JPH0986771A - 紙葉類処理装置、紙葉類移載装置、紙葉類搬送装置、および紙葉類移載方法 - Google Patents

紙葉類処理装置、紙葉類移載装置、紙葉類搬送装置、および紙葉類移載方法

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JPH0986771A
JPH0986771A JP24335795A JP24335795A JPH0986771A JP H0986771 A JPH0986771 A JP H0986771A JP 24335795 A JP24335795 A JP 24335795A JP 24335795 A JP24335795 A JP 24335795A JP H0986771 A JPH0986771 A JP H0986771A
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JP
Japan
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paper sheets
paper
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Application number
JP24335795A
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English (en)
Inventor
Koji Kurokawa
功二 黒川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0986771A publication Critical patent/JPH0986771A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、集積した紙葉類を脱落することな
く確実に移載できる紙葉類移載装置および紙葉類を安定
して搬送できる紙葉類搬送装置を有する紙葉類処理装置
を提供する。 【解決手段】道順組立機1は、所定の取出し位置へ郵便
物Pを一葉づつ供給する供給部2と、取出し位置から郵
便物Pを取出す取出部4と、を備えている。取出された
郵便物Pは、搬送路3の途中に設けられたスキャナ6に
より住所情報が読取られ、反転機構8にて反転され、区
分集積部20にて区分される。区分された郵便物Pは、
移載機構30により供給部2へ移載される。移載機構3
0は、区分ポケット22の底板32、底板32を回転す
る回転軸34、底板32と搬送ベルト2aとの間に設け
られた受け板42、および受け板43を回転する回転軸
44を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類を循環さ
せて処理する紙葉類処理装置に係り、特に、一巡した紙
葉類を集積位置から供給位置へ移載する紙葉類移載装置
と紙葉類の搬送方向を反転する紙葉類搬送装置とを有す
る紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置として、郵便物を
その配達順に自動的に並べ変える道順組立機が知られて
いる。郵便物には、その配達住所に応じた道順情報が予
め付されている。
【0003】道順組立機は、複数の郵便物を立位で後端
を揃えて収容するとともに一通づつ所定の取出位置へ供
給する供給部と、取出位置から郵便物をその先端方向に
一通づつ取出す取出部と、取出された郵便物から道順情
報を読取る読取部と、読取られた道順情報に従って郵便
物を所定の区分ポケットへ区分する区分部と、区分され
た郵便物を順序を変えずに供給部へ移載する移載機構
と、を有している。
【0004】区分部は、供給部の上方に配置され、区分
部の底部は供給部に向けて開放可能となっている。従っ
て、区分された郵便物は、区分部の底部を開放すること
により、その自重により供給部へ移載されるようになっ
ている。
【0005】しかして、供給部にて取出位置へ供給され
た郵便物は、取出部にて取出されて読取部にて道順情報
が読取られる。郵便物は、この道順情報に従って所定の
区分ポケットへ区分され、一回目の区分が終了される。
そして、一回目の区分が終了した後、区分部に集積され
た郵便物は、移載機構により供給部へ移載される。更
に、一回目の区分と同様に郵便物が道順組立機内を所定
回数循環され、郵便物が道順どおりに並べ変えられる。
【0006】また、取出部にて取出された郵便物は、そ
の先端から搬送されるため、そのままの状態で区分ポケ
ットへ区分されると、郵便物の先端が区分ポケットの底
部にて揃えられることになる。このように郵便物が逆転
されることのないように、読取部と区分部との間には、
郵便物の搬送方向を180°反転する方向変換部が設け
られている。
【0007】図11に示すように、従来の方向変換部1
00は、読取部と区分部との間の搬送路上に郵便物Pの
搬送方向を180°反転するための反転領域110を有
している。反転領域110の上方の所定位置には、郵便
物Pの搬送方向と逆方向に走行する搬送ベルト102a
を有する搬送部102が配設され、反転領域110の下
方であってこの搬送部102に対向する所定位置には、
郵便物Pの搬送方向と逆方向に走行する搬送ベルト10
4aを有する搬送部104が配設されている。そして、
搬送ベルト102aおよび104aの間で反転領域11
0が規定されている。
【0008】一方の搬送ベルト104aの内側には、搬
送ベルト104aを図中上方、即ち反転領域110の方
向へ押出すための押し出し機構106が設けられてい
る。押し出し機構106は、それぞれ搬送ベルト104
aに転接された一対の可動ローラ108a、109a
と、これら可動ローラ108a、109aを上方へ付勢
するアクチュエータ108b、109bと、を有してい
る。
【0009】しかして、郵便物Pが搬送路101aを介
して取込まれると、郵便物Pの後端がセンサ103にて
検知され、この検知信号に応じてアクチュエータ108
b、109bが作動される。そして、郵便物Pが反転領
域110への進入を開始すると同時に、可動ローラ10
8a、109aが上方への移動を開始し、郵便物Pが反
転領域110に収容されるのと略同時に郵便物Pが搬送
ベルト102aおよび104aの間に挟持され、図11
(b)に示すように、搬送路101b方向に逆送され、
郵便物Pが反転される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の移載機構におい
て、区分部の底部は、区分部にて集積された郵便物を供
給部へ移載するために開放され、全ての郵便物が供給部
へ移載された後、次の区分工程に備えて閉塞位置(初期
位置)に戻される。このため、区分部の底部と供給部の
底部との間の高低差は、最も長い郵便物Pより少なくと
も大きく設定されている。
【0011】このように、区分部と供給部との間に形成
された高低差により、郵便物を区分部から供給部へ移載
する際に、郵便物が供給部の底部で跳ね返り供給部から
脱落する問題が生じている。
【0012】また、従来の方向変換部100において
は、搬送路101aを介して搬送される郵便物が反転領
域110に進入する際に、郵便物Pの先端が逆方向に搬
送される搬送ベルト104a(或いは102a)に接触
し、摩擦による抵抗力が郵便物Pに作用される。このよ
うに、郵便物Pに抵抗力が作用する場合、郵便物Pの長
さまたは材質等に起因して郵便物Pの進入速度にバラつ
きを生じる。このように郵便物Pの進入速度にバラつき
を生じる場合、郵便物Pの方向変換に要する時間が一定
せず、安定した方向変換がなされない問題がある。
【0013】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、集積した紙葉類を脱落することなく確
実に移載できる紙葉類移載装置および紙葉類を安定して
搬送できる紙葉類搬送装置を有する紙葉類処理装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る紙葉類移載装置は、供給された紙葉
類の下端を支持する支持位置と該紙葉類の下端を支持し
ない非支持位置との間で移動可能に設けられた第1支持
部を有し、上記第1支持部を上記支持位置へ移動した際
に紙葉類を支持し、上記第1支持部を上記非支持位置へ
移動した際に該紙葉類をその自重により落下させる第1
支持手段と、上記第1支持手段の下方に所定距離離間し
て設けられ、上記第1支持手段から落下される紙葉類を
支持する第2支持手段と、上記第1支持手段と第2支持
手段との間に設けられ、上記第1支持手段から落下され
る紙葉類を一時的に停止する一時停止手段と、を備えて
いる。
