JP4296647B2 - ガス保安装置 - Google Patents
ガス保安装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4296647B2 JP4296647B2 JP23932199A JP23932199A JP4296647B2 JP 4296647 B2 JP4296647 B2 JP 4296647B2 JP 23932199 A JP23932199 A JP 23932199A JP 23932199 A JP23932199 A JP 23932199A JP 4296647 B2 JP4296647 B2 JP 4296647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- level
- shut
- valve
- flow rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス流量を計測し、異常流量が計測された場合にはガス通路を遮断し、ガス使用上の安全性を確保するガス保安装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガスの使用量を計測するガスメータに、多量の流量が計測された場合や、通常ではありえないほどの長時間使用があった場合には、異常と判定してガス通路を遮断し、安全性を確保する保安装置が内蔵されたものが普及している。
【0003】
この種のガス保安装置では、あらかじめ決められた号数のメータの中から、使用者の使用ガス量を予想して最適な号数のメータを選択し、設置するのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当初予想したよりもガス使用量が極端に少なく、せっかくの保安機能が十分に果たせなかったり、逆に設置時以降にガス使用機器の増設があって、号数の大きいメータに付け替えなければならなくなるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明では、通常の使用ガス量を学習し、これに連動して、異常時のガス遮断レベルを可変させる様にしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の保安装置は、ガスを流すためのガス流路と、このガス流路を流れるガスの流量を測定するための流量計測手段と、異常時にガス通路を遮断する遮断弁と、前記遮断弁を動作させるための遮断弁駆動回路と、前記遮断弁と前記流量計測手段を制御する制御回路とからなり、前記流量計測手段からの測定データにより正常のガス使用量を学習記憶し、このガス使用量が初期設定より少ない場合、異常時の前記遮断弁を動作させるガス使用量レベルを低い方へ変化させ、このガス使用量が初期設定より多い場合、異常時の前記遮断弁を動作させるガス使用量レベルを高い方へ変化させる使用量設定手段とを備えるようにしたものである。これにより、ガス使用量が少ない家庭でのガス漏れ検知等の精度をあげることができ、より安全であるとともに、初期設置時からガス使用機器が増加したとしても、メータの号数が大きいタイプに変更する必要をなくすことができる。
【0007】
また、遮断弁駆動回路がモーターで構成され、ガス使用量レベルの変化に連動して、前記モーターの可動量を少なくするようにしたものである。これにより、モータを駆動する電池の寿命を延ばすことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0009】
(実施例1)
図1は本発明の第1の手段によるガス保安装置を示す構成図であり、図2はガス使用量レベルの変化を表す。
【0010】
本発明の第1の手段によると、通常、流路1を流れているガスを流量計測手段2で測定し、制御回路5へ送る。そして、計測されたガスの使用量が異常かどうかを判断し、異常と判断した場合は遮断弁駆動回路4に動作信号を送信して、遮断弁3を閉じてガスを止める。
【0011】
しかし、図2の様に、初期設定としての使用ガス量が2.5号であれば、異常と判断するガス遮断レベルはAレベルであるが、流量計測手段2から制御回路5への信号により制御回路5内の使用量設定手段6を学習し、実際の使用量のレベルが2.5号より少ないBレベルであると判断すると、このまま異常判定レベルをAレベルのままにしておくと、なかなか遮断しないようになる。
【0012】
そこで、使用量設定手段6が実際の使用量レベルがBレベルであると学習すると同時に、異常判定レベルをCレベルに変更する。これにより、ガス保安装置の標準使用量より少ないガス使用量であっても、異常時の遮断レベルは理想的な所に設定することができる。
【0013】
この時、異常判定レベルを段階的に変化させていってもよいし、また、2.5号とAレベルの差と同じだけBレベルとCレベルの差を設定してもよいし、変えてもよい。
【0014】
(実施例2)
図3は本発明の第2の手段によるガス保安装置の遮断弁部の拡大図である。
【0015】
本発明の第2の手段によると、第1の手段と同じように、使用量設定手段6により、実際の使用量のレベルが2.5号より少ないと学習されると、遮断弁3の弁体7の移動量Xを少なくする。これにより、弁体7を動かしている動力源のエネルギー消費が減り、ガス保安装置の電池寿命を延ばすことができる。
【0016】
(実施例3)
図4は本発明の第3の手段によるガス保安装置のガス使用量レベルの変化図である。
【0017】
本発明の第3の手段によると、第1の手段と同じように、使用量設定手段6により、実際の使用量のレベルを学習する。そして、このレベルが2.5号より多いDレベルであると学習されると、通常、異常判定レベルがEレベルであるのをFレベルに変更する。
【0018】
これにより、ガス器具の増設等によりガス使用量が増えた場合でも、ガス保安装置を大きい号数に変更することなく、理想的な異常遮断レベルを保ったまま、そのまま同じガス保安装置を使用することができる。
【0019】
なお以上の実施例1、2及び3では、基準の号数を2.5号として説明したが、もちろん別の号数を基準としてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかのように本発明のガス保安装置によれば、次の効果が得られる。
【0021】
ガスの通常使用量を学習記憶し、これにより異常判定レベルを変化させることができるため、当初設置時の予想よりも実際のガス使用量が少ない場合でも、適切なタイミングでガス遮断でき、より安全になる。
【0022】
また、ガス使用量が少ないことを学習認識すると、遮断弁を駆動するモータの可動量を少なくなるよう調節するので、モータを駆動する電池の寿命を延ばすことが可能になる。
【0023】
そして、ガス使用量が初期設定より多くなったことを学習認識すると、これに対応して異常判定レベルを初期設定より高く変更できるため、ガス機器の増設があってもガス保安装置の号数を大きいタイプに変更する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるガス保安装置を示す構成図
【図2】 同装置のガス使用量のレベル変化を示す特性図
【図3】 本発明の実施例2におけるガス保安装置の遮断弁部の拡大側面図
【図4】 本発明の実施例3におけるガス保安装置のガス使用量のレベル変化を示す特性図
【符号の説明】
1 ガス流路
2 流量計測手段
3 遮断弁
4 遮断弁駆動回路
5 制御回路
6 使用量設定手段
7 弁体
Claims (1)
- ガスを流すためのガス流路と、このガス流路を流れるガスの流量を測定する流量計測手段と、異常時にガス通路を遮断する遮断弁と、前記遮断弁を動作させる遮断弁駆動回路と、前記遮断弁と前記流量計測手段を制御する制御回路とからなり、前記流量計測手段からの測定データにより正常のガス使用量を学習記憶し、このガス使用量が初期設定より少ない場合、異常時の前記遮断弁を動作させるガス使用量レベルを低い方へ変化させ、このガス使用量が初期設定より多い場合、異常時の前記遮断弁を動作させるガス使用量レベルを高い方へ変化させる使用量設定手段とを備えたガス保安装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23932199A JP4296647B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ガス保安装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23932199A JP4296647B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ガス保安装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001066172A JP2001066172A (ja) | 2001-03-16 |
JP4296647B2 true JP4296647B2 (ja) | 2009-07-15 |
Family
ID=17042989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23932199A Expired - Fee Related JP4296647B2 (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ガス保安装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4296647B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-26 JP JP23932199A patent/JP4296647B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001066172A (ja) | 2001-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9261204B2 (en) | Method and apparatus for controlling gas flow via a gas shut-off valve assembly | |
JP7426600B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JP4296647B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JP4508149B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP3737861B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP3473458B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JPH10176940A (ja) | ガスメータ及びそれを利用した定期検針方法 | |
JP4083367B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JP4251187B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JP3817934B2 (ja) | ガス保安装置 | |
JP4144482B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP2004308833A (ja) | ガス遮断装置 | |
JP3579547B2 (ja) | ガス遮断制御装置 | |
JP4110954B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP4550381B2 (ja) | ガスメータ | |
JP4161867B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP4296915B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP4109820B2 (ja) | ガスメータ及び磁気発生器 | |
JP4036058B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JPH09310781A (ja) | ガス遮断装置 | |
JP3997040B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JPH03243705A (ja) | 高炉ブリーダー弁開閉制御方法 | |
JP2006132795A (ja) | ガス遮断装置 | |
JP2002277294A (ja) | 流量計 | |
JPH08114479A (ja) | ガスメータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060804 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090324 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090406 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |