JPH10176939A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JPH10176939A
JPH10176939A JP33733096A JP33733096A JPH10176939A JP H10176939 A JPH10176939 A JP H10176939A JP 33733096 A JP33733096 A JP 33733096A JP 33733096 A JP33733096 A JP 33733096A JP H10176939 A JPH10176939 A JP H10176939A
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battery
valve
battery voltage
shut
power supply
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JP33733096A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Nukui
一光 温井
Katsuto Sakai
克人 酒井
Masa Ishimoto
雅 石本
Shinichi Sato
真一 佐藤
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電池電圧が低下した後電池電圧の低下によりマ
イクロコンピュータの制御手段が通信不能になることを
防止する。 【解決手段】ガス流量を測定し、遮断弁22を有し、異
常状態が検出された時に遮断弁が閉じられるガスメータ
において、遮断弁に接続され駆動電流を供給する電池2
1と、電池及び遮断弁にスイッチ手段SW1を介して接
続された電源端子211と、遮断弁に遮断指令信号を与
える機能と、遠隔地との通信を行う機能とを有する制御
手段20と、制御手段の電源端子211に接続された電
源用コンデンサ手段34と、電池電圧の低下を監視する
電池電圧監視手段32,33とを有し、制御手段20
は、電池電圧が所定の閾値より低いことを検出した時
に、SW1をオフ状態にして、電源端子及びコンデンサ
手段を電池及び遮断弁から切り離し、遮断指令信号を与
えると共に遠隔地との通信を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガスやプロパ
ンガス等による事故を未然に防ぐことができる電池電圧
の監視装置付きのガスメータに関し、遮断弁が駆動され
ても制御手段であるマイクロコンピュータの動作を保障
することができるガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガスやプロパンガス等を配管により
需要者に供給する場合、需要者毎にガスメータが設けら
れる。このガスメータは、使用したガスの流量を計測し
て表示すると共に、内蔵する電装基板上にマイクロコン
ピュータからなる制御装置を搭載し、各種センサーを利
用してガス漏れや地震が起きた時にガス流路に挿入した
遮断用の電磁弁でガス流路を遮断する等の機能を有して
いる。
【0003】かかるガスメータの制御を行なう制御装置
は、停電時にも正常に動作することができる様に同じ電
装基板に搭載した電池から電源を供給されている。ま
た、この電池は上記遮断弁を駆動するための電源として
も利用される。従って、電池の出力電圧が低下すること
は、遮断弁を閉じることができない或いは正常に制御装
置であるマイクロコンピュータを動作させることができ
ない事態を招くことになる。
【0004】一方、マイクロコンピュータ・チップはそ
れ自体のインピーダンスが非常に高く、消費電力が少な
い。また、その動作が保証される電源電圧も、1.2−
1.3ボルト程度と比較的低く、例えば3ボルトの電池
から供給される電源電圧が経年変化等により多少低下し
ても、正常に動作することができる。
【0005】これに対して、遮断弁を駆動するために
は、遮断弁内のソレノイドコイルに電流を供給して所定
の動力を発生させる必要がある。通常、遮断弁としての
電磁弁は、電力消費を避けるために100msec程度
の瞬時電流で閉弁し、開弁及び閉弁保持に電力を消費し
ない自己保持型遮断弁が用いられる。それでも、閉弁時
には駆動電流を流す必要があり、所定の磁力を発生させ
るためにはある程度の電圧値が電池から供給される必要
がある。
【0006】従って、従来のガスメータでは、マイクロ
コンピュータ・チップとは別に電池の出力電圧値をチェ
ックする回路が設けられている。この電池電圧監視回路
は、例えば25時間に1回の頻度で遮断弁と同程度の抵
抗を電池に接続して、電池の電圧の低下を検出するもの
である。
【0007】このような電池電圧監視回路で、経年変化
等による電池の電圧が上記の遮断弁を遮断する為に必要
最小限の電圧値までの低下が検出されると、電池電圧が
低下する前にマイクロコンピュータにより強制的に遮断
弁を閉じる指令信号を発っする。そして、遮断弁を閉じ
た後にマイクロコンピュータは遠隔地にあるセンタに対
して電池電圧低下の為に遮断弁を閉じた旨の情報を送信
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した通り、一般的
にマイクロコンピュータの最低動作電圧は遮断弁の最低
動作電圧よりも低いので、電池電圧監視回路が遮断弁動
作の最低電圧近傍に低下したことを検出した後でも、そ
の電池により内部のメモリに記憶された種々のデータを
保持しながら通信を実行することができる。
【0009】ところが、遮断弁を遮断する為には通常ソ
レノイドコイルに大きな電流を供給し、電磁力によって
バルブを閉じなければならない。そのため、その大きな
電流の消費により電池電圧が一時的にマイクロコンピュ
ータの最低動作電圧よりも低くなる場合がある。通常
は、遮断電流による電圧低下が生じてもマイクロコンピ
ュータの最低動作電圧を保障できる程度の高い電圧を監
視の閾値と設定しているが、例えば漏洩等による急激な
低下を伴う場合などの不測の事態では、一時的にマイク
ロコンピュータの最低動作電圧未満に低下することがあ
る。
【0010】そのようなことになると、たとえ所定時間
後に電池電圧が回復したとしても、マイクロコンピュー
タ内のメモリに蓄積された通信に必要なデータや、遮断
弁の履歴データ等が電源電圧の一時的な低下により消失
してしまい、もはや通信を実行することができなくな
る。
【0011】そこで、本発明では、上記の問題点を解決
し、電池電圧の低下が生じても遮断弁を確実に閉じるこ
とができ、且つマイクロコンピュータからなる制御手段
の最低限の動作を保障することができるガスメータを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明に
よれば、ガス流量を測定し、ガス流路中に設けられた遮
断弁を有し、異常状態が検出された時に該遮断弁が閉じ
られるガスメータにおいて、該遮断弁に接続され該遮断
弁に駆動電流を供給する電池と、該電池及び前記遮断弁
に第一のスイッチ手段を介して接続された電源端子と、
前記遮断弁に遮断指令信号を与える機能と、遠隔地との
通信を行う機能とを有する制御手段と、該制御手段の電
源端子に接続された電源用コンデンサ手段と、前記制御
手段に接続され該電池電圧の低下を監視する電池電圧監
視手段とを有し、前記制御手段は、前記電池電圧監視手
段により該電池電圧が所定の閾値より低いことを検出し
た時に、前記第一のスイッチ手段をオフ状態にして、該
電源端子及びそれに接続されたコンデンサ手段を前記電
池及び遮断弁から切り離し、その後前記遮断指令信号を
与えると共に前記遠隔地との通信を実行することを特徴
とするガスメータを提供することにより達成される。
【0013】更に、本発明では、このコンデンサ手段
は、前記制御手段が内部データを保持し前記通信を実行
するに十分な電荷を該制御手段に供給することができる
程度の容量を少なくとも有することを特徴とする。
【0014】バックアップ用のコンデンサ手段を制御手
段の電源端子に接続しておき、遮断弁駆動前にスイッチ
をオフにして電池から切り離すことにより、遮断弁駆動
による電池電圧の低下が発生したとしても、制御手段は
内部のデータを保持しそのデータによる通信を実行する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲
はその実施の形態に限定されるものではない。
【0016】図1は、ガスメータのシステムの概略図で
ある。ガスメータ本体1内には、ガスの供給管がコック
5を介して接続される。ガスメータ内の計量部4に流れ
るガス流は、例えば永久磁石等の往復運動に変換され、
流量測定装置12内のリードスイッチ等で検出され、往
復運動に対応したパルス信号がマイクロコンピュータか
らなる制御装置20に伝えられる。そこで、制御装置2
0では、単位時間当たりのパルス数から現在のガス流量
値を知ることができる。
【0017】制御装置20には、正常使用条件が予め設
定されている。例えば、瞬間最大流量や、ガス流量の時
間的変化なしの最大継続時間などである。このような瞬
間最大流量や最大継続時間を越えるようなガス流が検出
されると、制御装置20は遮断指令信号を遮断弁22の
弁駆動回路23に与えることでガス流路を遮断する。そ
して、その履歴を制御装置20内のメモリに記憶し、発
光ダイオード等よりなる表示部11に遮断の原因を表示
する。また、制御装置20は例えば地震を検知する等の
ガス流以外の異常を検知するセンサ14からの異常信号
を受けて、同様に遮断指令信号を遮断弁20に与えてガ
ス遮断し、メモリに記憶し表示する。更に、上記の表示
に加えて、遠隔地にあるセンタに対して通信を実行して
遮断情報を送信する。
【0018】これらのマイクロコンピュータ20や遮断
弁の駆動回路23等は、それらに電源電圧を供給する電
池21と共にガスメータ本体内の電装基板に共通に搭載
されているのが通常である。
【0019】図2は、本発明の実施の形態例の回路図で
ある。電池21が第一の電池電圧監視回路30、32に
接続される。また、ソレノイドコイル等を有する遮断弁
22が駆動トランジスタ23と共に電池21に接続され
る。マイクロコンピュータ20からの遮断指令信号21
5により駆動トランジスタ23が導通して遮断電流が遮
断弁22に供給される。また、制御手段であるマイクロ
コンピュータ20の電源端子211は、第一のスイッチ
SW1を介して電池21に接続されている。また、21
6はマイクロコンピュータのグランド端子である。そし
て、電源端子211にはマイクロコンピュータの最低限
の動作を可能にする程度の容量をもつコンデンサ34
が、スイッチSW1のマイクロコンピュータ側に接続さ
れる。そして、電源端子211とコンデンサ34は、遮
断弁22とは第一のスイッチSW1により分離可能に構
成されている。
【0020】更に、ガスメータとして例えば地震セン
サ、ガス圧力センサ等のセンサ回路部品14が、第二の
スイッチSW2を介して電池21に接続される。そし
て、第一のスイッチSW1と第二のスイッチSW2をオ
フにすることで、電源保障用のコンデンサ34とマイク
ロコンピュータ20から電池21、遮断弁22と共にセ
ンサ回路部品14をも切り離すことができる。
【0021】また、このセンサ回路部品14は、例え
ば、第一のスイッチSW1より電池21側に接続される
ことでも良い。その場合は、第一のスイッチSW1をオ
フにすることで電源保障用のコンデンサ34とマイクロ
コンピュータ20から電池21、遮断弁22を切り離す
ことができ、且つセンサ回路14は電池21に接続した
ままとすることができる。
【0022】コンデンサ34は、通常時に電池21によ
り電荷が充電されている。そして、電池電圧が低下した
ことが後述する電圧監視回路により検出された時は、ス
イッチSW1がオフにされて遮断弁22から切り離さ
れ、その後のマイクロコンピュータ20のデータの保持
と通信機能の実行等の最低限の動作を行うためのバック
アップ用の電源としてコンデンサ34の電荷が利用され
る。
【0023】一般に電池21内には内部抵抗r1を有
し、電池の経年変化に伴いその内部抵抗r1も大きくな
る傾向がある。それに伴い、電池21の電圧も低下する
傾向がある。第一の電池電圧監視回路30は、内部に遮
断弁22の内部インピーダンスと同程度の低いインピ−
ダンスを持つ抵抗r2が設けられている。そして、例え
ば25時間に1回程度の頻度で、制御装置20から電圧
監視信号213が供給されて、トランジスタ31をオン
させて抵抗r2を電池21に接続させる。そうすること
で、電池21が遮断弁に接続された状態を擬似的に再現
することができ、その時の電池の電圧の低下を電圧チェ
ック回路32により測定することができる。端子214
はその電圧検出用の端子である。
【0024】比較的インピーダンスが低い抵抗r2が接
続されることは、電池21の電流を大量に消費すること
を意味するので、かかる電圧値のチェックは余り頻繁に
行うことは好ましくない。そこで、電池21に第二の電
圧監視回路33を接続して常時その電圧値を監視するこ
とが、例えば本出願人が既に出願した特願平7−288
425等に提案されている。
【0025】この第二の電圧監視回路33は、内部のイ
ンピーダンスは比較的小さく、常時電池21に接続され
ていても電流の消費は抑えられている。しかし、例えば
結露等により電源ショートが発生して急激に電池の電圧
が低下する場合には、かかる低下を制御装置20が即座
に検出できるようにされている。そうすることで、第一
の電圧監視装置の動作頻度が低いことに伴う欠点を補っ
ている。
【0026】さて、図3は制御装置であるマイクロコン
ピュータ20の一般的な内部構成図である。制御装置2
0は一般的な汎用マイクロコンピュータでも良いし、ま
たカスタマイズされたマイクロコンピュータでもよい。
内部構造は、演算部201と、制御プログラムが記憶さ
れているROM203、プログラム実行時にワーク領域
として利用されたりガスメータが設置される環境を記憶
しておくRAM202と、外部との信号の送受を行なう
インターフェース部204等が共通のバス205を通じ
て接続されている。インターフェース部204にはアナ
ログ・デジタル変換回路等を有している。
【0027】RAM202には、例えばガスメータの号
数、最大瞬間流量、最大継続時間、計測されるガス流量
の積算値、ガス漏れ検知閾値、弁遮断情報、通信用電話
番号、ガスメータのID番号等が記憶される。最大瞬間
流量や最大継続時間、ガス漏れ検知閾値等はガス流の異
常を検出するために利用される。また弁遮断情報は、種
々の異常を検知して遮断弁を閉じた場合にその原因とし
ての履歴と弁遮断の情報である。従って、電池電圧が低
下したことを検知した場合に加えて、地震を感知した場
合や最大瞬間流量を越えたことを検知した場合等で遮断
した時は、その後遮断弁が復帰させられても、その履歴
を確認することで遮断弁の復帰を許してよいかどうかの
判断を行なうことができる。
【0028】図4は、電池電圧の低下と遮断弁を駆動し
た時の電池電圧の変化の例を示す図である。横軸が時間
で縦軸が電圧である。電池電圧監視回路30,32,3
3は、例えば遮断弁22を駆動することができる最低動
作電圧Vth1よりも電池電圧が高いか否かの監視を行
う。図中破線は、電池電圧が低下していない場合を示
し、実線は電池電圧が閾値電圧Vth1よりも低下した
場合を示す。
【0029】破線の様に、電池電圧が低下していない場
合は、例えば地震センサが地震を検知してマイクロコン
ピュータ20が遮断指令信号215を発して遮断弁22
を閉じたとしても、それに伴って電池電圧が一時的に低
下しても、マイクロコンピュータ20の最低動作電圧V
th2まで低下することはない。そして、電池21の特
性として、大電流の消費により一時的に電圧が低下して
もその電圧値は回復するので、回復後に再度遮断弁を閉
じること等ができる。
【0030】ところが、実線に示される通り、経年変化
や電源ショート等により電池電圧が最低動作電圧Vth
1を下回るような場合には、電池電圧監視回路がその低
下を検出してマイクロコンピュータ20が遮断弁22を
駆動すると、場合によっては図示される通り、一時的に
マイクロコンピュータの最低動作電圧Vth2よりも低
くなることがある。この期間は、図中Δtに示される通
り例え短い時間であっても、マイクロコンピュータの正
常動作が保障されないレベルに電圧が低下することによ
り、内部のメモリRAM202内の種々のデータが消失
される。
【0031】その結果、例えその後電圧が回復してもデ
ータの消失により遠隔地のセンタに、電圧低下により遮
断した情報を通信により発信することができなくなる。
即ち、ガスメータが使用不可能になる前にセンタに使用
不可能になった旨のデータを伝えることができない。ま
た、場合によっては電池電圧は回復しないかもしれな
い。
【0032】そこで、本実施の形態では、図2に示した
コンデンサ34により電荷を蓄積しておき、電池電圧低
下を検知した後の遮断弁駆動の前に、一旦スイッチSW
1をオフにしてコンデンサ34とコンピュータ20とを
電池21と遮断弁22とから切り離す。そうすることに
より、最低、マイクロコンピュータ20内のRAM20
2に記憶されているデータが消失することが防止でき
る。更に、遮断弁の駆動により一旦低下した電池電圧の
回復は必ずしも保障されないので、コンデンサ34内の
蓄積電荷を利用して、マイクロコンピュータ20はセン
タへの通信も実行する。こうすることで、遮断弁の駆動
により電池電圧が低下して回復不能になっても、最低
限、内部のデータの消失がない状態でセンタへの通信を
行うことができる。
【0033】前述した通り、第一の電池電圧監視回路
は、遮断弁と同等のインピーダンスを電池に遮断弁駆動
時と同等の時間接続して、同等の電流を流してその時の
電池の電圧値を検出する。従って、25時間に1回の電
圧測定では図4に示した大駆動電流を流すことによる電
池電圧の急激な低下がどの程度かを検出することができ
る。従って、第一の電池電圧監視回路では、擬似的に遮
断弁駆動時に電池電圧がマイクロコンピュータの最低動
作電圧以下まで低下するかいなかをチェックすることが
可能である。
【0034】ところが、25時間のインターバルの間に
結露等により電池がショートして急激に電圧値が低下す
る場合は、第二の電圧監視回路の如く高いインピーダン
スの抵抗を常時接続して電池電圧を監視する方法では大
電流による電池電圧の低下はないので、その後遮断弁を
駆動してどの程度電圧値が低下するかをチェックできな
い。従って、特に急激に電池電圧が低下する如き状況化
では、遮断弁を駆動する前に、スイッチSW1を切断し
てコンデンサとマイクロコンピュータ20を電池21と
遮断弁22から切り離すことが有効になる。
【0035】図5は、本発明の実施の形態例のマイクロ
コンピュータ20内のROMに格納されている制御プロ
グラムのフローチャート図である。
【0036】まず、ステップS1は、第二の電池電圧監
視回路33による常時電圧低下の監視工程である。ま
た、ステップS2,S3により例えば25時間に1回の
頻度で第一の電池電圧監視回路30,32による監視工
程である。いずれかの監視工程により、電池の電圧が遮
断弁の駆動に必要な最低電圧Vth1近傍までの低下が
検出されると、マイクロコンピュータ20はスイッチ制
御信号212と217によりスイッチSW1とSW2を
オフにする(S4,S5)。その結果、コンデンサ34
とそれに接続される電源端子211とは、電池21、遮
断弁22から切り離される。従って、コンデンサ34内
の電荷はマイクロコンピュータ20の電源端子211に
のみ接続された状態となる。尚、第一の電圧監視回路と
第二の電圧監視回路とでは電池に接続される抵抗の値が
大きく異なるので、検出用の閾値電圧Vth1はそれぞ
れの回路の特性に応じて設定される。
【0037】その後、マイクロコンピュータ20は電池
電圧が更に低下する前に、遮断弁駆動指令信号215を
発して、遮断弁22を閉じる(S6)。この時、駆動電
流により電池電圧が一時的に低下する。しかし、コンデ
ンサ34によるバックアップ電源により、マイクロコン
ピュータ内のデータは消失しない。そして、更にマイク
ロコンピュータはコンデンサ34のバックアップ電源を
利用して、通信プログラムを実行することで遮断弁を閉
じた旨の情報を遠隔にあるセンタに送信する(S7)。
【0038】その後の電池電圧の復帰は予想が困難では
あるが、例えば、図4中の実線の様に電池電圧が復帰す
る場合は、その復帰を電池電圧監視回路33などで検出
し(S8)、再度スイッチS1,2を閉じてマイクロコ
ンピュータ22に電池を接続する(S9)。そして、例
えばガスの圧力をセンサにより検出してガス漏れをチェ
ックすることで遮断弁が確かに閉じられたことの確認を
行う(S10)。もし、ガス流が検出される時は、再度
スイッチSW1,SW2をオフにして、遮断弁を駆動す
る信号を発する。そして、更にセンタへの連絡を通信プ
ログラムを実行することで行う。このような遮断弁駆動
とセンタへの連絡及びそのチェックは、電池電圧がマイ
クロコンピュータの駆動最低電圧まで回復しなくなるま
で続けられる。
【0039】尚、スイッチSW2をもオフにすることに
より、センサ回路14もコンデンサ34から切り離し
て、その充電電荷がマイクロコンピュータ20の最低限
の動作であるデータの保持と通信の実行にバックアップ
電源として利用される。
【0040】また、コンデンサ34の容量は、上記した
最低限のマイクロコンピュータ20の動作を保障する程
度の大きさが必要である。また電池電圧の電圧値によっ
てもその容量が決められる。従って、例えば一般にノイ
ズキャンセルの為に設けられるような小さい容量のコン
デンサでは不十分である。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、マ
イクロコンピュータ等の制御手段を搭載したガスメータ
において、マイクロコンピュータの電源端子にバックア
ップ用のコンデンサを設け、電池電圧が低下した時にコ
ンデンサと遮断弁との間のスイッチをオフにして切り離
す。その後、遮断弁駆動指令信号により遮断してそれに
よる電池電圧の一時的な低下が起きても、マイクロコン
ピュータ内のデータは保持され更に遮断情報を遠隔にあ
るセンタに通信で知らせることができる。
【0042】通常、電池電圧が一度でも低下するとその
ガスメータは使用が禁止されて取り替えられるので、最
低マイクロコンピュータがセンタにその旨の情報を通信
で知らせることが要求される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスメータのシステムの概略図である。
【図2】本発明の実施の形態例の回路図である。
【図3】マイクロコンピュータ20の一般的な内部構成
図である。
【図4】電池電圧の低下と遮断弁を駆動した時の電池電
圧の変化の例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態例のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
20 制御手段、マイクロコンピュータ 21 電池 22 遮断弁 30,32 第一の電圧監視回路 33 第二の電圧監視回路 34 コンデンサ SW1 第一のスイッチ SW2 第二のスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス流量を測定し、ガス流路中に設けられ
    た遮断弁を有し、異常状態が検出された時に該遮断弁が
    閉じられるガスメータにおいて、 該遮断弁に接続され該遮断弁に駆動電流を供給する電池
    と、 該電池及び前記遮断弁に第一のスイッチ手段を介して接
    続された電源端子と、前記遮断弁に遮断指令信号を与え
    る機能と、遠隔地との通信を行う機能とを有する制御手
    段と、 該制御手段の電源端子に接続された電源用コンデンサ手
    段と、 前記制御手段に接続され該電池電圧の低下を監視する電
    池電圧監視手段とを有し、 前記制御手段は、前記電池電圧監視手段により該電池電
    圧が所定の閾値より低いことを検出した時に、前記第一
    のスイッチ手段をオフ状態にして、該電源端子及びそれ
    に接続されたコンデンサ手段を前記電池及び遮断弁から
    切り離し、その後前記遮断指令信号を与えると共に前記
    遠隔地との通信を実行することを特徴とするガスメー
    タ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガスメータにおいて、 前記電池電圧監視手段は、所定時間経過毎に前記遮断弁
    と同等の第一のインピーダンスを前記電池に接続してそ
    の時の電池電圧値を検出する第一の監視手段を有するこ
    とを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のガスメータにおいて、 前記電池電圧監視手段は、更に前記第一のインピーダン
    スよりも大きい第二のインピーダンスを常時前記電池に
    接続してその電池電圧値を検出する第二の監視手段を有
    することを特徴とする。
  4. 【請求項4】前記請求項1乃至3に記載のガスメータに
    おいて、 更に、少なくとも前記ガス流路内のガス流を検出するセ
    ンサを有するセンサ群が前記第一のスイッチ手段を介し
    てあるいは別の第二のスイッチ手段を介して前記制御手
    段の電源端子と接続され、前記制御手段は、前記通信実
    行前に当該第一または第二のスイッチをオフ状態にして
    該スイッチ群を前記電源端子とコンデンサ手段から切り
    離すことを特徴とするガスメータ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4に記載のガスメータにおい
    て、 前記コンデンサ手段は、前記制御手段が内部データを保
    持し前記通信を実行するに十分な電荷を該制御手段に供
    給することができる程度の容量を少なくとも有すること
    を特徴とする。
JP33733096A 1996-12-17 1996-12-17 ガスメータ Pending JPH10176939A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106151639B (zh) * 2016-07-19 2018-09-11 天津市炳华节能技术有限公司 一种实现水表断线关阀的电路

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CN106151639B (zh) * 2016-07-19 2018-09-11 天津市炳华节能技术有限公司 一种实现水表断线关阀的电路

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