【0015】また、この発明の紙葉類移載装置は、供給
された紙葉類の下端を支持する支持位置と該紙葉類の下
端を支持しない非支持位置との間で移動可能に設けられ
た第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支持位置へ
移動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部を上記非
支持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重により落下
させる第1支持手段と、上記第1支持手段の下方に所定
距離離間して設けられ、上記第1支持手段から落下され
る紙葉類を支持する第2支持手段と、上記第1支持手段
と第2支持手段との間に設けられ、上記第1支持手段か
ら落下される紙葉類を支持する支持面を有し、該支持面
が紙葉類の落下方向と略直交する支持位置と該支持面が
上記落下方向と略平行となる非支持位置との間で移動可
能な第3支持部を有し、上記第1支持手段から落下され
る紙葉類を一時的に停止する一時停止手段と、を備えて
いる。
【0016】また、この発明の紙葉類移載装置は、鉛直
方向に対して所定の角度で傾斜したガイド面と、上記ガ
イド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心に回動し、
紙葉類を上記ガイド面に沿って支持する支持位置と該紙
葉類を支持しない非支持位置との間で移動可能な第1支
持部を有し、上記第1支持部を上記支持位置へ移動した
際に紙葉類を支持し、上記第1支持部を上記非支持位置
へ移動した際に該紙葉類をその自重により落下させる第
1支持手段と、上記第1支持手段の下方に所定距離離間
して設けられ、上記第1支持手段から落下される紙葉類
を支持する第2支持手段と、上記第1支持手段と第2支
持手段との間に設けられ、上記ガイド面から所定距離離
間した位置で略水平方向に延びた軸を中心に回動し、上
記第1支持手段から落下される紙葉類を支持する支持面
を有し、該支持面が紙葉類の落下方向と略直交する支持
位置と該支持面が上記落下方向と略平行となる非支持位
置との間で移動可能な第3支持部を有し、上記第1支持
手段から落下される紙葉類を一時的に停止する一時停止
手段と、を備えている。
【0017】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を収容するとともに該紙葉類を一葉づつ供給す
る供給手段と、上記供給手段にて供給された紙葉類から
区分情報を読取る読取手段と、上記読取手段にて区分情
報が読取られた紙葉類を該区分情報に基づいて上記供給
手段の上方に設けられた所定の区分位置へ区分する区分
手段と、上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給
手段へ移載する移載手段と、を備え、上記移載手段は、
上記区分位置に区分された紙葉類の下端を支持する支持
位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
移動可能な第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支
持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部
を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重に
より落下させる第1支持手段と、上記第1支持手段と上
記供給部との間に設けられ、上記第1支持手段から落下
される紙葉類を一時的に停止する一時停止手段と、を備
えている。
【0018】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を収容するとともに該紙葉類を一葉づつ供給す
る供給手段と、上記供給手段にて供給された紙葉類から
区分情報を読取る読取手段と、上記読取手段にて区分情
報が読取られた紙葉類を該区分情報に基づいて上記供給
手段の上方に設けられた所定の区分位置へ区分する区分
手段と、上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給
手段へ移載する移載手段と、を備え、上記移載手段は、
上記区分位置に区分された紙葉類の下端を支持する支持
位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
移動可能な第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支
持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部
を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重に
より落下させる第1支持手段と、上記第1支持手段と上
記供給部との間に設けられ、上記第1支持手段から落下
される紙葉類を支持する支持面を有し、該支持面が紙葉
類の落下方向と略直交する支持位置と該支持面が上記落
下方向と略平行となる非支持位置との間で移動可能な第
3支持部を有し、上記第1支持手段から落下される紙葉
類を一時的に停止する一時停止手段と、を備えている。
【0019】また、この発明の紙葉類処理装置は、6複
数の紙葉類を収容するとともに該紙葉類を一葉づつ供給
する供給手段と、上記供給手段にて供給された紙葉類か
ら区分情報を読取る読取手段と、上記読取手段にて区分
情報が読取られた紙葉類を該区分情報に基づいて上記供
給手段の上方に設けられた所定の区分位置へ区分する区
分手段と、上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供
給手段へ移載する移載手段と、を備え、上記移載手段
は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜したガイド面
と、上記ガイド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心
に回動し、上記区分位置に区分された紙葉類を上記ガイ
ド面に沿って支持する支持位置と該紙葉類を支持しない
非支持位置との間で移動可能な第1支持部を有し、上記
第1支持部を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持
し、上記第1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該
紙葉類をその自重により落下させる第1支持手段と、上
記第1支持手段と上記供給部との間に設けられ、上記ガ
イド面から所定距離離間した位置で略水平方向に延びた
軸を中心に回動し、上記第1支持手段から落下される紙
葉類を支持する支持面を有し、該支持面が紙葉類の落下
方向と略直交する支持位置と該支持面が上記落下方向と
略平行となる非支持位置との間で移動可能な第3支持部
を有し、上記第1支持手段から落下される紙葉類を一時
的に停止する一時停止手段と、を備えている。
【0020】また、この発明の紙葉類搬送装置は、紙葉
類を第1の方向に搬送する第1搬送手段と、上記第1搬
送手段にて搬送された紙葉類を取込むとともにその搬送
方向を反転する反転部と、上記反転部にてその搬送方向
が反転された紙葉類を上記第1の方向と逆の第2の方向
に搬送する第2搬送手段と、上記反転部に取込まれた紙
葉類の一側に対面するとともに上記第2の方向に沿って
走行する第1走行手段と、上記反転部に取込まれた紙葉
類の他側に対面するとともに上記第1走行手段に対して
所定距離離間して設けられ、上記第2の方向に沿って走
行する第2走行手段と、上記第1走行手段を上記反転部
に取込まれた紙葉類に向かって押し込む第1押し込み手
段と、上記第1走行手段と第2走行手段との間で紙葉類
を挟持して上記第2搬送手段に向って搬送するように、
上記第2の方向に対して上記第1押し込み手段より上流
側で上記第2走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類
に向かって押し込む第2押し込み手段と、を備えてい
る。
【0021】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を収容するとともに該紙葉類を一葉づつ供給す
る供給手段と、上記供給手段にて供給された紙葉類から
区分情報を読取る読取手段と、上記読取手段にて区分情
報が読取られた紙葉類の搬送方向を反転する反転手段
と、上記反転手段にてその搬送方向が反転された紙葉類
を該区分情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられ
た所定の区分位置へ区分する区分手段と、上記区分手段
にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移載する移載手
段と、を備え、上記反転手段は、紙葉類を第1の方向に
搬送する第1搬送手段と、上記第1搬送手段にて搬送さ
れた紙葉類を取込むとともにその搬送方向を反転する反
転部と、上記反転部にてその搬送方向が反転された紙葉
類を上記第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2搬
送手段と、上記反転部に取込まれた紙葉類の一側に対面
するとともに上記第2の方向に沿って走行する第1走行
手段と、上記反転部に取込まれた紙葉類の他側に対面す
るとともに上記第1走行手段に対して所定距離離間して
設けられ、上記第2の方向に沿って走行する第2走行手
段と、上記第1走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉
類に向かって押し込む第1押し込み手段と、上記第1走
行手段と第2走行手段との間で紙葉類を挟持して上記第
2搬送手段に向って搬送するように、上記第2の方向に
対して上記第1押し込み手段より上流側で上記第2走行
手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向かって押し込
む第2押し込み手段と、を備えている。
【0022】また、この発明の紙葉類処理装置は、複数
の紙葉類を収容するとともに該紙葉類を一葉づつ供給す
る供給手段と、上記供給手段にて供給された紙葉類から
区分情報を読取る読取手段と、上記読取手段にて区分情
報が読取られた紙葉類の搬送方向を反転する反転手段
と、上記反転手段にてその搬送方向が反転された紙葉類
を該区分情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられ
た所定の区分位置へ区分する区分手段と、上記区分手段
にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移載する移載手
段と、を備え、上記反転手段は、紙葉類を第1の方向に
搬送する第1搬送手段と、上記第1搬送手段にて搬送さ
れた紙葉類を取込むとともにその搬送方向を反転する反
転部と、上記反転部にてその搬送方向が反転された紙葉
類を上記第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2搬
送手段と、上記反転部に取込まれた紙葉類の一側に対面
するとともに上記第2の方向に沿って走行する第1走行
手段と、上記反転部に取込まれた紙葉類の他側に対面す
るとともに上記第1走行手段に対して所定距離離間して
設けられ、上記第2の方向に沿って走行する第2走行手
段と、上記第1走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉
類に向かって押し込む第1押し込み手段と、上記第1走
行手段と第2走行手段との間で紙葉類を挟持して上記第
2搬送手段に向って搬送するように、上記第2の方向に
対して上記第1押し込み手段より上流側で上記第2走行
手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向かって押し込
む第2押し込み手段と、を備え、上記移載手段は、鉛直
方向に対して所定の角度で傾斜したガイド面と、上記ガ
イド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心に回動し、
上記区分位置に区分された紙葉類を上記ガイド面に沿っ
て支持する支持位置と該紙葉類を支持しない非支持位置
との間で移動可能な第1支持部を有し、上記第1支持部
を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記第
1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類をそ
の自重により落下させる第1支持手段と、上記第1支持
手段と上記供給部との間に設けられ、上記ガイド面から
所定距離離間した位置で略水平方向に延びた軸を中心に
回動し、上記第1支持手段から落下される紙葉類を支持
する支持面を有し、該支持面が紙葉類の落下方向と略直
交する支持位置と該支持面が上記落下方向と略平行とな
る非支持位置との間で移動可能な第3支持部を有し、上
記第1支持手段から落下される紙葉類を一時的に停止す
る一時停止手段と、を備えている。
【0023】更に、この発明によれば、紙葉類を支持す
る支持位置と該紙葉類を支持しない非支持位置との間で
移動可能な第1支持部と、上記第1支持部の下方に所定
距離離間して設けられ、上記第1支持部から落下する紙
葉類を支持するとともに支持した紙葉類を送り出す第2
支持手段と、上記第1支持部と第2支持手段との間に設
けられ、上記第1支持部から落下する紙葉類を支持する
支持面を有し、該支持面が紙葉類の落下方向と略直交す
る支持位置と該支持面が上記落下方向と略平行となる非
支持位置との間で移動可能な第3支持部と、を備えた紙
葉類移載装置において、上記第1支持部および支持面を
上記支持位置へ配置し、上記第1支持部にて紙葉類の下
端を支持し、上記第1支持部を上記支持位置から上記非
支持位置へ移動して紙葉類の下端が上記支持面にて支持
される位置まで紙葉類を落下させ、上記第3支持部を上
記支持位置から上記非支持位置へ移動して紙葉類の下端
が上記第2支持手段にて支持される移載位置まで紙葉類
を落下させ、上記移載位置に全ての紙葉類が移載された
後、上記第1支持部を上記非支持位置から上記支持位置
へ移動し、上記第2支持手段にて全ての紙葉類が送り出
された後、上記第3支持部を上記非支持位置から上記支
持位置へ移動する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の紙葉類処理装置の実施の形態について詳細に説明す
る。尚、ここでは、郵便物を配達する順序(道順)に沿
った順番に並べる道順組立機を例にとって説明する。
【0025】図1に示すように、道順組立機1は、紙葉
類としての複数の郵便物を立位で後端を揃えて収容する
とともにこれらの郵便物を所定の取出位置へ順次供給す
る供給部2(供給手段)を備えている。また、道順組立
機1は、上記取出位置に供給された郵便物に対向する位
置に設けられた取出部4を備えている。そして、供給部
2により取出位置に移動された郵便物が取出部4により
その先端方向(図中上方)に向けて一通づつ取出される
ようになっている。尚、取出位置とは、取出部4による
郵便物の取出が開始される初期位置を示す。
【0026】供給部2に収容された郵便物は、住所情報
(区分情報)が記録された面(第1面)が取出部4に向
かい、且つ郵便番号枠が上方に向くように方向付けられ
ている。尚、住所情報は、郵便物の配達先の住所に対応
して、予めバーコード表示により付与されている。
【0027】取出部4から後述する区分集積部20に向
う搬送路3上には、郵便物に記録された住所情報を読取
るためのスキャナ6(読取手段)と、郵便物を回転する
ことなく郵便物の搬送方向を180°反転する反転機構
8(反転手段)と、スキャナ6により住所情報が読取れ
なかった郵便物を集積する排除集積部10と、が順に設
けられている。
【0028】スキャナ6は、取出部4にて取出されて搬
送路3を搬送される郵便物の第1面に対向する側に設け
られている。そして、スキャナ6で読取られた住所情報
は、後述するCPUにて予め設定された道順番号(区分
番号)に変換される。この道順番号は、配達員による郵
便物の配達順序に沿った通し番号とされ、住所情報に対
応して予め用意されている。
【0029】反転機構8は、取出部4にて取出された郵
便物の搬送方向を180°変換する後述する方向変換部
8aと、方向変換部8aにて方向が反転された郵便物の
搬送基準を整える整位部8bと、を備えている。
【0030】反転機構8の下流側に設けられた排除集積
部10は、搬送路3から分岐された搬送路12を介して
接続され、その分岐位置には搬送路を選択的に切換える
ための切換ゲート14が設けられている。
【0031】排除集積部10の下流側の搬送路3上に
は、上述した道順番号に基づいて各郵便物を所定の区分
ポケット22(区分位置)へ区分する区分集積部20
(区分手段)が設けられている。
【0032】区分集積部20は、郵便物の搬送方向に沿
って13個の区分ポケット22を有し、各区分ポケット
22は上述した供給部2の上方で整列配置されている。
また、各区分ポケット22の上方には、搬送路3に連通
された区分搬送路21が延びている。区分搬送路21上
