JP3691872B2 - 郵便物の処理装置 - Google Patents

郵便物の処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3691872B2
JP3691872B2 JP06118895A JP6118895A JP3691872B2 JP 3691872 B2 JP3691872 B2 JP 3691872B2 JP 06118895 A JP06118895 A JP 06118895A JP 6118895 A JP6118895 A JP 6118895A JP 3691872 B2 JP3691872 B2 JP 3691872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
mail
standing
postal
postal matter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06118895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08252538A (ja
Inventor
博文 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP06118895A priority Critical patent/JP3691872B2/ja
Publication of JPH08252538A publication Critical patent/JPH08252538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3691872B2 publication Critical patent/JP3691872B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、たとえば自動選別取揃え押印機等の郵便物の処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、郵便物の自動処理化が進み、郵便物の自動選別取揃え押印機等の郵便物の処理装置が実用に供されている。
この自動選別取揃え押印機は、集められた多様な厚さ、幅を有する大量の郵便物を受入れ、所定の厚さよりも厚い厚物郵便物や所定の幅よりも広い広幅郵便物等の自動処理不可能な定形外郵便物を排除し、自動処理可能な定形郵便物に含まれる検知対象物、たとえば切手もしくはコントラストバーを検知するとともに方向を取揃える。この後、郵便物に押印がなされ、たとえば速達や普通郵便等に分類、集積するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような郵便物の処理装置において、所定の姿勢で搬送する郵便物を処理部に導くにあたって、最適な処理をなすため、処理部直前位置で郵便物の搬送姿勢を変更することがある。
【0004】
たとえば、床面に対して立位状態で搬送している郵便物を、90°姿勢変更して床面と平行な姿勢に変える。もしくは、それに近い角度に傾斜した姿勢に変更する場合がある。
【0005】
従来においては、一対の搬送ベルトを立位状態にし、かつ互いのベルト面を接触させた状態にして同速度で無端走行させる。これらのベルト面に郵便物を介在挟持し、立位状態で搬送する。
【0006】
所定位置において、一対の搬送ベルトは面接触したまま90°もしくはそれに近い所定の傾斜角度にねじられ、その角度の状態で搬出部に至る。あるいは、この搬送ベルトとは別に、ねじられたベルトが備えられ、さらに別途搬出用の搬送ベルトが備えられる。
【0007】
いずれにしても、立位状態で搬送された郵便物は、所定位置において90°もしくはそれに近い所定の角度に姿勢が変更され、その姿勢で処理部へ搬出されることになる。
【0008】
このようにして、郵便物の搬送を継続しながら姿勢変更をなすのに何らの支障もないが、構造上は問題が残っている。
すなわち、ねじりベルトを採用するにあたって、当然、郵便物に破損等の不具合が生じない状態で行わなければならず、そのため姿勢変更開始から完了迄に非常に長い距離を必要として、装置の大型化につながってしまう。
【0009】
そして、このねじりの部分の搬送ベルトの調整が困難であって、密に面接触した状態を保持するには難しく、搬送途中で郵便物の位置がずれて、折損するに至る虞れがある。
【0010】
したがって、このねじりベルトに代わる郵便物の姿勢変更手段の開発が望まれており、それには構造および制御の簡素化と、装置の小型化につながるものでなければならない。
【0011】
一方、従来の郵便物の処理装置にあって、切手もしくはコントラストバーを検知する検知部へ郵便物を搬送するのに、郵便物がスキュー(傾き)したり、必要以上のギャップがあったり、二枚取り等が原因で検知できない場合がある。
【0012】
これら郵便物は、当然、検知部へ搬送させることはなく、従来の装置においては一旦、上流側である幅選別部の第1幅選別の入り口まで戻してから再搬送させていた。
【0013】
この第1幅選別の入り口には、量検知手段である量検知レバーが設けられていて、必要量以上の郵便物が一度に、多量に幅選別部に搬入されるか否かを検知し、量制御をなす。
【0014】
このように、搬送条件がスキュー,ギャップ,二枚取り等が原因で検知対象外の郵便物である場合、その郵便物を上流の第1選別部の入り口までリサイクル(戻す)していた。
【0015】
ところが、第1幅選別部の入り口へは、さらに上流側の厚さ選別部で選別された自動処理に適する厚さの郵便物が搬送されてきており、この入り口で上記リサイクルされた郵便物が合流する。したがって、このリサイクル合流部でのジャム(詰り)が生じ易いものである。
【0016】
そして、無事リサイクル合流部を通過しても、多量の郵便物がまとまって上記量検知レバーの検知範囲外に導かれることから、量制御ができない等の問題があった。
【0017】
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、その第1の目的とするところは、ねじりベルトを用いることなく、極く簡素な構造で、かつ極く短距離の範囲で、郵便物の姿勢変更を確実に得られ、信頼性の向上を図れる郵便物の処理装置を提供しようとするものである。
【0018】
第2の目的とするところは、検知部における検知ができない搬送条件の郵便類を最適位置へ戻すようにして、処理能力の向上を図れる郵便類の処理装置を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、郵便物の検知対象物を検知し、この検知対象物に応じた処理を行う郵便物の処理装置において、郵便物を立位状態で搬送する立位搬送手段と、この立位搬送手段の搬送端に配置され、立位搬送手段の搬出側に突出して、搬出されフリー状態になった郵便物に接触することで、郵便物を立位状態から搬送方向に対して直交する方向に所定の角度傾斜するように倒す倒しレバーと、
この倒しレバーによって所定の角度に傾斜された郵便物を受け入れ、この郵便物を傾斜した状態で搬送する手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項3記載のものは、多様な厚さ、幅を有する郵便物を一括して受け入れ次段へ供給する供給部と、この供給部から供給された郵便物から自動処理に適さない厚さを有する郵便物を排除し、自動処理に適する厚さの郵便物のみを次段へ供給する厚さ選別部と、この厚さ選別部から供給された郵便物をその上方部位から落とし込み、立位状態にして搬出する立位変換部と、この立位変換部が受け入れた郵便物の幅を検知して、定形外の郵便物を排除し、定形の郵便物のみを次段へ供給する幅選別部と、この幅選別部で選別された定形の郵便物を受入れ、1通ずつ所定間隔で取出すバッファ部と、このバッファ部から取出された郵便物の検知対象物を検知する検知部と、この検知部で検知対象物が検知された郵便物に押印する押印部と、この押印部で押印処理がなされた郵便物を分類して集積する区分集積部とを具備した郵便物の処理装置において、上記幅選別部で排除された定形外の郵便物を受け入れて立位状態で搬送する立位搬送手段と、この立位搬送手段の搬送端に配置され、上記立位搬送手段の搬出側に突出して、搬出されフリー状態になった郵便物に接触することで、郵便物を立位状態から搬送方向に対して直交する方向に所定の角度傾斜するように倒す倒しレバーと、この倒しレバーによって所定の角度に傾斜された郵便物を受け入れ、この郵便物を傾斜した状態で搬送して前記立位変換部へ戻す手段とを有してなるリサイクル部を具備したことを特徴とする。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の一実施例が組み込まれる郵便物処理装置としての郵便物選別取揃え押印機を概略的に示している。
【0030】
郵便物選別取揃え押印機 (以下、装置本体とする) 1は、区分・押印すべき郵便物Mを受け入れる郵便物受入れ部2、および受入れ部を介して取り込まれた郵便物Mを、後段の選別部・検知部・押印部に順次供給するための供給部3を有している。
【0031】
供給部3の後段には、この供給部により供給された郵便物Mから自動区分に適さない郵便物Mを取り除く厚さ選別部4、および厚さ選別部により区分された郵便物Mを、郵便物Mの姿勢すなわち長辺方向および短辺方向が所定の方向に向くよう取り揃えるとともに、郵便物Mの幅にもとづいて定形郵便物と定形外郵便物とに区分する取り揃え幅選別部5が配置されている。
【0032】
取り揃え幅選別部5の後段には、取り揃え幅選別部により「定形」と判断された郵便物Mの上下、表裏、切手など料額印面の位置および区分情報などを読み取る検知部6、郵便物Mの料額印面に日付スタンプすなわち消印を押印する押印部7、および押印部を介して日付スタンプが押印された郵便物Mを、予め決められている区分にもとづいて区分集積する区分集積部8などが接続されている。
【0033】
なお、受入れ部2、供給部3、厚さ選別部4、取り揃え幅選別部5、検知部6、押印部7および区分集積部8の各部を見渡すことができる位置、たとえば、区分集積部8の近傍には、装置本体1の動作を制御するための操作部 (操作パネル) 9が配置されている。
【0034】
郵便物受入れ部2は、複数の郵便物M…が載置される受入れ台21、この受入れ台に載置された郵便物Mを、少量ずつ後段の供給部3に送り出す送り出しユニット22を有している。
【0035】
供給部3はベルト状に形成され、郵便物受入れ部2の送り出しユニット22から供給される郵便物Mを、斜め上方に搬送することによりならしつつ、後段の厚さ選別部4に向かって搬送する搬送ユニット31を有している。
【0036】
供給部3および受入れ部2は、厚さ選別部4の所定の位置を回転軸として、この厚さ選別部とともに移動されることにより、幅選別部5ないし区分集積部8の構造体と直交する方向あるいは直列となる方向 (一直線となる方向) などの任意の方向に、作業スペースに合わせて配列可能に形成されている。
【0037】
ここでは、図1において受入れ部2および供給部3は、厚さ選別部4の前面側に位置し、幅選別部5ないし区分集積部8の構造体と平行になる配列として示し、図2および図3において受入れ部2および供給部3は、厚さ選別部4の背面側に位置し、幅選別部5ないし区分集積部8の構造体と平行になる配列として示してある。
【0038】
そして図1は、危険防止上、各構成部に対して必要なカバー構造体10を覆った状態を示す。
厚さ選別部4は、搬送ユニット31を介して案内された郵便物Mを、予め決められている厚さより薄い (厚さが定形郵便物の範囲内である) 郵便物Mと、それ以外の郵便物 (定形外郵便物) M´を区分するための厚さ選別ユニット41、この厚さ選別ユニットにより自動区分に適さない (厚さが規定外) として排除された郵便物M´を図示しないリジェクト部へ案内する手段、厚さが規定範囲内すなわち定形郵便物に該当すると判別された郵便物Mを後段の立位変換ユニット51を介して取り揃え幅選別部5に案内する搬送路42とコンベア43などから構成される。
【0039】
厚さ選別部4と取り揃え幅選別部5の間には、厚さ選別部4のコンベア43を介して搬送された郵便物Mを立位状態にする立位変換部である立位変換ユニット51が配置される。
【0040】
取り揃え幅選別部5には、立位変換ユニット51により立位状態にされた郵便物Mの幅が所定の幅の範囲であるか否か、すなわち定形外郵便物を非自動区分として排除する第1および第2の幅選別ユニット52a,52b、これら第1,第2の幅選別ユニットにより定形郵便物と判別された郵便物Mを後段の検知部6へ一通づつ供給する一通取出しユニット53を備える。
【0041】
そして、第1および第2の幅選別ユニット52a,52bにより定形外郵便物か否かが判断できなかった郵便物Mの幅を再び検知することで,定形外郵便物を再び排除する第3および第4の幅選別ユニット52c,52d、および第1ないし第4の幅選別ユニット52a〜52dを介して定形外郵便物であると判断された郵便物M´を図示しないリジェクト部へ案内する手段などを有している。
【0042】
なお、立位変換ユニット51と第1の幅選別ユニット52aとの間、第1の幅選別ユニットと第2の幅選別ユニット52bとの間、第2の幅選別ユニットと一通取出しユニット53との間、一通取出しユニットと第3の幅選別ユニット52cとの間、第3の幅選別ユニットと第4の幅選別ユニット52dとの間、第4の幅選別ユニットと第1の幅選別ユニット52aとの間には、各ユニット間に位置されている郵便物Mを搬送する搬送路54a,54b,54c,54d,54eおよび54fが、それぞれ配置されている。
【0043】
一通取出しユニット53と立位変換ユニット51との間には、一通取出しユニットにおいてスキュー、ギャップ、二枚取りなど、後段の検知部6での検知対象外の搬送条件にあると認められた郵便物を搬送する搬送路54gが配置されている。
【0044】
この搬送路54gの立位変換ユニット51手前側に、後述するリサイクル部100が配置されている。
