な復帰不可遮断になるよう制御するようになって
いる。より具体的には、安全機能部22は、衝撃遮断信
号13aの入力がなされなかった場合には、感震器16
が震度6以上の地震を感知した場合においてのみ、遮断
弁13の遮断状態を解除不可能に制御するようになって
いる。このように、安全機能部22および遮断弁駆動回
路23が、本発明における遮断弁制御手段に対応する。
【0028】次に、図4に示すブロック図を参照しつ
つ、図5に示す流れ図に従って、本実施の形態における
ガスメータ10の動作について、特に制御部20の地震
感知時の動作を中心に説明する。
【0029】制御部20は、通常状態においては、流量
検出部14からの検出結果に基づいてガス管12中の流
量を演算している(ステップS101)。この通常状態
において、制御部20の安全機能部22は、感震器16
から感震信号が入力されたか否かを判断し(ステップS
102)、ここで、感震信号が入力されていなければ
(ステップS102;N)、この判断を繰り返す。一
方、感震器16から感震信号が入力された場合には(ス
テップS102;Y)、制御部20の安全機能部22
は、まず、その入力された感震信号に含まれる信号が震
度4を検知した信号16aのみか否かを判断する(ステ
ップS103)。ここで、震度4を検知した信号16a
のみである場合には(ステップS103;Y)、安全機
能部22は、震度4の地震があったとを認識し(ステッ
プS104)、例えば表示部25に震度4の地震があっ
た旨の警報表示等の警報処理を行った後、ステップS1
01の通常状態に移行する。
【0030】また、入力された感震信号に含まれる信号
が震度4を検知した信号16aのみでない場合には(ス
テップS103;N)、更に、その入力された感震信号
に含まれる信号が震度4を検知した信号16aと震度5
を検知した信号16bとの信号のみであるか否かを判断
する(ステップS105)。ここで、感震信号が震度4
と震度5とを検知した信号16a,16bのみである場
合には(ステップS105;Y)、安全機能部22は、
例えば表示部25に震度5の地震があった旨の警報表示
等の警報処理を行うと共に、遮断弁駆動回路23を制御
して遮断弁13を復帰可能な遮断状態にし、ガス流路を
通常遮断する(ステップS106)。ここで、弁復帰操
作部27から遮断弁13を復帰させるための所定の操作
が行われなければ(ステップS107;N)、この遮断
状態を継続する。一方、弁復帰操作部27において遮断
弁13を復帰させるための所定の操作が行われ、安全機
能部22に弁復帰操作部27から復帰信号が入力された
場合には(ステップS107;Y)、安全機能部22
は、遮断弁駆動回路23を制御して遮断弁13の遮断状
態を解除して(ステップS108)、遮断弁13を復帰
状態にしステップS101の通常状態に移行する。
【0031】また、感震信号が震度4と震度5とを検知
した信号16a,16bのみでなく、震度6を検知した
信号16cも含まれていた場合には(ステップS10
5;N)、安全機能部22は、震度6以上の地震があっ
たと判定し(ステップS109)、更に、遮断弁13か
ら衝撃遮断信号13aが入力されたか否かを判断する
(ステップS110)。ここで、衝撃遮断信号13aが
入力されなかった場合には(ステップS110;N)、
安全機能部22は、例えば表示部25に震度6の地震が
あった旨の警報表示や通信制御部26による自動検針セ
ンタへの通知等の警報処理を行うと共に、遮断弁駆動回
路23を制御して遮断弁13を弁復帰操作部27からの
操作による解除が不可能な遮断状態である復帰不可遮断
にする(ステップS111)。なお、このように、復帰
不可遮断された場合には、ガスメータ10の管理要員が
出動して遮断弁13の復帰作業を行うことにより遮断弁
13が復帰状態となる。
【0032】一方、安全機能部22に遮断弁13から衝
撃遮断信号13aが入力された場合には(ステップS1
10;Y)、安全機能部22は、衝撃遮断が生じたと判
断し(ステップS112)、例えば表示部25に衝撃遮
断があった旨の警報表示等の警報処理を行い、次に、弁
復帰操作部27から遮断弁13を復帰させるための所定
の操作が行われたか否かを判断する(ステップS11
3)。ここで、弁復帰操作部27から遮断弁13を復帰
させるための所定の操作が行われなければ(ステップS
113;N)、衝撃遮断状態を継続する。一方、弁復帰
操作部27において遮断弁13を復帰させるための所定
の操作が行われ、安全機能部22に復帰信号が入力され
た場合には(ステップS113;Y)、安全機能部22
は、遮断弁駆動回路23を制御して遮断弁13の衝撃遮
断状態を解除して(ステップS114)、遮断弁13を
復帰状態にしステップS101の通常状態に移行する。
【0033】以上説明したように、本実施の形態に係る
ガスメータ10によれば、遮断弁13が衝撃遮断したこ
とを通知するリードスイッチ44a(図2および図3)
を設たので、遮断弁13が地震により遮断状態になった
のか地震以外の外部からの衝撃の作用により遮断状態に
なったのかを明確に区別することができる。また、安全
機能部22は、複数の震度を感知可能な感震器16から
の感知結果とリードスイッチ44aからの通知結果とに
応じて、遮断弁13の遮断状態を解除可能な通常遮断に
するのか、遮断弁13の遮断状態を解除不可能な復帰不
可遮断にするのかを制御するので、例えば、遮断弁13
を外部からの衝撃によって不必要に復帰不可遮断にする
ことなく、震度6以上の大地震が発生した場合において
のみ、無駄なく確実に遮断弁13の遮断状態を解除不可
能に制御することができる。このように、遮断弁13の
遮断が地震以外の衝撃によって生じたものなのか否かを
区別できると共に、これに応じて遮断弁の遮断状態を制
御することができるので、地震時における安全機能を向
上させることが可能となり利便性が向上する。
【0034】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、その均等の範囲で種々変更が可能である。例え
ば、上記実施の形態では、感震器16として、複数の震
度を感知可能なものを利用したが、これは、所定震度以
上の地震のみを感知するようなものであってもよい。ま
た、上記実施の形態では、感震器16が震度6以上の地
震を感知した場合においてのみ、復帰不可遮断にするよ
うにしたが、この復帰不可遮断にする震度の設定は、必
要に応じて変更するようにしてもかまわない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項3のいずれかに記載のガスメータによれば、通知手段
により、遮断弁が外部からの衝撃によって遮断状態にな
ったことを通知するようにしたので、遮断弁の遮断が地
震以外の衝撃によって生じたものなのか否かを区別する
ことができる。また、遮断弁制御手段が、通知手段の通
知結果と感震手段の感知結果とに基づいて遮断弁の遮断
状態を制御するようにしたので、遮断弁の遮断が地震以
外の衝撃によって生じたものなのか否かの区別に応じて
遮断弁の遮断状態を制御することができ、地震時におけ
る安全機能を向上させることが可能となり利便性が向上
するという効果を奏する。
【0036】特に、請求項2記載のガスメータによれ
ば、遮断弁制御手段が、通知手段による通知がなされた
場合に、遮断弁の遮断状態を解除可能に制御し、通知手
段による通知がなされなかった場合には、感震手段の感
知結果に応じて遮断弁の遮断状態を解除不可能に制御す
るので、請求項1記載のガスメータの効果に加え、遮断
弁が外部からの衝撃によって不必要に解除不可能な遮断
状態になることのないように、地震が発生した場合にお
いてのみ、無駄なく確実に遮断弁の遮断状態を解除不可
能に制御することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るガスメータの概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1における遮断弁の構成を示す断面図であ
る。
【図3】図1における遮断弁の構成を示す断面図であ
る。
【図4】図1における制御部とその周辺の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図1における制御部の地震感知時の動作を示す
流れ図である。
【図6】従来のガスメータの概略構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 ガスメータ 12 ガス管 13 遮断弁 14 流量検出部 15 圧力センサ 16 感震器 20 制御部 21 流量演算部 22 安全機能部 23 遮断弁駆動回路 25 表示部 26 通信制御部 27 弁復帰操作部 44a リードスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路を流れるガスの流量を検出する
    流量検出手段と、 地震を感知する感震手段と、 この感震手段の感知結果と外部からの衝撃の作用とに応
    じて前記ガス流路を遮断する遮断弁と、 この遮断弁が外部からの衝撃によって遮断状態になった
    ことを通知する通知手段と、 この通知手段の通知結果と前記感震手段の感知結果とに
    基づいて前記遮断弁の遮断状態の制御を行う遮断弁制御
    手段とを備えたことを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 前記遮断弁制御手段は、前記通知手段に
    よる通知がなされた場合には、前記遮断弁の遮断状態を
    解除可能に制御し、前記通知手段による通知がなされな
    かった場合には、前記感震手段の感知結果に応じて前記
    遮断弁の遮断状態を解除不可能に制御することを特徴と
    する請求項1記載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記感震手段は、複数の地震の震度を感
    知可能であり、前記遮断弁制御手段は、前記感震手段が
    所定の震度以上の地震を感知した場合においてのみ、前
    記遮断弁の遮断状態を解除不可能に制御することを特徴
    とする請求項2記載のガスメータ。
JP20138597A 1997-07-28 1997-07-28 ガスメータ Expired - Fee Related JP3431125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20138597A JP3431125B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 ガスメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20138597A JP3431125B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 ガスメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1144565A true JPH1144565A (ja) 1999-02-16
JP3431125B2 JP3431125B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=16440215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20138597A Expired - Fee Related JP3431125B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 ガスメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3431125B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372442A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水道メーター
JP2008020389A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008025998A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2012225943A (ja) * 2012-08-22 2012-11-15 Yazaki Corp 電子式ガスメータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002372442A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水道メーター
JP2008020389A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2008025998A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JP2012225943A (ja) * 2012-08-22 2012-11-15 Yazaki Corp 電子式ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3431125B2 (ja) 2003-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5920265A (en) Waterline leak detection and shutoff system
WO1999057469A1 (en) Vibration and flow actuated valve shutoff system
JP3431125B2 (ja) ガスメータ
JP3527346B2 (ja) ガスメータ用遮断弁制御装置
JPH0943024A (ja) ガスメータ
JP3668980B2 (ja) ガス遮断装置
JP4765806B2 (ja) ガス遮断装置
JPH0943012A (ja) ガスメータ
JP2869652B2 (ja) ガスメータ
JP2008002829A (ja) ガス遮断装置
JP3558430B2 (ja) 電池電圧監視装置付きガスメータ
JPH0943023A (ja) ガスメータ
JPH0828799A (ja) ガス遮断弁制御装置
KR200329532Y1 (ko) 가스 밸브 안전 잠금 알림 장치
JP3378129B2 (ja) ガスメータ
KR20050011347A (ko) 가스 밸브 안전 잠금 알림 장치 및 방법
JP4117743B2 (ja) ガス遮断装置
JPH0649983Y2 (ja) ガス遮断弁制御装置
JPH08189850A (ja) ガスメータ
JP2008002828A (ja) ガス遮断装置
JPS59134422A (ja) 流体制御装置
JPH1078342A (ja) ガスメータ
JP2010117880A (ja) ガス警報器
JPH0444150B2 (ja)
JP2008002830A (ja) ガス遮断装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees