JPH09216744A - 紙葉類取出装置および紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類取出装置および紙葉類処理装置

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JPH09216744A
JPH09216744A JP8026948A JP2694896A JPH09216744A JP H09216744 A JPH09216744 A JP H09216744A JP 8026948 A JP8026948 A JP 8026948A JP 2694896 A JP2694896 A JP 2694896A JP H09216744 A JPH09216744 A JP H09216744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、システム全体としての処理速度
を向上でき、紙葉類をより高速で処理できる紙葉類取出
装置および紙葉類処理装置を提供する。 【解決手段】 郵便物処理装置1は、定形の郵便物Pを
集積するバッファ部16と、バッファ部16から後段の
処理装置へ向けて郵便物Pを一通づつ取出す第1の取出
装置50と、を有している。取出装置50は、可変速で
走行する取出ベルト78を有し、郵便物Pが取出ベルト
78に吸着されて取出されるようになっている。取出ベ
ルト78は、取出された郵便物Pの長さを考慮して速度
制御され、後段の処理装置における効率の良い処理が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、郵便物
等の紙葉類に対して選別、押印等の処理を施す紙葉類処
理装置、およびこの紙葉類処理装置において用いられる
紙葉類取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便物を自動的に選別し、取揃
え、押印し、区分する郵便物自動選別取揃え押印機とし
ての郵便物処理装置(紙葉類処理装置)が実用化されて
いる。この郵便物処理装置は、投入された多数の郵便物
から所定の厚さおよび幅を有する定型の郵便物(長さは
異なる)を選別する自動選別部と、選別された定型の郵
便物を一時的に集積するバッファ部と、を備え、このバ
ッファ部には、バッファ部から郵便物を一通づつ取出し
て自動読取部や押印部等の各種処理装置へ送る郵便物取
出装置(紙葉類取出装置)が配設されている。
【0003】この郵便物取出装置では、たとえば搬送ベ
ルトを走行させた状態で、この搬送ベルトに接触してい
る郵便物を搬送ベルトに吸着させることにより、郵便物
を1通づつ取出すようになっている。
【0004】このような郵便物取出装置において、全て
の郵便物の後端を揃えて供給し、先に取り出した郵便物
の後端とこれに続く郵便物の先端との間隔を一定の間隔
(定ギャップ)で取出す場合、先に取出した郵便物の後
端を検知器で検知し、次の郵便物を取出し、その郵便物
の先端を検知器で検知し、その郵便物と前に取出した郵
便物の間隔を算出し、郵便物の取出しを行う搬送ベルト
の回転を定常及び減速と切換えて定ギャップを確保する
という方法が考えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によると、郵便物の長さに関係なく各郵便物が
定ギャップで取出されるため、機械的に満足のいく処理
速度を達成できる反面、システム全体として十分に満足
のいく処理速度を達成することができない。
【0006】つまり、取出された郵便物が比較的長い郵
便物である場合には郵便物取出装置の下流側に配設され
た各種処理装置(例えば、自動読取部)における処理速
度が比較的遅くなり、比較的短い郵便物を処理する場合
には処理速度が比較的速くなることから、各郵便物を定
ギャップで取出すと、処理装置において処理不可能とな
るか又は処理時間にむだが生じてしまい、システム全体
として満足のいく処理速度を達成できない。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、システム全体としての処理速度を向上
でき、紙葉類をより高速で処理できる紙葉類取出装置お
よび紙葉類処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る紙葉類取出装置は、紙葉類の長さに
応じた処理時間で紙葉類を処理する処理装置へ向けて、
複数の紙葉類を一葉づつ取出す取出手段と、上記取出手
段にて取出された紙葉類の長さを検知する長さ検知手段
と、上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さ
に対応させて格納したメモリから、上記長さ検知手段に
て検知された紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出
し、この処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるよう
に上記取出手段における紙葉類の取出速度を制御する制
御手段と、を備えている。
【0009】上記紙葉類取出装置によると、取出手段に
よって取出された紙葉類は、長さ検知手段によって長さ
が検知され、紙葉類の長さに応じた固有の処理時間を有
する処理装置へ供給される。この紙葉類取出装置は、処
理装置において各紙葉類の処理に要する処理時間を紙葉
類の長さに応じて格納したメモリを備え、検知された長
さに応じて紙葉類の処理時間が読出される。そして、取
出された各紙葉類がそれぞれ読出された処理時間で連続
的に処理されるように各紙葉類の取出速度を制御する。
これにより、紙葉類取出装置にて取出された全ての紙葉
類の全体的な処理時間を短縮できる。
【0010】また、この発明の紙葉類取出装置は、紙葉
類の長さに応じた処理時間で紙葉類を処理する処理装置
へ向けて、後端を揃えた複数の紙葉類をその先端方向に
一葉づつ取出す取出手段と、上記取出手段による紙葉類
の取出方向上流側の所定位置に設けられ、上記取出手段
にて取出された紙葉類の先端通過を検知する先端検知手
段と、上記取出手段によって紙葉類を取出してから上記
先端検知手段によって紙葉類の先端通過を検知するまで
の時間、および上記取出手段による紙葉類の取出速度に
基づいて紙葉類の長さを演算する演算手段と、上記紙葉
類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対応させて
格納したメモリから、上記演算手段にて算出された紙葉
類の長さに対応する処理時間を読み出し、この処理時間
で各紙葉類を連続的に処理できるように、上記先端検知
手段によって先端が検知された後の上記取出手段におけ
る紙葉類の取出速度を制御する制御手段と、を備えてい
る。
【0011】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を所定の取出位置へ供給する供給手段と、上記
供給手段にて供給された紙葉類を一葉づつ取出す取出手
段と、上記取出手段にて取出された紙葉類の長さを検知
する長さ検知手段と、上記取出手段にて取出された紙葉
類をその長さに応じた処理時間で処理する処理手段と、
上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
応させて格納したメモリから、上記長さ検知手段にて検
知された紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、
この処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように上
記取出手段における紙葉類の取出速度を制御する制御手
段と、を備えている。
【0012】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を後端を揃えて所定の取出位置へ供給する供給
手段と、上記供給手段にて所定の取出位置へ供給された
紙葉類をその先端方向に一葉づつ取出す取出手段と、上
記取出手段による紙葉類の取出方向上流側の所定位置に
設けられ、上記取出手段にて取出された紙葉類の先端通
過を検知する先端検知手段と、上記取出手段によって紙
葉類を取出してから上記先端検知手段によって紙葉類の
先端通過を検知するまでの時間、および上記取出手段に
よる紙葉類の取出速度に基づいて紙葉類の長さを演算す
る演算手段と、上記取出手段にて取出された紙葉類をそ
の長さに応じた処理時間で処理する処理手段と、上記紙
葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対応させ
て格納したメモリから、上記演算手段にて算出された紙
葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、この処理時
間で各紙葉類を連続的に処理できるように、上記先端検
知手段によって先端が検知された後の上記取出手段にお
ける紙葉類の取出速度を制御する制御手段と、を備えて
いる。
【0013】更に、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を後端を揃えて所定の取出位置へ供給する供給
手段と、上記供給手段にて所定の取出位置へ供給された
紙葉類をその先端方向に一葉づつ取出す取出手段と、上
記取出手段による紙葉類の取出方向上流側の所定位置に
設けられ、上記取出手段にて取出された紙葉類の先端通
過を検知する先端検知手段と、上記取出手段によって紙
葉類を取出してから上記先端検知手段によって紙葉類の
先端通過を検知するまでの時間、および上記取出手段に
よる紙葉類の取出速度に基づいて紙葉類の長さを演算す
る演算手段と、上記取出手段にて取出された紙葉類を受
取って一定速度で搬送する搬送手段と、上記搬送手段に
よって搬送された紙葉類をその長さに応じた処理時間で
処理する処理手段と、上記紙葉類の長さに応じた処理時
間を紙葉類の長さに対応させて格納したメモリから、上
記演算手段にて算出された紙葉類の長さに対応する処理
時間を読み出し、この処理時間で各紙葉類を連続的に処
理できるように、上記搬送手段によって搬送される各紙
葉類の間隔を調整すべく、上記先端検知手段によって先
端が検知された後の上記取出手段における紙葉類の取出
速度を制御する制御手段と、を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。まず、この発
明の紙葉類取出装置としての郵便物取出装置を、この発
明の紙葉類処理装置としての郵便物選別取揃え押印装置
(以下、単に郵便物処理装置1とする)に組み込んだ実
施の形態について説明する。
【0015】すなわち、郵便物処理装置1の全体を概略
的に説明すると、図1および図2に示すように、この郵
便物処理装置1は、多様な厚さ、幅、長さを有する大量
の郵便物P(紙葉類)を受け入れて次段へ供給する供給
部10と、供給部10に供給された郵便物Pから所定の
厚さを有する郵便物Pを選別する厚さ選別部12と、厚
さ選別部12で選別された所定の厚さの郵便物Pから所
定の幅を有する郵便物Pを選別する幅選別部14と、所
定の厚さおよび幅を有する定型の郵便物P(長さは異な
る)を一時的に集積するバッファ部16および郵便物P
から情報を読取る第1および第2の読取部18、20を
有する検知部22と、郵便物Pに押印する押印部24
と、第1あるいは第2の読取部18、20により読取ら
れた区分情報に応じて各郵便物Pを所定の区分位置へ区
分集積する区分集積部26と、を備えている。
【0016】また、郵便物処理装置1の略中央部、つま
り検知部22の近傍には、郵便物処理装置1に対して種
々の操作を指示するとともに、動作モード、異常表示等
が行われる主操作パネル28が設けられ、押印部24と
区分集積部26との接続部の近傍には、動作モード、異
常表示等が行われる副操作パネル30が設けられてい
る。その他、郵便物処理装置1の各部にはそれぞれ図示
しないスイッチが設けられ、厚さ選別部12、幅選別部
14、検知部22をそれぞれ別々に起動あるいは停止操
作可能に構成されている。
【0017】次に、郵便物処理装置1の各部の構成およ
び動作について更に詳細に説明する。図1および図2に
示すように、供給部10は、多数の郵便部Pをまとめて
受入れるホッパ32と、このホッパ32から郵便物Pを
厚さ選別部12に向けて斜め上方に搬送する搬送ベルト
33と、を備えている。厚さ選別部12は、搬送ベルト
33により送られてきた郵便物Pを所定の厚さを有する
郵便物Pと所定外の厚さを有する郵便物Pとに選別す
る。厚さ選別部12により選別された所定の厚さの郵便
物Pは滑降路(図示しない)を介してコンベア34へ落
とされ、所定の厚さ以外の郵便物Pはリジェクト部35
を介して排出される。
【0018】幅選別部14は、コンベア34から送られ
てきた郵便物Pを立位状態にする立位変換部36と、こ
の立位変換部36により立位状態にされた郵便物Pを搬
送する搬送路38と、この搬送路38によって搬送され
る郵便物Pから所定幅以外の郵便物Pを選別する選別部
40a、40b、40c、40dと、郵便物Pの縦、横
の向きを揃える向き揃え部42と、を備えている。選別
部40a、40b、40c、40dにより選別された所
定幅外の郵便物Pは、図示しない排除用搬送路およびシ
ュータを介してリジェクト部に排除される。なお、異物
を含有した郵便物Pも幅選別部14で選別されて排除さ
れる。
【0019】検知部22は、幅選別部14により選別さ
れた定型の郵便部Pをバッファ部16に搬送する搬送路
44と、連続する郵便物間のギャップが所定の値よりも
小さい等の搬送不良が生じた場合やバッファ部16が満
杯の場合に、幅選別部14からの郵便物Pを一時的に集
積する補助集積部46と、を備えている。バッファ部1
6内には、バッファ部16に集積された郵便物Pを一通
づつ取出し、略等間隔で搬送路48を介して第1の読取
部18へ送る第1の取出装置50が設けられている。
【0020】また、ここには、供給部10、厚さ選別部
12、幅選別部14を介することなく直接検知部22を
使用する場合に定型の郵便物Pが集積されるローカル供
給部52が設けられている。このローカル供給部52に
は、例えば、補助集積部46から取出された定型の郵便
物Pが投入される。ローカル供給部52内には、集積さ
れた郵便物Pを一通づつ取出し、略等間隔で搬送路48
を介して第1の読取部18へ送る第2の取出装置54が
配設されている。
【0021】上述した第1および第2の取出装置50、
54は、郵便物処理装置1のシステム全体としての処理
時間を短縮すべく、後述する方法により、取出される郵
便物Pの長さに応じた取出動作の制御がなされる。
【0022】検知部22の第1の読取部18は、第1な
いし第3の検知部56a、56b、56cを有し、第1
または第2の取出装置50、54にて取出されて搬送路
48を通して送られてきた郵便物Pに含まれる検知対
象、例えば、切手、コントラストバー、区分情報等を検
知する。第1の読取部18と第2の読取部20との間に
は反転部58が設けられ、この反転部58は、第1の読
取部18で検知対象を検知できなかった郵便物Pを上下
方向が逆となるように反転する。尚、この反転動作は、
第1の読取部18で検知対象が検知された場合には実施
されない。また、第2の読取部20は、第1の読取部1
8と同様に第4ないし第6の検知部60a、60b、6
0cを備え、反転部58から送られた郵便物Pの検知対
象を検知する。
【0023】第2の読取部20を通過した郵便物Pは、
押印部24で消印が押印された後、区分集積部26へ送
られる。この区分集積部26は、第1あるいは第2の読
取部18、20により読取られた情報に応じて駆動され
る複数の振分けゲート62と、これらの振分けゲート6
2に対応して設けられた複数の区画部64と、を備えて
いる。そして、検知および押印処理がなされた郵便物P
は、例えば、送付区分、速達、普通郵便毎に分類されて
対応する区画部64に集積される。
【0024】次に、上述した第1の取出装置50(郵便
物取出装置)について説明する。尚、ここでは、略同一
の構成を有する第2の取出装置54についての説明は省
略する。
【0025】図3に示すように、バッファ部16内には
第1の取出装置50が設けられているとともに、搬送路
44を通して送られきた郵便物Pを第1の取出装置50
に向けて搬送する供給手段として作用する供給部70が
設けられている。
【0026】この供給部70は、供給台71と、この供
給台71上のスリット72、72内で後述する取出ベル
ト78側へ移動可能に設けられている供給ベルト73、
73と、この供給台71に立設する側板74と、この側
板74のスリット75、75内で後述する取出ベルト7
8側へ移動可能に所定間隔ごとに設けられている供給ピ
ン76、…と、を有している。また、上記供給部70の
供給ベルト73、73と供給ピン76、…とによって搬
送された郵便物Pは、上記第1の取出装置50の手前に
後端(下端)が揃えられた状態で取出部77に供給され
るようになっている。
【0027】また、第1の取出装置50は、供給ベルト
73、73の移動方向、つまり供給部70による郵便物
Pの搬送方向と直交して配設された取出ベルト78を備
えている。取出ベルト78には多数の孔79、…が形成
されている。この孔79、…は、所定間隔ごとに、たと
えば1セット4つずつの孔79、…が設けられている。
この取出ベルト78は、駆動ローラ80と4つのピンチ
ローラ81a、81b、81c、81dに掛け渡されて
おり、後述する駆動機構により駆動ローラ80を回転す
ることにより、図3中の矢印方向に走行され、この取出
ベルト78に接触した郵便物Pが所定の搬送方向、つま
り、搬送路48に向かって搬送されるようになってい
る。尚、上記取出ベルト78は、上記駆動機構により可
変速で移動できるようになっている。
【0028】上記取出ベルト78の内側には、取出ベル
ト78の孔79を介して郵便物に負圧を発生させるため
の主吸引部82が設けられている。主吸引部82は、取
出ベルト78の内面に隣接対向した状態で後述する吸引
機構により吸引され、負圧を発生する。尚、この主吸引
部82は、上述した取出ベルト78および駆動機構とと
もにこの発明の取出手段として作用する。
【0029】また、取出ベルト78の搬送方向に対して
取出ベルト78の下流側には、上述した吸引機構により
吸引される補助吸引部83が配設されている。この補助
吸引部83は、取出ベルト78によって一度に2枚以上
の郵便物Pを取出さないためのものである。上記補助吸
引部83には、複数の吸引用の孔83a、…が設けられ
ているとともに、圧力検知レバー83bの先端が供給部
70の取出部77に臨むように設けられている。
【0030】この圧力検知レバー83bは、取出部77
に郵便物Pが集積された際、その押圧力により移動する
ことにより、その圧力検知レバー83bの後端により補
助吸引部83の背後に設けられている透過形の圧力検知
器84をオンさせるようになっている。この圧力検知器
84は、上記取出部77に郵便物Pが集積された際に、
圧力検知レバー83bの後端により、発光素子(図示し
ない)から受光素子(図示しない)へ導かれる光が遮蔽
されることにより、オンするようになっている。
【0031】また、上記ピンチローラ81c、81dの
間には、透過形のベルト孔検知器85が設けられてい
る。このベルト孔検知器85により、孔79の通過を検
知することにより、上記取出ベルト78の搬送位置を検
知するようになっている。このベルト孔検知器85は、
発光素子(図示しない)からの光が孔79を介して受光
素子(図示しない)へ導かれることにより、オンするよ
うになっている。
【0032】また、上記主吸引部82の前面側部には側
板86が設けられ、この側板86の上部には、取出ベル
ト78によって取出された郵便物Pの先端の通過を検知
する透過形の先端検知器87(先端検知手段)と、取出
ベルト78によって取出された郵便物Pの後端の通過を
検知する透過形の後端検知器88…と、が設けられてい
る。上記先端検知器87は、郵便物Pの先端により、発
光素子(図示しない)から受光素子(図示しない)へ導
かれる光が遮蔽されることにより、オンするようになっ
ている。上記後端検知器88…は、郵便物Pの後端の通
過により、発光素子(図示しない)からの光が受光素子
(図示しない)へ導かれることにより、オンするように
なっている。尚、上記後端検知器88は、複数個から構
成されていても、1個で構成されていても良い。
【0033】しかして、上記取出ベルト78によって取
出された郵便物Pは、上記先端検知器87、後端検知器
88…を通過した後、上記搬送路48に導かれるように
なっている。
【0034】この搬送路48は、ローラ90a、90b
に掛渡されている搬送ベルト91と、ローラ92に掛渡
されている搬送ベルト93と、により構成されており、
この発明の搬送手段として作用する。
【0035】次に、上記第1の取出装置50の要部の概
略構成を図4に示すブロック図を用いて説明する。第1
の取出装置50は、上記圧力検知器84、ベルト孔検知
器85、先端検知器87、後端検知器88…からの各検
知信号に応じて種々のタイミングを演算する演算手段と
して作用する演算回路100と、演算回路100からの
演算結果に応じて郵便物Pの取出動作を制御する制御手
段として作用する機構制御部101と、この機構制御部
101により制御され、上記供給ベルト73、73、供
給ピン76…を移動駆動させる駆動機構102と、上記
機構制御部101により制御され、上記取出ベルト78
を種々の速度で搬送(移動、取出し)駆動させる駆動機
構103と、を有している。
【0036】また、第1の取出装置50には、上記ベル
ト孔検知器85からの検知信号により制御される吸引制
御部104が設けられている。この吸引制御部104に
より、図示しないパイプを介して上記主吸引部82と補
助吸引部83に接続されている吸引装置105が制御さ
れ、この吸引装置105により上記主吸引部82と補助
吸引部83の吸引が行われるようになっている。
【0037】更に、上記演算回路100には、第1の取
出装置50の下流側に配設された種々の処理装置(例え
ば、第1および第2の読取部18、20)における郵便
物Pの実際の処理時間(T6)を郵便物Pの長さに応じ
て格納したメモリ110が接続されている。郵便物Pの
実際の処理時間T6は、各システム毎に各郵便物Pの長
さに従って予め設定されている。
【0038】尚、上記演算回路100は、先端検知器8
7と共働してこの発明の長さ検知手段として作用する。
次に、上記演算回路100での各演算内容について説明
する。尚、ここでは、各郵便物Pを定ギャップで取出す
場合の演算について説明する。
【0039】取出ベルト78の速度関数をu(t)、取
出ベルト78に設けられ、郵便物Pを吸着させる孔79
と上記郵便物Pに続く別の郵便物Pを吸着する孔79と
の間隔をpとし、搬送路48の移動速度をv(但し、こ
の搬送路48は等速で移動するので一定値である)、供
給台71から先端検知器87までの高さをx、郵便物P
の取出開始時に、供給台71から先に取出した郵便物P
の後端があるべき位置までの高さをhとし、更に搬送路
48が郵便物を受け取る高さ(供給台71からローラ9
0bまでの高さ)をyとし、郵便物Pの長さをLとす
る。
【0040】また、取出しを開始する時間を0、郵便物
Ρの先端が先端検知器87を通過するまでの時間をT
1、郵便物Pが搬送路48に受け渡されるまでの時間を
T2とする。また、搬送された郵便物Pの後端が前記高
さhを通過するまでの時間であるとともに次の郵便物P
を取出す時間をT3とする。
【0041】ここで、0からT1に至る間は、取出ベル
ト78はー定速度で移動するとともに、T1からT2及
びT2からT3に至る時間は、取出べルト78の移動速
度関数u(t)は可変される。
【0042】前述したように、取出開始から郵便物Pの
先端が先端検知器87へ到達するまでの間(T1)、取
出ベルト78の移動速度は一定である。また、先端検知
器87での検知によりT1がわかるので、郵便物Pの長
さLは式Αの演算で求められる。
【0043】
【数1】
【0044】また、先端検知器87によって郵便物Pの
先端が検知された時間(T1)から搬送路48に郵便物
Pの先端が到達されるまでの時間、すなわち郵便物Pが
搬送路48に受け渡されるまでの時間(T2)までに移
動する取出ベルト78の移動距離は式Bで示される。
【0045】
【数2】
【0046】ここで、y、x夫々の値は装置によって予
め定まっており、郵便物Pが先端検知器87に検知され
るまでの時間(T1)は個々の郵便物Pの長さLによっ
て変動するので、郵便物Pが搬送路48に受け渡される
までの時間(T2)を一定値とし、T2の時点で郵便物
Pの先端を搬送路48に到達するように取出ベルト78
の速度関数u(t)を制御する。
【0047】更に、郵便物Pが搬送路48に受け渡され
た時間(T2)から搬送路48によって搬送された郵便
物Pの後端が供給台71からみた高さhに到達するまで
の時間(T3)、すなわち搬送された郵便物Pの後端が
前記高さhを通過するまでの間に移動する取出ベルト7
8の移動距離は式Cで示される。
【0048】
【数3】
【0049】尚、搬送路48の移動速度vにより郵便物
Pは等速で搬送されるとともに、高さh、T2の時点で
の郵便物Pの先端位置及び郵便物Pの長さは定まってい
るので、T3は式Dのように示される。
【0050】
【数4】
【0051】ここで、T2の時点から郵便物Pは搬送路
48による搬送に供されており、T2とT3との時間に
おいて取出べルト78は郵便物Pの搬送に供していない
ので、この間に取出ベルト78を自由に駆動させること
が可能である。前述したようにT3のタイミングは、次
の郵便物Pを取出すタイミングでもあるので、T2から
T3に至る間に取出べルト78に設けられている孔79
を所定位置(郵便物Pの取出しを行う待機位置)に移動
させる必要がある。
【0052】時間0からT2までの間に取出ベルト78
が移動した距離はy−Lであるので、取出べルト78を
孔の間隔pとの差分だけ(すなわち、p−(y−L))
T2からT3の間に移動させればよいので、式Cの演算
によって取出ベルト78の速度関数u(t)が求められ
る。
【0053】次に郵便物Pの取出動作について、前述し
た式A、Β、C、D、図5、図6に示すフローチャート
と、図7に示す複数の郵便物P、…の搬送タイミングを
参照しつつ説明する。
【0054】すなわち、搬送路44による搬送に伴い、
供給台70に供給された郵便物Pは供給台70上で取出
ベルト78による搬送方向に対して後端のみが揃ってお
り、先端の位置は各々の郵便物Pの長さによって異なっ
ている。まず、供給台70に後端を揃えて並べた郵便物
P、…を供給ピン76、…及び供給ベルト73、73に
よって取出ベルト78の付近、つまり取出部77まで送
出する(ステップ1)。
【0055】この郵便物P、…が取出部77に供給され
ることにより、圧力検知レバ−83bが押圧されて圧力
検知器84がオンする。すなわち、この圧力検知器84
によって郵便物Pが取出ベルト78の取出面まで送られ
たのが検知される(ステップ2)。
【0056】すると、機構制御部101により駆動機構
103が駆動され、取出ベルト78を一定速度で移動さ
せる(ステップ3)。ここでベルト孔検知器85によっ
て孔79が郵便物Pの所定位置にあることを検知した後
(ステップ4)、吸引制御部104により吸引装置10
5を作動制御し、主吸引部82及び補助吸引部83を負
圧(1気圧よりも少ない圧力)に作動させる(ステップ
5)。
【0057】このようにして、まず主吸引部82によっ
て1枚目の郵便物Pを駆動中の取出ベルト78に吸着さ
せて取出す(ステップ6)。尚、ステップ6による取出
しを行った時間を取出開始時間として0とする。この1
枚目の郵便物Pの取出しの際に、2枚目の郵便物Pを補
助吸引部83によって吸着させることにより一度に2枚
以上の郵便物Pが取出されることを防止している。
【0058】このステップ6によって取出された1枚目
の郵便物Pの先端は先端検知器87によって検知される
(ステップ7)。次に取出ベルト駆動パターン演算を行
う(ステップ8)。これは上述したように時間T2を固
定値とし、T2の時間に郵便物Pが搬送路48に受け渡
されるよう式Bによって取出ベルト78の速度u(t)
を演算する。そして、このステップ8での演算値に基づ
いて、取出ベルト78の移動速度、つまりは郵便物Pの
搬送速度が制御され(ステップ9)、T2の時間に1枚
目の郵便物Pは搬送路48に受け渡される(1枚目の郵
便物Pの先端が搬送路48に到達する)(ステップ1
0)。
【0059】ステップ7での1枚目の郵便物Pの先端検
知のタイミングにより、郵便物Pの先端が先端検知器8
7を通過した時間T1が求められるので、式Aからこの
郵便物Pの後端予測演算を行い、郵便物Pの長さLが求
められる(ステップ11)。このステップ11による演
算回路100での式Αで求められた郵便物Pの長さLを
式Cに代入することで、取出べル卜駆動パターンとして
取出ベルト78の速度u(t)が求められる(ステップ
12)。すなわち、ステップ10によって搬送路48に
受け渡された郵便物PがT3の時間までに搬送路48に
よって移動する間、フリーな状態にある取出べルト78
は、2枚目の郵便物Pの取出しの前に孔79を郵便物P
の取出位置に移動させるよう速度u(t)を制御する。
【0060】このステップ12で求められた速度u
(t)にて取出べルト78の駆動制御がなされる(ステ
ップ13)。このステップ13により、1枚目の郵便物
Pの後端が高さhに到達したとき(T3のタイミング
時)に2枚目の郵便物Pの取出しが行えるような状態に
なっている。
【0061】ステップ13によって孔79は取出位置に
戻っているはずであるので、T3の時間にベルト孔検知
器85にて孔79がこの取出位置にあるか否かを検知す
る(ステップ14)。この時、ベルト孔検知器85によ
る検知タイミングとT3とが一致していない場合にはこ
の時間をT4として保持する。
【0062】ステップ14によって孔79が取出位置に
あると検知されると、後端検知器88を1枚目の郵便物
Pの後端が通過したか否かが検知される(ステップ1
5)。すなわち、T3の時間に高さhの位置に1枚目の
郵便物Pの後端が通過したか否かを検知する。この時、
後端検知器88による検知タイミングとT3とが一致し
ていない場合にはこの時間をT5として保持する。
【0063】尚、ここでは後端検知器88は前述した高
さhの位置に設けられている。上述した式A、Β、Cに
基づく取出ベルト78の制御によって郵便物Pの定ギャ
ップ取出し及び2枚目の郵便物Pの取出前に孔79を取
出位置に戻すことは実現されるが、後端検知器88は、
取出ベルト78の伸びや取出ベルト78による郵便物Ρ
の搬送時のすべり等を考慮し、式Α、B、Cによる演算
値に伴う位置と実際の郵便物Pの位置との微調整し、ギ
ャップのばらつきを抑制するために配置される。
【0064】次にステップ14及びステップ15での検
知結果に基づいて、後端補正値演算がなされる(ステッ
プ16)。ステップ16では、1枚目の郵便物Pの取出
し、搬送に関して生じた誤差の補正値を演算する。すな
わち、
【0065】
【数5】
【0066】として補正値L´とL´´とを演算、算出
する。尚、前述したようにvは搬送路48の搬送速度
(等速)である。続いて主吸引部82によって2枚目の
郵便物Pを駆動中の取出べルト78に吸着させて取出し
がなされる(ステップ17)。尚、この2枚目の郵便物
の取出しに関し、1枚目の郵便物Pの後端が前記高さh
を通過する時間T3を2枚目の郵便物Pの取出開始時間
として0と設定する。この2枚目の郵便物Pの取出しの
際に、3枚目の郵便物Pを補助吸引部83によって吸着
させることにより一度に2枚以上の郵便物Ρが取出され
ることを防止している。
【0067】このステップ17によって取出された2枚
目の郵便物Pの先端は先端検知器87に検知される(ス
テップ18)。次に取出べルト駆動パターン演算を行う
(ステップ19)。これは上述したように時間T2を一
定値とし、T2の時間に郵便物Pが搬送路48に受け渡
されるように、ステップ16で演算された後端補正値を
勘案した下記式B´によって取出べルト78の速度u
(t)を演算する。
【0068】
【数6】
【0069】このステップ19での演算値に基づいて、
取出ベルト78による郵便物Pの搬送速度が制御され
(ステップ20)、T2の時間に2枚目の郵便物Pは搬
送路48に受け渡される(2枚目の郵便物Pの先端が搬
送路48に到達する)(ステップ21)。
【0070】続いてステップ18での2枚目の郵便物P
の先端検知により、郵便物Pの先端が先端検知器87を
通過した時間T1が求められるので、式Aから郵便物P
の後端予測演算を行い2枚目の郵便物Ρの長さLが求め
られる(ステップ22)。このステップ22により式A
で求められた郵便物Pの長さLを式Cに代入すること
で、取出ベルト駆動パターンとして取出べルト78の速
度u(t)が求められる(ステップ23)。すなわち、
ステップ21によって搬送路48に受け渡された郵便物
Pの後端が搬送路48によってT2からT3までの時間
に移動する間に、フリーな状態にある取出ベルト78
は、3枚目の郵便物Pの取出しの前に孔79を郵便物P
の取出位置に移動させるような速度u(t)の演算がな
される。
【0071】このステップ23で求められた速度u
(t)にて取出べルト78の駆動制御がなされる(ステ
ップ24)。この後、ステップ14に戻り処理がなさ
れ、3枚目以降の郵便物Pについても同様に処理され
る。
【0072】次に、上述した郵便物処理装置1のシステ
ム全体としての処理速度を向上すべく、郵便物Pの長さ
に応じて第1の取出装置50における郵便物Pの取出動
作を制御する場合について説明する。
【0073】第1の取出装置50にて取出された郵便物
Pを後段の各処理装置において処理する際の1通当たり
の処理時間は、次の郵便物Pが取出されるまでの時間
(T3)と考えられ、上述した式Dにより示される。こ
の式から明らかなように、一通当たりの処理に要する時
間T3は、処理する郵便物Pの長さLによって異なる。
つまり、郵便物Pの長さが長くなるとT3が長くなり郵
便物Pの長さが短くなるとT3が短くなる。
【0074】一方、上記第1の取出装置50にて取出さ
れる郵便物Pの実際の処理時間(T6)は、後段の処理
装置、例えば第1および第2の読取部18、20におけ
る電気的な処理速度の違いにより上記T3と異なる場合
がある。
【0075】この場合、実際の処理時間T6がT3以下
であれば処理可能であるが、T6がT3を超える場合に
は処理不可能となる。従って、T3が少なくともT6以
上となるように取出動作を制御する必要があり、この場
合、式Dは以下のように書換えられる。
【0076】
【数7】 上記式D´を満足するようにT2を設定すると、
【0077】
【数8】
【0078】この式Gを満足すべくT2を制御すること
によりシステム全体としての処理速度をより向上でき
る。尚、上記T6は、郵便物Pの長さに応じて予め設定
されており、上述したメモリ110内に格納されてい
る。そして、このT6は、ステップ22にて算出される
郵便物Pの長さLに基づいてメモリ110から読み出さ
れるようになっている。
【0079】そして、上記式Gにて算出されたT2を式
B(或いはB´)に代入して、取出ベルト78の速度u
(t)を制御する。以上のように、上述した実施の形態
に係る郵便物処理装置によると、郵便物Pの長さの違い
に起因して郵便物Pの処理速度が変化することを考慮に
入れて郵便物Pの取出動作を制御するため、システム全
体としての処理速度を向上できる。
【0080】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態においては、バ
ッファ部16内にこの発明の郵便物取出装置としての第
1の取出装置が構成されている場合について説明した
が、上記第2の取出装置がこの発明の郵便物取出装置と
して構成される場合も、同様に実施できる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の紙葉類
取出装置および紙葉類処理装置は、上記のような構成お
よび作用を有しているので、システム全体としての処理
速度を向上でき、紙葉類をより高速で処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る郵便物処理装置の
概略構成を示す斜視図。
【図2】図1の郵便物処理装置の概略構成を示す上面
図。
【図3】図1の郵便物処理装置に組込まれた郵便物取出
装置の概略構成を示す斜視図。
【図4】図3の郵便物取出装置の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図5】郵便物の取出し動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図6】郵便物の取出し動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図7】郵便物の取出し動作における複数の郵便物の搬
送タイミングを説明するための図。
【符号の説明】
1…郵便物処理装置、 48…搬送路、 50…第1の取出装置、 73…供給ベルト、 76…供給ピン、 78…取出ベルト、 79…孔、 87…先端検知器、 88…後端検知器、 100…演算回路、 101…機構制御部、 103…駆動機構、 110…メモリ、 P…郵便物。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類の長さに応じた処理時間で紙葉類
    を処理する処理装置へ向けて、複数の紙葉類を一葉づつ
    取出す取出手段と、 上記取出手段にて取出された紙葉類の長さを検知する長
    さ検知手段と、 上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
    応させて格納したメモリから、上記長さ検知手段にて検
    知された紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、
    この処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように上
    記取出手段における紙葉類の取出速度を制御する制御手
    段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類取出装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類の長さに応じた処理時間で紙葉類
    を処理する処理装置へ向けて、後端を揃えた複数の紙葉
    類をその先端方向に一葉づつ取出す取出手段と、 上記取出手段による紙葉類の取出方向上流側の所定位置
    に設けられ、上記取出手段にて取出された紙葉類の先端
    通過を検知する先端検知手段と、 上記取出手段によって紙葉類を取出してから上記先端検
    知手段によって紙葉類の先端通過を検知するまでの時
    間、および上記取出手段による紙葉類の取出速度に基づ
    いて紙葉類の長さを演算する演算手段と、 上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
    応させて格納したメモリから、上記演算手段にて算出さ
    れた紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、この
    処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように、上記
    先端検知手段によって先端が検知された後の上記取出手
    段における紙葉類の取出速度を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類取出装置。
  3. 【請求項3】 上記取出手段は、上記取出方向に沿って
    無端走行される取出ベルトと、紙葉類を吸引して上記取
    出ベルトに一葉づつ吸着せしめる吸引部と、上記取出ベ
    ルトを可変速で走行させる駆動機構と、を有し、上記制
    御手段は、上記駆動機構を制御して紙葉類の取出速度を
    制御することを特徴とする請求項2に記載の紙葉類取出
    装置。
  4. 【請求項4】 複数の紙葉類を所定の取出位置へ供給す
    る供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類を一葉づつ取出す取
    出手段と、 上記取出手段にて取出された紙葉類の長さを検知する長
    さ検知手段と、 上記取出手段にて取出された紙葉類をその長さに応じた
    処理時間で処理する処理手段と、 上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
    応させて格納したメモリから、上記長さ検知手段にて検
    知された紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、
    この処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように上
    記取出手段における紙葉類の取出速度を制御する制御手
    段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の紙葉類を後端を揃えて所定の取出
    位置へ供給する供給手段と、 上記供給手段にて所定の取出位置へ供給された紙葉類を
    その先端方向に一葉づつ取出す取出手段と、 上記取出手段による紙葉類の取出方向上流側の所定位置
    に設けられ、上記取出手段にて取出された紙葉類の先端
    通過を検知する先端検知手段と、 上記取出手段によって紙葉類を取出してから上記先端検
    知手段によって紙葉類の先端通過を検知するまでの時
    間、および上記取出手段による紙葉類の取出速度に基づ
    いて紙葉類の長さを演算する演算手段と、 上記取出手段にて取出された紙葉類をその長さに応じた
    処理時間で処理する処理手段と、 上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
    応させて格納したメモリから、上記演算手段にて算出さ
    れた紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、この
    処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように、上記
    先端検知手段によって先端が検知された後の上記取出手
    段における紙葉類の取出速度を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の紙葉類を後端を揃えて所定の取出
    位置へ供給する供給手段と、 上記供給手段にて所定の取出位置へ供給された紙葉類を
    その先端方向に一葉づつ取出す取出手段と、 上記取出手段による紙葉類の取出方向上流側の所定位置
    に設けられ、上記取出手段にて取出された紙葉類の先端
    通過を検知する先端検知手段と、 上記取出手段によって紙葉類を取出してから上記先端検
    知手段によって紙葉類の先端通過を検知するまでの時
    間、および上記取出手段による紙葉類の取出速度に基づ
    いて紙葉類の長さを演算する演算手段と、 上記取出手段にて取出された紙葉類を受取って一定速度
    で搬送する搬送手段と、 上記搬送手段によって搬送された紙葉類をその長さに応
    じた処理時間で処理する処理手段と、 上記紙葉類の長さに応じた処理時間を紙葉類の長さに対
    応させて格納したメモリから、上記演算手段にて算出さ
    れた紙葉類の長さに対応する処理時間を読み出し、この
    処理時間で各紙葉類を連続的に処理できるように、上記
    搬送手段によって搬送される各紙葉類の間隔を調整すべ
    く、上記先端検知手段によって先端が検知された後の上
    記取出手段における紙葉類の取出速度を制御する制御手
    段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 上記取出手段は、上記取出方向に沿って
    無端走行される取出ベルトと、紙葉類を吸引して上記取
    出ベルトに一葉づつ吸着せしめる吸引部と、上記取出ベ
    ルトを可変速で走行させる駆動機構と、を有し、上記制
    御手段は、上記駆動機構を制御して紙葉類の取出速度を
    制御することを特徴とする請求項5または6に記載の紙
    葉類処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089434A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Toshiba Corp 紙葉類取出装置と区分機
WO2012029798A1 (ja) * 2010-09-01 2012-03-08 グローリー株式会社 紙葉類処理装置および紙幣処理装置

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