また、それぞれの搬送路54a〜54dの所定の位置には、搬送路を通過される郵便物Mが搬送路を形成するベルトあるいはローラに巻き込まれたり挟まって折れ曲がることにより生じるジャムを検知するための図示しないジャム検知センサが配置されている。
【0045】
検知部6は、幅選別部5を介して選別され、一通取出しユニット53から取り出された定形郵便物Mを搬送する導入搬送ユニット61、この導入搬送ユニットによって順に搬送される郵便物Mを一時的に集積するバッファ部であるバッファユニット62、このバッファユニットに集積された郵便物Mを、後段に向かって一通ずつ取出すバッファ取出しユニット63を備えている。
【0046】
そしてさらに、バッファ取出しユニット63により取出された郵便物Mの料額印面を検知することで郵便物Mへの押印位置を特定するとともに、郵便物Mに付与されている区分情報、すなわち普通郵便か速達郵便か等の情報を読取る第1検知ユニット64、この第1検知ユニットにより料額印面が検知できなかった郵便物Mのみ上下 (表裏) を反転して後段に給送する反転ユニット65、および反転ユニットから給送された郵便物Mから最終的に料額印面および区分情報を読み取る第2検知ユニット66を有している。
【0047】
また、バッファ取出しユニット63と第1検知ユニット64との間、この第1検知ユニットと第2検知ユニット66との間、第1検知ユニット64と反転ユニット65との間、この反転ユニットと第2検知ユニットとの間、第2検知ユニット66と引き続いて配置される押印部7との間、および押印部と引き続いて配置される区分集積部8との間には、各ユニット間に位置されている郵便物Mを搬送する搬送路67a,67b,67c,67d,67eおよび67fが、それぞれ配置されている。
【0048】
なお、バッファ取出しユニット63には、取揃え押印部6が単独で利用される場合に、予め厚さおよび幅が選別された定形郵便物Mを供給可能な補助供給ユニット68、およびこの補助供給ユニットに供給された郵便物Mを、一通ずつ取出したのちバッファ取出しユニット63に送出する補助取出しユニット69が配置されている。
【0049】
さらに、それぞれの搬送路67a〜67fの所定の位置には、搬送路を通過される郵便物Mが搬送路を形成するベルトあるいはローラに巻き込まれたり挟まって折れ曲がることにより生じるジャムを検知するための図示しないジャム検知センサが配置されている。
【0050】
押印部7は、自身を通過される定形郵便物Mに対し、第1および第2の位置、たとえば郵便物Mの表面の所定の位置および郵便物Mの背面の所定の位置のそれぞれに日付スタンプすなわち消印を押印可能に形成された図示しない第1および第2のスタンプユニットを有している。これにより、郵便物Mが立位状態で搬送される場合に、読取り部6の第2検知ユニット66を介して検出された押印位置に、日付スタンプすなわち消印を押印可能となる。
【0051】
区分集積部8は、第2検知ユニット66により読取られた区分情報に応じて駆動されるゲート81a,81b,81c,81d,81eおよび81fと各ゲート81a〜81fによって区分された郵便物Mが集積される6個の集積室82a〜82fを有している。
【0052】
また、各ゲート81a〜81fと各集積室82a〜82fとの間の詳述しない搬送路には、他の搬送路と同様に、搬送路を通過される郵便物Mが搬送路を形成するベルトあるいはローラに巻き込まれたり挟まって折れ曲がることにより生じるジャムを検知するための図示しないジャム検知センサが配置されている。
【0053】
操作パネル9は、装置本体1の各部の動作状態、各部における郵便物Mの流れ (移動状態) および各部での郵便物Mの万一の詰まり (ジャム) などの一部あるいは全部を表示可能な表示装置91、装置本体1による選別・取揃え・押印などの動作を開始させるためのスタートスイッチ92、および装置本体1のジャムなどにともなう装置本体1の各部からの郵便物Mのはみ出し (溢れ) あるいは異常動作などに際して、装置本体1の全ての駆動 (可動) 部を緊急停止させる非常停止スイッチ93などを有している。
【0054】
上記リサイクル部100は、図4に示すように構成される。
これは、搬送路54gを搬送された郵便物Mを受け入れて立位状態で搬送する立位搬送系101 と、この立位搬送系から搬出される郵便物Mを強制的に姿勢変更する手段 102 と、姿勢変更された郵便物Mを受け入れて所定の傾斜角度で搬送し、上記立位変換ユニット51へ搬出する傾斜搬送系103 とから構成される。
【0055】
上記立位搬送系101 は、床面に対して垂直な軸方向を備えた複数のローラ104 と、これらローラに亘って張設された少なくとも一対のベルト105 からなり、互いのベルト面は接触し、かつ同一の搬送速度で走行駆動される。
【0056】
立位搬送系101 の後端部と、傾斜搬送系103 の先端部とはオーバラップしており、このオーバラップ部分に上記姿勢変更手段102 としての2本の倒しレバー(第1,第2の倒しレバー)106 ,107 が所定の間隔を存して設けられる。
【0057】
それぞれの倒しレバー106 ,107 は、立位搬送系101 のベルト105 および傾斜搬送系103 のベルト108 に関わりあいのない位置を選択して垂直に立設される部分と、この頂部から立位搬送系101 の搬出端で、かつ傾斜搬送系の搬入端に向かって水平に突出しており、逆L字状に形成される。
【0058】
上流側に位置する第1の倒しレバー106 は、その水平部分のベルト108 からの高さ寸法が、たとえば123mmに設定され、下流側に位置する第2の倒しレバー107 は、その水平部分の高さ寸法が、たとえば58mmに設定される。
【0059】
上記傾斜搬送系103 は、床面に対して所定の傾斜角度をもって配設される支持板110 に、複数のローラ111 を備え、これらローラに一対のベルト108 ,112 が張設される。これら一対のベルト108 ,112 は、互いの走行速度が同一に設定される。
【0060】
一方のベルト108 は、上記立位搬送系101 の搬出端部にオーバラップするよう延出される。このベルト108 と他方のベルト112 は、支持板110 の下端部から上端部に亘って、ほぼS字状を描くよう互いのベルト面が接触した状態で走行するようになっている。これらベルト108 ,112 のベルト面が合わせされた最上端部は、立位変換ユニット51の上部に形成される投入口51aに対向している。
【0061】
つぎに、図1ないし図3を参照して、郵便物選別取揃え押印機の動作を簡単に説明する。
まず、多数の郵便物M…が受入れ部2の受入れ台21に投入される。ついで、操作パネル9のスタートスイッチ92がオンされることで、装置全体が動き始める。受入れ台21に投入された郵便物M…は、送出ユニット22から供給部3の搬送ユニット31へ搬送され、さらに、厚さ選別部4に搬送される。
【0062】
厚さ選別部4に搬送された郵便物Mは、厚さ選別ユニット41を介して厚さが選別され、定形郵便物の範囲内の厚さを有する定形郵便物Mと定形外郵便物および自動区分に適さないと判断された郵便物M´とに区分される。ここで、定形外郵便物および自動区分に適さないと判断された郵便物M´は、図示しないリジェクト部に排除される。
【0063】
定形の厚さの郵便物Mは、搬送路42からコンベア43に導かれ、このコンベアにより立位変換ユニット51に搬送されて、ここで立位 (郵便物の搬送状態が面方向から辺方向) 状態に変換され、搬送路54aを介して第1の幅選別ユニット52aに案内される。
【0064】
第1の幅選別ユニット52aに搬送された郵便物Mは、搬送路54bにより第2の幅選別ユニット52bに案内され、郵便物Mの幅が検出される。この幅が所定の範囲内である定形郵便物Mと、所定の範囲外である定形外郵便物M´とに区分され、定形郵便物の範囲内であると判別された郵便物Mは、搬送路54cを介して一通取出しユニット53に搬送され、一通ずつ取出されて後段の検知部6へ一通ずつ供給される。定形外郵便物M´は、後述するようにして搬送路54gからリサイクル部100へ送出され、さらに立位変換ユニット51に戻される。
【0065】
一方、第1および第2の幅選別ユニット52a,52bにより定形外郵便物か否かが判断できなかった郵便物Mは、搬送路54dにより第3の幅選別ユニット52cへ搬送され、第3および第4の幅選別ユニット52c,52dにより、再び郵便物Mの幅が検出され、この幅が所定の範囲内である定形郵便物Mと所定の範囲外である定形外郵便物M´とに区分される。
【0066】
これにより、定形郵便物の範囲内であると判別された郵便物Mは、再び、第1および第2の幅選別ユニット52aおよび52bを通過されたのち一通取出しユニット53に搬送され、一通ずつ取出されて後段の検知部6へ供給される。
【0067】
一通取出しユニット53により一通ずつ取出された定形郵便物Mは、導入搬送ユニット61を介して検知部6のバッファユニット62に、順に、集積される。バッファユニット62に集積された定形郵便物Mは、バッファ取出ユニット63を介して一通ずつ取出され、搬送路67aを介して第1検知ユニット64に案内される。
【0068】
第1の検知ユニット64に案内された定形郵便物Mは、たとえば色検知方式などによる図示しない検知器により料額印面が検知されたのち、搬送路67bにより第2検知ユニット66へ案内される。なお、第1検知ユニット64により料額印面が検知されなかった郵便物Mは、反転ユニット65により郵便物Mの表裏が反転されたのち、第2の検知ユニット66へ送出される。
【0069】
第2検知ユニット66へ案内された定形郵便物Mは、郵便物Mの料額印面の有無や位置、普通郵便か速達郵便か等の区分情報が検知されて、押印部7に送り出される。
【0070】
押印部7に導かれた定形郵便物Mは、図示しない第1および第2のスタンプユニットのいずれかにより、第2検知ユニット66を介して検出された押印位置すなわち料額印面の位置に、日付スタンプすなわち消印が押印される。
【0071】
押印部7により日付スタンプが押印された郵便物Mは、搬送路67fにより区分集積部8へ案内され、操作パネル9からの入力により、あるいはデータメモリに記憶されている区分データなどにより予め決められている区分情報にもとづいて駆動されるゲート81a〜81fを介して、6個の集積室82a〜82fのいずれかに集積される。
【0072】
上記リサイクル部100においては、図5に示すようにして搬送路54gから搬送される郵便物を処理する。
同図(A)に示すように、リサイクル部100においては、はじめ立位搬送系101 に郵便物Mを導いて、これを立位状態で搬送する。立位搬送系101 全長に亘って搬送された郵便物Mは、そのまま立位搬送系から離反する。
【0073】
このとき郵便物Mは立位搬送系101 からフリーな状態になるのだが、この搬送系から搬出されたときの慣性力が残って、そのまま搬送方向に移動する。
同図(B)に示すように、慣性力で移動する郵便物Mの先端部は、その高さ寸法に応じて、第1,第2の倒しレバー106 ,107 のいずれか一方に接触して立位状態から強制的に倒される。
【0074】
すなわち、はじめ上流側にある高さ寸法の高い第1の倒しレバー106 に対向し、高さ寸法が123mm以上の郵便物はこのレバーによって強制的に倒される。123mm以下の郵便物は第1の倒しレバー106 をくぐり抜けた直後、第2の倒しレバー107 に接触して強制的に倒される。
【0075】
同図(C)に示すように、いずれの高さ寸法の郵便物Mであっても確実に倒されて、傾斜搬送系103 を構成する傾斜ベルト108 上に載る。そして郵便物Mは、このベルト108 と面合わせの状態で走行するベルト112 との間に挟まれた状態で搬送される。このとき、郵便物Mの一側面は支持板110 の表面に摺接していて、郵便物の搬送状態が安定する。
【0076】
再び図4に示すように、郵便物Mは傾斜搬送系103 の最上部まで搬送され、この部位において対向して設けられる立位変換ユニット51の投入口51aへ搬出される。
【0077】
立位変換ユニット51のユニットの構成は、一対の板体を、上端が広く下端が狭くなるようほぼV字状に傾斜させ、この下端開口端に搬出用のローラが設けられるものである。
【0078】
このユニット51には、厚さ選別部4から導かれる郵便物Mが搬入されており、ここでリサイクル部100から投入される郵便物と合流する。しかしながら、このユニット51の構成上、全ての郵便物は円滑に搬出され、ジャムや破損などの不具合の発生がない。
【0079】
なお、郵便物として58mm以下のものは定形外であり、ここに到達する以前に排除されているので、特に第2の倒しレバー107 の高さ寸法の設定にはなんらの支障もない。
【0080】
上流側に高さ位置が高い第1の倒しレバー106 を位置させ、下流側に高さ位置が低い第2の倒しレバー107 を位置したのは、以下の理由による。
すなわち、逆に上流側に高さ位置が低い第2の倒しレバー107 を位置し、下流側に高さ位置が高い第1の倒しレバー106 を位置すると、高さ寸法の低い郵便物は勿論、高さ寸法の高い郵便物が搬送されてきても、全て上流側で高さ位置が低い第2の倒しレバー107 に接触する。
【0081】
高さ寸法の低い郵便物は理想の状態に倒されて傾斜搬送系103 に導かれるが、高さ寸法の高い郵便物には、その下部に第2の倒しレバー107 が接触し、中途半端な状態で傾斜してしまう。
【0082】
したがって、この下流側で中途半端に傾斜した高さ寸法が高い郵便物が高さ位置の高い第1の倒しレバー106 に接触しても、傾斜搬送系103 に対して理想の傾斜状態になることは、少しの保証も得られない。
【0083】
本発明においては、従来のひねりベルトに代えて、倒しレバー106 ,107 を採用した。そのため、ひねりベルトのようなある程度長い必要距離が不要となるとともに、ベルトの調整が不要となって、短い距離で郵便物Mの姿勢を確実に変えることができる。しかも、倒しレバー106 ,107 は極く簡素な構造であり、部品費がかからずにすみ、調整が容易にできて調整手間がほとんどかからない。
【0084】
なお、上記実施例においては郵便物の姿勢変更手段102 として、2本の倒しレバー106 ,107 を備え、これらレバーの位相の相違によって大小の郵便物に対応するようにしたが、これに限定されるものではなく、倒しレバーの形状はもとより、本数を変更してもよく、あるいは倒しレバーに電磁ソレノイドなどの駆動源を連結して動作させるようにしてもよい。
