JP2002081984A - ガスメータ及び磁気発生器 - Google Patents
ガスメータ及び磁気発生器Info
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Abstract
ドの回路を作動させることがなく、いたずらによるテス
ト動作を排除することができるガスメータを構成する。 【解決手段】 あらかじめ判定基準が設定された警報・
遮断事由の発生を検知してガスの供給を遮断する遮断弁
11と、テストモードの回路の作動によって遮断弁を動
作させるテストスイッチ5とを備えたガスメータにおい
て、テストスイッチが外部からの特定の大きさの磁力に
感知してテストモードの回路を作動させるようにした。
これにより、通常市販されている永久磁石程度の磁力で
は作動せず、さらに強力な磁力によってはじめてテスト
作動するようになり、技術者が持参している磁気発生器
15により特定の大きさの磁力を与えない限り、テスト
モードの回路を作動させることができなくなり、いたず
らを防止できる。
Description
から受ける特定の大きさの磁力を感知してテストモード
の回路を作動させるガスメータ及び当該ガスメータに対
して特定の大きさの磁力を与える磁気発生器に関する。
マイコンガスメータでは、マイコンの機能が正常に動作
するかどうかを確認するためのテスト機能を備え、テス
トモードへ移行するためのテストスイッチが設けられて
いる。このテストスイッチは、外部から永久磁石を近づ
けて磁力を加えることによってテストモードの回路を閉
じるリードスイッチである。そしてこのテストスイッチ
をオンさせると、マイコンがガス流路をテスト遮断させ
る制御を行い、また監視センターに自動的にガス遮断を
通報するためのテスト発呼を行なう設定にしてある。
近づけてテストスイッチをオンさせ、上記のテスト動作
が正常に実行されるかどうかによって、マイコンが正常
に動作するかどうかを判断するようにしている。
テスト機能を備えたガスメータの場合、部外者でも市販
されているある程度の強さの磁力を持つ永久磁石によっ
てテストスイッチを容易に作動させることができ、いた
ずらによって不必要に遮断や発呼動作が発生し、セキュ
リティ面で問題があった。また、いたずらによってテス
トスイッチが何度もガス遮断や発呼動作すれば、電源と
しての内蔵電池の消耗が早まり、実用面でも問題があっ
た。
なされたもので、特定の磁力を外部から与えないとテス
トモードの回路を作動させることがなく、いたずらによ
るテスト動作を排除することができるガスメータを提供
することを目的とする。
特定の磁力を与えてテストモードへの移行を確実に行わ
せることができる磁気発生器を提供することを目的とす
る。
ータは、あらかじめ判定基準が設定された警報・遮断事
由の発生を検知してガスの供給を遮断する遮断手段と、
テストモードの回路の作動によって前記遮断手段を動作
させるテストスイッチとを備え、前記テストスイッチ
が、外部からの特定の大きさの磁力に感知して前記テス
トモードの回路を作動させるものである。
販されている永久磁石程度の磁力では作動せず、さらに
強力な磁力によってはじめて作動するテストスイッチを
設けることにより、技術者が持参している磁気発生器に
より特定の大きさの磁力を与えない限り、テストモード
の回路を作動させることができない。このため、部外者
が永久磁石を近づけるだけではテストモードの動作をす
ることがなく、いたずらによるテスト遮断やテスト発呼
を防止することができる。
と、これを取り巻く巻線と、前記巻線に電流を供給する
電源と、前記電源と前記巻線との電気的接続を開閉する
スイッチとを備えたものである。
石の磁力に対して、スイッチを投入して巻線に通電する
ことによって発生する磁力を重畳させ、通常の市販され
ている永久磁石では得られないような強力な磁力を発生
させることができる。したがって、この磁気発生器をガ
スメータに対して特定の大きさの磁力を与える手段とし
て用いることにより、ガスメータのテストスイッチを確
実に作動させてテストモードの回路を動作させることが
できる。
基づいて詳説する。図1は、ガスメータの全体的な構成
を示している。ガス流量を検出する流量センサ1、この
流量センサ1の出力する信号を受けてA/D変換等の処
理を行なう信号変換部2、感震器3、ガス圧を検出する
圧力センサ4、特定の大きさの磁力によって作動するテ
ストスイッチ5、復帰ボタン6、監視センター20と通
信するための通信インタフェース回路部7、回線網21
を通じて監視センター20と通信するためのモデム8、
LCD表示器9、この表示器9に対するドライバ10、
ガス流路を遮断する遮断弁11、この遮断弁11を開閉
駆動する駆動回路12、マイコンで構成され、各部を制
御する制御回路部13、電源としての電池14を備えて
いる。
PU、ROM、RAM、タイマ、不揮発性メモリなど、
本ガスメータの諸機能を制御するために必要な要素を備
えている。
あり、永久磁石Mgからの磁力Gに感応してその磁力G
の大きさにほぼ比例した電圧信号を出力する磁気抵抗素
子その他の磁電変換素子による磁気センサ5−1、この
磁気センサ5−1の信号を増幅する増幅回路5−2、増
幅回路5−2の出力を波形整形する波形成形回路5−
3、そして図3に示す出力特性を備えた判定回路5−4
から構成されている。
久磁石Mgから受ける磁力の強さGが基準レベルGaa
を越える強さGaであれば判定レベルAを越えているの
で判定出力Aを出力し、磁力の強さGが基準レベルGb
bを越える強さGbであれば判定レベルBを越えている
ので判定出力Bを出力する特性を有している。
の強さGは、外部の磁石Mgの磁力によって決まること
から、当該テストスイッチ5では、通常、市販されてい
る永久磁石の単体では磁力がGaa以上Gbb未満とな
り、Gbb以上の磁力を与えようとするときには、図4
に示すような構造の磁気発生器15を用いる必要がある
設定にしてある。
永久磁石16と、これを取り巻くように巻き付けられた
巻線17と、巻線17に通電するための電池18、そし
て発生する磁力の大きさを切替えるためのスイッチ19
によって構成されている。この磁気発生器15は、スイ
ッチ19を投入しない状態では、電池18から巻線17
に電流が流れず、永久磁石16の単体の磁力Gaを発生
するが、スイッチ19を投入すると電池18から巻線1
7に電流が流れて電磁石となって磁力が発生し、永久磁
石16の磁力と重畳して全体でGb(>Ga)の磁力を
発生する。
から出力される判定信号A,Bにより、制御回路部14
は次のように異なったテストモードの動作をする設定に
してある。判定信号Aを受けたときには、正常動作の判
定信号と見なし、LCD表示器11に正常動作を知らせ
るマークを表示させたり、表示器11の特定のマークや
表示画面全体を一定時間点滅させたりすることにより正
常動作を知らせることにし、特に電池14の電力を極端
に消耗させる動作はしない。そして判定信号Bを受けた
ときには、電池14を消耗させるテスト動作、例えば、
遮断弁11をテスト遮断させ、また通信インタフェース
回路7、モデム8を通して監視センター20にテスト発
呼させる。
は、部外者がいたずらしようとして市販品の永久磁石を
ガスメータに近づけたとしても、単にテストスイッチ5
から制御回路部13に判定信号Aが入力されるだけであ
るので、マイコンの正常作動を確認できるだけとなり、
特殊な磁気発生器15を持って強い磁力をガスメータに
近づけない限り遮断弁11を駆動し、またテスト発呼さ
せることができない。したがって、不必要なテスト遮断
やテスト発呼を行なうことがなくなり、マイコンの駆動
電源である電池14の消耗を最小に抑えることができ
る。
たが、図5に示すような3段以上の切換ができる構造に
することもできる。この図5の構造の磁気発生器15′
は、ロータリスイッチ19′により、巻線17に流れる
電流を大小に切り替える構造である。すなわち、off
ポジションは「切」、aポジションは抵抗raが大きく
て流れる電流が小さく、bポジションは抵抗rbが小さ
くて流れる電流が大きいという設定である。
ffポジションに設定しておけば、永久磁石16の磁力
Gaのみが発生し、aポジションに切り替えれば永久磁
石16の磁力と巻線17に流れる小さい電流による電磁
石による小さい磁力とが重畳して全体として磁力Gbが
発生し、bポジションに切り替えればさらに大きな磁力
Gc(>Gb>Ga)が発生する。
チ5の判定回路5−4からは、図6に示すように3段階
の判定出力A,B,Cが得られる。そしてこのような3
段階の出力に対して、マイコンで成る制御回路部13
は、判定出力Bの場合には遮断履歴内容読出し起動信号
とし、判定出力Cの場合にはテスト遮断、自動発呼動作
するように設定すれば、いたずら防止のみならず、より
きめ細かな運用が可能となる。
ば、テストスイッチ部分に磁気センサを用いており、可
動部分がないために高信頼性を持たせることができる。
また外部からの特定の大きさの磁力によりテスト動作す
るようにしているので、この特定の大きさの磁力とし
て、通常の市販の永久磁石では得られないように大きさ
の磁力に設定することにより、いたずらによってテスト
動作されることがなく、いたずらの防止が図れる。
の永久磁石の発生する磁力に重畳するように電磁石作用
でより強い磁力を発生させることができるので、上記の
ガスメータをテスト動作させる磁力の大きさを当該磁気
発生器の発生する磁力の大きさに適合するように設定す
ることにより、本装置を用いてしかテスト動作させるこ
とができなくなり、市販品の永久磁石でガスメータがい
たずらにテスト動作されるのを防ぐことができる。
ック図。
部構成を示すブロック図。
フ。
ブロック図。
ロック図。
テストスイッチの動作特性を示すグラフ。
Claims (2)
- 【請求項1】 あらかじめ判定基準が設定された警報・
遮断事由の発生を検知してガスの供給を遮断する遮断手
段と、テストモードの回路の作動によって前記遮断手段
を動作させるテストスイッチとを備え、 前記テストスイッチは、外部からの特定の大きさの磁力
に感知して前記テストモードの回路を作動させることを
特徴とするガスメータ。 - 【請求項2】 永久磁石と、これを取り巻く巻線と、前
記巻線に電流を供給する電源と、前記電源と前記巻線と
の電気的接続を開閉するスイッチとを備えて成る磁気発
生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000273929A JP4109820B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | ガスメータ及び磁気発生器 |
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JP2000273929A JP4109820B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | ガスメータ及び磁気発生器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002081984A true JP2002081984A (ja) | 2002-03-22 |
JP4109820B2 JP4109820B2 (ja) | 2008-07-02 |
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JP (1) | JP4109820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114664021A (zh) * | 2020-12-23 | 2022-06-24 | 金卡智能集团股份有限公司 | 一种用于计量仪表的用气管理方法和计量仪表 |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000273929A patent/JP4109820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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