には区分搬送路21を各区分ポケット22にそれぞれ連
通させるための複数の切換ゲート24が設けられてい
る。各切換ゲート24は、ソレノイド等に接続されてお
り、区分搬送路21を道順番号に相当する区分ポケット
22へ選択的に連通するように作用する。
【0033】末端の区分ポケット22aは、区分先を見
失った郵便物を集積するリジェクトポケットとして作用
する。区分先を見失う例として、後続の郵便物とくっつ
いてギャップ詰りを生じたり、搬送路から浮き上がって
スキューを生じたりすることによりシフトミスを生じた
場合等が考えられる。
【0034】また、各区分ポケット22と供給部2との
間には、区分ポケット22に集積された郵便物をその順
序を変えずに供給部2へ移載する後述する移載機構がそ
れぞれ設けられている。
【0035】尚、上述した各搬送路3、12、および2
1には、複数の搬送ローラおよび搬送ガイドが設けら
れ、各搬送ローラには各搬送路に沿って走行される搬送
ベルトが巻回されている。
【0036】次に、上述した反転機構8の方向変換部8
aについて詳細に説明する。図2に示すように、搬送路
3aを介して方向変換部8aに取込まれる郵便物Pは、
搬送ローラ81に巻回された搬送ベルト82と、搬送ロ
ーラ83a、83bに巻回された搬送ベルト84と、の
間で挟持されて図中矢印a方向(第1の方向)に搬送さ
れる。この搬送路3a(第1搬送手段)上の所定位置に
は、取込まれる郵便物Pの後端を検知するセンサ85が
設けられている。
【0037】搬送路3aを介して郵便物Pが取込まれる
位置には、郵便物Pを受入れるとともに郵便物Pの搬送
方向を180°変換(以下、反転とする)するための反
転領域80(反転部)が形成されている。この反転領域
80の上方には、半時計回りに回転する一対の搬送ロー
ラ86a、86bに搬送ベルト86c(第1走行手段)
が巻回された搬送部86が配置されている。また、反転
領域80の下方には、時計回りに回転する搬送ローラ8
7a、87bに搬送ベルト87c(第2走行手段)が巻
回された搬送部87が配置されている。従って、各搬送
ベルト86c、87cは、反転領域80を挟持する位置
で上記第1の方向と逆の第2の方向に走行されている。
【0038】搬送部87は搬送部86と所定距離離間し
て配置され、互いに略平行に延びた搬送ベルト86cお
よび87cの間で反転領域80が規定されている。ま
た、搬送ベルト87cは、上述した搬送ベルト84とと
もに反転済みの郵便物Pを挟持して後段の処理装置へ搬
送する搬送路3b(第2搬送手段)を形成している。
尚、反転領域80の図中左側端部には、郵便物Pの飛び
出しを防止するためのストッパ80aが設けられてい
る。
【0039】搬送部86の搬送ベルト86cの内側に
は、搬送ベルト86cを反転領域80方向(図中下側方
向)に押し出すための押し出し機構88(第1押し込み
手段)が設けられている。
【0040】図3に示すように、押し出し機構88は、
搬送ベルト86cの内側に転接される可動ローラ88a
と、この可動ローラ88aを反転領域80方向に付勢す
るアクチュエータ88bと、可動ローラ88aおよびア
クチュエータ88bを道順組立機1のハウジングに固設
するための固定ブラケット88cと、を有している。可
動ローラ88aは、アクチュエータ88bの回動軸88
dと略平行に配設され、その両端が回動軸88dから突
設された支持部材88eにより回動自在に支持されてい
る。回動軸88dの先端は、固定ブラケット88cに片
持ちばり状態で設けられた支持部88fにより支持され
ている。従って、アクチュエータ88bが作動されて回
動軸88dが回転されると、可動ローラ88aが図中矢
印方向に揺動されるようになっている。
【0041】また、搬送部87の搬送ベルト87cの内
側には、搬送ベルト87cを反転領域80方向(図中上
側方向)に押し出すための押し出し機構89(第2押し
込み手段)が設けられている。押し出し機構89は、可
動ローラ89aおよびアクチュエータ89bを有し、上
述した押し出し機構88と同様の構成を有している。
【0042】以下、上述した反転機構8の各部材の位置
関係を示す。搬送ローラ83aおよび83bは、搬送ロ
ーラ81の下方で搬送ローラ81よりやや図中左側に配
置され、反転領域80内に進入されている。また、搬送
ローラ86bは、搬送ローラ81に隣接し且つ搬送ロー
ラ83aの上方に配置されている。更に、可動ローラ8
8aは、搬送ベルト86cの内側で搬送ローラ86bに
隣接する位置に設けられ、搬送ローラ86bの近傍で搬
送ベルト86cを反転領域80方向に押し込むように作
用する。更にまた、可動ローラ89aは、搬送ベルト8
7cの内側で上述した可動ローラ88aと上下位置で図
中左方向にずれて配置されている。従って、2つの可動
ローラ88a、89aが揺動されると、図2(b)に示
すように、郵便物Pが挟持されるとともにその先端が搬
送路3b方向に向けられる。
【0043】次に、上記のように構成された方向変換部
8aにおける郵便物Pの反転動作について説明する。ま
ず、搬送路3aを介して郵便物Pが取込まれると、郵便
物Pの後端がセンサ85にて検知され、この検知信号が
各アクチュエータ88b、89bに送られる。各アクチ
ュエータ88b、89bは、この検知信号を受けてから
所定のディレイ時間td経過後に、可動ローラ88a、
89aの駆動を開始する。
【0044】郵便物Pは、上記ディレイ時間tdの間に
反転領域80内に取込まれる。そして、各可動ローラ8
8a、89aが図2(b)に示す位置に移動することに
より、郵便物Pは搬送ベルト86c、87cの間に挟持
されて逆方向に搬送される。この場合、各可動ローラ8
8a、89aが上述したようにずれて配置されているこ
とから、搬送ベルト86c、87cの間に挟持された郵
便物Pの先端は搬送路3b方向に向けられる。
【0045】図4は、方向変換部における反転時間tと
反転領域80の間隔との関係を示している。図4に実線
で示すように、本発明の方向変換部8aにおいては、時
間t0 でセンサ85が郵便物Pの後端を検知し、ディレ
イ時間経過後の時間t1 にてアクチュエータ88b、8
9bが作動され、時間t2 で郵便物Pが挟持されてい
る。これに対して、図*に示す従来の方向変換部におい
ては、図中に破線で示すように、センサにて郵便物Pの
後端を検知した直後(時間t0 )にアクチュエータが作
動され、時間t2 経過後に郵便物Pが挟持されている。
【0046】つまり、センサ85による後端検知から郵
便物Pを挟持するまでの時間(t0〜t2 )が同じであ
ると仮定すると、本発明の方向変換部8aは従来と比較
して、アクチュエータが作動されてから略半分の時間で
郵便物Pを挟持できることになる。
【0047】従って、センサ85にて郵便物Pの後端を
検知してから所定のディレイ時間をとることができ、郵
便物Pが反転領域80内に完全に送込まれてから可動ロ
ーラ88a、89aを作動することが可能となる。これ
により、郵便物Pが反転領域80に進入する際に搬送ベ
ルト86c、87cが反転領域80内に押し込まれるこ
とがなく、郵便物Pと搬送ベルト86c、87cとの間
に生じる摩擦による抵抗力を少なくできる。
【0048】また、本発明の方向変換部8aにおいて
は、ディレイ時間を設定する代りに反転領域80の間隔
を大きくすることもできる。つまり、本発明の方向変換
部8aは、従来のものと比較して高速な反転動作が可能
であることから、同じ時間内で反転領域80を大きく狭
めることが可能となる。従って、反転領域の間隔を大き
くして、上述した摩擦による抵抗力を少なくした状態す
ることができ、郵便物Pの反転動作が安定して実行でき
る。
【0049】次に、上述した区分ポケット22、供給部
2、および移載機構について詳細に説明する。図5に示
すように、各区分ポケット22には、複数のローラと搬
送ベルトとを備えた集積押し込み機構25の先端が装入
され、集積押し込み機構25を介して搬送された郵便物
Pが区分ポケット22内に集積されるようになってい
る。
【0050】取出部4にてその先端方向に取出された郵
便物Pは、反転機構8にて反転され、その後端側から各
区分ポケット22に導かれる。従って、集積押し込み機
構25を介して搬送された郵便物Pは、区分ポケット2
2の底板32(第1支持部)上に、その後端が揃えられ
た状態で第1面を取出部4側に向け、郵便番号枠を上方
に向けて集積される。
【0051】各区分ポケット22にはバックアッププレ
ート26が取付けられ、このバックアッププレート26
は、スライドベアリング27を介してシャフト28に往
復移動可能に取付けられている。また、バックアッププ
レート26は、図示しないばねによって集積押し込み機
構25に向う方向に付勢され、このことにより郵便物P
をバックアッププレート26と集積押し込み機構25と
の間に押圧して挟むようになっている。
【0052】また、各区分ポケット22には、バックア
ッププレート26の最終位置、即ちバックアッププレー
ト26が集積押し込み機構25から最も離された位置を
検知することにより区分ポケット22が一杯になったこ
とを検知するための図示しないスイッチが設けられ、こ
のスイッチがONされた場合に対応する区分ポケットの
オーバーフローを判断するようになっている。
【0053】更に、区分集積部20と供給部2との間に
は、移載機構30(移載手段)が設けられている。移載
機構30は、各区分ポケット22に区分集積された全て
の郵便物を順序を変えずに供給部2の搬送ベルト2a
(第2支持手段)上に移載するように作用する。
【0054】移載機構30は、区分集積部20の各区分
ポケット22毎に設けられ、区分ポケット22の底板で
あって郵便物Pの集積方向に沿った中央位置で分割され
た一対の底板32a、32bと、各底板32a、32b
の分割位置から離れた端部をそれぞれ回動自在に支持す
る回転軸34と、回転軸34を正逆両方向に回転させる
回転装置と、を備えている。各底板32a、32bは、
回転軸34を回転することにより、郵便物Pの後端を支
持する支持位置(図中実線で示す)と郵便物Pの後端を
支持しない非支持位置(図中破線で示す)との間で選択
的に回動されるようになっている。尚、各底板32a、
32b、回転軸34、および回転装置は、この発明の第
1支持手段として作用する。
【0055】また、移載機構30は、区分ポケット22
の底板32と供給部2の搬送ベルト2aとの間に配設さ
れた一時受け部40(一時停止手段)を有している。一
時受け部40は、区分ポケット22の手前側の一方の底
板32bの下方に一致する位置で、底板32bと略同じ
形状の受け板42(第3支持部)を有している。受け板
42の一方の端部、つまり底板32bと上下方向で一致
する手前側の端部には、受け板を回動自在に支持する回
転軸44が設けられ、回転軸44は回転装置により正逆
両方向に回転されるようになっている。つまり、受け板
42は、回転軸44を回転することにより、郵便物Pの
後端を支持する支持位置(図中実線で示す)と郵便物P
の後端を支持しない非支持位置(図中破線で示す)との
間で選択的に回動されるようになっている。
【0056】更に、受け板42と搬送ベルト2aとの間
には、搬送ベルト2a上に移載された郵便物Pの集積方
向への転倒を防止するためのピン51が設けられてい
る。ピン51は、搬送ベルト2aの上方で搬送ベルト2
aと略平行に延びているとともに搬送ベルト2aととも
に移動するシャフト52に対して所定間隔で離間して固
設されている。
【0057】しかして、回転軸34が回転されると、底
板32a、32bが図中破線で示す非支持位置に回動さ
れ、区分ポケット22に集積された郵便物Pがその自重
により受け板42の上面(支持面)上に一斉に落とし込
まれる。更に、回転軸44が回転されると、受け板42
が図中破線で示す非支持位置に回動され、受け板42上
で一時的に受け止められた郵便物Pが供給部2の搬送ベ
ルト2a上に一斉に落とし込まれ、郵便物Pの下端が搬
送ベルト2a上に移載される移載位置へ郵便物Pが移載
されるようになっている。
【0058】上述した区分集積部20、移載機構30、
および供給部2は、図6に示すように、水平面に対して
例えば60〜85°程度傾斜したベース50(ガイド
面)の上に構成されている。
【0059】つまり、区分ポケット22の底板32は、
図6(a)または(c)に示す支持位置に回動された際
に、ベース50と略垂直を成す面内に配置され、区分ポ
ケット22内に集積された郵便物Pの下端が底板32に
より支持されるとともに一方の側端がベース50により
支持されるようになっている。尚、一方の底板32aの
回転軸34はベース50側に取り付けられ、他方の底板
32bの回転軸34はベース50から離間した側に取り
付けられている。
【0060】また、受け板42は、図6(a)または
(b)に示す支持位置に回動された際に、ベース50と
略垂直を成す面内に配置され、区分ポケット22から落
とし込まれた郵便物Pの下端を支持するようになってい
る。更に、ピン51は、ベース50と略垂直をなす面内
で延びている。
【0061】次に、上述した移載機構30の移載動作に
ついて説明する。図6は、移載機構30による移載動作
を説明するための側面図であり、図7は、移載機構30
の底板32および受け板42の動作タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【0062】まず、図6(a)に示すように、郵便物P
の区分ポケット22への集積が完了された状態から、図
6(b)に示すように、底板32a、32bが非支持位
置に回動され、郵便物Pが受け板42上に落とし込ま
れ、郵便物Pが一時的に係止される(ステップ1)。
【0063】図6(b)に示すように、郵便物Pの受け
板42への移載が完了されると、図6(c)に示すよう
に、受け板42が非支持位置に回動され、受け板42に
より一時的に係止された郵便物Pが供給部2の搬送ベル
ト2a上に落とし込まれる(ステップ2)。この場合、
非支持位置に回動された受け板42は、供給部2へ移載
された郵便物Pの飛び出しを防止するストッパーとして
作用する。
【0064】そして、受け板42により一時的に係止さ
れた全ての郵便物Pが供給部2に落とし込まれて郵便物
Pの移載が完了されると、底板32が次の区分動作に備
えて元の支持位置へ戻される(ステップ3)。
【0065】更に、供給部2内の全ての郵便物Pが取出
部4にて取り出されて供給部2内に郵便物Pがなくなる
と、受け板42が次の移載動作に備えて元の支持位置へ
戻される(ステップ4)。
【0066】以上のように、区分ポケット22から落と
し込まれる郵便物Pを受け板42により一時的に係止し
た後、郵便物Pを供給部2へ移載することにより、郵便
物Pが搬送ベルト2aに当たる際の跳ね上がりを防止で
き、郵便物Pの移載時における脱落を防止できる。
【0067】次に、上記のように構成された道順組立機
1の制御系について説明する。図8に示すように、道順
組立機1の制御系は、制御手段としてのCPU60を備
えている。CPU60には、入力インターフェース62
を介して、種々の指令を入力するためのコントロールパ
ネル61と、住所情報に応じて予め設定された道順番号
および制御データの格納されたROM63と、方向変換
部8aの搬送路3a上に設けられたセンサ85と、が接
続されている。
【0068】また、CPU60には、出力インターフェ
ース64を介して、モーターコントローラ67、および
メカコントローラ68が接続されている。モーターコン
トローラ67には、各搬送ローラを駆動するための駆動
モータ69が接続されている。メカコントローラ68に
は、供給部2内に設けられ郵便物Pを所定の取出し位置
へ一通づつ移動させるために搬送ベルト2aを移動する
移動機構2bと、取出部4と、方向変換部8aの可動ロ
ーラ88a、89aを揺動するアクチュエータ88b、
89bと、搬送路3を搬送路12へ選択的に切換える切
換ゲート14と、区分搬送路21を各区分ポケット22
に選択的に連通させる切換ゲート24と、各区分ポケッ
ト22の底板32a、32bを回転する回転装置36
と、受け板42を回転する回転装置38と、が接続され
ている。
【0069】更に、CPU60には、入出力インターフ
ェース66を介して、郵便物の住所情報を読取るための
スキャナ6と、スキャナ6により読取った住所情報をバ
ッファリングするRAM70と、が接続されている。
【0070】次に、上記のように構成された道順組立機
1全体の動作について説明する。その前に、郵便物の道
順組立方法の一例として、例えば、10個の区分ポケッ
トを有する道順組立機(他の構成は上述した道順組立機
1と同じ)を用いて、ランダムに並べられた1000通
の郵便物を道順通りに並べ換える方法について図9を用
いて説明する。尚、この場合、郵便物に付された住所情
報は10進法による3桁の道順番号(000〜999)
に変換され、郵便物は道順組立機に3回供給されて並べ
換えられる。
【0071】図9に示すように、1回目の供給におい
て、道順番号の1の位に従って、一番左の区分ポケット
(1)に1の位が0の郵便物を集積し、次の区分ポケッ
ト(2)に1の位が1の郵便物を集積し、・・・一番右
の区分ポケット(10)に1の位が9の郵便物を区分集
積する。そして、1回目の供給が終了した後に全ての郵
便物をその順序を変えずに移載機構30により供給部2
へ移載する。
【0072】2回目の供給において、道順番号の10の
位に従って、上述の1回目の供給と同様に各区分ポケッ
ト(1)〜(10)へ郵便物を区分集積し、順序を変え
ずに供給部2へ移載する。そして、3回目の供給におい
て、道順番号の100の位に従って、上述の1回目およ
び2回目の供給と同様に各区分ポケット(1)〜(1
0)へ郵便物を区分集積する。以上、3回の供給によ
り、1000通全ての郵便物が道順番号順に並べ換えら
れる。
【0073】次に、上述した道順組立方法を踏まえて、
この発明の道順組立機1の道順組立動作について図10
に示すフローチャートに従って説明する。尚、各郵便物
の第1面に記録された住所情報は、区分ポケット22の
数(リジェクトポケットを除く12個)に応じて予め用
意された12進法による3桁の道順番号(通し番号)に
変換される。
【0074】まず、供給部2の移動機構2bにより搬送
ベルト2aが移動され、供給部2内に収容された100
0通の郵便物が所定の取出位置へ一通づつ供給され、1
回目の供給が開始される(ステップ1)。
【0075】取出位置へ供給された郵便物は、取出部4
により取出されて搬送路3上を搬送され、搬送路3の一
側、即ち搬送される郵便物の第1面に対向する側に設け
られたスキャナ6に導かれる(ステップ2)。
【0076】そして、スキャナ6により郵便物の第1面
に記録された住所情報が読取られ、この住所情報がRA
M70にバッファリングされるとともに予め設定された
3桁の道順番号に変換される(ステップ3)。
【0077】スキャナ6によって住所情報が読取られた
郵便物は、反転機構8に導かれ、方向変換部8aにより
その搬送方向が180°変換される(ステップ4)。つ
まり、方向変換部8aの反転領域80内に導かれた郵便
物Pは、可動ローラ88a、89aを付勢することによ
り搬送ベルト86c、87cに挟持されて逆送され、そ
の搬送方向が180°変換される。搬送方向が反転され
た郵便物Pは、整位部8bにおいて搬送基準が整えられ
た後搬更に送され、区分集積部20へ導かれる。
【0078】また、スキャナ6によって住所情報の読取
りが不能となった郵便物は、切換ゲート14により案内
されて排除集積部10へ排除される。排除された郵便物
は、全ての郵便物の一回目の供給が終了した後、人手に
より所定の区分ポケット22に区分集積される。
【0079】区分集積部20へ導かれた郵便物は、ステ
ップ3にて変換された道順番号の1桁目に基づいて所定
の区分ポケット22へ区分集積される(ステップ5)。
つまり、道順番号の1桁目に対応した区分ポケット22
に連通する切換ゲート24が切換えられ、区分搬送路2
1が所定の区分ポケット22に連通されて郵便物が所定
の区分ポケット22へ区分集積される。尚、区分先を見
失った郵便物Pは、リジェクトポケット22aへ集積さ
れる。
【0080】以上のように1回目の供給が終了される
(ステップ6)と、全ての郵便物が移載機構30により
供給部2へ移載される(ステップ7)。つまり、回転装
置36により各区分ポケット22の底板32a、32b
が非支持位置へ回動され、各区分ポケット22内の郵便
物がその順序を変えずに受け板42上に落とし込まれ
る。そして、回転装置38により受け板42が非支持位
置へ回動され、受け板42により一時的に係止された郵
便物Pが供給部2へ落とし込まれる。
【0081】次に、上述した1回目の供給と同様に2回
目の供給が開始され(ステップ8)、道順番号の2桁目
に基づいて郵便物が区分される(ステップ9)。そし
て、2回目の供給が終了されると、移載機構30によ
り、各区分ポケット22内の郵便物がその順序を変えず
に供給部2へ移載され(ステップ10)、3回目の供給
が開始される(ステップ11)。
【0082】最後に、上述した1回目および2回目の供
給と同様に、道順番号の3桁目に基づいて郵便物が区分
集積され、3回目の供給が終了される(ステップ1
2)。これにより、全ての郵便物が道順番号順に並べ換
えられる。
【0083】以上のように、この発明の実施の形態に係
る道順組立機1は、郵便物Pの搬送方向を180°反転
する反転機構8において、反転領域80に取込まれた郵
便物Pを両側から挟持すべく反転領域80の両側に設け
られた可動ローラを88a、89aを駆動している。従
って、反転領域80内に取込まれた郵便物Pを素早く挟
持でき、郵便物Pをより高速に反転できる。郵便物Pの
高速反転が可能となることから、郵便物Pが反転領域8
0内に完全に取込まれてから反転動作を開始でき、郵便
物Pを安定して反転できる。
【0084】また、この発明の実施の形態に係る道順組
立機1は、区分ポケット22の底板32と供給部2の搬
送ベルト2aとの間に、落下する郵便物Pを一時的に停
止させるための一時受け部40を備えている。従って、
区分ポケット22から落下された郵便物Pが供給部2に
て跳ね返ることが防止され、郵便物Pの移載時における
脱落を防止できる。尚、この発明は、上述した実施の形
態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々
変形可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
処理装置は、上記のような構成および作用を有している
ので、集積した紙葉類を脱落することなく確実に移載で
き、紙葉類を安定して搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態に係る道順組立
機を示す概略図。
【図2】図2は、図1の道順組立機に組込まれた方向変
換部を示す概略図。
【図3】図3は、図2の方向変換部に組込まれた押し出
し機構を示す概略図。
【図4】図4は、図2の方向変換部における反転時間と
反転領域の間隔との関係を示すグラフ。
【図5】図5は、図1の道順組立機に組込まれた移載機
構およびその周辺機器を示す概略図。
【図6】図6は、図5の移載機構の移載動作を説明する
ための図。
【図7】図7は、図5の移載機構に組込まれた底板と受
け板との作動タイミングを示すタイミングチャート。
【図8】図8は、図1の道順組立機の制御系を示すブロ
ック図。
【図9】図9は、道順組立方法を一例を説明するための
図。
【図10】図10は、図1の道順組立機の道順組立動作
を説明するためのフローチャート。
【図11】図11は、従来の方向変換部を示す概略図。
【符号の説明】
1…道順組立機、 2…供給部、 2a…搬送ベルト、 3…搬送路、 4…取出部、 6…スキャナ、 8…反転機構、 20…区分集積部、 22…区分ポケット、 32a、32b…底板、 34、44…回転軸、 42…受け板、 51…ピン、 P…郵便物。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された紙葉類の下端を支持する支持
    位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
    移動可能に設けられた第1支持部を有し、上記第1支持
    部を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記
    第1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類を
    その自重により落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段の下方に所定距離離間して設けられ、
    上記第1支持手段から落下される紙葉類を支持する第2
    支持手段と、 上記第1支持手段と第2支持手段との間に設けられ、上
    記第1支持手段から落下される紙葉類を一時的に停止す
    る一時停止手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類移載装置。
  2. 【請求項2】 供給された紙葉類の下端を支持する支持
    位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
    移動可能に設けられた第1支持部を有し、上記第1支持
    部を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記
    第1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類を
    その自重により落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段の下方に所定距離離間して設けられ、
    上記第1支持手段から落下される紙葉類を支持する第2
    支持手段と、 上記第1支持手段と第2支持手段との間に設けられ、上
    記第1支持手段から落下される紙葉類を支持する支持面
    を有し、該支持面が紙葉類の落下方向と略直交する支持
    位置と該支持面が上記落下方向と略平行となる非支持位
    置との間で移動可能な第3支持部を有し、上記第1支持
    手段から落下される紙葉類を一時的に停止する一時停止
    手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類移載装置。
  3. 【請求項3】 鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した
    ガイド面と、 上記ガイド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心に回
    動し、紙葉類を上記ガイド面に沿って支持する支持位置
    と該紙葉類を支持しない非支持位置との間で移動可能な
    第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支持位置へ移
    動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部を上記非支
    持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重により落下さ
    せる第1支持手段と、 上記第1支持手段の下方に所定距離離間して設けられ、
    上記第1支持手段から落下される紙葉類を支持する第2
    支持手段と、 上記第1支持手段と第2支持手段との間に設けられ、上
    記ガイド面から所定距離離間した位置で略水平方向に延
    びた軸を中心に回動し、上記第1支持手段から落下され
    る紙葉類を支持する支持面を有し、該支持面が紙葉類の
    落下方向と略直交する支持位置と該支持面が上記落下方
    向と略平行となる非支持位置との間で移動可能な第3支
    持部を有し、上記第1支持手段から落下される紙葉類を
    一時的に停止する一時停止手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類移載装置。
  4. 【請求項4】 複数の紙葉類を収容するとともに該紙葉
    類を一葉づつ供給する供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて区分情報が読取られた紙葉類を該区分
    情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられた所定の
    区分位置へ区分する区分手段と、 上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移
    載する移載手段と、を備え、 上記移載手段は、 上記区分位置に区分された紙葉類の下端を支持する支持
    位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
    移動可能な第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支
    持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部
    を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重に
    より落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段と上記供給部との間に設けられ、上記
    第1支持手段から落下される紙葉類を一時的に停止する
    一時停止手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の紙葉類を収容するとともに該紙葉
    類を一葉づつ供給する供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて区分情報が読取られた紙葉類を該区分
    情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられた所定の
    区分位置へ区分する区分手段と、 上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移
    載する移載手段と、を備え、 上記移載手段は、 上記区分位置に区分された紙葉類の下端を支持する支持
    位置と該紙葉類の下端を支持しない非支持位置との間で
    移動可能な第1支持部を有し、上記第1支持部を上記支
    持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、上記第1支持部
    を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉類をその自重に
    より落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段と上記供給部との間に設けられ、上記
    第1支持手段から落下される紙葉類を支持する支持面を
    有し、該支持面が紙葉類の落下方向と略直交する支持位
    置と該支持面が上記落下方向と略平行となる非支持位置
    との間で移動可能な第3支持部を有し、上記第1支持手
    段から落下される紙葉類を一時的に停止する一時停止手
    段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の紙葉類を収容するとともに該紙葉
    類を一葉づつ供給する供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて区分情報が読取られた紙葉類を該区分
    情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられた所定の
    区分位置へ区分する区分手段と、 上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移
    載する移載手段と、を備え、 上記移載手段は、 鉛直方向に対して所定の角度で傾斜したガイド面と、 上記ガイド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心に回
    動し、上記区分位置に区分された紙葉類を上記ガイド面
    に沿って支持する支持位置と該紙葉類を支持しない非支
    持位置との間で移動可能な第1支持部を有し、上記第1
    支持部を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、
    上記第1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉
    類をその自重により落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段と上記供給部との間に設けられ、上記
    ガイド面から所定距離離間した位置で略水平方向に延び
    た軸を中心に回動し、上記第1支持手段から落下される
    紙葉類を支持する支持面を有し、該支持面が紙葉類の落
    下方向と略直交する支持位置と該支持面が上記落下方向
    と略平行となる非支持位置との間で移動可能な第3支持
    部を有し、上記第1支持手段から落下される紙葉類を一
    時的に停止する一時停止手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 紙葉類を第1の方向に搬送する第1搬送
    手段と、 上記第1搬送手段にて搬送された紙葉類を取込むととも
    にその搬送方向を反転する反転部と、 上記反転部にてその搬送方向が反転された紙葉類を上記
    第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2搬送手段
    と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の一側に対面するととも
    に上記第2の方向に沿って走行する第1走行手段と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の他側に対面するととも
    に上記第1走行手段に対して所定距離離間して設けら
    れ、上記第2の方向に沿って走行する第2走行手段と、 上記第1走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向
    かって押し込む第1押し込み手段と、 上記第1走行手段と第2走行手段との間で紙葉類を挟持
    して上記第2搬送手段に向って搬送するように、上記第
    2の方向に対して上記第1押し込み手段より上流側で上
    記第2走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向か
    って押し込む第2押し込み手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  8. 【請求項8】 複数の紙葉類を収容するとともに該紙葉
    類を一葉づつ供給する供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて区分情報が読取られた紙葉類の搬送方
    向を反転する反転手段と、 上記反転手段にてその搬送方向が反転された紙葉類を該
    区分情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられた所
    定の区分位置へ区分する区分手段と、 上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移
    載する移載手段と、を備え、 上記反転手段は、 紙葉類を第1の方向に搬送する第1搬送手段と、 上記第1搬送手段にて搬送された紙葉類を取込むととも
    にその搬送方向を反転する反転部と、 上記反転部にてその搬送方向が反転された紙葉類を上記
    第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2搬送手段
    と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の一側に対面するととも
    に上記第2の方向に沿って走行する第1走行手段と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の他側に対面するととも
    に上記第1走行手段に対して所定距離離間して設けら
    れ、上記第2の方向に沿って走行する第2走行手段と、 上記第1走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向
    かって押し込む第1押し込み手段と、 上記第1走行手段と第2走行手段との間で紙葉類を挟持
    して上記第2搬送手段に向って搬送するように、上記第
    2の方向に対して上記第1押し込み手段より上流側で上
    記第2走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向か
    って押し込む第2押し込み手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  9. 【請求項9】 複数の紙葉類を収容するとともに該紙葉
    類を一葉づつ供給する供給手段と、 上記供給手段にて供給された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて区分情報が読取られた紙葉類の搬送方
    向を反転する反転手段と、 上記反転手段にてその搬送方向が反転された紙葉類を該
    区分情報に基づいて上記供給手段の上方に設けられた所
    定の区分位置へ区分する区分手段と、 上記区分手段にて区分された紙葉類を上記供給手段へ移
    載する移載手段と、を備え、 上記反転手段は、 紙葉類を第1の方向に搬送する第1搬送手段と、 上記第1搬送手段にて搬送された紙葉類を取込むととも
    にその搬送方向を反転する反転部と、 上記反転部にてその搬送方向が反転された紙葉類を上記
    第1の方向と逆の第2の方向に搬送する第2搬送手段
    と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の一側に対面するととも
    に上記第2の方向に沿って走行する第1走行手段と、 上記反転部に取込まれた紙葉類の他側に対面するととも
    に上記第1走行手段に対して所定距離離間して設けら
    れ、上記第2の方向に沿って走行する第2走行手段と、 上記第1走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向
    かって押し込む第1押し込み手段と、 上記第1走行手段と第2走行手段との間で紙葉類を挟持
    して上記第2搬送手段に向って搬送するように、上記第
    2の方向に対して上記第1押し込み手段より上流側で上
    記第2走行手段を上記反転部に取込まれた紙葉類に向か
    って押し込む第2押し込み手段と、を備え、 上記移載手段は、 鉛直方向に対して所定の角度で傾斜したガイド面と、 上記ガイド面に沿って略水平方向に延びた軸を中心に回
    動し、上記区分位置に区分された紙葉類を上記ガイド面
    に沿って支持する支持位置と該紙葉類を支持しない非支
    持位置との間で移動可能な第1支持部を有し、上記第1
    支持部を上記支持位置へ移動した際に紙葉類を支持し、
    上記第1支持部を上記非支持位置へ移動した際に該紙葉
    類をその自重により落下させる第1支持手段と、 上記第1支持手段と上記供給部との間に設けられ、上記
    ガイド面から所定距離離間した位置で略水平方向に延び
    た軸を中心に回動し、上記第1支持手段から落下される
    紙葉類を支持する支持面を有し、該支持面が紙葉類の落
    下方向と略直交する支持位置と該支持面が上記落下方向
    と略平行となる非支持位置との間で移動可能な第3支持
    部を有し、上記第1支持手段から落下される紙葉類を一
    時的に停止する一時停止手段と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】 紙葉類を支持する支持位置と該紙葉類
    を支持しない非支持位置との間で移動可能な第1支持部
    と、上記第1支持部の下方に所定距離離間して設けら
    れ、上記第1支持部から落下する紙葉類を支持するとと
    もに支持した紙葉類を送り出す第2支持手段と、上記第
    1支持部と第2支持手段との間に設けられ、上記第1支
    持部から落下する紙葉類を支持する支持面を有し、該支
    持面が紙葉類の落下方向と略直交する支持位置と該支持
    面が上記落下方向と略平行となる非支持位置との間で移
    動可能な第3支持部と、を備えた紙葉類移載装置におい
    て、 上記第1支持部および支持面を上記支持位置へ配置し、
    上記第1支持部にて紙葉類の下端を支持し、上記第1支
    持部を上記支持位置から上記非支持位置へ移動して紙葉
    類の下端が上記支持面にて支持される位置まで紙葉類を
    落下させ、上記第3支持部を上記支持位置から上記非支
    持位置へ移動して紙葉類の下端が上記第2支持手段にて
    支持される移載位置まで紙葉類を落下させ、上記移載位
    置に全ての紙葉類が移載された後、上記第1支持部を上
    記非支持位置から上記支持位置へ移動し、上記第2支持
    手段にて全ての紙葉類が送り出された後、上記第3支持
    部を上記非支持位置から上記支持位置へ移動することを
    特徴とする紙葉類移載方法。
JP24335795A 1995-09-21 1995-09-21 紙葉類処理装置、紙葉類移載装置、紙葉類搬送装置、および紙葉類移載方法 Pending JPH0986771A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067425A1 (de) * 2003-01-31 2004-08-12 Siemens Aktiengesellschaft Schmales stapelfach für flache sendungen
US7207560B2 (en) 2002-06-10 2007-04-24 Siemens Ag Pile compartment for flat postal articles
CN107043038A (zh) * 2017-01-19 2017-08-15 深圳市中钞科信金融科技有限公司 一种卡片收取装置

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WO2004067425A1 (de) * 2003-01-31 2004-08-12 Siemens Aktiengesellschaft Schmales stapelfach für flache sendungen
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