【0085】
【発明の効果】
第1の発明によれば、郵便物を強制的に姿勢変更する手段として、立位搬送手段の搬出側に突出され、搬出されフリー状態になった郵便物に接触して所定の方向に倒す倒しレバーを用いたから、極く簡素な構造で部品費の削減を得るとともに、極く短距離の範囲で郵便物を確実に姿勢変更でき、信頼性の向上を図れることと装置の小型化を促進できるなどの効果を奏する。
【0086】
第2の発明によれば、幅選別部で排除された定形外の郵便物を受け入れて、立位変換部へ戻すリサイクル部を備えたから、検知部での検知対象外の搬送条件にある郵便類を最適位置へ戻すようにして、郵便物のジャムや破損を防止し、信頼性および処理能力の向上化を得るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、郵便物の処理装置である自動選別取揃え押印機の全体構成を示す外観斜視図。
【図2】同実施例で、郵便物の処理を行う処理装置本体部分の構成を概略的に示す平面図。
【図3】同実施例で、郵便物の処理の流れを概略的に示す平面図。
【図4】同実施例で、リサイクル部の構成を示す斜視図。
【図5】(A)ないし(C)は、リサイクル部における作用を順に説明する図。
【符号の説明】
M…郵便物、101 …立位搬送系、102 …姿勢変更手段、103 …傾斜搬送系、
106 …第1の倒しレバー、107 …第2の倒しレバー、3…供給部、4…厚さ選別部、51…立位変換部、5…取り揃え幅選別部、62…バッファ部、6…検知部、7…押印部、8…区分集積部、100…リサイクル部。

Claims (3)

  1. 郵便物の検知対象物を検知し、この検知対象物に応じた処理を行う郵便物の処理装置において、
    郵便物を立位状態で搬送する立位搬送手段と、
    この立位搬送手段の搬送端に配置され、立位搬送手段の搬出側に突出して、搬出されフリー状態になった郵便物に接触することで、郵便物を立位状態から搬送方向に対して直交する方向に所定の角度傾斜するように倒す倒しレバーと、
    この倒しレバーによって所定の角度に傾斜された郵便物を受け入れ、この郵便物を傾斜した状態で搬送する手段と
    を備えることを特徴とする郵便物の処理装置。
  2. 上記倒しレバーは、高さ位置の異なる一対のレバーを備えており、郵便物の搬送上流側に高さ位置の高い倒しレバーを備え、この下流側に高さ位置の低い倒しレバーを備えたことを特徴とする請求項1記載の郵便物の処理装置。
  3. 多様な厚さ、幅を有する郵便物を一括して受け入れ次段へ供給する供給部と、
    この供給部から供給された郵便物から自動処理に適さない厚さを有する郵便物を排除し、自動処理に適する厚さの郵便物のみを次段へ供給する厚さ選別部と、
    この厚さ選別部から供給された郵便物をその上方部位から落とし込み、立位状態にして搬出する立位変換部と、
    この立位変換部が受け入れた郵便物の幅を検知して、定形外の郵便物を排除し、定形の郵便物のみを次段へ供給する幅選別部と、
    この幅選別部で選別された定形の郵便物を受入れ、1通ずつ所定間隔で取出すバッファ部と、
    このバッファ部から取出された郵便物の検知対象物を検知する検知部と、
    この検知部で検知対象物が検知された郵便物に押印する押印部と、
    この押印部で押印処理がなされた郵便物を分類して集積する区分集積部とを具備した郵便物の処理装置において、
    上記幅選別部で排除された定形外の郵便物を受け入れて立位状態で搬送する立位搬送手段と、この立位搬送手段の搬送端に配置され、上記立位搬送手段の搬出側に突出して、搬出されフリー状態になった郵便物に接触することで、郵便物を立位状態から搬送方向に対して直交する方向に所定の角度傾斜するように倒す倒しレバーと、この倒しレバーによって所定の角度に傾斜された郵便物を受け入れ、この郵便物を傾斜した状態で搬送して前記立位変換部へ戻す手段とを有してなるリサイクル部を具備したことを特徴とする郵便物の処理装置。
JP06118895A 1995-03-20 1995-03-20 郵便物の処理装置 Expired - Lifetime JP3691872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06118895A JP3691872B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 郵便物の処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06118895A JP3691872B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 郵便物の処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08252538A JPH08252538A (ja) 1996-10-01
JP3691872B2 true JP3691872B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=13163948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06118895A Expired - Lifetime JP3691872B2 (ja) 1995-03-20 1995-03-20 郵便物の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3691872B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08252538A (ja) 1996-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10906746B2 (en) Article typing and sorting system
CA2327043C (en) Method and apparatus for detecting proper mailpiece position and feeding
US5505440A (en) Apparatus for transporting card-like articles
US5547063A (en) Apparatus and method of sorting objects
US10815068B2 (en) Automated parcel singulator
US8727341B2 (en) Feeding apparatus for flat items processed in a mail sorting machine with pulleys located under transport deck
EP1713034B1 (en) Self-service mail accepting machine
US7552918B2 (en) Vertical justification system
US5538140A (en) Buffered stacker with drop floor assembly
KR20090071345A (ko) 시트 이송 장치
JP3691872B2 (ja) 郵便物の処理装置
JP6073289B2 (ja) 封筒開封分別装置および封筒開封分別方法
JPH0432384Y2 (ja)
JP2977446B2 (ja) 異物検知装置
JP2001000919A (ja) 紙葉類搬送装置
JP7047449B2 (ja) 搬送装置、搬送方法及び搬送制御プログラム
JPH0986771A (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類移載装置、紙葉類搬送装置、および紙葉類移載方法
JPH09216744A (ja) 紙葉類取出装置および紙葉類処理装置
JP2000271543A (ja) 紙葉類処理装置
JPH0812109A (ja) 紙葉類取出装置およびこの紙葉類取出装置を備える紙葉類処理装置
JP3716153B2 (ja) 紙葉類区分装置
JP2004136142A (ja) 定形外郵便物の選別・取揃え・押印処理装置
CN114313902A (zh) 自动供件装置
JPH01187150A (ja) 紙葉類処理装置
JPH08231123A (ja) 紙葉類取出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050617

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090624

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090624

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100624

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100624

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130624

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term